JPH0249539Y2 - - Google Patents

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JPH0249539Y2
JPH0249539Y2 JP18693484U JP18693484U JPH0249539Y2 JP H0249539 Y2 JPH0249539 Y2 JP H0249539Y2 JP 18693484 U JP18693484 U JP 18693484U JP 18693484 U JP18693484 U JP 18693484U JP H0249539 Y2 JPH0249539 Y2 JP H0249539Y2
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JP
Japan
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scale rod
wall
locking wall
insertion hole
ring body
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JP18693484U
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、水平測定用尺度棒の支持装置に関
し、更に詳しくは、主に建築現場における水平測
定において、その尺度棒を垂直に支持し、以つて
1人の作業員による測定を可能とした新規な尺度
棒の支持装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より建築現場等における水平測定作業は、
水平測定用望遠鏡(レベル)を覗く人と、水平測
定位置において壁面等に印を付けるか、または印
を付けた棒を立設させる人との2人で行うのが一
般的であつた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、従来においては、このように2人で
なければ水平測定ができないため、作業員の不足
時には測定不可能となり、またわずかの測定作業
においても、遠くの現場へ2人で行かなければな
らない等、人件費の無駄が生じてきわめて不経済
的であつた。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、測定位置に人の
代わりをする尺度棒を支持装置により垂直支持
し、以つて1人で水平測定ができるようにしたも
のである。
(問題点を解決するための手段) この目的のため、本考案は、環状枠体1と、こ
の枠体1の外側壁に枢着された複数の高さ調節可
能な脚3と、枠体1の内側にその内周壁に沿つて
水平に摺動回転可能に設けられた外側環体7と、
この外側環体7の内側壁に垂直回転可能に枢着さ
れた内側環体9と、この内側環体9の内側壁にし
て、かつ内側環体9の枢着点より90度離間した部
位に垂直回転可能に枢着された円形支持盤11と
からなり、円形支持盤11はその中央部に尺度棒
13の横断面形状と適合した形状の尺度棒挿通穴
14が設けられると共に、この挿通穴14の一部
周縁にして、かつ直径方向には係止壁16が立設
され、この係止壁16との対向側には、挿通され
て係止壁16にて係止せられた尺度棒13を挾持
する挾持体17が弾装された構成を特徴とするも
のである。
(作用) 上記手段を有する本案支持装置は次のようにし
て使用する。
すなわち、水平測定を行う測定部位に、その3
本の脚3の高さを調節して設置し、次いで、挾持
体17を拡開させた状態で円形支持盤11の挿通
穴14に上方より尺度棒13を挿通させた後、外
側環体7を環状枠体1に沿つて水平に摺動回動さ
せて尺度棒13の正面が測定望遠鏡に対して真正
面になるようにすると共に、内側環体9と円形支
持盤11をそれぞれねじ10,12を支体として
垂直回動させて尺度棒13が垂直になるようにし
て尺度棒13の先端を測定基準面に対接させ、ス
プリング19の弾力による挾持体17の尺度棒1
3に対する圧接を介して係止壁16とで挾持し、
この尺度棒13が垂直に支持された状態において
水平測定を行う。
尺度棒13を引き抜くには、挾持体17の基部
と係止壁16とを指で強くつまむことによつて挾
持体17をピン18を支体として外方に拡開さ
せ、スプリング19による圧接を解除させた後、
上方へ引き抜けばよい。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
1は金属製の環状枠体で、この枠体1は、その
周縁下面に水平突片1aを一体に有した縦断面L
形を呈し、その外側壁には等間隔で3つの脚取着
金具2が溶接等の手段によつて固着されると共
に、これら金具2にはそれぞれ脚3が軸4を介し
て枢着されている。
脚3はその高さが調節可能な公知の構造となつ
ており、その一例を示せば、第3図に示すよう
に、脚3の下端部内周面にねじ部4が設けられ、
このねじ部4に丸ナツト6を介してねじ脚5が螺
着され、丸ナツト6の弛めによつてねじ脚5の高
さを微調節できるようになつている。
7は金属製の外側環体で、枠体1の内周側に設
けられてその水平突片1a上に載置されると共
に、枠体1の上周面においては水平突片1aと対
向した係止環体8がねじ着固定され、この係止環
体8と突片1aとによつて形成された枠体1の内
周壁の凹部内において外側環体7が水平に摺動回
転できるようになつている。
この外側環体7は、これを水平に摺動回動させ
ることによつて後述の円形支持盤を回動させて尺
度棒の向きを可変させるためのものであつて、こ
の外側環体7の内周側には、金属製の内側環体9
が垂直回転可能に、その直径方向の2点において
ねじ10を介して枢着され、また、内側環体9の
内周側には、金属製の円形支持盤11が垂直回転
可能に、内側環体9の枢着線上と直交する直径方
向(90度離間した部位)の2点においてねじ12
を介して枢着され、これら内側環体9と円形支持
盤11の垂直回転によつて尺度棒13の垂直性が
得られるようになつている。
円形支持盤11は尺度棒13を挿通支持させる
ためのもので、その上面中央部位には尺度棒13
の横断面形状と適合した形状、好ましくは台形状
の尺度棒挿通穴14が設けられると共に、この挿
通穴14の内周面には尺度棒13を保護するた
め、フエルト等の保護部材15が貼着されてお
り、挿通穴14の一部周縁(平行する一方の短辺
と2辺の一部分)にして、かつ直径方向には横断
面〓形の係止壁16が溶接等の手段によつて立設
されている。
また、この係止壁16の対向側にして、かつ略
半径方向には、挿通穴14に挿通されてその正面
部(短い辺面部)が係止壁16にて係止せられた
尺度棒13の背面部(長い辺面部)を挾持するた
めの挾持体17が弾装されている。
すなわち、第7図に拡大して示すように、挾持
体17はその膨出部分17aに挿着されたピン1
8を介して回動可能として立設されると共に、そ
の基部と係止壁16との間にはスプリング19が
弾装されて、このスプリング19の作用によつて
挾持体17が尺度棒13の背面部に圧接して係止
壁16とで挾持し、また、係止壁16と挾持体1
7の基部を指で強くつまむことによりピン18を
支体として挾持体17を回動させてスプリング1
9による圧接を解き、挾持状態を解除することが
できるようになつている。
以上の構成に係る支持装置により垂直に支持さ
れる高さを読みとる尺度棒13は第8図、第9図
および第10図に示すように、好ましくは横断面
が台形状であつて、その下端部13aは重心を低
くして垂直性を安定させるために重い金属で形成
されると共に、先端は測定地のポイントを正確に
するために細く形成されている。そして、短かい
辺の方を正面部として目盛を表示し、同様両側面
部にも表示する。
なお、尺度棒13の横断面を台形状としたの
は、壁面等に目盛位置を表示する場合に、尺度棒
の目盛面と壁面との角度が鈍角の方が容易にし
て、かつ正確に行うことができるからである。
(考案の効果) しかして、本考案によれば、尺度棒の支持によ
つて従来2人の作業員が必要であつた水平測定作
業を1人で行うことができてきわめて経済的であ
るばかりか、尺度棒は外側環体の水平摺動回転機
構と内側環体および円形支持盤の垂直回動機構と
により測定望遠鏡に対し真正面に、かつ測定基準
面に対し垂直に支持されるので、尺度棒の垂直を
対象物と比較することによつて対象物の垂直を調
べることも可能である。
また、尺度棒は係止壁とばね力による挾持体と
によつて固定的に挾持されているから、尺度棒の
垂直状態は確実に保持されるものである。
また、尺度棒の引き抜き等の支持解除は係止壁
と挾持体基部を指でつまむというワンタツチ操作
によつて簡易に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は脚を拡開した状態での平面図、第2図は同上
−線に沿つた断面図、第3図は脚の調節構造
の一例を示す縦断面図、第4図は脚の枢着状態を
示す部分的断面図、第5図は外側環体と内側環体
との枢着状態を示す平面図、第6図は内側環体と
円形支持盤との枢着状態を示す平面図、第7図は
円形支持盤の拡大側面図、第8図は一部省略の尺
度棒の正面図、第9図は同上側面図、第10図は
第8図の−線に沿つた断面図、第11図は尺
度棒の挾持状態を示す部分的縦断面図である。 1……環状枠体、3……脚、7……外側環体、
9……内側環体、11……円形支持盤、13……
尺度棒、14……尺度棒挿通穴、15……保護部
材、16……係止壁、17……挾持体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 環状枠体1と、この枠体1の外側壁に枢着さ
    れた複数の高さ調節可能な脚3と、前記枠体1
    の内側にその内周壁に沿つて水平に摺動回転可
    能に設けられた外側環体7と、この外側環体7
    の内側壁に垂直回転可能に枢着された内側環体
    9と、この内側環体9の内側壁にして、かつ内
    側環体9の枢着点より90度離間した部位に垂直
    回転可能に枢着された円形支持盤11とからな
    り、円形支持盤11はその中央部に尺度棒13
    の横断面形状と適合した形状の尺度棒挿通穴1
    4が設けられると共に、この挿通穴14の一部
    周縁にして、かつ直径方向には係止壁16が立
    設され、この係止壁16との対向側には、挿通
    されて前記係止壁16にて係止せられた前記尺
    度棒13を挾持する挾持体17が弾装された構
    成を特徴とする水平測定用尺度棒の支持装置。 2 前記尺度棒挿通穴14の内周面にフエルト等
    の保護部材15が貼着されている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の水平測定用尺度棒の支
    持装置。
JP18693484U 1984-12-10 1984-12-10 Expired JPH0249539Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18693484U JPH0249539Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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JP18693484U JPH0249539Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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Publication Number Publication Date
JPS61101200U JPS61101200U (ja) 1986-06-27
JPH0249539Y2 true JPH0249539Y2 (ja) 1990-12-27

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JP18693484U Expired JPH0249539Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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