JPH02501771A - 磁気探傷検査システムおよびこれに使用するケーブルユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 磁気探傷検査システムおよび これに使用するケーブルユニット 本発明は８１気探傷検査（ｍａｇｎｅｔｉｃ　ｐａｒｔｉｃｌｅ　１ｎｓｐｅｃ −ｔｉｏｎ）システムおよびこれに使用するケーブルユニットに間する。

特に）毎中において油リグ等の金属構造物の割れ目やストレスを検出するために 磁気探傷検査システムが使用されている。

海中条件下において磁気探傷検査を行なうには従来は潜水夫に頼っていたが、こ のためには飽和潜水（Ｓ８ｔｕｒａｔｉＯｎ　ｄｉｖｉｎｇ）技術が必要であっ て高くツくだけてなく、潜水夫に肉体的な危険が伴なフていた。

本発明は遠隔操作の乗り物に使用することのできる磁気探傷検査システムを提供 しようとするものである。

本発明は、その第一局面においてみると、磁気探傷検査装置に使用するケーブル ユニットであって、このケーブルユニットは少なくとも１つのループを形成する ケーブルと、電力を受け取るためのケーブル接続手段とからなり、前記ケーブル ユニットはさらにループの長さを調節する手段を有する。

ある実施態様において、ループの長さは約Ｏ〜１ｍの範囲で調節できる。

ある実施態様では、ケーブルは互いに平行に延びる２本の手によって形作られる 単一ループを形成する。

しかし、必要なら、ケーブルは２本以上の隣接するループを形成するようにして もよい、その場合、それぞれのループは２本のほぼ平行な手によって形作られ、 すべてのループの手は互いに平行である。ケーブルユニットはさらにケーブルの ループに緊張を与える手段を有する。

ある実施態様では、ケーブルユニットはケーブルを収容するハウジングを有する 。ケーブルの２つの末端は電力を導くコネクタと連結されている。ケーブルに緊 張を与えるためにばね手段も設けられており、これらのばね手段は前記ハウジン グの中に収容されている。

ケーブルのループとなった末端は、好ましくは、ケーブルグリップに固定されて おり、そのケーブルグリップはケーブルユニットのハウジングから引き離される につれてケーブルをばね手段の作用に抗して引き出す。

このケーブルユニットは遠隔操作できる乗り物（ｖｅｈｉｃｌｅ）に乗せること ができる。もし、その乗り物の可動部品、例えば操縦器（ｍａｎｉｐｕｌａｔｏ ｒ）、がケーブルグリップと係合すると、ケーブルはハウジングから引き出され て所要長さのケーブルループを形成する。

その後で、電力をケーブルに印加するとケーブルに隣接する領域は磁場の下にお かれるので、磁気探傷検査技術によって検査できる。

本発明の磁気探傷検査システムは、上記ケーブルユニットに加えて、さらにルー プとなったケーブルに隣接した領域にインクその他の暴露液をスプレーする手段 と、照明手段とを有する。

本発明を別の局面から見ると、磁気探傷検査システムは、暴露液をスプレーする 手段と、暴露液がスプレーされる領域を照明する手段と、このスプレーされた領 域に磁場を印加する手段とからなり、前記磁場印加手段は電力を導く電カケーブ ルを有し、さらに本システムは電カケーブルの長さを調節可能とする手段を有す る。

ある実施態様では、前記ケーブルは長さの調節が可能な、少なくとも１本のルー プを有する。好ましくは、ループの長さは０〜１ｍの範囲で調節できる。

ある実施態様では、磁気探傷検査システムのケーブルは上記したケーブルユニッ トを有する。

照明手段は好ましくは紫外光である。

検査すべき領域を観察するために、カメラ、例えばビデオカメラまたは写真カメ ラ、が設けられていて得られた結果を記録する。

以下、本発明の実施例を添付の図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明を刊み込んだ磁気探傷検査システムの概略図である。

第２図は、第１図のシステムのケーブルユニットの縦断面図である。

金属構造物の割れ目やストレスの検査を磁気探傷検査技術により行なうことは公 知である。即ち、被験物表面に磁場を印加し、磁気分子と蛍光分子の両方を含有 するインクをその表面にスプレーし、その後で紫外線で照明するのである。スト レスや割れ目は磁場にギャップを生じさせ、そこにインクが定着する。紫外線で 照明するとこのインク分子は発光するのである。

この磁気探傷検査技術はよく知られており、これ以上の説明を要しない。

一般的に言って、例えば海中において油リグを検査するためにこの技術を使用す るとき、潜水夫は長いワイヤを検査すべき構造物の周りに巻き付ける。その後ワ イヤは電源に接続される。潜水夫はそれから、例えばビデオカメラを使用して、 インクのスプレー作業、紫外線照明、結果の検査の手筈を整える。

第１図に示す磁気探傷検査システムは遠隔操作の乗り物（図示せず）に使用する ように設計されている。

このシステムは好ましくは乗り物に乗せられている電Ｒ２を有する０図示の実施 例では電源２は乗り物に乗せられている変成器の二次子（ａ　５ｅｃｏｎｄａｒ ｙ）である。

変成器の一次子（ｔｈｅ　ｐｒｉｍａｒｙ）は繋ぎケーブルにより海上の電源と 接続されている。

ｔａ　Ｂ　２の端子はケーブル４およびケーブルユニット６によってケーブル８ のループに電力を供給する。ケーブルユニット６は第２図に図示されており、追 フて更に詳細に説明する。このケーブルユニット６も乗り物に乗せられている。

ケーブルユニット６は乗り物の枠体や船体に固定されるか、または好ましくは乗 り物の操縦器などの可動部品に乗せられている。

ケーブルのループになフた末端にケーブルグリップｌＯが固定されていて、ばね の力に抗してケーブルユニット８をケーブルユニ・ント６から引き出すのに使用 する。以下に説明するように、ケーブルグリップ１０はケーブルユニット６から 引き出してループを作ることができる。そのループの長さは０〜１ｍである。ル ープは実質的に互いに平行に保持された２本の手によって形作られ、緊張状態に 維持されろ。この点に間して、第１図から分かるように、ケーブルユニット６か ら出ているケーブル８０２本の手は互いに介在物によって間を開けられる。しか も、それらはループ末端においても同様にケーブルグリップ１０によって互いに 間を開けられている。

第１図の磁気探傷検査システムはインクスプレー１４を有する。インクスプレー は好ましくは遠隔操作の乗り物に乗せられている。このインクスプレー１４は柔 軟性のある袋状のインク容器（図示せず）を有する。

インク容器は配送ポンプ（図示せず）によりインクスプレーノズル１６に接続さ れている。インクスプレーノズル１６はポンプが稼働していないときに、海水が インク袋に侵入するのを阻止する、ばねで付勢したボール弁を有する。

実質的に従来型の紫外線ランプ１８も乗り物に乗せられており、インクによって スプレーされる領域を照らしている。更に、実質的に従来型の高分解能ビデオカ メラ２０（白黒でもカラーでもよい）も乗り物に乗せられている。

もし乗り物が３個以上のｈｋ縦器を有するときには、インクノズル１６、紫外線 ランプ１８およびビデオカメラは、すべてそのうちの中央操縦器に乗せておくの が好ましい。そして他の操縦器の１個にはケーブルユニット６を乗せ、残りの操 縦器にはケーブルグリップ１０を係合可能としておくのが好ましい。

使用時には、ケーブルユニット６を乗せている操縦器は、検査すべき領域の一端 にこのユニット６を位置させる。第三の操縦器はケーブルグリップ１０と係合し 、ユニット６からばね緊張に抗してケーブルループ８を必要な長さだけ引き出す 。ループに隣接した検査すべき領域はノズル１６を介してインクがスプレーされ 、ケーブル８は電源２により励磁される。検査すべき領域はランプ１８により照 明され、ビデオカメラ２０によって検査される。勿論、ビデオカメラに換えて、 又はこれに加えて写真カメラを設けることもできる。

ケーブルユニット６の長手方向断面図が第２図に示されている。ケーブルユニッ トは２つのステンレス鋼の円筒状ハウジング部分２４からなるハウジングを有す るのが分かる。２つのハウジング部分２４は、大きさ形状においてほぼ同一であ り、それぞれの部分の末端に設けられた、放射方向に伸びるフランジ２６が互い に向き合うように設定されろ。２つのフランジ２６はボルト止めされ、その間に 中央板３０を固定している。

それぞれのハウジング部分２４の中にステンレス鋼のケーブルドラム３２が載置 されており、そのドラムに１ｍまでの長さのケーブル８が巻きつけられている。

それぞれのドラム３２は中空軸３４の一端に載置され、それに対し回転可能に固 定されている。それぞれのドラム３２はまたそれぞれのスリップ・リング体（ｓ ｌｉｐｒｉｎｇ　ａｓｓｅｍｂｌｙ）　３８の回転末端板３日に取り付けられて いて、電源２から出るそれぞれのケーブル４をループになったケーブル８に電気 的に接続する。それぞれのスリップ・リング体３８の非回転板４０（標準的な単 一！（ｓｉｎｇｌｅ　ｐ５ｓｓ）海中ユニットである）はそれぞれのハウジング 部分２４の外側にボルト止めされてい、る。

それぞれの中空軸３４はナイロン製の割り軸受４２によって支持されている。割 り軸受はそれぞれのハウジングの囲い２４の中に押し込まれ、止め輪（図示せず ）によって所定位置に保持される。２本の中空軸３４の末端は２つの軸スタブ（ ａｘｌｅ　５ｔｕｂ）４４によって接続され、２本のケーブルドラム３２を支持 する連続軸を効果的に形成する。２つの軸スタブ４４は押し込み式で、四角形の 断面を有する駆動ビン４６によって接続される。

軸スタブ４４は軸３４の軸であるばかりでなくばね体４日の軸でもある。この理 由により、中心の、駆動ビン４６によって形作られる断面積の少ない部分は断し たがって、軸３４および軸４４の一方向への回転はばねを効果的に巻き上げる。

ハウジング部分２４の中に設けられている案内間口５０を通ってケーブル８を引 き出すことにより、緊張を与えつつ行なう一方向回転が達成される。上記したよ うに、ケーブルユニット６からケーブルグリップ１０を引き出すことによフてケ ーブルを引き出すことができる。ケーブルグリップ１０に対して引く力が解放さ れると、ばね力によりケーブルはドラム３２に巻き戻される。２つのケーブルド ラム３２と、ばね体４８と、関連の軸は効果的にケーブル用のばね付勢されたウ ィンチを形成する。

中央板３０によってケーブルユニットの２つの半分がボルト止めされる前に、軸 ３４と軸４４を巻き上げることによってばね張力を予め設定できる。同様にして 、使用によフてばねが弱まれば、同じ方法で再設定できる。

上記したように、ユニット６は好ましくは適宜手段により、遠隔操作の乗り物の 操縦器、例えば操縦器の道具台、の内のひとつに乗せることができる。

図示した実施例では、ケーブルは互いに平行に延びる２本の手によって形作られ る１本のループとして形成している。しかし、必要ならば、ケーブルはそれぞれ ２本のほぼ同じ平行手によフて形作られる２本以上の隣接するループとしてもよ い、その場合、すべてのループの手は実質的に互に平行に延びる０例えば、もし ２つの隣接するケーブルループが必要なら、それらは上記した２つの交差するウ ィンチによって形成されるケーブルユニットの中に収容される。

本願発明の範囲内で上記実施例にその他の様々な変更や改良を加えることができ る。

国際調査報告 ｌ′″′″″′１°Ａｒｍ″−”　ＰＣＴ／田羽１００８９８

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. １．磁気探傷検査システムに使用するケーブルユニットであって、このケーブル ユニット（６）は少なくとも１つのループを形成するケーブル（８）と、電力を 受け取るためのケーブル接続手段（４，３８）とからなり、前記ケーブルユニッ ト（６）はさらにループの長さを調節する手段（１０，３２）を有するケーブル ユニット。
2. ２．ループの長さが約０〜１ｍの範囲で調節できる請求項第１項記載のケーブル ユニット。
3. ３．ケーブルのループに緊張を与える手段（４８）が設けられている請求項第１ 項または第２項記載のケーブルユニット。
4. ４．ケーブル（８）が互いに平行に延びる２本の手によって形作られる単一ルー プを形成する前記請求項のいずれかに記載のケーブルユニット。
5. ５．ケーブル（８）が２本以上の隣接するループを形成し、それぞれのループは ２本のほぼ平行な手によって形作られ、すべてのループの手は互いに平行である 請求項第１項ないし第３項のいずれかに記載のケーブルユニット。
6. ６．ケーブルユニットがケーブル（８）を収容するハウジング（２４）と、ケー ブルの２つの末端に電力を導くように接続されたコネクタ手段（４，３８）と、 ケーブルに緊張を与えるために前記ハウジングに設けられたばね手段（４８）を 有する請求項第４項記載のケーブルユニット。
7. ７．共通軸の周りを回転し、ケーブル（８）を巻き付けるための、前記ハウジン グ（２４）に載置された２つのケーブルドラム（３２）と、ケーブルドラム（３ ２）の間に挟み込み、ドラム（３２）からケーブル（８）を解く方向の、共通軸 の周りの回転に対向させるようにしたばね体（４８）とを有する請求項第６項記 載のケーブルユニット。
8. ８．電力を前記ケーブル（８）に導くケーブルドラム（３２）によって支持され るスリップ・リング体（３８）を設けた請求項第７項記載のケーブルユニット。
9. ９．ハウジングから引き離されるにつれてケーブルをばね手段（４８）の作用に 抗して引き出すために、ケーブル（８）のループとなった末端に固定されたケー ブルグリッブ（１０）を有する請求項第６項ないし第８項のいずれかに記載のケ ーブルユニット。
10. １０．上記ケーブルユニット（６）に加えて、さらにループとなったケーブルに 隣接した領域にインクその他の暴露液をスプレーする手段と、照明手段（２０） とを設けた磁気探傷検査システム。
11. １１．暴露液をスプレーする手段（１６）と、暴露液がスプレーされる領域を照 明する手段（２０）と、このスプレーされた領域に磁場を印加する手段（６，８ ）とからなり、前記磁場印加手段は電力を導く電力ケーブル（８）を有し、さら に電力ケーブルの長さを調節可能とする手段（１０，３２）を有する磁気探傷検 査システム。
12. １２．前記ケーブルが長さの調節が可能な、少なくとも１本のループを有する請 求項第１１項記載の磁気探傷検査システム。
13. １３．ループの長さが０〜１ｍの範囲で調節できる請求項第１２項記載の磁気探 傷検査システム。
14. １４．磁気探傷検査システムのケーブルが請求項第１項記載のケーブルユニット を有する請求項第１１項ないし第１３項のいずれかに記載の磁気探傷検査システ ム。
15. １５．照明手段（２０）が紫外光である請求項第１１項ないし第１４項のいずれ かに記載の磁気探傷検査システム。
16. １６．照明される領域を観察し、得られた結果を記録するカメラが設けられてい る請求項第１１項ないし第１５項のいずれかに記載の磁気探傷検査システム。