JPH0261182A - 貴金属ヒドロゾルによる染色方法 - Google Patents

貴金属ヒドロゾルによる染色方法

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JPH0261182A
JPH0261182A JP63209686A JP20968688A JPH0261182A JP H0261182 A JPH0261182 A JP H0261182A JP 63209686 A JP63209686 A JP 63209686A JP 20968688 A JP20968688 A JP 20968688A JP H0261182 A JPH0261182 A JP H0261182A
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water
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Yukimichi Nakao
幸道 中尾
Shoji Ito
昭二 伊藤
Kyoji Kaeriyama
帰山 享二
Aizo Yamauchi
山内 愛造
Toshihiro Kobayashi
小林 敏弘
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、貴金属ヒドロゾルを用いた、繊維成形物を着
色するのに有用な染色方法に関するものである。
従来の技術 金や銀などの貴金属は希少で高価なことから、これを用
いたものは古来より高級品と見なされてきた。貴金属を
極めて微細な粒子として水の中に呼ぶ。貴金属コロイド
が正の電荷を持つものを正の貴金属ヒドロゾル、負の電
荷を持つものを負の貴金属ヒドロゾルという。
貴金属ヒドロゾルは一般に強く着色した透明な液体(例
えば、金は赤色、銀は黄色など)であるが、これに含ま
れる貴金属コロイドは、固体に吸着されると、その表面
を着色する性質があり、例えば金コロイドによる「カシ
ウスの紫」などとして知られている。こうした貴金属ヒ
ドロゾルを用いて衣料用の布などを染色することができ
れば、貴金属のもつ高級イメージが付与され、その価値
が高められると思われるが、これまで知られていた、ゼ
ラチンやポリビニルアルコールなどの水溶性ポリマーを
含む負の貴金属ヒドロゾルでは、布や糸を直接染めるこ
とはできなかった。
このような観点から、発明者らは先に、陽イオン性界面
活性剤を含む正の金ヒドロゾルを用いることにより、繊
維成形物を紫系統の色に染色する方法を見出し七いる(
特開昭62−299587)。この方法で用いられる正
の金ヒドロゾルは、陽イオン性界面活性剤の存在下に金
イオンを還元して得・られ、または、水溶性ポリマーま
たは非イオン性界面活性剤の存在下に金イオンを還元し
て一旦負の金ヒドロゾルにした後、これに陽イオン性界
面活性剤を添加して得られる。
一般に、金などの貴金属微粒子は、水の中で負電荷を帯
び易い性質があるので、負の責合1萬ヒドロゾルをつく
ることは容易である。しかし、貴金属ヒドロゾルに陽イ
オン性界面活性剤が加えられて正電荷に変換されるとき
には、その途中でコロイドの電荷がゼロの状態(等、電
点という)を通過するため、一部凝集を起こすことは避
けられない。
そして、この凝集は、貴金属ヒドロゾルの製造規。
模が大きくなればなるほど顕著となるので、工業的に生
産するうえでの大きな問題点となる。
課題を解決するための手段 本発明者らは、正の貴金属ヒドロゾルの代わりに、製造
の容易な負の貴金属ヒドロゾルを用いて、属塩媒染剤で
処理しておくことにより、負の貴金属ヒドロゾルによる
染色が可能になることを見出し、本発明をなすに至った
ものである。
すなわち、本発明は、金属塩媒染処理した後、負の貴金
属ヒドロゾル中に浸漬することを特徴とする、繊維成形
物の染色方法を提供するものである。
本発明方法においては、媒染処理に酢酸アルミニウム、
塩基性酢酸クロム、錫酸ナトリウムなどの多価金属イオ
ンから成る通常の金属塩媒染剤が用いられる。
本発明方法において用いられる負の貴金属ヒドロゾルは
、貴金属塩の水溶液を水素化ホウ素ナトリウム、クエン
酸ナトリウムなどで還元処理する通常の方法により得ら
れる。貴金属塩としては、例えば、塩化金酸、硝酸銀、
塩化パラジウム、塩化白金酸、塩化ロジウム、塩化ルテ
ニウムなどが用いられる。また、貴金属コロイドが凝集
するのを防ぐための安定剤として、ポリビニルピロリド
ンやポリビニルアルコールなどの水溶住ポリマードデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどの陰イオン性界面
活性剤、ポリエチレングリコールモノ−p−7ニルフエ
ニルエーテルなどの非イオン性界面活性剤などが適宜添
加される(例えば特開昭59−120249) 本発明を実施するには、繊維成形物を媒染処理した後、
負の貴金属ヒドロゾル中に浸漬する。媒染処理は金属媒
染剤の水溶液中に1!維成形物を浸漬することにより行
う。媒染処理の温度および時間は、用いる金属塩媒染剤
により違ってくるが、通常は、常温ないし100℃以下
の温度において、数時間以内に完了する。このようにし
て媒染処理した繊維成形物を水洗した後、一定時間負の
貴金属ヒドロゾル中に浸漬する。浸漬中は、繊維成形物
を揺するなどして適宜撹拌してもよい。次いで、これを
引き上げ、水洗した後乾燥する。こうして、wi維成形
物が、貴金属コロイドに相応した色(金では赤紫色から
暗紫色、銀では黄色から黄褐色な類および量により、ま
た貴金属の種類により差があるが、通常数分から数日間
の範囲で選ばれ、これが短時間の場合には繊維成形物が
淡色に着色し、長時間の場合には濃色あるいは暗色に着
色する。
浸漬する貴金属ヒドロゾルの温度は、通常は室温でよい
が、100℃以下の範囲で加熱して浸漬時間を短縮する
こともできる。
本発明方法の適用される繊維成形物は、構成繊維が絹ま
たは羊毛である織物、編物、不織布および糸である。
実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 塩化金酸Q、 Q5mmol 、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウムlomgおよびクエン酸ナトリウム0
.05mmolを純水100m1に溶解し、1時間還流
加熱して、暗赤色透明な金ヒドロゾルを得た。
6cmX10cmの14匁付平織り絹布(日本規格協会
、染色堅ろう度試験用添付白布)を、100倍量の1%
酢酸アルミニウム(A120([1COC)13>4)
 水溶液中に室温下20分間浸漬して媒染処理した後、
水洗し、上記の金ヒドロゾル中に1時間浸漬した。これ
を引き上げ、水洗し、乾燥して赤紫色に着色した絹布を
得た。
実施例2 硝酸銀Q、 Q5mmolを純水91.5mlに溶解し
、撹拌下にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムlo
ngの水溶液1mlを加え、続いて水素化ホウ素ナトリ
ウムQ、2mmolの水溶液5mlを加えて黄褐色透明
な銀ヒドロゾルを得た。この銀ヒドロゾル中に、実施例
1と同様の媒染処理をした絹布を1時間浸漬した後、水
洗し、乾燥して、黄色に着色した絹布をを得た。
mmolと共に純水91.5mlに溶解し、撹拌下にポ
リビニルピロリドン(分子量約40.000) 10 
mgの水溶液1mlを加え、続いて水素化ホウ素ナトリ
ウム0.2mmolの水溶液5mlを加えて暗褐色透明
なパラジウムヒドロゾルを得た。このパラジウムヒドロ
ゾル中に、実施例1と同様の媒染処理をした絹布を1時
間浸漬した後、水洗し、乾燥して、淡褐色に着色した絹
布を得た。
実施例4 塩化金酸Q、 Q5mmol 、を純水95m1に溶解
し、撹拌下に水素化ホウ素ナトリウムQ、 :)mmo
lの水溶液5mlを加えて暗赤色透明な金ヒドロゾルを
得た。
実施例1で用いたと同様の平織り絹布を、70℃に保っ
た100倍量ノ0.1%酢酸りOム(Cr(OCOCH
3)sH20)水溶液中に20分間浸漬して媒染処理し
た後、水洗し、上記の金ヒドロゾル中に1時間浸漬した
これを引き上げ、水洗し、乾燥して、赤紫色に着色した
絹布を得た。
実施例5 塩化金酸Q、 Q5mmciを純水91.5の1に溶解
し、撹拌下にポリエチレングリコールモノ−p−ノニル
フェニルエーテル(ポリエチレングリコール部分)重合
度=10>10mgの水溶液1mlを加え、続いて水素
化ホウ素す) IJウム0.2mQ′lO1の水溶液5
mlを加えて暗赤色透明な金ヒドロゾルを得た。この金
ヒドロゾル中に、実施例4と同様の媒染処理をした絹布
を1時間浸漬した後、水洗し、乾燥して、暗紫色に着色
した絹布を得た。
き上げ、水洗し、乾燥して、灰色に着色した絹布を得た
発明の効果 本発明方法により得られる着色した繊維成形物は、いず
れも格調高い色を呈し、長期間明所に放置しても変色す
ることがない。また、組織物については、これがもとも
と高価なものである上に、希少な貴金属を用いて染色さ
れたということで、高級品のイメージが一層高められる
効果がある。
実施例6 塩化白金酸Q、 Q5mmolおよびクエン酸ナトリウ
ムQ、 2mmolを純水100m1に溶解し、4時間
還流加熱して、黒褐色透明な白金ヒドロゾルを得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊維成形物を、金属塩媒染剤により処理した後、構成す
    る貴金属コロイドが負の電荷を有する貴金属ヒドロゾル
    中に浸漬することを特徴とする染色方法。
JP63209686A 1988-08-24 1988-08-24 貴金属ヒドロゾルによる染色方法 Granted JPH0261182A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63209686A JPH0261182A (ja) 1988-08-24 1988-08-24 貴金属ヒドロゾルによる染色方法

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JP63209686A JPH0261182A (ja) 1988-08-24 1988-08-24 貴金属ヒドロゾルによる染色方法

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JPH0261182A true JPH0261182A (ja) 1990-03-01
JPH0555635B2 JPH0555635B2 (ja) 1993-08-17

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ID=16576944

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000024062A (ko) * 2000-01-17 2000-05-06 최명부 염료를 사용하지 않고 은물촉매로한 직물염색제조방법
WO2001078665A1 (de) * 2000-04-12 2001-10-25 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Färbemittel mit rutheniumverbindungen

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WO2001078665A1 (de) * 2000-04-12 2001-10-25 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Färbemittel mit rutheniumverbindungen

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JPH0555635B2 (ja) 1993-08-17

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