JPH0242997B2 - - Google Patents

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JPH0242997B2
JPH0242997B2 JP56029648A JP2964881A JPH0242997B2 JP H0242997 B2 JPH0242997 B2 JP H0242997B2 JP 56029648 A JP56029648 A JP 56029648A JP 2964881 A JP2964881 A JP 2964881A JP H0242997 B2 JPH0242997 B2 JP H0242997B2
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locking
slider
sickle
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locking rod
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、引違い戸または片引戸用の引戸錠
に関する。
〔従来の技術とその課題〕
従来、この種の引戸錠として、(イ)実公昭54−
28229号公報記載の如く、室外側の1つのシリン
ダー錠へのキー操作、室内側の1つのサムターン
の操作により、錠ケースに内装した1つの鎌体を
出没して1個所で施解錠するようにしたものが知
られている。
ところが、上記(イ)のものでは、鎌体は1つであ
つて1個所しか施錠できないため、鎌体に対する
不正な破壊やこじあけなどに対しては、1個の鍵
の施錠効果しかなく、防犯性に弱い欠点があつ
た。
このような欠点は、(ロ)特開昭49−55497号公報
に示されている扉錠の技術を適用すれば、解消で
きよう。しかし、この(ロ)のものは、室外側に2つ
のシリンダー錠を離間して取り付けるとともに、
室内側に2つのラツチ装置を取り付け、錠ケース
に出没する2つの錠杆は各々のシリンダー錠で独
立して施解錠するとともに、前記両ラツチ装置同
士はラツクやカム板からなる相互接続手段で連係
して、非常時に備え、室内側から解錠する時は第
1のラツチ装置により2つの錠杆を同時に後退し
て解錠でき、また第2のラツチ装置は第1のラツ
チ装置とは関連することなく単独で施解錠してな
るものである。
しかるに、上記(ロ)のものでは、室内側のラツチ
装置は2つ必要で部品点数が多くなるばかりか、
扉には2個の錠を取付けると同じ労力が必要であ
る。又、操作性の点でも室内側からの施錠操作は
上記2つのラツチ装置で別々に行わなければなら
ないため、施錠が大変面倒なものであつた。
この発明は、上記従来例(イ)、(ロ)の問題点をこと
ごとく解消した引戸錠を提供しようとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための手段として、この発
明は、室外側からキー、室内側からサムターンの
操作により鎌体を出没して施解錠するようにした
引戸錠において、 1つの錠ケース内に少なくとも2個の鎌体を設
けるとともに、これら鎌体には各鎌体を錠ケース
の各挿通孔に対して出没させる第1スライダーと
第2スライダーを接続し、 第1スライダーと第2スライダーにはキー操作
により同スライダーをそれぞれ上下動させる接続
機構を設け、 外締錠部には、前述のキー、接続機構、第1ス
ライダー及び第2スライダーにより前記鎌体を
夫々独立して受座の各受孔に係脱して施解錠する
少なくとも2個のシリンダー錠を設ける一方、 内締錠部には、複数の係止杆を内向きに段設し
た1つのサムターンと、一端を前記第1スライダ
ーに連結するとともに、他端を第1係止杆と第2
係止杆間に介在して、錠ケース内に枢支された揺
動体と、第2スライダーより突設してその一部を
第3係止杆と第4係止杆間に介在した係止部材と
を設けてなり、 前記サムターンのつまみを一方向へ移動するこ
とにより、前記第2係止杆が揺動体の他端を第4
係止杆が前記係止部材をそれぞれ前記つまみと同
一方向に移動して、第1及び第2のスライダーを
介して各鎌体を同時に没入して解錠でき、同サム
ターンのつまみを他方向へ移動することにより、
前記第1係止杆が揺動体の他端を第3係止杆が前
記係止部材をそれぞれ他方向へ移動して、第1及
び第2のスライダーを介して各鎌体を同時に突出
して施錠できるようにした構成を採つたものであ
る。
鎌体は2つ以上適宜数設けることができる。
〔実施例〕
この発明の一実施例を引違い戸錠を一例として
第1図ないし第8図に基づいて以下に説明する。
1は引違い戸錠であつて、該引違い戸錠1は内
側の戸Aの框に取り付けた内締錠部2と、外側の
戸Bの框に取り付けた外締錠部3とからなつてい
る。
前記内締錠部2は、裏板4とフロント板5とを
もつた錠ケース6からなり、裏板4の上下部と錠
ケース6の後板6aとをビス7で結合している。
そして、錠ケース6の上段には第1の鎌体8が、
また略中段には第2の鎌体9が、それぞれ後述の
出没操作部材と連結して内装されている。第1、
第2の鎌体8,9はその先端係合部8a,9cが
互いに内方に向かい合うように設けてある。
10,11は錠ケース6のフロント板5に穿つ
た挿通孔で、該挿通孔10,11にそれぞれ第
1、第2の鎌体8,9が出没する。挿通孔10,
11にそれぞれの鎌体8,9を出没させる出没操
作部材12は、第1スライダー13と第2スライ
ダー14とで形成している。
第1スライダー13の上部には長孔13aと、
第1の鎌体8と連結するピン13bの挿通穴とを
形成しているとともに、第1の鎌体8の下部には
曲孔8aと、ピン13bの挿通用の孔8bを形成
している。そして、第1の鎌体8の解錠状態にお
いて、前記長孔13aの頭部と曲孔8aの頭部と
には軸6bを挿通して該軸6bの両端を錠ケース
6に固定している。孔8bにはピン13bを挿通
してそのピン13bの両端を第1スライダー13
の両側壁に固定している。さらに、同第1スライ
ダー13のほぼ中央部には、錠ケース6に軸15
で回動自在に枢支した揺動体16の一端部を、ピ
ン13cで固定している。揺動体16の他端部に
は横軸17を取り付けており、この横軸17を第
1係止杆22と第2係止杆22a間に介在させて
いる。
29は第1スライダー13を解錠および施錠状
態に安定させる方向に付勢するクリツクモーシヨ
バネ、30は錠ケースの後板6aに穿つた透孔で
あつて、該透孔30に揺動体16を嵌挿してい
る。
内締錠部2の裏板4には縦長の支持板18を固
装し、この支持板18と裏板4との間に1つのサ
ムターン19を上下方向に摺動自在に設け、該サ
ムターン19には裏板4の案内溝20を摺動する
つまみ21と、内向けに突設した複数の係止杆2
2,22a,22b,22cとを形成していると
ともに、第4係止杆22cと支持板18下部に内
向きに突設した横板23との間には前記サムター
ン19を常時上方へ付勢するバネ24を設け、該
バネ24の芯軸となるサムターン下部軸25を前
記横板23に穿つた軸穴26に挿通している。そ
して、サムターン19の第1係止杆22と第2係
止杆22aとの間には、第8図の如く、図上中央
にスリツト27をそれぞれ穿設し、このスリツト
27に揺動体16の他端部を挿入させるととも
に、そのスリツト27の両端の二股部28に揺動
体16の横軸17を係止するようにし、前記サム
ターン19のつまみ21を、第3図の如く、手指
で下動することによつて、第1係止杆22が揺動
体16の横軸17を、第3係止杆22bが後述の
第2スライダー14の係止部材14cを同時に押
し下げて、ピン13cを介して第1スライダー1
3を上方へ、第2スライダー14を下方へそれぞ
れ移動し、第1の鎌体8を挿通孔10より、第2
の鎌体9を挿通孔11より夫々突出させる。この
場合に、前記つまみ21を手より離すと、バネ2
4の弾発力によつてサムターン19が上動される
が、第2係止杆22aが揺動体16の横軸17下
面に当接し、それ以上の上昇は阻止される。そし
て第4図の如く、つまみ21を施錠位置に停止す
る。この施錠状態で第2係止杆22aをつまみ2
1を介して上動すると、揺動体16のピン13c
を介して第1スライダー13は下方に移動され、
第1の鎌体8が挿通孔10より没入し解錠状態と
なる。
一方、第2スライダー14も、上記第1スライ
ダー13と同様に第2の鎌体9と連結して、サム
ターン19の操作を介して第2の鎌体9を挿通孔
11に出没させて施解錠するように設けている。
すなわち、第2スライダー14の上部には、長孔
14aと、第2の鎌体9と連結するピン14bの
挿通穴とを形成し、第2の鎌体9の上部には曲孔
9aと、ピン14b挿通用の孔9bを形成してい
る。そして、第2の鎌体9の解錠状態において、
前記長孔14aの尾部と曲孔9aの尾部とには軸
6cを挿通して該軸6cの両端を錠ケース6に固
定している。孔9bにはピン14bを挿通して同
ピン14bの両端を第2スライダー14の両側壁
に固定している。
33は第2スライダー14を解錠および施錠状
態に安定させる方向に付勢するクリツクモーシヨ
ンバネであつて、このバネは第2スライダー14
の上端部に固定したピン31と、錠ケース6の両
側壁間に固定した軸32との間に巻装している。
14cはサムターン19の第3係止杆22bと第
4係止杆22c間に介在されて、そのいずれかと
係合する係止部材であつて、該係止部材14cを
サムターン19のつまみ21の操作を介して前記
第3、第4の係止杆22b,22cで上下動し
て、第2スライダー14を上下動する。そして、
同第2スライダー14に連結された第2の鎌体9
を錠ケース6のフロント板5の挿通孔11より没
入または突出して解錠または施錠を行うものであ
る。このような作動は、既述した如く、第1スラ
イダー13に連結した揺動体16と第1、第2の
係止杆22,22aとでも同様に行われる。
つまり、サムターン19のつまみ21を下動す
ると、前記第1と第2のスライダー13,14
は、第3図の如く、離間して前者は上方へ、後者
は下方に移動されて、各鎌体8,9を挿通孔1
0,11より突出させて同時に施錠される。手を
離すとバネ24の弾発力で第4図の状態となつて
施錠状態が保持される。逆に前記つまみ21を第
1図の如く上動すると、前記両スライダー13,
14は接近してその一部が嵌挿され、各鎌体8,
9が錠ケース6内に没入されて同時に解錠され
る。
34は内側の戸Aと外側の戸B又は壁体とが重
合しないと鎌体8,9が突出しないようにしたト
リガーであつて、このトリガー34は、第6図の
如く、係止段部36,36を有する上折曲部35
と、下折曲部37と、ピン38を立設して固定し
た背板39とからなり、前記上折曲部35の段部
36,36にフロント板5より内方へ折り曲げた
突片40,40を夫々嵌入させ、この嵌入部を支
点としてトリガー34が揺動自在としてあり、ピ
ン38は第2スライダー14の下部に穿つた係合
部14aを有する長孔41に挿入してあり、下折
曲部37はフロント板5下部のスリツト42より
出没される構成としてある。47はトリガー34
用のバネである。
第2図と第7図の実線部はトリガー34が効く
寸前の状態を示すもので、この場合はピン38が
長孔41の縦孔部41b内で少し移動され下折曲
部37を少し突出して、第2スライダー14が下
動可能な状態にある。この際に、下折曲部37の
先端が、相手方の戸(又は壁体)の受に当接して
いない(戸が開いている状態)時には、第7図の
仮想線で示す如く、ピン38が長孔41の係合部
41a係入し、下折曲部37の先端が更に外部に
突出し、第2スライダー14の下動は阻止され
る。従つて、サムターン19のつまみ21や後述
のシリンダー錠のキー操作によつても鎌体8,9
は突出せず施錠されない。逆に、下折曲部37の
先端が、相手方の戸(又は壁体)の受に当接した
時には、第3図の如く第2スライダー14を押し
下げると、ピン38は長孔41の縦孔部41bの
上部に移動するため、同第2スライダー14は下
降可能となり施錠できる。このような構成によれ
ば、トリガー34の上部の回動中心点と長孔の係
合部41aとの距離が短くとれるため、下折曲部
37の突出量が大きくとれるとともに、第2スラ
イダー14の移動量が小さくとれる。つまり、前
者のために内側の戸Aと外側の戸Bとの重合部の
隙間(チリ)が大きい場合でも、トリガーが充分
に作用すると、また後者のためにトリガー34の
効果が早い段階で作用する結果、鎌体の突出距離
を小さくすることもできるなどの利点を有する。
43と45は、夫々第1スライダー13と第2
スライダー14に内装した歯車であつて、これら
の各歯車43,45は各スライダー13,14の
一側面に形成したラツク48,49と噛合させて
あり、各歯車43,45の回転により各スライダ
ー13,14が上下動され、各鎌体8,9が出没
されて施解錠される。44,46は各歯車43,
45の軸受である。前記歯車43,45、軸受4
4,46及びラツク48,49は、キー操作によ
り第1、第2のスライダー13,14をそれぞれ
上下動させる接続機構70を構成している。
外締錠部3は、裏板50と受座51とからな
り、裏板50の上下部には雌ねじを有するボス5
2,53を突設し、該ボス52,53に受座51
からビス54,55を結合している。56,57
は内締錠部2に嵌装した歯車43,45の回転軸
線上における裏板50と受座51との間に取り付
けたシリンダー錠であり、この2個のシリンダー
錠56,57は同一構造としてある。もつとも、
第1図では下部のシリンダー錠57は内部構造を
便宜上省略した。両シリンダ錠56,57の構造
を説明すれば、シリンダー胴58の前部は受座5
1にビス59,59で固定され、該シリンダー胴
58内にはシリンダープラグ60が水平方向に移
動可能に嵌装され、このシリンダープラグ60は
バネ61により常時突出方向に付勢されている。
そして、シリンダープラグ60のキー孔62にキ
ーを挿入し、シリンダー胴58の上ピンとシリン
ダープラグ60の下ピンとの境界線を両者の摺動
ラインに一致させ、バネ61の弾発力に抗してキ
ー押して同プラグ60を押し込むと、該プラグ6
0の先端に固定した角軸63が、図上右水平方向
に押動され、該角軸63は受座51の穴64を経
て歯車43,45の角孔((図示せず)に嵌挿さ
れる。この状態で、キーを回動すると、角軸63
を介して歯車43,45はキーの回動と同一方向
に回動されるが、この回動運動は前記歯車43,
45と噛合した第1、第2の各スライダー13,
14のラツク48,49により水平方向に変換さ
れて、各スライダー13,14を上下動し、第
1、第2の各鎌体8,9が、それぞれ挿通孔10
と受孔65、または挿通孔11と受孔66に出没
自在にされ、施解錠される。
実施例ではシリンダー錠56,57は、鎌体
8,9の個数に対応して2個設けたが、3個以上
設けることもでき、その場合には鎌体も同数設け
る。
また、サムターン19の第1、第2の係止杆2
2,22aは、第8図の如きスリツト27と二股
部28を形成することなく、単なる棒状体でもよ
く、その他適宜構造を採り得る。
〔実施例の作用〕
上記実施例の作用を以下に説明すると、第1図
は内側の戸Aと外側の戸Bとが正規に重合した状
態時における解錠姿勢を示し、この場合には内外
両方から施錠され得る。
第1図の解錠状態から内締錠部2のサムターン
19を操作して第4図の如く施錠するには、第3
図の如くサムターン19のつまみ21を、バネ4
の弾発力に抗して押し下げると、サムターン19
の第1係止杆22が揺動体16の横軸17を、第
3係止杆22bが係止部材14cを夫々下動し
て、第1スライダー13は上方へ、第2スライダ
ー14は下方へ摺動する。そして、第2図の如
く、前記両スライダー13,14に設けた長孔1
3a,14aを介して、各鎌体8,9は突出方向
に回動され出す。この時、トリガー34の下折曲
部37は、ピン38が第2スライダー14の長孔
41の縦孔部41bに押されて時計方向に回動し
少し突出する。この場合、下折曲部37の先端に
相手方の戸(壁体)が当接していない場合には、
ピン38が第2スライダー14の下降を阻止し、
同スライダー14はこれ以上動かず、従つて第1
スライダー13も動かず、いずれも施錠できな
い。サムターン19のつまみ21より手を離す
と、すまみ21はバネ24により元に戻り、また
第1、第2のスライダー13,14もクリツクモ
ーシヨンバネ29,33により元に戻り、各鎌体
8,9も第1図の如く元に戻り解錠状態となる。
これと反対に、トリガー34の下折曲部37の
先端が、相手方の戸(又は壁体)の受に当接した
時には、第3図の如く、つまみ21を押し下げる
と、ピン38は長孔41の縦孔部41bの上部へ
逃げ、両スライダーの可動を可能とする。つま
り、第1スライダー13は上方へ、第2スライダ
ー14は下方へ夫々移動し、各鎌体8,9が突出
して第4図の如く施錠される。
逆に、この第4図の施錠状態から解錠するに
は、つまみ21を上方へ押し上げると、第1図の
如く、サムターン19の第4係止杆22cが第2
スライダー14の係止部材14cを、第2係止杆
22aが揺動体16を夫々押し上げ、両スライダ
ー13,14同士を対面方向に接近させて、係止
部材14cを第4係止杆22c上面で、揺動体1
6の横軸17を第2係止杆22aの上面で夫々係
止し、第1、第2の鎌体8,9が同時に没入され
て第1図の如き解錠状態に戻る。
次に、第4図の施錠状態から第5図の如く、キ
ー操作により解錠するには、下部のシリンダー錠
57のキー孔62にキーを挿入して、タンブラー
を摺動ラインに一致させ、さらにキーを押してシ
リンダープラグ60を押し込み、角軸63を内締
錠部2の歯車45の角孔に挿入して同キーを回動
すると、該歯車45と第2スライダー14に形成
したラツク49とが噛み合つて第2スライダー1
4を上方へ移動し、第2の鎌体9は没入して下部
錠装置のみが解錠される。この場合、上部の第1
の鎌体8は突出され施錠されているとともに、サ
ムターン19のつまみ21も施錠状態を維持して
いる。
上部の第1の鎌体8を没入させて解錠するに
は、上部のシリンダー錠56のキー孔62にキー
を挿入して前記と同様に操作すればよい。かくし
て、2個所の施錠部がそれぞれ独立したキー操作
により解錠され、サムターン19のつまみ21も
漸く解錠位置を示す。
逆に、第1図の状態でキー操作により施錠する
場合には、前記解錠操作時とは反対方向に各キー
を回動して、シリンダー錠56,57ごとに独立
して各鎌体8,9を突出して施錠を行う。
このように、シリンダー錠に対するキー操作に
よつて施解錠するには、それぞれのシリンダー錠
ごとに独立して施錠、解錠操作をすればよい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、特許請求の範囲に記載した
ような構成をとつているので、以下の如き効果を
有する。すなわち、 (1) 1つの錠ケース内に少なくとも2つの鎌体を
設け、室外側からは少なくとも2つのシリンダ
ー錠、室内側からは1つのサムターンによつて
施解錠できるようにしたものであり、1つのサ
ムターンのつまみを移動するだけで、2つ以上
の鎌体を、同時に没入して解錠できるととも
に、同時に突出して施錠できるから、従来例(ロ)
の如く2つのラツチ装置(サムターン)を要せ
ず、部品点数が少なくできるばかりか、一挙動
で施錠・解錠ができる。
(2) また、上記構成からして、本発明のサムター
ンは、戸の1個所に形成した切り欠きに錠ケー
スとともに取り付けるだけでよいから、戸の加
工と取り付け作業が容易で迅速に行える。
(3) さらに、第1と第2の2個の鎌体では、その
先端係合部が互いに内方に向かい合うように設
けると、両鎌体を施錠した場合に、強度も強
く、鎌体に対する不正破壊やこじあけ、或いは
戸の不正な外しなどに対して顕著な防止効果を
有する。
(4) 加えて、2つ以上の鎌体で1つの戸に対して
2個所以上で施錠できるから、従来例(イ)に比べ
て一層防犯効果に優れている。
【図面の簡単な説明】
図はいずれもこの発明の一実施例を示し、第1
図は解錠状態における要部縦断側面図、第2図な
いし第5図はいずれも作動状態を示す一部縦断側
面図、第6図はトリガーの斜視図、第7図はトリ
ガーの作動説明図、第8図は第1図における揺動
体と係止杆との要部拡大横断面図である。 1…引違い戸錠、8…第1の鎌体、9…第2の
鎌体、10,11…挿通孔、12…出没操作部
材、13…第1スライダー、14…第2スライダ
ー、14c…係止部材、16…揺動体、19…サ
ムターン、21…つまみ、22…第1係止杆、2
2a…第2係止杆、22b…第3係止杆、22c
…第4係止杆、24…バネ、34…トリガー、4
3,45…歯車、48,49…ラツク、56,5
7…シリンダー錠、65,66…受孔、70…接
続機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 室外側からキー、室内側からサムターンの操
    作により鎌体を出没して施解錠するようにした引
    戸錠において、 1つの錠ケース内に少なくとも2個の鎌体を設
    けるとともに、これら鎌体には各鎌体を錠ケース
    の各挿通孔に対して出没させる第1スライダーと
    第2スライダーを接続し、 第1スライダーと第2スライダーにはキー操作
    により同スライダーをそれぞれ上下動させる接続
    機構を設け、 外締錠部には、前述のキー、接続機構、第1ス
    ライダー及び第2スライダーにより前記鎌体を
    夫々独立して受座の各受孔に係脱して施解錠する
    少なくとも2個のシリンダー錠を設ける一方、 内締錠部には、複数の係止杆を内向きに段設し
    た1つのサムターンと、一端を前記第1スライダ
    ーに連結するとともに、他端を第1係止杆と第2
    係止杆間に介在して、錠ケース内に枢支された揺
    動体と、第2スライダーより突設してその一部を
    第3係止杆と第4係止杆間に介在した係止部材と
    を設けてなり、 前記サムターンのつまみを一方向へ移動するこ
    とにより、前記第2係止杆が揺動体の他端を第4
    係止杆が前記係止部材をそれぞれ前記つまみと同
    一方向に移動して、第1及び第2のスライダーを
    介して各鎌体を同時に没入して解錠でき、同サム
    ターンのつまみを他方向へ移動することにより、
    前記第1係止杆が揺動体の他端を第3係止杆が前
    記係止部材をそれぞれ他方向へ移動して、第1及
    び第2のスライダーを介して各鎌体を同時に突出
    して施錠できるようにしたことを特徴とする引戸
    錠。
JP2964881A 1981-03-02 1981-03-02 Slide door lock Granted JPS57143071A (en)

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JP2964881A JPS57143071A (en) 1981-03-02 1981-03-02 Slide door lock

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