JPH0246494Y2 - - Google Patents

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JPH0246494Y2
JPH0246494Y2 JP16567184U JP16567184U JPH0246494Y2 JP H0246494 Y2 JPH0246494 Y2 JP H0246494Y2 JP 16567184 U JP16567184 U JP 16567184U JP 16567184 U JP16567184 U JP 16567184U JP H0246494 Y2 JPH0246494 Y2 JP H0246494Y2
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resin
glare
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adjacent
composite
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は主として道路の対向車輌による眩光の
防止材に関する。詳しくは樹脂で被覆された合成
繊維からなる格子状物を走行中の車輌の眩光防止
用に利用せんとするものである。本考案の眩光防
止材は高速道路の中央分離帯あるいは普通道路の
車道の両側に設置して、自動車間の眩光防止用あ
るいは自動車と自動車あるいは自動車と通行人と
の間の眩光防止用として用いる。
〈従来技術〉 従来、走行中の車輌の眩光防止用に利用されて
いる眩光防止材としては、合成樹脂製線材からな
るネツトが知られている。たとえば「合成樹脂線
材からなる複数の保持部材1を間隔aを介して横
方向に平行させ、その保持部材1間に、複数の合
成樹脂製線材を縦方向に並列させてなる遮閉部2
を間隔bを介して多数設け、その遮閉部2は互い
に隣接する保持部材間に形成される間隔cの上下
に位置するようにしてなる道路の中央分離帯用ネ
ツト」(実公昭53−28993号公報)が開示されてい
る。この中央分離帯用ネツトは、ネツトを線材密
度の高い遮蔽部と線材が設けられていない空〓部
とで構成せしめ、かかる構成により強風にあおら
れても倒れることのない強度を該ネツトに与える
とともに空〓部を強風が吹き抜けるので強風によ
る抵抗を滅じることができるという効果を奏せし
める眩光防止用構造物である。
〈考案の目的〉 しかしながら、かかる眩光防止用ネツトは約50
%の空〓部すなわち眩光透過部を有しているため
充分に対向車輌からの眩光を防止することができ
ない。またかかる構造を有するネツトを作製する
には複雑な製造工程を必要とする。
本考案はかかる問題点を解決せんとして案出さ
れたものである。
〈考案の構成〉 すなわち本考案は、「樹脂で被覆された合成繊
維からなる格子状物であつて、剛軟度が経方向5
〜50cm、緯方向5cm以上であり、第2図における
角度θが10゜以上であることを特徴とする眩光防
止材」である。
本考案を図面により説明する。第1図は本考案
の眩光防止材の平面図である。第2図は本考案の
眩光防止材において、樹脂で被覆された合成繊維
のうち経方向で隣り合う2本の横断面図である。
第2図において1は樹脂で被覆された合成繊維
(複合体)、2は合成繊維、3は合成繊維に被覆さ
れた樹脂である。rは樹脂で被覆された合成繊維
の横断面における最小半径で断面形状はどんな形
でもよい。aは隣接する合成繊維の中心間距離、
θは隣接する合成繊維の中心を結ぶ線と隣接複合
体間接線とのなす角である。接線は第2図に示す
ごとく隣接する合成繊維の中心を結ぶ線と交叉す
る隣接複合体間接線である。
上記のrとaとθは下記式を満足することが必
要である。
θ10゜または2r/asin10゜=0.17365 () 上記の式を満足する眩光防止材は対向車輌から
照射される前照燈からの光線(眩光)を100%防
止することができる。
なお、眩光防止材を構成する隣接複合体におい
て上記の式を満足する必要があるのは、例えば道
路の中央分離帯に該眩光防止材を設置した状況に
おいて縦方向の複合体のみに関する。横方向の複
合体は必らずしも上記式を満足する必要はない。
横方向の複合体は縦方向の複合体の配列を固定す
るとともに眩光防止材全体の剛軟度を規定する作
用をなす。第3図は1本の複合体の横断面であ
り、樹脂で被覆された合成繊維の横断面における
最小半径を示す図である。
本考案で用いる合成繊維の素材はポリエステ
ル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリビニルアルコール等であるが、耐候性、
応力特性、耐久性等の点からみてポリエステルが
特に好ましい。
樹脂は耐候性、耐久性の優れたものを用いる。
例えばポリビニルクロリド、ポリウレタン、ポリ
エチレン、ポリエチレン/ポリ酢酸ビニル共重合
体(EVA)などが好ましい。なお樹脂には防炎
剤、可塑剤等を混合してよい。
本考案の眩光防止材を製造する方法は、例えば
1000〜20000デニールの合成繊維をスクリム状に
織成または編成する。この際樹脂との結合性を高
めるためにからみ織りあるいはラツセル編みとす
るのが好ましい。合成繊維はマルチフイラメン
ト、紡績糸、剛毛などいずれの状態のものを用い
てもよい。つぎにスクリム状たとえば第1図に示
す構造のものを織成または編成したのち、高濃度
の樹脂溶液(ドープ)に浸漬し、規定式()を
満足するごとく付着せしめたのち熱処理、乾燥す
る。
〈考案の効果〉 本考案の眩光防止材は下記の効果を有する。
(1) 対向車輌から照射される前照燈からの光線
(眩光)を100%防止することができる(眩光防
止性)。
(2) 製造工程がきわめて簡単である(製造工程簡
略化)。
(3) 適当な剛軟度を有する眩光防止材であり眩光
防止用として設置する道路まで運搬する際、巻
いてコンパクトな形で運搬することができる
(運搬容易)。
(4) 道路に眩光防止用として設置する工事の際、
コンパクトに巻かれた眩光防止材を拡げながら
鉄柵等に取り付けてゆくので設置工事が容易で
ある(工作容易性)。
〈実施例〉 以下に本考案の眩光防止材の製造例を示す。な
お実施例において剛軟度は下記の方法に従つて測
定した。
剛軟度 JIS−L−1096のA法(45゜カンチレバー法)に
従つて測定した。すなわち巾10cm、長さ60cmの試
料5枚を採取し、各試料について水平面に続いて
45゜の斜面を有する試験台の水平面に試料を置き、
試料を斜面の方向に緩やかに滑らせ、試験片の先
端が45゜の斜面に触れたときの試験片の他端(水
平面上)の移動長さをスケールで読取り、読取つ
た値5点の平均値を剛軟度とする。
実施例 1 経糸として総繊度3000デニール500フイラメン
トのポリエチレンテレフタレートマルチフイラメ
ント、経糸として総繊度6000デニール1000フイラ
メント、実撚り60T/mのポリエチレンテレフタ
レートマルチフイラメントを用い、経糸間隔を30
mm、緯糸間隔を5mmとし、経糸は3000デニール2
本のからみ織りとしてすだれ状の織物を織成し
た。該すだれ織物をポリ塩化ビニル樹脂溶液に浸
漬せしめたのち190℃で熱処理、乾燥した。樹脂
付着量は繊維に対し200重量%であり、緯糸の直
径は1.6mmであつた。
道路の中央分離帯等に設置した状況において
は、該緯糸方向の複合体を縦方向の複合体として
用いる。得られた眩光防止材の剛軟度は経方向10
cm、緯方向15cmであり、容易にロール状に巻くこ
とができた。
実施例 2 総繊度1000デニール、192フイラメントのポリ
エチレンテレフタレートマルチフイラメントをポ
リ塩化ビニル樹脂溶液に浸漬せしめたのち熱処
理、乾燥した。樹脂付着量は繊維に対し150重量
%であつた(複合糸A)。一方総繊度12000デニー
ル、2304フイラメントのポリエチレンテレフタレ
ートマルチフイラメントをポリ塩化ビニル樹脂溶
液に浸漬せしめたのち熱処理、乾燥した。樹脂付
着量は繊維に対し180重量%であつた(複合糸
B)。
複合糸Aを経糸、複合糸Bを緯糸として、から
み織りに織成した。糸間隔は経方向を35mm、緯方
向を6mmとした。緯糸の直径は2.0mmであつた。
得られたからみ織物を180℃で熱セツトし複合
糸Aと複合糸Bの交点を熱融着させ眩光防止材と
した。
実施例 3 1600デニールのポリエチレンテレフタレートモ
ノフイラメントを緯糸、総繊度1500デニール、
250フイラメントのポリエチレンテレフタレート
マルチフイラメントを経糸とし、経糸間隔30mm、
緯糸間隔4mmとしてからみ織で製織したのち、ポ
リ塩化ビニルペーストレジンに浸漬し、ついで熱
処理、乾燥を行つた。このときの樹脂付着量は繊
維重量に対し200重量%であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の眩光防止材の平面図、第2図
は本考案の眩光防止材を構成する隣接複合糸の横
断面、第3図は複合糸1の横断面図である。 1は複合糸、2は合成繊維、3は樹脂、aは隣
接繊維の中心間距離、rは複合糸の横断面におけ
る最小半径、θは隣接繊維の中心を結ぶ線と隣接
複合糸間接線とのなす角である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂で被覆された合成繊維からなる格子状物で
    あつて剛軟度が経方向5〜50cm、緯方向5cm以上
    であり、樹脂で被覆された合成繊維の横断面にお
    ける最小半径をr、隣接する樹脂被覆合成繊維の
    中心間距離をaとしたとき、2r/a=sinθである
    角度θが10゜以上であることを特徴とする眩光防
    止材。
JP16567184U 1984-11-02 1984-11-02 Expired JPH0246494Y2 (ja)

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JP16567184U JPH0246494Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

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JP16567184U JPH0246494Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6180809U JPS6180809U (ja) 1986-05-29
JPH0246494Y2 true JPH0246494Y2 (ja) 1990-12-07

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