JPH02503416A - 流動性物質の容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称：流動性物質の容器 挟亙公！ 本発明は流動性物質（ｆｌｏｗａｂｌｅ　ｍａｔｅｒｉａｌ）の容器に関し、具 体的には、限定するものではないがウェットな物質又は乾燥物質を建築現場に運 搬する容器に関する。

１１肢歪 建築中の建築現場に、砂、モルタル、ペースト材料等の嵩高い流動性物質又は流 動性材料を運搬することは顛繁に行なわれる。モルタルは一般的にはスチール製 の容器に入れて建築現場に運搬されるが、嵩が高く、ハンドリングの取扱いが困 難である。又、使用した後、空の容器を保管したり、元の場所に戻すのが厄介で ある。砂は一般的にはトラックに載せて大量に運搬されるが、運搬や現場での取 扱いが困難である。或は、底部が開口した大きなＰｖＣ袋の中に入れて運搬する こともできるが、この袋は非常にコストが高く、現場での取扱いが困難であるた め、クレーンを使用せねばならない。これまで、このような流動性物質を、現場 に都合よく運び込み、保管できるような方法はなかった。そのため、流動性材料 は開放状態で曝されることがしばしばあり、雨で損傷したり、風で吹き飛ばされ ることが多い。

光豆五１ｊ 本発明は、流動性物質を収容する容器を提供するもので、該容器は、ベース部材 と、ベース部材に支持され、縦軸を有して端部が開口した略円筒形のスリーブ部 材と、スリーブ部材の内部にライナーとして配備されたライナー袋とを備えてお り、スリーブ部材は半剛性（ｓｅｍｉ−ｒｅｇｉｄ）の材料から形成され、長さ 方向を下って縦軸方向に密閉できる密閉手段を有しており、密閉手段を開けると 、スリーブ部材はライナー袋から外向きに変形できるようにしている。

スリーブ部材はシート金属から形成することが望ましいが、ファイバーグラス、 プラスチックシート材料、木、厚紙、ワイヤメツシュ等の他の材料から作ること もできる。

スリーブ部材はコンクリート柱の型枠として一般的に使用される種類のスパイラ ル状の金属チュービングから作るのが望ましい。或は又、波状の鉄板から作るこ ともできる。なお、この場合、リブが周囲に形成されるようにする。

密閉手段は、スリーブに形成した縦溝の両側に一対のアングル部材を取り付け、 一方のアングル部材と他方のアングル部材に一対の孔を複数対開設し、一対の孔 毎にワイヤで結ぶことができるようにしたものである。

なお、密閉手段として、トグル、ラッチ等の他の手段を用いることもできる。

ベース部材としては、パレットを用いることが望ましライナー袋は、シート状の プラスチック材料から上部を開口して形成し、上部を寄せ集め、紐などを用いて 密閉できるようにすることが望ましい。本発明は乾燥した物質の運搬に用いるこ ともできるし、石灰−砂一水の混合物の如き、その場でセメントを添加できるウ ェットな物質の運搬に用いることもできる。

区画盆■里ム説Ｍ 本発明の範囲内で幾つかの形態が可能であるが、望ましい実施例を添付の図面に 例示して説明する。

第１図は容器の斜視図である。

第２図は本発明にかかる流動性物質用容器の側面図である。

第３図は第２図に示した容器の平面図である。

Ｂ　　　　るための多、 本発明の望ましい実施例において、流動性物質用容器は、砂、モルタル等の材料 を建築現場に運搬するのに特に適するようにしているが、これに限定されるもの ではなく、その他の用途に使用することはできる。容器は以下のように構成され る。

容器は、ベース部材（１）を有している。該ベース部材はパレット（２）から構 成し、フォークリフトトラックの爪を受けることができるようにしている。容器 には、一端が開口した略円筒形のスリーブ部材（３）を配備し、該スリーブ部材 は縦軸を有し、その下端部（４）が支持部材（１）によって支持されている。ス リーブ部材は金属シートから作ることができるが、スパイラル状の金属チュービ ング、例えば金属シート（５）の帯を螺旋状に巻いて繋ぎ合わせたもの、或は金 属シート（５）のエツジ部（６）にて接合したものを用いて作ると都合がよい。

このようなチュービングは、ダクト又はコンクリート柱の注入用型枠として一般 的に使用されているものを利用することができる。

スリーブ部材には、縦型の密閉具（７）を該スリーブの長さ方向に亘って形成し ており、密閉具を開けると、スリーブ部材は外向き、即ち、添付の図面に示す形 状から直径が拡大する方向に変形できるようにしている。このように変形できる のは、スリーブ部材が半剛性材料、例えば金属シートから作られているためであ る。金属シートは円筒形状であるから垂直平面内でその剛性をほぼ維持するが、 水平面内では可撓性を有しており、密閉部材を開くことによって円筒体を外に向 けて開くことができる。スリーブ部材は、一般的には金属シートから作るのであ るが、プラスチック材料シート、半剛性の木材シート（ｔｉｍｂｅｒ　ｏｒｉｇ ｉｎ　ｓｈｅｅｔｉｎｇ）、ファイバーボード、メツシュシート等のその他適当 な材料から作ることもできる。

密閉部材は、密閉することができるものであれば所望の形態に形成することがで きる。本発明の実施例においては、鉄製のアングル部材（８）を一対にして、ス リーブに形成したＭ溝（９）の両側に取り付ける。アングル部材は、一般的には 、リベット留め、ボルト留め、又は溶接によってスリーブ部材に固定される。ア ングル部材には、複数対の孔を開設している。孔は、一方のアングル部材と他方 のアングル部材に開設したものとで対を構成している。密閉手段に形成した対の 孔ごとにワイヤを結び付けることにより、密閉手段を密閉位置に保持することが できる。ワイヤを捩ることにより、２つのアングル部材を密着状態にて保持する ことができる。従って、スリーブ部材は添付の図面に示すような円筒状の形態に て密閉状態を維持することができる。

容器には更にライナーとしてライナー袋（１２）を配備しており、該ライナー袋 は、一般的には円筒状に形成し、スリーブ部材（３）の内部に収容できる大きさ としている。

ライナー袋は低コストの材料から作ることができる。一般的にはポリエチレンの シート材料から作るが、クラフト紙、プラスチックメツシュ等の他の材料から作 ることもできる。

容器を使用するには、先ず、スリーブ部材（３）をベース部材（１）の上に載せ 、空のライナー袋をスリーブ部材の内部に入れる。次に、ライナー袋の中に流動 性物質（例えば、砂、モルタル等）を入れ、袋を密閉し、上部を紐（１３）によ って結ぶ。容器は、フォークリフトを用いてトラックの上に載せ、建築現場その 他の所望の目的位置まで運搬する。建築現場では、従来通り、材料ハンドリング 設備を用いて容器を持ち上げ、現場の所望の地点に載置する。次に、密閉具に結 んだワイヤ（１１）を切り、密閉具を開ける。スリーブ部材を外向きに変形させ 、スリーブ部材をライナー袋から取り外す。ライナー袋はパレット（１）の上に そのまま載せておく。スリーブ部材は次にローディング位置に戻し、新しいベー ス部材（１）及びライナー袋（１２）と共に新たな容器を構成することができる 。

このように、僅かな数のスリーブ部材を用いることにより、流動性材料の容器の 形成を有効に行ない、これを搬送に用いることができる。更に、流動性材料は、 安価なポリエチレン袋のライナー袋（１２）をパレット（１）に載せた状態で、 現場にて都合よく保管することができる。

流動性材料をポリエチレン袋（スリーブ部材（３）は設けない）に入れ、トラッ クで建築現場に運搬しようとしても、材料は袋の中で崩れ、平べったい形状にな るため、ハンドリングが困難になったり、できな（なることもある。本発明は、 再使用可能なスリーブ部材（３）を容器の一部として用いるから、ライナー袋内 の材料は輸送中、円柱状態を維持することができる。また、容器の主要部（スリ ーブ）はローディング位置に戻し、直ちに再使用することができる。

スリーブは一部ライナー袋から取り外した後、「開いた」状態にて、−のスリー ブの内側に他のスリーブを重ねていくことにより、複数のスリーブを重ね合わせ ることができる。従って、大量のスリーブ部材を一台のトラックで戻すことがで きる。

このように、本発明の流動性物質容器によれば、流動性物質を簡単にしかも安価 にパッケージングして、所望の地点に運搬及び搬送を行なうことができる。また 、流動性物質は現場で、袋に入れた状態にて都合よく保持することができる。ま た、容器の主要な要素は元の位置に戻し、新たな物質又は材料を運搬することが できる。

ここに記載した容器は、嵩が高く、流動性の建築材料を運搬するのに特に適して いるが、その他の多くの用途、例えば、組立て部品、果物等のパッケージングに も利用できる。

ｆ７θ、ｌ 補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の一７第１項） １、特許出願の表示　　ＰＣＴ／ＡＵ８８１００１３２２、発明の名称　　　流 動性物質の容器３、特許出願人 住所　　オーストラリア国　ニューサウスウエールス　２１０７゜アバロン・パ ーム　グローブ　ロード　４６氏名　　ジジーンズ、セドリツク　スタンレー５ 、補正書の提出年月日　　１９８８年９月９日（国際事務局受領日）６、添附書 類の目録 （１）補正書の翻訳文　　　１通 請求の範囲 ■　ベース部材と、ベース部材に支持され、縦軸を有し端部が開口した略円筒形 のスリーブ部材と、スリーブ部材の内部にライナーとして配備されたライナー袋 とを備えており、スリーブ部材は半剛性の材料から形成され、長さ方向に亘り縦 軸方向に密閉できる密閉手段を有しており、密閉手段を開けると、スリーブ部材 はライナー袋から外向きに変形できるようにしていることを特徴とする流動性物 質の容器。

■　密閉手段は、スリーブ部材に形成した縦溝の両側に夫々取り付けた一対のフ ランジと、フランジの長さ方向に沿う所定間隔にてフランジに接続できるように した複数の留め手段を備えている請求の範囲第１項に記載の容器。

■　フランジは一対のアングル部材から形成され、該アングル部材はスリーブ部 材に固定される請求の範囲第２項に記載の容器。

■　留め手段は複数の結びワイヤであって、各アングル部材はその長さ方向に所 定間隔にて孔を開設しており、一方のアングル部材に形成した孔と他方のアング ル部材に形成した孔とで対を構成し、各ワイヤは各対の孔に挿入される請求の範 囲第２項又は第３項に記載の容器。

■　ベース部材はパレットである請求の範囲第１項乃至第４項に記載の容器。

■　スリーブ部材はスパイラル状に巻いた金属チュービングから形成される請求 の範囲第１項乃至第５項に記載の容器。

■　ライナー袋は、上部を開口した可撓性材料からなる袋体であって、上部を寄 せ集め、紐などを用いて密閉できるようにしている請求の範囲第１項乃至第６項 の何れかに記載の容器。

■　ライナー袋は、略円筒形の形状であって、その直径はスリーブ部材の直径と 略同じである請求の範囲第７項に記載の容器。

■　ａ）ベース部材と、ベース部材に支持され、縦軸を有し端部が開口した略円 筒形のスリーブ部材と、スリーブ部材の内部にライナーとして配備されたライナ ー袋とを備えており、スリーブ部材は半剛性の材料から形成され、長さ方向に亘 り縦軸方向に密閉できる密閉手段を有しており、密閉手段を開けると、スリーブ 部材がライナー袋から外向きに変形できるようにした流動性物質の容器を配備す る工程、 ｂ）運搬すべき流動性物質をライナー袋に入れる工程、Ｃ）流動性物質を入れた 容器を目的地まで運ぶ工程、ｄ）縦軸方向に密閉した密閉手段をスリーブ部材の 長さ方向に沿って開け、容器のスリーブ部材を外向きに変形させ、スリーブ部材 をライナー袋から取り外す工程、及び ｅ）スリーブ部材を取り除き、流動性の粒状物質が入ったライナー袋をベース上 に残す工程、から構成されることを特徴とする流動性の粒状物質を目的地まで運 搬する方法。

０　ベース部材はパレットである請求の範囲第９項に記載の方法。

国際調査報告

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）ベース部材と、ベース部材に支持され、縦軸を有し端部が開口した略円筒 形のスリーブ部材と、スリーブ部材の内部にライナーとして配備されたライナー 袋とを備えており、スリーブ部材は半剛性の材料から形成され、長さ方向に亘り 縦軸方向に密閉できる密閉手段を有しており、密閉手段を開けると、スリーブ部 材はライナー袋から外向きに変形できるようにしていることを特徴とする流動性 物質の容器。
2. （２）密閉手段は、スリーブ部材に形成した縦溝の両側に夫々取り付けた一対の フランジと、フランジの長さ方向に沿う所定間隔にてフランジに接続できるよう にした複数の留め手段を備えている請求の範囲第１項に記載の容器。
3. （３）フランジは一対のアングル部材から形成され、該アングル部材はスリーブ 部材に固定される請求の範囲第２項に記載の容器。
4. （４）留め手段は複数の結びワイヤであって、各アングル部材はその長さ方向に 所定間隔にて孔を開設しており、一方のアングル部材に形成した孔と他方のアン グル部材に形成した孔とで対を構成し、各ワイヤは各対の孔に挿入される請求の 範囲第２項又は第３項に記載の容器。
5. （５）ベース部材はパレットである請求の範囲第１項乃至第４項に記載の容器。
6. （６）スリーブ部材はスパイラル状に巻いた金属チュービングから形成される請 求の範囲第１項乃至第５項に記載の容器。
7. （７）ライナー袋は、上部を開口した可撓性材料からなる袋体であって、上部を 寄せ集め、紐などを用いて密閉できるようにしている請求の範囲第１項乃至第６ 項の何れかに記載の容器。
8. （８）ライナー袋は、略円筒形の形状であって、その直径はスリーブ部材の直径 と略同じである請求の範囲第７項に記載の容器。