JPH0252060A - 遠心脱液通風乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、遠心脱液通風乾燥機に関するものである。

「従来の技術」 従来、炊飯用の精米や豆等を誤っであるいは予定変更に
より、使用量より余分に水洗してしまったといった場合
がよくある。これらの水に漬けてしまった余分な精米、
豆等は熱を加えずに速やかに脱水乾燥して後に再び使用
し得るように保管したいという要望がある。

また、レタスを食用に供する場合、このレタスを水洗し
た直後に食卓に運びすぐにこのレタスにドレッシングを
かけて食べたい時がある。

この他、小規模な漢方薬製薬の初期工程として水気のあ
る薬草を脱水乾燥させたい場合がある。

「発明が解決しようとする課題」 ところが、前記精米や豆等を必要量に対し余分に水洗し
てしまった場合には、普通これら精米。

豆等は比較的少量であるため速やかに脱水乾燥させたい
ところであるが、これまで適当な機器がないため仕方な
くこれらの精米、豆等を浅い容器に移して広げ、大気中
に曝して自然乾燥させていた。

このため、前記精米、豆等の乾燥に時間がかかるばかり
か、品質を下げ、さらに精米、豆等に大気中の塵埃が入
るおそれもあった。

また、水洗した直後のレタスにドレッシングをかけてす
ぐに食べたい場合には、ドレッシングに水気が混ざり味
が低下するばかりか、食べにくく、食品としての品位を
落とすという問題があった。

また、小規模な漢方薬製造の初期工程として水気のある
薬草を脱水乾燥する場合には、適当な脱水乾燥機かない
ため、薬草水洗後自然乾燥するため時間がかかり、また
薬草中に大気中のごみがはいるおそれがあった。

本発明は、従来の以上のような問題点を解決した遠心脱
液通風乾燥機を提供することを目的とする。

「課厘を解決するための手段」 本発明は、前記目的を達成させるために次のような構成
としている。即ち、底部を有し略垂直に配設された筒体
と、該筒体の底部に設けられた貯液部と、縦軸を中心に
ファンが回転し得るように前記筒体の上部に取り付けら
れたシロッコファンと、該シロッコファン内に着脱自在
に嵌入される濾過容器と、前記シロッコファンの送風を
前記筒体外に排風し得るように設けられた排風口と、前
記貯液部内の液を取り出す液取り出し手段とからなる構
成としている。

「作用」 シロッコファン内から濾過容器を取り出し、この濾過容
器内に脱液乾燥を要する被脱液乾燥物を入れてシロッコ
ファン内にセットし、このシロッコファンを回転駆動さ
せると、シロッコファンの上部中心から空気が吸い込ま
れ濾過容器内の披脱液乾燥物内を通りシロッコファンの
羽根の間より外方へ送風され、この送風は排風口より筒
体外部へ排風される。濾過容器内の被脱液乾燥物はシロ
ッコファンの遠心力により濾過容器の内周壁側に寄せら
れて脱液されると共にシロッコファンの送風により乾燥
される。被脱液乾燥物の脱液は筒体外周壁に沿って下降
し貯液部に貯留する。この後シロッコファンの作動を停
止させ、シロッコファンより濾過容器を外すことにより
この濾過容器から脱液乾燥された被脱液乾燥物を取り出
すことができ、また貯液部から液取り出し手段により液
を取り出すことかできる。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に梧づいて説明する。図
中１は底＠２を有する円筒状の貯液部（液取り出し手段
）であり、この貯液部ｌには円筒状の脚３が取り付けら
れている。底板２の中心にはコック（液取り出し手段）
４が取り付けられている。

貯液部ｌの底板２の上には底板５を有する筒体６が載せ
られている。この筒体６の上部には段７が設けられてい
る。筒体６の底板５には多数の孔（排風口）８が形成さ
れ、この底板５の下面外周には円周４等分位置に円弧板
状の脚９が取り付けられている。

筒体６内にはシロッコファン１１が挿入されている。こ
のシロッコファン１１のモータＩ２は筒体６の外周壁に
取り付けられたばね性を有する取付板１３に取り付けら
れ、縦軸を中心に回転し得るように筒体６の中心に設け
られている。取付板１３は底板５と平行に底板５の若干
上方に設けられており、この取付板１３には孔（排風口
）１０が形成されている。また底板５とモータ１２とに
はばね１４が取り付けられ、取付板１３とばね１４によ
りモータ１２の振動を緩衝し得ろようになされている。

シロッコファン１１の羽根１５の内側には、上端にフラ
ンジ１６を有する濾過容器１７がそのフランジ１６をシ
ロッコファン１１の端板Ｉ８に載せられて嵌入されてい
る。この濾過容器１７は液。

微粒子状物のみを透過させることができる細かい網目を
何する材料からなっている。

なお、筒体６には段７に載せられて着脱自在に蓋１９が
設けられている。

次に、前記のように構成された遠心脱液通風乾燥機の作
用について説明する。

物を早く乾燥させるには温度がより高（、周囲の湿度が
より低く、風速が大きいほどよい。

これらの条件のうち、本実施例においては、簡単な構造
のもので、手軽に、比較的速やかに物を乾燥させるため
に、温度を上げるための加熱を行うことなくシロッコフ
ァンによって脱液乾燥を図るようにしている。即ち、湿
度を下げるためにシロッコファンによる遠心脱液を、風
速を大きくするためにシロッコファンによる送風を利用
している。

前述のように、例えば水に漬けてしまった余分な精米、
豆等を、これら精米、豆等に熱を加えずに速やかに脱水
乾燥して後に再び使用し得るように保管したい場合、あ
るいは、レタスを水洗した直後にすぐこのレタスにドレ
ッシングをかけて食べたい時、あるいは、小規模な漢方
薬製薬の初期工程とじて水気のある薬草を脱水乾燥させ
たい場合がある。

このような場合には、まず遠心脱液送風乾燥機の蓋１９
を外し、シロッコファン１１内から濾過容５１７を取り
出し、この濾過容器１７内に前記精米、豆、レタス、薬
草等の脱水乾燥を必要とする物即ち、被脱水乾燥物（被
脱液乾燥物）を入れてシロッコファンｌｌ内にセットし
、このシロッコファン１１を回転駆動させる。

すると、シロッコファンＩＩの上部中心から空気が吸い
込まれ、濾過容器１７内の被脱水乾燥物を通り羽根■５
の間より外方へ送風され、この送風は筒体６の内壁に沿
って下方へ導かれ、取付板１３の孔ＩＯ１底板５の孔８
．各脚９間を通過し、貯液部ｌの上部開口から大気中へ
排出する。

また、濾過容器１７内の被脱水乾燥物はシロッコファン
１１の遠心力により濾過容器１７の内周壁側に寄せられ
て脱水（脱液）されると共にシロッコファン１１の送風
により乾燥される。被脱水乾燥物の脱水は各シロッコフ
ァン１１の羽根１５間を通り、筒体６の外周壁にそって
下方に導かれ、シロッコファン１１の送風同様、取付板
１３の孔１０、底板５の孔８を通り貯液部１に貯留する
。

この後シロッコファンＩＩの作動’；：　停＋ｈさセ、
シロッコファン１１より濾過容器１７を外すことにより
この濾過容器１７から脱水乾燥された被脱水乾燥物を取
り出すことができる。

また底板２に設けられたコック４を開けることにより、
貯液部１から、被脱水乾燥物から脱水した水を取り出す
ことができる。

また、被脱水乾燥物の脱水乾燥においては、シロッコフ
ァン１１を回転駆動してから時間が経過するにつれてろ
過容器１７内の被脱水乾燥物の水分は次第に脱水される
ため、シロッコファン１１の真向が減少し、これにより
シロッコファン１１からの送風の風速が速くなり、次第
にシロッコファン１】の送風による乾燥力が高まる。

なお、前記実施例においては、貯液部ｌとコック４とに
より液取り出し手段を構成したが、これに限られること
なく、例えば前記実施例の貯液部１の代わりに底板５の
下方の各脚９の内側に新たに液受は容器を出し入れ自在
に設け、被脱水乾燥物の脱水をこの液受は容器に受け、
この液受は容器を底板５下の脚９間から取り出すことに
より、この液受は容器から水を取り出すこともできる。

また、前記各実施例においては、被脱水乾燥物から脱水
する場合に本発明を適用した例について説明したが、こ
れに限られることなく、被脱液乾燥物からこの被脱液乾
燥物に含まれた液を取り出じたい場合、例えば外皮を剥
ぎ切り刻んだ桃、すいか等から果汁を採取したい場合に
本発明を適用することらできる°。

この場合には、濾過容器１７内に溜まったかすを捨て、
貯液部ｌに貯留した果汁（液）を取り出せばよい。

「発明の効果」 本発明によれば、底部を有し略垂直に配設された筒体と
、該筒体の底部に設けられた貯液部と、縦軸を中心にフ
ァンが回転し得るように前記筒体の上部に取り付けられ
たシロッコファンと、該シロッコファン内に着脱自在に
嵌入される濾過容器と、前記シロッコファンの送風を前
記筒体外に排風し得るように設けられた排風口と、前記
貯液部内の液を取り出す液取り出し手段とからなる構成
としたので、簡単な構造でありながら、熱を加えること
なく、シロッコファンの遠心力及び送風により容易にか
つ速やかに被脱液乾燥物の遠心脱液送風乾燥を行うこと
ができ、脱液乾燥された被脱液乾燥物あるいは被脱液乾
燥物からの脱液を取り出すことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示す縦断正面図である。 １・・・・・貯液部（液取り出し手段）、４・・・・・
・コック（液取り出し手段）、６・・・・・筒体、８，
１０・・・・・孔ｃ排Ｆｆｔ口）、１１・・・・・・ン
ロツコファン、１７・・濾過容器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 底部を有し略垂直に配設された筒体と、該筒体の底部に
   設けられた貯液部と、縦軸を中心にファンが回転し得る
   ように前記筒体の上部に取り付けられたシロッコフアン
   と、該シロッコフアン内に着脱自在に嵌入される濾過容
   器と、前記シロッコフアンの送風を前記筒体外に排風し
   得るように設けられた排風口と、前記貯液部内の液を取
   り出す液取り出し手段とからなることを特徴とする遠心
   脱液通風乾燥機。