JPH0252691B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0252691B2 JPH0252691B2 JP57208266A JP20826682A JPH0252691B2 JP H0252691 B2 JPH0252691 B2 JP H0252691B2 JP 57208266 A JP57208266 A JP 57208266A JP 20826682 A JP20826682 A JP 20826682A JP H0252691 B2 JPH0252691 B2 JP H0252691B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- brush
- contact
- sliding contact
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 claims description 5
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- 229910002482 Cu–Ni Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H1/00—Contacts
- H01H1/02—Contacts characterised by the material thereof
- H01H1/021—Composite material
- H01H1/023—Composite material having a noble metal as the basic material
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Contacts (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
本発明は、刷子用摺動接点材料の改良に関す
る。 従来、摺動接点材料としては各種材料が用いら
れ、とりわけ刷子用摺動接点材料としては、硬
さ、耐蝕性、ばね性等の優れた、Au69〜71重量
%、Pt4〜6重量%、Ag9〜11重量%、Cu13〜15
重量%、Ni0.5〜1.5重量%より成る合金材料が広
く用いられていた。 然し乍ら、この合金材料で製作した刷子接点で
は、整流子との摺動時の耐摩耗性が劣り、摩耗粉
が生じ易く、ノイズ発生の原因となつていた。 本発明は、斯かる欠点を解消すべくなされたも
のであり、前記合金材料を基材としてこれに特定
の材料を僅かに添加させて、発生する酸化物を潤
滑剤とし、耐摩耗性を向上させた刷子用摺動接点
材料を提供せんとするものである。 本発明の刷子用摺動接点材料は、組成比で
Au69〜71重量%、Pt4〜6重量%、Ag9〜11重量
%、Cu13〜15重量%、Ni0.5〜1.5重量%のAu―
Pt―Ag―Cu―Niが95〜99.5重量%及び残部が
W、V及びTaの少なくとも一種を合計で0.5〜5
重量%から成るものである。 本発明の刷子用摺動接点材料に於いて、組成比
でAu69〜71重量%、Pt4〜6重量%、Ag9〜11重
量%、Cu13〜15重量%、Ni0.5〜1.5重量%のAu
―Pt―Ag―Cu―Niが95〜99.5重量%及び残部が
W、V及びTaの少なくとも一種を合計で0.5〜5
重量%としている理由は、前記従来の合金材料の
耐摩耗性を向上すべく潤滑剤となる酸化物を適量
発生させる為で、W、V及びTaのうち少なくと
も一種を合計で0.5重量%未満では酸化物の発生
量が少なくて潤滑剤としての効果を発揮できず、
W、V及びTaのうち少なくとも一種を合計で5
重量%を超えると酸化物の発生量が多くなり、接
触抵抗が高く不安定となり、その上ばね性が劣化
するものである。 次に従来の合金材料を基材とし、これにWを添
加し表の実施例1に示す成分組成の刷子用摺動接
点材料とし、以下同様にして表に示す成分組成の
本発明による刷子用摺動接点材料と従来の刷子用
摺動接点材料を用いて夫々線径0.7mmの刷子線材
を作り、これを各々長さ8mmに切断し、2本並列
させて一端を幅10mm、長さ13mm、厚さ0.2mmの台
材に溶接し、他端に2Rの円弧状の接触部を曲成
して刷子接点を作つた。そして夫々の刷子接点を
円盤状の整流子に接触させ、整流子を正逆回転さ
せて下記の試験条件にて摺動試験を行い、摩耗量
及び接触抵抗を測定した処、下記の表の右欄に示
すような結果を得た。 試験条件 電流:直流0.6A 電圧:12V 負荷:抵抗負荷 回転速度:1000回転/分 周速:130〜120m/min 接触力:100g 試験時間:7時間
る。 従来、摺動接点材料としては各種材料が用いら
れ、とりわけ刷子用摺動接点材料としては、硬
さ、耐蝕性、ばね性等の優れた、Au69〜71重量
%、Pt4〜6重量%、Ag9〜11重量%、Cu13〜15
重量%、Ni0.5〜1.5重量%より成る合金材料が広
く用いられていた。 然し乍ら、この合金材料で製作した刷子接点で
は、整流子との摺動時の耐摩耗性が劣り、摩耗粉
が生じ易く、ノイズ発生の原因となつていた。 本発明は、斯かる欠点を解消すべくなされたも
のであり、前記合金材料を基材としてこれに特定
の材料を僅かに添加させて、発生する酸化物を潤
滑剤とし、耐摩耗性を向上させた刷子用摺動接点
材料を提供せんとするものである。 本発明の刷子用摺動接点材料は、組成比で
Au69〜71重量%、Pt4〜6重量%、Ag9〜11重量
%、Cu13〜15重量%、Ni0.5〜1.5重量%のAu―
Pt―Ag―Cu―Niが95〜99.5重量%及び残部が
W、V及びTaの少なくとも一種を合計で0.5〜5
重量%から成るものである。 本発明の刷子用摺動接点材料に於いて、組成比
でAu69〜71重量%、Pt4〜6重量%、Ag9〜11重
量%、Cu13〜15重量%、Ni0.5〜1.5重量%のAu
―Pt―Ag―Cu―Niが95〜99.5重量%及び残部が
W、V及びTaの少なくとも一種を合計で0.5〜5
重量%としている理由は、前記従来の合金材料の
耐摩耗性を向上すべく潤滑剤となる酸化物を適量
発生させる為で、W、V及びTaのうち少なくと
も一種を合計で0.5重量%未満では酸化物の発生
量が少なくて潤滑剤としての効果を発揮できず、
W、V及びTaのうち少なくとも一種を合計で5
重量%を超えると酸化物の発生量が多くなり、接
触抵抗が高く不安定となり、その上ばね性が劣化
するものである。 次に従来の合金材料を基材とし、これにWを添
加し表の実施例1に示す成分組成の刷子用摺動接
点材料とし、以下同様にして表に示す成分組成の
本発明による刷子用摺動接点材料と従来の刷子用
摺動接点材料を用いて夫々線径0.7mmの刷子線材
を作り、これを各々長さ8mmに切断し、2本並列
させて一端を幅10mm、長さ13mm、厚さ0.2mmの台
材に溶接し、他端に2Rの円弧状の接触部を曲成
して刷子接点を作つた。そして夫々の刷子接点を
円盤状の整流子に接触させ、整流子を正逆回転さ
せて下記の試験条件にて摺動試験を行い、摩耗量
及び接触抵抗を測定した処、下記の表の右欄に示
すような結果を得た。 試験条件 電流:直流0.6A 電圧:12V 負荷:抵抗負荷 回転速度:1000回転/分 周速:130〜120m/min 接触力:100g 試験時間:7時間
【表】
上記の表で明らかなように実施例1〜15の刷子
接点は従来例の刷子接点に比し摩耗量が著しく少
なく、接触抵抗が低く安定していることが判る。
これはひとえに実施例1〜15の刷子接点の刷子線
材を構成している本発明の刷子用摺動接点材料
が、摺動時にW、V、Ta等の酸化物を発生し、
この酸化物が潤滑剤となり、耐摩耗性、接触抵抗
特性が向上するからに他ならない。 以上詳記した通り本発明による刷子用摺動接点
材料によれば、従来の刷子用摺動接点材料に比べ
著しく耐摩耗性に優れ、摩耗粉の発生量が極めて
少なく、ノイズの発生が殆んど無く、また従来の
刷子用摺動接点材料による場合よりも低く安定し
た接触抵抗を有する刷子接点を得ることができる
という効果がある。
接点は従来例の刷子接点に比し摩耗量が著しく少
なく、接触抵抗が低く安定していることが判る。
これはひとえに実施例1〜15の刷子接点の刷子線
材を構成している本発明の刷子用摺動接点材料
が、摺動時にW、V、Ta等の酸化物を発生し、
この酸化物が潤滑剤となり、耐摩耗性、接触抵抗
特性が向上するからに他ならない。 以上詳記した通り本発明による刷子用摺動接点
材料によれば、従来の刷子用摺動接点材料に比べ
著しく耐摩耗性に優れ、摩耗粉の発生量が極めて
少なく、ノイズの発生が殆んど無く、また従来の
刷子用摺動接点材料による場合よりも低く安定し
た接触抵抗を有する刷子接点を得ることができる
という効果がある。
Claims (1)
- 1 組成比でAu69〜71重量%、Pt4〜6重量%、
Ag9〜11重量%、Cu13〜15重量%、Ni0.5〜1.5重
量%のAu―Pt―Ag―Cu―Niが95〜99.5重量%
及び残部がW、V及びTaの少なくとも一種を合
計で0.5〜5重量%であることを特徴とする刷子
用摺動接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57208266A JPS59100242A (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 刷子用摺動接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57208266A JPS59100242A (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 刷子用摺動接点材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59100242A JPS59100242A (ja) | 1984-06-09 |
JPH0252691B2 true JPH0252691B2 (ja) | 1990-11-14 |
Family
ID=16553388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57208266A Granted JPS59100242A (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 刷子用摺動接点材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59100242A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107429321A (zh) * | 2015-03-23 | 2017-12-01 | 国家科研中心 | 金和钨的单相合金 |
-
1982
- 1982-11-27 JP JP57208266A patent/JPS59100242A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107429321A (zh) * | 2015-03-23 | 2017-12-01 | 国家科研中心 | 金和钨的单相合金 |
CN107429321B (zh) * | 2015-03-23 | 2020-04-17 | 国家科研中心 | 金和钨的单相合金 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59100242A (ja) | 1984-06-09 |