JPH0258589B2 - - Google Patents

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JPH0258589B2
JPH0258589B2 JP59239514A JP23951484A JPH0258589B2 JP H0258589 B2 JPH0258589 B2 JP H0258589B2 JP 59239514 A JP59239514 A JP 59239514A JP 23951484 A JP23951484 A JP 23951484A JP H0258589 B2 JPH0258589 B2 JP H0258589B2
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Masahiro Koike
Fuminobu Takahashi
Satoshi Ogura
Kazunori Koga
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は超音波により材料や構造物を非破壊検
査する超音波探傷法に係り、特に超音波の送信及
び受信に異なる2個の探触子を使用して探傷する
2探触子超音波探傷法及びその装置に関する。
〔発明の背景〕
従来のこの種の2探触子超音波探傷法では、例
えば特公昭58−26550公報に示されているように、
送信探触子に対する受信探触子の位置を送信探触
子から被検体内へ入射した超音波ビームの中心
(音速)の幾何光学的反射位置と一致させていた。
第12図は従来の2探触子超音波探傷法における
被検体上の送信及び受信探触子の位置関係及び欠
陥等の反射面の位置の標定方法を例示する側面図
である。第12図において被検体1の溶接部11
を検査する場合には、被検体1の表面12に移動
可能(矢印で示す)に配置した送信探触子2から
被検体1内へ超音波を一定角度で入射する。この
とき入射波の強度が最も強い入射超音波ビームの
中心(音軸)6(1点鎖線で示す)は、送信探触
子2の被検体1内への超音波入射角をθとする
と、溶接部11へ入射角γ(=90゜−θ)で入射す
る。すると溶接部11に存在する欠陥等の反射面
からの反射波の強度が最も強い反射超音波ビーム
の中心6′は溶接部11への入射角γと同角度の
反射角γで反射するものとして、この反射超音波
ビームの中心6′が被検体1の裏面13に達する
位置、すなわち入射超音波ビームの音軸6の幾何
光学的反射位置7で受信強度が最大となるものと
考えて、被検体1の裏面13の上記幾何光学的反
射位置7に受信探触子3を移動可能(矢印で示
す)に配置して探傷する。そして音軸の幾何光学
的反射位置7で反射超音波が受信されると、欠陥
等の反射面の位置を溶接部11での音軸の位置2
2として標定する。
しかし第13図はこの種の2探触子超音波探傷
法における実験及び計算から求めた受信強度分布
を例示する図であつて、第13図に示すように被
検体1の形状及び被検体1内への超音波入射角θ
などによつては、音軸の幾何光学的反射位置7と
受信強度が最大となる受信位置とは一致しない。
従つて従来の送信探触子を音軸の幾何光学的反射
位置7に配置して探傷する方法では、受信強度が
弱くて欠陥等の検出感度が低下するという問題が
ある。また音軸の幾何光学的反射位置7で受信探
触子3が反射超音波を受信できたとすると、欠陥
等の反射面の位置を溶接部11での音軸の位置2
2とする従来の欠陥等の反射面の位置標定方法で
は、入射超音波ビームに広がりがあつて溶接部1
1への入射角により反射率が異なることなどに起
因して、欠陥等の反射面が音軸の位置以外のとこ
ろにある場合にも、反射超音波を受信できるので
欠陥等の反射面の位置を正確に求めることができ
ないなどの問題点があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は超音波の送信及び受信に異なる
2個の探触子を使用する2探触子超音波探傷法に
おいて、最大の受信強度で探傷して欠陥等の反射
面の位置を正確に標定できる2探触子超音波探傷
法及びその装置を提供するにある。
〔発明の概要〕
本発明は、超音波の送信及び受信に異なる2個
の探触子を使用して探傷する場合には、入射超音
波に広がりがあつて欠陥等の反射面への超音波入
射角により反射率が異なるなどに起因して、被検
体の形状及び送信探触子の被検体内への超音波入
射角により、入射超音波の音軸の幾何光学的反射
位置で必らずしも受信強度が最大とはならずに、
また音軸の幾何光学的反射位置で受信して欠陥等
の反射面の位置を音軸の位置として標定した場合
には必らずしも実際の欠陥等の反射面の位置と一
致しない事実に着目して、これを解決すべく初め
に任意の位置に送信探触子を設置して受信探触子
を走査することにより超音波の受信強度が最大と
なる位置を求め、この受信強度が最大である位置
から欠陥等の反射面の位置R1を求め、次に送信
探触子と受信探触子を相互に交換するか両探触子
の送信と受信を切り換え、交換(切換え)後の送
信探触子を上記受信強度が最大である位置に設置
して再び受信探触子を走査することにより受信強
度が最大となる位置を求め、この受信強度が最大
である位置から欠陥等の反射面の位置R2を求め、
最後に上記2つの欠陥等の反射面の位置R1,R2
の平均値を実際の欠陥等の反射面の位置R(=
(R1+R2)/2)として標定することにより、最
大の受信強度で探傷して欠陥等の反射面の位置を
正確に標定できるようにした2探触子超音波探傷
法である。
また本発明は、被検体内へ超音波を入射する送
信探触子及び被検体内の欠陥等の反射面からの反
射波を受信する受信探触子と、各探触子を駆動す
る探触子用駆動装置と、該探触子用駆動装置を制
御して探触子を自動走査する探触子用制御装置
と、上記送信探触子へ発信パルスを送つて上記受
信探触子からの受信信号を処理して探傷する探傷
器と、探傷結果を表示する表示装置からなる自動
超音波探傷装置において、上記両探触子の送信及
び受信を切り換える切換装置と、切換えによる各
受信探触子を走査して得た受信強度分布から受信
強度が最大となる位置を求めて該位置から欠陥等
の反射面の位置を自動的に標定する演算装置を備
えた2探触子超音波探傷装置である。
〔発明の実施例〕
以下に本発明の実施例を第1図ないし第10図
により説明する。
第1図a,bは本発明による2探触子超音波探
傷法及びその装置の一実施例を示す自動超音波探
傷装置のそれぞれ送信及び受信切換え前、後の構
成ブロツク図である。第1図a,bにおいて、各
図面を通じて同一符号または記号は同一または相
当部分を示すものとし、14,15はそれぞれ送
信探触子2(受信探触子3′)、受信探触子3(送
信探触子2′)を保持して駆動する探触子用駆動
装置、16,17はそれぞれ探触子用駆動装置1
4,15を制御して探触子を停止及び自動走査す
る探触子用制御装置、18は探触子に発信パルス
を送つて受信信号を増幅し検波する探傷器、19
は探傷結果を表示する表示装置、20は本発明に
よる送信・受信切換装置、21は同じく欠陥等の
反射面の位置を求める演算装置で、これにより本
発明による最大の受信強度で探傷して欠陥等の反
射面の位置を標定する自動超音波探傷装置を構成
する。
第2図a,b,cは第1図a,bの本発明によ
る2探触子超音波探傷法における動作手順のそれ
ぞれ送信及び受信切換え前、後、及び標定結果の
各段階での被検体上の送信及び送信探触子の位置
関係及び受信強度が最大となる位置及び欠陥等の
反射面の位置の関係を例示する側面図である。第
3図は同じく受信強度が最大となる位置から欠陥
等の反射面の位置を標定する一方法を例示する側
面図である。また第4図は第1図a,bの本発明
による2探触子超音波探傷装置における演算装置
21の動作手順の概略を例示する概略計算処理フ
ロー図である。
つぎに第2図a,b、第3図及び第4図により
第1図a,bの2探触子超音波探傷法及びその装
置の動作について説明する。初めに第1図aにお
いて、送信探触子2を探触子用駆動装置14に取
り付け、受信探触子3を探触子用駆動装置15に
取り付ける。なお演算装置21は被検体・探触子
条件の設定を行なう(第4図)。探触子用制御装
置16により探触子用駆動装置14を制御し、該
探触子用駆動装置14を介して、送信探触子2を
被検体1の表面(送信面)12上の任意の位置に
設置する。この送信探触子2に探傷器18から送
信・受信切換装置20を介して発信パルスを印加
し、該送信探触子2から被検体1内へ一定の入射
角で超音波を入射する。探触子用制御装置17に
より探触子用駆動装置15を制御し、該探触子用
駆動装置15を介して、受信探触子3を被検体1
の裏面(受信面)13上に設置し走査する。この
とき受信探触子3で受信した超音波の受信信号
(電気信号)を送信・受信切換装置20を介して
探傷器18に入力し、該探傷器18で受信信号を
増幅して検波する。このとき演算装置21に、探
触子用制御装置16,17からそれぞれ送信探触
子2、受信探触子3の位置信号を入力し、探傷器
18から受信超音波の受信強度信号を入力する
(第4図)。これにより第2図aに示すように、送
信探触子2の送信位置4及び走査する(矢印で示
す)受信探触子3の受信位置がえられ、この受信
位置に対する超音波の受信強度の分布がえられる
(第4図)。ついで演算装置21により受信強度が
最大となる位置5を求める(第4図)。なお上記
のように、実験及び計算によれば、この受信強度
が最大となる位置5は入射超音波ビームの中心
(音軸)6の溶接部11での音軸の位置22を経
由した音軸の幾何光学的反射位置7とは必らずし
も一致しない。この主な原因は、送信探触子2か
ら被検体1への入射超音波ビームに広がりがあ
り、これにより溶接部11の欠陥等の反射面に対
する超音波入射角に広がりが生じ、この反射面へ
の超音波入射角の違いにより反射面で例えば横波
から縦波へのモード変換がおきて超音波反射率に
違いを生じ、これらの各反射波の重なり具合いに
よつて超音波の受信強度分布及びその受信強度が
最大となる位置が決まつてくるためであると考え
られる。第3図において、演算装置21により、
上記受信強度が最大となる位置5から、受信探触
子3の被検体1への超音波入射角θの方向に溶接
部11の欠陥等の反射面の位置8が存在するもの
と考え、次の(1)式を用いて該欠陥等の反射面の位
置8を求める(第4図)。すなわち被検体1の厚
さをH、溶接部11から受信強度が最大となる位
置5までの距離をL2とすると、被検体1の表面
(送信面)12から欠陥等の反射面の位置8まで
の距離h1は次の(1)式により求まる。
h1=H−L2/tanθ ……(1) なお上記受信強度が最大となる位置5がもしも
見つからない場合には、送信探触子2の送信超音
波ビームを偏向するか、または送信探触子2を単
位走査距離だけ移動させて、同様の操作を繰り返
すようにする。
次に第1図bにおいて、第1図aの送信・受信
切換装置20により送信及び受信を切り換える。
これにより第1図aの送信探触子2は第1図bの
受信探触子3′に、第1図aの受信探触子3は第
1図bの送信探触子2′にそれぞれ切り換えられ
る。切換え後に第1図bの演算装置21から探触
子用制御装置17に上記受信強度が最大となる位
置5の信号を入力し(第4図)、該探触子用制御
装置17により探触子用駆動装置14を制御し
て、送信探触子2′を上記受信強度が最大となる
位置5に配置する。この送信探触子2′に探傷器
18から切換え後の送信・受信切換装置20を介
して発信パルスを印加し、該送信探触子2′から
被検体1内へ超音波を入射する。探触子用制御装
置16により探触子用駆動装置14を制御して、
受信探触子3′を被検体1の表面(受信面)12
上に走査する。このとき受信探触子3′で受信し
た超音波の受信信号を送信・受信切換装置20を
介して探傷器18に入力し、増幅して検波する。
このとき演算装置21に、探触子用制御装置1
7,16からそれぞれ送信探触子2′、受信探触
子3′の位置信号を入力し、探傷器18から受信
超音波の受信強度信号を入力する(第4図)。こ
れにより第2図bに示すように、送信探触子2′
の送信位置4′(上記受信強度が最大である位置
5)及び走査する受信探触子3′の受信位置がえ
られ、この受信位置に対する超音波の受信強度の
分布がえられる(第4図)。ついで演算装置21
により受信強度が最大となる位置5′を求める。
第2図bにおいて、第3図におけると同様にし
て、演算装置21により、上記受信強度が最大と
なる位置5′から受信探触子3′の被検体1への超
音波入射角θ(上記受信探触子3の超音波入射角
θと必らずしも同一でなくてもよい)の方向に溶
接部11の欠陥等の反射面の位置9が存在するも
のと考え、次の(2)式を用いて該欠陥等の反射面の
位置8を求める(第4図)。すなわち被検体1の
厚さをH、溶接部11から受信強度が最大となる
位置5′までの距離をL2′とすると、被検体1の表
面(受信面)12から欠陥等の反射面の位置9ま
での距離h2は次の(2)式により求まる。
h2=L2′/tanθ ……(2) 最後に第2図cにおいて、上記の2つの受信強
度が最大となる位置5,5′からそれぞれ(1)、(2)
式を用いて求めた欠陥等の反射面の位置8,9の
平均位置10を、演算装置18により次の(3)式を
用いて求める(第4図)。すなわち被検体1の表
面12から欠陥等の反射面の位置8,9までの各
距離h1,h2から、被検体1の表面12から欠陥等
の反射面の位置8,9の平均位置10までの距離
hは次の(3)式により求まる。
h=(h1+h2)/2 ……(3) この平均位置10を実際の欠陥等の反射面の位
置と標定し、この結果を表示装置19上に表示す
る。
第5図は第1図a,bの2探触子超音波探傷装
置による探傷実験に用いた模擬欠陥を有する被検
体の側面図である。また第6図a,bは第1図
a,bに示した2探触子超音波探傷装置による探
傷実験に用いた模擬欠陥を有する被検体の探傷実
験結果を例示する送受信切換前の側面と受信強度
分布を、第6図c,dは同様に送受信切換後の側
面と受信強度分布を、第6図eは標定結果の部分
側面を示す。第5図において、模擬欠陥23は被
検体1の表面12からの距離h0=50mmを中心に長
さ10mmのもので、初めの送信探触子2の送信位置
4は模擬欠陥23からの距離L1=64mmの場合で、
被検体1の厚さH=100mmである。第6図a,b
において、初めの送信探触子2の入射超音波ビー
ムの中心(音軸)6の幾何光学的反射位置7は受
信探触子3の受信強度が最大となる位置5と42mm
ずれていて、音軸の幾何光学的反射位置7での受
信強度は最大の受信強度のほぼ1/3である。なお
第6図c,dにおいて、送信・受信切換え後につ
いても同様である。第6図eにおいて、従来の方
法で標定した欠陥の位置(音軸の位置22)は実
際の模擬欠陥23の中心位置(1点鎖線)と10mm
ずれており、また第6図a,a′で1回の走査によ
り受信探触子3の受信強度が最大となる位置5及
び受信探触子3の被検体1への超音波入射角θか
ら(1)式を用いて求めた欠陥の位置8は実際の模擬
欠陥23の中心位置と16mmずれているが、本発明
の方法によりさらに第6図c,dで受信・受信を
切り換えたのち受信強度が最大である位置に受信
触子2′を配置して受信探触子3′の走査により受
信強度が最大となる位置5′から(2)式を用いて求
めた欠陥の位置9及び上記の位置8から(3)式を用
いて求めた実際の標定位置(平均位置)10と実
際の模擬欠陥23の中心位置のずれは3.5mmであ
つて、この標定位置(平均位置)10の中心位置
に対する誤差は従来方法及び上記1回走査による
標定にくらべてそれぞれ1/3及び1/4である。さら
に第7図は上記第5図および第6図において初め
の送信探触子2の送信位置4を種々変えた場合の
探傷実験結果を例示する説明図である。第7図に
おいて、横軸は送信探触子2の送信位置4(距離
L1)、縦軸は欠陥の標定位置と実際の模擬欠陥2
3の中心位置との差Δhで、図中の中黒丸印は従
来方法で標定した欠陥の位置22、白丸印は1回
の走査から標定した欠陥の位置8、三角印は本発
明の方法により標定した欠陥の位置(平均位置)
10の場合をそれぞれ示す。第7図により、本発
明の方法で標定した欠陥の位置(三角印)10は
従来方法で標定した欠陥の位置(黒丸印)22に
くらべて1/3以下で、また1回の走査で標定した
欠陥の位置8にくらべて1/4以下の誤差の高精度
で模擬欠陥23の位置を標定できる。以上のよう
に第1図a,bの2探触子(自動)超音波探傷装
置を用い、第2図ないし第4図の動作手順によ
り、最大の受信強度で探傷して欠陥等の反射面の
位置を容易に短時間で正確に標定できる。
つぎに第8図は第1図a,bの本発明による2
探触子超音波探傷法における動作手順の受信強度
が最大となる位置から欠陥等の反射面の位置を標
定する他の方法を例示する側面図である。第8図
において、演算装置21により、上記受信強度が
最大となる位置5から、第3図の受信探触子3の
被検体1への超音波入射角θを用いずに、送信位
置4及び受信強度が最大となる位置5から溶接部
11の欠陥等の反射面への超音波入射角2と反射
角2が等しいものと考え、次の(4)式を用いて該欠
陥等の反射面の位置8を求める。すなわち被検体
1の厚さをH、溶接部11から送信位置4までの
距離をL1、溶接部11から受信強度が最大とな
る位置5までの距離をL2として、被検体1の表
面(送信面)12から欠陥等の反射面の位置8ま
での距離h1は次の(4)式により求まる。
h1=H・L1/(L1+L2) ……(4) 次に送信・受信切換え後の受信探触子3′の受
信強度が最大となる位置5′から、同様にして次
の(4)式を用いて欠陥等の反射面の位置9を求め
る。すなわち溶接部11から送信探触子2′の送
信位置4′(受信探触子3の受信強度が最大とな
る位置5)までの距離をL1′(=L2)、溶接面24
から受信探触子3′の受信強度が最大となる位置
までの距離をL2′として、被検体1の表面(受信
面)12から欠陥等の反射面9までの距離h2は次
の(5)式により求まる。
h2=H・L2′/(L1′+L2′) ……(5) 上記の2つの欠陥等の反射面の位置8,9の距
離h1,h2から(3)式により平均位置10の距離hを
求め、実際の欠陥等の反射面の位置と標定する。
第9図は上記第5図および第8図において初めの
送信探触子2の送信位置4を種々変えた場合の探
傷実験結果を例示する図である。第9図におい
て、横軸及び縦軸は第7図と同様で、図中の白三
角印は第7図と同じく本発明の一方法の(1)、(2)、
(3)式を用いて標定した欠陥の位置(平均位置)1
0で、黒三角印は本発明の他の方法の(4)、(5)、(3)
式を用いて標定した欠陥の位置(平均位置)10
の場合をそれぞれ対比して示す。第9図により、
本方法の(4)、(5)、(3)式で標定した欠陥の位置(黒
三角印)10と実際の模擬欠陥23の中心位置と
の差は±3mm以内であり、前の方法の(1)、(2)、(3)
式で標定した欠陥の位置(白三角形)10にくら
べてより高精度で欠陥等の反射面の位置を標定で
きる。
第10図は第1図a,bの本発明による2探触
子超音波探傷法における動作手順の受信強度が最
大となる位置から欠陥等の反射面の位置を標定す
るさらに他の方法を例示する側面図である。第1
0図において、基線Oから送信探触子2の送信位
置4までの距離をL3、基線Oから受信探触子3
の受信強度が最大となる位置5までの距離をL4
送信位置4から受信強度が最大となる位置5まで
の超音波伝播距離l(演算装置21でクロツク信
号をカウントして求まる)とすると、欠陥等の反
射面への超音波入射角及び反射角α、基線からの
欠陥等の反射面の位置までの距離lcr1、被検体1
の表面(送信面)12から欠陥等の反射面の位置
8までの距離h1は次の(6)、(7)、(8)式により求ま
る。
α=sin(H/l) ……(6) lcr1=(L3+L4−lcosα)/2 ……(7) h1=(H/2)−|(L3−L4)・tanα|/2
……(8) 次に送信・受信切換え後の基線Oから送信探触
子2′の送信位置4′(受信強度が最大である位置
5)までの距離をL3′(=L4)、基線Oから受信探
触子3′の受信強度が最大となる位置5′までの距
離をL4′、送信位置4′から受信強度が最大となる
位置までの超音波伝播距離l′とすると、欠陥等の
反射面への超音波入射角及び反射角α′、基線Oか
ら欠陥等の反射面の位置9までの距離lcr2、被検
体1の表面(受信面)12から欠陥等の反射面の
位置9までの距離h2は次の(9)、(10)、(11)式により求
まる。
α′=sin(H/l′) ……(9) lcr2=(L3′+L4′−l′cosα′)/2……(10) h2=(H/2)−|(L3′−L4′)・tanα′|/2
……(11) 上記の2つの欠陥等の反射面の位置8,9の距
離h1,h2から(3)式により平均位置10の距離hを
求め、実際の欠陥等の反射面の位置を標定する。
また欠陥等の反射面の位置8,9の基線Oからの
距離lcr1,lcr2の平均距離lcr(=(lcr1+lcr2)/2

を求めて実際の距離と標定する。本方法の(6)〜(11)
式で標定した場合には、任意の基線Oを基準にし
て、欠陥等の反射面の位置を被検体の厚さ方向の
位置(距離)のみでなく、被検体の長手方向(X
方向)の位置(距離)も求めることができる。
第11図a,b,cは第1図a,bの本発明に
よる2探触子超音波探傷法の他の実施例における
動作手順のそれぞれ送信及び受信切換え前、後、
及び標定結果の各段階での被検体上の送信及び受
信探触子の位置関係及び受信強度が最大となる位
置及び欠陥等の反射面の位置の関係を例示する側
面図である。本実施例では、第1図a,bの自動
超音波探傷装置により探傷するが、第2図などと
被検体1内の欠陥等の反射面が異なつていて、被
検体1の同じ表面(送信面)12上に設置した送
信探触子2,2′から被検体1内へ入射した超音
波は被検体1の表面12に平行な欠陥等の反射面
24で反射し、その反射超音波を被検体1の同じ
表面(受信面)12上に配置した受信探触子3,
3′で受信して探傷する。第2図および第10図
などと同様にして、初めに第11図aにおいて、
被検体1の表面(送信面)12上で基線Oから任
意の位置に送信探触子2を設置し、被検体1の同
じ表面(受信面)12上で受信探触子3を走査し
て、受信強度が最大となる位置5を求める。なお
この受信強度が最大となる位置5は上記した原因
から入射超音波ビームの中心(音軸)6の幾何光
学的反射位置7と必らずしも一致しない。そこで
受信強度が最大となる位置5か受信探触子3から
被検体1内への超音波入射角θ方向に欠陥等の反
射面の位置8が存在するものとして該位置8を求
める。次に第11図bにおいて、第11図aの送
信探触子2および受信探触子3を交換するかまた
はその送信及び受信を切り換えて、それぞれ第1
1図bの受信探触子3′及び送信探触子2′とす
る。ついで送信探触子2′を上記受信強度が最大
である位置5に配置し、受信探触子3′を走査し
て、受信強度が最大となる位置5′を求め、該受
信強度が最大となる位置5′から同様にして欠陥
等の反射面の位置9を求める。さいごに第11図
cにおいて、上記2つの欠陥等の反射面の位置
8,9の平均位置10を求めて、これを実際の欠
陥等の反射面の位置として標定する。本実施例に
おいても、同様にして欠陥等の反射面の位置を高
精度で容易に標定できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、送信及び受信に
異なる2個の探触子を使用する2探触子超音波探
傷法及びその装置において、受信強度が最大とな
る位置で探傷するため欠陥の検出感度を高めるこ
とができるうえ、また探触子の2回の走査で求め
た欠陥等の反射面の位置の平均位置を実際の欠陥
等の反射面の位置とすることにより、標定した欠
陥等の反射面の位置と実際の欠陥等の反射面の位
置との誤差を従来方法とくらべて1/3以下程度に
小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本発明による2探触子超音波探
傷装置の一実施例を示す各送信・受信切換え前、
後の構成ブロツク図、第2図a,b,cは第1図
による2探触子超音波探傷法の一実施例を示す各
送信・受信切換え前、後、標定結果の段階の側面
図、第3図は第2図の欠陥等の反射面の位置の一
標定方法を示す側面図、第4図は第1図の演算装
置の概略の計算フロー図、第5図は第1図による
探傷実験用被検体の側面図、また、第6図a,b
は第1図a,bに示した2探触子超音波探傷装置
による探傷実験に用いた摸擬欠陥を有する被検体
の探傷実験結果を例示する送受信切換前の側面図
と受信強度分布図、第6図c,dは同様に送受信
切換後の側面図と受信強度分布図、第6図eは標
定結果の側面図、第7図は第1図による探傷実験
結果の説明図、第8図は第2図の欠陥等の反射面
の位置の他の標定方法を示す側面図、第9図は第
8図の探傷実験結果の説明図、第10図は第2図
の欠陥等の反射面の位置のさらに他の標定方法を
示す側面図、第11図は第1図による探触子超音
波探傷法の他の実施例を示す各送信・受信切換え
前、後、標定結果の段階の側面図、第12図は従
来の2探触子超音波探傷法を例示する側面図、第
13図は第12図の受信強度分布図である。 1……被検体、2,2′……送信探触子、3,
3′……受信探触子、11……溶接部、14,1
5……探触子用制御装置、16,17……探触子
用駆動装置、18……探傷器、19……表示装
置、20……送信・受信切換装置、21……演算
装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 送信探触子から被検体内へ超音波を入射し、
    被検体内の欠陥等の反射面から反射してきた超音
    波を受信探触子で受信して探傷する2探触子超音
    波探傷法において、送信探触子を固定し、受信探
    触子を走査することにより求めた受信強度が最大
    となる位置から欠陥等の反射面の位置を求め、次
    に上記受信強度が最大となる位置に送信探触子を
    固定し、受信探触子を走査することにより求めた
    受信強度が最大となる位置から欠陥等の反射面の
    位置を求め、上記2つの欠陥等の反射面の位置の
    平均位置を実際の欠陥等の反射面の位置として標
    定する2探触子超音波探傷法。 2 被検体内へ超音波を入射する送信探触子と、
    被検体内の欠陥等の反射面からの反射波を受信す
    る受信探触子と、探触子をそれぞれ駆動する探触
    子用駆動装置と、探触子用駆動装置を制御する探
    触子用制御装置と、上記送信探触子へ信号を送り
    上記受信探触子からの信号を処理して探傷する探
    傷器と、探傷結果を表示する表示装置からなる2
    探触子超音波探傷装置において、上記探触子の送
    信及び受信を切り換える切換装置と、上記送信探
    触子を固定し受信探触子を走査することで求めた
    受信強度が最大となる位置から欠陥等の反射面の
    位置を求めたのち、上記探触子の送信及び受信を
    切り換えることで上記受信強度が最大となる位置
    に送信探触子を固定し受信探触子を走査すること
    で受信強度が最大となる位置から欠陥等の反射面
    の位置を求め、上記2つの欠陥等の反射面の位置
    の平均位置を実際の欠陥等の反射面の位置として
    標定する演算装置を備えた2探触子超音波探傷装
    置。
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