JPH0259225B2 - - Google Patents
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- JPH0259225B2 JPH0259225B2 JP58052865A JP5286583A JPH0259225B2 JP H0259225 B2 JPH0259225 B2 JP H0259225B2 JP 58052865 A JP58052865 A JP 58052865A JP 5286583 A JP5286583 A JP 5286583A JP H0259225 B2 JPH0259225 B2 JP H0259225B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- brush
- contact
- sliding contact
- brushes
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 7
- 229910017944 Ag—Cu Inorganic materials 0.000 claims description 3
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H1/00—Contacts
- H01H1/02—Contacts characterised by the material thereof
- H01H1/021—Composite material
- H01H1/023—Composite material having a noble metal as the basic material
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Contacts (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
本発明は、刷子用摺動接点材料の改良に関す
る。 従来、摺動接点材料としては各種材料が用いら
れ、とりわけ刷子用摺動接点材料としては、
Au61.5〜63.5重量%、Ag28〜30重量%、Cu7.5〜
9.5重量%より成る合金材料が広く用いられてい
た。 この合金材料は、とりわけ機械的強度、耐蝕
性、ばね性等の優れた特性を有し、その点に着目
されて、Au,Ag,Cuなどの元素及び含有量を限
定されて成るものである。 然し乍ら、この合金材料で製作した刷子接点で
は、整流子との摺動時の耐摩耗性が劣り、摩耗粉
が生じ易く、ノイズ発生の原因となつていた。 本発明は、斯かる欠点を解消すべくなされたも
のであり、前記合金材料を基材としてこれに特定
の材料を僅かに添加させて、耐摩耗性を向上させ
た刷子用摺動接点材料を提供せんとするものであ
る。 本発明の刷子用摺動接点材料は、組成比で
Au61.5〜63.5重量%、Ag28〜30重量%、Cu7.5〜
9.5重量%のAu−Ag−Cuが92〜98.9重量%及び
残部がIn1.0〜5.0重量%、Te,Ti及びLiの少なく
とも一種を合計で0.1〜3.0重量%から成るもので
ある。 本発明の刷子用摺動接点材料に於いて、組成比
でAu61.5〜63.5重量%、Ag28〜30重量%、Cu7.5
〜9.5重量%のAu−Ag−Cuが92〜98.9重量%及
び残部がIn1.0〜5.0重量%、Te,Ti及びLiの少な
くとも一種を合計で0.1〜3.0重量%としている理
由は、前記従来の合金材料の耐摩耗性を向上すべ
くInとTe,Ti,Liとの金属間化合物の分散によ
つて硬くする為で、Inが1重量%未満あるいは
Te,Ti及びLiのうち少なくとも一種を合計で0.1
重量%未満ではその効果を発揮できず、Inが5重
量%を超えるかあるいはTe,Ti及びLiのうち少
なくとも一種を合計で3.0重量%を超えると酸化
物の発生量が多くなり、接触抵抗が高くなり、そ
の上不安定となるものである。また、Au,Ag,
Cuの含有量は、前記従来の合金材料の組成比に
変更を加えない範囲とすることにより、従来の合
金材料の特性は損なわれることなく発揮されるこ
ととなるものである。 次に従来の合金材料を基材とし、これにInと
Teを添加し、表の実施例1に示す成分組成の刷
子用摺動接点材料とし、以下同様にして表に示す
成分組成の本発明による刷子用摺動接点材料と従
来の刷子用摺動接点材料を用いて夫々線径0.7mm
の刷子線材を作り、これを各々長さ8mmに切断
し、2本並列させて一端を幅10mm、長さ13mm、厚
さ0.2mmの台材に溶接し、他端に2Rの円弧状の接
触部を曲成して刷子接点を作つた。そして夫々の
刷子接点を円盤状の整流子に接触させ、整流子を
正逆回転させて下記の試験条件にて摺動試験を行
い、摩耗量及び接触抵抗を測定した処、下記の表
の右欄に示すような結果を得た。 試験条件 電 流:直流0.6A 電 圧:12V 負 荷:抵抗負荷 回転速度:1000回転/分 周 速:130〜120m/min 接触力:100g 試験時間:7時間
る。 従来、摺動接点材料としては各種材料が用いら
れ、とりわけ刷子用摺動接点材料としては、
Au61.5〜63.5重量%、Ag28〜30重量%、Cu7.5〜
9.5重量%より成る合金材料が広く用いられてい
た。 この合金材料は、とりわけ機械的強度、耐蝕
性、ばね性等の優れた特性を有し、その点に着目
されて、Au,Ag,Cuなどの元素及び含有量を限
定されて成るものである。 然し乍ら、この合金材料で製作した刷子接点で
は、整流子との摺動時の耐摩耗性が劣り、摩耗粉
が生じ易く、ノイズ発生の原因となつていた。 本発明は、斯かる欠点を解消すべくなされたも
のであり、前記合金材料を基材としてこれに特定
の材料を僅かに添加させて、耐摩耗性を向上させ
た刷子用摺動接点材料を提供せんとするものであ
る。 本発明の刷子用摺動接点材料は、組成比で
Au61.5〜63.5重量%、Ag28〜30重量%、Cu7.5〜
9.5重量%のAu−Ag−Cuが92〜98.9重量%及び
残部がIn1.0〜5.0重量%、Te,Ti及びLiの少なく
とも一種を合計で0.1〜3.0重量%から成るもので
ある。 本発明の刷子用摺動接点材料に於いて、組成比
でAu61.5〜63.5重量%、Ag28〜30重量%、Cu7.5
〜9.5重量%のAu−Ag−Cuが92〜98.9重量%及
び残部がIn1.0〜5.0重量%、Te,Ti及びLiの少な
くとも一種を合計で0.1〜3.0重量%としている理
由は、前記従来の合金材料の耐摩耗性を向上すべ
くInとTe,Ti,Liとの金属間化合物の分散によ
つて硬くする為で、Inが1重量%未満あるいは
Te,Ti及びLiのうち少なくとも一種を合計で0.1
重量%未満ではその効果を発揮できず、Inが5重
量%を超えるかあるいはTe,Ti及びLiのうち少
なくとも一種を合計で3.0重量%を超えると酸化
物の発生量が多くなり、接触抵抗が高くなり、そ
の上不安定となるものである。また、Au,Ag,
Cuの含有量は、前記従来の合金材料の組成比に
変更を加えない範囲とすることにより、従来の合
金材料の特性は損なわれることなく発揮されるこ
ととなるものである。 次に従来の合金材料を基材とし、これにInと
Teを添加し、表の実施例1に示す成分組成の刷
子用摺動接点材料とし、以下同様にして表に示す
成分組成の本発明による刷子用摺動接点材料と従
来の刷子用摺動接点材料を用いて夫々線径0.7mm
の刷子線材を作り、これを各々長さ8mmに切断
し、2本並列させて一端を幅10mm、長さ13mm、厚
さ0.2mmの台材に溶接し、他端に2Rの円弧状の接
触部を曲成して刷子接点を作つた。そして夫々の
刷子接点を円盤状の整流子に接触させ、整流子を
正逆回転させて下記の試験条件にて摺動試験を行
い、摩耗量及び接触抵抗を測定した処、下記の表
の右欄に示すような結果を得た。 試験条件 電 流:直流0.6A 電 圧:12V 負 荷:抵抗負荷 回転速度:1000回転/分 周 速:130〜120m/min 接触力:100g 試験時間:7時間
【表】
上記の表で明らかなように実施例1〜11の刷子
接点は従来例の刷子接点に比し摩耗量が著しく少
なく、接触抵抗が同等に低く安定していることが
判る。これはひとえに実施例1〜11の刷子接点の
刷子線材を構成している本発明の刷子用摺動接点
材料が、InとTe,Ti,Liとの金属間化合物の分
散によつて硬くなり、耐摩耗性が向上されるから
に他ならない。 以上詳記した通り本発明による刷子用摺動接点
材料によれば、従来の刷子用摺動接点材料に比べ
著しく耐摩耗性に優れ、摩耗粉の発生量が極めて
少なく、ノイズの発生が殆んど無く、また従来の
刷子用摺動接点材料による場合と同等の接触低抗
を有する刷子接点を得ることができるという効果
がある。
接点は従来例の刷子接点に比し摩耗量が著しく少
なく、接触抵抗が同等に低く安定していることが
判る。これはひとえに実施例1〜11の刷子接点の
刷子線材を構成している本発明の刷子用摺動接点
材料が、InとTe,Ti,Liとの金属間化合物の分
散によつて硬くなり、耐摩耗性が向上されるから
に他ならない。 以上詳記した通り本発明による刷子用摺動接点
材料によれば、従来の刷子用摺動接点材料に比べ
著しく耐摩耗性に優れ、摩耗粉の発生量が極めて
少なく、ノイズの発生が殆んど無く、また従来の
刷子用摺動接点材料による場合と同等の接触低抗
を有する刷子接点を得ることができるという効果
がある。
Claims (1)
- 1 組成比でAu61.5〜63.5重量%、Ag28〜30重
量%、Cu7.5〜9.5重量%のAu−Ag−Cuが92〜
98.9重量%及び残部がIn1.0〜5.0重量%、Te,Ti
及びLiの少なくとも一種を合計で0.1〜3.0重量%
であることを特徴とする刷子用摺動接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58052865A JPS59179733A (ja) | 1983-03-29 | 1983-03-29 | 刷子用摺動接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58052865A JPS59179733A (ja) | 1983-03-29 | 1983-03-29 | 刷子用摺動接点材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59179733A JPS59179733A (ja) | 1984-10-12 |
JPH0259225B2 true JPH0259225B2 (ja) | 1990-12-11 |
Family
ID=12926758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58052865A Granted JPS59179733A (ja) | 1983-03-29 | 1983-03-29 | 刷子用摺動接点材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59179733A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49123927A (ja) * | 1973-04-03 | 1974-11-27 |
-
1983
- 1983-03-29 JP JP58052865A patent/JPS59179733A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49123927A (ja) * | 1973-04-03 | 1974-11-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59179733A (ja) | 1984-10-12 |