JPH0251164B2 - - Google Patents

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JPH0251164B2
JPH0251164B2 JP17668081A JP17668081A JPH0251164B2 JP H0251164 B2 JPH0251164 B2 JP H0251164B2 JP 17668081 A JP17668081 A JP 17668081A JP 17668081 A JP17668081 A JP 17668081A JP H0251164 B2 JPH0251164 B2 JP H0251164B2
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JP
Japan
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layer
light
weather resistance
resin layer
ultraviolet absorber
Prior art date
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Expired
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JP17668081A
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English (en)
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JPS5878102A (ja
Inventor
Tadahiro Mori
Masanobu Tomita
Shinichi Morimoto
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Unitika Ltd
Unitika Sparklite Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Unitika Sparklite Ltd
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Publication date
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Priority to JP17668081A priority Critical patent/JPS5878102A/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/12Reflex reflectors
    • G02B5/126Reflex reflectors including curved refracting surface
    • G02B5/128Reflex reflectors including curved refracting surface transparent spheres being embedded in matrix

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は耐久性のある耐候性の優れた再帰性反
射シート状物に関するものである。 光再帰性反射シートは昼間はもちろん、夜間に
おいても、正面又は一定の角度で入射した光を正
しく再帰反射する特性を有するもので、主とし
て、交通関係の各種案内、指示、規制、安全等の
標識、自動車のナンバープレート用の標識、ある
いは広告媒体や装飾として広く利用されている。 これらの標識や広告類は主として屋外で使用さ
れるため、透明性表面樹脂として一般的に耐候性
の良い樹脂が使用されるのが常であるが、特殊用
途によつては耐候性の充分でない樹脂の使用をよ
ぎなくなくされる場合がある。このため、かかる
樹脂には紫外線吸収剤を配合して耐候性の向上を
はかつている。 しかし、これら紫外線吸収剤は、太陽光による
消耗が大きく、また樹脂によつては相溶性の悪い
ものがあり、樹脂中を拡散移動して表面より飛散
し、樹脂中の紫外線吸収剤の濃度がしだいに低下
するという欠点があり、耐久性のある耐候性を付
与することは困難であるという問題点を有してい
た。その対策として、紫外線吸収剤の配合量を、
飛散を予測して所定量より多く配合する方法も行
なわれているが、あまり多量に配合すると樹脂の
透明性を悪くしたり、着色をおこし、また樹脂表
面へ移行拡散する紫外線吸収剤の量が多くなるた
め、表面で粉ふき現象を起こすなどの問題が生
じ、配合量を多くすることも困難であつた。 本発明は上記のような問題点を改良し、耐久性
のある耐候性を付与した再帰性反射シート状物を
提供するものである。 すなわち本発明は、一定の光学的関係を維持し
た透明性表面樹脂層、多数の透明微小球子、焦点
樹脂層、その背後に設けられた光反射層及び粘着
剤層と離型紙からなる再帰性反射シート状物にお
いて、透明性表面樹脂層並びに粘着剤層に紫外線
吸収剤を配合してなる耐候性の優れた再帰性反射
シート状物に関するものであり、さらに、透明性
表面樹脂層側へ紫外線吸収剤をより効果的に移行
させる多数の微小細孔あるいは細い線状透過溝を
光反射層に設けることにより、その効果を一層有
効になさしめるものである。 以下図面によつて本発明を説明する。第1図は
本発明の方法を適用する再帰性反射シート状物の
断面図である。1は透明性表面樹脂層、2は透明
微小球子、3はレンズとしての透明微小球子の背
後に設けられた、入射光が透明微小球子により集
束され焦点を形成するに必要な厚さを有する焦点
樹脂層、4はその背面に光反射層として設けられ
た金属蒸着膜であり、これら1,2,3,4は一
定の光学的関係を維持し、入射光を再帰反射する
よう構成される。5は該再帰性反射シートを基体
に貼着するための粘着剤層、6は離型紙である。 1の透明性表面樹脂層は熱硬化性又は熱可塑性
の透明無色樹脂からなり、これらの樹脂には、ア
クリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アルキツド
系樹脂、メラミン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂などが
使用されるが、一般的には特に耐候性の良好なア
クリル系樹脂が使用されている。 しかし、特殊な使用用途として、可撓性のある
柔軟な再帰性反射シートの場合は、上記のアクリ
ル系樹脂では柔軟性が不良で、ポリウレタン系の
樹脂やポリ塩化ビニル系樹脂などの柔軟な樹脂が
透明性表面樹脂層として使用される。ただし、こ
れらの樹脂は一般的に耐候性が悪く、前記のごと
く樹脂中に紫外線吸収剤を配合して耐候性の向上
をはかるのであるが、該紫外線吸収剤の太陽光に
よる消耗が大きく、また前記樹脂との相溶性も悪
く、該樹脂中を拡散移動し、樹脂表面より飛散し
てしまい、耐候性の持続性が悪いという問題があ
つた。 本発明は上述の問題点を改良するもので、紫外
線吸収剤を透明表面樹脂層に配合するとともに、
粘着剤層にも配合することにより、耐久性のある
耐候性を付与しようとするものである。 一般には、金属蒸着膜からなる光反射層を有す
るシート状物において、該光反射層は光遮蔽板と
なるため、その裏面に紫外線吸収剤を配合するこ
とは一見意味のないことであるが、本発明者は
種々検討の結果、紫外線吸収剤が光反射層を透過
し表面に移動拡散することを見い出し、本発明に
到達したのである。すなわち、粘着剤層に配合さ
れた紫外線吸収剤は、該再帰性反射シート状物の
屋外での使用において、反射層である金属蒸着膜
や焦点樹脂層を透過、移動し、表面樹脂層まで
徐々に拡散しつづけ、耐久性のある耐候性を付与
するのである。さらに、本発明の利点は、紫外線
吸収剤を多量に配合することによる樹脂層の透明
性の低下や、着色の問題も、該粘着剤層は光学的
経路には関係ないため問題とならず、また、太陽
光は光反射層で遮蔽されるため、太陽光による紫
外線吸収剤の消耗もなく非常に安定で、長期間耐
候性を保つことができるという点である。 また、該光反射層に、紫外線吸収剤が積極的に
透過するような微小細孔あるいは線状透過細溝を
設けることにより、紫外線吸収剤の拡散移行の量
をコントロールすることも可能である。ただし、
光反射層に細孔あるいは線状透過細孔を設ける
と、光反射部の面積が減少し、反射輝度の低下の
原因となるため、紫外線吸収剤が透過可能な範囲
で、できるだけ小さな細孔とすることが望まし
い。 本発明に使用される紫外線吸収剤としては、
2,4−ジヒドロキシベンゾフエノン、2−ヒド
ロキシ−4−n−オクトキシベンゾフエノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5
−スルホベンゾフエノン等のベンゾフエノン系化
合物、2(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)
ベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジターシヤリ−アルミフエニル)ベンゾトリ
アゾール等のベンゾトリアゾール系化合物、サリ
チル酸フエニル、パラ−t−ブチルアリールサリ
チル酸エステル等のサリチル酸エステル化合物が
好ましいが、その他の紫外線吸収剤、例えば2−
エチル−ヘキシル−2−シアノ−3,3′−ジフエ
ニルアクリレートなども使用できる。これらの紫
外線吸収剤は単独で、また2種以上配合して使用
される。また紫外線吸収剤と同時に酸化防止剤、
安定剤などを適宜配合してもよい。 次に実施例により、さらに本発明を説明する。 実施例 1 一液硬化型の軟質ポリウレタン樹脂に紫外線吸
収剤として2(2′−ヒドロキシ、3′,5′−ジタ−シ
ヤリ−アミルフエニル)ベンゾトリアゾールを2
重量%添加して透明表面樹脂層を形成し、その表
面樹脂層に高屈折率ガラスビーズを埋没したの
ち、一定の光学的関係を維持するように焦点樹脂
層を形成し、その上面からアルミニウム蒸着によ
り光反射層を設け再帰性反射シートを作成する。
さらにその上面から紫外線吸収剤2(2′−ヒドロ
キシ、3′,5′−ジターシヤリ−アミルフエニル)
ベンゾトリアゾールを4重量%配合した変成ポリ
ウレタン系樹脂からなる粘着剤を塗布し、離型紙
を貼着して所望の再帰性反射シート状物を得た。
このように構成された反射シート状物を、JIS・
Z−9117に準じたサンシヤインカーボン式促進耐
候性試験により200時間と400時間照射することに
より耐候性の試験を行つた。耐候性の評価は
JIS・Z−9117に記載される反射シートの反射性
能試験に準じ、観察角0.2゜、入射角−4゜、30゜、50゜
で反射輝度を測定し、未照射の反射シート状物に
対する反射輝度の保持率(%)の各入射角におけ
る平均値で比較した。その結果は第1表のとおり
であつた。 実施例 2 実施例1で作成した粘着剤塗布前の反射シート
を、裏面の光反射層側から1辺の長さが2mmの正
六角形の亀甲模様のエンボスローラーで加熱押圧
し、光反射層に約0.2mm幅の亀甲状の線状細溝を
刻んだ。次に該反射シートの光反射層面に実施例
1と同一の紫外線吸収剤を4重量%配合した粘着
剤を塗布し、離型紙を粘着して再帰性反射シート
状物を得た。該反射シート状物の耐候性試験後の
反射輝度の保持率は第1表のとおりであつた。 比較例 1 実施例1と同じく、紫外線吸収剤2重量%配合
したポリウレタン樹脂を透明表面樹脂層とした反
射シートに、紫外線吸収剤を配合しない粘着剤を
塗布し、その上から離型紙を貼着して再帰性反射
シート状物を作成した。該反射シート状物の耐候
性試験後の反射輝度の保持率は第1表のとおりで
あつた。 比較例 2 表面樹脂層及び粘着剤層に紫外線吸収剤を配合
しない以外は実施例1と全く同様の方法で再帰性
反射シート状物を作成した。該反射シート状物の
耐候性試験後の反射輝度保持率は第1表のとおり
であつた。
【表】 第1表から明らかなように、実施例1、2の再
帰性反射シート状物の反射輝度の保持率は、サン
シヤインカーボン式促進耐候性試験における400
時間の照射においてもきわめて良好であつた。比
較例1の再帰性反射シート状物は200時間から400
時間にかけての反射輝度の低下が大きく、紫外線
吸収剤の耐候性の効果の耐久性が悪いことがわか
る。なお比較例2の紫外線吸収剤を無配合の再帰
性反射シート状物の反射輝度は、短時間の照射で
も著しい低下を示す。以上のごとく、本発明の再
帰性反射シート状物は耐久性の優れた耐候性を保
有していることが明白である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る再帰性反射シート状物の
縦断面図である。 1……透明性表面樹脂層、2……透明微小球
子、3……焦点樹脂層、4……光反射層、5……
粘着剤層、6……離型紙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一定の光学的関係を維持した透明性表面樹脂
    層、多数の透明微小球子、焦点樹脂層、その背後
    に設けられた光反射層及び粘着剤層と離型紙から
    なる再帰性反射シート状物において、透明性表面
    樹脂層並びに粘着剤層に紫外線吸収剤を配合して
    なる耐候性の優れた再帰性反射シート状物。 2 光反射層に多数の微小細孔を設けた特許請求
    の範囲第1項記載の再帰性反射シート状物。 3 光反射層に多数の細い線状透過溝を設けた特
    許請求の範囲第1項記載の再帰性反射シート状
    物。
JP17668081A 1981-11-04 1981-11-04 耐候性の優れた再帰性反射シ−ト状物 Granted JPS5878102A (ja)

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JPS5878102A JPS5878102A (ja) 1983-05-11
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JPS63121533U (ja) * 1987-01-30 1988-08-08
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