JPH0244180A - 穀物乾燥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、穀物を熱風の通風によって乾燥する装置であ
って、乾燥室内に、その一側面から他側面にわたる熱風
胴と排風胴を交互に配設し、熱風胴と排風胴との間に穀
物の流下路を形成してなる穀物乾燥装置に関Ｖるらので
ある。

従来の技術 従来、この種の穀物乾燥装置は、特公昭６０−５９５０
６号公報および実開昭６３−５７４９３号公報に記載さ
れているらのが知られている。

発明が解決しようとする課題 ところで、ｈ記従来の穀物乾燥装置のうち、前者のもの
では、乾燥装置本体の一側に熱風発生装置を設け、その
他側に吸引排風装置を設けているので、乾燥装置本体の
両側にそれらの装置が大きく張り出し、装置全体が大型
になって広い設置場所を必要とする欠点がある。

そこで、従来の後前のものでは、このような問照点を解
消するため、熱風発生装置と吸引排風装置を乾燥装置本
体の一側に設けているが、乾燥装置本体の排風胴は他側
にあって乾燥装置本体を貫通する排風ダクトによって一
側の排風装置と接続しているので、反面、構造が甚だ大
掛かりになるばかりでなく、乾燥装置本体の有効容量が
、貫通する排風ダクトのために小さくなることが避けら
れず、予期したほどの問題解決に至っていないのが実状
である。

本発明は、このような従来の実状に鑑み、乾燥室の一側
に熱風発生装置と吸引排風装置をともに設け、上記乾燥
室の一側には各熱風胴と熱風発生装置とを連通する熱風
ダクトと、６排風胴と吸引排風装置とを連通ずる排風ダ
クトとを重合状態に形成するという、発想の大転換を図
った構成としたことによって、熱風発生装置と吸引排風
装置を設けた側の乾燥室の他側面には排風のための構造
体を何も設ける必要がなく、しかも、乾燥室の−・側で
はその上下の空間を有効に利用して全体幅の縮減を図り
、さらに、乾燥室内にも排風ダクトを貫通させる必要も
全くないところから、その全体容量の有効利用を図るこ
とができ、構造の簡素化と大幅な小型化を実現すること
ができる穀物乾燥装置を提供することを目的とするもの
である。

課麗を解決するための手段 本発明は、次のように構成したことによって、その目的
を達成するものである。

すなわち、その構成は、乾燥室内に、その一側面から他
側面にわたる熱風胴と排風胴を交互に配設し、熱風胴と
排風胴との間に穀物の流下路を形成してなる穀物乾燥装
置において、乾燥室の一側に熱風発生装置と吸引排風装
置をともに設け、上記乾燥室の一側には各熱風胴と熱風
発生装置とを連通ずる熱風ダクトと、各排風胴と吸引排
風装置とを連通ずる排風ダクトとを重合状態に形成して
なることを特徴とする穀物乾燥装置であり、さらに、こ
の乾燥装置において、乾燥室の熱風胴と排風胴とを、穀
物の流下方向に対して交互に配設してなることを特徴と
するものである。

作　　　　　　　　　用 本発明に係る乾燥装置は、面記のように構成されている
ので、吸引排風装置による吸引作用により、熱風発生装
置で生じた熱風は、熱風ダクトを経て乾燥室内の各熱風
胴に流入し、熱風胴から穀物流下路を通過して各排風胴
から排風ダクトを通り、吸引排風装置から機外に排出さ
れる。そして、乾燥室内では、熱風胴から穀物流下路を
通過して排風胴に抜ける熱風によって、穀物流下路を流
下中の穀物が通風乾燥される。

乾燥室の熱風胴と排風胴とを、穀物の流下方向に対して
交互に配設したものにあっては、穀物流下路を流下中の
穀物に対しては、熱風胴側と排風胴側が交互に入れ替わ
るので、交互通風が行われ、乾燥ムラが生ぜず、胴割れ
も生じない。

実　　　　施　　　　例 本発明の一実施例を図面について説明する。

図面において、１は乾燥室であって、乾燥室１内には、
上下複数段に、乾燥室１の一側面から他側面にわたって
熱風胴２と排風胴３が各段ごと交ｒｆに、かつ上下段交
互に配設され、熱風胴２と排風胴３との間には穀物流下
路４が形成されている。

５は下部の穀物取出部、６は上部の穀物供給部であって
、それらの間は昇降機（図示せず）によって連絡されて
いて、乾燥室ｌに穀物の循環が行われるようになってい
る。７は穀物繰出ロールである。上記各熱風胴２は乾燥
室ｌの一側面に開口しており、乾燥室ｌの一側面には、
その外側に各熱風胴に連通ずる熱風ダクト８が形成され
ている。

また、この熱風ダクト８の外側には排風ダクト９が重合
状態に形成されており、前記各排風胴３は熱風ダクト８
を貫通延長して排風ダクト９に連通している。１０は熱
風発生装置であって、この熱風発生装置１０は火炉１１
にバーナ１２を備えたもので、火炉１１は接続ダクト１
３によって熱風ダクト８に接続されている。また、１４
は吸引排風装置であって、この吸引排風装置１４は接続
ダクト１５によって排風ダクト９に接続されている。１
６は排風口である。

１７は防火壁である。

以上のように構成された穀物乾燥装置おいては、吸引排
風装置１４による吸引風は、熱風発生装置１０、接続ダ
クト１３、熱風ダクト８、各熱風胴２、穀物流下路４、
各排風胴３、排風ダクト９、接続ダク１４を経て流通し
、吸引排風装置１４の排風口１６から外部に排出される
。そして、この通風作用によって熱風発生装置１０で熱
風が発生し、穀物流下路４を流下する穀物に熱風が通風
され、乾燥が行われる。乾燥室ｌ内の各熱風胴２および
各排風胴３は各段ごと交互に、かつ上下段交互に配設さ
れているので、穀物流下路４を流下中の穀物に対しては
、熱風胴２側と排風胴３側が交互に入れ替わり、流ｒの
過程で交互通風が行われる。このため、穀物には乾燥ム
ラが生ぜず、胴割れも生じない。

ところで、熱風発生装置１０および排風装置１４はとら
に乾燥室Ｉの一側に設けられており、しかも、乾燥室２
の各熱風胴２に熱風を流入させ、かつ穀物流下路４を通
過して各排風胴３から排出させる熱風ダクト８および排
風ダクト９は乾燥室ｌの一側に重合状態に形成されてい
るので、熱風発生装置１０と吸引排風装置１４を設けた
側の乾燥室１の他側面には排風のための構造体を何も設
ける必要がなく、しから、乾燥ｍ＋の一側ではその上下
の空間を（１゛効に利用して全体幅の縮減を図り、さら
に、乾燥室内にも排風ダクトを貫通させる必要も全くな
いところから、その全偉容Ｔの有効利用を図ることがで
き、構造の簡素化と大幅な小型化を実現できる。

発明の効果 本発明は、乾燥室内に、その一側面から他側面にわたる
熱風胴と排風胴を交互に配設し、熱風胴と排風胴との間
に穀物の流下路を形成してなる穀物乾燥装置において、
乾燥室の一側に熱風発生装置と吸引排風装置をとらに設
け、上記乾燥室の一側には各熱風胴と熱風発生装置とを
連通ずる熱風ダクトと、各排風胴と吸引排風装置とを連
通ずる排風ダクトとを重合状態に形成してなるしのであ
るから、熱風発生装置と吸引排風装置を設けた側の乾燥
室の他側面には排風のための構造体を何も設ける必要が
なく、しかも、乾燥室の一側ではその上下の空間を有効
に利用して全体幅の縮減を図り、さらに、乾燥室内にも
排風ダクトを貫通させる必要も全くないところから、そ
の全体容量の有効利用を図ることができ、構造の簡素化
と大幅な小型化を図ることができる。

また、乾燥室の熱風胴と排風胴とを、穀物の流Ｆ方向に
対して交互に配設したものにあっては、穀物流下路を流
下中の穀物に対して、熱風胴側と排風胴側を交互に入れ
替えて、交互通風を行わせることができ、もって、乾燥
ムラや胴割れを生じさせることなく、特に良好な乾燥を
行うことができる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は乾燥装置全体
の側面図、第２図は同上斜視図、第３図は乾燥室の縦断
正面図である。 ｌ・・・乾燥室、２・・・熱風胴、３・・・排風胴、４
・・・穀物流下路、５・・・穀物取出部、６・・・穀物
供給部、７・・・穀物繰出ロール、８・・・熱風ダクト
、９・・・排風ダクト、ｌＯ・・・熱風発生装置、１１
・・・火炉、１２・・・バーナ、１３・・接続ダクト、
１４・・・排風装置、１５・・・接続ダクト、Ｉ６・・
・排風口、１７・・・防火壁

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）乾燥室内に、その一側面から他側面にわたる熱風
   胴と排風胴を交互に配設し、熱風胴と排風胴との間に穀
   物の流下路を形成してなる穀物乾燥装置において、乾燥
   室の一側に熱風発生装置と吸引排風装置をともに設け、
   上記乾燥室の一側には各熱風胴と熱風発生装置とを連通
   する熱風ダクトと、各排風胴と吸引排風装置とを連通す
   る排風ダクトとを重合状態に形成してなることを特徴と
   する穀物乾燥装置。
2. （２）乾燥室の熱風胴と排風胴とを、穀物の流下方向に
   対して交互に配設してなることを特徴とする請求項（１
   ）記載の穀物乾燥装置。