JPH0320449B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0320449B2 JPH0320449B2 JP57221372A JP22137282A JPH0320449B2 JP H0320449 B2 JPH0320449 B2 JP H0320449B2 JP 57221372 A JP57221372 A JP 57221372A JP 22137282 A JP22137282 A JP 22137282A JP H0320449 B2 JPH0320449 B2 JP H0320449B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- contact
- brush
- sliding contact
- resistance
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 229910052785 arsenic Inorganic materials 0.000 claims description 5
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- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 claims description 4
- OYJSZRRJQJAOFK-UHFFFAOYSA-N palladium ruthenium Chemical compound [Ru].[Pd] OYJSZRRJQJAOFK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H1/00—Contacts
- H01H1/02—Contacts characterised by the material thereof
- H01H1/021—Composite material
- H01H1/023—Composite material having a noble metal as the basic material
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Contacts (AREA)
Description
本発明は、刷子用摺動接点材料の改良に関す
る。 従来、摺動接点材料としては各種材料が用いら
れ、とりわけ刷子用摺動接点材料としては、硬
さ、耐蝕性、ばね性等の優れた、Pd87〜93重量
%、Ru7〜13重量%より成る合金材料が広く用い
られていた。 然し乍ら、この合金材料に製作した刷子接点で
は、整流子との摺動時の耐摩耗性が劣り、摩耗粉
が生じ易く、ノイズ発生の原因となつていた。 本発明は、斯かる欠点を解消すべくなされたも
のであり、前記合金材料を基材としてこれに特定
の元素を僅かに添加させて、発生する酸化物を潤
滑材とし、耐摩耗性を向上させた刷子用摺動接点
材料を提供せんとするものである。 本発明の刷子用摺動接点材料は、組成比で
Pd87〜93重量%、Ru7〜13重量%のPd−Ruが95
〜99.5重量%及び残部がSb、Te、Pb、Se、As及
びZnの少なくとも一種を合計で0.5〜5重量%か
ら成るものである。 本発明の刷子用摺動接点材料に於いて、組成比
でPd87〜93重量%、Ru7〜13重量%のPd−Ruが
95〜99.5重量%及び残部がSb、Te、Pb、Se、As
及びZnの少なくとも一種を合計で0.5〜5重量%
としている理由は、前記従来の合金材料の耐摩耗
性を向上すべく潤滑剤となる酸化物を適量発生さ
せる為で、Sb、Te、Pb、Se、As及びZnのうち
少なくとも一種を合計で0.5〜5重量%未満では
酸化物の発生量が少なくて潤滑材としての効果を
発揮できず、Sb、Te、Pb、Se、As及びZnのう
ち少なくとも一種を合計で5重量%を超えると酸
化物の発生量が多くなり、接触抵抗が高く不安定
となり、その上ばね性が劣化するものである。 またPd、Ruの含有量は、前記従来の合金材料
の組成比に変更を加えない範囲とすることによ
り、従来の合金材料の特性は損なわれることなく
発揮されることとなるものである。 次に従来の合金材料を基材とし、これにInを添
加し表の実施例1に示す成分組成の刷子用摺動接
点材料とし、以下同様にして表に示す成分組成の
本発明による刷子用摺動接点材料と従来の刷子用
摺動接点材料を用いて夫々線径0.7mmの刷子線材
を作り、これを各々長さ8mmに切断し、2本並列
させて一端を幅10mm、長さ13mm、厚さ0.2mmの台
材に溶接し、他端に2Rの円弧状の接触部を曲成
して刷子接点を作つた。そして夫々の刷子接点を
円盤状の整流子に接触させ、整流子を正逆回転さ
せて下記の試験条件にて摺動試験を行い、摩耗量
及び接触抵抗を測定した処、下記の表の右欄に示
すような結果を得た。 試験条件 電流:直流0.6A 電圧:12V 負荷:抵抗負荷 回転速度:1000回転/分 周速:130〜120m/min 接触力:100g 試験時間:7時間
る。 従来、摺動接点材料としては各種材料が用いら
れ、とりわけ刷子用摺動接点材料としては、硬
さ、耐蝕性、ばね性等の優れた、Pd87〜93重量
%、Ru7〜13重量%より成る合金材料が広く用い
られていた。 然し乍ら、この合金材料に製作した刷子接点で
は、整流子との摺動時の耐摩耗性が劣り、摩耗粉
が生じ易く、ノイズ発生の原因となつていた。 本発明は、斯かる欠点を解消すべくなされたも
のであり、前記合金材料を基材としてこれに特定
の元素を僅かに添加させて、発生する酸化物を潤
滑材とし、耐摩耗性を向上させた刷子用摺動接点
材料を提供せんとするものである。 本発明の刷子用摺動接点材料は、組成比で
Pd87〜93重量%、Ru7〜13重量%のPd−Ruが95
〜99.5重量%及び残部がSb、Te、Pb、Se、As及
びZnの少なくとも一種を合計で0.5〜5重量%か
ら成るものである。 本発明の刷子用摺動接点材料に於いて、組成比
でPd87〜93重量%、Ru7〜13重量%のPd−Ruが
95〜99.5重量%及び残部がSb、Te、Pb、Se、As
及びZnの少なくとも一種を合計で0.5〜5重量%
としている理由は、前記従来の合金材料の耐摩耗
性を向上すべく潤滑剤となる酸化物を適量発生さ
せる為で、Sb、Te、Pb、Se、As及びZnのうち
少なくとも一種を合計で0.5〜5重量%未満では
酸化物の発生量が少なくて潤滑材としての効果を
発揮できず、Sb、Te、Pb、Se、As及びZnのう
ち少なくとも一種を合計で5重量%を超えると酸
化物の発生量が多くなり、接触抵抗が高く不安定
となり、その上ばね性が劣化するものである。 またPd、Ruの含有量は、前記従来の合金材料
の組成比に変更を加えない範囲とすることによ
り、従来の合金材料の特性は損なわれることなく
発揮されることとなるものである。 次に従来の合金材料を基材とし、これにInを添
加し表の実施例1に示す成分組成の刷子用摺動接
点材料とし、以下同様にして表に示す成分組成の
本発明による刷子用摺動接点材料と従来の刷子用
摺動接点材料を用いて夫々線径0.7mmの刷子線材
を作り、これを各々長さ8mmに切断し、2本並列
させて一端を幅10mm、長さ13mm、厚さ0.2mmの台
材に溶接し、他端に2Rの円弧状の接触部を曲成
して刷子接点を作つた。そして夫々の刷子接点を
円盤状の整流子に接触させ、整流子を正逆回転さ
せて下記の試験条件にて摺動試験を行い、摩耗量
及び接触抵抗を測定した処、下記の表の右欄に示
すような結果を得た。 試験条件 電流:直流0.6A 電圧:12V 負荷:抵抗負荷 回転速度:1000回転/分 周速:130〜120m/min 接触力:100g 試験時間:7時間
【表】
上記の表で明らかなように実施例1〜22の刷子
接点は従来例の刷子接点に比し摩耗量が著しく少
なく、接触抵抗が低く安定していることが判る。
これはひとえに実施例1〜22の刷子接点の刷子線
材を構成している本発明の刷子用摺動接点材料
が、摺動時にSb、Te、Pb、Se、As及びZn等の
酸化物を発生し、この酸化物が潤滑剤となり、ま
た、酸化物が軟らかい為、摺動作用により容易に
除去されるので、耐摩耗性、接触抵抗特性が向上
するからに他ならない。 以上詳記した通り本発明による刷子用摺動接点
材料によれば、従来の刷子用摺動接点材料に比べ
著しく耐摩耗性に優れ、摩耗粉の発生量が極めて
少なく、ノイズの発生が殆んど無く、また従来の
刷子用摺動接点材料による場合よりも低く安定し
た接触抵抗を有する刷子接点を得ることができる
という効果がある。
接点は従来例の刷子接点に比し摩耗量が著しく少
なく、接触抵抗が低く安定していることが判る。
これはひとえに実施例1〜22の刷子接点の刷子線
材を構成している本発明の刷子用摺動接点材料
が、摺動時にSb、Te、Pb、Se、As及びZn等の
酸化物を発生し、この酸化物が潤滑剤となり、ま
た、酸化物が軟らかい為、摺動作用により容易に
除去されるので、耐摩耗性、接触抵抗特性が向上
するからに他ならない。 以上詳記した通り本発明による刷子用摺動接点
材料によれば、従来の刷子用摺動接点材料に比べ
著しく耐摩耗性に優れ、摩耗粉の発生量が極めて
少なく、ノイズの発生が殆んど無く、また従来の
刷子用摺動接点材料による場合よりも低く安定し
た接触抵抗を有する刷子接点を得ることができる
という効果がある。
Claims (1)
- 1 組成比でPd87〜93重量%、Ru7〜13重量%
のPd−Ruが95〜99.5重量%及び残部がSb、Te、
Pb、Se、As及びZnの少なくとも一種を合計で
0.5〜5重量%であることを特徴とする刷子用摺
動接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57221372A JPS59113141A (ja) | 1982-12-17 | 1982-12-17 | 刷子用摺動接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57221372A JPS59113141A (ja) | 1982-12-17 | 1982-12-17 | 刷子用摺動接点材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59113141A JPS59113141A (ja) | 1984-06-29 |
JPH0320449B2 true JPH0320449B2 (ja) | 1991-03-19 |
Family
ID=16765758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57221372A Granted JPS59113141A (ja) | 1982-12-17 | 1982-12-17 | 刷子用摺動接点材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59113141A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5453618A (en) * | 1977-10-07 | 1979-04-27 | Tanaka Precious Metal Ind | Mechanical governer contact materila for small size motor |
-
1982
- 1982-12-17 JP JP57221372A patent/JPS59113141A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5453618A (en) * | 1977-10-07 | 1979-04-27 | Tanaka Precious Metal Ind | Mechanical governer contact materila for small size motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59113141A (ja) | 1984-06-29 |