JPH0249682Y2 - - Google Patents

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JPH0249682Y2
JPH0249682Y2 JP1980077935U JP7793580U JPH0249682Y2 JP H0249682 Y2 JPH0249682 Y2 JP H0249682Y2 JP 1980077935 U JP1980077935 U JP 1980077935U JP 7793580 U JP7793580 U JP 7793580U JP H0249682 Y2 JPH0249682 Y2 JP H0249682Y2
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capacitor
solenoid
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diode
voltage
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【考案の詳細な説明】 本考案は油圧装置の油圧電磁弁等に用いるソレ
ノイドバルブ励磁回路に関するものである。
一般に、直流ソレノイドバルブにおけるソレノ
イドコイル両端に生じるサージ電圧を抑制し、リ
レー等の接点の火花消去を目的とするソレノイド
の励磁回路として、第1図乃至第4図に示すもの
が知られている。これらの図において、1は直流
ソレノイドコイル、2はコンデンサ、3はサージ
吸収素子、4はダイオード、5は抵抗、6はイン
ダクタンス素子、7はソレノイドコイルへの励磁
電流をオン・オフするリレー等の接点、8は直流
電源、9はヒユーズである。これらの励磁回路を
油圧電磁弁のソレノイドに用いると次のような欠
点を生じる。
すなわち、第1図のものでは、接点7をオフす
るときにソレノイドコイル1から発生する急峻な
立上りのサージ電圧を、コンデンサ2と抵抗5の
直列回路によつて緩やかな立上りに抑えると共
に、サージ吸収素子3によつてサージ電圧の尖頭
値を低い値に抑えるが、抵抗5の値が大きくなる
ほど接点7に生じる火花が多くなり、接点の寿命
を短くするという欠点を生じる。またこの火花が
発生している時間だけ電磁弁OFF時の動作が遅
れるという欠点もある。
第2図及び第3図のものでは、接点7の開放時
にダイオード4によつてコイル1に電流が循環
し、このため電磁弁に動作遅れが出るので、油圧
電磁弁に使用するのは適当でない。
第4図のものでは、接点7の開放時のみを考え
ると油圧電磁弁に最も適しているが、接点7の閉
成時にはコンデンサ2の容量が大きいと突入電流
により接点7が溶損する恐れがある。またこのコ
ンデンサ2の容量が逆に小さいと、接点の開放時
に該接点間に火花を生じてしまう。
上記第1図乃至第4図のものでは、上述した各
別の欠点のほかに、これらに共通する問題点もあ
る。すなわちコンデンサ2が破損導通したときに
はヒユーズ9(又は図示していないブレーカ)が
遮断してしまうことである。油圧装置において直
流ソレノイドバルブを使用する場合、直流ソレノ
イドは焼損事故が起きないことから、前記ヒユー
ズ9はひとつひとつのソレノイドコイル毎にでは
なくいくつかのソレノイドコイルを含むグループ
毎に設けられるのが通常である。このためヒユー
ズ9が溶断されるとそのヒユーズを介して電源8
に接続されているグループ内の他のソレノイドコ
イルや別の電気機器が非励磁状態となつてしま
い、前述のようにたつたひとつのコンデンサの破
損導通によつて広範囲に障害が波及する結果とな
る。
またこのようにヒユーズ9が溶断してグループ
内の電磁弁やその他の機器が作動を停止した場
合、その原因となつた故障点の発見が困難であ
り、特に第1〜4図で一点鎖線で囲んで示した回
路部品は、ソレノイドバルブの端子台の内部な
ど、ソレノイドにごく近い場所に配置されている
ことが多いが、このような場合には破損導通した
コンデンサをさがし出すのにソレノイドバルブひ
とつずつについて配線をはずして端子台の中を調
べなければならず、極めて煩雑な作業を要求され
る。
さらに前記の接点7の代りにトランジスタを用
いてソレノイドコイルの励磁電流をオンオフする
場合には、ヒユーズ9などの溶断電流値の選定い
かんによつてはコンデンサ2の破損導通によつて
ヒユーズ9等が溶断する前に、トランジスタが破
損されてしまう恐れもある。
この考案は以上に述べた各欠点を除去すること
を目的とするもので、接点を開放するときにはコ
ンデンサによつて接点間に発生する火花を消去す
ると共に、ソレノイドコイルから発生する気峻な
立上りのサージ電圧を緩やかな立上りに抑え、別
にサージ吸収素子によつてこのサージ電圧の尖頭
値を低い値に抑制する動作をさまたげず、これら
によつて接点開放時のソレノイドバルブの動作遅
れを生じないようにするほか、接点を閉成すると
きにコンデンサへの突入電流を有効に阻止すると
共にコンデンサの破損導通時にこの破損導通した
コンデンサを回路から切離すことのできる励磁回
路を提供しようとするものである。
すなわち本考案のソレノイドバルブ励磁回路
は、直流電源から接点を介して励磁電流の供給を
受けるソレノイドにサージ吸収素子を並列接続す
ると共に、該ソレノイドの両端間に、前記接点の
火花防止用のコンデンサを定電流ダイオードを介
して接続し、前記接点の閉成時に前記定電流ダイ
オードを経た定電流が前記コンデンサに供給され
るようにしてなることを特徴とするものである。
この考案において前記コンデンサは第1〜4図
の場合と同様の接点間火花防止用のコンデンサで
あり、ソレノイド両端間で定電流ダイオードとの
直列回路を構成しているので、電源投入時のみ突
入電流が一定値に制限され、接点開成時にはこの
電流制限なしにソレノイドコイルからのサージ電
流を受け入れてその急峻な立上りを抑えると共
に、別にソレノイドに並列接続されたサージ電圧
尖頭値抑制用のサージ吸収素子のサージ吸収動作
を何等妨げることがない。また定電流ダイオード
は例えば第5図に示すような静特性をもつもので
あつてそのアノードが正でカソードが負になるよ
うに電圧が印加されたときに例えば5〜100Vの
印加電圧の変化範囲内で一定電流を流し、アノー
ドが負でカソードが正のときには普通のダイオー
ドの順方向特性を示す。また順方向および逆方向
いずれの場合でも定格値以上の電流が流れた場
合、当然のことながらこの定電流ダイオードは破
損短絡し、さらには電源側に配置されたヒユーズ
9等の溶断電流値を適当に大きめに選んでおくこ
とでこの破損短絡した定電流ダイオードをヒユー
ズ9より先に溶断させて開路状態にすることがで
きる。
以下に、本考案の一実施例を第6図について詳
細に説明する。第6図において、第1図乃至第4
図と同一符号は同効のものを示す。符号10は前
記定電流ダイオードであり、11はダイオードで
ある。このダイオード11は、電源8への誤配線
により、極性が逆になつたときにこの励磁回路が
動作しないようにするためのものである。鎖線1
2で示す囲の中はソレノイドバルブの端子台(図
示せず)に収納されている。
上記第6図のものでは、接点7が閉成され、
A,B間に電圧がかかるとA,C間が例えば5V
以上になり、定電流ダイオード10を介してコン
デンサ2に一定の充電電流が流れる。又、接点7
が開放されるときには定電流ダイオード10の逆
方向特性はダイオードと同じであるから、コンデ
ンサ2とソレノイド1との関係にて接点7の火花
が消去され、これらのコンデンサ2とソレノイド
1の間の共振でA,B間の電圧が上記素子3の動
作電圧になつたときに素子31は電圧を吸収す
る。従つて、A,B間に電圧がかかるが、その電
圧で素子10が動作し、コンデンサ2への再突入
電圧が防止される。第7図において、A,C間の
最初の電圧は定電流ダイオード10の順方向に電
圧がかかつたことを示し、このことはコンデンサ
2への突入電流が一定電流で漸次流入したことを
示す。又、電源側に用いられるヒユーズの溶断電
流値を適当に選んでおくことによつて通電時に上
記コンデンサ2が破損導通したときには定電流ダ
イオード10が遮断状態となる。
上記第6図のようなソレノイド1では、電流8
に複数個のソレノイドの接続されるのが普通であ
る。これらのソレノイドが同時に通電されると、
各ソレノイドへ印加される電圧が低くなり電圧不
足になるおそれがあるので、電源トランスのタツ
プを上げたりすることにより電源電圧を予じめ上
昇させておくため、同時通電されるソレノイド数
が少ない場合、ソレノイド1には必要以上に高い
電圧が印加される。このように、ソレノイド1に
は他のソレノイドの励磁状況によつて高電圧、又
は低電圧が印加されるが、コンデンサ2には定電
流が供給されるので、コンデンサ2への突入電流
を防止できその寿命は大幅にのびることになる。
尚、上記第6図のA,C間に例えば5V以上の
電圧が印加された場合第5図に示した定電流ダイ
オードの特性からダイオード10が一定電流しか
コンデンサ2に電流を供給せず、従つてコンデン
サ2に流れ込む過大な突入電流を防止することが
でき、接点7の寿命が長くなる。
上記した定電流ダイオード10は電源8の電圧
によつて選択されるが、例えば5〜100Vで定電
流特性を示す定電流ダイオード10を100〜200V
の電源で用いるときには、第8図のように定電流
ダイオード10を2個直列接続し、かつ自己発熱
の電流減少を防ぐための抵抗13を接続すればよ
い。
上記第8図は、第6図における鎖線12の内側
のみを示すものであるが、同様にして第9図乃至
第23図に示す如く各種の変形例が考えられる。
これら第8図乃至第23図において、第1図乃至
第4図、及び第6図と同一符号は同効のものを示
す。又、符号14はサージ吸収用の双方向性ツエ
ナーダイオード、15はサージ吸収用素子3又は
14を電源電圧に対して無関係にするためのダイ
オード、16は作動表示用の発光ダイオード、1
7はサージ吸収動作表示用の発光ダイオードであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は従来例を示す回路図、第5
図は定電流ダイオードの特性図、第6図は本考案
の一実施例を示す回路図、第7図は第6図のもの
の動作を示す波形図、第8図乃至第23図は各々
この考案の他の実施例を示す要部の回路図であ
る。 1……ソレノイド、2……コンデンサ、7……
接点、8……電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流電源から励磁電流の供給を受けるソレノイ
    ドにサージ吸収素子を並列接続すると共に、該ソ
    レノイドの両端間にコンデンサと定電流ダイオー
    ドとの直列回路を接続し、前記定電流ダイオード
    を、通電開始時に前記定電流ダイオードを経た定
    電流が前記コンデンサに供給されるような極性に
    接続したことを特徴とするソレノイドバルブ励磁
    回路。
JP1980077935U 1980-06-06 1980-06-06 Expired JPH0249682Y2 (ja)

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JPH0426369Y2 (ja) * 1986-04-15 1992-06-24
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