JPH0247827Y2 - - Google Patents

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JPH0247827Y2
JPH0247827Y2 JP12587384U JP12587384U JPH0247827Y2 JP H0247827 Y2 JPH0247827 Y2 JP H0247827Y2 JP 12587384 U JP12587384 U JP 12587384U JP 12587384 U JP12587384 U JP 12587384U JP H0247827 Y2 JPH0247827 Y2 JP H0247827Y2
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valve
compressed air
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cam lever
piston
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JP12587384U
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Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係る圧縮空気駆動式開閉弁は、病院
等に設置されて患者の衣服や手術用具等の滅菌を
行なうのに使用する蒸気滅菌装置に付設し、滅菌
容器内への滅菌用蒸気の給排を自動制御するのに
使用できる。
(従来の技術) 上述のような蒸気滅菌器に於いては、滅菌容器
内に高温の蒸気を送り込んだり、或は滅菌容器内
から蒸気を排出するための蒸気管が組込まれてお
り、この蒸気管の途中に蒸気の送給、排出を制御
するための弁が設けられている。このような弁を
使用する蒸気滅菌器は、近年滅菌作業の自動化を
図つているため、蒸気制御用の弁を自動的に開閉
できる構造とする必要がある。
このため、従来は第5図に示すように、ダイヤ
フラム1を有するアクチユエータ2内への圧縮空
気の給排により弁板3を昇降させて蒸気流路を開
閉する圧縮空気駆動式開閉弁を使用していた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述のように構成され作用する従来
の圧縮空気駆動式開閉弁に於いては、圧縮空気源
の故障、或は圧縮空気給排用の電磁弁の故障等に
より、アクチユエータ内への圧縮空気供給を行な
えなくなると、弁板3を動かすことができず、弁
の開閉を全く行なえなくなつてしまう。
このため、例えば開閉弁を蒸気滅菌器の蒸気排
出管の途中に設けた場合、滅菌器内の高温高圧の
蒸気を排出できなくなり、滅菌器内の温度と圧力
とが自然に低下するまで内部の被滅菌物を取り出
すことができなくなつてしまう。断熱された滅菌
器内の温度が低下するには長時間を要するだけで
なく、温度低下に伴う蒸気凝縮により被滅菌物が
濡れるため、この被滅菌物をそのまま使用するこ
とができなくなる。
本考案の圧縮空気駆動式開閉弁は、このような
不都合を解消するものである。
b 考案の構成 (問題を解決するための手段) 本考案の圧縮空気駆動式開閉弁は従来の開閉弁
と同様に、圧縮空気の圧力により圧力ケースに内
装したピストン又はダイヤフラムを圧縮ばねの弾
力に抗して移動させるアクチユエータのピストン
又はダイヤフラムにロツドを固定し、このロツド
の動きにより流路を開閉する弁体を駆動するよう
にしている。
本考案の圧縮空気駆動式開閉弁の特徴とする所
は、弁体を駆動するためのロツドの一端をアクチ
ユエータを構成する圧力ケースの端面に設けた通
孔からこの圧力ケース外に突出させ、このケース
外に突出したロツドの端部にカムレバーを枢着し
た点にある。このカムレバーは、ロツドの端部を
圧力ケース内に引き込もうとする前記圧縮ばねの
弾力に抗してこのロツドの端部を圧力ケース外に
引き出し、かつそのままの状態に保持できるもの
で、ロツドの端部を枢着するための枢軸を挿通す
る小孔を、このカムレバーの隣り合う2辺からの
距離が異なる部分に設けている。
(作用) 上述のように構成される本考案の圧縮空気駆動
式開閉弁の場合、通常時にはカムレバーを、枢軸
挿通用の小孔からの距離が短い辺と圧力ケースの
端面とが対向する状態に回動させておく。これに
より、カムレバーを一端に枢着したロツドは、従
来の開閉弁の場合と同様、圧力ケース内への圧縮
空気の給排により移動させられ、弁体を開閉駆動
する。
次に、圧縮空気源等の故障により圧力ケース内
に圧縮空気の供給を行なえなくなり、圧縮ばねの
弾力により弁体が閉じられたままの状態となつた
場合、カムレバーを回動させて、上記小孔からの
距離が長い辺と圧力ケースの端面とを対向させ
る。これにより、ロツドの端部が圧縮ばねの弾力
に抗して圧力ケース外に引き出され、弁体が開か
れ、かつそのままの状態を保持される。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
第1図は本考案の第一実施例を示している。一
端に入口4を、他端に出口5を設けた管状の弁筐
6の内側には上記両口4,5の間を仕切る仕切壁
7が設けられている。この仕切壁7には水平な開
口8が設けられ、この開口8の周縁部にパツキン
グ9が装着されている。開口8の上方には円筒部
10が形成されており、この円筒部10の上端開
口部に被着した蓋体11の上面にアクチユエータ
12が固定されている。このアクチユエータ12
は、中心にロツド13の中間部を結合したピスト
ン14をシリンダ筒15の内側に摺動自在に嵌装
したもので、ピストン14はシリンダ筒15の上
端開口に被着した蓋板16の下面との間に設けた
圧縮ばね17によつて下方に向く弾力を付与され
ている。アクチユエータ12を構成するシリンダ
筒15の下部側面には、上記ピストン14の下側
に圧縮空気を送り込むための給気口18が設けら
れている。中間部をピストン14の中心に連結さ
れ、蓋体11を気密に貫通したロツド13の下端
部には、仕切壁開口周縁部のパツキング9に対向
する弁板3が設けられている。なお、第1図に於
いて、19は弁筐6内の仕切壁7よりも入口4寄
り部分に設けたフイルタである。
更に、ロツド13の上端部は、シリンダ筒15
の上端開口に被着した蓋板16の中心部を貫通し
てこの蓋板16の上面に突出している。このよう
に蓋板16の上面に突出するロツド13の上端部
には、第2図に示すような切割り20と、この切
割り20に対して直交する小孔21とが設けられ
ている。切割り20には、板状のカムレバー22
の一部を挿入し、上記小孔21に挿通した枢軸2
3(第1図)をこのカムレバー22に穿設した小
孔に挿通することにより、ロツド13の端部にカ
ムレバー22を枢着している。このように枢軸2
3を挿通するためカムレバー22に穿設する小孔
の位置は、このカムレバー22の隣り合う2つの
辺22a,22bまでの距離が異なる様な位置と
する。即ち、枢軸23を挿通するための小孔から
最も近い辺22aまでの距離lを、この辺22a
と隣り合う辺22bまでの距離Lよりも十分小さ
く(l<L)している。又、この隣り合う辺22
a,22bのなす角度θは、直角以下(θ≦90゜)
として、いずれの辺22a,22bを蓋板16に
対向させるようにしても、カムレバー22が圧縮
ばね17の弾力によつて枢軸23を中心として回
転することなく安定するようにしている。
このように構成される本考案の圧縮空気駆動式
開閉弁は、通常時には第1図に示すように、カム
レバー22の枢軸挿通用の小孔からの距離が近い
辺22aを蓋板16の上面と対向させておく。こ
れにより、ロツド13は弁板3の下面をパツキン
グ9に当接させるまで下降自在となり、給気口1
8を通じてピストン14の下側に圧縮空気を給排
することによる弁板3の昇降により、入口4と出
口5との連通を制御できるようになる。
次に、故障によりピストン14の下側への圧縮
空気供給を行なえなくなつた場合、ピストン14
は圧縮ばね17の弾力により下降し、弁板3が閉
じられたままの状態となるため、カムレバー22
を枢軸23を中心として第1図で時計方向に回動
させ、ロツド13を圧縮ばね17の弾力に抗して
引き上げる。これにより、弁板3がパツキング9
から離れ、入口4と出口5とが連通する。枢軸挿
通用の小孔からの距離が遠い方の辺22bが蓋板
16の上面と平行になるまでカムレバー22を回
動させたならば、カムレバー22から手を離して
も辺22bと蓋板16の上面とが当接したままカ
ムレバー22が回転しなくなり、弁の開放状態は
保持される。
なお、第1図の実施例に於いては、下端に弁板
3を固定したロツド13をピストン式のアクチユ
エータにより昇降させる構造について示したが、
本考案の圧縮空気駆動式開閉弁はこのような構造
に限定されず、第5図に示したようなダイヤフラ
ム式のアクチユエータにより開閉される弁にも適
用できる。
更に、弁自体の構造も、第1図及び第5図に示
したような玉型弁に限定されず、ボール弁にも本
考案を適用することができる。但し、ボール弁の
場合、弁を開閉するために弁体を回転運動させな
ければならず、アクチユエータの直線運動を回転
運動に変換するための機構が必要となる。このた
め、第3〜4図に示した第二実施例に於いては、
圧縮空気駆動式開閉弁をボール弁主体24とアク
チユエータ25とを互いに並列に配設することに
より構成している。アクチユエータ25は、円筒
状のシリンダ筒26の内側にピストン体27を摺
動自在に挿入したもので、図示の例に於いては、
ピストン体27は1本のロツド28の一端に第一
のピストン板29を、中間部に第二のピストン板
30をそれぞれ固定した構造とし、ロツド28の
他端は、シリンダ筒26の一端開口に螺着した第
一の蓋体31の中心孔32を挿通してこの第一の
蓋体31の外側に突出している。第一の蓋体31
と第二のピストン板30との間には圧縮ばね17
を設けて、ピストン体27に第3図で右方に向く
弾力を付与している。シリンダ筒26の他端開口
には第二の蓋体33が螺着されており、この第二
の蓋体33には圧縮空気の給気口18を設けて、
第二の蓋体33と第一のピストン板29との間の
空間34内に圧縮空気を給排できるようにしてい
る。
ロツド28の第一、第二のピストン板29,3
0の間の部分に基端を固定した分岐ロツド35の
先端は、シリンダ筒26の側面に設けた長孔36
を通じてこのシリンダ筒26外に突出している。
一方、ボール弁主体24は、ケーシング37内
に回転摺動自在に収納された弁体を回転させるた
め、上記ケーシング37外に弁軸38の端部を突
出させており、この弁軸38の端部に腕体39の
基端部を固定している。この腕体39の先端は二
又部40となつており、この二又部40に上記し
たシリンダ筒外に突出した分岐ロツド35の先端
部が係合している。
更に、第一の蓋体31の中心孔32を貫通して
この蓋体31外に突出したロツド28の端部に、
前述の第一実施例の場合と同様のカムレバー22
を枢着している。
このように構成されるボール弁式の圧縮空気駆
動式開閉弁に於いては、空間34内に圧縮空気の
供給が行なわれない場合、ロツド28は圧縮ばね
13の弾力により第3図の右端に移動した状態に
保持され、ボール弁主体24の弁軸38は第4図
で時計方向に回動してこのボール弁主体24内の
流路が開かれ(又は閉じられ)た状態に保持され
る。又、空間34内に圧縮空気の供給を行なう
と、ピストン体27が圧縮ばね17の弾力に抗し
て第3図の左端に移動し、ボール弁主体24の弁
軸38が第4図で反時計方向に回動して、このボ
ール弁主体24内の流路が閉じられ(又は開か
れ)る。
空間34内に圧縮空気を送り込む圧縮空気源が
故障する等により、空間34内への圧縮空気送給
を行なえなくなつた場合、カムレバー22を枢軸
23を中心として第3図の時計方向に回動させれ
ば、ピストン体27を圧縮ばね17の弾力に抗し
て移動させ、ボール弁主体24を開け(又は閉
じ)ることができる。
なお、アクチユエータ25の直線運動を回転運
動に変換してボール弁主体24の弁軸38を回転
駆動するには、第3〜4図に示すような構造の
他、ラツクとピニオンとの組合せにより行なうこ
ともできる。即ち、長孔36からシリンダ筒26
外に突出した分岐ロツド35の端部にラツクを固
定し、ボール弁主体24の弁軸38の端部に固定
したピニオンをこのラツクと噛合させれば、アク
チユエータ25内への圧縮空気給排によりボール
弁主体24内の流路開閉を行なえる。
c 考案の効果 本考案の圧縮空気駆動式開閉弁は以上に述べた
通り構成され作用するので、駆動用の圧縮空気の
送給が行なえなくなつた場合でも手動による切換
えを行なうことができ、圧縮空気駆動式開閉弁を
装着した装置が全く機能を失つてしまうことを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の圧縮空気駆動式開閉弁の第一
実施例の縦断側面図、第2図はロツド端部の斜視
図、第3図は第二実施例を示す部分断面図、第4
図は第3図のA−A断面図、第5図は従来の開閉
弁を示す第1図同様の断面図である。 1:ダイヤフラム、2:アクチユエータ、3:
弁板、4:入口、5:出口、6:弁筐、7:仕切
壁、8:開口、9:パツキング、10:円筒部、
11:蓋体、12:アクチユエータ、13:ロツ
ド、14:ピストン、15:シリンダ筒、16:
蓋板、17:圧縮ばね、18:給気口、19:フ
イルタ、20:切割り、21:小孔、22:カム
レバー、22a,22b:辺、23:枢軸、2
4:ボール弁主体、25:アクチユエータ、2
6:シリンダ筒、27:ピストン体、28:ロツ
ド、29:第一のピストン板、30:第二のピス
トン板、31:第一の蓋体、32:中心孔、3
3:第二の蓋体、34:空間、35:分岐ロツ
ド、36:長孔、37:ケーシング、38:弁
軸、39:腕体、40:二又部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮空気の送給によりピストン又はダイヤフラ
    ムに結合したロツドを、圧力ケースの通孔から突
    出した端部をこの圧力ケース内に引込む方向の弾
    力を有するばねに抗して移動させるアクチユエー
    タと、このアクチユエータのロツドの動きにより
    駆動される弁体とを有する圧縮空気駆動式開閉弁
    に於いて、上記圧力ケース外に突出したロツドの
    端部に設けた小孔に挿通した軸によりこのロツド
    の一端にカムレバーを枢着し、この軸を挿通する
    ためカムレバーに設けた小孔からカムレバーの隣
    り合う2辺までの距離を異ならせたことを特徴と
    する圧縮空気駆動式開閉弁。
JP12587384U 1984-08-21 1984-08-21 圧縮空気駆動式開閉弁 Granted JPS6140577U (ja)

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JP12587384U JPS6140577U (ja) 1984-08-21 1984-08-21 圧縮空気駆動式開閉弁

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JP12587384U JPS6140577U (ja) 1984-08-21 1984-08-21 圧縮空気駆動式開閉弁

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JPS6140577U JPS6140577U (ja) 1986-03-14
JPH0247827Y2 true JPH0247827Y2 (ja) 1990-12-14

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JP12587384U Granted JPS6140577U (ja) 1984-08-21 1984-08-21 圧縮空気駆動式開閉弁

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