JPH0243400Y2 - - Google Patents

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JPH0243400Y2
JPH0243400Y2 JP1986123961U JP12396186U JPH0243400Y2 JP H0243400 Y2 JPH0243400 Y2 JP H0243400Y2 JP 1986123961 U JP1986123961 U JP 1986123961U JP 12396186 U JP12396186 U JP 12396186U JP H0243400 Y2 JPH0243400 Y2 JP H0243400Y2
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gymnastics
synthetic resin
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cavity
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主に踏び箱として使用することの
ほか、体操用補助台、踏み台等に使用される体操
用多目的台に関する。
従来の技術 従来、体操用踏び箱は、木製の台枠を適宜重ね
た上に、上面に弾褥層を有する上部台を重ねた正
面視略台形状のものが一般的である。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の如き一般的な踏び箱は、
木製の丈夫なものであるが故に重量が相当に重
く、体操用具庫からの搬出入、組立て、撤去等の
作業がいささか厄介であり、殊に低学年児童等に
よる取扱いに適しない。のみならず、踏び箱を用
いた体操に未だ練達しない者にとつては、身体を
打ちつけた場合の痛さ、危険等の予知から恐怖感
が先行して思い切つた練習を行うことに抵抗を感
じる、というような問題点があつた。
本考案者は、上記のような問題点の認識から、
軽量で危険のない発泡合成樹脂製の練習用の簡易
踏び箱を提供することを意図し、その場合に新た
に派生する問題点、即ち安定性の欠如、圧縮応力
と表面硬さとの不調和等の問題点を克服すること
によつて本考案を完成したものである。
問題点を解決する為の手段 この考案は、徒らに圧縮変形することのない硬
質の発泡合成樹脂をもつて直方体形の本体を構成
し、表面に適宜のクツシヨン性を付与するべく上
記本体の外面を軟質の発泡合成樹脂層で被覆し、
更に所要の表面強度を付与するため繊維外装材で
全体を被覆すると共に、いずれの面を上向きに使
用するときにも重心を下方に位置させて良好な安
定性を確保すべく、内部に重り体を移動可能に装
填せしめて構成したものである。
即ち、この考案は、直方体形状の硬質発泡合成
樹脂製本体の外表面に、その全面に亘つて軟質発
泡合成樹脂製被覆層が被覆一体化され、更にその
外表面に抗張繊維外装材が包被されると共に、上
記本体内中心部に球形の空腔部が形成され、該空
腔部内に、直径1.0〜3.0mmの鋼球、鉛球等の比重
の大きい金属球の集合体からなる重り体が、前記
空腔部より見掛け体積を小なるものとして遊動変
位自在に装填されてなることを特徴とする体操用
多目的台を要旨とする。
実施例 以下、この考案を更に図示実施例に基いて詳し
く説明する。
第1図に示すこの考案に係る体操用多目的台A
は、直方体形状の硬質発泡合成樹脂製の本体1
と、その全外表面に適宜接着剤を介して被覆一体
化された軟質発泡合成樹脂製の被覆層2とをもつ
て主体部分が構成され、更にその外表面の全体が
抗張繊維外装材6で包被されたものとなされてい
る。該多目的台Aの全体の大きさとしては、幅W
=450〜550mm、長さL=700〜900mm、高さH=
500〜700mm程度に形成されるのが一般的である
が、向きを変えて床面上に載置することにより、
使用時に高さを3段階に変えて好適高さを選びう
るように、上記幅Wと長さLと高さHは相互に異
なるものとすることが望ましい。
本体1に使用する硬質発泡合成樹脂は、その種
類が特に限定されるものではないが、所要の強
度、特に座屈強度を得るために、10%圧縮応力2
Kg/cm2以上、圧縮回復率80%以上(50%圧縮、連
続20回)、曲げ弾性率約80%以上の物性を有する
ような材料を選んで用いるのが好適である。具体
的には、例えば40〜60倍発泡、特に好ましくは約
50倍発泡程度の硬質発泡ポリスチレン樹脂を用い
ることが推奨される。
被覆層2は、これも特に材種が限定されるもの
ではないが、反発弾性のあまり強いものは好適で
はなく、具体的には密度40〜70Kg/m3の発泡ポリ
ウレタン樹脂シート、特に同樹脂チツプを集積一
体化した集塊シート、あるいは15〜30倍発泡程度
のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂シートを用
いるのが好ましい。被覆層2の厚さは、これが厚
すぎると多目的台Aが不安定なものとなるおそれ
があり、逆に薄すぎると使用感に劣り身体を打ち
つけたときの安全性を欠くものとなるおそれがあ
るため、5〜50mm、特に15〜30mm程度のものを用
いるのが好適である。
硬質発泡合成樹脂製の本体1内には、その中心
部に球形の空腔部3が形成され、これに重り体4
が装填される。これはいうまでもなく台Aの使用
時の安定をはかるものであり、台Aをいずれの方
向に向けて使用しても常に重心を下方寄りに位置
せしめて良好な安定が得られるものとするべく、
重り体4は空腔部3の容積より見掛け体積を小な
るものとして、遊動変位自在に装填されなければ
ならない。空腔部3の形状は、重り体4の移動の
円滑性と、その静止安定性を良くするため、球形
(楕円球形を含む)のものに形成される。台Aの
前記の大きさにおいて、球形空腔部3の直径は概
ね250〜350mm程度とするのが好適である。
一方、重り体4は可及的比重の大きい鉄、鉛等
の金属球の分散集合体からなるものであつて、そ
の金属球の直径は、1.0〜3.0mmの範囲のものが使
用される。すなわち、第1図及び第2図に示す実
施例のように直径1.0〜3.0mm、特に2.0mm前後の多
数の金属球4aの集合体が用いられ、その総重量
は、多目的台Aの主たる用途あるいは取扱使用者
の体力等に応じて適宜に設定されるが、一般的に
は6〜10Kg程度の範囲内で選定される。重り体4
を構成する金属球は、空腔部3内で移動変位を円
滑に行わせ易いものとするために、前記の大きさ
の範囲の球形のものが採用され、かつ前述のよう
に空腔部3よりも見掛け体積を小なるものとして
空腔部3内で自由に移動可能なものとなされる。
空腔部3を有する本体1は、その製作のため
に、第3図に示すようにその中心を通る1つの平
面で対称に分割された1対の半体1a,1bから
なるものとされ、その分割面5の中心部に対応形
状の凹窪3a,3bを穿設したのち、この凹窪3
a,3bを合致させかつ重り体4を装填した状態
で、分割面を相互に接着または融着等の手段で接
合一体化することによつて製作されている。
抗張繊維外装材6は、台の表面に所要の強度を
与え被覆層2の損傷を防止すると共に、汚損の防
止にも貢献するもので、抗張性に優れた丈夫な帆
布等の布帛を用いても良いが、特に好適にはポリ
エステル繊維の如き非伸縮性繊維からなる織布を
基布として、これの両面または片面に軟質塩化ビ
ニル樹脂等の軟質樹脂フイルムをラミネートした
強化積層シートの使用が望ましい。
この考案に係る上記の多目的台Aは、その六面
中の任意の一面を上に向けて床面上に載置し、こ
れを踏び箱、踏み台、補助台等に使用するもので
ある。このさいいずれの面を上向きにした載置状
態においても、空腔部3内において重り体4がそ
の下部に自重で自動的に偏在状態となり、これに
よつて台Aの重心位置を中心より下方、即ち床面
側に近づいた位置に偏奇せしめるので、重り体4
自体の重量による作用と相俟つて台Aの安定を良
好なものにする。したがつて、例えば踏び箱とし
ての使用時、上面の中心から偏奇した位置に手を
ついて体重をあずける動的荷重を負荷した場合に
も、徒らに台Aが動き、転回するというような事
態の発生を回避でき、安定状態を保つて安全に使
用しうるものである。
考案の効果 この考案は前述のように、本体1および被覆層
2がいずれも発泡合成樹脂からなるものであるか
ら、全体重量はもつぱらに内部の重り体4の重量
によつて支配されるだけであり、全体として比較
的軽量なものに作製しうる。従つて、非力な低学
年児童等の取扱いにも好適する。
また、硬質発泡合成樹脂製の本体1の外表面を
軟質の発泡合成樹脂被覆層2で被覆し、更にその
外表面を抗張繊維外装材6で包被したものである
から、表面部に適当な弾褥性を有しつゝ、丈夫で
あり耐久性に富むと共に、外表面のいずれの面
に、身体を打ちつけても痛くないので、安全であ
るのはもとより、使用に際して使用者に安心感を
与えうるので、例えば踏び箱としての用例におい
て恐怖感を抱かしめることなく思いきつた跳躍を
期待でき、練習効果の向上に一段と資することが
できる。
更には、内部に重り体4が装填されており、重
量に基づく所要の安定性が付与されているのに加
えて、重り体4を装填する空腔部3が球形のもの
となされていること、及び重り体4自体も、鋼
球、鉛球等の質量の大きい直径1.0〜3.0mmの範囲
の金属球の集合体からなり、これが前記空腔部3
より見掛け体積を小なるものとして遊動変位自在
に装填されたものとなされていることにより、台
Aをいずれの方向に向けて使用するときも、重り
体4が球形の空腔部3内でその下方に自動的に移
動集積して安定を保ち、常に重心位置を中心の下
方偏奇位置に自動的に移動して安定に保たれる。
従つて台の総重量を増大することなく、該重量の
割には常に良好な安定性を保持することができ、
軽量化と、安定性の向上との二律相反する要請に
いずれも満足を与えることができる。このことは
また、直方体形状の台Aを任意の方向に転回して
床面上に載置することにより、使用高さを種々異
なつたものにしていずれの場合も安定良く使用す
ることを可能にするので、単一の台Aを使用者の
練達度に応じて可変高さに使用することができ汎
用性の向上効果も実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の全体斜視図、第
2図は第1図−線の断面図である。 1……本体、2……被覆層、3……空腔部、4
……重り体、6……抗張繊維外装材、A……多目
的台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直方体形状の硬質発泡合成樹脂製本体の外表
    面に、その全面に亘つて軟質発泡合成樹脂製被
    覆層が被覆一体化され、更にその外表面に抗張
    繊維外装材が包被されると共に、上記本体内中
    心部に球形の空腔部が形成され、該空腔部内
    に、直径1.0〜3.0mmの鋼球、鉛球等の比重の大
    きい金属球の集合体からなる重り体が、前記空
    腔部より見掛け体積を小なるものとして遊動変
    位自在に装填されてなることを特徴とする体操
    用多目的台。 (2) 硬質発泡合成樹脂製本体が、40〜60倍発泡の
    ポリスチレン樹脂からなる実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の体操用多目的台。 (3) 軟質発泡合成樹脂被覆層が、密度40〜70Kg/
    m3の発泡ウレタン樹脂からなる実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項に記載の体操用多
    目的台。 (4) 軟質発泡合成樹脂被覆層が、15〜30倍発泡の
    エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記
    載の体操用多目的台。 (5) 抗張繊維被覆材が、非伸縮性繊維からなる基
    布に軟質合成樹脂フイルムをラミネートした表
    面平滑な積層シートからなる実用新案登録請求
    の範囲第1項ないし第4項のいずれか1に記載
    の体操用多目的台。 (6) 基布の非伸縮性繊維がポリエステル繊維から
    なる実用新案登録請求の範囲第1項ないし第5
    項のいずれか1に記載の体操用多目的台。 (7) 硬質発泡合成樹脂本体が、その中心を通る1
    つの平面で対称に分割された1対の半体からな
    り、該半体がそれらの対向面に穿設された対応
    形状の凹窪を合致させて相互に接合一体化され
    た構成を有する実用新案登録請求の範囲第1項
    ないし第6項のいずれか1に記載の体操用多目
    的台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS586449U (ja) * 1981-07-01 1983-01-17 松下電工株式会社 卓上型無線発信器の持出し報知構造

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