JPH0244369B2 - Atsusakeisokusochi - Google Patents
AtsusakeisokusochiInfo
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- JPH0244369B2 JPH0244369B2 JP12066783A JP12066783A JPH0244369B2 JP H0244369 B2 JPH0244369 B2 JP H0244369B2 JP 12066783 A JP12066783 A JP 12066783A JP 12066783 A JP12066783 A JP 12066783A JP H0244369 B2 JPH0244369 B2 JP H0244369B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B7/00—Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques
- G01B7/02—Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring length, width or thickness
- G01B7/06—Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、建築物のコンクリートパネル等の間
に充填されるシーリング材等の厚さを計測するの
に用いられる厚さ計測装置に関する。
に充填されるシーリング材等の厚さを計測するの
に用いられる厚さ計測装置に関する。
建築物の施工において、レンガやコンクリート
ブロツク等を組積する場合、接合部分には、各ブ
ロツクの熱膨張・収縮あるいはそりによつて応力
が作用するので、この応力を軽減する為に目地が
形成される。また組積する部材の仕上り寸法誤差
を吸収する目的からも目地が形成される。
ブロツク等を組積する場合、接合部分には、各ブ
ロツクの熱膨張・収縮あるいはそりによつて応力
が作用するので、この応力を軽減する為に目地が
形成される。また組積する部材の仕上り寸法誤差
を吸収する目的からも目地が形成される。
この目地部分をシールするために、第1図に示
すように、コンクリート1の間の目地2に、発泡
材にてなる充填材3を充填することが行なわれ
る。充填材3は、表面側のシーリング材3aと基
材3bの2層で構成される。シーリング材3a
は、外観と強度上の問題から、密度の高い高価な
材料が用いられ、また、内側基材3bは、密度が
低い多孔性の材料が用いられる。
すように、コンクリート1の間の目地2に、発泡
材にてなる充填材3を充填することが行なわれ
る。充填材3は、表面側のシーリング材3aと基
材3bの2層で構成される。シーリング材3a
は、外観と強度上の問題から、密度の高い高価な
材料が用いられ、また、内側基材3bは、密度が
低い多孔性の材料が用いられる。
この種の充填材3は、シーリング材3aが一定
以上の厚さを必要とするが、この充填材3が目地
2に充填された後ではコンクリート1で囲まれて
しまうので、シーリング材3aの厚さを目視で計
ることはできない。
以上の厚さを必要とするが、この充填材3が目地
2に充填された後ではコンクリート1で囲まれて
しまうので、シーリング材3aの厚さを目視で計
ることはできない。
その為、従来では、超音波厚さ計等を使用して
シーリング材3aの厚さを計測することが試みら
れたが、シーリング材3aが粘性に富んでおり計
測できなかつた。この為、従来では、精度および
経済性が悪い破壊試験が、シーリング材3aの厚
さを計測する唯一の方法であつた。
シーリング材3aの厚さを計測することが試みら
れたが、シーリング材3aが粘性に富んでおり計
測できなかつた。この為、従来では、精度および
経済性が悪い破壊試験が、シーリング材3aの厚
さを計測する唯一の方法であつた。
本発明の目的は、従来の破壊試験によらなくて
も、目地に充填される部材のように、少なくとも
2つの材料を重ねて形成された部材の一方の材料
の厚さを正確かつ容易に計測できる厚さ計測装置
を提供することにある。
も、目地に充填される部材のように、少なくとも
2つの材料を重ねて形成された部材の一方の材料
の厚さを正確かつ容易に計測できる厚さ計測装置
を提供することにある。
〔発明の要点〕
本発明は、自己加熱機能を有する感熱素子を先
端に有する計測針と、この計測針を保持しかつ軸
方向へ移動させて上記部材に挿入しかつ復帰させ
る往復移動機構と、上記感熱素子の出力信号が変
化したことを検出する検出回路と、上記計測針の
部材への挿入長さを表示する表示手段とを備えこ
の表示手段、上記往復移動機構、および上記検出
回路とたとえばピストル形状の装置本体に収納す
るとともに上記部材の表面に圧接されるようにこ
の装置本体の外部に装着されたあて部材とを備え
あて部材を計測部材に押しあてて、計測針を計測
部材に挿入して、計測針の先端の感熱素子が2つ
の材料の境界を通過する時点で、各材料の熱伝導
率に依存する感熱素子の出力信号が変化するのを
検出して、その時の計測針の挿入長さを材料の厚
さとして表示して、材料を破断することなく材料
の厚さを正確かつ容易に計測できるようにしたも
のである。
端に有する計測針と、この計測針を保持しかつ軸
方向へ移動させて上記部材に挿入しかつ復帰させ
る往復移動機構と、上記感熱素子の出力信号が変
化したことを検出する検出回路と、上記計測針の
部材への挿入長さを表示する表示手段とを備えこ
の表示手段、上記往復移動機構、および上記検出
回路とたとえばピストル形状の装置本体に収納す
るとともに上記部材の表面に圧接されるようにこ
の装置本体の外部に装着されたあて部材とを備え
あて部材を計測部材に押しあてて、計測針を計測
部材に挿入して、計測針の先端の感熱素子が2つ
の材料の境界を通過する時点で、各材料の熱伝導
率に依存する感熱素子の出力信号が変化するのを
検出して、その時の計測針の挿入長さを材料の厚
さとして表示して、材料を破断することなく材料
の厚さを正確かつ容易に計測できるようにしたも
のである。
この発明においては、サーミスタのような自己
加熱性を有する温測素子を検知針に装着し、適宜
な速度で計測すべき部材に挿入する。たとえば前
述の充填材の場合、シーリング部材3aは密度が
高く熱伝導率が低いので、サーミスタの放熱は小
さく、したがつてサーミスタは高温になる。この
サーミスタが熱伝導率の高い基材3bに進入する
と、放熱が大となつて、サーミスタの温度は低下
する。
加熱性を有する温測素子を検知針に装着し、適宜
な速度で計測すべき部材に挿入する。たとえば前
述の充填材の場合、シーリング部材3aは密度が
高く熱伝導率が低いので、サーミスタの放熱は小
さく、したがつてサーミスタは高温になる。この
サーミスタが熱伝導率の高い基材3bに進入する
と、放熱が大となつて、サーミスタの温度は低下
する。
それ故、サーミスタの測温信号を検出して、そ
の出力が急に変化する時点が、シーリング材3a
と基材3bとの境界を通過した時点である。した
がつて、サーミスタの測温信号が急変した時点で
の検知針の充填材への挿入長さから、シーリング
材の厚さを知ることができる。
の出力が急に変化する時点が、シーリング材3a
と基材3bとの境界を通過した時点である。した
がつて、サーミスタの測温信号が急変した時点で
の検知針の充填材への挿入長さから、シーリング
材の厚さを知ることができる。
第2図において、概略ピストル形状の測定器本
体10内に固定されたシヤーシ11には軸受1
2,13を介してネジ棒14が、該ネジ棒の軸方
向に摺動可能に支持され、ネジ棒14の先端は測
定器本体10の前側に突出しており、この先端に
は詳細後述のチヤツク31を介して、注射針状の
検知針16が着脱自在に装着されている。
体10内に固定されたシヤーシ11には軸受1
2,13を介してネジ棒14が、該ネジ棒の軸方
向に摺動可能に支持され、ネジ棒14の先端は測
定器本体10の前側に突出しており、この先端に
は詳細後述のチヤツク31を介して、注射針状の
検知針16が着脱自在に装着されている。
軸受12と13との間には、ネジ棒14のネジ
山14aに対応するネジを内径に形成した回転ボ
ス17がこのネジ棒14に回転自在に嵌め込まれ
ている。
山14aに対応するネジを内径に形成した回転ボ
ス17がこのネジ棒14に回転自在に嵌め込まれ
ている。
一方ネジ棒14の後部にはピン19がネジ棒の
軸に対して垂直方向に固定され、このピン19は
軸受13を縦割にするようにかつ軸方向に延びる
ように形成されたスロツト20に、軸方向には可
動にかつネジ棒14の回転を阻止するように係合
している。
軸に対して垂直方向に固定され、このピン19は
軸受13を縦割にするようにかつ軸方向に延びる
ように形成されたスロツト20に、軸方向には可
動にかつネジ棒14の回転を阻止するように係合
している。
シヤーシ11には電動モータ21が固定され、
このモータ21の出力軸に装着されたピニオン2
2のギヤ22aは回転ボス17に形成されたギア
17aと係合している。
このモータ21の出力軸に装着されたピニオン2
2のギヤ22aは回転ボス17に形成されたギア
17aと係合している。
上記の構成により、モータ21が回転すると、
ピニオン22と係合している回転ボス17が回転
する。この回転ボス17の回転は、その内径に設
けたネジ17bを介して、ネジ棒14に伝達され
る。一方、ネジ棒14は、ピン19がスロツト2
0に嵌合されているので、回転ボス17の回転に
より、ネジ棒14は、第2図上左右方向に移動す
る。
ピニオン22と係合している回転ボス17が回転
する。この回転ボス17の回転は、その内径に設
けたネジ17bを介して、ネジ棒14に伝達され
る。一方、ネジ棒14は、ピン19がスロツト2
0に嵌合されているので、回転ボス17の回転に
より、ネジ棒14は、第2図上左右方向に移動す
る。
測定器本体10の前方、即ち検知針16側に
は、検知針16の進行方向に対して直角な方向に
延在する角棒状の当て板23が、支柱24を介し
て本体10に固定されている。
は、検知針16の進行方向に対して直角な方向に
延在する角棒状の当て板23が、支柱24を介し
て本体10に固定されている。
支柱24は当て板23にネジによつて固定され
るとともに、ボルトとナツトの形式でシヤーシ1
1に固定される。
るとともに、ボルトとナツトの形式でシヤーシ1
1に固定される。
検知針16は、当て板23に形成した孔23a
を貫通して移動できるように構成されている。
を貫通して移動できるように構成されている。
検知針16は、第5図と6図に詳細に示すよう
に、先端を斜切した比較的硬質の金属にてなるパ
イプ26にてなり先端にサーミスタ27を、上記
パイプ26に対して非接触となるように絶縁被覆
リード線28を含めて接着剤等により固定したも
のである。
に、先端を斜切した比較的硬質の金属にてなるパ
イプ26にてなり先端にサーミスタ27を、上記
パイプ26に対して非接触となるように絶縁被覆
リード線28を含めて接着剤等により固定したも
のである。
なお29aはサーミスタ27と絶縁被覆リード
線28を固定するための断熱材にてなるスペーサ
である。
線28を固定するための断熱材にてなるスペーサ
である。
なおサーミスタ27の近辺の放熱特性を改良す
るためにパイプ26に第7図に示すように孔29
bを形成してもよい。
るためにパイプ26に第7図に示すように孔29
bを形成してもよい。
第8図と第9図は検知針の取付構造を示してお
り、ネジ棒14の先端に固定したチヤツク本体3
1にはネジ32が形成されるとともに、リード線
通過用のみぞ33が形成されている。そして検知
針16の後端面16aをチヤツク本体31の前面
に押し当てて、サーミスタ27に接続されたリー
ド線34をみぞ33に嵌め込み、キヤツプ35を
検知針16の先端側からこの検知針16に被せ
て、キヤツプ35のネジ36をチヤツク本体31
のネジ32にねじ込むことにより、検知針16の
着脱自在にネジ棒14に固定することができる。
リード線34はチヤツク31の下部から外方へ引
き出される。そしてリード線34の先端のプラグ
37を測定器本体10に設けたジヤツク38に押
し込むことによりサーミスタ27を後述の検出回
路に接続することができる。
り、ネジ棒14の先端に固定したチヤツク本体3
1にはネジ32が形成されるとともに、リード線
通過用のみぞ33が形成されている。そして検知
針16の後端面16aをチヤツク本体31の前面
に押し当てて、サーミスタ27に接続されたリー
ド線34をみぞ33に嵌め込み、キヤツプ35を
検知針16の先端側からこの検知針16に被せ
て、キヤツプ35のネジ36をチヤツク本体31
のネジ32にねじ込むことにより、検知針16の
着脱自在にネジ棒14に固定することができる。
リード線34はチヤツク31の下部から外方へ引
き出される。そしてリード線34の先端のプラグ
37を測定器本体10に設けたジヤツク38に押
し込むことによりサーミスタ27を後述の検出回
路に接続することができる。
再び第2図において、40はネジ棒14、した
がつて検知針16の前進端を制限するリミツトス
イツチである。リミツトスイツチ40は、L字形
状の移動板41の側面に取り付けられ、移動板4
1は、測定器本体10の上面に固定された位置決
め板42と係合している。位置決め板42を移動
板41の一端に設置されたカツプ状のボール受け
43と移動板41の下面とに挾みながら、ネジ棒
14と同一方向へ移動可能に支持されている。ボ
ール受け43の内部には、スプリング44が挿入
されている。スプリング44の上部には、スチー
ルボール45が置かれており、スチールボール4
5は、スプリング44に力が作用していない時
に、ボール受け43の上面から半分だけ突出す
る。位置決め板42には、スチールボール45と
嵌合する移動板ロツク用の開孔46a,46b,
46cが、3箇所に形成されている。
がつて検知針16の前進端を制限するリミツトス
イツチである。リミツトスイツチ40は、L字形
状の移動板41の側面に取り付けられ、移動板4
1は、測定器本体10の上面に固定された位置決
め板42と係合している。位置決め板42を移動
板41の一端に設置されたカツプ状のボール受け
43と移動板41の下面とに挾みながら、ネジ棒
14と同一方向へ移動可能に支持されている。ボ
ール受け43の内部には、スプリング44が挿入
されている。スプリング44の上部には、スチー
ルボール45が置かれており、スチールボール4
5は、スプリング44に力が作用していない時
に、ボール受け43の上面から半分だけ突出す
る。位置決め板42には、スチールボール45と
嵌合する移動板ロツク用の開孔46a,46b,
46cが、3箇所に形成されている。
以上の構成により、移動板41を手動で移動さ
せると、開孔46a,46b,46cのいずれか
に嵌合していたスチールボール45が、位置決め
板42の下面に押されて、ボール受け43の内部
に押し込まれる。そして、別の開孔ガスチールボ
ール45の上方にくると、スプリング44の復帰
力によりスチールボール45が1つの開孔に嵌合
するので、移動板41は、その位置でロツクされ
る。
せると、開孔46a,46b,46cのいずれか
に嵌合していたスチールボール45が、位置決め
板42の下面に押されて、ボール受け43の内部
に押し込まれる。そして、別の開孔ガスチールボ
ール45の上方にくると、スプリング44の復帰
力によりスチールボール45が1つの開孔に嵌合
するので、移動板41は、その位置でロツクされ
る。
一方、リミツトスイツチ40のレバー40a
は、ネジ棒14が所定の位置まで左進したとき、
ピン19と係合してリミツトスイツチ40が作動
して後述の制御回路に信号が与えられ、モータ2
1の回転方向を切り換えて、ネジ棒14を図上右
方向へ引き戻す。
は、ネジ棒14が所定の位置まで左進したとき、
ピン19と係合してリミツトスイツチ40が作動
して後述の制御回路に信号が与えられ、モータ2
1の回転方向を切り換えて、ネジ棒14を図上右
方向へ引き戻す。
こうして、ネジ棒14が第2図上左方向へ移動
しすぎることがないので、検知針16が目地2へ
必要以上に挿入されて、その先端のサーミスタ2
7が破損することが防止される。また、検知針1
6が所定長さまで挿入されると自動的に復帰され
るので、計測時間が短縮される。検知針16の最
大挿入長さは、上述のように移動板41を移動さ
せて、レバー40aとピン19との当接位置を変
えることにより、調整することができる。
しすぎることがないので、検知針16が目地2へ
必要以上に挿入されて、その先端のサーミスタ2
7が破損することが防止される。また、検知針1
6が所定長さまで挿入されると自動的に復帰され
るので、計測時間が短縮される。検知針16の最
大挿入長さは、上述のように移動板41を移動さ
せて、レバー40aとピン19との当接位置を変
えることにより、調整することができる。
48は、検知針16のゼロ位置(スタート位
置)設定用のリミツトスイツチである。リミツト
スイツチ48のレバー48aは、ネジ棒14の終
端のピン19と係合するようになつている。この
係合位置は、検知針16の先端が、当て板23の
前面に合致する時点に、レバー48aがピン19
に押されて、リミツトスイツチ48の接点が切り
換わり、ネジ棒14の右進が停止して検知針16
のゼロ位置が設定される。なお、このゼロ位置設
定には、圧電スイツチや光電スイツチ等の他の手
段を用いてもよい。
置)設定用のリミツトスイツチである。リミツト
スイツチ48のレバー48aは、ネジ棒14の終
端のピン19と係合するようになつている。この
係合位置は、検知針16の先端が、当て板23の
前面に合致する時点に、レバー48aがピン19
に押されて、リミツトスイツチ48の接点が切り
換わり、ネジ棒14の右進が停止して検知針16
のゼロ位置が設定される。なお、このゼロ位置設
定には、圧電スイツチや光電スイツチ等の他の手
段を用いてもよい。
このようにして、サーミスタ27が小型である
にもかかわらず、そのゼロ位置がばらつきなく設
定され、測定誤差を小さくできる。
にもかかわらず、そのゼロ位置がばらつきなく設
定され、測定誤差を小さくできる。
50は操作レバー、51は操作レバー50を引
き金のようにして引くことにより動作するマイク
ロスイツチである。マイクロスイツチ51が動作
するとモータ21が起動してネジ棒14が左行し
始める。
き金のようにして引くことにより動作するマイク
ロスイツチである。マイクロスイツチ51が動作
するとモータ21が起動してネジ棒14が左行し
始める。
52はモータ21の回転量をデイジタルデータ
として出力するエンコーダ、53は測定器本体1
0の後面に目視できるように設けた数字表示器で
あり、この数字表示器53はネジ棒14の左方向
への移動量を示す。54は電源スイツチ、55は
詳細後述の電気回路が配線された基板である。
として出力するエンコーダ、53は測定器本体1
0の後面に目視できるように設けた数字表示器で
あり、この数字表示器53はネジ棒14の左方向
への移動量を示す。54は電源スイツチ、55は
詳細後述の電気回路が配線された基板である。
第10図は制御回路を示す。
第10図において、検知針16の先端に位置す
るサーミスタ27は、リード線34を介して、比
較検知回路60へ接続されている。そして、比較
検知回路60では、サーミスタ27の急激な温度
変化が、その抵抗変化より検出される。61は、
モータ21に接続され、モータ21を制御するモ
ータ制御回路である。モータ21のエンコーダ5
2は、分周器62へ接続されている。そして、エ
ンコーダ52は、モータ21の回転数に比例した
周波数f0を有する信号を、分周器62へ送出す
る。
るサーミスタ27は、リード線34を介して、比
較検知回路60へ接続されている。そして、比較
検知回路60では、サーミスタ27の急激な温度
変化が、その抵抗変化より検出される。61は、
モータ21に接続され、モータ21を制御するモ
ータ制御回路である。モータ21のエンコーダ5
2は、分周器62へ接続されている。そして、エ
ンコーダ52は、モータ21の回転数に比例した
周波数f0を有する信号を、分周器62へ送出す
る。
分周器62は、比較検知回路60と数値表示回
63とへ接続されている。そして、分周器62で
は、エンコーダの周波数f0が適宜に分周され、こ
の分周された周波数f1にて、比較タイミングパル
スが、比較検知回路60へ送出される。また、数
値表示回路63には、異なる分周周波数f2にて、
歩進パルスが分周器62より入力される。そし
て、数値表示回路63は、歩進パルスを入力され
る毎に、表示器53の表示を最小単位、たとえば
0.1mmだけ歩進させる。
63とへ接続されている。そして、分周器62で
は、エンコーダの周波数f0が適宜に分周され、こ
の分周された周波数f1にて、比較タイミングパル
スが、比較検知回路60へ送出される。また、数
値表示回路63には、異なる分周周波数f2にて、
歩進パルスが分周器62より入力される。そし
て、数値表示回路63は、歩進パルスを入力され
る毎に、表示器53の表示を最小単位、たとえば
0.1mmだけ歩進させる。
第2図において、モータ21とピニオン22と
を連結する低速ギヤ機構90は、モータ21の回
転を減速して回転ボス17へ伝達する。その場合
に、低速ギヤ機構90は、実際に、検知針16が
たとえば0.1mmだけ挿入される毎に歩進パルスが
1個分周器62より出力されるように構成されて
いる。
を連結する低速ギヤ機構90は、モータ21の回
転を減速して回転ボス17へ伝達する。その場合
に、低速ギヤ機構90は、実際に、検知針16が
たとえば0.1mmだけ挿入される毎に歩進パルスが
1個分周器62より出力されるように構成されて
いる。
比較検知回路60は、数値表示回路63とモー
タ制御回路61とへ接続されている。そして、比
較検知回路60がサーミスタ27の温度の急変を
検知すると、数値表示回路63は、表示器53の
歩進を停止して、その時の検知針16の充填材3
への挿入長さを表示する。また、その時、モータ
制御回路61は、モータ21を高速で逆回転させ
て、検知針16を高速で復帰させる。
タ制御回路61とへ接続されている。そして、比
較検知回路60がサーミスタ27の温度の急変を
検知すると、数値表示回路63は、表示器53の
歩進を停止して、その時の検知針16の充填材3
への挿入長さを表示する。また、その時、モータ
制御回路61は、モータ21を高速で逆回転させ
て、検知針16を高速で復帰させる。
挿入長さ制限用リミツトスイツチ40と始動用
マイクロスイツチ51とは、モータ制御回路61
に接続されている。そして、始動用のレバー50
が操作されてマイクロスイツチ51がオンされる
と、モータ21は、モータ制御回路61によつて
低速にて順回転を開始し、ネジ棒14と検知針1
6を低速で前進(第2図上左方向)させる。リミ
ツトスイツチ40がオンとなるとモータ21を高
速の逆回転へ切り換えて、ネジ棒14を高速にて
復帰させる。
マイクロスイツチ51とは、モータ制御回路61
に接続されている。そして、始動用のレバー50
が操作されてマイクロスイツチ51がオンされる
と、モータ21は、モータ制御回路61によつて
低速にて順回転を開始し、ネジ棒14と検知針1
6を低速で前進(第2図上左方向)させる。リミ
ツトスイツチ40がオンとなるとモータ21を高
速の逆回転へ切り換えて、ネジ棒14を高速にて
復帰させる。
ゼロ位置設定用のリミツトスイツチ48は、モ
ータ制御回路61と数値表示回路63とへ接続さ
れている。そして、ネジ棒14の復帰時に、検知
針16の先端が当て板23の前面に達して、リミ
ツトスイツチ48がオンされると、数値表示回路
63は、表示器53の表示をゼロにリセツトする
とともに、モータを停止させる。
ータ制御回路61と数値表示回路63とへ接続さ
れている。そして、ネジ棒14の復帰時に、検知
針16の先端が当て板23の前面に達して、リミ
ツトスイツチ48がオンされると、数値表示回路
63は、表示器53の表示をゼロにリセツトする
とともに、モータを停止させる。
第11図は比較検知回路60の詳細な一例を示
す。比較検知回路60において、サーミスタ27
は、抵抗R1,R2,R3とともにブリツジを形
成する。抵抗R1とサーミスタ27との接続点A
は、演算増幅器op1の反転入力端子に接続され
るとともに、抵抗R2と抵抗R3の中継点Bは、演
算増幅器op1の非反転入力端子に接続される。
そして、サーミスタ27の抵抗Rsの変化が、演
算増幅器op1において、接続点Aの電位VAと接
続点Bの電位VBとの間の電位差VB−VAとして検
出され、電位差VB−VAが、演算増幅器op1から
出力される。
す。比較検知回路60において、サーミスタ27
は、抵抗R1,R2,R3とともにブリツジを形
成する。抵抗R1とサーミスタ27との接続点A
は、演算増幅器op1の反転入力端子に接続され
るとともに、抵抗R2と抵抗R3の中継点Bは、演
算増幅器op1の非反転入力端子に接続される。
そして、サーミスタ27の抵抗Rsの変化が、演
算増幅器op1において、接続点Aの電位VAと接
続点Bの電位VBとの間の電位差VB−VAとして検
出され、電位差VB−VAが、演算増幅器op1から
出力される。
SHは、入力端子が演算増幅器op1の出力端子
に接続されたサンプルホールド回路であり、サン
プルホールド回路SHは、分周器62から入力さ
れたタイミングパルスにしたがつて一定時間毎
に、入力端子に印加されている電圧VB−VAをサ
ンプルして、次のサンプル時点まで、サンプルし
た電圧をその出力端子に保持する。
に接続されたサンプルホールド回路であり、サン
プルホールド回路SHは、分周器62から入力さ
れたタイミングパルスにしたがつて一定時間毎
に、入力端子に印加されている電圧VB−VAをサ
ンプルして、次のサンプル時点まで、サンプルし
た電圧をその出力端子に保持する。
サンプルホールド回路SHの出力端子は、演算
増幅器op2の反転入力端子に接続されるととも
に、演算増幅器op2の非反転入力端子には、演
算増幅器op1の出力端子が接続される。そして、
演算増幅器op2では、電圧VB−VAとそのサンプ
ルリング電圧とが比較されて、電圧VB−VAの変
化率が検出される。演算増幅器op2の出力端子
は、モータ制御回路61と数値表示回路63とへ
接続されている。
増幅器op2の反転入力端子に接続されるととも
に、演算増幅器op2の非反転入力端子には、演
算増幅器op1の出力端子が接続される。そして、
演算増幅器op2では、電圧VB−VAとそのサンプ
ルリング電圧とが比較されて、電圧VB−VAの変
化率が検出される。演算増幅器op2の出力端子
は、モータ制御回路61と数値表示回路63とへ
接続されている。
以上の回路構成において、検知針16が充填材
3に挿入されていない時、第11図のブリツジの
端子Cに所定電圧Vcが印加され、サーミスタ2
7が自己発熱を開始しても、この熱はすべて空気
中に放熱される。その結果、サーミスタ27の温
度が変化しないので、その抵抗Rsは一定であり、
第12図に示すように、演算増幅器op1の出力
電圧VB−VAは一定となる。
3に挿入されていない時、第11図のブリツジの
端子Cに所定電圧Vcが印加され、サーミスタ2
7が自己発熱を開始しても、この熱はすべて空気
中に放熱される。その結果、サーミスタ27の温
度が変化しないので、その抵抗Rsは一定であり、
第12図に示すように、演算増幅器op1の出力
電圧VB−VAは一定となる。
次に、電源スイツチ54がオンされると、表示
器53が適宜な数値を表示して、表示管が正常で
あることを計測者に報知する。すると、計測者
は、充填材3のシーリング材3a表面に当て板2
3の前面を当接させた状態にて測定装置本体10
を手で保持する。そして、操作レバー50が引か
れると、マイクロスイツチ51がオンとされて、
表示器53は「000」を表示する一方、モータ制
御回路61がモータ21を低速で正回転させる。
モータ21の回転が回転ボス17に伝達されて、
ネジ棒14と検知針16が、第2図上左方向へ1
mm/秒程の低速にて移動する。検知針16の先端
が、シーリング材3aに挿入される。そして、検
知針16の先端がある単位長さ、たとえば0.1mm
だけ移動する毎に、分周器62が数値表示回路6
3へ歩進パルスを送出する。そして、数値表示回
路63が、この歩進パルスにしたがつて、表示器
53の表示をゼロからたとえば0.1mmずつ歩進さ
せて、検知針16の前進距離を表示する。
器53が適宜な数値を表示して、表示管が正常で
あることを計測者に報知する。すると、計測者
は、充填材3のシーリング材3a表面に当て板2
3の前面を当接させた状態にて測定装置本体10
を手で保持する。そして、操作レバー50が引か
れると、マイクロスイツチ51がオンとされて、
表示器53は「000」を表示する一方、モータ制
御回路61がモータ21を低速で正回転させる。
モータ21の回転が回転ボス17に伝達されて、
ネジ棒14と検知針16が、第2図上左方向へ1
mm/秒程の低速にて移動する。検知針16の先端
が、シーリング材3aに挿入される。そして、検
知針16の先端がある単位長さ、たとえば0.1mm
だけ移動する毎に、分周器62が数値表示回路6
3へ歩進パルスを送出する。そして、数値表示回
路63が、この歩進パルスにしたがつて、表示器
53の表示をゼロからたとえば0.1mmずつ歩進さ
せて、検知針16の前進距離を表示する。
こうして、検知針16がシーリング材3aに挿
入されると、シーリング材3aの熱伝導率は低い
ので、放熱量が少なく、サーミスタ27の温度が
自己発熱により上昇し、その抵抗Rsが減少する。
その結果、A点の電位VAが低下し、演算増幅器
op1の出力電圧VB−VAが増大する。
入されると、シーリング材3aの熱伝導率は低い
ので、放熱量が少なく、サーミスタ27の温度が
自己発熱により上昇し、その抵抗Rsが減少する。
その結果、A点の電位VAが低下し、演算増幅器
op1の出力電圧VB−VAが増大する。
一方、分周器62は、サンプルホールド回路
SHへタイミングパルスを送出する。そして、サ
ンプルホールド回路SHの出力は、タイミングパ
ルスが立上るまでは、演算増幅器op1の出力の
前のサンプル電圧を保持し、タイミングパルスが
立上ると、その時点の演算増幅器op1の出力電
圧がサンプルされて、その電圧が保持される。
SHへタイミングパルスを送出する。そして、サ
ンプルホールド回路SHの出力は、タイミングパ
ルスが立上るまでは、演算増幅器op1の出力の
前のサンプル電圧を保持し、タイミングパルスが
立上ると、その時点の演算増幅器op1の出力電
圧がサンプルされて、その電圧が保持される。
したがつて、サーミスタ27がシーリング材3
a中にある時は、第12図に示すように、サンプ
ルホールド回路SHの出力は、常に演算増幅器op
1の出力以下となる。その結果、増幅器op1の
出力からサンプルホールド回路SHの出力を減算
する演算増幅器op2の出力は、正となる。
a中にある時は、第12図に示すように、サンプ
ルホールド回路SHの出力は、常に演算増幅器op
1の出力以下となる。その結果、増幅器op1の
出力からサンプルホールド回路SHの出力を減算
する演算増幅器op2の出力は、正となる。
次に、検知針16の先端が基材3bに達して、
基材3b中に進入すると、その熱伝導率はシーリ
ング材3aよりも高く、サーミスタ27の放熱量
が多くなるので、サーミスタ27の温度が低下す
る。その結果、サーミスタ27の抵抗Rsが増大
して、電位VAが上昇するので増幅器op1の出力
電圧VB−VAが減少する。
基材3b中に進入すると、その熱伝導率はシーリ
ング材3aよりも高く、サーミスタ27の放熱量
が多くなるので、サーミスタ27の温度が低下す
る。その結果、サーミスタ27の抵抗Rsが増大
して、電位VAが上昇するので増幅器op1の出力
電圧VB−VAが減少する。
したがつて、サーミスタ27が基材3b中にあ
る時は、サンプルホールド回路SHの出力は、常
に増幅器op1の出力以上となり、増幅器op2の
出力が負となる。比較検知回路60の出力電圧が
正から負で変化すると、数値表示回路63は表示
器53の歩進を停止して、その時点の表示値を保
持する。この表示値を読みとることにより、シー
リング材3aの計測厚さを知ることができる。
る時は、サンプルホールド回路SHの出力は、常
に増幅器op1の出力以上となり、増幅器op2の
出力が負となる。比較検知回路60の出力電圧が
正から負で変化すると、数値表示回路63は表示
器53の歩進を停止して、その時点の表示値を保
持する。この表示値を読みとることにより、シー
リング材3aの計測厚さを知ることができる。
また、その時点以降は検知針16を挿入する必
要がないので、モータ制御回路61は、比較検知
回路60からの信号によりモータ21を、若干順
回転させたのち、高速にて逆回転させる。そし
て、ネジ棒14が、迅速に第2図上右方向へ移動
して、ゼロ位置まで復帰すると、再びリミツトス
イツチ48がオンされる。すると、モータ制御回
路61は、モータ21を若干逆回転させたのち停
止させて、計測が終了する。
要がないので、モータ制御回路61は、比較検知
回路60からの信号によりモータ21を、若干順
回転させたのち、高速にて逆回転させる。そし
て、ネジ棒14が、迅速に第2図上右方向へ移動
して、ゼロ位置まで復帰すると、再びリミツトス
イツチ48がオンされる。すると、モータ制御回
路61は、モータ21を若干逆回転させたのち停
止させて、計測が終了する。
なお、上述の計測において、サーミスタ27が
損傷して、比較検知回路60の出力電圧がいつま
でも立ち下がらない時には、検知針16が、前述
したように、所定の制限長さまで挿入されると、
リミツトスイツチ40がピン19によつてオンさ
れて、モータ21が逆回転して、ネジ棒14と検
知針16は右方へ復帰する。この挿入制限長さ
は、移動板41の位置を調整することによつて、
シーリング材3aの厚さより大きく設定される。
損傷して、比較検知回路60の出力電圧がいつま
でも立ち下がらない時には、検知針16が、前述
したように、所定の制限長さまで挿入されると、
リミツトスイツチ40がピン19によつてオンさ
れて、モータ21が逆回転して、ネジ棒14と検
知針16は右方へ復帰する。この挿入制限長さ
は、移動板41の位置を調整することによつて、
シーリング材3aの厚さより大きく設定される。
なお、検知針16に、第8図に示すように目盛
70を表示しておくことによつて、目測により検
知針の挿入長さを知ることができる。
70を表示しておくことによつて、目測により検
知針の挿入長さを知ることができる。
また、当て板23をシーリング材3aの表面に
押圧することによつて、検知針16をシーリング
材3aに押込む際に、シーリング材3aが不要に
凹むのを防ぎ、検知針16の挿入を容易にする。
押圧することによつて、検知針16をシーリング
材3aに押込む際に、シーリング材3aが不要に
凹むのを防ぎ、検知針16の挿入を容易にする。
また、充填材3の設置方向等によつて、検知針
16を挿入した跡に、地面に対して水平な残存孔
が形成される。すると、雨水等が、この残存孔に
侵入して、残留する。そのため、部材が腐蝕され
やすくなる恐れがある。このような部材に対して
は、第13図に示すような装置を用いればよい。
16を挿入した跡に、地面に対して水平な残存孔
が形成される。すると、雨水等が、この残存孔に
侵入して、残留する。そのため、部材が腐蝕され
やすくなる恐れがある。このような部材に対して
は、第13図に示すような装置を用いればよい。
第13図において、当て板23は、検知針16
の挿入方向に対して傾けて、支柱24を介して本
体10に固定されている。この構成により、当て
板23を充填材3の表面に当てると、検知針16
は、水平面から傾いて充填材3に挿入される。し
たがつて、挿入した孔は、地面に対して斜め上方
向へ傾く。そのため、雨水がこの孔を溜ることな
く流れ落ちるので、部材の品質が保たれる。な
お、検知針16は、充填材3の表面に対して傾い
て挿入される。それ故、シーリング材3aの厚さ
を知るために、検知針16の挿入長さは、充填材
3の表面に垂直な方向へ斜影した長さに電気的に
換算され、この垂直方向の挿入長さが、表示器5
3によつて表示される。
の挿入方向に対して傾けて、支柱24を介して本
体10に固定されている。この構成により、当て
板23を充填材3の表面に当てると、検知針16
は、水平面から傾いて充填材3に挿入される。し
たがつて、挿入した孔は、地面に対して斜め上方
向へ傾く。そのため、雨水がこの孔を溜ることな
く流れ落ちるので、部材の品質が保たれる。な
お、検知針16は、充填材3の表面に対して傾い
て挿入される。それ故、シーリング材3aの厚さ
を知るために、検知針16の挿入長さは、充填材
3の表面に垂直な方向へ斜影した長さに電気的に
換算され、この垂直方向の挿入長さが、表示器5
3によつて表示される。
なお、本発明は、上述したような目地2に充填
されたシーリング材3aの厚み計測だけでなく、
熱伝導率が異なる複数の材料を重ねて形成された
部材の各材料の厚みを計測するのに広く用いるこ
とができる。
されたシーリング材3aの厚み計測だけでなく、
熱伝導率が異なる複数の材料を重ねて形成された
部材の各材料の厚みを計測するのに広く用いるこ
とができる。
以上に詳述したように、本発明によれば、感熱
素子を先端に有する検知針を往復移動機構に装着
して、当て部材を計測部材に圧接して、検知針を
その軸方向へ計測部材に挿入して、計測部材の各
材質の熱伝導度に依存する感熱素子の出力信号が
急変したことを検出することにより、計測すべき
材質の厚さを測定するようにしたので、施工済み
のシーリング材やコンクリート等を破壊すること
なく、目地に充填された充填材のシーリング材の
厚みを正確かつ容易に計測できる厚さ計測装置を
提供することができる。
素子を先端に有する検知針を往復移動機構に装着
して、当て部材を計測部材に圧接して、検知針を
その軸方向へ計測部材に挿入して、計測部材の各
材質の熱伝導度に依存する感熱素子の出力信号が
急変したことを検出することにより、計測すべき
材質の厚さを測定するようにしたので、施工済み
のシーリング材やコンクリート等を破壊すること
なく、目地に充填された充填材のシーリング材の
厚みを正確かつ容易に計測できる厚さ計測装置を
提供することができる。
第1図はコンクリートブロツクの接合部に設け
られた目地を示す断面図、第2図は本発明の一実
施例による計測装置本体を示す断面図、第3図は
第2図の背面図、第4図は第2図をAA破断線で
破断した断面図、第5図は同実施例に用いられる
検知針の一例を示す断面図、第6図は第5図の側
面図、第7図は検知針の他の例を示す側面図、第
8図は検知針とネジ棒との連結関係を示す分解
図、第9図は第8図のチヤツク本体の正面図、第
10図は本発明に用いられる電気回路の一実施例
を示すブロツク図、第11図は第10図の比較検
知回路の一例を示す回路図、第12図は演算増幅
器op1,op2およびサンプルホールド回路SHの
出力を示す線図、第13図は本発明の他の実施例
を示す断面図である。 27……サーミスタ、16……検知針、14…
…ねじ棒、20……スロツト、17……回転ボ
ス、60……比較検知回路、53……表示器、1
0……装置本体、23……当て板。
られた目地を示す断面図、第2図は本発明の一実
施例による計測装置本体を示す断面図、第3図は
第2図の背面図、第4図は第2図をAA破断線で
破断した断面図、第5図は同実施例に用いられる
検知針の一例を示す断面図、第6図は第5図の側
面図、第7図は検知針の他の例を示す側面図、第
8図は検知針とネジ棒との連結関係を示す分解
図、第9図は第8図のチヤツク本体の正面図、第
10図は本発明に用いられる電気回路の一実施例
を示すブロツク図、第11図は第10図の比較検
知回路の一例を示す回路図、第12図は演算増幅
器op1,op2およびサンプルホールド回路SHの
出力を示す線図、第13図は本発明の他の実施例
を示す断面図である。 27……サーミスタ、16……検知針、14…
…ねじ棒、20……スロツト、17……回転ボ
ス、60……比較検知回路、53……表示器、1
0……装置本体、23……当て板。
Claims (1)
- 1 熱伝導度が異なる少なくとも2つの材料を重
ねて形成された部材の一方の材料の厚さを計測す
る厚さ計測装置であつて、自己加熱機能を有する
感熱素子を先端に有する計測針と、この計測針を
保持しかつ軸方向へ移動させる往復移動機構と、
上記感熱素子の出力信号が変化したことを検出す
る検出回路と、上記計測針の部材への挿入長さを
表示する表示手段と、この表示手段、上記往復移
動機構、および上記検出回路を内蔵する装置本体
と、装置本体に装着され、測定時に計測すべき部
材の表面に当接される平面を有しかつ計測針が出
入自在に通る孔を有する当て部材とを備えたこと
を特徴とする厚さ計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12066783A JPH0244369B2 (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | Atsusakeisokusochi |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12066783A JPH0244369B2 (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | Atsusakeisokusochi |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6013209A JPS6013209A (ja) | 1985-01-23 |
JPH0244369B2 true JPH0244369B2 (ja) | 1990-10-03 |
Family
ID=14791927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12066783A Expired - Lifetime JPH0244369B2 (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | Atsusakeisokusochi |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0244369B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0533557U (ja) * | 1991-10-08 | 1993-04-30 | 株式会社ケンウツド | 割り取り基板の接続構造 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005308586A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-04 | Masaru Corp | シーリング材の厚さ測定方法及び該測定方法に使用する環状切断片並びにシーリング材の修復方法 |
EP2863172B1 (de) * | 2013-10-17 | 2018-05-09 | SMP Deutschland GmbH | Vorrichtung und Verfahren zur zerstörungsfreien Messung der Schichtdicke eines Kunststoffschaums |
CN107990819B (zh) * | 2017-11-22 | 2019-09-06 | 仪征市四方建设工程检测有限公司 | 一种多角度膜厚检测装置 |
-
1983
- 1983-07-01 JP JP12066783A patent/JPH0244369B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0533557U (ja) * | 1991-10-08 | 1993-04-30 | 株式会社ケンウツド | 割り取り基板の接続構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6013209A (ja) | 1985-01-23 |
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