JPH024979B2 - - Google Patents

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JPH024979B2
JPH024979B2 JP9484481A JP9484481A JPH024979B2 JP H024979 B2 JPH024979 B2 JP H024979B2 JP 9484481 A JP9484481 A JP 9484481A JP 9484481 A JP9484481 A JP 9484481A JP H024979 B2 JPH024979 B2 JP H024979B2
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JP
Japan
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anode
sputter electrode
cathode
electrode
ion pump
Prior art date
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Expired
Application number
JP9484481A
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English (en)
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JPS57210551A (en
Inventor
Katsuhiro Kageyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP9484481A priority Critical patent/JPS57210551A/ja
Publication of JPS57210551A publication Critical patent/JPS57210551A/ja
Publication of JPH024979B2 publication Critical patent/JPH024979B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J41/00Discharge tubes for measuring pressure of introduced gas or for detecting presence of gas; Discharge tubes for evacuation by diffusion of ions
    • H01J41/12Discharge tubes for evacuating by diffusion of ions, e.g. ion pumps, getter ion pumps

Landscapes

  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、真空ポンプ、就中三極形イオンポン
プに関する。
イオンポンプは、磁場中冷陰極放電を利用して
オイルフリーな真空を作ることのできる真空ポン
プで、高温あるいは極低温部分や機械的運動を必
要としない特徴があり、真空の質を問題にする分
野では特に有用なものである。
当初欠点とされた希ガス、例えばヘリウムやア
ルゴンに対する排気速度の不安定性等は、三極形
イオンポンプの開発により解決され、操作性の良
いポンプが製作されるようになつた。
従来の三極形イオンポンプの例を第1図に断面
図として示す。
1は貫通した中空部2を有する陽極、3は陽極
1の両開口端に離間しかつ近接して配設されその
開口を覆う形状を有する2個1組の陰極、4は収
集電極である。
磁場5が陽極1の中空部2の軸心に実質的に平
行にこの中空部2の全体に図示されない磁場発生
装置により印加され、陽極1と陰極3との間には
放電電源6により電圧Vaが印加される。この例
では陽極1および収集電極4が接地され、陰極3
の電位は−Vaである。
三極形イオンポンプの排気作用は次のように説
明される。
陽極1の中空部2には直交する電磁場により高
エネルギ高密度の電子群が形成され、この中空部
2に飛来した分子はイオン化されてイオン7とな
り、加速され、陰極3の表面に高速で入射し、通
常チタンで製作される陰極3の表面の原子をスパ
ツタする。
スパツタされた陰極表面物質は収集電極4の表
面に付着し、付着した陰極表面物質は気体分子を
吸着し、そこへ更にスパツタされた陰極表面物質
が付着して、吸着された気体分子は収集電極の表
面の例えば4′に示したように埋め込まれる。こ
の気相の分子の固相内への埋め込みが三極形イオ
ンポンプの排気作用である。
排気速度を大きくするためには、放電で形成さ
れる気体イオンの量に対する陰極からスパツタさ
れる陰極表面物質の量を多くしなければならな
い。
第2図は、第1図に示した三極形イオンポンプ
における陰極表面物質のスパツタリング量を説明
する線図である。
第2図a,b,cの横軸uは陰極表面に入射す
るイオンのエネルギを示す。第2図aの縦軸Sは
入射イオン1個当りのスパツタされる陰極物質の
原子数で表わされるスパツタ比、第2図bの縦軸
fは入射するイオンのエネルギがu以上、u+
du未満のものが単位時間に陰極表面に入射する
数はfduであると定義したイオンエネルギ分布函
数、第2図cの縦軸fsは分布函数fとスパツタ比
Sの積で、fおよびsは共に相対値で示される。
第2図bにおいて、分布函数fは0以下、eVa
(ただし、eは単位電荷を表わす)以上で零であ
り、更に陰極降下Vpによる加速エネルギeVp
下、および陽極降下の範囲で分布函数fは殆んど
零に等しい。
第2図bに示すように、分布函数fは eVp≦u<eVa でのみ零でない値をとる。分布函数fは、エネル
ギuがeVpを越えかつuが小さな値であるとき大
きな値をとり、uの値が大きいとfは小さくな
る。
スパツタされる陰極物質の単位時間当りの原子
の数Qは Q=∫eVa eVpfs du で与えられ、この被積分布函数fsが第2図cに示
されている。この第2図cから明らかなように、
スパツタ比Sが大きい値をとるためのエネルギu
と、分布函数fが大きい値をとるところのエネル
ギuが大きく異なるために、スパツタされる陰極
物質の量は多くできない。
ここにおいて、本発明の目的は、第一に放電を
乱す程度の非常に少ない構成によりスパツタされ
る陰極物質の量を増加し、もつて排気速度を増加
したイオンポンプを提供するにある。本発明の第
二の目的はこのような新規な三極形イオンポンプ
の寿命を増加させる構成を得るにある。
本発明は、陽極中空部を貫通して両陰極の貫通
孔を絶縁されて貫通するスパツタ電極を配設し、
このスパツタ電極に、この陰極に対して両電極の
陰極貫通部における間隙に応じて、間隙が大きい
程大きな電位差を有する負の電位を与えて、放電
を乱す程度を非常に少なくするとともに、前記ス
パツタ電極へのイオンの入射エネルギを大きくす
ることで第一の目的を達成し、前記スパツタ電極
を保持する手段は前記スパツタ電極をその軸方向
に容易に移動させうるようにして、第二の目的を
達成している。
第3図は本発明の一実施例の、第4図は本発明
の他の実施例のそれぞれの三極形イオンポンプの
縦断面図である。
なお、各図面において、同一符号は同一あるい
は相当部分を表わすものとする。
第3図および第4図において、陽極1はイオン
ポンプを収容する真空容器の一部をなす管8に支
持され、電気的にはこの管8を通して接地され
る。
9は外部に絶縁を施された導体柱で、2個1組
の陰極3の相対位置を固定するとともに、電気的
に接続する。
この陰極3は導体柱10に支持される。導体柱
10の内の1本は給電端子11に接続され、3本
の導体柱10は給電端子11および絶縁支持部材
12により陽極2およびイオンポンプを収容する
真空容器と絶縁して支持され、図示しない放電電
源の負の高電圧出力は給電端子11および導体柱
10の内の1本を通して陰極3に印加される。
13は磁石で、陽極1の中空部2に、この中空
部の軸心に実質的に平行な磁場を印加する。
14は2個の陰極3のそれぞれの陽極1の中空
部2の軸心上に穿設された貫通孔、15は陰極3
の2個の貫通孔14を2個の陰極3と絶縁されて
貫通し、陽極1の中空部2をも陽極1と絶縁され
て貫通し、少くともその表面はゲツタ物質で形成
されたスパツタ電極、16および17はスパツタ
電極15を他の電極から絶縁して支持するスパツ
タ電極支持体で、そのうちの16はスパツタ電極
15への給電径路の一部を兼ねる。
このスパツタ電極15への給電径路は給電端子
18を径て図示しないスパツタ電極電源に接続さ
れ、スパツタ電極15には陰極3に対し負の電位
が印加される。
第4図において、スパツタ電極支持体16はチ
ヤツクを有し、スパツタ電極15の軸方向には何
の拘束も行なわないスパツタ電極支持体17と共
に、スパツタ電極15を軸方向に容易に移動させ
うるので、このスパツタ電極15の消耗した部分
を陽極1の中空部2から除外することも、スパツ
タ電極15全体を交換することも容易であり、本
発明の三極形イオンポンプの寿命を増加させるこ
とができるという、第二の効果を奏する。
これら第3図および第4図の実施例を参照し
て、本発明の作用と第一の効果を述べる。
第5図は、本発明の三極形イオンポンプにおけ
るスパツタリング量を説明する線図で、従来の三
極形イオンポンプに対する第2図と対比して説明
する。
本発明では、陽極1の中空部2に形成された電
子群によりイオン化された気体分子は、実際上全
てスパツタ電極15に衝突し、その表面のゲツタ
物質をスパツタする。イオンの入射エネルギuに
対するスパツタ比Sは第5図aに示される通り、
第2図aと同一である。
陽極1の電位は零であり、陰極3の電位を第2
図bの場合と同様に−Vaとし、陰極3とスパツ
タ電極15の電位差をVsとすると、該スパツタ
電極15の電位は−(Vs+Va)であり、スパツタ
電極15に入射するイオンのエネルギ分布函数f
は、第5図bに示されるように、第2図bに表わ
される従来の三極形イオンポンプの陰極3へ入射
するイオンのエネルギ分布函数fより高エネルギ
側へ移動した形をとる。
この結果、スパツタされるスパツタ電極物質の
単位時間当りの原子の数Qは、 Q=∫e(Vs+Va) e(Vs+Vp)fs du で、その被積分函数fsが第5図cに示されるよう
に第2図cに表わされるものより大きな値をと
り、従来の三極形イオンポンプにおけるよりスパ
ツタされる物質の量を増加させることができ、も
つて排気速度の大きいイオンポンプを実現でき
る。これが本発明の第一の目的に対する効果であ
る。
次に、本発明が効果を奏するためには、放電が
安定に維持されなければならない。この放電の安
定性について、第6図の放電特性図を用いて説明
する。
まず、スパツタ電極15は陽極1の中空部2の
軸心上にありかつこれを貫通しているので、軸線
方向には陰極表面近傍を除いて一様な放電の状態
が維持される。陽極1、陰極3およびスパツタ電
極15は全て放電の部位に対して軸対称に配設さ
れているので、対称軸の回りの方位角方向にも放
電の一様性は維持されている。従つて放電の状態
は半径方向だけを考えればよい。
第6図の横軸rは対称軸からの距離を示す。縦
軸の上半分nは電子の密度を表わし、同じく下半
分Vは空間電位を示す。
r=Raは陽極1の中空部2の外縁半径、r=
Rkは陽極3の貫通孔14の外縁半径、r=Rs
スパツタ電極15の外面半径である。
第6図に明示するごとく、電子群はr=Rk
上の半径の部位にのみ存在し、電子群とスパツタ
電極15とは接触せずに隔離されている。また、
電子群の存在する半径の最小値をReとおいて、
Re>Rkであるので、電子群は二つの陰極3に狭
まれた空間に捕獲されている。
仮に、陰極3とスパツタ電極15の電位差を小
さくし過ぎるとRe<Rkとなり、電子群は陰極3
の貫通孔14を通り抜けることができるようにな
つて、放電は不安定となる。
従つて、本発明のイオンポンプを安定に作動さ
せるためには、適切な電位分布が必要であり、そ
の電位分布を各電極に与えれば安定な放電を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の三極形イオンポンプを示す断面
図、第2図は第1図の三極形イオンポンプにおけ
る陰極表面物質のスパツタリング量を説明する線
図、第3図および第4図は本発明の一実施例およ
び他の実施例を示す三極形イオンポンプ縦断面
図、第5図は本発明の三極形イオンポンプにおけ
るスパツタリング量を説明する線図、第6図は放
電特性線図である。 1……陽極、2……陽極の中空部、3……陰
極、4……収集電極、5……磁場、6……放電電
源、7……イオン、8……真空容器の一部をなす
管、9,10……導体柱、11,18……給電端
子、13……磁石、14……陰極の貫通孔、15
……スパツタ電極、16,17……スパツタ電極
支持体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 貫通した中空部を有する陽極と、この陽極の
    両開口端に離間しかつ近接して配設されその開口
    を覆う形状を有する2個1組の陰極と、前記陽極
    と前記陰極間に電圧を印加する手段と、前記陽極
    の中空部にその軸心に実質的に平行である磁場を
    発生する手段と2個の前記陰極の前記陽極の中空
    部に面する位置にそれぞれ穿設された貫通孔と、
    この陰極の2つの貫通孔および前記陽極の中空部
    を貫通し2つの前記陰極および陽極の全てから絶
    縁されて保持され少くともその表面はゲツタ物質
    で形成されたスパツタ電極と、このスパツタ電極
    を保持する手段と、そのスパツタ電極に給電する
    手段とを有することを特徴とする三極形イオンポ
    ンプ。 2 前記スパツタ電極をその軸方向に移動させう
    るようにした前記スパツタ電極を保持する手段を
    具備することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の三極形イオンポンプ。
JP9484481A 1981-06-19 1981-06-19 Triple-pole type ion pump Granted JPS57210551A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9484481A JPS57210551A (en) 1981-06-19 1981-06-19 Triple-pole type ion pump

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JP9484481A JPS57210551A (en) 1981-06-19 1981-06-19 Triple-pole type ion pump

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JPS57210551A JPS57210551A (en) 1982-12-24
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JPS6222364A (ja) * 1985-07-20 1987-01-30 Anelva Corp スパツタ−イオンポンプ
JPH0568067U (ja) * 1993-02-04 1993-09-10 日電アネルバ株式会社 スパッターイオンポンプ
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DE112015006910B4 (de) 2015-09-16 2023-03-30 Hitachi High-Tech Corporation Vakuumvorrichtung

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