JPH02500229A - コネクタアセンブリおよびコネクタ用ハウジング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 クリンプスナップ式保持構造 本発明は電気コネクタにおける保持コンタクトに関し、特に中にコンタクトを保 持する電気コネクタアセンブリに使用される全体がプラスチック製の保持構造に 関するものである。

従来技術の電気コネクタは、典型的には金属製のコンタクト保持手段が挿入され た円筒状の通路を有していた。この金属製挿入物は軸方向にかつ半径方向内側に 延びた前方に向かった一対のランスを有している。コンタクトが、挿入物を含ん だ通路の中にコネクタハウジングの後から挿入されると、このランスは、コンタ クト上の保持ビーズがランスの端部を通過するまでコンタクトがそのランスの間 を通るように広がり、二〇ランスは保持ビーズの後ろで半径方向内側にスナップ する。キャップは挿入物が挿入方向に通路から押し出されるのを防止する。この 通路の表面にあるストップショルダーは、通路に挿入されたターミナルに接続さ れた導線が引っ張られる時などに挿入物が挿入方向と反対の方向に引込められる のを防ぐ。

全体がプラスチック製の保持構造は熱可塑性材料から作られた大きなコネクタむ けに開発されてきたが、小さなコネクタには不向きであった。成形タイン（ｔｉ ｎｅ）を有する熱可塑性ハウジングの成形、特に小さなコネクタ用のハウジング の成形にはボイドの問題があった。ボイドは、金型が十分にプラスチックで満た されず、その結果を益でない不完全成形ハウジングが作られた際に起きる。

本発明によるコネクタアセンブリは上記の成形上の問題を解決し、更に本発明に よるコネクタアセンブリはタインがハウジングの表面からコンタクト受容通路に 沿って軸上を延びるハウジングの、全体がプラスチック製の保持機構を有する。

それぞれのタインは、コンタクト受容通路の周囲に延びる２つの先切半円錐形タ イン部材から構成されている。水平リブが隣接するタインの隣接する先切半円錐 形タイン部材間をハウジングの表面に沿って延びている。それぞれの先切半円錐 形タイン部材は、ハウジングの表面から上へ向ってそのタイン部材の外表面に沿 って延びる一対の垂直リブを有している。水平リブが先切半円錐形タイン部材と 交差する所では、垂直リブはタイン部材の外面に沿って上向きに延び、成形中に プラスチックが水平リブから垂直リブへそしてその垂直リブに沿ってタイン部材 へと流れて金型を満たすように、その垂直リブは水平リブの容積の一部と接触し 、それを共存している。この水平および垂直リブは、コンタクトの挿入時に先切 半円錐形タイン部材を支持し、その挿入されたコンタクトを正しい位置に保持す べく機能する。

本発明を以下の図面を参照しながら実施例に基づき説明する。

第１図は、種々の挿入段階における一列のコンタクトを通しての本発明によるコ ネクタアセンブリの断面図である。

第２図は、２つの隣接するコンタクト受容通路を示すコネクタアセンブリの拡大 部分断面図であり、第３図は、一対の隣接するタインと、垂直リブ−水平リブの 界面を示す後部挿入物の部分斜視図であり、そして第４図は、この後部挿入物の 上部平面図である０図面を参照するに当り、まず第１図にはコネクタアセンブリ １０が断面で示されている。好ましい実施態様において、アセンブリ１０は、後 部シェル部材１６の開口１４に受容された熱可塑性後部挿入物１２を含む。熱可 塑性前部挿入物１８は後部シェル部材１Ｂに収容され、前部シェル部材２０によ って後部シェル部材中に収容されている。後部シェル部材１Ｂと前部シェル部材 ２０は、後部シェル部材１６の端に重ね合わされた前部シェル部材２０上のタブ ２２によって互いに機械的および電気的に結合されている。

前部シェル部材２０は、超小形Ｄコネクタの形状を有する前方に延びるシュラウ ド２４を備えている。シュラウド２４は合せ面２６を囲んでシュラウド内にコン タクトをシールドする。コネクタアセンブリ１０がシールドされた相補コネクタ と接合された際にシュラウド２４は相補コネクタのシェルとかみ合って、それら の間に電気的な共通シールドを与える。

後部シェル部材１６および前部シェル部材２０は一体フランジ３０の取付開口２ ８を形成する整合された開口を有している。

好ましい実施態様のコネクタアセンブリは前部挿入物および後部挿入物とともに 記載されているが、これらの部材はシールドなしにそれだけでも有効であり、コ ネクタアセンブリを構成し得る。これら２つの部材は公知の方法で互いに結合で き、その中に取付開口を有する一体取付フランジを備えている。

後部挿入物１２は、開口１４の周囲に延びるフランジ３２によって後部シェル部 材１６の開口１４内に収容されている。この後部挿入物１２は後面３４と前面３ ６を有し、その両面の間にコンタクト受容通路３８を備えている。前面３Ｂから 前方に向って（第１図では上に向って）タイン部材４２および４４を有するタイ ン４０が延びている。それぞれのタイン４０は、コンタクト受容通路３８とほぼ 軸方向に整合した中空の分離した光切円錐構造（ｓｐｌｉｔ　ｆｒｕｓｔｏｃｏ ｎｉｃａｌ　５ｔｒｕｃｔｕｒｅ）である・タイン４０はそれぞれのコンタクト 受容通路３８の周囲に配され、コンタクトの挿入方向でそれぞれの通路の半径方 向に収束する。収束するタイン部材４２および４４は弾性的に偏向可能であり、 その端部４６で制限オリフィス４８を形成する。それぞれのタイン４０は、それ ぞれのタイン部材４２．４４の円錐表面に沿って延びる垂直リブを有している。

好ましい実施態様において、それぞれのタイン４０はその円錐表面に沿って延び る４つの垂直リブ５０を有し、そのうち２つはタイン部材４２に沿って延び、も う２つはタイン部材４４に沿って延びている。垂直リブ５０は、コンタクト５２ の挿入中にタイン４０の横方向の支持を与え、コンタクト５２の挿入の後にこの コンタクト５２を正しい位置に保持する。垂直リブ５０は更に、後部挿入物１２ の成形中、タイン部材へプラスチックを流し、これを満たすための経路を与える 。

水平リブ５４はタイン部材４２または４４と一体化し、前面３６に沿って延びて いる。好ましい実施態様において、水平リブ５４は第１のタイン４０のタイン部 材４２とタインの列で隣接するタイン４０のタイン部材４４との間に延びており 、タインの列の端ではタイン４０の端のタイン部材４２．４４を越えて延びてい る。水平リブ５４は垂直リブ５０と交差し、両者間で共通容積を共有している。

それぞれのタイン部材がその円錐表面に沿って延びる２つの垂直リブを有する好 ましい実施態様において、水平リブ５４は両方の垂直リブと交差し、それぞれの 垂直リブ５０と共通の容積をそれぞれ共有する。水平リブ５４は垂直リブ５０は ど前面３６の前方に延びておらず、タイン部材４２．４４を支持し、プラスチッ クの流路を提供して垂直リブ５０およびタイン部材４２．４４を満たすことによ って後部挿入物１２の成形を助ける。好ましい実施態様において、水平リブ５４ は方形の断面を有しており、垂直リブ５０のほぼｌ／３の高さと、前面３６の部 分においてタイン部材４２゜４４０ベースの直径のほぼ１／２の幅ををする。従 って、水平リブ５４はタイン部材４２．４４の円錐壁の厚さより広い。

タイン部材４２．４４は前面３６から前方に延びて前部挿入物またはキャップ１ ８のコンタクト受容通路５８に最も近い凹部５６に入る。凹部５６はタイン４０ を受容する領域において、少なくともタイン部材４２．４４の撓方向でより大き い直径の部分６０を有することもできる。垂直リブ５０はタイン部材４２゜４４ の撓み中にキャップ１８と干渉しないようにタイン部材４２．４４の表面に沿っ て凹部５６に延びていない。好ましい実施態様において、垂直リブ５０はタイン 部材４２．４４の長さの約７５％に沿って延びている。

キャップ１８は、合せ面２６と後面６２の間をキャップ１８を通って延びる対応 する数のコンタクト受容通路５８を有している。前部挿入物１８は、タイン部材 ４２．４４が凹部５６に向って延びるようにフランジ３２と係合したフランジ６ ４によって後部挿入物１２に対して配される。フランジ３２の凹部６６（第４図 参照）とフランジ６４の相補突起６８（第１図参照）は、後部挿入物１２と前部 挿入物１８が正しく結合することを確実にするための定着機能を提供する。凹部 ５６の壁は、タイン部材４２．４４の撓みを制限することによって過度の応力を 防止する機能を提供する。

絶縁導線７０をクリンプして有するコンタクト５２が軸方向に整列されたコンタ クト受容通路３８および５８に後面３４がら挿入される。コンタクト５２への絶 縁導線７０のクリンピングは保持ビーズ７２の外径より小さい直径を有している 。コン・タクト５２の保持ビーズ７２がタイン部材４２．４４の間を通過するよ うに、タイン部材４２．４４は環状後部ショルダー７４がオリフイス４８を通過 して端部４Ｂを越えるまで半径方向外側に撓み、端部４Ｂを越えるとタイン部材 ４２．４４はほぼ偏らない位置まで半径方向内側に撓む。この位置で、保持ビー ズ７２の環状前部ショルダー７６は前部挿入物１８の環状ショルダー７８と接触 し、一方環状後部ショルダー７４は端部４Ｂと接触するが、これらは許容スタッ クアップ（ｔｏｌｅｒａｎｃｅ　５ｔａｃｋ−ｕｐ）においてである。

好ましい実施態様においてピンとして示されており、ソケットでも可能なコンタ クト５２は、保持ビーズ７２を環状ショルダー７８とタイン部材４２．４４の端 部４６との間に配することにより、コネクタアセンブリ１０に収容されている。

環状前部ショルダー７６が環状ショルダー７８に接合するようにコンタクト５２ に軸方向前方への力が加えられる際、このコンタクト５２はコネクタアセンブリ １０内にとどまっている。環状後部ショルダー７４がタイン部材４２．４４の端 部４Ｂとかみ合うように、接合中または絶縁導線７０上の応力のような軸方向後 方への力がコンタクト５２に加えられる際、このコンタクト５２はコネクタアセ ンブリ１０内にとどまっている。

公知の方法に従って、後面３４から工具を挿入して、環状後部ショルダー７４が オリフィス４８を通過するまでタイン４０のタイン部材４２．４４を広げること によって、コンタクト５２をコンタクト収容通路３８．５８から取り出すことが できる。

国際調査報告 国際調査報告 ＬＩＳ　８８０１５６２ ＳＡ　２２５６５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ターミナル（５２）を受容する第１の絶縁ハウジング部材（１２）と、前記 第１の絶縁ハウジング部材（１２）と接合し、ターミナル（５２）を受容し、更 にそのターミナル（５２）を第１の絶縁ハウジング部材（１２）と第２の絶縁ハ ウジング部材（１８）の間に収容するための第２の絶縁ハウジング部材（１８） とを備え、前記第１の絶縁ハウジング部材（１２）が前面（３６）、ターミナル 受容面（３４）、前面とターミナル受容面との間を延びるターミナル受容通路（ ３８）および前記前面（３６）から延びる光切円錐状タイン（４０）を有し、こ のタイン（４０）はそれぞれのターミナル受容通路（３８）と軸方向に整列して おりそして弾性的に偏向可能なタイン部材（４２，４４）から構成され、前記第 ２の絶縁ハウジング部材（１８）が前記第１の絶縁ハウジング部材（１２）内の ターミナル受容通路（３８）と数および位置において対応しているターミナル受 容通路（５８）を有するコネクタアセンリプ（１０）において、それぞれのタイ ン部材（４２，４４）が前記前面（３６）に沿って延びる一体水平リプ（５４） を有し、更にそれぞれのタイン部材（４２，４４）がその円錐表面に沿って延び る垂直リプ（５０）を有し、この垂直リプ（５０）は水平リプ（５４）の容積の 一部を共有しており、それによってターミナル受容通路（３８，５８）に受容さ れたターミナル（５２）が前記第１の絶縁ハウジング部材（１２）と前記第２の 絶縁ハウジング部材（１８）の間に収納されることを特徴とするコネクタアセン リプ。 ２．ターミナル（５２）を受容する第１の絶縁ハウジング部材（１２）と、前記 第１の絶縁ハウジング部材（１２）と接合し、ターミナル（５２）を受容し、更 にそのターミナル（５２）を第１の絶縁ハウジング部材（１２）と第２の絶縁ハ ウジング部材（１８）の間に収容するための第２の絶縁ハウジング部材（１８） とから成り、前記第１の絶縁ハウジング部材（１２）が前面（３６）、ターミナ ル受容面（３４）、前面とターミナル受容面との間を延びるターミナル受容通路 （３８）および前記前面（３６）から延びる光切円錐状タイン（４０）を有し、 このタイン（４０）はそれぞれのターミナル受容通路（３８）と軸方向に整列し ておりそして弾性的に偏向可能なタイン部材（４２，４４）から構成され、それ ぞれのタイン部材（４２，４４）は前記前面（３６）に沿って延びる一体水平リ プ（５４）を有し、更にそれぞれのタイン部材（４２，４４）はその円錐表面に 沿って延びる一対の垂直リプ（５０）を有し、この垂直リプ（５０）は水平リプ （５４）の容積のそれぞれ一部を共有しており、前記第２の絶縁ハウジング部材 （１８）が前記第１の絶縁ハウジング部材（１２）内のターミナル受容通路（３ ８）と数および位置において対応しているターミナル受容通路（５８）を有し、 それによってターミナル受容通路（３８，５８）内に受容されたターミナル（５ ２）が前記第１の絶縁ハウジング部材（１２）と前記第２の絶縁ハウジング部材 （１８）の間に収容されるコネクタアセンリプ（１０）。 ３．前記水平リブ（５４）が隣接するタイン（４０）の隣接するタイン部材（４ ２，４４）の間を延びることを特徴とする請求項１または２記載のコネクタアセ ンリプ（１０）。 ４．コネクタアセンリプ（１０）を相補コネクタと接合させるために取付手段を 受容するための開口（２８）を有するフランジ手段（３０）が備えられているこ とを特徴とする請求項１または２記載のコネクタアセンリプ（１０）。 ５．前記第１の絶縁ハウジング部材（１２）内のターミナル受容通路（３８）が 一列にならんでおり、タイン（４０）が一列にならんでおり、そして水平リプ（ ５４）が前記一列にならんだタイン（４０）における隣接するタイン（４０）の 隣接するタイン部材（４２，４４）の間を延びていることを特徴とする請求項１ または２記載のコネクタアセンリプ（１０）。 ６．前記ターミナル（５２）が前記第１および第２の絶縁ハウジング部材（１２ ，１８）のターミナル受容通路（３８，５８）に受容されていることを特徴とす る請求項１または２記載のコネクタアセンリプ（１０）。 ７．前記第２の絶縁ハウジング部材（１８）内にあってターミナル受容通路（５ ８）に最も近い凹部（５６）がターミナル（５２）上の保持ビーズ（７２）を受 容するように適合されていることを特徴とする請求項１または２記載のコネクタ アセンリプ（１０）。 ８．合せ面（２６）をシールドし、そして相補電気コネクタのシールド手段と接 合するために導電シェル手段（１６，２０）が前記合せ面（２６）をとり囲んで いることを特徴とする請求項１または２記載のコネクタアセンリプ（１０）。 ９．コネクタアセンリプ（１０）を相補コネクタと接合させるために取付手段を 受容するための開口（２８）を有するフランジ手段（３０）が備えられているこ とを特徴とする請求項８記載のコネクタアセンリプ（１０）。 １０．前記フランジ手段（３０）がシェル手段（１６，２０）と一体化している ことを特徴とする請求項９記載のコネクタアセンリプ（１０）。