JPH0245991Y2 - - Google Patents

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JPH0245991Y2
JPH0245991Y2 JP19263385U JP19263385U JPH0245991Y2 JP H0245991 Y2 JPH0245991 Y2 JP H0245991Y2 JP 19263385 U JP19263385 U JP 19263385U JP 19263385 U JP19263385 U JP 19263385U JP H0245991 Y2 JPH0245991 Y2 JP H0245991Y2
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JP
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heater
metal wire
insulating material
heat insulating
heat
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JP19263385U
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  • Pipe Accessories (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電気ヒータによつて、配管等を加
熱するのに使用される装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、マイクロヒータによつて配管等を加熱す
る場合、第3図で示すように、ヒータ1を加熱物
2に巻装すると共に、加熱物2を断熱材3で覆つ
ている。さらに、ヒータ1は、上記断熱材3の外
へ引き出され、アダプタ6及び送電ケーブルを介
して図示されていない電源に接続される。
ヒータ1は、通常の場合、第3図のように、加
熱物2に1条巻きされるが、より高い熱量を必要
とするときは、第4図で示すように、2条に巻か
れることもある。ヒータ1には、発熱線をステン
レス鋼等の金属シースで覆い、金属シースの中に
無機絶縁材を充填した、無機絶縁シーズヒータケ
ーブルが多く使用される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような電気加熱装置では、ヒータ1で発
生する熱が、加熱物に伝達され、加熱物2が加熱
される。
しかし、ヒータ1から発生する熱が直接加熱物
2に伝達されるのは、ヒータ1が加熱物2に接し
ているだけであり、ヒータ1が加熱物2から離れ
た引出部4では、直接加熱物2への熱の伝達が行
われない。しかも、この部分は、断熱材3で覆わ
れているため、空気中への放熱量も極端に小さ
い。従つて、ヒータ1の中で、引出部4だけが他
の部分に比べて特に高熱になりやすく、例えば、
加熱物2として配管にヒータ1を巻装して600〜
800℃に加熱するようなときは、引出部4の温度
が、ヒータ1の他の部分より10%前後高くなり、
まれには1000℃にも達することがある。
こうした状態では、高温のため、ヒータ1の引
出部4の寿命が特に短くなり、これがヒータ1全
体の寿命を短くする。
また、上記引出部4は、加熱物2に添えられて
ないため、断熱材3の中で動きやすく、配管等に
ヒータ1,1を2条に巻いた場合は、第4図で示
すように、引出部4,4が互いに接触しやすい。
この接触した部分では、ヒータ1,1の温度がさ
らに高くなる。
この考案は、従来の電気加熱装置における上記
の問題点を解決するためなされたもので、ヒータ
の引出部の過加熱を防止すると共に、断熱材の中
で引出部が動きにくい電気加熱装置を提供するこ
とを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
以下、この考案の構成を第1図と第2図の符号
を引用しながら説明すると、加熱物12から離れ
たヒータ11の引出部14に、熱伝導良好な金属
線15を巻装する。この状態で、上記引出部14
を断熱材13に埋設すると共に、上記金属線15
を加熱物12に接触させる。
〔作用〕
ヒータ1の引出部14が加熱されると、この温
度が金属線15に伝達され、この金属線15の表
面からその周りに放熱される。また、金属線15
に伝達された熱の一部は、加熱物12と接触した
部分から同加熱物12に伝達される。従つて、引
出部14の放熱量が従来のものに比べて大きくな
り、同部14の過加熱が防止できる。
また、金属線15が引出部14に巻装されてい
るため、同部14が曲がりにくくなり、断熱材1
3の中で、所定の位置に保持しやすくなる。
〔実施例〕
次に、第1図と第2図を参照しながら、この考
案の実施例と、望ましい実施態様について説明す
る。
配管等の加熱物12の周りにヒータ11が巻装
され、さらにこの周囲が断熱材13で覆われてい
る。ヒータ11の一端が加熱物12から離れ、断
熱材13の中を通つて、アダプタ16に接続され
ている。このアダプタ16には、ソター17を介
して、ヒータ11に電気を供給するための送電ケ
ーブル18が接続されている。
加熱物12とアダプタ16との間のヒータ11
の引出部14に金属線15が巻装され、これが、
加熱物12とアダプタ16側にそれぞれ金属線1
9,20によつて結束されている。また、金属線
15の下端側は、上記金属線19を介して、加熱
物12の表面に接触している。
ヒータ11には、既に述べたような無機絶縁シ
ーズヒータケーブルが使用され、ステンレス管等
からなる外側のシース11aに金属線15が巻装
されている。金属線15は、上記シース11aと
同じ材質の細い金属線がよく、さらにチユーブ状
のネツトに編まれたものが最も適当である。この
チユーブ状のネツトは、縮めた状態でヒータ11
にアダプタ16を取り付ける前に、予めヒータ1
1の端部に嵌め込んでおき、アダプタ16を取り
付けた後、引き伸ばし、両端側を金属線19,2
0で結束する。金属線15には、ネツト状のも
のゝ他、コイル状のもの等を使用することができ
る。
本件発明者が加熱物12としてセラミツク管を
加熱する装置において、ネツト状に編成された金
属線15をヒータ11の引出部14に巻装したも
のと、巻装しないものとに、同じ電力を供給し、
ヒータ11の温度を比較したところ、加熱物12
りのヒータ11の温度は、両者共殆ど同じであつ
たのに対し、引出部14では、約50℃の温度差が
認められた。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、この考案によれば、ヒータ
11の引出部14の熱加熱を防止することができ
ると共に、引出部14が曲がりにくゝ、所定の状
態を保持しやすくなる。これによつて、ヒータ1
1の寿命を総体的に永くすることができる等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す加熱装置の
断熱材を断面した側面図、第2図は、第1図のA
部拡大図、第3図は、加熱装置の従来例を示す断
熱材を断面した側面図、第4図は、加熱装置の他
の従来例を示す断熱材を断面した側面図である。 11……ヒータ、12……加熱物、13……断
熱材、14……引出部、15……金属線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 加熱物12にヒータ11を添わせ、同加熱物
    12を断熱材13で覆うと共に、断熱材13か
    らヒータ11の一部を引き出してなる電気加熱
    装置において、加熱物12から離れたヒータ1
    1の引出部14に、熱伝導良好な金属線15を
    巻装し、同引出部14を断熱材13に埋設する
    と共に、上記金属線15を加熱物12に接触さ
    せてなることを特徴とする電気加熱装置。 2 金属線15が、チユーブ状のネツトに編まれ
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の電
    気加熱装置。
JP19263385U 1985-12-14 1985-12-14 Expired JPH0245991Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19263385U JPH0245991Y2 (ja) 1985-12-14 1985-12-14

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JP19263385U JPH0245991Y2 (ja) 1985-12-14 1985-12-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62100692U JPS62100692U (ja) 1987-06-26
JPH0245991Y2 true JPH0245991Y2 (ja) 1990-12-05

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JPS62100692U (ja) 1987-06-26

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