JPH02500323A - 結腸病変用検出マーカー - Google Patents
結腸病変用検出マーカーInfo
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- JPH02500323A JPH02500323A JP50483387A JP50483387A JPH02500323A JP H02500323 A JPH02500323 A JP H02500323A JP 50483387 A JP50483387 A JP 50483387A JP 50483387 A JP50483387 A JP 50483387A JP H02500323 A JPH02500323 A JP H02500323A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は米国政府基金を用いて行われた。米国政府は本発明に関する権利を有し
ている。
発明の分野
本発明は、特に核酸ハイブリッド形成操作による前悪性及び悪性結腸組織の診断
のため、の分子生物学的アプローチに関する。
背景技術の説明
前悪性及び悪性結腸組織の診断のための免疫学的アプローチは、米国国立衛生研
究所のシュロム(Schlom)うにより報告された。ツアーら、ネーチャー、
第311巻。
第562頁、1984年(Thor et al、、Nature、311:5
B2(1984))及びシュロム(Schlom)ら、ジャーナル・オブ・セル
・バイオケミストリー(Journal of CellBlochemist
ry) 、補巻第9A号、第36頁、1985年は、ヒト結腸組織における特異
的腫瘍遺伝子産物の検出法について開示している。これらのレポートは、良性及
び悪性結腸疾患において921タンパク質の異なるras遺伝子発現性を調べる
ためのモノクローナル抗体(Mab)の使用について示している。組織セクショ
ン内における個々の細胞の免疫組織化学的分析によれば、正常結腸上皮、良性結
腸腫瘍及び炎症もしくは形成異常結腸病変部と比較した場合に、結腸癌ではra
s921発現に関して差異を生じていた。著者は、rasp21がおそらく結腸
発癌に際して比較的遅い時期の現象であろうと結論付けていた。
ツアーら、ラボラトリ−・インベスティゲーション。
第52巻、第68A頁、1985年[Thor et al、。
Laboratory Investigation、52:68A (198
5)) ; ハンドら。
プロシーディング・オブ・ナショナル−アカデミ−・オブ・サイエンスUSA、
第81巻、第5227頁。
1984年[Hand et al、、Proceedingof Natio
nalAcadelIy ol’ 5cience USA、81:5227
(19g4)) ;及びハンドら、ハイブリドーマ、第68A頁、1985年(
Handat al、、Hybridoma、68A (19115) )にお
いて、研究グループはp21に対するMabを用いてras p21発現に関し
様々な癌組織を試験した。ras遺伝子発現は、結腸腺癌の49%、骨癌の63
%、良性孔腫瘍の10%、並びに良性結腸病変部及び正常結腸の0%で見られた
。
大多数のヒト結腸及び乳腺症はras遺伝子発現を示したが、一方線維腺腫及び
嚢様変性線維腫症患者の異常管及び小兵の大部分は陰性であった。著者は、これ
らの発見がras翻訳産物に関する定量的RIAの基礎を形成しており、しかも
正常細胞内並びに良性、前悪性及び悪性病変部内におけるras p21発現を
評価するための手段を提供するものであると主張していた。
C型関連ヒト内在性レトロウィルス配列が最近発見されかつ特徴付けられた。そ
れらは、特に細胞形質転換中に連鎖遺伝子の転写をコントロールする役割を果た
しているようである。
いくつかの文献では、ヒト内在性レトロウィルス配列について説明していた。例
えば、キャラノ\ンら、サイエンス、第228巻、第1208頁、1985年[
Ca1lahan et al、、5cience、228:120B(198
5)]では、公知の内在性レトロウィルスゲノムの構造及び鎖長に類似したレト
ロウィルス配列のモザイクを含んだヒト組換えDNAクローン(HLM−2)に
ついて開示している。
特定のHLM−2長鎖末端繰返しくり、TR)配列はD型レトロウィルスのLT
Rとハイブリッド形成した。
HLM−2のgag及びpol遺伝子は、A型関連レトロウィルス、B型関連レ
トロウィルス及びC型レトロウィルスと広範囲の相同性を共有している。)IL
M−2のpol遺伝子中には、乳癌ウィルスpol遺伝子と70%以内で一致す
る領域が存在していた。推定的HL M −2のenv遺伝子の一部は、A型レ
トロウィルスゲノムの対応領域とハイブリッド形成した。マーチン(Marti
n)ら、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンス
、第75巻、第4892頁。
1982年は、ヒト脳、ヒヒ皮膚繊維芽細胞及びアカゲザル肝臓中におけるC型
レトロウィルス配列の検出及びクローニングについて開示していた。
ラブソン(Rabson)ら、ネーチャー、第306巻、第604頁、1983
年は、8.4kb離れた2つのLTR要素並びにgagSpol及び推定env
領域を含んだ完全鎖長ヒトレトロウィルスクローンの特徴について開示していた
。ハイブリッド形成実験では、LTRを欠く鎖長72〜76塩基対の不完全繰返
しタンデム配列(tandem array)によって結合された4、1kbの
gag−pol配列のみを含んだ完全鎖長レトロウィルスクローンのセグメント
とアニーリングしたポリ(A) RNA種をヒト細胞(胎盤)が含有しているこ
とを明らかにした。
4巻、第764頁、1985年(Repaske et al、+Journa
l orVirology、54ニア64 (1985) )は、ヒトゲノムD
NAライブラリーからクローニングされた完全鎖長(8,8kb)内在性C型ヒ
トレトロウィルスDNA (クローン4−1)の完全ヌクレオチド配列について
開示していた。コリニアリティー(colinearity)及び40%アミノ
酸相同性がモロニー(Moloney)マウス白血病ウィルスDNAと比較した
場合に見られた。
ラブソンら、ジャーナル・オブ・パイロロジー、第56巻、第176頁、198
5年は、ノザンプロット/Xイブリッド形成及びcDNAクローニングによりヒ
ト内在性レトロウィルスenvRNA転写体の構造について開示していた。ポリ
(A)3.0及び1.7kbenvRNAは、胎盤、結腸癌及び乳癌細胞中で確
認された。
しかしながら、結腸癌病変に有用である正確な核酸−基本マーカーはまだ開示さ
れていない。
ンベローブ配列(H−LTR及びH−envと称される)を用いた、いくつかの
ヒト主要結腸癌、隣接結腸粘膜及び2種の結腸癌細胞系(HCT及びCaco2
)から抽出されたポリ(A)”RNA中におけるC型関連レトロウィルス配列の
発現バタ、−ンの分析に基づいている。試験された腫瘍サンプルの大半において
、本発明者らは正゛常結腸粘膜(NCM)中で非常に顕著かつ豊富な3.6kb
LTR関運転写体の量の著しい減少を観察したが、逆に2種の3.0及び1.7
kbenv関運転写体の一方もしくは双方、特に1.7kb転写体はNCMより
も結腸腫瘍中で増加していた。
このようなことから、本発明はRNA含有結腸サンプル中における結腸腫瘍疾患
の検出方法を提供するが、この方法は:
(1)サンプルのRNAを検出可能に標識化されたH−LTR又はH−envヌ
クレオチドプローブと接触させ;及び
(2)既知の非癌性結腸サンプル中の量と比較してプローブ及びRNA間のハイ
ブリッド形成量を検出することを特徴とする。
具体的な好ましい態様において、本発明はC型関連ヒト内在性レトロウィルス配
列の転写パターンに関する結腸組織の分析方法に関するが、この方法では組織か
ら全RNAを抽出し、オリゴdTセルロースクロマトグラフィーでポリ(A)”
RNAを回収し、変性ゲル電気泳動によりこのRNAをサイズ分離し、標識化さ
れたH−LTR又はH−envヒトプロウィルスプローブとハイブリッド形成さ
せ、ハイブリッド形成した種を検出し、かつLTR特異性又はenv関運関与転
写体化を定量する。
図面の説明
第1図はenvプローブの完全配列について示している。
第2図はH−LTRプローブの完全配列について示し2種の核酸プローブが本発
明の方法で用いられる。第一のプローブは、内在性C型ヒトレトロウィルス核酸
の配列と同一であるか又はそれと相同的である配列であって、以後“エンベロー
プ″又は“env”プローブと称される。問題のエンベロープC型レトロウィル
ス遺伝子の完全配列は、レバスフら、ジャーナル・オブ・パイロロジー、第54
巻、第764頁(1985年6月)に記載されている。好ましいセグメントは、
第1図に示されたそのBam Hl−H1ndIIIフラグメント又は標的核酸
とハイブリッド形成しうるそのサブフラグメントである。
第二のプローブは“H−LTR”と命名され、その完全配列は第2図に示されて
いる。H−LTRプローブも、レバスフらの文献(前掲)に示されたエンベロー
プC型レトロウィルス遺伝子の完全配列から得られる。H−LTRプローブは、
第2図に示された配列と同一か、その一部であるか又はそれと相同的である配列
である。
望ましいヌクレオチドプローブ配列は側鎖(f’ Ianking)天然ヌクレ
オチドを更に含んでいてもよいが、但しこれらの側鎖ヌクレオチドはDNA又は
RNA配列のハイブリッド形成特異性を変化させるような数で存在していてはな
らない。典型的には、プローブ配列は少なくとも18個のヌクレオチドを含んで
いる。したがって、env又はH−LTRプローブの一部又はそれらと相同的な
少なくとも18個の構成物を含むものであればあらゆる及びすべてのポリヌクレ
オチドが更に本発明の範囲内に包含される。
これらのプローブは、DNA又はRNAのいずれの形であってもよい。それらは
、公知かつ公表された単離及び消化操作法(前掲)により得られるか又は常法に
よって合成される。プローブは、メツセンジャーRNAから得られる、即ち、逆
転写酵素によるメツセンジャーRN Aの逆転写1こよって又はゲノムの開裂に
よって、好都合にはエンドヌクレアーゼ消化によって、しかる後常法による遺伝
子もしくは遺伝子フラグメントのクローニングによって得られるcDNAから得
られる。例えば、コーンバーグ、DNAレブリケーション、W、H,フリーマン
社、サンフランシスコ、1980年、第670−679頁[Kornberg、
DNA Replicatjon、W、H。
Freeman &Co、、San Francjsco、1980.pp、6
70−679 )参照。
一方、プローブはメリフィールド、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミカル
・ソサエティー、第85巻、第2149頁、1962年[Merril’1el
d、Journal of’Medicinal Chemical 5ocj
ety、85:2149(1985))に記載された技術に従い合成することも
できる。DNAフラグメントの単離後、フラグメントはプローブ作成のために用
いられる。
プローブはそれ自体であってもよいし又はプラスミドの一部であってもよい。例
えば、H−LTRプローブはTaqI部位で側鎖形成される。例えばプラスミド
pBR322のTaq1部位に組込まれてサブクローニングされかつ大腸菌(E
scherichia coli)中でクローニングされる。
益な標識は放射性原子、酵素、発色団、ビオチン/アビジン等である。核酸ハイ
ブリッド形成技術の更に詳細な説明については、゛ワン、E、S、(Huang
、E、S、)ら、第6巻、第457−497頁、1977年で見られるが、これ
は参考のため本明細書に組込まれる。オリゴヌクレオチドプローブ技術は、スジ
スタフ、J、W、ら、メソッズ・イン・エンザイモロジー、第、68巻、第41
9−428頁、1979年(Szostak、J、W、et al、、Meth
odsin Enzymology、68:419−428 (1979) )
でも開示されているが、これも参考のため本明細書に組込まれる。
ポリヌクレオチド又はオリゴヌクレオチドプローブは、最も一般的には放射性核
種を用い、更にはおそらく重金属であっても、このような原子又は無機基で標識
化される。一部の状況下では、標的DNAとハイブリッド形成したプローブと特
異的に結合する抗体を用いることも可能であろう。
最も一般的には放射性標識が用いられるが、適切な放射性標識としては32P、
3H114C11251等がある。
適切なシグナルを与えかつ十分な半減期を有するものであれば、いずれの放射性
標識も使用可能である。他の標識としては、リガンド、螢光剤、化学発光剤、酵
素、抗体等がある。
1つの標識化技術において、大腸菌DNAポリメラーゼlは二本鎖DNA分子の
うち1本の鎖にニック(nick)が生じた場合に形成される3′ −ヒドロキ
シ末端にヌク ルオチド残基を加えるために用いられる。しかも、その酵素は、
その5′−3′工キソヌクレオチド分解活性のに基づき、ニックの5′側からヌ
クレオチドを除去する。
5′側からのヌクレオチド除去及び3′側へのヌクレオチドの連続的付加の結果
として、DNAに沿いニックにツク・トランスレーション)が形成される〔ケリ
ーら、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー。
第245巻、第39頁、1970年(Kelley et al、。
Journal of Biological Chemistry、245:
39(1970)) )。
先に存在するヌクレオチドを高度の放射性ヌクレオチドで置換えることにより、
108cpIIllμgを超える十分な比活性をもつ標識化プローブを製造する
ことが可能である〔リグビー、 P、 W、J、ら、ジャーナル・オブ・モレキ
ュラー・バイオロジー、第113巻、第237頁。
1977年(Rlgby、P、W、J、et al、、Journal ofM
olecular Biolog)’、113:237(1977)))。
プローブは、3H−チミジン三リン酸又はα−32P−デオキシヌクレオチド三
リン酸のいずれかを用いかかるニック・トランスレージジンによって高比活性に
標識化することもできる(リグビーら、前掲)。
マーカーに関して結腸サンプルを試験する場合、RNAは低温槽上で断片化しか
っSDS等の界面活性剤及びEDTA等のキレート化剤で場合によりプロテイナ
ーゼK(50μg/ml)での−夜消化で断片を溶解することにより組織から単
離することができる。タンパク質はフェノール及びクロロホルム抽出により除去
され、核酸はエタノールで沈降せしめられる。RNAはオリゴdTカラムクロマ
トグラフィーにより分離され、その際そこから溶離される。更に分別化してもよ
い。
分子ハイブリッド形成用のいくつかの技術は結腸組織中におけるレトロウィルス
RNA配列の検出に用いられるが、各々ある利点及び欠点を有している。多量の
組織が入手される場合、ハイブリッド形成動態分析によれば、存在するレトロウ
ィルスRNA0量を正確に定量し、プローブと非常に類似するが同一ではない配
列を識別してかつ相同率を調べるための機会を提供することができる。
反応は、プローブの解離速度が最適となるようなハイブリッド形成条件下(Tm
−25℃)で行われる〔ウェットマー* J、 G、 (Weta+ur、J
、G、) 、ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジー、第31巻、第3
49−370頁、1968年〕。反応動態は組織中での配列がプローブのものと
同一である場合に秒オーダーであるが、しかしながらプローブ配列が組織中のも
のと部分的相同性を有する場合には反応は複雑な動態を示す〔シャープ。
p、 A、 (Sharp、P、A、)、 ジャーナル・オブ・モレキュラー・
バイオロジー、第86巻、第709−726頁。
1974年〕。
プローブ対細胞RNAの濃度は、どの程度の感度を望むかによって決定される。
1細胞当たり1つのレトロウィルス転写体を検出するためには、全細胞RNA1
μg当たりプローブ約xoopgを必要とする。核酸は混合され、変性され、適
切な塩濃度及び温度に調節され、様々な時間にわたりハイブリッド形成に付され
る。解離速度は、ヒドロキシアパタイトクロマトグラフィー〔ブリラテン、R,
J、(Britien、R,J、)ら、サイエンス、第161巻、第529−5
40頁、1968年〕又はS1ヌクレアーゼ消化〔サラトンら、 W、 D、
、バイオロジー・エツト・バイオロジー・アクタ、第240巻、第522−53
1頁、1971年(Sutton、V、D、 。
Biochimica et Biophysica Aeta、240:52
2−531(1971)))のいずれかでハイブリッド形成したプローブの量を
定量することにより調べられる。
更に順応的なハイブリッド形成方法はノザンプロット技術である。この技術によ
れば、ハイブリッド形成反応の緊縮性(stringency)の可変性及び分
析試料中のレトロウィルス配列状態の決定を可能にする。細胞RNAはその場で
アルカリにより変性され、中性化されて、ニトロセルロース膜に移される。
洗浄後、膜は真空下でベーキングされ、超音波処理変性サケ精子DNA50μg
/ml含有4xSSC(SSC=0.15M NaC1,0,05Mクエン酸ナ
トリウム)中10×デンハーツ(Denhardts)溶液(各々0.2%のフ
ィコール(Ficol l)、牛血清アルブミン、ボリビニド形成される。緊縮
(stringent)ハイブリッド形成又は非緊縮ハイブリッド形成が行われ
る。膜は52℃で多量の4XSSCにより洗浄され、風乾され、検出される。
レトロウィルスRNA配列のハイブリッド形成分析に際して主な考慮事項は、試
験試料中に存在する配列とプローブとの関連度である。これはプロット技術の場
合に重要であるが、その理由はハイブリッド形成の非緊縮条件下において適度の
配列相同性があればたとえプローブ及びサンプル中の配列が異なるレトロウィル
ス型を表す場合であっても強いシグナルを生じうるからである。
具体的なハイブリッド形成技術は本発明にとって重要でなく、当業界で通常用い
られる技術であればいかなるものであっても本発明の範囲内に属する。典型的な
プローブ技術は、参考のため本明細書に組込まれるファルコウ(Falkov)
らの米国特許第4.358,535号明細書に記載されている。
上記のような標識化プローブによれば、結腸病変検出用の一般的診断方法を提供
することができる。本方法は妥当な速さであって、簡単なプロトコールを有し、
市販キットとして標準化されかつ提供されうる試薬類を有し、多数のサンプルの
迅速なスクリーニングを可能にするこ操作を実施するための一方法において、R
NA転写体含有臨床的分離物は支持体に固定される。固定された核酸は、レトロ
ウィルス遺伝子のコード鎖と相補的又は相同的な塩基配列を有する標識化ポリヌ
クレオチドと接触せしめられる。
本発明のハイブリッド形成アッセイは特にキットの形で製造及び市販するために
十分適しており、このキットは1以上の容器手段(バイアル、試験管等)を隙間
なく収納しうるように仕切られたキャリア手段を含んでおり、上記容器手段は各
々ハイブリッド形成アッセイに用いられる別個の要素のうち1つを含んでいる。
例えば、1本のバイアルは可溶性の検出可能に標識化されたHLR又はenvプ
ローブを含有しており、一方1本以上の異なるバイアルは異なる既知量のenv
又はHLRRNA転写体を含有している。後者の容器は、未知サンプルから得ら
れたデータを当てはめるための標準曲線を作成するために用いられる。
結腸病変の存在は、試験組織中のプローブ関連RNA転写体の出現及び/又は量
の差異によって調べられる。
2種のLTR特異性転写体及び3種のenv関運社運転写体察される。
下記第1表は、正常結腸粘膜(NCM)対癌性結腸組式中における転写体分布パ
ターンについて示している。
第1表
NCM 癌性組織
3.6kb ↑↑ ↓↓
1.7kbenv関運転写体は明らかに増加し、3.6kbLTR関運転写体は
癌性結腸組織中で明らかに減少している。
通常、これらの転写体の有意の増加又は減少が各々正確な診断のために観察され
るべきである。好ましくは、1.7kb転写体の場合には3倍以上の増加、3.
6kb転写体の場合には60%以上の減少が各々観察されるべきである。
ある例はここでは説明目的のみで示されている。
HCT及びCaco2結腸癌細胞系を20%牛脂児血清〔ギブコ(G I BC
O) )補充ダルベツコ修正イーグル培地(DMEM)中で培養した。細胞培養
物を空気中5%CO2湿式インキュベーター中37℃で増殖させ、1週間に3回
栄養物補充した。DNA及びRNA抽出のために結腸組織外科的試料を用いたが
、これはルーチンの病理学にとってかつ人体研究上NIHガイドラインに従えば
不要であった。
プローブ及び核酸ハイブリッド形成
初期研究では、pBR322でクローニングされたH−LTR又はH−envを
ニック・トランスレーションにより(32P)標識化した。後の実験では、H−
LTRセグメントをpSP64ベクター系〔メルトン、D、A。
ら、ヌクレイツク・アシッズ挙リサーチ、第12巻、第7035頁、1984年
(Melton、D、A、et al、、NucleicAcids Re5e
arch、12ニア035(1984)) )でサブクローニングして(32p
)標識化リボプローブを得た。染色体DNAを既に開示された操作法〔ガットニ
、S01モル・セル・バイオロジー、第2巻、第42−51頁、1982年(G
attoni、S、、Mo1.Ce11.Bjol、、2:42−51 (19
82)))に従い細胞培養物又は組織試料から抽出し、制限エンドヌクレアーゼ
〔ニューイングランド・バイオラプス(NeνEngland Bjolabs
))消化及びサザンプロットハイブリッド形成に付した。全RNAをカサラ(C
athala)ら(DNA、第2巻、第329−335頁、1983年)に記載
された方法により抽出した。ポリ(A)”RNAをオリゴdTセルロースクロマ
トグラフィーにより選択し〔アビブ、 H,(Aviv、H,)ら、プロシーデ
ィング・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンス、第69巻、第14
08−1412頁、1972年〕、変性ゲル電気泳動によりサイズ分離し〔トー
マス、P、 A。
(ThoIlas 、 P、A、)ら、プロシーディング・オブ・ナショナル・
アカデミ−・オブ・サイエンス、第77巻、第5201−5208頁、1980
年〕、プロットハイブリッド形成させた〔メルトン、前掲;ウオール、 G、
M。
(Wahl 、G、M、)ら、プロシーディング・オブ・ナショナル・アカデミ
−拳オブ・サイエンス、第76巻。
第3683−3687頁、1979年)。次いで、DNA及びRNAプロットを
リンスし、70℃でX線フィルム(コダック)を用いてオートラジオグラフィー
のために露出させた。
H−LTR又は:H−envプローブが一連のヒト組織及び細胞系中の特異的転
写体を検出するというラブソン、マーチン及び協同者(ネーチャー、第305巻
。
第604−607頁、1983年)の発見が確認された。
次いで、注意は正常結腸粘膜(NCM)、いくつかの主な結腸腫瘍(T)及び2
種の結腸癌細胞系HCT。
Caco2に向けられたが、そこからRNAを抽出し、ポリ(A)”RNAを選
択し、ノザンプロット分析のために変性アガロースゲル上でサイズ分離した。す
べてのサンプルにおいて、H−envプローブは3,0.1.7及び0.6kb
の3種の転写体を確認したが、−万H−LTRプローブで4よハイブリッド形成
の質及び強度双方について著しい差異を生じた。H−LTRはN CM及びT1
において非常に顕著な主要3.6kb種を確認したが、逆にT3及びT4はほと
んどいかなるハイブリッド形成も示さず(同量のRNAを各列にのせた)、HC
Tでは正常結腸粘膜よりも著しく低いハイブリッド形成強度を示した。更に、3
. 6kb種はH−envだけ形成しなかったようである。
次いで、これまでに分析されたいずれの結腸RNAサンプルも(正常粘膜からか
又は腫瘍からのものかにかかわらず)3種のenv特異性転写体を示したが、ハ
イブリッド形成強度にやや差異があった(腫瘍は一貫して更に多くの1.7kb
と時々更に多くの3.0及び0.6kb種とを含有しているようであった)。し
かも、試験された4種の結腸癌細胞系(HCT、Caco2.5W480及びC
o1o320)のうち、HCT及びCaco2のみが上記パターンを示したこと
から、更に研究された。この点について、HCT及びCaco2は5W480及
びCo l o320のストックで観察されなかった明瞭な上皮形態を示すこと
に留意すべきである。
したがって、)i−envプローブはいくつかのヒト繊維芽細胞及び癌細胞系中
で検出されなかった比較的特異的なハイブリッド形成パターンを確認しうるらし
く、しかもそれはRNA保有性(tr+tegr+ty)をチェックするために
有用なマーカーを提供する。このようなコントロールは、これまでに試験された
大多数の結腸腫瘍及びすべての結腸癌細胞系において3.6kbLTR転写体の
劇的な減少を確認するために重要である。
RNA転写体の実質上改善された解析性及びH−LTRプローブの高感度化も達
成された。LTRインサートをpSP6ベクター゛(メルトン、前掲)中でサブ
クローニングし、ニックトランスレーションされたH−envプローブと既にハ
イブリッド形成されたフィルターを再プローブ探査するために対応リボプローブ
を用いた。このような実験の例としては、5種の異なるポリ(A)”RNA、即
ち2種のNCMコントロール、2種の悪性腫瘍(T5、T6)及び1種の絨毛線
(villoglandular)ポリープ(Pl)がH−env及びH−LT
Rリボプローブでプローブ探査された例がある。
H−enVは有用なパターン(3,0,1,7及び0.6kbの転写体)を与え
たが、1.7及び0. 6kb種のシグナル強度は腫瘍の方が更に強かった。P
lの場合には、3種すべてのH−enV転写体が明らかに増加していた。
同様のフィルターをH−LTRで再プローブ探査することにより前記発見を確認
し、更に内在性レトロウィルス配列の転写に際する変化が発癌過程の初期的現象
であることを示唆する証拠も提供した。特に、これまでに研究された正常結腸粘
膜(NCM)のすべてのサンプルと比較して、前悪性及び悪性腫瘍双方において
一定の差異が出現した。LTR特異性3.6kbRNAの量に関するしばしば非
常に顕著な減少、及び時々3.0及び0.6kb種の同様の増加を伴う1. 7
kb転写体についての増加があった。
この点において、これまでに試験された慢性潰瘍性結腸炎時の形成異常(Dl)
の−例の場合に、1.7kb転写体が明らかに増加していた(下記第2表参照)
。(全結腸除去がこの患者で後に行われ、“その場”で癌が結腸試料から確認さ
れた。)
3.0及び1.7kbRNAは、env及びLTR双方のプローブと交差ハイブ
リッド形成するようであった。
それらがLTRプローブを用いた場合にNCMで実質上検出不能である理由は、
3.6kbRNAのLTR部分及びプローブ間の相同性が3.0及び1.7kb
RNAの場合と比較して異なることに起因するらしい。したがって、後者2種の
転写体が所定の閾値以上に増加した場合にのみ、それらは検出可能になった。一
方、各プローブは、異なるにもかかわらず同時移動する転写体を確認することが
できた。
分析結果の要旨は第2表に示されている。
第2表
ノザンプロット分析の要旨
外科的 LTRLTR−env env試料 、転写体 転写体 転写体
3、[ikb 2.1kb 3.Okb 1.7kb O,[1kbTl 2
+ + + ++ ND
T13 + + ND
T 14 ++ 十 ± + ND
細胞系
CaCo2 CA−II −十 ± ++ +8正常結腸粘膜:各腫瘍試料に隣
接する正常粘膜(NCM)のサンプルが分析されたが、各コントロールの転写パ
ターン中に検出可能な差異はみられなかった。
”Tl−14は結腸癌であった;T15は直腸癌であった。
*** P1絨毛腺ポリープ
5慢性潰瘍性結腸炎時のD1形成異常
SS記号士−はとんど検出されず、ND−実施せず3.6kbH−LTR特異性
転写体の著しい豊富性及び試験された大半の原発(pr4mary)ヒト結腸癌
におけるその著しい減少は、対応配列の調節が正常結腸粘膜の場合とは逆に腫瘍
では変化していることを示唆している。他方、結腸腫瘍はこれまで試験された形
成異常の1例を含めて高レベルのenv関運関与転写体に1.7kb種を発現し
ているようである。この観察及び非転移性非悪性腫瘍(Pl)における“癌様”
パターンの発見は、C型関連内在性レトロウィルス配列が腫瘍形成に発展する結
腸病変の早期検出マーカーを提供することを示している。
特に、1.7kbRNAの増加及び3.6kb種のしばしば劇的な減少は、変化
した表現型に対応して変化する転写パターンの最良の指標を表す。
比較例1
ゲノムDNA中におけるレトロウィルス配列の試験C型関連ヒト内在性レトロウ
ィルス配列のゲノムパターンのサザンプロットハイブリッド形成を、ヒト結腸癌
細胞系又はヒト結腸外科的試料のいずれかから得られたいくつかのDNAサンプ
ルについて分析した。
H−LTRは、ヒト繊維芽細胞系(HF) 、4種の結腸癌細胞系(Caco2
.5W480、Co1o320及びHCT)、正常結腸粘膜(NCM)試料及び
結腸腫瘍(T1)から抽出された7種の異なる染色体DNAサンプル中における
相同的ゲノム配列の組込みパターンを比較するためにプローブとして用いられた
。
これらのPstl消化染色体D N Aのサザンプロットハイブリッド形成では
、g a g −e n Vプローブについて既に示されたように[スティール
、P、E、(SteeleP、E、) 、サイエンス、第225巻、第943−
847頁。
1984年]、H−LTRプローブがヒトゲノム中の多数の相同的配列を確認し
うろことを示した。
ハイブリッド形成パターンの複雑性の故にわずかなバリエーションの検出につい
ては可能にならなかったけれども、試験されたDNA間で明らかな差異は存在し
なかったようであった。
例2
同様に、HCT及びCaco2細胞系はそれらが腸上皮と同様のいくつかのマー
カー及び形態学的特徴を共有していることから特徴付けられた。しかも、集密的
Caco2細胞は腸アルカリホスファターゼ及び腸細胞分化マーカーのレベルに
関して非常に増加することを示した。この点から、Caco2細胞はインビトロ
操作し易い誘導可能な系を提供しうる。
したがって、Caco2細胞を培養し、播種後桟々な時点で、即ち指数的増殖時
(CA−I) 、準集密時(CA−II)及び集密時(CA−III)にRNA
について抽出した。対応ポリ(A)、RNAをH−LTRリボプローブとのノザ
ンプロットハイブリッド形成に洪し、正常粘膜コントロール(NCM) 、HC
T細胞系及び2種の原発腫瘍(T7及びT8)と比較した。
3、6kb転写体はN CMにおいて再度非常に顕著になり、原発腫瘍及びHC
T細胞双方で減少した。しかしながら、Caco2細胞は指数的に増殖する場合
にのみ3.6kb転写体を産生ずるようであった。
HCT及びCaco2細胞中におけるこれらの配列の転写パターンは、一部の原
発腫瘍に関して観察されたパターンと著しく類似している(第2表参照)。T7
は双方のenv関運関与転写体、0及び1.7kb)を発現し、その結果HCT
細胞に匹敵するが、後者の方がむしろこれらのRNAについて顕著である;代わ
って、T8はCaco2細胞の場合のように更に小さな転写体のみを示すが、準
集密及び集密培養物の場合には極めて少量の3、Okb転写体でも検出可能であ
る。
例の説明
最初に一致した発見は、試験されたすべての原発腫瘍及び2例の非悪性病変(即
ち、ポリープ及び形成異常)の場合におけるLTR−envl、7kb転写体の
増加であった。
第二の関連発見は、3.6kbLTR関運転写体のしばしば非常に顕著な減少で
ある。Caco2細胞系に関する“インビトロ″研究ではかかる転写体の発現が
調節可能であることを示しており、このことは対応遺伝子産物が結腸粘膜細胞の
分化過程で必要あることを示唆している。
15例の正常結腸粘膜試料における極めて一致したパターンと比較して、腫瘍及
び腫瘍細胞系における転写パターンの多様性は、癌、特に原発癌の形態学的及び
生化学的特徴を含めた腫瘍異種性概念とも適合する。
本結果は、レトロウィルス転写体の発現パターン変更が初期段階における腫瘍疾
患検出用のマーカーを提供しうることを示している。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成 1 年 2 月 13日
2、発明の名称
結腸病変用検出マーカー
名 称 ザ、ゼネラル、ホスピタル、コーポレーション5、 補正書の提出年月
日
1988年9月30日
6、 添付書類の目録
(1) 補正書の翻訳文 1 通
和文明細書第17頁下から4行に「第305巻」とあるを「第306巻」に補正
する。
国際調査報告
1剛・・−−電・・h・−^・−m+++s轡*−〇?C’:/’:5B7IO
IBB92国際調査報告
US 8701889
SA 18219
Claims (11)
- 1.RNA含有結腸サンプル中における結腸腫瘍疾患の検出方法であって: (1)上記サンプルのRNAを検出可能に標識化されたH・LTR又はH−en vヌクレオチドプローブと接触させ;及び
- (2)既知の非癌性結腸サンプル中の量と比較してプローブ及びRNA間のハイ ブリッド形成量を検出する;ことを特徴とする方法。 2.プローブがH−envである、請求項1に記載の方法。
- 3.プローブがH−LTRである、請求項1に記載の方法。
- 4.H−envプローブが第1図の配列の少なくとも一部を有するか又はその一 部と相同的である、請求項2に記載の方法。
- 5.H・LTRプローブが第2図の配列の少なくとも一部を有するか又はその一 部と相同的である、請求項3に記載の方法。
- 6.一部が少なくとも18個のヌクレオチド鎖長である、請求項4又は5に記載 の方法。
- 7.非癌性サンプルと比較してサンプル中に存在する1.7kbレトロウイルス RNA転写体の有意の増加を検出する、請求項2に記載の方法。
- 8.非癌性サンプルと比較してサンプル中に存在する3.6kbレトロウイルス RNA転写体の有意の減少を検出する、請求項3に記載の方法。
- 9.工程(1)の前に、サンプルからRNAを精製しておく、請求項1に記載の 方法。
- 10.RNAがオリゴdTクロマトグラフィーにより精製される、請求項9に記 載の方法。
- 11.プローブが放射性原子、酵素又はビオチンもしくはアビジン標識で標識化 されている、請求項1に記載の方法。
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