JPH025994A - 脱水洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は洗濯機に係り、特に従来の脱水機で洗濯と脱水
とを行なう脱水洗濯機に関する。

［従来の技術］ 近年、健康・衛生思想の高まる中、住宅事情、主婦の就
労率の高まり等により寝具類の手入れは次第に専門業者
の手に委ねられるようになってきた。また、貸し蒲団屋
の出現もあり、一般家庭および旅館、貸し蒲団業者等か
ら各種蒲団が洗濯に出されるようになった（蒲団の丸洗
い）。現在行なわれている蒲団の丸洗い工程は、第８図
に示すように、洗浄機で予洗・水洗をし、つぎにベルト
コンベアで脱水機付近に運び、人力で脱水機内に蒲団を
入れて脱水機ですすぎ・脱水をし、乾燥室に入れて表地
や中綿に含まれている水分を除去・乾燥し、回転式乾燥
機で滅菌消毒・仕上乾燥をする。

ここで使用される業務用脱水機の構造は、第６図に示す
ように、鍔２１を備えた円筒型水槽２内にバスケット３
があり、バスケット３はバスケット鍔３１を備え、回転
軸７に連結されている。回転軸７が回転するとき蒲団を
巻き込まないよう、カバー７１が固定軸７２の上部に紋
付ナツト７３で取り付けられている。固定軸７２は固定
軸基盤７４に連結している。回転軸７が、固定されてい
るカバー７１、水槽２、固定軸７２と接する部分にはベ
アリング７５が配設されている。水槽２はその外側面に
ある複数個の支持腕６２をスプリング６１で支持基盤６
３上のスタンド６に懸垂されている。

すすぎ・脱水時には、予洗・水洗の済んだ蒲団１０をバ
スケット３の側面に押しつけるよう広げ、蓋４をし、水
槽鍔２１と蓋縁４１とを密着させる（絞付具は示さず）
。回転部８は、ベルト８１により変速モータ９の回転力
を回転軸７に動伝し、バスケット３を回転させる。液導
入管５１から水を蓋の上部より拡散させながら（液導入
管５１の出口の向きを逆■字形に分岐させである）流す
。

水は蒲団表地や中綿を第６図の矢印のように通ってすす
ぎをし、すすぎ水は矢印のように排水管５２から排水さ
れる。液導入管５１からの水を止め、さらに回転させる
と脱水が終了する。以下、乾燥・滅菌消毒工程は上記の
通りである。

［発明が解決すべき課題］ 以上のように蒲団の丸洗いを定期的にすれば衛生的であ
る。ところで蒲団の丸洗い業者にとっては洗浄機で予洗
・水洗されて水を含んだ重い蒲団をベルトコンベアから
脱水機に運び込み、広げたりする作業は重労働であり、
作業工程の改善が望まれていた。

［発明の目的］ 本発明は上記の点を解決するためになされたもので、予
洗・水洗とすすぎ・脱水とを同一機械で行なえる脱水洗
濯機を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために、本発明による脱水洗濯機
では、蓋を備えた円筒型水槽と、該水槽内にあって回転
部に回転自在に連結され内部に被洗浄物を収納するバス
ケットと、被洗浄物を浸透しバスケットを通過した液体
が遠心力によって水槽とバスケットとの間を上昇したと
き、上記液体を上からバスケット内部に誘引する誘水翼
とからなることを特徴とする。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

本発明の脱水洗濯機は、第１図に示すように従来より使
用されている脱水機の水槽２の鍔２１の下面に誘水翼１
を複数個取り付けられている。該誘水翼１は、第３図お
よび第４図に示すように、鍔２１の下面に取付片１３に
より取り付けられ、垂直片１２の途中に垂直片１２より
大きく水槽の中心方向にやや幅広い（Ａが外側、Ｂが中
心側でＤＥ＜ＣＦ）水平片１１を中心側を高く外側を低
く　（ＡＤ＞ＢＣ）設け、水平片１１の上面に分流ガイ
ド１４を複数個備えている。

本実施例では誘水翼を水槽鍔２１下面に取り付けたが、
水槽鍔２１がない場合には水槽蓋４の蓋縁４１の下面に
取り付けてもよい。上記誘水翼の材質としては、薬品に
侵されにくく、さびにくいステンレスが好適である。

［作用］ 利用者から集められた蒲団は、中綿のずれを防ぐため必
要に応じ和とじ処理する。和とじ処理されたふとんは、
（洗浄機に入れず）直接本発明の脱水洗濯機に入れられ
る。入れ方は従来の脱水機に入れる方法と同じである。

蓋４をほぼ閉めた状態で液導入管５１に続く栓を開き水
を水槽４の深さ約二分の−余り入れ、蓋４を従来の脱水
機と同様に閉め、モータ９を作動させる。バスケット３
の回転による遠心力のため、水は水槽２の側面に沿って
上昇しながら水槽２内側面とバスケット外側面（バスケ
ット内側面には蒲団が広げられているので）との間で渦
巻き運動をし、一部の水は水槽鍔２１まで達する。この
水槽鍔２１まで達した水は、第２図の矢印に示すように
水槽鍔２１の下面に取り付けられた誘水翼１の垂直面１
２により水槽２の中方向に向きを変換され（第５図参照
）、水平面１１によりすぐには落下せず、分流ガイド１
４により分散させられながらバスケット鍔３１を越えて
落下する。水平片１１は完全な水平ではなく水槽２の側
面方向を低くしであるので、側面を上昇する水流を誘引
しやすく、水平片１１が中心側でやや広いので、誘引し
た液体を幅広く落下させることができる。蒲団各部を浸
透した水は再び水槽２の側面に沿って上昇、渦巻き運動
し、この動作を繰返す。水を止め、脱水し、ここで予洗
が終了する。

つぎに、液導入管５１に続く栓を開き洗剤液を水槽４の
深さ約二分の−余り入れ、予洗と同様に水洗を行なう。

その後、従来の脱水機と同様にすすぎ・脱水工程を行な
う。

以下、乾燥・滅菌消毒工程は従来の方法と同様である（
第７図参照）。

本実施例は蒲団の丸洗いで説明したが、業務用に限らず
、本発明による脱水洗濯機を小型化して家庭用脱水洗濯
機とすることができる。

誘水翼１の大きさ、水平面１１の形（長方形あるいは多
角形等）や取り付は個数は、水槽２の大きさにもよるが
５、液体がバスケット３の中心と側面との中間に導入で
きる大きさ、形、位置（取り付は角度）、数であること
が望ましい。分流ガイド１４の数は複数個が好適である
。

［発明の効果］ 以上の説明からも明らかなように、本発明の脱水洗濯機
は、蓋を備えた円筒型水槽と、該水槽内にあって回転部
に回転自在に連結され内部に被洗浄物を収納するバスケ
ットと、被洗浄物を浸透しバスケットを通過した液体が
遠心力によって水槽とバスケットとの間を上昇したとき
、上記液体を上からバスケット内部に誘引する誘水翼と
を備えているので、回転運動の遠心力により上昇した液
体をバスケットの内側に導入できるようになり、予洗・
水洗とすすぎ・脱水とを同一機械で行なうことができ、
液体を含んだ重い被洗浄物を洗濯途中で運ぶ重労働が省
けるようになった。また、洗浄機と脱水機（さらにベル
トコンベア）が脱水洗濯機（外形は従来の脱水機と同じ
）だけになり、床面積の利用率の向上をもたらした。さ
らに、本発明による脱水洗濯機の価格は、従来の脱水機
よりわずかに高いだけで、高価な洗浄機を購入する必要
はなくなり、経費削減効果も大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による脱水洗濯機の説明図、第２図はそ
の誘水翼付近の斜視図、第３図はその断面図、第４図は
誘水翼の斜視図、第５図は第１図の平面図、第６図は従
来の脱水機の説明図、第７図は本発明による機械を使用
した蒲団丸洗い工程図、第８図は従来の蒲団丸洗い工程
図である。 １　、、、、、、、、誘水翼 １１　、、、、、、水平片 １２　、、、、、、垂直片 １３　、、、、、、取付片 １４　、、、、、、分流ガイド片 ２　、、、、、、、、水槽、２１　、、、、、、水槽鍔
３　、、、、、、、、バスケット、３１　、、、、バス
ケ・ソト鍔４　、、、、、、、、水槽蓋、４１　、、、
、、、蓋縁５１　、、、、、、液導入管、５２　、、、
、、、排水管６　、、、、、、、、スタンド、６１　、
、、、、、スプリング６２　、、、、、、支持腕、６３
　、、、、、、支持基盤７　、、、、、、、、回転軸、
７１　、、、、、、カバー？　２　、、、、、、固定軸
、７３　、、、、、、締付ナツト７４　、、、、、、固
定軸基盤、７５　、、、、、、ベアリング８　、、、、
、、、、回転部、８１　、、、、、、ベルト９　、、、
、、、、、変速モータ １０　、、、、、、被洗浄物（蒲団）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 蓋を備えた円筒型水槽と、前記水槽内にあって回転部に
   回転自在に連結され内部に被洗浄物を収納するバスケッ
   トと、前記被洗浄物を浸透し前記バスケットを通過した
   液体が遠心力によって前記水槽と前記バスケットとの間
   を上昇したとき、前記液体を上から前記バスケット内部
   に誘引する誘水翼とからなることを特徴とする脱水洗濯
   機。