JPH0257131A - 植物培養器構造および植物培養方法 - Google Patents

植物培養器構造および植物培養方法

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JPH0257131A
JPH0257131A JP63206939A JP20693988A JPH0257131A JP H0257131 A JPH0257131 A JP H0257131A JP 63206939 A JP63206939 A JP 63206939A JP 20693988 A JP20693988 A JP 20693988A JP H0257131 A JPH0257131 A JP H0257131A
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JP
Japan
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culture container
plant
culture
plant culture
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP63206939A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Nishihira
西平 隆彦
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KANEKO SHIYUBIYOU KK
Original Assignee
KANEKO SHIYUBIYOU KK
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Publication date
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  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)無菌状態が維持されるように構成された植物培養
容器内に、該植物培養容器 から離脱自在となすとともに液体が浸 透可能となるように構成された培養物 生育能を設けたことを特徴とする植物 培養容器構造。
(2)請求項1記載の植物培養容器に空気出入部と、排
出口と、を設けたことを特 徴とする植物培養容器構造。
(産業上の利用分野) この発明は、組織培養により優良な培養苗を大量に生産
するための植物培養容器の構造に関し、特に培養から順
化までを一つの植物培養容器において移植作業無しで行
うことができるように構成することにより、組織培養に
よる培養苗の生産を効率的かつ経済的に行うことができ
るようにした植物培養容器の構造に関する。
また、この発明は、上記の植物培養容器を利用して、植
物培養を行うことにより、優良な苗を大量かつ安価に供
給するようにした植物培養方法に関する。
(従来の技術および従来の問題点) 近年、植物組織培養により優良な苗を大量に生産し安価
に供給しようとする研究が活発におこなわれている。
この植物組織培養を行う場合には、従来、まず、第5図
、第6図に示すような、寒天培地1が入った培養容器2
.3内に植物体を植え付は該植物体をある程度の大きさ
まで生育させ、しかる後、該生育した植物体を手作業に
より培養容器2.3から取り出し、別の培養土が入れら
れたポットまたは育苗箱に植付は順化させることにより
、その培養を行っていた。
しかしながら、上記従来の培養においては、培養容器2
.3に植え付は生育させた植物体を該培養容器2.3か
ら取り出す作業と、この取り出した植物体を別の培養土
が入れられたポットまたは育苗箱に植付は順化させる作
業と、の二つの作業を行う必要があり、このため培養作
業が煩雑になるという問題点があった。
特に、上記培養容器2.3から生育させた植物体を取り
出す作業と、この取り出した植物体を別の培養土が入れ
られたポットまたは育苗箱に植付は順化させる作業は、
手作業により行うために人手が多く必要となりその作業
に時間がかかりすぎる。
さらに、培養容器2.3から生育させた植物体を取り出
す場合に、植物体を抜き取って別の培養土が入れられた
ポットまたは育苗箱に植付けるため、この際、植物体の
根が切断されたり、地上部の葉が傷んだりして順化が難
しいものとなってしまうという問題点があった。
また、上記のように取り出した植物体を別の培養土が入
れられたポットまたは育苗箱に植付は順化させるために
、ポットまたは育苗箱を別に用意しなければならないと
いう問題点があった。
さらに、第7図に示す、現在研究中の培養容器5(長岡
正昭・安井秀夫・瀬井将公(1987):昭和62年春
季園芸学会発表要旨、 342−343)においては該
培養容器5内を無菌状態にして植物体の植え付けを行っ
た後に、培養容器5平面部に蓋4をのせ密封するように
構成されているが、ボルト6、ナツト7を利用して蓋4
を取り付けるため時間がかかり、この間に空気中の菌が
培養容器内に入り込むことによりコンタミネーションが
発生する恐れがあるという問題点があった。
さらに、従来の培養容器2.3は、その容積が小さく構
成されているため、一つの培養容器2.3に数個体しか
植え付けることができず生産性が低いという問題点があ
った。
さらに、従来の培養容器2.3は一度密封されると、外
部の空気が流通しにくいような構造になっていたため、
培養容器2.3内における空気の流通が悪く、このため
植物体の生育が遅いという問題点があった。
(発明の目的) この発明は」1記従来の問題点に鑑みてなされたもので
あって、下記に記載する目的を達成しようとするもので
ある。
■培養から順化までを−っの植物培養容器において移植
作業無しで行うことにより、組織培養による培養苗の生
産を効率的かつ経済的に行うことを目的とする。
■培養から順化までの移植作業を無くすことにより植物
体の根や葉を傷めることなく、容易かつ短時間に能率的
に順化作業を行うことを目的とする。
■培養容器を大きく構成することにより一度に大量の培
養苗の供給を行うことにより生産性を向上させるととも
に、培養容器内に植物体の植え付けを行う際に、コンタ
ミネーションの発生を防止できるような培養容器を提供
することを目的とする。
■培養容器内において空気の流通を行うことができるよ
うにすることにより植物体の生育を良くするような培養
容器を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は、無菌状態が維持されるように構成された植
物培養容器内に、該植物培養容器から離脱自在となすと
ともに液体が浸透可能となるように構成された培養物生
育能を設けることにより上記目的を達成するものである
また、この発明は、前記植物培養容器に空気出入部と、
排水口と、を設けることにより上記目的を達成するもの
である。
さらに、この発明は、植物培養容器内に無菌状態の空気
を流通させ、液体培地を培養物生育籠内に浸透するよう
に供給して、植物の培養を行うことにより上記目的を達
成するものである。
(作用) この発明は上記手段により植物の培養を行うことにより
、下記に記載する作用を奏する。
■無菌状態が維持されるように構成された植物培養容器
内に、該植物培養容器から離脱自在となすとともに液体
が浸透可能となるように構成された培養物生育能を設け
ているため、この培養物生育籠内にバーミキュライト等
の植物支持体を入れ植物体を植え付けることにより培養
から順化までを一つの植物培養容器において移植作業無
しに行うことができる。
■植物体が順化に適する大きさまで生育した後、上記バ
ーミキュライト等の植物支持体が入れられた培養物生育
能を培養容器から取り出し、順化を行うことにより、組
織培養による培養苗の生産において、植物体の根や葉を
傷めることなく、かつ容易、短時間に能率的に順化作業
を行うことができる。
■培養容器を大きく構成しているため、度に大量の培養
苗の供給を行うことができるとともに、培養容器に培養
容器の蓋を取り付ける際、パツキンによりその接着を行
うためにコンタミネーションの発生を防止することがで
きる。
■培養容器に空気出入部を設けることにより、培養容器
内に空気を流通させることができ、これにより、植物体
の生育を良くすることができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を詳細に説明する。
この実施例は、第1図〜第4図に示すように、無菌状態
が維持されるように構成された植物培養容器10内に、
該植物培養容器10から離脱自在となすとともに液体が
浸透可能となるように構成された培養物生育能12を設
けたものである。
また、この実施例においては、前記植物培養容器10に
空気出入部14と排出口18と、を設けたものである。
前記植物培養容器10は、たとえばステンレスのような
耐食性と耐熱性を有する材質により構成されるとともに
、−度に少なくとも数十個〜数百個体(たとえば、サト
イモならば50〜70個体、コンニャクならば70〜1
00個体、ニンジンならば200〜300個体)の培養
を同時に行うことができるような容積を有するように構
成されている。
前記植物培養容器10は、平面部10Aが開口とされた
略直方体形状をなしており、さらに、第4図に示すよう
に、側面都立上り壁10Bの上端部22が略逆り型に屈
曲されるとともに、その先端部22Aが培養容器10本
体方向内側に湾曲して折り曲げられている。
前記植物培養容器10の平面部10A全体には、該開口
平面部全体に密着されるように構成された蓋部24が配
置されている。
前記蓋部24は、−枚の透明ガラス板26と、該ガラス
板26の外周部全周に固着されたシリコンパツキン28
と、から構成されている。
前記シリコンパツキン28には、第4図に示すように、
前記植物培養容器10側面部立上り壁10Bの上端部2
2が嵌入されるように構成された切欠溝30が形成され
ている。
上記のように植物培養容器10側面部立上り壁10Bの
」二端部22が蓋部24のシリコンパツキン28の切欠
溝30に嵌入されることにより、植物培養容器10内の
無菌状態が維持されコンタミネーションの発生を防止す
ることができる。
前記培養物生育能12は、120℃で滅菌して無菌状態
にするため耐熱性を有するとともに、耐食性をも有する
ステンレス等の材質により構成されている。
前記培養物生育能12は、第3図に示すように、植物培
養容器10の底面部10cに置かれた場合において、少
なくとも該底面部10Cに対して略垂直となるように鉛
直方向に延在配置された支持枠32Aと、該底面部10
Cに対して略平行となるように水平方向に延在配置され
た支持枠32Bと、を有しており、さらに、この支持枠
32により網状の保持部34が固着されるように構成さ
れている。
前記培養物生育能12の保持部34は、その中にバーミ
キュライト、ポリエステル等の植物支持体を入れること
ができるような強度を有しており、さらに、液体培地等
の液体が支持枠32の網目から該培養物生育能12中の
植物支持体に浸透されるように構成されている。
前記培養物生育能12の水平方向に延在配置された支持
枠32BJz方には、持上げ取手36が取り付けられて
おり、この取手36を持って培養物生育能12を上方に
移動させることにより培養物生育能12を植物培養容器
10から離脱自在となすように構成されている。
前記植物培養容器IO側側面部上上壁10Bの鉛直方向
上部近傍には、第2図に示すように、複数の空気出入部
14Δ、14Bが設けられている。
前記複数の空気出入部14A、14Bには、空気を無菌
状態にして植物培養容器10内に送り込むように構成さ
れたエアーフィルター38が設けられている。
前記複数の空気出入部14A、14Bにより、植物培養
容器10内の空気と水蒸気の流通調節をおこなうことが
できる。
前記植物培養容器10側面部立上り壁10Bの鉛直方向
下部近傍には、第2図に示すように、複数の排出口18
A、18I3が設けられている。
前記複数の排出口18A、1813は、常時栓40によ
り密閉されている。
前記複数の排出口18A、18Bは、培養終了後液体培
地を排出するとともに、植物支持体に含まれている液体
培地を水により洗い流せるように構成されている。
つぎに、上記実施例にかかわる植物培養容器10を利用
して植物を培養する方法の実施例について説明する。
この実施例は、植物培養容器10内に無菌状態の空気を
流通させ、さらに、液体培地を培養物生育部内に浸透す
るように供給する方法により植物を培養する方法である
以下この培養方法について詳細に説明する。
まず、バーミキュライト、ポリエステル等の植物支持体
を培養物生育能12の中に入れ、さらに、この培養物生
育能12を該植物培養容器10内に入れる。
その後、該植物培養容器10内に液体培地を、培養物生
育部内の植物支持体層の約二分の−まで入れ浸透させて
滅菌を行った後、無閉状態が維持されたクリーンベンチ
内において植物支持体に培養物を移植し培養を行う。
培養中は、上記のように本植物培養容器10と蓋24と
の接着が完全であるためコンタミネーションが生じるこ
とはない。
尚、蓋24が密着された植物培養容器10内に、複数の
空気出入部14A、14Bから無菌状態の空気が自然に
供給され植物培養容器10の空気と水蒸気が調節される
この空気と水蒸気の流通により健全な植物体が作出でき
、順化も容易に行うことができる。
つぎに、植物培養容器10内の培養物生育部12におい
て培養物が適度な大きさまで生育した後、液体培地を複
数の排出口18A。
18Bから排出し、さらに、植物支持体に含まれている
液体培地を完全に洗い流すために、−刃側の排出口18
Aから水を注入し、他方の排出口18Bから水を排出す
る。
この作業により順化の際、前記液体培地に含まれた栄養
源が完全に除去されるため、カビが発生することがない
」1記作業の後、培養物生育部12のみを植物培養容器
10から取り出し順化を行う。
このようにして順化を行うことにより、植物体の根や葉
を傷めることなく、順化作業を短時間に容易かつ能率的
に行うことができ、健全でしっかりした培養苗を供給す
ることができるとともに、植物培養容器10本体を繰り
返し利用することができる。
(発明の効果) 本発明は、」二記のような植物培養容器構造および植物
培養方法により培養を行っているため、以下に記載する
効果を奏する。
■この発明においては、無菌状態が維持されるように構
成された植物培養容器内に、該植物培養容器から離脱自
在となすとともに液体が浸透可能となるように構成され
た培養物生育部を設けているため、この培養物生育籠内
にバーミキュライト等の植物支持体を入れ植物体を植え
付けることにより培養から順化までを一つの植物培養容
器において移植作業無しに行うことができる。
このことにより作業能率が飛躍的に向上するという優れ
た効果を有する。
更に、植物培養容器本体を繰り返し使用することができ
、経済的であるという優れた効果を有する。
■植物体が順化に適する大きさまで生育した後、上記バ
ーミキュライト等の植物支持体が入った培養物生育部を
培養容器から取り出し、順化を行うことにより、植物体
の根や葉を傷めることなく、かつ容易、短時間に能率的
に順化作業を行うことができるという優れた効果を有す
る。
■培養容器を大きく構成しているため、度に大量の培養
苗の供給を行うことができ、これにより安価に優良な培
養苗の大量供給を可能にするとともに、培養容器に蓋を
取り付ける際、完全に密着されるためコンタミネーショ
ンの発生を防止することができるという優れた効果を有
する。
■培養容器に空気出入部を設けているため、培養容器内
に空気を流通させることができ、これにより、植物体の
生育を良くすることができるという優れた効果を有する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の植物培養容器構造の実施例を示す斜視
図、 第2図は上記実施例の正面図、 第3図は本実施例の植物培養容器の中に入る培養物生育
部の斜視図、 第4図は本実施例の植物培養容器と蓋部との接合状態を
示す部分拡大断面図、 第5図は従来の植物培養容器の斜視図、第6図は他の従
来の植物培養容器の正面図、第7図は他の従来の植物培
養容器の正面図である。 10・・・植物培養容器、 12・・・培養物生育能、 14・・・空気出入部、 18・・・排出部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無菌状態が維持されるように構成された植物培養
    容器内に、該植物培養容器から離脱自在となすとともに
    液体が浸透可能となるように構成された培養物生育籠を
    設けたことを特徴とする植物培養容器構造。
  2. (2)請求項1記載の植物培養容器に空気出入部と、排
    出口と、を設けたことを特徴とする植物培養容器構造。
  3. (3)植物培養容器内に無菌状態の空気を流通させ、さ
    らに、液体培地を培養物生育籠内に浸透するように供給
    することにより植物を培養する方法。
JP63206939A 1988-08-21 1988-08-21 植物培養器構造および植物培養方法 Pending JPH0257131A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2861611A1 (fr) * 2003-11-03 2005-05-06 Matcleaner Sas Dispositif de traitement de chutes en forme de plaques, notamment des plaques de platre

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6344813A (ja) * 1986-08-12 1988-02-25 株式会社小松製作所 養液培養装置
JPS63188321A (ja) * 1987-01-30 1988-08-03 新日鐵化学株式会社 植物増殖装置
JPS63287423A (ja) * 1987-05-18 1988-11-24 Watanabeyasushi Kk 植物組織培養順化装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19920512