JPH0248492B2 - Egarasunoyojuhoho - Google Patents
EgarasunoyojuhohoInfo
- Publication number
- JPH0248492B2 JPH0248492B2 JP4592082A JP4592082A JPH0248492B2 JP H0248492 B2 JPH0248492 B2 JP H0248492B2 JP 4592082 A JP4592082 A JP 4592082A JP 4592082 A JP4592082 A JP 4592082A JP H0248492 B2 JPH0248492 B2 JP H0248492B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- temperature
- molten
- furnace
- central area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 90
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 39
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 39
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 13
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 8
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 7
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 3
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 claims 1
- 239000006060 molten glass Substances 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 2
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052845 zircon Inorganic materials 0.000 description 2
- 241000237858 Gastropoda Species 0.000 description 1
- 229910000272 alkali metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002585 base Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000005388 borosilicate glass Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 239000006066 glass batch Substances 0.000 description 1
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 125000004435 hydrogen atom Chemical class [H]* 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 1
- 239000005361 soda-lime glass Substances 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
- 238000004017 vitrification Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- GFQYVLUOOAAOGM-UHFFFAOYSA-N zirconium(iv) silicate Chemical compound [Zr+4].[O-][Si]([O-])([O-])[O-] GFQYVLUOOAAOGM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B3/00—Charging the melting furnaces
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B5/00—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
- C03B5/02—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture in electric furnaces, e.g. by dielectric heating
- C03B5/027—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture in electric furnaces, e.g. by dielectric heating by passing an electric current between electrodes immersed in the glass bath, i.e. by direct resistance heating
- C03B5/0275—Shaft furnaces
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Glass Melting And Manufacturing (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Description
本発明はアルカリ金属酸化物の含有量が抵い硼
珪酸塩ガラスに属する所謂Eガラスを直接通電型
のガラス溶融炉により溶融する方法に関する。 直接通電型のガラス溶融炉は炉周壁から炉芯部
に向つて挿入された電極組を有し、炉内の溶融ガ
ラスを通して電極間に電流を流し溶融ガラスを抵
抗発熱体として直接加熱するものであるが溶融ガ
ラスを通して流れる電流のパターンの関係で各電
極の先端部で囲まれる中央区域のガラスがより多
く加熱される傾向がある。そして一般に溶融ガラ
スは温度が高くなる程電気低抗が減少する特性を
もつているがこの特性はEガラスにおいて特に顕
著であるため、Eガラスを直接通電型の溶融炉で
溶融する場合にはより多く加熱される中央区域の
Eガラスの電気抵抗が著しく減少する結果、この
部分に電流が集中的に流れ炉内全体のEガラスを
均一に加熱することが困難となる。このように中
心の高温部と周辺の低温部が共存する状態の溶融
Eガラス液面に原料を平均に投入すると投入され
た場所によつて溶融状態に著しい差が生じ、高温
部に投入された原料バツチは急速にガラス化し、
粘稠なカルメラ状の泡ガラスが液面から盛上つて
来、ときには炉蓋から溢れ出すことすらある。こ
のように局所的に高温部の現れる現象は上述のE
ガラスの特性により高温になつた個所のEガラス
には益々電流が通り易くなつてさらにその個所だ
け温度が益々上昇することに起因する。 このようなEガラスの溶融を行う従来の直接通
電型のガラス溶融炉の例として特公昭45−28908
号公報および特開昭51−37110号公報に示された
ものを挙げることができる。これ等の溶融炉は前
述の理由で電極組の各電極先端で囲まれた中央区
域のEガラスのみが集中的に高温(1900℃程度)
になるにまかされているため電極の消耗が甚だし
く、そして高温になつた溶融Eガラスをそのまま
溶融ガラス取出通路から排出するようしているた
め取出通路に特別な酸化防止策を講ずる必要があ
つた。例えば特公昭45−28908号のものはモリブ
デン製の取出通路の外壁を水素等の還元性雰囲気
で包むように構成され、また特開昭51−37110号
ではモリブデン製の取出通路の外壁を白金で覆う
ような煩雑な対策が講じられているが、それでも
なお取出通路の構成部材の消耗をまぬがれること
ができない。 それに加えて上記従来公知の溶融炉は炉体を非
常な高温から保護する目的と、耐火物炉壁材の電
気抵抗を高く維持する目的で、炉体を外側から水
冷する必要があるため熱効率の悪い炉になつてい
た。 本発明はEガラスを直接通電型のガラス溶融炉
で溶融する場合に炉芯部の溶融Eガラスに起る集
中的温度上昇が抑止され従来の溶融炉に付髄する
上述の欠陥が回避されると共に安定した溶融を行
うことのできる溶融方法を提供することを目的と
するものである。 上述の目的を達成するために本発明はEガラス
を直接通電型ガラス溶融炉で溶融するに当りEガ
ラスの上述の特性を有利に利用する方法を提供す
るものであり、その方法は溶融炉内の電極組の各
電極先端部で囲まれる中央区域の溶融Eガラスの
温度の過度の上昇を抑止し中央区域の電気抵抗を
周辺部より高めることを特徴としている。このた
め電極間を流れる電流の経路は中央区域から周辺
部に迂回されEガラスの中央区域における集中的
温度上昇が避けられ中央区域を取巻く環状の比較
的広い帯域が昇温されることになる。電極組のレ
ベルにおいて昇温された上記環状帯域の溶融Eガ
ラスは対流によつて液面に上昇し液面にまで及ぶ
環状の高温帯域が形成されることになるが、これ
は肉眼で観察することができる。 上記中央区域の溶融Eガラスの温度上昇を抑止
する方法の一つは、炉内溶融Eガラスの液面上中
心部に投入され液面上に浮遊する逆スリバチ状の
原料バツチの山の底面が常に上記環状の比較的広
い高温帯域の内側にあるようにバツチの供給量に
対応して電極挿入深さと供給電力を調節すること
である。 上記方法の他の一つは電極組の各電極の先端部
で囲まれた中央区域に耐火物製または耐熱金属製
の筒状の冷却器を挿入し中央区域のEガラスの温
度を強制的に低く保つことである。 本発明の上記目的、構成、作用効果は以下の図
面を参照する実施例の説明から明かになるであろ
う。 第1図は本発明に使用される直接通電型ガラス
溶融炉の電極配置と炉内溶融Eガラスの状態を模
式的に示す斜視図、第2図は同溶融炉の側断面図
である。なお第1図において炉内溶融ガラスを簡
略化して円柱で示しているが、実際に使用される
溶融炉は通常8角形のものである。 第1図および第2図において、溶融炉1は炉周
壁から炉芯に向けて半径方向に水平に挿入された
3本の3組電極を1組とする上下2組の電極組を
有し、各組の電極は120゜の等間隔で夫々同じ長さ
だけ挿入され、即ち上段の組の電極2は長さ
Ma、下段の組の電極は長さMbだけ挿入され、
各組の3本の電極の先端は炉中心に対し点対称を
なす位置に配置される。更に溶融炉の出口に形成
されるスロート6にはスロート電極4,5が配置
される。また溶融炉1には炉蓋の中心に原料ガラ
スのバツチ投入口7、その側方にガス抜孔8、炉
内ガラスの溶融状態を観察するためのノゾキ孔9
が設けられ、炉蓋を通して挿入される熱電対10
により炉内溶融ガラスの所定深さの温度が測定さ
れる。 以上のように構成された直接通電型のガラス溶
融炉において、炉内の溶融Eガラスは上段および
下段の電極組の各電極間を流れる電流により溶融
Eガラス自身を抵抗発熱体として加熱される。投
入口7より投入されるEガラス原料は炉内溶融E
ガラスの液面中央部に逆スリバチ状のバツチ山b
を形成して浮遊しその底面から溶融Eガラスの熱
を受けて溶融される。Eガラスの溶融熱は主とし
て上段電極組2によつて与えられ、下段電極組3
は上部溶融区域のガラス循環流が未ガラス化部分
および未脱泡部分を含んだまま炉の下部区域まで
環流することを防止し清澄を行うに適した粘度に
Eガラスの温度を維持することを目的とするもの
で上段電極組に比較して供給電力は少くてよい。
こうして溶融清澄されたEガラスはスロート6を
通して前炉に送られる。スロート電極4,5はス
ロート6を通る溶融Eガラスを適度に加熱し流出
を容易にする。 直接通電型ガラス溶融炉は以上のプロセスでガ
ラス原料を直接溶融し、ガラス繊維の製造その他
の目的に供給するものであるが、Eガラスは第3
図に示す如く温度上昇に伴う電気抵抗の減少がソ
ーダ石灰ガラスに比べて著しい特性をもつている
ので電極組の各電極の先端で囲まれ電流が最も多
く流れる中央区域gのEガラスが加熱されるとこ
の部分のEガラスの電気抵抗が減少し益々この部
分に電流が流れ易くなるため中央区域gだけが集
中的に加熱され高温となる欠陥が生ずる。本発明
は上記欠陥を防止するために中央区域gの局部的
温度上昇を抑えこの区域の電気抵抗を周辺部より
高め電極間の電流経路を中央区域gより周辺部に
迂回させ中央区域gを取巻く環状の比較的広い帯
域を昇温させるようにしたものである。上段電極
組2のレベルにおいて昇温された環状の帯域は対
流により液面に上昇し第1図にaとしてハツチン
グして示す如く肉眼で観察することができる。 中央区域gの局部的温度上昇を抑える最も好ま
しい方法は溶融Eガラスの液面中心部に供給され
る逆スリバチ状のバツチ山bの底面が中央区域g
の液面内にあるようになしバツチ山bによる冷却
作用が環状の高温帯域aに及ばないようにするこ
とである。このようにバツチ山bの底面の広がり
を調節することはバツチの供給量に対応させて電
極挿入深さと供給電力を調節することによつて達
成することができる。バツチ山bの底面が中央区
域の範囲を越えて環状の高温帯域aを覆うように
なるまで広がると、中央区域のみの選択的冷却効
果が失われ中央区域gとその周囲の環状高温帯域
aの温度差がなくなつて中央区域により多く電流
が流れ易くなるため中央区域の方が高温となつて
環状の高温帯域は消減し、更に中央区域gのみが
集中的に高温となる欠陥が現れることになる。従
つてバツチ山の底面が常に液面に現れた環状の高
温帯域aの内側にあるように電極組の置かれた平
面内における各電極の先端間の距離と、電極に供
給する電力とバツチの供給量との間にバランスを
とることが必要である。 以上の本発明の効果は第1図および第2図に示
す直接通電型のガラス溶融炉を使用し本発明の上
述の方法に従つてEガラスの溶融を行つた次の実
験結果から実証できる。実験に使用した炉は8角
柱のものでその主要な寸法の諸元は第1表の通り
である。
珪酸塩ガラスに属する所謂Eガラスを直接通電型
のガラス溶融炉により溶融する方法に関する。 直接通電型のガラス溶融炉は炉周壁から炉芯部
に向つて挿入された電極組を有し、炉内の溶融ガ
ラスを通して電極間に電流を流し溶融ガラスを抵
抗発熱体として直接加熱するものであるが溶融ガ
ラスを通して流れる電流のパターンの関係で各電
極の先端部で囲まれる中央区域のガラスがより多
く加熱される傾向がある。そして一般に溶融ガラ
スは温度が高くなる程電気低抗が減少する特性を
もつているがこの特性はEガラスにおいて特に顕
著であるため、Eガラスを直接通電型の溶融炉で
溶融する場合にはより多く加熱される中央区域の
Eガラスの電気抵抗が著しく減少する結果、この
部分に電流が集中的に流れ炉内全体のEガラスを
均一に加熱することが困難となる。このように中
心の高温部と周辺の低温部が共存する状態の溶融
Eガラス液面に原料を平均に投入すると投入され
た場所によつて溶融状態に著しい差が生じ、高温
部に投入された原料バツチは急速にガラス化し、
粘稠なカルメラ状の泡ガラスが液面から盛上つて
来、ときには炉蓋から溢れ出すことすらある。こ
のように局所的に高温部の現れる現象は上述のE
ガラスの特性により高温になつた個所のEガラス
には益々電流が通り易くなつてさらにその個所だ
け温度が益々上昇することに起因する。 このようなEガラスの溶融を行う従来の直接通
電型のガラス溶融炉の例として特公昭45−28908
号公報および特開昭51−37110号公報に示された
ものを挙げることができる。これ等の溶融炉は前
述の理由で電極組の各電極先端で囲まれた中央区
域のEガラスのみが集中的に高温(1900℃程度)
になるにまかされているため電極の消耗が甚だし
く、そして高温になつた溶融Eガラスをそのまま
溶融ガラス取出通路から排出するようしているた
め取出通路に特別な酸化防止策を講ずる必要があ
つた。例えば特公昭45−28908号のものはモリブ
デン製の取出通路の外壁を水素等の還元性雰囲気
で包むように構成され、また特開昭51−37110号
ではモリブデン製の取出通路の外壁を白金で覆う
ような煩雑な対策が講じられているが、それでも
なお取出通路の構成部材の消耗をまぬがれること
ができない。 それに加えて上記従来公知の溶融炉は炉体を非
常な高温から保護する目的と、耐火物炉壁材の電
気抵抗を高く維持する目的で、炉体を外側から水
冷する必要があるため熱効率の悪い炉になつてい
た。 本発明はEガラスを直接通電型のガラス溶融炉
で溶融する場合に炉芯部の溶融Eガラスに起る集
中的温度上昇が抑止され従来の溶融炉に付髄する
上述の欠陥が回避されると共に安定した溶融を行
うことのできる溶融方法を提供することを目的と
するものである。 上述の目的を達成するために本発明はEガラス
を直接通電型ガラス溶融炉で溶融するに当りEガ
ラスの上述の特性を有利に利用する方法を提供す
るものであり、その方法は溶融炉内の電極組の各
電極先端部で囲まれる中央区域の溶融Eガラスの
温度の過度の上昇を抑止し中央区域の電気抵抗を
周辺部より高めることを特徴としている。このた
め電極間を流れる電流の経路は中央区域から周辺
部に迂回されEガラスの中央区域における集中的
温度上昇が避けられ中央区域を取巻く環状の比較
的広い帯域が昇温されることになる。電極組のレ
ベルにおいて昇温された上記環状帯域の溶融Eガ
ラスは対流によつて液面に上昇し液面にまで及ぶ
環状の高温帯域が形成されることになるが、これ
は肉眼で観察することができる。 上記中央区域の溶融Eガラスの温度上昇を抑止
する方法の一つは、炉内溶融Eガラスの液面上中
心部に投入され液面上に浮遊する逆スリバチ状の
原料バツチの山の底面が常に上記環状の比較的広
い高温帯域の内側にあるようにバツチの供給量に
対応して電極挿入深さと供給電力を調節すること
である。 上記方法の他の一つは電極組の各電極の先端部
で囲まれた中央区域に耐火物製または耐熱金属製
の筒状の冷却器を挿入し中央区域のEガラスの温
度を強制的に低く保つことである。 本発明の上記目的、構成、作用効果は以下の図
面を参照する実施例の説明から明かになるであろ
う。 第1図は本発明に使用される直接通電型ガラス
溶融炉の電極配置と炉内溶融Eガラスの状態を模
式的に示す斜視図、第2図は同溶融炉の側断面図
である。なお第1図において炉内溶融ガラスを簡
略化して円柱で示しているが、実際に使用される
溶融炉は通常8角形のものである。 第1図および第2図において、溶融炉1は炉周
壁から炉芯に向けて半径方向に水平に挿入された
3本の3組電極を1組とする上下2組の電極組を
有し、各組の電極は120゜の等間隔で夫々同じ長さ
だけ挿入され、即ち上段の組の電極2は長さ
Ma、下段の組の電極は長さMbだけ挿入され、
各組の3本の電極の先端は炉中心に対し点対称を
なす位置に配置される。更に溶融炉の出口に形成
されるスロート6にはスロート電極4,5が配置
される。また溶融炉1には炉蓋の中心に原料ガラ
スのバツチ投入口7、その側方にガス抜孔8、炉
内ガラスの溶融状態を観察するためのノゾキ孔9
が設けられ、炉蓋を通して挿入される熱電対10
により炉内溶融ガラスの所定深さの温度が測定さ
れる。 以上のように構成された直接通電型のガラス溶
融炉において、炉内の溶融Eガラスは上段および
下段の電極組の各電極間を流れる電流により溶融
Eガラス自身を抵抗発熱体として加熱される。投
入口7より投入されるEガラス原料は炉内溶融E
ガラスの液面中央部に逆スリバチ状のバツチ山b
を形成して浮遊しその底面から溶融Eガラスの熱
を受けて溶融される。Eガラスの溶融熱は主とし
て上段電極組2によつて与えられ、下段電極組3
は上部溶融区域のガラス循環流が未ガラス化部分
および未脱泡部分を含んだまま炉の下部区域まで
環流することを防止し清澄を行うに適した粘度に
Eガラスの温度を維持することを目的とするもの
で上段電極組に比較して供給電力は少くてよい。
こうして溶融清澄されたEガラスはスロート6を
通して前炉に送られる。スロート電極4,5はス
ロート6を通る溶融Eガラスを適度に加熱し流出
を容易にする。 直接通電型ガラス溶融炉は以上のプロセスでガ
ラス原料を直接溶融し、ガラス繊維の製造その他
の目的に供給するものであるが、Eガラスは第3
図に示す如く温度上昇に伴う電気抵抗の減少がソ
ーダ石灰ガラスに比べて著しい特性をもつている
ので電極組の各電極の先端で囲まれ電流が最も多
く流れる中央区域gのEガラスが加熱されるとこ
の部分のEガラスの電気抵抗が減少し益々この部
分に電流が流れ易くなるため中央区域gだけが集
中的に加熱され高温となる欠陥が生ずる。本発明
は上記欠陥を防止するために中央区域gの局部的
温度上昇を抑えこの区域の電気抵抗を周辺部より
高め電極間の電流経路を中央区域gより周辺部に
迂回させ中央区域gを取巻く環状の比較的広い帯
域を昇温させるようにしたものである。上段電極
組2のレベルにおいて昇温された環状の帯域は対
流により液面に上昇し第1図にaとしてハツチン
グして示す如く肉眼で観察することができる。 中央区域gの局部的温度上昇を抑える最も好ま
しい方法は溶融Eガラスの液面中心部に供給され
る逆スリバチ状のバツチ山bの底面が中央区域g
の液面内にあるようになしバツチ山bによる冷却
作用が環状の高温帯域aに及ばないようにするこ
とである。このようにバツチ山bの底面の広がり
を調節することはバツチの供給量に対応させて電
極挿入深さと供給電力を調節することによつて達
成することができる。バツチ山bの底面が中央区
域の範囲を越えて環状の高温帯域aを覆うように
なるまで広がると、中央区域のみの選択的冷却効
果が失われ中央区域gとその周囲の環状高温帯域
aの温度差がなくなつて中央区域により多く電流
が流れ易くなるため中央区域の方が高温となつて
環状の高温帯域は消減し、更に中央区域gのみが
集中的に高温となる欠陥が現れることになる。従
つてバツチ山の底面が常に液面に現れた環状の高
温帯域aの内側にあるように電極組の置かれた平
面内における各電極の先端間の距離と、電極に供
給する電力とバツチの供給量との間にバランスを
とることが必要である。 以上の本発明の効果は第1図および第2図に示
す直接通電型のガラス溶融炉を使用し本発明の上
述の方法に従つてEガラスの溶融を行つた次の実
験結果から実証できる。実験に使用した炉は8角
柱のものでその主要な寸法の諸元は第1表の通り
である。
【表】
の調合バツチを供給量B=88.74Kg/hrで供給し
て、引出ガラス量G=75Kg/hrでEガラスを安定
して得たときの条件を第2表に示す。 第2表は上段電極の挿入長さを最小値458mmお
よび最大値499mmとした場合のその他の操作条件
を示す。下段電極電力については、上段電極電力
との比がある一定の範囲内に、即ち0.05〜0.2の
範囲にあることが必要であることを示している。
て、引出ガラス量G=75Kg/hrでEガラスを安定
して得たときの条件を第2表に示す。 第2表は上段電極の挿入長さを最小値458mmお
よび最大値499mmとした場合のその他の操作条件
を示す。下段電極電力については、上段電極電力
との比がある一定の範囲内に、即ち0.05〜0.2の
範囲にあることが必要であることを示している。
【表】
【表】
次に上段3相電極挿入長さMaを478mmに固定
してバツチ供給量と各電極に供給する電力を変化
させてEガラスを安定して得たときの条件を第3
表に示す(Mbは第2表と同じく478mmに固定)。 第3表は供給バツチ量を最小値82.55Kg/hrお
よび最大値96.0Kg/hrとした場合の操作条件を示
し、上段のその他の条件は供給バツチ量の最大
値、最小値のときの夫夫の条件を示す。又、下段
電極の条件については、第2表に示すように上段
電力に対する下段電力の比が0.05〜0.2の範囲に
入つている必要のあること判つたため、その範囲
に入つている条件を上段電極電力の夫々に対して
示したものである。
してバツチ供給量と各電極に供給する電力を変化
させてEガラスを安定して得たときの条件を第3
表に示す(Mbは第2表と同じく478mmに固定)。 第3表は供給バツチ量を最小値82.55Kg/hrお
よび最大値96.0Kg/hrとした場合の操作条件を示
し、上段のその他の条件は供給バツチ量の最大
値、最小値のときの夫夫の条件を示す。又、下段
電極の条件については、第2表に示すように上段
電力に対する下段電力の比が0.05〜0.2の範囲に
入つている必要のあること判つたため、その範囲
に入つている条件を上段電極電力の夫々に対して
示したものである。
【表】
第2表および第3表の操作条件のときに第1図
に示す如く溶融Eガラス液面上の炉芯部に逆スリ
バチ状のバツチ山bが形成されこのバツチ山の底
辺の周囲の溶融Eガラス液面に環状の比較的広い
面積の高温帯域aが生じてEガラスの安定した溶
融を継続することができた。このとき溶融Eガラ
ス液面全体に亘つて粘稠なカルメラ状の盛上りが
生ずるようなトラブルは全く見られなかつた。 このように安定した溶融状態のときに測定した
温度を第4表に示す。
に示す如く溶融Eガラス液面上の炉芯部に逆スリ
バチ状のバツチ山bが形成されこのバツチ山の底
辺の周囲の溶融Eガラス液面に環状の比較的広い
面積の高温帯域aが生じてEガラスの安定した溶
融を継続することができた。このとき溶融Eガラ
ス液面全体に亘つて粘稠なカルメラ状の盛上りが
生ずるようなトラブルは全く見られなかつた。 このように安定した溶融状態のときに測定した
温度を第4表に示す。
【表】
ガラスの泡切は環状高温帯域aにおいて行われ
ているのを観察した。 溶融Eガラス液面で約1250℃を示す環状の広い
高温帯域aは深部の1430℃の区域hにおける高温
ガラスが対流により上昇するに従つて外周に向つ
て拡がる方向に流動しながら液面に至り形成され
るものと思われる。1430℃の高温ガラスは対流に
より上昇するに従つて温度が低下し液面で1250℃
になるものと思われ、その間にガラス化反応が進
んで脱泡されるものと思われる。 溶融Eガラス液面上の炉蓋で囲まれた雰囲気の
温度はガラス液面上の中央にバツチ山bを逆スリ
バチ形状に保持するために大きな影響を与える。
即ち炉頂の投入口7から炉芯部に目がけて次々と
投入されるバツチが逆スリバチ状のバツチ山bと
なつて溶融Eガラス液面の中央に浮んでその底辺
が液面の比較的広い面積を占める環状高温帯域a
を覆う程拡がることなく高温帯域aの内周縁に接
した状態で存在し続けるためには上記雰囲気から
もバツチ山bに熱を与える程の温度が必要であ
る。電極組の先端部で囲まれた狭い中央区域gを
バツチによつて選択的に冷却するためには所謂コ
ールドトツプの如くバツチが溶融ガラスの液面の
全面を覆つてはならず、そのためには炉蓋によつ
て溶融Eガラスの液面上の空間を高温に保持する
ことが必要である。 以上のように本発明は中央区域gを取巻く比較
的広い環状の帯域を昇温させるものであるがこの
帯域が電極を取付けた耐火物製の炉壁まで拡がら
ないように留意することが必要である。その理由
は第3図に示す如く溶融Eガラスは全体として比
較的高い電気抵抗を示すので例えば通常使用され
るアルミナ・ジルコン系耐火物であるモノフラツ
クスSを炉材として用いたりすると炉壁を構成す
る耐火物の電気抵抗より高くなる場合があり、そ
の場合には電極に供給される電流の大部分がEガ
ラスよりも炉壁を通つて流れ専ら耐火物の加熱に
消費されてしまうからである。この問題に対する
解決法の一つとして溶融Eガラスの温度において
溶融Eガラスより高い電気抵抗をもつ耐火物、例
えば第3図に示すような温度−電気抵抗特性をも
つた稠密ジルコンのような耐火物を使用すること
ができるが、それにしても炉壁に接する溶融Eガ
ラスは高温であつてはならない。溶融Eガラスが
環状の高温帯域の外縁から炉壁にかけて温度が次
第に低下し炉壁に接する所で所定の温度を得るこ
とは炉芯から電極取付壁までの距離Rと上段電極
の挿入長さMaを整合させることにより達成する
ことができる。このとき溶融Eガラスは液面にお
いて第4表に(a),(c),(d)として示す温度分布を示
し安定したEガラスの溶融を継続することができ
る。 下段電極3は前述の如く主として溶融Eガラス
の清澄を行うためのものであるから比較的小電力
で足り、実験の結果によれば上段電極2に加える
電力を10とした場合下段電極3の電力は0.5〜
2、好ましくは1前後とした場合によい結果が得
られた。もし下段電極3に与える電力が大き過ぎ
ると上部溶融区域のガラス循環流を加勢して上部
溶融区域のガラス循環流が未ガラス化部分、未脱
泡部分を含んだまま炉の下部区域にまで環流し清
澄が果されずにスロート6を通過して前炉に到達
することが起る。このように下段電極の取扱いは
引出されるガラスの品質に大きな影響を与えるも
のであるが、溶融炉と前炉の間に別に清澄炉を設
け溶融炉内で清澄を行う必要のない場合、または
ガラスの品質をそれ程問題にしない場合は下段電
極を省いても本発明は当然実施できるものであ
る。 以上の実施例は上段電極2の置かれた平面内の
3本の電極の先端で囲まれた狭い中央区域gの溶
融ガラスを冷却するために前述の表に示す如くバ
ツチ供給量B〔Kg/hr〕、上段電極挿入深さMa
〔mm〕、および上段電極供給電力Wa〔KW〕を整合
させるようにしたものであが、同様の冷却作用は
中央区域gに耐火物製の冷却棒または水冷した耐
熱金属製の筒状の冷却器を挿入することによつて
も達成することができる。 更に溶融能力の大きな炉の場合には上段電極平
面内に3本1組の電極組に限らず複数の電極組を
配置することもあり、また複数の電極組は3相の
電極組に限らず単相の電極組の場合もある。更に
複数の上段電極組は必ずしも一平面内にある必要
はなく上下にずれた異なる平面内にあつてもよ
い。また各電極は必ずしも水平である必要はなく
若干角度をもつていてもよい。以上いずれの場合
にも当然本発明を適用することが可能である。 その他本発明は特許請求の範囲に記載された範
囲内で様々な実施方法が可能であろう。
ているのを観察した。 溶融Eガラス液面で約1250℃を示す環状の広い
高温帯域aは深部の1430℃の区域hにおける高温
ガラスが対流により上昇するに従つて外周に向つ
て拡がる方向に流動しながら液面に至り形成され
るものと思われる。1430℃の高温ガラスは対流に
より上昇するに従つて温度が低下し液面で1250℃
になるものと思われ、その間にガラス化反応が進
んで脱泡されるものと思われる。 溶融Eガラス液面上の炉蓋で囲まれた雰囲気の
温度はガラス液面上の中央にバツチ山bを逆スリ
バチ形状に保持するために大きな影響を与える。
即ち炉頂の投入口7から炉芯部に目がけて次々と
投入されるバツチが逆スリバチ状のバツチ山bと
なつて溶融Eガラス液面の中央に浮んでその底辺
が液面の比較的広い面積を占める環状高温帯域a
を覆う程拡がることなく高温帯域aの内周縁に接
した状態で存在し続けるためには上記雰囲気から
もバツチ山bに熱を与える程の温度が必要であ
る。電極組の先端部で囲まれた狭い中央区域gを
バツチによつて選択的に冷却するためには所謂コ
ールドトツプの如くバツチが溶融ガラスの液面の
全面を覆つてはならず、そのためには炉蓋によつ
て溶融Eガラスの液面上の空間を高温に保持する
ことが必要である。 以上のように本発明は中央区域gを取巻く比較
的広い環状の帯域を昇温させるものであるがこの
帯域が電極を取付けた耐火物製の炉壁まで拡がら
ないように留意することが必要である。その理由
は第3図に示す如く溶融Eガラスは全体として比
較的高い電気抵抗を示すので例えば通常使用され
るアルミナ・ジルコン系耐火物であるモノフラツ
クスSを炉材として用いたりすると炉壁を構成す
る耐火物の電気抵抗より高くなる場合があり、そ
の場合には電極に供給される電流の大部分がEガ
ラスよりも炉壁を通つて流れ専ら耐火物の加熱に
消費されてしまうからである。この問題に対する
解決法の一つとして溶融Eガラスの温度において
溶融Eガラスより高い電気抵抗をもつ耐火物、例
えば第3図に示すような温度−電気抵抗特性をも
つた稠密ジルコンのような耐火物を使用すること
ができるが、それにしても炉壁に接する溶融Eガ
ラスは高温であつてはならない。溶融Eガラスが
環状の高温帯域の外縁から炉壁にかけて温度が次
第に低下し炉壁に接する所で所定の温度を得るこ
とは炉芯から電極取付壁までの距離Rと上段電極
の挿入長さMaを整合させることにより達成する
ことができる。このとき溶融Eガラスは液面にお
いて第4表に(a),(c),(d)として示す温度分布を示
し安定したEガラスの溶融を継続することができ
る。 下段電極3は前述の如く主として溶融Eガラス
の清澄を行うためのものであるから比較的小電力
で足り、実験の結果によれば上段電極2に加える
電力を10とした場合下段電極3の電力は0.5〜
2、好ましくは1前後とした場合によい結果が得
られた。もし下段電極3に与える電力が大き過ぎ
ると上部溶融区域のガラス循環流を加勢して上部
溶融区域のガラス循環流が未ガラス化部分、未脱
泡部分を含んだまま炉の下部区域にまで環流し清
澄が果されずにスロート6を通過して前炉に到達
することが起る。このように下段電極の取扱いは
引出されるガラスの品質に大きな影響を与えるも
のであるが、溶融炉と前炉の間に別に清澄炉を設
け溶融炉内で清澄を行う必要のない場合、または
ガラスの品質をそれ程問題にしない場合は下段電
極を省いても本発明は当然実施できるものであ
る。 以上の実施例は上段電極2の置かれた平面内の
3本の電極の先端で囲まれた狭い中央区域gの溶
融ガラスを冷却するために前述の表に示す如くバ
ツチ供給量B〔Kg/hr〕、上段電極挿入深さMa
〔mm〕、および上段電極供給電力Wa〔KW〕を整合
させるようにしたものであが、同様の冷却作用は
中央区域gに耐火物製の冷却棒または水冷した耐
熱金属製の筒状の冷却器を挿入することによつて
も達成することができる。 更に溶融能力の大きな炉の場合には上段電極平
面内に3本1組の電極組に限らず複数の電極組を
配置することもあり、また複数の電極組は3相の
電極組に限らず単相の電極組の場合もある。更に
複数の上段電極組は必ずしも一平面内にある必要
はなく上下にずれた異なる平面内にあつてもよ
い。また各電極は必ずしも水平である必要はなく
若干角度をもつていてもよい。以上いずれの場合
にも当然本発明を適用することが可能である。 その他本発明は特許請求の範囲に記載された範
囲内で様々な実施方法が可能であろう。
第1図は本発明に使用される直接通電型ガラス
溶融炉の電極配置と炉内溶融ガラスの状態を模式
的に示す斜視図、第2図は同溶融炉の側断面図、
第3図はEガラスその他の温度と電気抵抗の関係
を示す特性図である。 1……直接通電型ガラス溶融炉、2……上段電
極、3……下端電極、4,5……スロート電極、
6……スロート、7……ガラス原料投入口、a…
…環状の比較的広い高温帯域、b……バツチ山。
溶融炉の電極配置と炉内溶融ガラスの状態を模式
的に示す斜視図、第2図は同溶融炉の側断面図、
第3図はEガラスその他の温度と電気抵抗の関係
を示す特性図である。 1……直接通電型ガラス溶融炉、2……上段電
極、3……下端電極、4,5……スロート電極、
6……スロート、7……ガラス原料投入口、a…
…環状の比較的広い高温帯域、b……バツチ山。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炉周壁から炉芯部に向つて挿入された電極組
を有する直接通電型のガラス溶融炉によりEガラ
スを溶融する方法において、電極組の先端部で囲
まれる中央区域に冷却物を置き、該区域の溶融E
ガラスの温度を比較的低い温度に保つことにより
溶融Eガラスを通して電極間に流れる電流の経路
を前記中央区域から迂回させ該中央区域を取巻く
環状の比較的広い帯域を昇温させることを特徴と
する方法。 2 前記中央区域における溶融Eガラスの温度を
選択的に低い温度に保つために溶融Eガラスの液
面中心部に投入され逆スリバチ状をなして液面に
浮遊するEガラス原料のバツチの底面が前記中央
区域の周縁を越えて拡がらないようにバツチ供給
量、電極挿入長さ、供給電力量を整合させること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 前記中央区域における溶融Eガラスの温度を
選択的に低い温度に保つために前記中央区域に耐
火物製または耐熱金属製の筒状の冷却器を挿入す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
方法。 4 前記電極組は上下異なるレベルに配置された
上段電極組と下段電極組とから成り、上段電極組
の供給する電力と下段電極組に供給する電力との
比率を約10対0.5〜2にすることを特徴とする特
許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載の
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4592082A JPH0248492B2 (ja) | 1982-03-23 | 1982-03-23 | Egarasunoyojuhoho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4592082A JPH0248492B2 (ja) | 1982-03-23 | 1982-03-23 | Egarasunoyojuhoho |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58167433A JPS58167433A (ja) | 1983-10-03 |
JPH0248492B2 true JPH0248492B2 (ja) | 1990-10-25 |
Family
ID=12732680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4592082A Expired - Lifetime JPH0248492B2 (ja) | 1982-03-23 | 1982-03-23 | Egarasunoyojuhoho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0248492B2 (ja) |
-
1982
- 1982-03-23 JP JP4592082A patent/JPH0248492B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58167433A (ja) | 1983-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5961686A (en) | Side-discharge melter for use in the manufacture of fiberglass | |
JP4707303B2 (ja) | ガラスを清澄するための方法および装置 | |
US2244267A (en) | Electric furnace | |
EP0148197B1 (en) | Electric glass melting furnace | |
US4809294A (en) | Electrical melting technique for glass | |
US2215982A (en) | Electric furnace | |
CN106660854B (zh) | 包括炉、通道和挡板的用于熔化玻璃的装置 | |
US2814657A (en) | Method and apparatus for heating glass | |
US3056846A (en) | Method and apparatus for heat conditioning and feeding heat-softenable materials | |
US3810741A (en) | Method and apparatus for processing glass and controlling the thermal pattern in a stream feeder | |
EP0115509B1 (en) | Melting furnaces | |
US3524206A (en) | Method and apparatus for melting thermoplastic materials | |
US4155731A (en) | Fiber forming bushing construction | |
RU2382739C1 (ru) | Способ и устройство для отвода расплавленного стекла из сливных каналов | |
US2286653A (en) | Method and apparatus for feeding glass stock | |
US4227909A (en) | Electric forehearth and method of melting therein | |
US4413346A (en) | Glass-melting furnace with batch electrodes | |
US4737966A (en) | Electric melter for high electrical resistivity glass materials | |
JPH0248492B2 (ja) | Egarasunoyojuhoho | |
JP4741217B2 (ja) | ガラス溶融体精錬装置 | |
EP0325055B1 (en) | Glass melting furnace | |
GB2024197A (en) | Electrically melting glass | |
JP2018193269A (ja) | ガラス物品の製造方法及び溶融炉 | |
US4514851A (en) | Arc circuit electrodes for arc glass-melting furnace | |
US4638490A (en) | Melting furnaces |