JPH0243920Y2 - - Google Patents

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JPH0243920Y2
JPH0243920Y2 JP20030187U JP20030187U JPH0243920Y2 JP H0243920 Y2 JPH0243920 Y2 JP H0243920Y2 JP 20030187 U JP20030187 U JP 20030187U JP 20030187 U JP20030187 U JP 20030187U JP H0243920 Y2 JPH0243920 Y2 JP H0243920Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として屋内壁面に接着施工して使用
される壁紙に関するものである。
〔従来の技術〕
裏打紙の表面に塗工した接着剤の塗工面に、顆
粒乃至鱗片状装飾材料(以下、骨材とも言う。)
を厚く散布積層し、接着剤の塗工面に密着しない
積層表面の未接着の骨材をふるい落として、全面
均一に骨材を接着した壁紙は聚落壁紙として公知
である(特公昭62−40467、特公昭60−12859、実
公昭59−19755、実公昭59−4077、実公昭57−
40224)。
又、裏打紙の表面に塗工した接着剤の塗工面に
多数条の糸条を配列して重ね合わせて接着し、そ
れらの糸条による縦縞模様を形成した壁紙は経張
聚落として公知である(実公昭59−19757)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
聚落壁紙では、骨材の混合斑、或は、裏打紙へ
の積層後に行われる接着剤の乾燥工程での加熱斑
等により、その左右の耳縁部間に色差が出来易
い。
しかし壁紙は、天井の高さに合わせて裁断し、
耳縁部を衝き合わせて壁面に接着施工されるもの
であり、その衝き合わされる左右の耳縁部の間に
僅かな色差があつても仕上がり後に目立つて表
れ、目障りになるのでクレームの対象になり、張
り替えざるを得なくなる。このため壁紙の製造工
程では、その左右の耳縁部の間に僅かな色差があ
つても、それを不良品として捨てざるを得ない。
又、経張聚落では、その左右の耳縁部を衝き合
わせて接着施工すべく左右耳縁部を僅かに重ねて
切断する所謂「重ね切り」を行うとき、その表面
に配列し接着された糸条に沿つて真直ぐに重ね切
りすることは難しく、特に、接着されている糸条
は僅かながらも左右に蛇行しており、又、施工過
程では壁紙全体が左右に蛇行しがちになるから、
その衝き合わせ箇所で糸条が切断されてしまい、
従つて、施工後の衝き合わせ箇所が糸条の途切れ
た断層の様になり綺麗に仕上げることが困難とな
る。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、左右の耳縁部の間に多少の色
差があつても目立たず、糸条が重ね切りに際し切
断されず、糸条と骨材によつて縞模様の形成され
たデザイン的にも新規な壁紙を提供しようとする
ものである。
〔考案の構成〕
本考案に係る壁紙16は、上記の目的を達成す
るものであり、長尺の裏打紙11をベースとし、
その表全面に接着剤12が塗工積層されており、
その裏打紙11の長さ方向Lに細長く連続する多
数条の紐状装飾材料13が所要の間隔をもつて配
列されて接着剤12の塗工層に密着接着されてお
り、それらの紐状装飾材料13の配列隙間に表わ
れる接着剤12の塗工層表面に細かい顆粒乃至鱗
片状装飾材料14が散布接着されており、それら
の紐状装飾材料13と顆粒乃至鱗片状装飾材料1
4によつて縞模様が描出されており、その縞模様
の縞線の配列の中に顆粒乃至鱗片状装飾材料14
によつて構成される幅5mm以上の凹凸のある縞列
15が幅方向Wに少なくとも30cmの間に一筋の割
合で表われていることを特徴とするものである。
本考案の好ましい実施の態様は、紐条装飾材料
13として、フイラメント糸や紡績糸、撚紐、組
紐、リボンテープ等の如く、液体の内部浸透し易
い繊維質のもの(以下、繊維糸条と言う。)、特に
表面に僅かながらも毛羽のあるものを用いること
である。
骨材14について言えば、それが顆粒状のもの
にあつては平均粒径が2mm以下で好ましくは1mm
前後のものを、又、鱗片状のものにあつては最大
寸法が4mm以下で好ましくは2mm前後のものを用
い、更に好ましくは、繊維糸条13に比して液体
の内部に浸透し難い非吸湿性、非多孔質、そして
非繊維質のものを用いる。
骨材14と繊維糸条13によつて構成される縞
模様の表面には、所要の塗料17をオーバーコー
トすることが出来、その場合、塗料17には最大
寸法が2mm以下で好ましくは1mm前後に裁断され
た金属箔やプラスチツクフイルム等の細かい破片
18を配合しておく。
上記の実施の態様の効用は〔考案の効果〕の欄
で説明する。
次に、製造工程を示しつつ説明するに、長尺の
裏打紙11は巻き上げたロールの状態で用意し、
これを引き出して接着剤12を全面均一にローラ
ーコートし、クリル19から引出し筬20を通し
て整経した多数条の繊維糸条13を接着剤12の
塗工面に重ね合わせ、その後直ちに骨剤14を厚
く散布積層し、次いで裏打紙11を表裏反転させ
て接着剤13に密着しない余剰の骨剤14′を落
下回収し、加熱ゾーン21を通して接着剤13を
乾燥固化し、かくして繊維糸条13と骨材14が
裏打紙11に接着した壁紙16が得られる。
この様にして得られる壁紙16は、更に表面に
上塗接着剤17を全面塗工即ちオーバーコートし
再び加熱ゾーン22を通して仕上げてもよく、
又、上塗接着剤17を塗工せずペンキ下地、つま
り、壁面に接着施工したうえでその表面にペンキ
を塗工して仕上げる下地壁材としても使用され
る。
〔考案の効果〕
本考案によると、 (1) 従来の無地柄の聚落壁紙や経張聚落と異なり
繊維糸条13と骨材14の接着した細かい凹凸
列15とが交互した縞模様の壁紙16が得られ
る。
(2) この縞模様は、発泡性塗料(インキ)をプリ
ントし、或は、発泡樹脂層にエンボスを施した
従来の所謂エンボス壁紙とは異なり、その縞模
様を形成する凹凸列15と繊維糸条13が材質
や外観形態を著しく異にし、而も、凹凸列15
の各凸部が一個一個分かれた骨材14によるた
め、それらの凸部の型際がはつきりし、デザイ
ン的にも新規なものとなる。
(3) そして、この壁紙16の上に上塗接着剤17
やペンキを塗工するとき、繊維糸条13と骨材
14とでは塗料の浸透度合が異なり、繊維糸条
13の上と凹凸列15の上とでは形態の異なつ
た塗膜を形成し、それによつて縞模様に色彩上
の新なコントラストが出来て美しく仕上られ
る。
(4) 特に、その塗工する上塗接着剤17やペンキ
に金属箔等の細かい破片18を混合しておく
と、破片18は骨材14よりも上塗接着剤やペ
ンキ17の吸収され易い繊維糸条13の上によ
り多く吸着し、恰も予め破片18を接着してお
いた繊維糸条13を使用したかの如き新な、そ
して、新規な外観が形成される。
(5) この点では、色彩や光沢の異なる金属箔やプ
ラスチツクフイルム等の細かい破片18を接着
した種々の繊維糸条13を用意する必要がな
く、その接着されない唯一種類の繊維糸条13
を用意すればよいので工程管理上好都合であ
り、それ故に、骨材14と繊維糸条13には、
塗料の浸透度合の異なる材質のものを用い、金
属箔等の細かい破片18を配合した上塗接着剤
やペンキ等の塗料17を塗工して本案壁紙16
を使用することが推奨される。
尚、この様に金属箔等の細かい破片18が骨
材14よりも繊維糸条13の上により多く吸着
する理由は、それらの破片18が繊維糸条13
の表面の毛羽に絡まるためとも考えられ、それ
故に、繊維糸条13としては紡績糸の様に僅か
ながらも毛羽立つたものを用いることが推奨さ
れるのである。
(6) 又、本案壁紙16は、従来の経張聚落とは異
なり、繊維糸条13が単に裏打紙に接着してい
ると言うだけではなく、その型際左右が骨材1
4に囲まれ、言わば均一に積層された骨材14
の中に埋設された恰好で接着されているから、
幅方向Wへの摩擦によつて一本一本の繊維糸条
13が長く連続して剥ぎ取られると言うことが
なく耐摩耗性に優れたものとなる。
(7) そして、幅5mm以上の凹凸列15が幅方向W
の30cmに一列以上の割合で形成されているの
で、その凹凸列15において重ね切りし接着施
工するとき、その重ね切り箇所X−X′で繊維
糸条13が切断される危険がなくなり、而も、
裏打紙11の切断箇所23,23′は骨材14
の凹凸面の下に隠れるので目立たず、それ故
に、衝き合わせ箇所23,23′で外観が途切
れず壁面24に沿つて綺麗に連続した壁面に仕
上げることが出来る。
(8) 更に又、左右耳縁部25と26の間に、骨材
14の散布斑や色差があつても、骨材14の散
布面は繊維糸条13によつて縞状に区切られて
いるので、これを左右衝き合わせて接着施工し
ても骨材の斑は壁紙の仕上がり外観を損なわな
い。
以上の通り本考案によるとデザイン的にも機能
的にも新規な壁紙が効率的に得られ、本考案は実
用上頗る好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る壁紙の斜視図、第2図は
本考案に係る壁紙の製造工程図、第3図は本考案
に係る壁紙の接着施工過程での断面図である。 11……裏打紙、12……接着剤、13……繊
維糸条、14……骨材、15……凹凸列、16…
…壁紙、17……接着剤(ペンキ)18……破
片、19……クリル、20……筬、21……加熱
ゾーン、22……加熱ゾーン、23……切断箇
所、24……壁面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 長尺の裏打紙11をベースとし、その表全面
    に接着剤12が塗工積層されていること、 (b) 裏打紙11の長さ方向Lに細長く連続する多
    数条の紐状装飾材料13が、所要の間隔をもつ
    て配列され、接着剤12の塗工層に密着接着さ
    れていること、 (C) 紐状装飾材料13の配列隙間に表われる接着
    剤12の塗工層表面に、細かい顆粒乃至鱗片状
    装飾材料14が散布され接着されていること、 (d) 紐状装飾材料13と顆粒乃至鱗片状装飾材料
    14によつて縞模様が描出されていること、 (e) 縞模様の縞線の配列の中に、顆粒乃至鱗片状
    装飾材料14によつて構成される幅5mm以上の
    凹凸のある縞列15が、幅方向Wに少なくとも
    30cmの間に一筋の割合で表われていること、 を特徴とする壁紙。
JP20030187U 1987-12-31 1987-12-31 Expired JPH0243920Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20030187U JPH0243920Y2 (ja) 1987-12-31 1987-12-31

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JP20030187U JPH0243920Y2 (ja) 1987-12-31 1987-12-31

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Publication Number Publication Date
JPH01106598U JPH01106598U (ja) 1989-07-18
JPH0243920Y2 true JPH0243920Y2 (ja) 1990-11-21

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