JPH0242724Y2 - - Google Patents

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JPH0242724Y2
JPH0242724Y2 JP20146485U JP20146485U JPH0242724Y2 JP H0242724 Y2 JPH0242724 Y2 JP H0242724Y2 JP 20146485 U JP20146485 U JP 20146485U JP 20146485 U JP20146485 U JP 20146485U JP H0242724 Y2 JPH0242724 Y2 JP H0242724Y2
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JP
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trowel
plate
heating
heating plate
shaped copper
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JP20146485U
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JPS62110308U (ja
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  • Road Paving Machines (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、土木工事特に道路舗装等に用いられ
るアスフアルトや樹脂モルタルの表面を平滑に仕
上げるために使用する鏝の加熱器に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 道路舗装工事のうち、道路の補修工事は大規模
なものを除いてその工事の殆んどは一部を通行止
にし、他の部分を通行可としながら行うという方
法で施工されている。従つて交通量の多い道路の
補修工事は特に短時間が行なわれることが望まし
い。このため、近時マンホールの周囲の補修やア
スフアルトの小欠陥部分の補修等には樹脂モルタ
ルが使用され、作業時間の短縮が図られている。
樹脂モルタルはアスフアルトに較べ短時間で硬化
し、しかも仕上げ処理が簡便で強度も強いという
特徴を持つているためである。この樹脂モルタル
を利用した道路の補修工事例として、マンホール
周囲の修復の場合について従来技術を説明すれば
次の如くである。
マンホールは、安全維持のため内部の鉄枠を一
定期間になると取り替える必要がある。このマン
ホールの取り替えにあたつては、マンホール周囲
を掘り返して周囲のコンクリートやアスフアルト
を除去し、古い鉄枠を取り去つて新らしい鉄枠を
置くという作業を行つている。この後掘り返した
周囲に新らしくアスフアルトを充填する代りに樹
脂モルタルを充填し、マンホール表面と同一高さ
で樹脂モルタルを鏝により平滑に仕上げるという
方法によれば短時間で修復が可能となる。この鏝
による表面平滑化を行う際、樹脂モルタルの流動
性を良くし、より平滑化を図るために鏝を加熱し
て仕上げ処理を行つている。この鏝の加熱は仕上
げ作業の際鏝先端部からかなり早い時間に冷えて
くるため一作業中に何度も行なわなければならな
い。従来この加熱はガスバーナーによる直火を鏝
に当てて行つている。また、仕上げ作業に当つ
て、鏝が冷えてくると樹脂モルタルが鏝裏面に付
着するため、この付着した樹脂モルタルを溶剤で
拭き取る作業が必要である。従つて、樹脂モルタ
ルの仕上げ作業には、ガスバーナーと溶剤が常に
必要であつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従来の、アスフアルト欠陥部分や改修部分の修
復工事における樹脂モルタルによる補修には、前
記の如くガスバーナーと溶剤が常に必要であつた
ものである。これは、鏝の作業面を加熱して樹脂
モルタル表面平滑化のための作業性を良くするた
めと、冷却された鏝裏面に付着した樹脂モルタル
を拭き取るためである。ところが、このガスバー
ナーによる鏝作業面の加熱はガスバーナーによる
直火を鏝に当てて行うものであり、この加熱に際
しては常に充分な注意をはらつていないと、ガス
バーナーの炎が鏝に当らないばかりか、作業者の
火傷の原因にもなるという問題を有していた。ま
た、鏝裏面に付着した樹脂モルタルの拭き取りに
使う溶剤は、通常アルコール系溶剤を用いるので
あるが、この溶剤の使用は鏝が冷える度に必要で
あるため、常に加熱用ガスバーナーと近接させて
おくこととなり、この点においてもガスバーナー
を使用することは極めて危険であつた。従つて、
安全に鏝の特に先部分を加熱することのできる鏝
加熱器が望まれていたものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、前記問題点を解決し安全確実な鏝の
加熱ができる土木工事用鏝加熱器を提供するもの
である。
即ち本考案は、内部に電磁誘導加熱ユニツト1
を有する筐体3の上面を加熱プレート2とし、該
加熱プレート2の上面に、下面に鏝挿入用窪み5
を有する蓋体4の該窪みを有する側部が加熱プレ
ートのほぼ中程に位置するように、該蓋体の窪み
を有しない側部を加熱プレートの側部に開閉自在
に取り付けてなる土木工事用鏝加熱器である。加
熱源としては、他にもニクロム線等を利用した抵
抗加熱方式や、赤外線加熱方式があるが、これら
他の加熱方式はいずれも直火型であるため、後述
する如く種々の危険を有している。従つて、本考
案においては、最も安全な直火のない加熱源とし
て電磁誘導加熱ユニツトを用いるものである。
〈実施例及び作用〉 鋼板により形成された筐体3の内部に、電磁誘
導加熱ユニツト1が位置されている。電磁誘導加
熱ユニツト1は、一次コイル6、鉄芯8、二次導
体9により構成されている。二次導体9は、開放
部を上向きに配置したコ字型銅板7と該銅板7の
上面開放部に、該開放部を覆うように位置させた
鋼板製の加熱プレート2で構成されている。コ字
型銅板7の一側壁を水平状に取り巻くように鉄芯
8が設けられ、該コ字型銅板の中心に位置する鉄
芯8には適当巻数の一次コイル6が巻つけられて
いる。前記二次導体9の加熱プレート2は、ま
た、前記筐体3の天井板を兼ねている。この加熱
プレート2の上に、下面の少なくとも一側部から
中央部に至る鏝挿入用の窪み5を形成した蓋体4
が開閉自在に設けられる。この蓋体は、加熱プレ
ートの過半を占める大きさで、窪みを有する側部
が加熱プレートのほぼ中程に位置するように配置
され、窪みを有しない側部を前記加熱プレート2
の側部に蝶番10にて開閉自在に取り付けられ、
その開閉は蓋体上面に設けた把手11により行わ
れる。なお、一次コイル6は外部電源から供給さ
れる電流を受けて通電されるものであるが、図面
では連絡用コード及び電源は省略されている。
以上の如き構成からなる本考案土木工事用鏝加
熱器の使用に当つては次の通りである。
蓋体4の窪み5と加熱プレート2の間の間隙に
鏝12の先端部分から挿入する。こうして鏝12
を加熱プレート2上に置いた状態で一次コイル6
に通電する。一次コイル6に通電すれば、鉄芯8
を介して誘導電流が二次導体9に流れる。これは
いわゆる誘導コイルの原理を利用したものであ
る。二次導体9は、コ字型銅板7と、当該銅板の
天井部となりかつ加熱プレート2となる鋼板と連
絡されている。従つて、コ字型銅板7に低圧大電
流を生じ、これがコ字型銅板7中を流れる。コ字
型銅板7と連絡されている鋼板からなる加熱プレ
ート2には、コ字型銅板7に流れる電流を受けて
低圧大電流が流れる。この時、電気抵抗の低い銅
板中と電気抵抗の高い鋼板中を低圧大電流が流れ
る結果、電気抵抗の高い鋼板すなわち加熱プレー
ト2が加熱される。加熱プレート2の加熱によ
り、加熱プレート2上にある鏝12が加熱される
こととなる。この場合、二次導体9のコ字型銅板
7と加熱プレート2の後方部分即ち鏝12の先端
部が位置する部分を肉厚の厚い素材とすることに
よつて前記加熱効果をより高めることができる。
即ち、肉厚の厚い銅板7部分には誘導電流として
生じた大量の電流が流れ、この大量電流により肉
厚の厚い鋼板部分でより加熱されることとなるた
めである。
なお、通常鏝12加熱の場合は、蓋体4を閉じ
たまま蓋体4の窪み5と加熱プレート2の間の間
隙に鏝12を挿入して行うものであるが、加熱プ
レート2面が汚れた場合等には、把手11を持ち
上げ蓋体4を開放することによつて加熱プレート
2面を現出させ、当該加熱プレート2面の汚れを
拭き取つて加熱プレート2面を清掃し、再び蓋体
4を閉じることにより処理するものである。
〈考案の効果〉 本考案は以上の如くであるから、土木工事特に
樹脂モルタルによる工事において使用する鏝を加
熱するための鏝加熱器として次の如き効果を有す
るものである。即ち、加熱源として誘導加熱方式
による熱を利用しているため、従来のガスバーナ
ーの如く直火による危険が全くない。しかも、鏝
の先端部を中心として鏝による平滑作業に必要な
面が万遍なく加熱されるとともに、複数の鏝を同
時に加熱することができ、工事の作業時間の加熱
による手持ち等をなくすることができる。さら
に、鏝裏面の樹脂モルタル付着による汚れ取りに
際しても、アルコール系溶剤で拭き取る作業を加
熱器のすぐ傍で行うことができ引火の危険が全く
ない。
以上の如く、土木工事における鏝使用作業時の
加熱を安全にかつ作業性良く行い得る本考案鏝加
熱器は誠に実用効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案土木工事用鏝加熱器の内部を透視
した状態の斜視図である。 1……電磁誘導加熱ユニツト、2……加熱プレ
ート、3……筐体、4……蓋体、5……窪み、6
……一次コイル、7……銅板、8……鉄芯、9…
…二次導体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内部に電磁誘導加熱ユニツト1を有する筐体
    3の上面を加熱プレート2とし、該加熱プレー
    ト2の上面に、下面に鏝挿入用窪み5を有する
    蓋体4の該窪みを有する側部が加熱プレートの
    ほぼ中程に位置するように、該蓋体の窪みを有
    しない側部を加熱プレートの側部に開閉自在に
    取り付けてなる土木工事用鏝加熱器。 2 電磁誘導加熱ユニツト1が、鋼板製の加熱プ
    レート2及びこの加熱プレート2の下面に開放
    部の両端が当接されているコ字型銅板7よりな
    る二次導体9と、該コ字型銅板7の中心部から
    該コ字型銅板の側壁外方を囲繞する如く設けら
    れた鉄芯8と、該鉄芯8の前記コ字型銅板内に
    位置する部分に巻き付けられた一次コイル6と
    からなるものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の土木工事用鏝加熱器。
JP20146485U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH0242724Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20146485U JPH0242724Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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JP20146485U JPH0242724Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62110308U JPS62110308U (ja) 1987-07-14
JPH0242724Y2 true JPH0242724Y2 (ja) 1990-11-14

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