JPH0256084B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、主として缶や瓶等に入れられた清涼
飲料、鉱水、果実飲料、酒類、茶、コーヒー、コ
コア等の飲料品やその他の食料品等の缶入商品や
瓶入商品等の商品をスーパーマーケツト、レスト
ラン、ホテル、ドライブイン、ストア等の自動販
売機、冷蔵庫、シヨーケース、展示ケース等で販
売する際に使用される縦積み用商品陳列棚に関す
るものである。

（従来の技術） 従来、この種の横積み用商品陳列棚は、商品載
置体の長方形状の載置板の両側縁に仕切板とを、
折曲溝を介して起伏自在に延設し、且つ商品載置
体の載置板及び仕切板の折曲溝近傍には係止突片
と嵌合片とから成る仕切板立設保持用の固定部を
適宜間隔に設けるように形成されていた（例え
ば、実公昭61−25404号公報）。

（発明が解決しようとする問題点） ＜従来の技術の問題点＞ しかしながら、缶入商品や瓶入商品等の商品を
陳列する際に、缶入商品や瓶入商品等の商品を商
品載置体の載置板上のみに１列縦隊か２列縦隊か
の１段にしか陳列することができないため、缶入
商品や瓶入商品等の商品の陳列量が少なく、しか
も、商品載置体の載置板が水平状態になつている
ため、缶入商品や瓶入商品等の商品が取出しにく
いことと、缶入商品や瓶入商品等の商品が見にく
いこととが相俟つて、商品のデイスプレーとして
の効果が発揮されず、販売促進の低下を招いてい
た。

＜技術的課題＞ そこで、本発明は、叙上のような問題点を解決
するために創出されたもので、缶入商品や瓶入商
品等の商品の陳列量を増大させることができるよ
うにすると共に、缶入商品や瓶入商品等の商品を
取出し易く、且つ見易くして、商品のデイスプレ
ーとして抜群の効果を発揮させ、販売促進の向上
を著しく図れるような横積み用商品陳列棚を提供
するものである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、従来の問題点を解決するための技術
的手段として、前後方向へ長い載置板の左右側面
に、前端部に商品保持片を有する複数枚の棚板
を、後方から前方へ行くに従つて下方へ漸次傾斜
するよう上下方向へ適宜間隔に夫々設け、且つ載
置板の少なくとも前端部及び後端部に連結孔を設
け、更に載置板の前記各棚板に対応する前端部に
支持孔を夫々設けて成る複数枚の商品載置体と、
缶入商品や瓶入商品等の商品の大きさに応じて適
宜長さに設定した支杆の両端部に、前記商品載置
体１の各連結孔に着脱自在に連結するための連結
片を夫々設けて成る複数本の連結部材と、これと
同様に適宜長さに設定した主板の両端に、前記商
品載置体の支持孔に着脱自在に支持するための支
持片を夫々設けて成る複数枚のラベル表示板とか
ら構成した。

（作用） 本発明は、叙上のような技術的手段により、缶
入商品や瓶入商品等の商品を陳列する際に、先ず
１枚目と２枚目との各商品載置体の相対向する連
結孔の係止片に各連結部材の両端連結片を係止し
て順次連結し、且つ商品載置体の相対向する支持
孔にラベル表示板の両端支持片を支持し、次に２
枚目と３枚目との各商品載置体の相対向する連結
孔の両端連結片を係止して順次連結する如く、各
商品載置体を左右側方へ順次連結するするように
したものであある。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。

本発明の横積み用商品陳列棚は、第１図乃至第
３図に示すように、缶入商品Ａや瓶入商品等の商
品を横向きにして１列縦隊に載置する複数枚の商
品載置体１と、この各商品載置体１を適宜間隔に
連結する複数本の連結部材２と、各商品載置体１
の各段の商品のラベルを表示する数枚のラベル表
示板３とから構成されている。

前記商品載置体１は、先ず、前後方向へ長い載
置板４の上部、上下方向中央部、下部の各左右側
面に、前端部に上向き円弧状の商品保持片５を有
し且つ後端部に商品落下防止用の立上片６を有す
る３枚の下側棚板７、中側棚板８、下側棚板９
を、後方から前方へ行くに従つて下方へ漸次傾斜
され且つ左右側方へ均一に突出されるように設け
る。次に、載置板４の上側棚板７及び下側棚板９
の前端部下側と、上側棚板７及び下側棚板９の後
端部下側と、中側棚板８の前後方向中央部下側と
に、内面中央部に側面正方形状の係止片１０を有
する筒状の一対の前側連結孔１１、後側連結孔１
２を夫々設け、更に載置板４の各上側棚板７、中
側棚板８、下側棚板９の前端部下側には筒状の支
持孔１３を夫々設ける。そして、載置板４の各上
側棚板７、中側棚板８、下側棚板９の相互間には
商品確認兼材料節減用の四角形状の窓部１４を適
宜間隔に穿設するように形成されている。

前記連結部材２は、缶入商品Ａや瓶入商品等の
商品の大きさに応じて適宜長さに設定した縦断面
十字形状の支杆１５のの両端部に、前記商品載置
体１の各前側連結孔１１、後側連結孔１２の係止
片１０に係止して着脱自在に連結するための可撓
自在な一対の連結片１６を設けるように形成され
ている。

前記ラベル表示板３は、前記連結部材２と同様
に陳列する缶入商品Ａや瓶入商品等の商品の大き
さに応じて適宜長さに設定した長方形状の主板１
７の両端上部に、前記商品載置体１の各支持孔１
３に着脱自在に支持するための支持片１８を設け
るように形成されている。

［発明の効果］ 本発明は、叙上のように構成しから、缶入商品
Ａや瓶入商品等の商品を陳列する際には、第２図
及び第３図に示すように、先ず１枚目と２枚目と
の各商品載置体１の相対向する前側連結孔１１の
係止片１０に各連結部材２の両端連結片１６を係
止して順次連結し、且つ商品載置体１の相対向す
る支持孔１３にラベル表示板３の両端支持片１８
を支持し、次に２枚目と３枚目との各商品載置体
１の相対向する後側連結孔１２の係止片１０に各
連結部材２の両端連結片１６を係止して順次連結
するように、各商品載置体１を左右側方へ順次連
結するのみで、極めて容易に組立てることができ
る。

しかも、商品載置体１の載置板４の左右側面
に、前端部に商品保持片５を有する複数枚の棚板
７，８，９を、後方から前方へ行くに従つて下方
へ漸次傾斜するよう上下方向へ適宜間隔に夫々設
け、且つ載置板４の少なくとも前端部及び後端部
に連結孔１１，１２を設けたことにより、缶入商
品Ａや瓶入商品等の商品を複数段に積めること
と、各商品載置体１と各連結部材２とを、連結孔
１１，１２と連結片１６との連結手段によつて左
右側方へ順次連結できることとが相俟つて、缶入
商品Ａや瓶入商品等の商品の陳列量を従来よりは
るかに増大させることができる。

更に、商品載置体１の複数枚の棚板７，８，９
を、後方から前方へ行くに従つて下方へ漸次傾斜
するように夫々設けたことにより、陳列する缶入
商品Ａや瓶入商品等の商品、及び販売する際の自
動販売機、冷蔵庫、シヨーケース、展示ケース等
に応じて商品載置体１の傾斜を任意に調節できる
ため、缶入商品や瓶入商品等の商品が取出し易
く、且つ見易く、商品のデイスプレーとして抜群
の効果を発揮させることができ、、販売促進の向
上を著しく図ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図
は分解斜視図、第２図は組立てた状態の縦断側面
図、第３図は同上の前側連結部材に沿つた縦断正
面図である。 １……商品載置体、２……連結部材、３……ラ
ベル表示板、４……載置板、５……商品保持片、
６……立上片、７……上側棚板、８……中側棚
板、９……下側棚板、１０……係止片、１１……
前側連結孔、１２……後側連結孔、１３……支持
孔、１４……窓部、１５……支杆、１６……連結
片、１７……主板、１８……支持片、Ａ……缶入
商品。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 前後方向へ長い載置板の左右側面に、前端部
   に商品保持片を有する複数枚の棚板を、後方から
   前方へ行くに従つて下方へ漸次傾斜するよう上下
   方向へ適宜間隔に夫々設け、且つ載置板の少なく
   とも前端部及び後端部に連結孔を設け、更に載置
   板の前記各棚板に対応する前端部に支持孔を夫々
   設けて成る複数枚の商品載置体と、缶入商品や瓶
   入商品等の商品の大きさに応じて適宜長さに設定
   した支杆の両端部に、前記商品載置体の各連結孔
   に着脱自在に連結するための連結片を夫々設けて
   成る複数本の連結部材と、これと同様に適宜長さ
   に設定した主板の両端に、前記商品載置体の支持
   孔に着脱自在に支持するための支持片を夫々設け
   て成る複数枚のラベル表示板とから構成したこと
   を特徴とする横積み用商品陳列棚。