JPH02503072A - 潤滑及び抜き出し孔を有するねじタップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 潤滑及び抜き出し孔を有するねじタップ発明の概要 本発明は改良されたタップ構造、特に長手方向の内孔とこに潤滑剤を送るタップ 構造に関するもので、この長手方向の内孔は切削中に破損した場合に、このタッ プを容易に除去できるように形成される。

部とを有する全体的に中実のシャンクすなわちタップ軸部が形成されている。こ の中実のタップ軸部を用いる場合の問題の一つは、破損したタップを穴から抜き 出すことである。破損した中実タップを抜き出すためには、ドリルで所要の案内 孔を開け、抜き出し工具を挿入し、このタップを回して抜き出す必要がある。こ のタップに関連する他の問題は、タップの潤滑及び冷却が不充分であり、このた めタップの切れ味が急速に鈍くなることである。

本発明のタップは、タップの長手方向に六角形が好ましい非円形の中央内孔を延 設し、タップの遠位端部に近接する溝まで横方向の互いに交わる内孔を形成する ことにより、上記問題を解決する。

中央内孔は更にタップを強固に−するという目的を果たす。

内孔を有しない標準のタップでは、応力があらゆる方向から作用し、応力集中に よるタップの破損の主要原因の−っである。軸線方向内孔は全ての内周部径の回 りに応力を分散する作用をなす。これにより、タップ破損の主要原因である応力 集中を排除する。破損したタツ、ブを除去する場合は、アレンレンチをタップの 中央内孔に挿入し、破損したタップの部分を抜き出すことができる。潤滑剤、冷 却剤あるいは加圧空気を中央内孔自己供給してもよく、これらは横方向の互いに 交わる内孔により溝及び外側のねじに送られる。

したがって、本発明は破損したタップの部分を除去容易と本発明の他の目的は、 潤滑冷却剤あるいは加圧空気が供給される横孔（ｔｒａｎｓｖｅｒｓｅ　５ｈａ ｆｔｓ　）を有し、この横孔によりタップの冷却及び使用中におけるチップの除 去を行い、これにより使用寿命が延長されるねじタップを提供することである。

本発明の更に他の目的は下記の説明から明らかとなる。

第１図は本発明のねじタップの斜視図である。

第２図は本発明のタップの平面図である。

第３図は本発明の底面図である。

第４図は第３図の４−４線に沿う部分断面図である。

好ましい実施例の説明 図示の好ましい実施例、は、完全であるｑとを意図したものではなく、記載の形 態に本発明を限定することを意図したものでもない。本発明の原理を最もよく説 明するために選択されかつ記載されたもので、その応用及び実際の使用に当たり ては当業者は本発明の最適の使用態様とすることができる。

図示のため、増径タップあるいは上げタップが記載されているが、これは本発明 を限定するものではなく、先タップ、中タップあるいは他の形式のタップでもよ い。

図に示すタップ１０は、−軸端部１２とねじ端部１３とを含み、このねじ端部は ねじ形成中に切削された金属チップ用のスペースを形成する多数の溝１４を有す る。外ねじ１８はねじ端部１３の外縁部に形成され、穴の内側壁（図示せず）に 接触してねじを切削する。図には、軸部１２は通常の方形端部２０を有し、この 方形端部は通常のレンチを用いて手で回転するものであるが、タップ１０を穴内 に下方に回転する他の種々の手段あるいは装置に結合するようにしてもよい。

六角形であるのが好ましい非円形の内孔２２がタップ１゜の中心軸線を通って形 成される。この内孔からは横方向の互いに交差する内孔（ｄｅｈｅｄｒａｌ　ｂ ｏｒｅｓ）　２４が延設され、開口２６で溝１４に連通する。図では、内孔２２ と横方向交差内孔２４との結合部の下側で、面２１あるいは溝端部１３に近接す る内孔２２内にプラグ２８が配置されている。プラグ２８は弾性材料で形成され 、タップ内孔を介してのみ潤滑剤が流れるのを防止し、横方向交差内孔２４を介 して流すために設けられている。盲孔が形成される場合には、プラグ２８は除去 してもよく、潤滑剤は直接中央内孔２２を介して穴内に入る。

抜き出し用スロット３０がねじ端部１３の底面２１内にほぼ直角に形成され、破 損したタップ部を除去するために平坦なブレード状の工具を受は入れ可能となっ ている。

使用する場合、タップ１０は穴内に挿入され、回転装置が端部２０に取り付けら れる。タップ１０は回転され、次第に穴内に進められ、外ねじ１８が穴の側壁内 にねじを切削する。

°軸線方向内孔２２は、この内孔２２の内周部の回りに応力を均一に分散するた めに設けられている。更に、潤滑剤あるいは冷却剤を内孔２２内に入れてもよく 、この内孔は交差内孔２４および開口２６と共に潤滑剤を外ねじ１８に導き、こ のチップをねじ１８から吹き飛ばしてもよい。潤滑されたねじ１８は摩擦をほぼ 減少し、これによりねじ切削を容易とし、溝の鈍くなる効果（ｄｕｌｌｉｎｇ　 ｅｆｆｅｃｔ）を減する。

タップ１０がねじの切削中に穴内で破損した場合には、アレンレンチあるいは六 角形の工具を内孔２２内に挿入し、タップの残留部を除去できる。上述のように 、アレンレンチが市販されており入手も容易なため、六角形形状が好ましい。

なお、内孔２２は円形以外の適宜の断面形状としてもよく、これに対応する適宜 の工具を用いて破損したタップの部分を抜き出すことができる。例えばスクリュ ードライバ等平坦なブレード状工具を面２１のスロット３０内に挿入し、タップ が孔内で破損した場合にタップ１０の溝付き端部１３を除去することができる。

破損したタップの一端あるいは他端に近接することができるため、六角形の内孔 ２２及び抜き出しスロット３０はタップの破損部分の除去を容易と′し、案内孔 あるいはパイロット孔を更にドリルで形成する必要がない。

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Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．穴の内壁に内ねじを形成するタップであって、長手方向に延設されたシャン ク部と外ねじ部とを備え、このねじ部は少なくとも１で６よりも少ない長手方向 に延在する溝で遮断され、このねじ部は遠位端部まで延設され、更にこのタップ 内に軸線方向孔が形成され、この軸線方向孔は六角形の断面形状を有し、六角形 の断面形状を有するこれと対応する工具により、タップを回転する手段を形成す るタップ。
2. ２．前記長手方向孔は前記シャンク部とねじ部とを通って延在する請求項１記載 のタップ。
3. ３．前記遠位端部に、タップを軸線方向に回転するブレード状抜き出し工具を収 容する横方向スロットを含む請求項１記載のタップ。
4. ４．前記長手方向孔はタップの全長に亙って延在する請求項１記載のタップ。
5. ５．前記長手方向孔は前記遠位端部から前記ねじ部内に延在する請求項１記載の タップ。
6. ６．前記長手方向に延在する溝の数は４である請求項１記載のタップ。
7. ７．前記長手方向孔と溝との間に、前記穴の内壁と接触するねじ部にタップを介 して液体を導入する少なくとも１の半径方向孔を含む請求項１記載のタップ。
8. ８．前記半径方向孔は前記長手方向孔から鋭角で延設され、前記遠位端部の近部 の前記溝内に延在する請求項７記載のタップ。
9. ９．前記長手方向孔は前記遠位端部に延設され、前記遠位端部と前記半径方向孔 との間の前記長手方向孔内にプラグが嵌合される請求項７記載のタップ。
10. １０．穴の内壁に内ねじを形成するタップであって、長手方向に延設されたシャ ンク部と外ねじ部とを備え、このねじ部は少なくとも１の長手方向に延在する溝 で遮断され、このねじ部は遠位端部まで延設され、更にこのタップ内に軸線方向 孔が形成され、この軸線方向孔は多角形の断面形状を有し、多角形の断面形状を 有するこれと対応する工具でタップを回転する手段を形成し、この多角形の断面 形状は前記長手方向溝の数よりも多くの辺を有するタップ。