JPH0254596B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は遊戯機、自動販売機等のコイン挿入式
作動機械におけるコイン挿入装置の改良に関す
る。

〔従来の技術〕

従来のコイン挿入装置の一構成例を第１図を参
照して説明する。第１図は従来装置において、コ
イン挿入装置内に設けられたマイクロスイツチ１
のアクチユエータ２を投入されたコイン３が押し
下げる様子を説明したものである。まず、図示し
ないコイン挿入口に挿入されたコイン３は図示し
ないコイン誘導部材の中に移動し（第１図ａ）、
アクチユエータ２を押し下げる（第１図ｂ）。コ
イン３によつてアクチユエータ２がある程度の位
置まで押し下げられると、マイクロスイツチ１が
動作し、コインを受入れたことを示す信号が端子
４により発せられる。コイン３が更に移動する
と、遂にはアクチユエータ２はコイン３を離れ
（第１図ｃ）、もとの位置に復帰して次のコインの
挿入に備える（第１図ｄ）。

従来装置は上述の如き構成を採つているため、
しばしば客による不正行為がなされることがあ
る。その代表的なものとしては、挿入するコイン
にあらかじめ釣り糸などを結びつけ、コイン挿入
口よりコインを挿入してマイクロスイツチを動作
させた後に糸でそのコインを引き上げる方法があ
る。ところが、第１図に示す従来装置は、挿入さ
れたコインによりアクチユエータが押し下げられ
たことを検知してコインが受入れられたと判断す
る構成であるため、釣り糸などで引き上げられた
コインを検知し、不正行為がなされていると判断
することが困難である。

かかる不正行為を防止するためのものとして
は、従来から種々のものが提案されている。

その一例として、特開昭54−140600号公報で
は、貨幣（コイン）の逆方向の移動を検出する異
常運動検出方式が開示されている。しかしなが
ら、これは２個ないし３個の光センサを用いてコ
インの逆方向移動（糸つり等による）を検出する
だけのもので、コインに錆びや粘性の物質（例え
ば砂糖）が付着して移動が遅くなつていることに
ついては、全く検出することができない。

また、従来技術の他の例として、特開昭54−
51899号公報では、硬化検出スイツチが不正に操
作されたことを検知できる自動玉貨装置が開示さ
れている。しかしながら、これはフオトセンサを
用いるものではない。また、単にコインが挿入口
側から受入器側へ一定時間内に順序よく移動する
か否かを検知するだけのもので、この検知は挿入
口側のスイツチによるコインの検知回数（コイン
の枚数）と受入器側のスイツチによるコインの検
知回数を比較することにより行うだけのものであ
る。従つて、コインの錆びや粘性物質の付着によ
るコインの移動速度の低下の検出などは全く不可
能である。

さらにまた、従来技術の他の例として、特開昭
52−91500号公報では、３個のセンサを用いてコ
インの逆方向移動を検知すると共に、挿入口側か
ら受入口側へのコインの移動時間を設定値と比較
して、糸つりによる不正行為を防止する硬化受容
装置が開示されている。しかしながら、これはフ
オトセンサを３個用いるものであり、このためコ
ストが上昇する。また、コインの移動時間の監視
は最も挿入口に近いセンサ（１番目のセンサ）か
ら最も受入器に近いセンサ（３番目のセンサ）の
間の移動時間について行なうものであり、従つて
糸つりや錆び、粘性物質の付着による速度の微妙
な変化は検知できない。このため、多種多様の方
法でなされる不正行為の監視による不十分なもの
であつた。

本発明は上述の従来技術の欠点に鑑みてなされ
たもので、挿入されたコインが不正行為によりコ
イン誘導部材内で釣り糸などにより引き上げられ
たことを、および誘導部材内で不正常な動きをし
ていることを移動速度の変化も含めてを正確に検
知することができ、かつ安価に構成しうるコイン
挿入装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を実現するため本発明は、従来のコ
イン挿入装置にコインの通過を検知する２個のフ
オトセンサ、フオトセンサからの信号にもとづい
てコインがコイン誘導部材内を移動するのに要す
る時間を各センサの位置および２つのセンサ間で
測定する測時手段、および、コインが正常な状態
でのコイン移動方向と逆方向に移動することを検
知する手段等を設けると共に、これらの信号にも
とづいてコインが許容範囲内の速度で移動してい
るか等を判定し、その結果不正行為がなされ、あ
るいは不正常な動きをしていると判定されるとき
は、それらの場合に応じてコイン挿入式作動機械
に所望の動作をさせる判定処理回路を設けたコイ
ン挿入装置を提供するものである。

〔作用〕

本発明に係るコイン挿入装置は以上のように構
成されるので、２組の光源とフオトセンサはコイ
ンの通過を検知するように働き、逆移動検知手段
はコインの逆方向の移動を検知するように働き、
第１、第２の測時手段はそれぞれ対応するスリツ
ト（フオトセンサ）におけるコインの存在時間を
測るように働き、第３の測時手段は一方のスリツ
トから他方のスリツトまでコインが移動する時間
を測るように働き、判定処理手段は第１、第２お
よび第３の測時手段により測定された時間とあら
かじめ設定された時間とを比較し、正常にコイン
が移動しているか否かを判定するように働く。

〔実施例〕

以下、第２図および第３図を参照して本発明の
一実施例を説明する。

第２図は一実施例の回路図である。矢印５の方
向に移動するコインを誘導するコイン誘導部材６
にはコインの移動方向にコインの直径以上の間隔
をあけて２組のスリツト７ａ，７ｂを設け、その
両端には２個の光源８ａ，８ｂと２個のフオトセ
ンサ９ａ，９ｂを設ける。光源８ａ，８ｂを発し
た光はそれぞれスリツト７ａ，７ｂを通過して２
個のフオトセンサ９ａ，９ｂに届くようにする。
ここで、フオトセンサ９ａ，９ｂはそれぞれフオ
トトランジスタにより構成されているものとし、
光が照射されるとONし、光が照射されないと
OFFになるとする。フオトセンサ９ａの出力は
AND回路G₁の一方の入力およびJKフリツプフロ
ツプ１０のＪ入力に与えられ、フオトセンサ９ｂ
の出力はAND回路G₂の一方の入力、OR回路G₃
の一方の入力およびJKフリツプフロツプ１０の
Ｋ入力に与えられるものとする。

発振器１１から発せられたクロツクパルスは
AND回路G₁，G₂の他方の入力、AND回路G₄の
一方の入力およびKJフリツプフロツプ１０のＴ
入力に与えられる。JKフリツプフロツプ１０の
Ｑ出力はOR回路G₃の他方の入力およびAND回
路G₅の一方の入力に与えられ、OR回路G₃の出力
はAND回路G₄の他方の入力に与えられる。２進
カウンタ１２，１３，１４はそれぞれAND回路
G₁，G₂，G₄の出力パルスをカウントし、カウン
ト値を判定処理回路１５に与える。

判定処理回路１５は与えられたカウント値およ
びAND回路G₅から与えられる逆移動信号にもと
づいて不正行為がなされているか否かを判定し、
不正行為がなされていると判定したときは端子１
６より信号を発して図示しないコイン挿入式作動
装置に所望の動作をさせない。なお、判定処理回
路１５は２進カウンタ１２，１３，１４からカウ
ント値を与えられた直後に端子１７よりパルスを
発し、これをAND回路G₅に与える。

次に、第２図に示す一実施例の動作を第３図を
参照して説明する。

時点t₁以前においては、挿入されたコインは未
だスリツト７ａまで達していないので、光源８
ａ，８ｂから発した光はフオトセンサ９ａ，９ｂ
に達しており、いずれもONしている。従つて、
AND回路G₁，G₂、OR回路G₃およびJKフリツプ
フロツプ１０のＪ，Ｋ入力には共にローレベル
（以下“Ｌ”という）の信号が与えられている。
また、JKフリツプフロツプ１０のＱ出力は初期
状態（“Ｌ”）のままである。その結果、発振器１
１からのクロツクパルスが２進カウンタ１２，１
３，１４に与えられることはない。

時点t₁になるとコインはスリツト７ａを通過す
る光をしや断するので、フオトセンサ９ａの出力
はハイレベル（以下“Ｈ”という）になる。フオ
トセンサ９ａの出力（“Ｈ”）はAND回路G₁に与
えられるので、発振器１１からのクロツクパルス
はAND回路G₁を通過し、２進カウンタ１２に与
えられる。これによつて２進カウンタ１２はクロ
ツクパルスのカウントを開始する。なお、フオト
センサ９ａの出力（“Ｈ”）はJKフリツプフロツ
プ１０のＪ入力にも与えられる。

時点t₂になると、JKフリツプフロツプ１０の
Ｔ入力に与えられるクロツクパルスが立ち上るの
で、これに同期してＱ出力は“Ｈ”になる。その
結果、OR回路G₃の出力も“Ｈ”になり、これが
AND回路G₄に与えられる。その結果、発振器１
１から発せられたクロツクパルスはAND回路G₄
を通過して２進カンウタ１４に与えられ、ここで
カウントがなされる。

時点t₃になるとコインはスリツト７ａの位置を
通り過ぎ、光源８ａから発した光はフオトセンサ
９ａに到達する。その結果、フオトセンサ９ａの
出力は“Ｌ”になり、これがAND回路G₁に与え
られるので発振器１１から発したクロツクパルス
は２進カウンタ１２に到達しなくなる。こうし
て、２進カウンタ１２によるクロツクパルスのカ
ウントは停止し、挿入されたコインがスリツト７
ａを通り過ぎるのに要する時間に対応したカウン
ト値が判定処理回路１５に与えられる。なお、フ
オトセンサ９ａの出力はJKフリツプフロツプ１
０のＪ入力にも与えられるのでＪ入力は“Ｈ”か
ら“Ｌ”になるが、Ｑ出力は“Ｈ”のままで変化
しない。従つて、OR回路G₃の出力は“Ｈ”のま
まで変化せず、発振器１１から発せられたクロツ
クパルスはAND回路G₄を通過して２進カウンタ
１４でカウントされる。

時点t₄になるとコインはスリツト７ｂを通過す
る光をしや断するので、フオトセンサ９ｂの出力
は“Ｌ”から“Ｈ”に変化する。その結果、
AND回路G₂、OR回路G₃の入力およびJKフリツ
プフロツプ１０のＫ入力が“Ｈ”になる。AND
回路G₂の入力が“Ｈ”になるので、以後発振器
１１から発せられたクロツクパルスはAND回路
G₂を通過して２進カウンタ１３に与えられる。

時点t₅において発振器１１から発せられるクロ
ツクパルスが立ち上ると、それに同期してJKフ
リツプフロツプ１０のＱ出力は“Ｈ”から“Ｌ”
に反転する。ところで、フオトセンサ９ｂの出力
“Ｈ”はすでに点t₄からOR回路G₃に与えられてい
るので、Ｑ出力が“Ｌ”になつた後もOR回路G₃
の出力は“Ｈ”のままである。従つて、発振器１
１から発せられたクロツクパルスはその後も
AND回路G₄を通つて２進カウンタ１４に与えら
れる。

時点t₆になるとコインはスリツト７ｂの位置を
通り過ぎ、光源８ｂから発した光はフオトセンサ
９ｂに到達する。そのため、フオトセンサ９ｂの
出力は“Ｌ”になり、これがAND回路G₂、OR
回路G₃の入力およびJKフリツプフロツプ１０の
Ｋ入力に与えられる。すると、発振器１１から発
せられたクロツクパルスはAND回路G₂を通過し
なくなり、２進カウンタ１３によるカウントは終
了する。また、JKフリツプフロツプ１０のＫ入
力が“Ｌ”になるのでＱ出力は“Ｌ”になり、そ
のためOR回路G₃の出力も“Ｌ”になる。その結
果、発振器１１から発せられたクロツクパルスは
AND回路G₄を通過しなくなり、２進カウンタ１
４によるカウントは終了する。このようにして２
進カウンタ１３，１４において、コインがスリツ
ト７ｂを通過するのに要する時間およびコインが
スリツト７ａを通過し始めてからスリツト７ｂを
通過し終るまでの時間に対応するカウント値が得
られる。

２進カウンタ１２，１３，１４におけるクロツ
クパルスのカウントが終了すると、カウント値は
それぞれ判定処理回路１５に与えられる。判定処
理回路１５はそれぞれのカウント値があらかじめ
定められた許容範囲内にあるか否かを判定し、許
容範囲を越えるときは図示しないコイン挿入式作
動機械の制御部に対し、端子１２を介してタイム
アウト信号を発する。タイムアウト信号が発せら
れる場合としては、糸つり等による不正行為がな
されているときのほか、コインが錆びているため
に移動速度が低下したり、コインに粘性の物質
（例えば糖分）が付着しているために移動速度が
低下しているときなどがある。従つて、タイムア
ウト信号が発せられても直ちに不正行為がなされ
ているとは言えないので、コイン挿入式作動機械
は動作を直ちに停止したり警報を発したりするこ
とはなく、挿入されたコインを図示しないコイン
排出口から排出したりする。

他方２進カウンタ１２，１３，１４によるクロ
ツクパルスのカウントが終了すると、カウント終
了信号が判定処理回路１５から発せられ（時点
t₇）、このパルスがAND回路G₅に与えられる。と
ころで、第３図ａに示すようにコインがスリツト
７ａからスリツト７ｂの位置へ移動すると、コイ
ンがスリツト７ｂを通りすぎた後のJKフリツプ
フロツプ１０のＱ出力は“Ｌ”になつている。そ
のため時点t₇に判定処理回路１５から発せられた
パルスはAND回路G₅を通過しない。ところが、
第３図ｂに示すようにコインがスリツト７ｂから
スリツト７ａの位置へ正常の場合とは逆に移動す
ると、コインがスリツト７ａを通りすぎた後の
JKフリツプフロツプ１０のＱ出力は“Ｈ”にな
つている。その結果、時点t₇に判定処理回路１５
から発せられたパルスはAND回路G₅を通過して
図示いないコイン挿入式作動機械の制御部に与え
られる。

AND回路G₅からパルス（逆移動信号）が発せ
られる場合は、客によつて糸つり等による不正行
為がなされたときであるので、コイン挿入式作動
機械は所望の動作をせず、装置を停止したり警報
を発したりする。

なお、第３図に示す判定処理回路等はコイン挿
入式作動機械の制御部に一体的に組み入れること
もできる。

〔発明の効果〕

以上、詳細に説明した通り本発明によれば、従
来のコイン挿入装置にコインの通過を検知する２
個のフオトセンサを設けると共に、フオトセンサ
からの信号にもとづいてコインがコイン誘導部材
内を移動するのに要する時間を測定する測時手段
を設け、かつこの測定された時間があらかじめ設
定された許容範囲内にあるかどうかを判定する判
定処理回路を設けたので、コインがコイン誘導部
材内を正常な速度で移動していないことを検知す
ることができる。

特に、本発明では挿入口側のスリツトでのコイ
ンの通過時間と、受入器側のスリツトでのコイン
の通過時間と、挿入口側スリツトにコインが到達
してから受入器側スリツトを通過し終るまでの時
間とを、それぞれ別個に測定しかつ別個の設定値
と比較し判定するようにしたので、微妙な非正常
動作を正確に検知することができる。従つて、誘
導部材内に勢いよくコインが投入されたためにス
リツトの位置によりコインの移動速度が異なつた
り、あるいは糸つり用の糸の接触抵抗によつてコ
インの速度が移動と共に変化していくような場合
でも、正確な非正常動作の検知を行なうことがで
きる。

また、コインが正常な状態での移動方向と逆方
向に移動することを検知する装置を設けたので、
糸つり等の不正行為を明確に検知することのでき
るコイン挿入装置が得られる。特に本発明では、
逆移動検知信号が出力されたときは、コイン挿入
式作動機械を直ちに停止させ又は警報を発するよ
うにし、一方、タイムアウト信号が出力されたと
きはコイン挿入式作動機械を直ちに停止させたり
することなく、挿入コインの排出の如き所定の非
正常時動作をさせるようにしたので、悪意の不正
行為者には適切な処置を採つて安全性を確保する
ことができ、善意の者には再度のコイン挿入を促
すことができる。

さらにまた、フオトセンサを２個のみ用いて構
成することができるので、コストも低く抑えるこ
とができるだけでなく、光源の保守等も簡便とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の一構成例の構造および動作
の説明図、第２図は本発明の一実施例の回路図、
第３図は第２図に示す一実施例の動作を説明する
タイミングチヤートである。 １…マイクロスイツチ、２…アクチユエータ、
３…コイン、６…コイン誘導部材、７ａ，７ｂ…
スリツト、８ａ，８ｂ…光源、９ａ，９ｂ…フオ
トセンサ、１０…JKフリツプフロツプ、G₁，
G₂，G₄，G₅…AND回路、G₃…OR回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ コイン挿入口から挿入されたコインがコイン
   受入器に受入れられたことを検知すると共に、前
   記コインの受入れ動作があらかじめ設定された許
   容範囲内でなされるときは遊戯機、自動販売機等
   のコイン挿入式作動機械にあらかじめ設定された
   正常時動作をさせ、前記コインの受入れ動作が前
   記許容範囲内でなされないときは前記コイン挿入
   式作動機械にあらかじめ設定された非正常時動作
   をさせるコイン挿入装置において、 前記コイン挿入口およびコイン受入器に連通し
   かつ前記コインの移動方向に該コインの直径以上
   の間隔をあけて光が前記コインの移動方向と直角
   方向に通過しうる２組のスリツトを設けたコイン
   誘導部材と、 前記２組のスリツトのそれぞれを通過する光を
   発する２個の光源と、 前記２組のスリツトを通過する光をそれぞれ検
   知する２個のフオトセンサと、 前記コインが前記コイン挿入口側のスリツトを
   通過した後に前記コイン受入器側のスリツトを通
   過し、さらに前記コインが前記コイン受入器側の
   スリツトを通過した後に前記コイン挿入口側のス
   リツトを通過したことを前記２個のフオトセンサ
   の出力にもとづいて検知し逆移動信号を発する逆
   移動検知手段と、 前記コインが前記コイン挿入口側のスリツトを
   通過するのに要する時間をこのスリツトに設けた
   前記フオトセンサの出力にもとづいて測定する第
   １の測時手段と、 前記コインが前記コイン受入器側のスリツトを
   通過するのに要する時間をこのスリツトに設けた
   前記フオトセンサの出力にもとづいて測定する第
   ２の測時手段と、 前記コインが前記コイン挿入口側のスリツトを
   通過し始めてから前記コイン受入器側のスリツト
   を通過し終るまでの時間を前記２個のフオトセン
   サの出力にもとづいて測定する第３の測時手段
   と、 前記第１、第２および第３の測時手段により測
   定された時間の少なくともいずれか１つが、それ
   ぞれについてあらかじめ設定された許容時間範囲
   を越えるときはタイムアウト信号を発する判定処
   理手段とを備え、 前記逆移動信号が発せられたときは前記コイン
   挿入式作動機械の動作を停止させ又は警報を発す
   る信号を出力し、前記タイムアウト信号が発せら
   れたときは前記コイン挿入式作動機械の動作を直
   ちに停止させることなくあらかじめ定められた挿
   入コイン排出をさせる信号を出力することを特徴
   とするコイン挿入装置。