JPH0249442Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は温風暖房器のノズル着脱装置に関する
ものである。

従来の技術 従来このタイプの温風暖房器のノズル着脱装置
は、バーナ載置台の略Ｕ字状の切欠部を塞ぐため
ノズル押え板を備え、そのノズル押え板にノズル
を単に貫通させる丸穴を設け、この丸穴にノズル
を臨ませる構造であつた。

考案が解決しようとする問題点 このためノズル交換時ノズル押え板に設けた穴
が丸穴のため前後方向（Ａ矢印）に移動したノズ
ル押え板を着脱しなければならない。たのためノ
ズル押え板の着脱が非常にめんどうとなる等の問
題点があつた。

問題点を解決するための手段 ノズル押え板にノズルが突出して貫通せしめる
上下方向へ楕円形状に開設した貫通穴を備えたも
のとした。

作 用 ノズル押え板のノズル突出部を楕円形状の貫通
穴にすることによりノズル押え板を上下に動かし
ノズル押え板を簡単に外れる様にした。

実施例 以下本考案の一実施例を第１図及び第２図に従
い説明する。

バーナ載置台１のバーナベース６を形成してい
る一部に略Ｕ字状に切欠部２を設けている。また
略「字状をなすノズル押え板３を固定するために
該切欠部２の下部に横に二本の切込みを入れ、そ
れを内側に押し込んで形成した角穴７を設け、こ
の角穴７に挿入固定されるノズル押え板３に突起
８を形成してある。またノズル押え板３の略中央
部に上下方向の楕円形状をなす貫通穴４を開設し
てある。５は気化器の先端部に設けられたノズル
であり、該ノズル押え板３の略中央部に開設され
た上下方向の楕円形状をなす貫通穴４をノズル５
が貫通して突設してある。

前記構成に於る作用を次に説明する。

バーナ載置台１の上部に形成しているバーナベ
ース６の一部を略Ｕ字状に切欠いている切欠部２
の略央部に位置するように気化器の先端部に設け
てあるノズル５を配設するように取付けると、該
ノズル５は該切欠部２より突設する。略「形状の
ノズル押え板３の下部に設けてある突起８を切欠
部２の下部に設けてある角穴７に挿入すると、ノ
ズル５はノズル押え板３の楕円形状なる貫通穴４
を貫通して突設される。従つて、該ノズル押え板
３はバーナ載置台１の切欠部２を完全に塞ぐとと
もに、ノズル５を突設して固定される。

次にノズル押え板３を取りはずし時にはノズル
５を貫通している貫通穴４が上下方向の楕円形状
であるため、ノズル５を取りはずすことなく、ノ
ズル押え板３を上方へ移動するのみでノズル押え
板３を取りはずせる。

考案の効果 以上本考案によればノズル押え板のノズル貫通
穴が楕円形状となつていることで容易にノズル押
え板が着脱できるものでありノズル交換がより簡
単に行える等有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す温風暖房器の
ノズル着脱装置の要部分解斜視図であり、第２図
は同ノズル押え板の斜視図である。第３図は第１
図をＢ方向から見た分解斜視図である。 １……バーナ載置台、２……切欠部、３……ノ
ズル押え板、４……貫通穴、５……ノズル、６…
…バーナベース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室内に温風を出す温風暖房器のベース上に載置
   されるコ字状に成形したバーナ載置台１の上端に
   設けてなるバーナベース６の一部に略Ｕ字状の切
   欠部２を形成し、その切欠部２を塞ぐ略「字状を
   成すノズル押え板３をバーナ載置台１のバーナベ
   ース６に固定し、該ノズル押え板３にノズル５が
   突出して貫通せしめる上下方向へ楕円形状に開設
   した貫通孔４を備えた温風暖房器のノズル着脱装
   置。