JPH0256545A - フィルムカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、カメラ等の撮影機に使用されるフィルムカー
トリッジに関する。

［従来の技術］ 従来、この種のフィルムカートリ・νジとしては、例え
ばダツルマガジン方式のものかある。このフィルムカー
トリッジは一側に未露光フィルム供給部を有し、他側に
露光済フィルム巻取部を有している。この露光済フィル
ム巻取部と未露光フィルム供給部とを連通ずるフィルム
通路はカメラ側の露光済を出入させる露光窓を有してい
る。

このようなフィルムカートリッジをカメラにセットする
と、未露光フィルム供給部から素巻の未露光のフィルム
がフィルム通路内の露光位置に繰り出されて露光され、
露光済のフィルムとして露光済フィルム巻取部に巻取ら
れるようになっている。

［発明か解決しようとする課題］ しかし、前記した従来のフィルムカートリッジの構成て
は、露光済のフィルムの現像処理に際しては、露光済フ
ィルム巻取部から露光済のフィルムを取り出す必要があ
り、そのためには、露光済フィルム巻取部を破壊しなけ
ればならず、そのためのオープナ等の工具ないし治具を
必要とし、しかも、露光済のフィルムの取出しに手間が
かかってしまうという問題がありだ。

また露光済のフィルムの巻取りの際、露光済フィルム巻
取部の繰入口の内側に設けたテレンプ等の遮光部材との
摩擦によってスタチックマークやすり傷が発生し、写真
性能か悪化するという問題かあった。

本発明は前記問題点に着目してなされたもので、その目
的とするところは、露光済のフィルムの取出しに不可欠
なオープナ等の工具ないし治具を不要とし、露光済のフ
ィルムの取出し作業を容易にし、しかも摩擦によるスタ
チックマークやすり傷の発生を防止して、写真性能を向
上させることのできるフィルムカートリッジを提供する
ことにある。

［課題を解決するための手段］ 前記目的を達成する本発明の構成は、未露光フィルム供
給部と、遮光性リーダ一部で話導される露光済のフィル
ムをスプール軸を介して巻取る露光済フィルム巻取部と
を備えたフィルムカートリッジにおいて、前記露光済フ
ィルム巻取部は未露光フィルム供給部と一体的に形成し
た押え片て支持されていることを要旨とする。

本発明の好ましい実施態様によれば、押え片か、その先
端部分に、スプール軸に巻取られた露光済フィルムを遮
光用裏紙と共に抱持する環状抱持部を有するこを特徴と
する。

［作　用］ 露光済のフィルムの巻取りの際、露光済フィルム巻取部
が繰入口を何ら備えていないので、繰入口の内側に設け
られる遮光部材との摩擦によるスタチックマークやすり
傷の発生を防止てき、写真性能を向上させることかでき
る。

フィルムカートリッジを取外しても、遮光用の裏紙の巻
込まれた縁端部と、スプール軸の両端に形成されたフラ
ンジとで露光済のフィルムの遮光性が保持される。

また、露光済のフィルムの現像処理を行うために露光済
のフィルムを取出す場合、オープナ等の工具ないし治具
が不要となり、取出し作業が著しく簡便になる。したが
って、前記問題点を除去することがてきる。

〔実施例コ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の実施例に係るフィルムカートリッジの
未使用状態を示す斜視図である。

図面において符号１は未露光フィルム供給部てあり、こ
の未露光フィルム供給部ｌは軸なしで、素巻の未露光の
フィルムが遮光用の裏紙２とともに収納されており、フ
ィルムの先端は遮光用の裏紙２のリーダ一部３に接着テ
ープ等で固着されている。未露光フィルム供給部ｌの繰
出口４に遮光部材が設けられ、内部への光を遮れるよう
になっている。

このような未露光フィルム供給部ｌの繰出口４から遮光
用の裏紙２のリーダ一部３が繰出され、リーダ一部３の
先端が露光済フィルム巻取部５のスプール軸６に接着さ
れて露光済のフィルムか遮光用の裏紙２とともに巻付け
られるようになワている。

露光済フィルム巻取部５のスプール軸６は大径に形成さ
れ、両端に夫々フランジ７ａ、　７ｂか形成されている
。一方のフランジ７ａの中心にはカメラ側の駆動軸と嵌
合する嵌合孔が形成され、他方のフランジ７ｂの中心に
はカメラ側の軸受穴と嵌合する小径軸８が突出して形成
されている。

また露光済フィルム巻取部５は未露光フィルム供給部１
と一体的に形成した押え片９で支持され、未露光フィル
ム供給部１と所定の間隔をなしている。

詳しくは、押え片９は未露光フィルム供給部ｌの繰出口
４の一部から帯状に繰出方向に延伸し、端部で巻取方向
に湾曲してスプール軸６よりも若干小さい径の環状をな
し、先端部がフリーに形成される環状抱持部工０を備え
、スプール軸６およびこれに巻付けられた遮光用の裏紙
２や露光済フィルムを弾性的に抱え込むことによって露
光済フィルム巻取部５を支持てきるようになっている。

次に、前記構成のフィルムカートリッジの使用方法を説
明する。

ｔ５１図に示す未使用状態のフィルムカートリッジをカ
メラのカートリッジ収納室にセットし”Ｃ空振りを行う
と、露光法フィルム巻取部５のスプール軸６に、まず遮
光用の裏紙２のソータ一部３が巻付けられ、次いて、遮
光用の裏紙２とともに未露光フィルムが露光位置に繰出
される。そして、コマ毎に露光法のフィルムを巻取ると
、露光法のフィルムの巻取径か次第に増大し、これに伴
って押え片９の環状抱持部１０は第１図において仮想線
て示すように付勢力に抗して拡径する。

所定のコマ数の露光を終えて遮光用の裏紙２のトレーラ
一部をも巻取ると、遮光用の裏紙２のトレーラ一部はス
プール軸６に巻付けられ、押え片９の環状抱持部１０に
よって巻太りしないように保持され、その結果、フィル
ムカートリッジの取外しか可能となる。

カメラからフィルムカートリッジを取外しても、遮光用
の裏紙２の巻込まれた縁端部と、スプール軸６の両端に
形成されたフランジ７ａ、７ｂとて露光法のフィルムの
遮光性が保持される。

露光法のフィルムの現像処理に際しては、露光法フィル
ム巻取部５を破壊することなく露光法のフィルムを取出
し、自動現像処理機にセットするこのように露光法のフ
ィルムの取出しに際し、オープナ等の工具ないし治具が
不要となり、取出し作業が著しく簡便となる。

また、露光法のフィルムを巻取の際、内側にテレンプ等
の遮光部材を設ける縁入口が何ら形成されていないのて
、遮光部材との摩擦によるスタチックマークやすり傷の
発生を防止てき、写真性能を向上させることかてきる。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではない。

例えばこの実施例ては幅の狭い押え片か１本の場合につ
いて説明したが、これに限らず、幅広の押え片を設け、
あるいは２本の押え片を平行に設けて露光法フィルム巻
取部を確実に支持することもてきる。

また■環状抱持部１０の幅だけを広くすること、■環状
抱持部１０を未露光フィルム供給部１に連結する連結部
１１の幅を広くすること（フィルム平面性を補助的に向
上することか、より好ましい、）、■鎖連結部１１は未
露光フィルム供給部１と一体成形される必要はなく、嵌
合、接着等の任意の手段て固定してもよい。■連結部１
１と環状抱持部ｌＯとの境に折れ線やミシン目等を入れ
ておき、全露光済フィルムをカメラから取出した後、こ
こから切り離し、現像所に対する現像依頼取扱を容易に
すること、等の実施例を本発明は包含する。

［発明の効果］ 本発明によれば、露光法フィルム巻取部か未露光フィル
ム供給部と一体的に形成した押え片で支持される構成と
したのて、露光法のフィルムの取出しに不可欠なオープ
ナ等の工具ないし治具を不要とし、露光法のフィルムの
取出し作業を容易にし、しかも摩擦によるスタチックマ
ークやすり傷の発生を防止して、写真性能を劣化させな
いという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るフィルムカートリッジの
未使用状態を示す斜視図である。 ｌ：未露光フィルム供給部 ２：裏紙 ３・ソータ一部 ４・繰出口 ５：露光法フィルム巻取部 ７ａ、７ｂ　・フランジ ９：押え片 ＩＯ環状抱持部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、未露光フィルム供給部と、遮光性リーダー部で誘導
   される露光済のフィルムをスプール軸を介して巻取る露
   光済フィルム巻取部とを備えたフィルムカートリッジに
   おいて、前記露光済フィルム巻取部は未露光フィルム供
   給部と一体的に形成した押え片で支持されていることを
   特徴とするフィルムカートリッジ。 ２、押え片が、その先端部分に、スプール軸に巻取られ
   た露光済フィルムを遮光用裏紙と共に抱持する環状抱持
   部を有するこを特徴とする請求項第（１）項記載のフィ
   ルムカートリッジ。