JPH0257648A - 繊維強化金属 - Google Patents

繊維強化金属

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JPH0257648A
JPH0257648A JP18329089A JP18329089A JPH0257648A JP H0257648 A JPH0257648 A JP H0257648A JP 18329089 A JP18329089 A JP 18329089A JP 18329089 A JP18329089 A JP 18329089A JP H0257648 A JPH0257648 A JP H0257648A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はta維強化金属(FRM)に関するものである
(従来の技術) 近年、各種機械部品や構造材などにおいて。
種々の複合材料例えば金属を繊維で強化したFRMが使
用されている。FRMに用いられる強化繊維は母材(マ
トリックス)金属、特にアルミニウム合金やマグネシウ
ム合金な2i濡れにくい反面、−旦濡れると反応して繊
維が劣化する。このため、一般には強化繊維に表面処理
が行われる。処理法としては例えばCVD法、めっき法
が挙げられる。これらの方法では強化繊維の表面に金属
やセラミックスを均一に膜状に被覆するが、強化繊維と
の間の熱膨張係数の差により剥離が生じて表面処理の効
果か゛減少したり、又、被膜を厚くすると強化繊維のし
なやかさが失われたり、硬く脆くなるため繊維が損傷し
易くなるなど問題が多い、更に、繊維の一本一本に表面
処理を行うためには複雑な装置を必要とし、コスト的に
も不利である。又、これらの強化繊維を使用して高圧凝
固鋳造法によってFRMを製造すると、繊維が片寄り繊
維の分布が粗な部分と密な部分が生じ易い、このため、
FRM中の繊維体積率(Vf)の制御が困難であり、特
にVfが小さい場合に強化繊維が均一に分散したFRM
は得難く、FRMの特色である設計の自由度が損われて
いた。又、連続繊維のみで強化したFRMでは強度の異
方性が大きく、例えば前記高圧凝固鋳造法による炭、も
連続ta維強化アルミニウム合金では1m雄の長さ方向
の強さは130 k g/nrr?以上であるのに対し
て、それと直角方向では数k g / m rn’ L
、かない、短繊維のみを使用したFRMは1方性ではあ
るが強度は一般に低い。
又、従来より複合材料に用いる強化繊維として連続繊維
又は長繊維と短繊維又はウィスカとを組合せて使用する
方法等が提案されている。
例えば、FRM部材の内側には長繊維を使用し2外側に
は短繊維を使用する方法がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来例においても例えば反Fa維と
短繊維とを部材の内側で使い分ける方法は製造工程が煩
雑となる。ヌ強度も部分でない、さらにプリプレグ製造
時に長繊維と短iamとを混在せしめる方法は、長繊維
束中の表面にはけ等によって、短tamを付着させるこ
とはできる。しかしながら内部の長msの一本一本の表
面に均一に付着させることは困難であり、1a維体の品
質が不均一となる。
本発明は上記従来技術における問題点を解決するための
ものであり、その目的とするところは、母材金属中に連
続繊維を均一に分散させることにより繊維体積率を制御
でさ、又、互いに特性の異なる連続繊維や短繊維、ウィ
スカ又は粉末を組合せることにより、異方性や残留応力
、耐摩耗性等の機械特性が向上した繊維強化金属を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち本発明の繊維強化金属は、炭化ケイ素、窒化ケ
イ素、アルミナ、シリカ、アルミナ−シリカ、ジルコニ
ア、ベリリア、炭化ボロン、)変化ケイ素、炭化チタン
等のセラミック)々よ、金属、金属間化合物等のfII
#熱性物賀より選択された少なくとも1種からなる連続
繊維と、 該連続ta維の繊維間隙に介在し、該連続繊維の一本一
本に均一に付着してなる炭化ケイ素、窒化ケイ素、アル
ミナ、シリカ、アルミナーンリカ、ジルコニア、ベリリ
ア、炭 化ボロン、IR化ケイ素、炭化チタン等のセラ
ミック、炭素金属、金属間化合物等の耐熱性物質より選
択された少なくとも1種からなる短繊維、ウィスカ又は
粉末のうちの少なくとも1種と、 til材金属とからなり、 該1υ繊維、ウィスカ又は粉末の熱膨張係数が該nI材
金金属熱膨張係数よりも小さく、且っ該i!U続繊線繊
維L1材金属中に均一に分散してなることを特徴とする
又、本発明のFRMの好ましい実施態様としては上記の
ものが挙げられる。
(i)連続繊維の長平方向にわたり少らiの短繊維、ウ
ィスカ又は粉末のうちの少なくとも1種が均一に付着し
、且つ該連続繊維同志の接触がほとんどない繊維強化金
属。
(ii)繊維強化金属のいかなる断面においても、連続
繊維の体積率が実質的に一定であり、且つ該連続am同
志の接触が実質的にない繊維強化金属。
(II+ )短繊維、ウィスカ又は粉末のうちの少なく
とも1種の連続繊維に対する体積率が1〜9%である繊
維強化金属。
連続Hh、I!としては前記セラミック、又は耐熱性非
金属例えば炭素、ホウ素、あるいは耐熱性金属、合金、
若しくは金属間化合物例えばモリブデン、タングステン
、鋼、ステンレス鋼。
CuZn、FeAl  ”ipの材料よりなるtamを
単独又は組合せて用いることができる。繊維の太さや断
面形状等の性状は用途に応じて選択する。
なお、上記の中でも短繊維としては、#熱性物質として
金属、金属間化合物、合金等を用いるのが9ましい。
これは、繊維体を複合材に適用するに際して、複合化工
程において母相となる溶融状態又は高温状態の金属に対
して化学反応等により上記短繊維が消失しないためであ
う。又、ウィスカとしては、耐熱性非金属元素を用いる
のが望ましい、これは、上記短繊維の場合と同様に母相
金属に対する化学的・熱的安定性に優れているためであ
る。更に、粉末としては、金属間化合物を用いるのが望
ましい、これは、上記短繊維、ウィスカの場合と同様な
理由による。
上記(1)の構成により、連続amの繊維軸に対して平
行あるいは垂直の両方向で高強度のFRMを得ることが
できる。
又、上記(i)の構成により、部品としての品質が安定
した、すなわち強度及び剛性が一定であり、しかも熱膨
張による曲がり等の変形が抑制されたFRMを得ること
ができる。
連続繊維の繊維間隙に介在させる短繊維、ウィスカ又は
粉末の量は両者の性状や製造したFRMの用途などによ
っても異なるが、機械部品や構造材に用いる場合には連
続繊維、短繊維、ウィスカ又は粉末の連続繊維に対する
体積率は0.5%〜500%程度とするのが好ましい。
更に好ましくは、上記(iii )の構成の如く短繊維
、ウィスカ又は粉末の連bc繊維に対する体積−(シは
1〜9%の範囲内とする。この範囲内であれば、連続繊
維の体積率を適度に保つことができるので、繊維軸に対
して平行あるいは重置の両方向で高強度のFRMを得る
ことができる。
本発明のFRMに使用できる母材金属としてはアルミニ
ウム若しくはマグネシウム又はこれらを主成分とする合
金が挙げられる。母材金属と強化繊維体との比率は、母
材金属及び強化繊維体の種類や製造したFRMの用途な
どによって種々に変化させることができる。
本発明のFRMに用いる繊維体を製造する方法は特に限
定されヰないが例えば電着法、流動床を用いる方法、吹
付は法、懸濁液浸漬法が挙げられる。簡便さ及び適用範
囲の広さなどの?、(で懸濁液浸漬法が好ましい、懸濁
液浸漬法の一例としては、例えばボビンなどに巻き付け
た連続繊維又は適当数の該連続1a維を束ねた連続繊維
束を巻戻して、短繊維、ウィスカ又は粉末のうちの少な
くとも1種以ht−懸濁した液体中に浸漬し、該連続繊
維の各々の表面に該短繊維、ウィスカ又は粉末を付着さ
せ、引き揃えて11)びポビンに巻取る方法が挙げられ
る。
又、鋳造型のキャビティ内に注入した溶湯内に連続繊維
と、短繊維、ウィスカ又は粉末のうちの少なくとも1種
とをそれぞれ配置して溶湯内で該連続fa維の表面に前
記短繊維等を付着させて繊維体を製造してもよい。
連続繊維束を使用する場合には繊維の数は特に限定され
ないが少ない方が各am−木−木に均一に短m#Iなど
を付着させることができてよい、又、繊維数の多い連続
繊維束を浸漬する液体には超音波により振動を与えて各
繊維に均一に繊維束内部の繊維まで付着を行う、趙i7
−波は浸漬液又は溶湯等の液体を入れた容器の外壁に設
けた超音波付加器によって外壁を介して少なくとも連続
繊維に午えてもよいし、又は適当数の超音波振動子例え
ばセラミック振動子を液体中に適切に配置して直接与え
てもよい、超音波の照射パターンは連続的であってもパ
ルス状であってもよい、その強度や振動数及び照射時u
■は連続繊維やこれに付着させる短繊維、ウィスカ又は
粉末の種類、あるいは前記付着物の液中濃度、連続繊維
の浸漬時間などの処理条件によって選択するが、例えば
振動数は10KHz〜2000KHz程度が使用し易い
付着させるべき物を懸濁させる処理液は水でもよいが、
有機溶剤例えばエタノール、メタノール、アセトン特に
エタノールが好ましい、とりわけ、連続繊維の表面にサ
イジング剤が塗布されている場合には、サイジング剤の
溶解により短繊維などの付着が容易となり、又、揮発性
が水に比べて高いので乾燥が速く、生産性が向1−する
利点がある。又、前記有機溶剤と水との混合物を使用し
てもよい。
処理液中の付着物濃度は特に限定されないが、あまり小
さいと連続繊維上に均一な付りがみられず効果が少なく
なり、又逆に大きすぎると付着rIiが必要以上に多く
なるため、例えば伺着物として炭化ケイ素ウィスカを用
い、繊維数6000木/ヤーンの連続m離京を処理する
場合、炭化ケイ素ウィスカ濃度は0−5 g / l〜
30 g / i程度が好ましい。
多数の連続繊維よりなる束を処理液中に授精する場合に
は浸漬前にta維離京ブロワを当てて開繊することが望
ましい、fa繊維数処理液への超音波振動子 31ffiするとよい、繊維数が少ないか、又は処Jl
ll液に充分に超音波振動を付与する場合にはブロワは
かならずしも必要ではない。
処理液を入れた処理槽の数は1基でもよいが、複数の付
着物を用いる場合などには、各々の付着物を懸濁した複
数の処理槽を用いてもよい、浸漬時間の調整は可動ロー
ルなどの通常の方法により行うことができる。又、必要
ならば処理した連続繊維束をボビンに巻取るtmに乾燥
炉や赤外線乾燥機、熱風乾燥機等を用いて乾燥させる。
次いで前記方法によって製造した繊維体を適当な長さに
切断するか、又は該繊維体を予め所望のFRM製品に応
じた大きさ、形状の予flL&形体とし、鋳造型のキャ
ビティ内に配置する。
異なる種類のm雌体を組合せて使用してもよい。
又、前記繊維体あるいは予備成形体を溶湯中で製造する
場合には、連続繊維と短繊維、ウィスカ又は粉末のうち
の少なくとも1種とを鋳造型のキャビティ内に配置する
この鋳造型を所定温度例えば700℃〜800℃に予熱
し2次いでキャビティ内に鋳造型とほぼ同温度に加熱し
た母材金属の溶湯を注入する。
次いで、この溶湯を所定圧例えば400kg/crn’
〜900kg/cm’に加圧しながら室温まで冷却して
11材金属を固化させる。
なお、前記により形成された繊維体あるいは予備成形体
を含む溶湯をキャビティ内で冷却・固化するとFRM物
品が製造される。又、溶湯に前記am体を通すか、ある
いは短繊維、ウィスカ又は粉末のうちの少なくとも1種
を含む溶湯中に連続繊維を通し、引上げて固化するとF
RMワイヤが製造される。更に必要があれば表面加重や
機械加工を行ってもよい。
本発明に用いる連続Ia維やこの表面に付着させる短繊
維、ウィスカ又は粉末及び金属母材は市販品をそのまま
使用することができる。
第1図に本発明の繊維強化金属の一例を示す。図中、1
3はウィスカ(又は短繊維)、14は連続繊維、15は
母材金属を示し、連続繊維14の間隙にウィスカ13が
配置され、残る空1?++に母材金属15を充填した構
造を有する。ウィスカ13の種類や性状、付着時の条件
又はウィスカ13を付着した連続縁#14の充填条件な
どを選択すれば、ウィスカ13を間隙に均一に配置する
こともできるし、又は連続繊維14の周囲に集中的に配
置することもできる。ウィスカ13によって母材金属1
5は強化されるが、更に強化するために元素添加するこ
とも可能である。この場合、母材の合金組成は限定され
るものではない、連続繊維14の間隙にウィスカ13が
配置されることによって、連続繊維14同士の接触が防
止される利点があるほか、ウィスカ13の賃を変えるこ
とによって連続繊維14の体積率を制御できる。更に、
ウィスカ13の存在によって連続繊維14と直角方向の
強度が改善されるために、繊維強化金属のw方性が軽減
される。1;I材金F&15より小ぎい熱膨張係数を有
するウィスカ13を使用すれば、熱的残留応力が軽減さ
れる効果がある。
すなわち、本発明のFRMにおいては連続繊維に短繊維
などが均一に付着し、且つ該連続繊維が母材金属中に均
一に分布するため、FRMの強度が向上すると共に、連
続繊維とf11材金属との熱膨張係数の差がより減少し
、熱的残留応力が軽減される。更に詳しく説明すると、
母材金属15の8膨張係数は連続繊維14のそれよりも
大きいため、繊維強化金属の冷熱サイクルr1荷時に連
続ta維14と母材金属15間でずれあるいは剥離が生
ずる。しかしながら、i!1!続繊維14の繊維間隙に
介在するウィスカ13の熱膨張係数が母材金属15のそ
れよりも小さいと、ウィスカ13が連続m雄14と母材
金属15の界面における熱膨張の緩衝材として働き、連
続繊維14と母材金属15との熱膨張係数の差が減少す
る。そのため、熱的残留応力が軽減される。更に、耐摩
耗性を有するウィスカ13を使用することによって耐摩
耗性に優れた繊維強化金属を得ることができる。
(実施例) 以−ドの実施例において本発明を更に詳細に説明する。
なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
実施例1: 第2図は本発明に用いる強化繊維体の製造装置の一例を
示す。炭化ケイ素ウィスカ(W均直径約0.2終m、平
均長さ約100終m)5gをエチルアルコール1000
ccの入った処理槽l中に投入後、超音波付加器2によ
り超音波振動を与えて懸濁させ、処理液3を調整した。
東しく株)製M40炭素繊維東C繊維直径7〜8延m、
繊維数6000本、サイジング削材)4をポビン5から
巻戻し、超音波を付加させたままで浸漬時間が約15秒
となるよう可動ローラ6及び7によって調節して処理液
3中に浸漬しながら通し、次いで圧力ローラ8及び9に
よって押圧した後再びポビン10に巻取り、室温・大気
中で乾燥させた。
図中、11はブロワ、12は乾燥炉を示し、必要に応じ
て使用する。
処理面黒色であったIa維は処理後うぐいす色を帯び、
電子顕微鏡(SEM)観察の結果、第3図に示すように
ウィスカ13が連続繊維14上に付着しているのが認め
られた。又、処理後秤量の結果、繊維条長さlom当り
O,15g (連続繊維に対する体積率2.3%)のウ
ィスカが伺着しているのが判った。
次いで、第4図(A)に示すように、前記方ツノ、によ
り製造した繊維体16を長さ150 m mに切断して
50本束ね、鋼製パイプ17中に挿入した0次いで(B
)に示すように、鋼製パイプ17をヒータ18により窒
素ガス中で760℃に予熱し、更に(C)に示すように
鋳造型19内に配置して、760℃に加熱した純アルミ
ニウムの溶湯20を注入し、パンチ21を用いて500
 k g / c m’ テロ 0秒加圧した。
得られた繊維強化金属の連続繊維の繊維軸線に対して直
角方向の金属組織の断面図を第1図に示す。図から明ら
かなように、連続繊維14はlll金金属15中均一に
分散され、相互の接触はほとんど認められなかった。又
、繊維間隙には多数のウィスカ13の存在が確認された
実施例2: )5化ケイ素ウィスカ(実施例1で用いたものと同じ)
と窒化ケイ素ウィスカ(平均直径約0.3用 平均長さ
約200用m)各5gを、第2図に示すエチルアルコー
ル1o00ccの入った処理槽1中に投入後、!音波付
加器2によりMi汗波振動を与えて懸濁させ、処理液3
を調整した。実施例1と同一の炭素繊維束を使用し、浸
漬時間を20秒とする以外は実施例1と同様の77法で
ウィスカを付着させた連続繊維体を製造したところ、繊
維東長さ10m1′!’1リ 0.2g (連続繊維に
対する体積率3.1%)のウィスカが付着した。
次いで第4図(A)に示すように、前記方法により製造
した繊維体16を長ざ150mmに切断して100本束
ね、鋼製パイプ17中に挿入した。次いで(B)にに、
1(すように、鋼製パイプ17を窒素ガス中で720℃
に予熱し、更に(C)に示すように、鋳造型19内に配
置して、720℃に加熱した純マグネシウムの溶湯20
を注入し、パンチ21を用いて750kg/ c rn
’で60秒加圧した。
得られた繊維強化金属の、連続繊維のam軸線に夕、+
して直角方向の金属組織の断面図は第1図と同様であり
、t’a維間隙には多数のウィスカが認められ、連続繊
維同士の接触は著しく少なかった。
曲げ強さ測定試験: 実施例1と同様の方法を用いて、ウィスカ付着条ヂ[を
変えて本発明の繊維強化金属を製造し、連続繊維の繊維
軸に対して直角方向に対する曲げ試験を行った。結果を
第5図に示す。
ウィスカを付着させた連続繊維を用いた本発明の繊維強
化金属は、ウィスカを用いない従来のla維強化金属に
比べて約2〜5倍曲げ強さが向1−シており、ハイブリ
ッド効果が明確に現われている。又、超音波付加の効果
及び処理液にエタノールを用いる効果も明瞭であり、イ
・1着時の条件を適切に選択することにより大きな曲げ
強さが得られることが判る。
(発明の効果) (−述のように本発明の繊維強化金属は、所定形状の、
連続繊維と、該連続繊維の繊維間隙に介在する短繊維、
ウィスカ又は粉末のうちの少なくとも1種と、母材金属
とからなるものであるため、母材金属中に各々の連続繊
維を均一に分散させることができ、繊維体積率を非常に
広範囲に制御することが可能であり、更に連続繊維と付
着物及び母材金属の種々の組合せが可能であるため広範
囲にわたる要求特性を満たすことができる。又、連続m
雄同士の接触が誠少し、且つその組成が均一となるため
圧縮剪断強さなどの機械特性も改善された。特に連続繊
維の繊維軸線に垂直な方向の強度が著しく向−1−し、
異方性が改善された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の繊維強化金属の一例の金属組織の光学
顕微鏡写真、 第2図は本発明の繊維強化金属に用いる強化繊維体の製
造装置の一例の概略図、 第3図は第2図の装置を用いて製造した繊維体における
繊維の形状を示す電子WJ微鏡写真、第4図は第3図の
繊維体を用いて本発明の繊維強化金属を製造する工程を
示す概略図、第5図は本発明の繊維強化金属のウィスカ
付71条件と曲げ強さ及び従来の繊維強化金属の曲げ強
さを示すグラフである。 図中、 l・・・処理槽 3・・・処理液 5.10・・・ボビン 8.9・・・圧力ローラ 12・・・乾燥炉 14−を続jam 16・・・繊維体 18・・・ヒータ 20・・・溶湯 2・・・超音波付加器 4・・・炭素繊維束 6.7・・・[11動ローラ 11・・・ブロワ 13・・・ウィスカ 15・・・母材金属 17・・・パイプ 19・・・鋳造型 21・・・パンチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭化ケイ素、窒化ケイ素、アルミナ、シリカ、ア
    ルミナ−シリカ、ジルコニア、ベリリア、炭化ボロン、
    炭化ケイ素、炭化チタン等のセラミック、炭素、金属、
    金属間化合物等の耐熱性物質より選択された少なくとも
    1種からなる連続繊維と、 該連続繊維の繊維間隙に介在し、該連続繊維の一本一本
    に均一に付着してなる炭化ケイ素、窒化ケイ素、アルミ
    ナ、シリカ、アルミナ−シリカ、ジルコニア、ベリリア
    、炭化ボロン、炭化ケイ素、炭化チタン等のセラミック
    、炭素金属、金属間化合物等の耐熱性物質より選択され
    た少なくとも1種からなる短繊維、ウィスカ又は粉末の
    うちの少なくとも1種と、 母材金属とからなり、 該短繊維、ウィスカ又は粉末の熱膨張係数が該母材金属
    の熱膨張係数よりも小さく、且つ該連続繊維が該母材金
    属中に均一に分散してなることを特徴とする繊維強化金
    属。
  2. (2)連続繊維の長手方向にわたり少量の短繊維、ウィ
    スカ又は粉末のうちの少なくとも1種が均一に付着し、
    且つ該連続繊維同志の接触がほとんどないことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の繊維強化金属。
  3. (3)繊維強化金属のいかなる断面においても、連続繊
    維の体積率が実質的に一定であり、且つ該連続繊維同志
    の接触が実質的にないことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の繊維強化金属。
  4. (4)短繊維、ウィスカ又は粉末のうちの少なくとも1
    種の連続繊維に対する体積率が1〜9%であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の繊維強化金属。
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