JPH02503152A - 使い捨て吸収性物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 使い捨て吸収性物品 本発明は吸収体を包んで相互に接合された二つの表面層よりなり、一方の層を液 体不透過性とし、他方の層を液体透過性とした包封体内に収容した吸収体または パッドよりなるおむつまたは生理用ナプキンなど使い捨て吸収性物品に関する。

このような物品は使用後の処分が難しいことが少なからずある０例えば、使用済 みのこうした物品をその処置のための収容器を備えてない公衆便所において交換 する場合である。こうした施設の便器にこの種の物品を流し去ることは通常の場 合禁止されている。

本発明の目的は上記の欠点を除去して、衛生的で美しく感じのよい包装体に簡単 にできる使い捨て吸収性物品を提供することにある。

この目的は請求の範囲第１項に記載の特徴を有する物品で達成される０本発明の シートがあるために物品は常に携行可能の包装体に折りたたむことができ、その ためこうした物品を入れる箱とかプラスチック袋などの別の容器を携行する必要 がない。

本発明をもっとよく理解し易くするため、本発明の実施例を二つ添付の図面を参 考に以下に記載する。

第１図は本発明のおむつを示し、第２図は携行用に二重に折りたたんだおむつを 示し、第３図および第４図は本発明の失禁用保護体をその使用中の形状において 示し、ｊｌｌＩ５図は第３図および第４図の保護体を包装形状において示してい る。

第１図のおむつは第１図に破線で第２図に点線２で示す輪郭の吸収体またはバッ ド１と、この吸収体１を包み、この吸収体の周りに相互に接合された二つの表面 層２．３よりなる包封体即ちケーシングとよりなる０表面層２は着用者の皮膚に 当り、液体が透過するようにしであるが、表面層３は液体不透過性である。

図示のおむつは可撓性材料よりなる細長い、狭いシート４を含み、このシートの 三つの側縁はおむつの一端が包封体２．３の対応端に、例えば、熱溶着または接 着などによって接合されている。このように、シート４と包封体の表面層の下部 にある部分との間におむつの他端を収容するための空間が形成されるので、おむ つは二重に折りたたんだ携行可能な状態に保持できる。

第１図に図示されたおむつの携行可能な状態または形状は第２図に示されている 。第２図から理解されるとおり、おむつを使用中は、外側へ向いていると共に使 用者の皮膚には接触していない液体不透過性表面層３は外側へ向いているので、 おむつを折り曲げてこれを携行可能な状態にした場合、表面層２は外部接触から 本質的には遮断される。

おむつの内側全体、即ち外側層２の全体を環境から遮断したい場合は、包封体即 ちケーシングのうち吸収体の外側でシート４を含む端の下側にある部分がおむつ を二つ折りにする以前に吸収体１の上に折りたたむことができる。

従って、シート４の存在によって一枚のおむつが衛生的で申し分ない方法で携行 できる。

おむつを使用しようとする場合、折りたたんだおむつを第１図に示した状態に拡 げ、この後に、シート４を含むおむつの端が包封体とシートとの間の空間から引 出されるのであるが、これはズボンのポケットをズボンから引出してズボンに押 し込むのと同じやり方である。このようにシート４は外側層３と吸収体の同じ側 にあって、第１図および第２図の説明図では外側へ向いた側が内側に曲げられて いるのでおむつの液体透過性層がさらけ出されている。シート４と包封体との継 目は好ましくはおむつの内側面が完全に滑らかであることを保証するように液体 不透過性層３と吸収体ｌの同じ側に配置される。おむつを使用後に簡単に捨てる ことができない場合、あるいはおむつを替えたい場所で使用済みのおむつを捨て られない別の理由がある場合、シート４は第１図に示した位置へ押込むことがで き、この後におむつは第２図の状態に折り返される。この場合、液体不透過性層 ３は外側に向くので、使用済みおむつの場合でも、衛生的に容認できる包装が得 られる。

この関係においては、シート４は単に従来の吸収性物品、例えばおむつ、生理用 ナプキンなどに対する付加物を構成するに過ぎないこと、この付加物が主として 成人の着用者用に設けられており、この場合、前記のシートが他の状況、例えば 戸外でおむつを取替える場合の要求を充たすことができても、おむつまたは生理 用ナプキンを携行または捨てる場合の判断に対する要求が非常に大切である。従 って、子供のおむつの場合、シート４が本来の出発位置において液体不透過性層 ３を覆うことが得策であるので、着用者の皮膚に当るのを目的とした液体透過性 層２は普通露出している。このような物品を包装の形に転換するためには、先ず シート４を折りたたむ前に吸収体の反対側にし、次に物品の反対端をシートと包 封体との空間に押込むことが必要である。

生理用ナプキンの場合、本発明のシートにはこのナプキンを着用者のパンティに 固定する接着層が設けられている、この層はまた二つ折りにしたナプキンの端を 携帯位置にしシートの内面に固定する場合の助けになる。この場合、シートの向 きが替わってナプキンの液体不透過性表面層が表になる時は内面が替って着用者 のパンティ側に向く。

当然、第１図および第２図のおむつ構造のシート４にも接着層が設けられて二つ 折りおむつの押込み端を固定するようにできる。

第３図および第５図は男性用失禁保護帯の形を取った本発明の別の実施例で、そ の各要素は第１図および第２図のおむつの対応要素と同一で、参照符号も同一の ものとしたこの失禁帯は朝顔形袋状容器よりなるので、失禁帯は使用してない場 合は短辺な下向きにした横断面二等辺四辺形である０袋状の容器の壁は毛羽状パ ルプの吸収芯材ｌよりなり、これが二枚の表面層２，３、即ち外表面に延びる液 体不透過性プラスチック層３と、内表面に延びる繊維布の液体透過性層とに包ま れている。これら二枚の層は容器の周辺の周りで相互に接合されている。使用中 着用者の方に面するようにした袋状失禁帯の側には、壁１．２．３が開口５を形 成していて、この開口から着用者の陰茎と陰のうが失禁帯内へ挿入される。失禁 帯においては、使用中は壁のそれぞれの側の開口５に最もちかい失禁帯の壁部分 は着用者の陰のつと腹部との間で所定位置に保持される。

本発明によれば、可撓性材料のほぼ細長い長方形シート４の三つの縁は失禁帯の 上側部分に外側面で、開口５と反対側の壁の部分で固着されている。このシート ４の寸法はシートが失禁帯の横方向に周囲の半分を横切って、即ち二等辺四辺形 の上側部分全体にわたって延び、垂直方向にはシートが開口５を越えて延びる寸 法である。シート４にはさらに接着層６．７が設けられているので、失禁帯は着 用者のパンツに固定できる。使用に先たち、シート４を失禁帯の開口された側に ひっくり返して第５図に示す形に保管またはおいておくことができる。このため 衛生的でこざっばりとしてワンピースの失禁帯包装が得られる。

この包装の各側は全て閉じられているため、使用済みで捨てられた失禁帯から不 快な臭気が漏れる恐れは最小限に留る。シート４に例えば第４図および第５図の 実施例の場合のごとく接着面６．７を設ける場合には、これらの接着面を利用し て失禁帯をその包装された形に密封または密閉することができる。これはその場 合に接着面は裏返して失禁帯のプラスチック外面層３に固定できるからである。

接着面６．７を失禁帯のプラスチック外面層３に固着して失禁帯を第５図の形で 送出す積りであれば、失禁帯を何等かの形式のはく離剤で処理することが好まし く、そうすればシート４は簡単にはずれて裏返しができ、失禁帯を即座に使用で きる。接着面は失禁帯を使用しようとすればはがせばよいはく離剤で処理した柔 軟な紙またはプラスチックストリップで覆うことができることは明白である。接 着面がこのようにして覆われると、送り出し包装を固定するのには使用できない ことは認めるところだが、それでも、接着面は着用者のパンツに失禁帯を固定し 使用済みの失禁帯を包装帯の形で安全にするのに用いることができる。

本発明の吸収性物品の図示の実施例は種々の点で、特にシート４の形状および寸 法に関して変態実施が可能であることは勿論である。従って、本発明の範囲は次 の請求の範囲の記載によってのみ限定される。

Ｆｌ［］、Ｉ ＦＩＧ、２ ＦＩＧ、５ 平成１年８月２日 特許庁長官　吉　１）文　毅　殿 １、特許出願番号 ＰＣＴ／ＳＥ　　８８１０００４３ ２、発明の名称 使い捨て吸収性物品 ３、特許出願人 名　称　　メールンリューケ　アーベー代表者　　　オルソン、　ステファン ４、代理人 住　所　大阪市西区土佐堀１丁目６番２０号　新栄ビル６階氏名（５９６９）弁 理士安達光雄 ５、補正書の提出年月日 １９８９年４月６日 ６、添付書類の目録 （１）補正書の翻訳文　　　　　　　１通請求の範囲 １．　吸収体の周りに相互に接合された二つの表面層（２゜３）よりなり、一方 の層（３）を液体不透過性とし他方の層（２）を液体透過性とした包封体内に収 容した吸収体（１）またはパッドよりなるおむつまたは生理用ナプキンなど使い 捨て吸収性物品において、包封体の一端の輪郭と一致する輪郭を有する可撓性材 料のシート（４）がその外縁の周りに包封体の上記一端に付設され、該シート（ ４）の自由縁が該物品を横方向に横切って延びていること並びに上記シートが物 品を使用中に物品の外側へ向いた側から反対側へ裏返される時は物品を包んで締 めくくるので実質的には液体不透過性構成要素のみが外側に向くような延長部分 を有することを特徴とする使い捨て物品。

２、　前記シートを裏返して物品を包んで締めくくる時に内側に向くシートの側 に接着層（６，７）が設けられたことを特徴とする請求の範囲第１項記載の物品 。

国際調査報告

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．吸収体の周りに相互に接合された二つの表面層（２，３）よりなり、一方の 層（３）を液体不透過性とし、他方の層（２）を液体透過性とした包封体内に収 容した吸収体（１）またはパツドよりなるおむつまたは生理用ナプキンなど使い 捨て吸収性物品において、上記包封体の一端の輪郭と一致する輪郭を有する可撓 性材料の拡げられたシート（４）がその外縁の周りに包封体の上記一端に付設さ れ、該シート（４）の自由縁が該物品を横方向に横切って延びていること並びに 上記シートが、上記シート（４）と物品を使用している時は内側に向いている側 の上側部分との間に空間が形成されるような延長部を有し、物品を使用している 時は物品の外側に向いている方の側からその反対側に裏返される時は、上記空間 が、物品の縦方向に、該空間に挿入された場合のシート（４）を含む端部とは反 対側の物品端を確実に保持するだけの十分な延長部を有し、両端がこのように相 互に接触状態に保持される場合に物品は包まれて締めくくられるので実質的には 液体不透過性構成要素のみが外側に向くことを特徴とする使い捨て吸収性物品。
2. ２．前記シートを裏返して物品を包んで締めく＜る時に内側に向く方のシート側 に接着層（６，７）が設けられたことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の物 品。