JPH02585B2 - - Google Patents
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- JPH02585B2 JPH02585B2 JP15407580A JP15407580A JPH02585B2 JP H02585 B2 JPH02585 B2 JP H02585B2 JP 15407580 A JP15407580 A JP 15407580A JP 15407580 A JP15407580 A JP 15407580A JP H02585 B2 JPH02585 B2 JP H02585B2
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- Japan
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- gear
- motor
- planetary gear
- casing
- worm
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 10
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
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- Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、モータからの回転を歯車減速機構
によつて減速し、負荷を回転駆動するとともに、
モータへの電源の停止時に切換操作をせずとも手
動にて負荷を回転駆動することができ、さらにモ
ータ駆動時に過負荷が作用する場合には動力伝達
径路のしや断を自動的に行うことのできる回転駆
動装置に関するものである。
によつて減速し、負荷を回転駆動するとともに、
モータへの電源の停止時に切換操作をせずとも手
動にて負荷を回転駆動することができ、さらにモ
ータ駆動時に過負荷が作用する場合には動力伝達
径路のしや断を自動的に行うことのできる回転駆
動装置に関するものである。
たとえば航空機のドアの開閉を行う回転駆動装
置においては、その駆動モータの電源が停止する
万一の事態に備え、なんら切換操作を行わずとも
直ちに手動にてドアの開閉が行えるようにされて
いることが望ましく、また航空機に搭載されるこ
とから装置全体の自重を出来る限り軽量ならしめ
るため、その駆動モータならびに動力伝達系の駆
動トルクならびに許容伝達トルクにおける余裕は
地上機器に対するものに比して小さくとられてお
り、過負荷にもとづく駆動モータの焼損ないし動
力伝達系の損傷の発生を防止するトルクリミツタ
ーを備えていることが要求される。
置においては、その駆動モータの電源が停止する
万一の事態に備え、なんら切換操作を行わずとも
直ちに手動にてドアの開閉が行えるようにされて
いることが望ましく、また航空機に搭載されるこ
とから装置全体の自重を出来る限り軽量ならしめ
るため、その駆動モータならびに動力伝達系の駆
動トルクならびに許容伝達トルクにおける余裕は
地上機器に対するものに比して小さくとられてお
り、過負荷にもとづく駆動モータの焼損ないし動
力伝達系の損傷の発生を防止するトルクリミツタ
ーを備えていることが要求される。
この発明は航空機のドアの開閉などに使用され
る回転駆動装置に対して要求される前記条件を十
分に満足させることのできる装置を提供しようと
するものであつて、遊星歯車減速機構のプラネタ
リギヤを回転自在に支承し、かつそれをサンギヤ
のまわりに公転させるキヤリヤに設けた歯車を介
して負荷を回転駆動する装置において、前記遊星
歯車減速機構のサンギヤを歯車列を介して駆動す
るブレーキ付きモータと、前記機構のプラネタリ
ギヤとかみあうインターナルギヤを固定保持する
ハウジングに設けたギヤとかみあうギヤを一端に
固定し、他端に摩擦板を係合した回転軸およびそ
れに回転自在に支承され、かつ前記摩擦板とたが
いに接する摩擦板を係合したケーシングからなる
多板式摩擦クラツチと、前記ケーシングに設けた
ウオームホイールとかみあうウオームを手動にて
回転駆動する機構とを備えてなる回転駆動装置に
かかるものである。
る回転駆動装置に対して要求される前記条件を十
分に満足させることのできる装置を提供しようと
するものであつて、遊星歯車減速機構のプラネタ
リギヤを回転自在に支承し、かつそれをサンギヤ
のまわりに公転させるキヤリヤに設けた歯車を介
して負荷を回転駆動する装置において、前記遊星
歯車減速機構のサンギヤを歯車列を介して駆動す
るブレーキ付きモータと、前記機構のプラネタリ
ギヤとかみあうインターナルギヤを固定保持する
ハウジングに設けたギヤとかみあうギヤを一端に
固定し、他端に摩擦板を係合した回転軸およびそ
れに回転自在に支承され、かつ前記摩擦板とたが
いに接する摩擦板を係合したケーシングからなる
多板式摩擦クラツチと、前記ケーシングに設けた
ウオームホイールとかみあうウオームを手動にて
回転駆動する機構とを備えてなる回転駆動装置に
かかるものである。
以下、この発明にかかる航空機のドア開閉に用
いられる実施例について図面を参照しながら説明
する。図はこの実施例の側断面図である。図中1
はブレーキ付きモータ、2はその出力軸に一体に
設けられたピニオン、3は遊星歯車減速機構で、
そのサンギヤ4と一体をなすギヤ5が、それとか
みあうピニオン6、それと同軸に一体をなすギヤ
7を介してピニオン2によつて回転駆動が行われ
るようにされている。すなわちサンギヤ4は歯車
列2,7,6および5を介してブレーキ付きモー
タ1により回転駆動がなされる。8はプラネタリ
ギヤで、サンギヤ4とかみあうとともにハウジン
グ9に設けられたインターナルギヤ10ともかみ
あい、サンギヤ4の回転によつて自転しながらそ
のまわりを公転するように、サンギヤ4と一体を
なす軸上に回転自在に支承されるキヤリヤ11
に、その複数個が等配され、かつ回転自在に支承
されている。12は遊星歯車減速機構3のハウジ
ング9に設けられたギヤで、回転軸13の一端に
固定されたギヤ14とかみあうようにされてい
る。15は複数個の摩擦板で、回転軸13の他端
に係合されており、それとたがいに接する複数個
の摩擦板16が回転軸13に回転自在に支承され
るケーシング17に係合されている。18は複数
個の皿ばねで、摩擦板15と16との間の接触圧
力を適当に保つ役目をなす。すなわち摩擦板1
5,16は、回転軸13とケーシング17との間
にトルクを摩擦力によつて伝達する用をなし、皿
ばね18のききをロツクナツト19の締め加減に
よつて調整することによつて、前記伝達トルクを
規制するトルクリミツターとしての作用をなしう
るようにされている。すなわち回転軸13、摩擦
板15,16、ケーシング17および皿ばね18
はトルクリミツターとして作動するようにされて
いる多板式摩擦クラツチである。21はデイフア
レンシヤルギヤボツクスで、その内部にかみあい
軸角が直角をなすマイターベベルギヤ22,23
が収められ、ベベルギヤ22はギヤボツクス21
に固定された軸24に回転自在に支承され、ベベ
ルギヤ23はギヤボツクス21に同じく回転自在
に支承されている。そしてギヤボツクス21自身
は本体ケーシング30および本体カバー31に回
転自在に支承されている。25,26は左右別々
の出力軸で、ベベルギヤ23の穴部に施されたイ
ンボリユートセレーシヨン27にて係合され、軸
方向の位置はノツクピン28によつて規制されて
いる。そして遊星歯車減速機構3とデイフアレン
シヤルギヤボツクス21とは前者のキヤリヤ11
の端部に設けられたギヤ35と、後者の端部に設
けられたギヤ36とのかみあいによつて接続され
ている。37は手廻しハンドル(図示せず)を挿
入する角穴を軸部に有するベベルギヤで、38は
それにかみあうようにされたベベルギヤである。
ベベルギヤ38にはその穴部にインボリユームセ
レーシヨン39が施され、それにウオーム軸40
が係合され、そのウオーム部が多板式摩擦クラツ
チ20のケーシング17に設けられたウオームホ
イール41とかみあうようにされている。
いられる実施例について図面を参照しながら説明
する。図はこの実施例の側断面図である。図中1
はブレーキ付きモータ、2はその出力軸に一体に
設けられたピニオン、3は遊星歯車減速機構で、
そのサンギヤ4と一体をなすギヤ5が、それとか
みあうピニオン6、それと同軸に一体をなすギヤ
7を介してピニオン2によつて回転駆動が行われ
るようにされている。すなわちサンギヤ4は歯車
列2,7,6および5を介してブレーキ付きモー
タ1により回転駆動がなされる。8はプラネタリ
ギヤで、サンギヤ4とかみあうとともにハウジン
グ9に設けられたインターナルギヤ10ともかみ
あい、サンギヤ4の回転によつて自転しながらそ
のまわりを公転するように、サンギヤ4と一体を
なす軸上に回転自在に支承されるキヤリヤ11
に、その複数個が等配され、かつ回転自在に支承
されている。12は遊星歯車減速機構3のハウジ
ング9に設けられたギヤで、回転軸13の一端に
固定されたギヤ14とかみあうようにされてい
る。15は複数個の摩擦板で、回転軸13の他端
に係合されており、それとたがいに接する複数個
の摩擦板16が回転軸13に回転自在に支承され
るケーシング17に係合されている。18は複数
個の皿ばねで、摩擦板15と16との間の接触圧
力を適当に保つ役目をなす。すなわち摩擦板1
5,16は、回転軸13とケーシング17との間
にトルクを摩擦力によつて伝達する用をなし、皿
ばね18のききをロツクナツト19の締め加減に
よつて調整することによつて、前記伝達トルクを
規制するトルクリミツターとしての作用をなしう
るようにされている。すなわち回転軸13、摩擦
板15,16、ケーシング17および皿ばね18
はトルクリミツターとして作動するようにされて
いる多板式摩擦クラツチである。21はデイフア
レンシヤルギヤボツクスで、その内部にかみあい
軸角が直角をなすマイターベベルギヤ22,23
が収められ、ベベルギヤ22はギヤボツクス21
に固定された軸24に回転自在に支承され、ベベ
ルギヤ23はギヤボツクス21に同じく回転自在
に支承されている。そしてギヤボツクス21自身
は本体ケーシング30および本体カバー31に回
転自在に支承されている。25,26は左右別々
の出力軸で、ベベルギヤ23の穴部に施されたイ
ンボリユートセレーシヨン27にて係合され、軸
方向の位置はノツクピン28によつて規制されて
いる。そして遊星歯車減速機構3とデイフアレン
シヤルギヤボツクス21とは前者のキヤリヤ11
の端部に設けられたギヤ35と、後者の端部に設
けられたギヤ36とのかみあいによつて接続され
ている。37は手廻しハンドル(図示せず)を挿
入する角穴を軸部に有するベベルギヤで、38は
それにかみあうようにされたベベルギヤである。
ベベルギヤ38にはその穴部にインボリユームセ
レーシヨン39が施され、それにウオーム軸40
が係合され、そのウオーム部が多板式摩擦クラツ
チ20のケーシング17に設けられたウオームホ
イール41とかみあうようにされている。
ブレーキ付きモータ1は本体カバー31ととも
に本体ケーシング30に片持式に締結ボルトによ
つて固定されており、歯車列2,7,6およびサ
ンギヤ4を有する軸は、本体ケーシング30、本
体カバー31の片方、もしくは両方にそれぞれ玉
軸受を介して回転自在に支承されている。また多
板式摩擦クラツチ20はその回転軸13がその両
端部の玉軸受を介して本体ケーシング30および
それに取付けられたカバー32に回転自在に支承
されている。そしてベベルギヤ37,38、ウオ
ーム軸40は本体ケーシング30の側方に設けら
れたケーシング33およびそれに取付けられたカ
バー34の両方もしくは片方にそれぞれ玉軸受を
介して回転自在に支承されている。
に本体ケーシング30に片持式に締結ボルトによ
つて固定されており、歯車列2,7,6およびサ
ンギヤ4を有する軸は、本体ケーシング30、本
体カバー31の片方、もしくは両方にそれぞれ玉
軸受を介して回転自在に支承されている。また多
板式摩擦クラツチ20はその回転軸13がその両
端部の玉軸受を介して本体ケーシング30および
それに取付けられたカバー32に回転自在に支承
されている。そしてベベルギヤ37,38、ウオ
ーム軸40は本体ケーシング30の側方に設けら
れたケーシング33およびそれに取付けられたカ
バー34の両方もしくは片方にそれぞれ玉軸受を
介して回転自在に支承されている。
42,43はこの装置をドアに装着する取付け
用の軸受部であり、左右の出力軸25,26はそ
れぞれ左、右両端部にて機体胴部に取付けられた
ブラケツトにそれぞれ固定されている。
用の軸受部であり、左右の出力軸25,26はそ
れぞれ左、右両端部にて機体胴部に取付けられた
ブラケツトにそれぞれ固定されている。
つぎにこの装置の動作について説明する。
モータ1に通電がなされると、そのブレーキが
解かれ、その回転が歯車列2,7,6,5を経由
して減速され、遊星歯車減速機構3のサンギヤ4
に伝達される。ところで遊星歯車機構3のハウジ
ング9は、ギヤ12,14を介して多板式摩擦ク
ラツチ20に接続され、さらにそのケーシング1
7はウオームホイール41によつてウオーム軸4
0に係合されていることから、ウオームギヤリン
グ40,41のセルブロツク作用によつてそのバ
ツクラツシが許容する微小角の回転以上の回転が
抑止されている。したがつてハウジング9に、遊
星歯車機構3の歯車のかみあいからの反力による
トルクを生じ、それがギヤ12,14を介して回
転軸13に伝達される場合に、そのトルクは通常
多板式摩擦クラツチ20に予め設定されている許
容伝達トルク以下であるので、ハウジング9の回
転はウオームギヤリング40,41のセルフロツ
ク作用によつて抑止されることとなる。
解かれ、その回転が歯車列2,7,6,5を経由
して減速され、遊星歯車減速機構3のサンギヤ4
に伝達される。ところで遊星歯車機構3のハウジ
ング9は、ギヤ12,14を介して多板式摩擦ク
ラツチ20に接続され、さらにそのケーシング1
7はウオームホイール41によつてウオーム軸4
0に係合されていることから、ウオームギヤリン
グ40,41のセルブロツク作用によつてそのバ
ツクラツシが許容する微小角の回転以上の回転が
抑止されている。したがつてハウジング9に、遊
星歯車機構3の歯車のかみあいからの反力による
トルクを生じ、それがギヤ12,14を介して回
転軸13に伝達される場合に、そのトルクは通常
多板式摩擦クラツチ20に予め設定されている許
容伝達トルク以下であるので、ハウジング9の回
転はウオームギヤリング40,41のセルフロツ
ク作用によつて抑止されることとなる。
その結果遊星歯車機構3はインターナルギヤ1
0が固定された減速機構として作動し、サンギヤ
4に減速されて伝達されたモータ1からの回転は
さらに減速され、ギヤ35,36を経て、ギヤボ
ツクス21に伝達され、それを回転させる。この
ようにしてブレーキ付きモータ1からの出力は減
速され、許容伝達トルクの限度内において増幅さ
れたトルクとしてギヤボツクス21に伝達され
る。そしてギヤボツクス21がまわされることに
よつてベベルギヤ22,23のかみあいを介し
て、出力軸25,26に、それぞれに作用する負
荷が同一であれば前記トルクが1/2づつ均等に配
分され、ドアがこの装置とともに出力軸25,2
6を回動軸としてそのまわりに回動され、ドアが
開かれることとなる。モータ1を逆回転させれば
前記同様の動作が行われてドアが閉じられること
はいうまでもない。
0が固定された減速機構として作動し、サンギヤ
4に減速されて伝達されたモータ1からの回転は
さらに減速され、ギヤ35,36を経て、ギヤボ
ツクス21に伝達され、それを回転させる。この
ようにしてブレーキ付きモータ1からの出力は減
速され、許容伝達トルクの限度内において増幅さ
れたトルクとしてギヤボツクス21に伝達され
る。そしてギヤボツクス21がまわされることに
よつてベベルギヤ22,23のかみあいを介し
て、出力軸25,26に、それぞれに作用する負
荷が同一であれば前記トルクが1/2づつ均等に配
分され、ドアがこの装置とともに出力軸25,2
6を回動軸としてそのまわりに回動され、ドアが
開かれることとなる。モータ1を逆回転させれば
前記同様の動作が行われてドアが閉じられること
はいうまでもない。
そしてこのモータ1によるドアの開閉動作時に
過大な負荷が作用する場合には、多板式摩擦クラ
ツチ20がトルクリミツターとして作動し、摩擦
板15,16間にスリツプが生ずることから、遊
星歯車機構3のハウジング9、すなわちインター
ナルギヤ10が空転させられることとなり、ギヤ
35,36の間において動力伝達径路がしや断さ
れ、過負荷にもとづくモータ1の焼損ないしは動
力伝達系の損傷が未然に防止される。
過大な負荷が作用する場合には、多板式摩擦クラ
ツチ20がトルクリミツターとして作動し、摩擦
板15,16間にスリツプが生ずることから、遊
星歯車機構3のハウジング9、すなわちインター
ナルギヤ10が空転させられることとなり、ギヤ
35,36の間において動力伝達径路がしや断さ
れ、過負荷にもとづくモータ1の焼損ないしは動
力伝達系の損傷が未然に防止される。
つぎにモータ1の電源が万一ストツプしたと
き、手動操作によつてドアを開く場合について説
明する。
き、手動操作によつてドアを開く場合について説
明する。
ベベルギヤ37の角穴に手廻し用ハンドルを挿
入して回転すると、その回転は、ベベルギヤ3
7,38、ウオーム軸40、ウオームホイール4
1に伝えられ、さらに多板式摩擦クラツチ20か
らギヤ14,12を経て、遊星歯車減速機構3の
ハウジング9に伝達され、それを回転させる。一
方、この場合にはモータ1にはブレーキがかか
り、その回転が抑止されているため、歯車列2,
7,6,5は回転することができないから、サン
ギヤ4の回転が抑止されている。したがつて遊星
歯車減速機構3はサンギヤ4を固定、インターナ
ルギヤ10を回転する場合における増速機構とし
て作動することとなる。したがつてハウジング9
に伝えられた回転は増速されてギヤ35,36を
へてギヤボツクス21に伝達され、それを回転さ
せ、モータ1による駆動の場合と同様にドアを開
くことができる。
入して回転すると、その回転は、ベベルギヤ3
7,38、ウオーム軸40、ウオームホイール4
1に伝えられ、さらに多板式摩擦クラツチ20か
らギヤ14,12を経て、遊星歯車減速機構3の
ハウジング9に伝達され、それを回転させる。一
方、この場合にはモータ1にはブレーキがかか
り、その回転が抑止されているため、歯車列2,
7,6,5は回転することができないから、サン
ギヤ4の回転が抑止されている。したがつて遊星
歯車減速機構3はサンギヤ4を固定、インターナ
ルギヤ10を回転する場合における増速機構とし
て作動することとなる。したがつてハウジング9
に伝えられた回転は増速されてギヤ35,36を
へてギヤボツクス21に伝達され、それを回転さ
せ、モータ1による駆動の場合と同様にドアを開
くことができる。
以上の説明によつて明らかなように、この発明
にかかる回転駆動装置においては、モータによる
作動時において、過負荷が作用する場合には、自
動的に動力伝達径路のしや断が行われるようにさ
れていることから、過負荷にもとづくモータの焼
損ないしは動力伝達系の損傷などを未然に防止す
ることができ、また万一の電源の停止時において
はなんら切換操作を行わずとも直ちに手動にて負
荷を回転駆動し、非常事態に即応することができ
る。
にかかる回転駆動装置においては、モータによる
作動時において、過負荷が作用する場合には、自
動的に動力伝達径路のしや断が行われるようにさ
れていることから、過負荷にもとづくモータの焼
損ないしは動力伝達系の損傷などを未然に防止す
ることができ、また万一の電源の停止時において
はなんら切換操作を行わずとも直ちに手動にて負
荷を回転駆動し、非常事態に即応することができ
る。
図はこの発明にかかる実施例装置の側断面図で
ある。 1……ブレーキ付きモータ、2,5,6,7…
…歯車列、3……遊星歯車減速機構、4……サン
ギヤ、8……プラネタリギヤ、9……ハウジン
グ、10……インターナルギヤ、11……キヤリ
ヤ、12……ギヤ、13……回転軸、14……ギ
ヤ、15,16……摩擦板、17……ケーシン
グ、20……多板式摩擦クラツチ、35……ギ
ヤ、36……ギヤ、37,38……手動回転機
構、40……ウオーム軸、41……ウオームホイ
ール。
ある。 1……ブレーキ付きモータ、2,5,6,7…
…歯車列、3……遊星歯車減速機構、4……サン
ギヤ、8……プラネタリギヤ、9……ハウジン
グ、10……インターナルギヤ、11……キヤリ
ヤ、12……ギヤ、13……回転軸、14……ギ
ヤ、15,16……摩擦板、17……ケーシン
グ、20……多板式摩擦クラツチ、35……ギ
ヤ、36……ギヤ、37,38……手動回転機
構、40……ウオーム軸、41……ウオームホイ
ール。
Claims (1)
- 1 遊星歯車減速機構のプラネタリギヤを回転自
在に支承し、かつこれをサンギヤのまわりに公転
させるキヤリヤに設けた歯車を介して負荷を回転
駆動する装置において、前記遊星歯車減速機構の
サンギヤを歯車列を介して駆動するブレーキ付き
モータと、前記機構のプラネタリギヤとかみあう
インターナルギヤを固定保持するハウジングに設
けたギヤとかみあうギヤを一端に固定し、他端に
摩擦板を係合した回転軸およびそれに回転自在に
支承され、かつ前記摩擦板とたがいに接する摩擦
板を係合したケーシングからなる多板式摩擦クラ
ツチと、前記ケーシングに設けたウオームホイー
ルとかみあうウオームを手動にて回転駆動する機
構とを備えてなる回転駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15407580A JPS5776355A (en) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | Rotary driving device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15407580A JPS5776355A (en) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | Rotary driving device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5776355A JPS5776355A (en) | 1982-05-13 |
JPH02585B2 true JPH02585B2 (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=15576336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15407580A Granted JPS5776355A (en) | 1980-10-31 | 1980-10-31 | Rotary driving device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5776355A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60164151U (ja) * | 1984-04-10 | 1985-10-31 | 株式会社 大金製作所 | リミツトスリツプデイフアレンシヤル装置 |
JPS61116234U (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-22 | ||
JP5802375B2 (ja) * | 2010-10-27 | 2015-10-28 | ナブテスコ株式会社 | 航空機用電動アクチュエータ |
-
1980
- 1980-10-31 JP JP15407580A patent/JPS5776355A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5776355A (en) | 1982-05-13 |
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