JPH0242350B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0242350B2
JPH0242350B2 JP5058085A JP5058085A JPH0242350B2 JP H0242350 B2 JPH0242350 B2 JP H0242350B2 JP 5058085 A JP5058085 A JP 5058085A JP 5058085 A JP5058085 A JP 5058085A JP H0242350 B2 JPH0242350 B2 JP H0242350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
polyester
blend
vinyl alcohol
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5058085A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS61211033A (en
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5058085A priority Critical patent/JPS61211033A/en
Publication of JPS61211033A publication Critical patent/JPS61211033A/en
Publication of JPH0242350B2 publication Critical patent/JPH0242350B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

発明の分野 本発明は積層構造物に関し、より詳細には、加
工性、層間接着性、ガスバリヤー性等の種々の特
性に優れた積層構造物に関する。 従来技術及び解決すべき技術的課題 ポリエチレンテレフタレートは、成形性や耐ク
リープ性等の機械的性質に優れていると共に、二
軸方向への分子配向が可能であることから、耐ク
リープ性、耐衝撃性、剛性、ガスバリヤー性、軽
量性、透明性等に優れた軽量プラスチツク容器の
分野において広く採用されるに至つている。 然しながらこのポリエステル製容器のガスバリ
ヤー性は、例えばガラスびんに比べれば未だ無視
できないものであり、コーラ等の炭酸飲料を充填
した1リツトル以下の小型ポリエステル製びんの
場合の保存性は、高々2ケ月程度と言われてい
る。 一方、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
等のオレフイン−ビニルアルコール共重合体は、
酸素バリヤー性に優れた熱成形可能な樹脂として
周知の材料であり、この樹脂を耐湿性に優れたオ
レフイン系樹脂等と組み合わせて、未延伸或いは
延伸の多層プラスチツク容器とすることも既に知
られている。 ポリエステルとオレフイン−ビニルアルコール
共重合体とを積層構造物を形で容器とすることに
ついても既に提案がなされており、この様な積層
構造物は、ガスバリヤー性と耐クリープ性、耐衝
撃性、剛性との組み合わせに優れていることが当
然予測されるが、この様な積層構造物が容器、特
に二軸延伸ブロー成形容器の用途に未だ実用化さ
れていない理由は、ポリエステルとオレフイン−
ビニルアルコール共重合体との間に強固な層間結
合が得られないためであると思われる。 本発明者等は、以下に述べる特定のポリエステ
ルとエチレン−ビニルアルコール共重合体とのブ
レンド物を使用し、該ブレンド物とエチレンテレ
フタレート単位を主体とするポリエステルとを積
層せしめる時には、ブロー成形、延伸ブロー成
形、絞り成形等の容器成形条件下においても失わ
れない強固な層間接着力が得られ、しかもこの積
層構造物はガスバリヤー性と耐クリープ性、対衝
撃性、剛性、成形性等の種々の特性に優れている
ことを見出した。 発明の目的 即ち本発明の目的は、ガスバリヤー性、耐クリ
ープ性、耐衝撃性、剛性、層間剥離性、成形性等
に優れ、びん或いはカツプ等の密封容器として有
用な積層構造物を提供するにある。 発明の構成 本発明によれば、(A)エチレンテレフタレート単
位を主体とするポリエステルの層と、(B)(i)テレフ
タル酸及び/又はイソフタル酸から成る酸成分
と、ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン又
はこれと他のジオールとの組合せから成るジオー
ル成分とを主鎖中に含むポリエステル及び(ii)エチ
レン−ビニルアルコール共重合体のブレンド物か
ら形成された層とが、隣接位置関係で設けられて
いることを特徴とする積層構造物が提供される。 即ち本発明は、ジオール成分としてビス(2−
ヒドロキシエトキシ)ベンゼンを主鎖中に有する
ポリエステルと、エチレンビニルアルコール共重
合体とのブレンド物から形成された層をポリエチ
レンテレフタレートの層と積層せしめる場合に
は、格別の接着剤を用いることなしに両層の層間
結合が強固となりしかもガスバリヤー性、耐クリ
ープ性及びその他の諸特性に優れた積層構造物が
得られるという新規知見に基ずくものである。 発明の好適態様 ブレンド物層 本発明の積層構造物のブレンド物層に使用する
ポリエステルは酸成分としてテレフタル酸及びイ
ソフタル酸をそれぞれ単独又はこれらの組み合わ
せで使用し得るが、好適には全酸成分当たり少な
くとも5モル%のイソフタル酸成分を主鎖中に有
する共重合ポリエステルを使用する。即ちテレフ
タル酸から誘導されるポリエステルに比して、イ
ソフタル酸から誘導されるポリエステルは、オレ
フイン−ビニルアルコール共重合体との相溶性が
向上するからである。これは、イソフタル酸エス
テル単位は、p−指向のテレフタル酸単位に比し
てポリエステル重合側鎖が折れ曲がり構造をとり
やすいため、オレフイン−ビニルアルコール共重
合体との相溶性が向上するものと思われる。 ジオール成分としては、ビス(2−ヒドロキシ
エトキシ)ベンゼンが単独又は他のジオール類と
の組み合わせて使用される。このビス(2−ヒド
ロキシエトキシ)ベンゼンとしては、特に1,3
−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンが使
用されるが、この芳香族基を有するジオールは、
ジオール成分全量当たり少なくとも0.001モル%
以上、好適には0.01モル%以上がポリエステルの
主鎖中に含まれていることが必要である。このビ
ス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンがポリエ
ステルの主鎖中に含まれていることにより、後述
する実施例から明らかな通り、ガスバリヤー性が
飛躍的に増大し、また帯電防止特性等の向上が図
れるのである。 ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンと組
み合わせ使用可能な他のジオール類としては、エ
ステル形成能を有するジオールは全て使用するこ
とができ、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、シクロヘキサンジオール、キ
シリレングリコール、ヘキサヒドロキシリレング
リコール、ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフ
エニル)スルホン等が例示される。 本発明においてブレンド物層に用いるこのポリ
エステルは、前述した二塩基酸とジオールとから
誘導されたエステル反復単位、即ち式、 式中、R1は芳香族基であり、R2は全R2基の内
少なくとも0.001モル%以上はビス(2−ヒドロ
キシエトキシ)ベンゼンに起因する基である、 の反復単位から主として形成されているが、この
本質を損わない範囲で少量の他のエステル反復単
位を含有していても何ら差支えない。 またこのポリエステルは一般にフエノールとテ
トラクロルエタンとの60:40の重量比の混合溶媒
中、30℃の温度で測定して0.3乃至2.8dl/g、特
に0.4乃至1.8dl/gの固有粘度〔η〕を有するこ
とが好ましい。更に熱接着作業性の見地から、
230℃以下、特に−30乃至200℃の環球法軟化点を
有することが好適である。 本発明において、ブレンド層の他方の成分とし
て使用するエチレン−ビニルアルコール共重合体
は、エチレン単位と酢酸ビニル等のビニルエステ
ル単位のケン化で得られたビニルアルコール単位
とから成つており、ガスバリヤー性と耐湿性の見
地から20乃至80モル%、特に40乃至80モル%のビ
ニルアルコール単位の含有するべきであり、また
残存ビニルエステル単位の含有量は4モル%以
下、特に1モル%以下であるべきである。 このエチレン−ビニルアルコール共重合体の分
子量は、一般にフイルムを形成し得る分子量範囲
にあれば特に制限はない。エチレン−ビニルアル
コール共重合体の粘度は、一般にフエノール85重
量%と水15重量%との混合溶媒を使用し、30℃の
温度で測定した固有粘度〔η〕の値が、0.07乃至
17/gの範囲にあるものが好適である。〔η〕
が0.07/gより低いものでは成形品とした時の
機械的強度が不満足であり、一方〔η〕が017
/gより高くなると樹脂積層物の成形性が低下
する傾向がある。 本発明の積層構造物におけるブレンド層は、前
述したポリエステル(a)とエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体(b)とを、 a:b=1:99乃至99:1 特に 5:95乃至90:10 の重量比で含有することが優れたガスバリヤー性
と耐層間剥離性とを有する積層構造物を得る上で
好適である。 然しながら、上述した好適範囲以外の配合比を
とる場合にも、後述する様にブレンド物層中にポ
リエステルを平均値よりも多い量で含有する層
と、エチレン−ビニルアルコール共重合体を平均
値よりも多い量で含有する層とから成る多層構造
を形成させることにより、全ての気体に対して一
様で優れたガスバリヤー性と優れた層間接着性と
を達成することができる。 ポリエステル層 本発明において、前記ブレンド物層と積層され
るポリエステル層には、フイルム、シート等、特
に容器として使用した時、圧力等による変形を防
止するという見地から、また機械的強度や耐水性
等の見地からポリエチレンテレフタレート
(PET)が使用されるが、この特性を損なわない
範囲内で、ポリブチレンテレフタレート、ポリカ
ーボネート或いはその他の熱可塑性樹脂とブレン
ドして使用することもできる。また熱成形時の諸
特性を改善するために、少量のコモノマーを主鎖
中に含有することは許容でき、例えば成形時のド
ローダウン性を改善する目的で、グリコール成分
としてヘキサヒドロキシリレングリコールの少量
を含有する改質PET等が本発明の目的に使用さ
れる。 また上記ポリエステルは、一般にフイルムを形
成するに足る分子量を有しているべきである。 本発明において、前述した特定のジオール成分
を有するポリエステルとエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体とのブレンド物及びポリエチレンテ
レフタレートから成るポリエステルは、そのまま
或いは所謂配合剤を配合した後に、同時押出成形
等のそれ自体周知の成形手段によつて積層構造物
とすることができる。例えば食品包装材としての
用途には、所謂配合剤を用いることなしにそのま
ま積層成形操作に賦することが好ましいが、所望
に応じてそれ自体周知の配合剤、例えば紫外線吸
収剤、安定剤、滑剤、酸化防止剤、顔料、染料、
帯電防止剤等を公知の処方に従つて配合すること
ができる。 また本発明の積層構造には、ガスバリヤー性、
耐衝撃性等の性質に実質的に悪影響を及ぼさない
範囲で、各層に他の重合体、例えばポリオレフイ
ン、オレフイン共重合体、ビニル重合体、ジオレ
フイン重合体、オレフイン−ビニル化合物共重合
体を、例えば10重量部迄の量で加えることが可能
である。 積層構造物 本発明における積層構造物は、特定のジオール
成分を有するポリエステルとエチレン−ビニルア
ルコール共重合体とのブレンド層(以下単にブレ
ンド層と呼ぶ)と、ポリエチレンエレフタレート
から成るポリエステル層(以下単にPET層と呼
ぶ)とが隣接する位置関係に設けられているとい
う条件を満足する範囲内で種々の構成を有するこ
とができる。例えば本発明の積層構造物は、次の
断面方向配置を有することができる。 二層構成 (a) PET層/ブレンド層 三層構成 (a) PET層/ブレンド層/PET層 (b) ブレンド層/PET層/ベレンド層 勿論、上述した三層構成よりも多い多層構成、
例えば、 五層構成 (a) PET層/ブレンド層/PET層/ブレンド
層/PET層 (b) ブレンド層/PET層/ブレンド層//
PET層/ブレンド層 の様な形で使用することもでき、この様な多層構
成によりガスバリヤー性を一層改善することも可
能であるが、通常の場合は二層乃至三層の構成で
本発明の目的を十分に達成することができる。 かかる積層構造物を構成する各層の厚みは、後
述する用途、或いはブレンド層におけるポリエス
テルとエチレン−ビニルアルコール共重合体との
配合比等によつて異なるが、一般にガスバリヤー
性、耐衝撃性、耐層間剥離性等の最適の組み合せ
を得る上では、肉厚比を、 PET層:ブレンド層 =500:1乃至1:5 特に100:1乃至1:3 の範囲とすることが好ましい。 本発明の積層構造物は、ブレンド層中にジオー
ル成分としてビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベ
ンゼンを主鎖中に有するポリエステル及び
EVOHが含有されていることによつて、このブ
レンド層をPET樹脂と積層することによつて、
EVOH及びPETをそれぞれ単独で使用する場合
に比して著しく高いガスバリヤー性が得られる。 またブレンド層中に含有されるポリエステルに
は、主鎖中に芳香族エステルセグメントが多く含
まれていることから、同様の芳香族エステルセグ
メントを有するPET層との間に、格別の接着剤
を使用することなしに顕著に高い接着結合が得ら
れるのである。 更に後述する実施例からも明らかな通り、ブレ
ンド層を内外層とする様な層構成の場合には、特
に帯電防止特性に優れ、容器等の用途に供した場
合、ホコリ等の帯電微粒子が付着しにくいという
顕著な作用効果が達成される。 また本発明の積層構造物は、それ自体エチレン
−ビニルアルコール共重合体との接着性に優れて
いるため、これをエチレン−ビニルアルコール共
重合体層と更に積層せしめることによつてガスバ
リヤー性を更に改善させることも可能である。 成形方法 積層体の形成は、税層同時押出によつて行なう
のがよい。この多層同時押出によれば、樹脂間の
接着界面で両樹脂の混り合いがよく行なわれるの
で、接着強度に特に優れた積層構造体が得られ
る。 多層同時押出に際しては、PET及び前述した
ポリエステルとEVOHとのブレンド物を夫々の
押出機で溶融混練した後、多層多重ダイスを通し
て例えば前述した乃至の層構成を有する様に
押出し、フイルム、シート、ボルト用パイプ、ボ
トル用プリフオーム等の形に成形する。尚、ボト
ル用プリフオームの場合には、多層同時押出され
た溶融樹脂パリソンを金型内でプリブロー成形す
るか、多層同時押出されたパイプを冷却して一定
寸法に切断後、パイプの上端部分及び下端部分を
再加熱して圧縮成形等の手段にて口部ネジ部分の
成形と底部の成形を行うことによつて得られる。 また同時押出成形に際しては、ポリエステルと
EVOHとのブレンド物を、ポリエステル溶融物
の平均流速(1)とEVOH溶融物の平均流速
2)との差が1cm/sec以上となり且つブレン
ド物が層流となつて流動する条件下で押出成形す
ることが好適である。かかる条件下においては、
ブレンド層中に、ポリエステルが優先的に分布す
る層とEVOHが優先的に分布する層とが形成さ
れ、従つてポリエステルが優先的に分布する層が
PET層に対面する様な位置関係とすることによ
つて接着強度は更に向上する。更にブレンド層中
において、それ自体ガスバリヤー性を有するポリ
エステル及びEVOHが層状に分布するため、ガ
スバリヤー性も更に向上する。この様な層状分布
構造は、ブレンド層を肉厚方向と直角方向に、即
ち面方向と平行方向に3つの層に分割し、この分
割した各層について赤外線吸収スペクトルを測定
し、波長3320cm-1の水酸基の特性吸収からエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)の濃
度を求めることにより確認し得る。 かようにブレンド層中に多層構造を設ける方法
等に関しては、例えば特公昭51−43074号公報等
に詳述されているので参照されたい。 例えば平均流速()は、式 =(Q/3.6d)/S 式中、Qは一定温度及び圧力下に、ブレンド層
用押出機のダイから吐出される樹脂溶融物の吐出
量(Kg/hr)であり、dはその樹脂の溶融体密度
(g/c.c.)であり、Sは各層の合流点(ダイ内)
におけるブレンド層用通路の断面積(cm2)であ
る。 によつて定義される。樹脂の溶融体密度dは、例
えば定圧式押出式粘度計を用い、一定圧力(例え
ば50Kg/cm2)下で、一定温度で押出量η(c.c.)を、
下記式、 η=HA−πr2l 式中、Hはプランジヤー降下量(cm)であり、
Aはバレルの断面積であり、rはオリフイス半径
(cm)である。 により算出し、且つ押出物η(c.c.)の重量W(g)
を実測することにより、下記式 d=W/η〔g/c.c.〕 で求めることができる。 またブレンド物を層流となつて流動させるため
には、ブレンド物押出用のスクリユーとしてメタ
ーリング型スクリユーやナイロン型スクリユーの
ようにフルフライト型スクリユーを使用すればよ
い。この様な押出条件を使用することによつて積
層構造物のブレンド層中に前述した多層分布構造
が形成される。この場合、前述した|21
=Δの値が1cm/sec以上、特に1〜10cm/sec
となる様な押出条件を選ぶには、一定構造及び性
能の溶融押出機について、ブレンド層に使用する
ポリエステル及びエチレン−ビニルアルコール共
重合体の各々単独のものについて、平均流速
()の温度及び圧力依存性を測定し、前記Δ
が1cm/sec以上となる様に温度及び圧力を決定
するか、或いは一定温度及び圧力下においてΔ
の値が1cm/sec以上となる様に、押出機の構造
や諸寸法を変更乃至調節すればよい。 積層体の形成は、またサンドイツチラミネーシ
ヨンや押出コートと呼ばれる方法で行なうことが
できる。例えば予じめ形成されたポリエチレンテ
レフタレートフイルムと、所定のポリエステルと
エチレン−ビニルアルコール共重合体のブレンド
物のフイルムを加熱下に圧着することによつて積
層体を製造することができる。また別法として、
2枚のポリエチレンテレフタレートフイルムの間
に前記ブレンド物を中間層として押出し、該押出
層を上記PETフイルムでサンドイツチ状に圧着
して積層構造物を得ることができる。また予じめ
形成された各種フイルムを所定の積層順序で熱間
圧着乃至は熱間圧延する方法等も採用することが
できる。 勿論上述した方法以外にも、例えば複数のシリ
ンダーを有する成形機を使用し、所定の各樹脂を
順次或いは共射出して本発明の積層構造物とする
ことも可能である。 用 途 本発明の積層構造体は、延伸ブロー成形容器や
延伸によるシート成形容器として特に有用であ
る。例えば、延伸ブロー成形は、前述した多層プ
リフオームを使用する点を除けば、それ自体公知
の手段で行われる。先ず、この多層プリフオーム
を延伸ブローに先立つて、延伸温度に予備加熱す
る。この延伸温度とは、用いるポリエステルの結
晶化温度よりも低い温度で且つ多層プリフオーム
の延伸が可能となる温度であり、例えばポリエチ
レンテレフタレートの場合には80乃至130℃、特
に90乃至1100℃の温度が使用される。 予備加熱されたプリフオームの延伸ブロー成形
は、遂次延伸ブロー成形、或いは同時延伸ブロー
成形のようなそれ自体公知の手段で行い得る。例
えば前者の場合、プリフオームを比較的小さい圧
力での流体吹込み下に軸方向に延伸し、次いで比
較的大きい圧力での流体吹込み下に、容器の周方
向への膨脹により延伸を行なう。また、後者の場
合には、最初から大きい圧力での流体吹込みによ
る周方向への延伸と軸方向への延伸とを同時に行
う。プリフオームの軸方向への延伸は、例えばプ
リフオームの首部を金型とマンドレルとで挾持
し、プリフオーム底部の内面に延伸棒をあてが
い、延伸棒を伸張せしめることにより容易に行う
ことができる。プリフオームの軸方向及び周方向
の延伸倍率は、夫々1.5乃至2.5倍(軸方向)及び
1.7乃至4.0倍(周方向)とすることが望ましい。 このようにして延伸ブロー成形された容器の胴
部においては、ポリエチレンテレフタレート層
が、その密度が1.350乃至1.402g/c.c.の範囲とな
るように分子配向され、びん状容器に望ましい耐
衝撃性、剛性、透明性等が得られると共に、オレ
フイン−ビニルアルコール共重合体及び所定のジ
オール成分を有するポリエステルを含むブレンド
層の存在によつて、酵素、窒素、炭酸ガス、香り
等のガスに対する優れたバリヤー性が得られ、し
かも前述したブレンド層におけるポリエステルの
介在により優れた層間接着性が保持される。 また、シート成形容器においては、前述した多
層フイルム乃至は多層シートを、前述した延伸温
度に予備加熱し、この加熱フイルム等を真空成
形、圧空成形、プラグアシスト成形、プレス成形
等の手段によりカツプ状に成形する。 本発明を次の例で説明する。 ポリエステルの合成 所定の酸成分、ジオール成分を少量のチタニル
アセチルアセトネート等の触媒とともにガラス製
反応装置に仕込み、窒素ガス雰囲気下で200℃に
加熱し、発生するメタノールを除去しつつ約100
分間反応を続け、次いで反応温度を250℃に上昇
させ約1時間維持した後、窒素ガスの供給を停止
し、0.4mmHg以下の減圧下、275℃の温度で約3
時間重合を行なつた。得られた各々のポリエステ
ル試料について酸成分およびジオール成分それぞ
れの組成を第1表に示す。尚、試料の最終的組成
はプロトンNMR、ガスクロマトグラフイーによ
り分析確認した。
FIELD OF THE INVENTION The present invention relates to a laminated structure, and more particularly, to a laminated structure that is excellent in various properties such as processability, interlayer adhesion, and gas barrier properties. Conventional technology and technical issues to be solved Polyethylene terephthalate has excellent mechanical properties such as formability and creep resistance, and because it is capable of biaxial molecular orientation, it has excellent creep resistance and impact resistance. It has come to be widely adopted in the field of lightweight plastic containers, which have excellent properties such as toughness, rigidity, gas barrier properties, light weight, and transparency. However, the gas barrier properties of polyester containers are still not negligible compared to, for example, glass bottles, and the shelf life of small polyester bottles of 1 liter or less filled with carbonated drinks such as cola is only 2 months at most. It is said that the degree of On the other hand, olefin-vinyl alcohol copolymers such as saponified ethylene-vinyl acetate copolymers,
This material is well known as a thermoformable resin with excellent oxygen barrier properties, and it is already known that this resin can be combined with an olefin resin with excellent moisture resistance to make unstretched or stretched multilayer plastic containers. There is. It has already been proposed to use a laminated structure of polyester and olefin-vinyl alcohol copolymer as a container, and such a laminated structure has gas barrier properties, creep resistance, impact resistance, Although it is naturally expected that this type of laminated structure is excellent in combination with rigidity, the reason why such laminated structures have not yet been put into practical use for containers, especially biaxially stretched blow-molded containers, is that polyester and olefin
This seems to be because a strong interlayer bond cannot be obtained between the vinyl alcohol copolymer and the vinyl alcohol copolymer. The present inventors used a blend of a specific polyester and an ethylene-vinyl alcohol copolymer described below, and when laminating the blend with a polyester mainly composed of ethylene terephthalate units, blow molding, stretching, etc. Strong interlayer adhesion is obtained that does not disappear even under container forming conditions such as blow molding and drawing, and this laminated structure has various properties such as gas barrier properties, creep resistance, impact resistance, rigidity, and formability. We found that it has excellent characteristics. Purpose of the Invention The purpose of the present invention is to provide a laminated structure that has excellent gas barrier properties, creep resistance, impact resistance, rigidity, delamination properties, moldability, etc., and is useful as a sealed container such as a bottle or cup. It is in. Structure of the Invention According to the present invention, (A) a layer of polyester mainly composed of ethylene terephthalate units, (B) an acid component consisting of (i) terephthalic acid and/or isophthalic acid, and bis(2-hydroxyethoxy). A layer formed from a blend of (ii) an ethylene-vinyl alcohol copolymer and a polyester containing a diol component consisting of benzene or a combination of this and another diol in its main chain are provided in an adjacent positional relationship. A laminated structure is provided. That is, the present invention uses bis(2-
When laminating a layer formed from a blend of a polyester having (hydroxyethoxy)benzene in the main chain and an ethylene vinyl alcohol copolymer with a layer of polyethylene terephthalate, both can be bonded together without using a special adhesive. This is based on the new finding that a laminated structure with strong interlayer bonding and excellent gas barrier properties, creep resistance, and other properties can be obtained. Preferred Embodiment Blend Layer of the Invention The polyester used in the blend layer of the laminated structure of the present invention may contain terephthalic acid and isophthalic acid as acid components, each singly or in combination, but it is preferable that A copolyester having at least 5 mol % of isophthalic acid component in the main chain is used. That is, compared to polyesters derived from terephthalic acid, polyesters derived from isophthalic acid have improved compatibility with the olefin-vinyl alcohol copolymer. This is thought to be due to the fact that isophthalic acid ester units tend to have a bent structure in their polyester polymer side chains compared to p-oriented terephthalic acid units, which improves their compatibility with the olefin-vinyl alcohol copolymer. . As the diol component, bis(2-hydroxyethoxy)benzene is used alone or in combination with other diols. This bis(2-hydroxyethoxy)benzene is particularly suitable for 1,3
-bis(2-hydroxyethoxy)benzene is used, and this diol with aromatic groups is
At least 0.001 mol% based on the total amount of diol components
As mentioned above, it is necessary that 0.01 mol % or more of it be contained in the main chain of the polyester. By including this bis(2-hydroxyethoxy)benzene in the main chain of the polyester, gas barrier properties are dramatically increased, and antistatic properties are also improved, as is clear from the examples described below. It is possible to achieve this. As other diols that can be used in combination with bis(2-hydroxyethoxy)benzene, all diols having ester-forming ability can be used, such as ethylene glycol, propylene glycol, 1,4-butanediol, neopentyl, etc. Examples include glycol, cyclohexanediol, xylylene glycol, hexahydroxylylene glycol, and bis(4-β-hydroxyethoxyphenyl)sulfone. The polyester used in the blend layer in the present invention has ester repeating units derived from the dibasic acid and diol described above, i.e., the formula: In the formula, R 1 is an aromatic group, and R 2 is a group in which at least 0.001 mol% of all R 2 groups is derived from bis(2-hydroxyethoxy)benzene, and is mainly formed from repeating units of However, there is no problem in containing a small amount of other ester repeating units as long as this essence is not impaired. This polyester generally has an intrinsic viscosity of 0.3 to 2.8 dl/g, particularly 0.4 to 1.8 dl/g [η ] It is preferable to have. Furthermore, from the standpoint of thermal bonding workability,
It is preferable to have a ring and ball softening point of 230°C or less, particularly from -30 to 200°C. In the present invention, the ethylene-vinyl alcohol copolymer used as the other component of the blend layer is composed of ethylene units and vinyl alcohol units obtained by saponifying vinyl ester units such as vinyl acetate, and is a gas barrier. From the viewpoint of properties and moisture resistance, the vinyl alcohol unit content should be 20 to 80 mol%, especially 40 to 80 mol%, and the content of residual vinyl ester units should be 4 mol% or less, especially 1 mol% or less. It should be. The molecular weight of this ethylene-vinyl alcohol copolymer is not particularly limited as long as it is within a molecular weight range that generally allows film formation. The viscosity of the ethylene-vinyl alcohol copolymer is generally determined by using a mixed solvent of 85% by weight of phenol and 15% by weight of water and measuring the intrinsic viscosity [η] at a temperature of 30°C from 0.07 to
17/g is preferred. [η]
If [η] is lower than 0.07/g, the mechanical strength when made into a molded product is unsatisfactory;
When it is higher than /g, the moldability of the resin laminate tends to decrease. The blend layer in the laminate structure of the present invention comprises the above-mentioned polyester (a) and ethylene-vinyl alcohol copolymer (b) in a ratio of a:b=1:99 to 99:1, particularly 5:95 to 90:10. It is suitable for obtaining a laminated structure having excellent gas barrier properties and delamination resistance. However, even when a blending ratio outside the above-mentioned preferred range is used, as will be described later, a layer containing polyester in an amount greater than the average value and an ethylene-vinyl alcohol copolymer content greater than the average value may be used. By forming a multilayer structure consisting of a layer containing a large amount of carbon dioxide, uniform and excellent gas barrier properties against all gases and excellent interlayer adhesion can be achieved. Polyester layer In the present invention, the polyester layer to be laminated with the blend layer is made of a film, sheet, etc., especially from the viewpoint of preventing deformation due to pressure when used as a container, and also has mechanical strength, water resistance, etc. From this point of view, polyethylene terephthalate (PET) is used, but it can also be used in blends with polybutylene terephthalate, polycarbonate, or other thermoplastic resins within a range that does not impair its properties. In addition, it is acceptable to include a small amount of comonomer in the main chain in order to improve various properties during thermoforming. For example, in order to improve drawdown properties during molding, a small amount of hexahydroxylylene glycol as a glycol component is acceptable. Modified PET containing PET etc. are used for the purpose of the present invention. The polyester should also generally have a molecular weight sufficient to form a film. In the present invention, a blend of a polyester having a specific diol component and an ethylene-vinyl alcohol copolymer as described above and a polyester made of polyethylene terephthalate can be molded as such by co-extrusion molding or the like, either as is or after blending with so-called compounding agents. It can be made into a laminated structure by known molding means. For example, for use as a food packaging material, it is preferable to directly apply the laminated molding operation without using so-called compounding agents, but if desired, compounding agents that are well known per se, such as ultraviolet absorbers, stabilizers, lubricants, etc. , antioxidants, pigments, dyes,
Antistatic agents and the like can be added according to known formulations. Furthermore, the laminated structure of the present invention has gas barrier properties,
Other polymers such as polyolefins, olefin copolymers, vinyl polymers, diolefin polymers, olefin-vinyl compound copolymers, etc. may be added to each layer within a range that does not substantially adversely affect properties such as impact resistance. It is possible to add amounts up to 10 parts by weight. Laminated Structure The laminated structure of the present invention includes a blend layer of polyester having a specific diol component and an ethylene-vinyl alcohol copolymer (hereinafter simply referred to as a blend layer), and a polyester layer made of polyethylene elephthalate (hereinafter simply referred to as a blend layer). It is possible to have various configurations within the range that satisfies the condition that the PET layers (referred to as PET layers) are provided in an adjacent positional relationship. For example, the laminated structure of the present invention can have the following cross-sectional arrangement. Two-layer structure (a) PET layer/blend layer Three-layer structure (a) PET layer/blend layer/PET layer (b) Blend layer/PET layer/berend layer Of course, there are more multilayer structures than the three-layer structure described above,
For example, five-layer structure (a) PET layer/blend layer/PET layer/blend layer/PET layer (b) blend layer/PET layer/blend layer//
It can also be used in a form such as a PET layer/blend layer, and it is possible to further improve gas barrier properties with such a multilayer structure, but in normal cases, the present invention uses a two or three layer structure. can fully achieve its objectives. The thickness of each layer constituting such a laminated structure varies depending on the use described below or the blending ratio of polyester and ethylene-vinyl alcohol copolymer in the blend layer, but generally it has gas barrier properties, impact resistance, and resistance. In order to obtain the optimum combination of interlayer peelability, etc., it is preferable that the thickness ratio of PET layer:blend layer is in the range of 500:1 to 1:5, particularly 100:1 to 1:3. The laminated structure of the present invention comprises a polyester having bis(2-hydroxyethoxy)benzene in the main chain as a diol component in the blend layer;
By laminating this blend layer with PET resin due to the inclusion of EVOH,
Significantly higher gas barrier properties can be obtained than when EVOH and PET are used alone. In addition, since the polyester contained in the blend layer contains many aromatic ester segments in its main chain, a special adhesive is used between it and the PET layer, which has similar aromatic ester segments. Significantly higher adhesive bonds are obtained without the need for Furthermore, as is clear from the examples described below, in the case of a layer structure in which the blend layer is used as the inner and outer layers, it has particularly excellent antistatic properties, and when used in applications such as containers, charged fine particles such as dust will not adhere to it. The remarkable effect of being difficult to do is achieved. Furthermore, since the laminated structure of the present invention itself has excellent adhesion with ethylene-vinyl alcohol copolymer, gas barrier properties can be improved by further laminating it with an ethylene-vinyl alcohol copolymer layer. Further improvements are possible. Forming method The formation of the laminate is preferably carried out by co-extrusion. According to this multilayer coextrusion, since both resins are well mixed at the adhesive interface between the resins, a laminated structure with particularly excellent adhesive strength can be obtained. For multilayer coextrusion, PET and the blend of polyester and EVOH described above are melt-kneaded in respective extruders, and then extruded through a multilayer die to form a film, sheet, or bolt having the layer structure described above, for example. It is molded into the shapes of pipes for use, preforms for bottles, etc. In the case of bottle preforms, the multi-layer co-extruded molten resin parison is pre-blow molded in a mold, or the multi-layer co-extruded pipe is cooled and cut to a certain size, and then the upper and lower ends of the pipe are cut into pieces. It is obtained by reheating the parts and molding the mouth thread part and the bottom part by means such as compression molding. In addition, when co-extruding, it is necessary to
Extruding the blend with EVOH under conditions where the difference between the average flow velocity of the polyester melt ( 1 ) and the average flow velocity of the EVOH melt ( 2 ) is 1 cm/sec or more and the blend flows in a laminar flow. Molding is preferred. Under such conditions,
In the blend layer, a layer in which polyester is preferentially distributed and a layer in which EVOH is preferentially distributed are formed, and therefore a layer in which polyester is preferentially distributed is formed.
Adhesive strength is further improved by positioning it so that it faces the PET layer. Furthermore, since polyester and EVOH, which themselves have gas barrier properties, are distributed in a layered manner in the blend layer, the gas barrier properties are further improved. Such a layered distribution structure was obtained by dividing the blend layer into three layers in the direction perpendicular to the thickness direction, that is, in the direction parallel to the surface direction, and measuring the infrared absorption spectrum of each divided layer . This can be confirmed by determining the concentration of ethylene-vinyl alcohol copolymer (EVOH) from the characteristic absorption of hydroxyl groups. Please refer to Japanese Patent Publication No. 43074/1984, etc., for details on the method of providing a multilayer structure in the blend layer. For example, the average flow rate () is expressed by the formula = (Q/3.6d)/S where Q is the discharge rate (Kg/hr) of the resin melt discharged from the die of the blend layer extruder under constant temperature and pressure. ), d is the melt density of the resin (g/cc), and S is the confluence point of each layer (inside the die)
is the cross-sectional area (cm 2 ) of the passageway for the blend layer in . Defined by The melt density d of the resin can be determined by calculating the extrusion amount η (cc) at a constant temperature under a constant pressure (for example, 50 Kg/cm 2 ) using a constant pressure extrusion viscometer, for example.
The following formula, η=HA−πr 2 l In the formula, H is the plunger descent amount (cm),
A is the cross-sectional area of the barrel and r is the orifice radius (cm). and the weight W (g) of the extrudate η (cc)
By actually measuring , it can be determined using the following formula: d=W/η [g/cc]. In order to flow the blend in a laminar flow, a full-flight screw such as a metering screw or a nylon screw may be used as the screw for extruding the blend. By using such extrusion conditions, the multilayer distribution structure described above is formed in the blend layer of the laminated structure. In this case, the aforementioned | 21 |
= Δ value is 1 cm/sec or more, especially 1 to 10 cm/sec
In order to select the extrusion conditions such as Determine the dependence of the Δ
The temperature and pressure are determined so that Δ is 1 cm/sec or more, or Δ
The structure and various dimensions of the extruder may be changed or adjusted so that the value of is 1 cm/sec or more. The laminate can also be formed by a method called Sand-German lamination or extrusion coating. For example, a laminate can be produced by pressing a preformed polyethylene terephthalate film with a film of a blend of a predetermined polyester and an ethylene-vinyl alcohol copolymer under heat. Alternatively,
A laminated structure can be obtained by extruding the blend as an intermediate layer between two polyethylene terephthalate films, and pressing the extruded layer with the PET film in a sandwich-like shape. It is also possible to employ a method of hot pressing or hot rolling preformed various films in a predetermined stacking order. Of course, in addition to the method described above, it is also possible to use a molding machine having a plurality of cylinders and sequentially or co-inject predetermined resins to form the laminated structure of the present invention. Applications The laminated structure of the present invention is particularly useful as a stretch-blow-molded container or a sheet-molded container by stretching. For example, stretch blow molding is carried out by means known per se, except that the multilayer preform described above is used. First, the multilayer preform is preheated to a stretching temperature prior to stretch blowing. This stretching temperature is a temperature lower than the crystallization temperature of the polyester used and at which the multilayer preform can be stretched. used. Stretch blow molding of the preheated preform can be performed by means known per se, such as sequential stretch blow molding or simultaneous stretch blow molding. For example, in the former case, the preform is stretched axially under fluid injection at a relatively low pressure and then stretched by circumferential expansion of the container under fluid injection at a relatively high pressure. In the latter case, stretching in the circumferential direction and stretching in the axial direction are simultaneously performed by blowing fluid at high pressure from the beginning. The preform can be easily stretched in the axial direction by, for example, holding the neck of the preform between a mold and a mandrel, applying a stretching rod to the inner surface of the bottom of the preform, and stretching the stretching rod. The stretching ratios of the preform in the axial direction and the circumferential direction are 1.5 to 2.5 times (axial direction) and
It is desirable to set it to 1.7 to 4.0 times (circumferential direction). In the body of the container formed by stretch blow molding in this way, the polyethylene terephthalate layer is molecularly oriented so that its density is in the range of 1.350 to 1.402 g/cc, providing the desired impact resistance and rigidity for bottle-shaped containers. , transparency, etc., as well as excellent barrier properties against gases such as enzymes, nitrogen, carbon dioxide, and fragrance due to the presence of a blend layer containing an olefin-vinyl alcohol copolymer and a polyester having a specified diol component. is obtained, and excellent interlayer adhesion is maintained due to the presence of polyester in the blend layer described above. In addition, in the case of a sheet-formed container, the above-mentioned multilayer film or multilayer sheet is preheated to the above-mentioned stretching temperature, and this heated film etc. is formed into a cup shape by means such as vacuum forming, pressure forming, plug assist forming, or press forming. Form into. The invention is illustrated by the following example. Synthesis of polyester A specified acid component and diol component are charged into a glass reactor together with a small amount of a catalyst such as titanyl acetylacetonate, heated to 200℃ under a nitrogen gas atmosphere, and heated to about 100℃ while removing methanol generated.
The reaction was continued for a minute, and then the reaction temperature was raised to 250°C and maintained for about 1 hour, then the nitrogen gas supply was stopped and the temperature was raised to 275°C for about 3 minutes under reduced pressure of 0.4 mmHg or less.
Time polymerization was carried out. Table 1 shows the compositions of the acid component and diol component for each of the polyester samples obtained. The final composition of the sample was confirmed by proton NMR and gas chromatography.

【表】 を示す。
実施例 1 第1表中の各ポリエステルを使用し、このポリ
エステルとビニルアルコール含量が69モル%、酢
酸エチル残基が0.4モル%のエチレン−ビニルア
ルコール共重合体(軟化温度182℃)とを、その
混合比を種々変えてヘンシエル型ドライブレンダ
ーを用い、常温で10分間混合した。 これら各混合物を直径が50mm、有効長さが1100
mmの押出機を使用し、T−ダイによつて巾150mm
で肉厚が0.5mmのシートを成形した。 また、フエノール/テトラクロロエタンの重量
比が50/50の混合溶媒中で30℃における固有粘度
が0.91dl/gのポリエチレンテレフタレート樹脂
(PET)を押出シート成形により厚さ1.5mmのシー
トとした。 この2枚のシートを重ね合わせ、約260℃に保
たれたホツトプレスに無加圧下で120秒間保持し
た後、5Kg/cm2に加圧し、60秒間保持することで
二層構成の積層体を得た。 更にこの積層体の一部については、岩本製作所
製研究用二軸延伸装置BISTRON BT−1型を
使用して、120℃の延伸温度で一軸方向に2倍延
伸した延伸シートを作成した。 得られた接着直後の未延伸シート及び延伸シー
ト(後者については延伸軸が長手方向に一致する
様に)より、長さ100mm、巾10mmの試験片を切り
出し、引張試験機を用いて、室温下、引張速度
100mm/minにてTピール試験を行なつた。 各々の条件について5回の測定を行ない、算術
平均値をもつて剥離強度とする。得られた結果を
第2表に示す。 また、延伸シートについては、延伸直後のもの
についてガス透過試験機を用いて27℃、60%RH
の雰囲気中で酸素ガス透過係数を求めた。その結
果を併せて第2表に示す。
[Table] is shown below.
Example 1 Using each polyester in Table 1, this polyester and an ethylene-vinyl alcohol copolymer (softening temperature 182°C) having a vinyl alcohol content of 69 mol% and an ethyl acetate residue of 0.4 mol%, The mixture was mixed at room temperature for 10 minutes using a Henschel type dry blender with various mixing ratios. Each of these mixtures has a diameter of 50 mm and an effective length of 1100 mm.
Using a mm extruder, the width is 150 mm with a T-die.
A sheet with a wall thickness of 0.5 mm was formed using the following methods. Further, polyethylene terephthalate resin (PET) having an intrinsic viscosity of 0.91 dl/g at 30°C was molded into a 1.5 mm thick sheet by extrusion in a mixed solvent of phenol/tetrachloroethane in a weight ratio of 50/50. These two sheets were overlapped and held in a hot press maintained at approximately 260°C for 120 seconds without pressure, then pressurized to 5 kg/cm 2 and held for 60 seconds to obtain a two-layered laminate. Ta. Furthermore, a part of this laminate was stretched twice in the uniaxial direction at a stretching temperature of 120° C. using a research biaxial stretching device BISTRON BT-1 manufactured by Iwamoto Seisakusho to create a stretched sheet. A test piece of 100 mm in length and 10 mm in width was cut out from the unstretched sheet and stretched sheet immediately after adhesion (for the latter, the stretching axis was aligned with the longitudinal direction), and tested using a tensile tester at room temperature. , tensile speed
A T-peel test was conducted at 100 mm/min. Measurements were performed five times under each condition, and the arithmetic mean value was taken as the peel strength. The results obtained are shown in Table 2. In addition, for stretched sheets, the ones immediately after stretching were tested at 27℃ and 60%RH using a gas permeation tester.
The oxygen gas permeability coefficient was determined in the atmosphere of The results are also shown in Table 2.

【表】【table】

【表】 実施例 2 実施例1で使用したポリエステルとEVOHと
の各ブレンド物を中間層樹脂とし、また実施例1
で使用したPET樹脂を内外層用樹脂として、直
径が65mm、有効長さが1430mmのフルフライト型ス
クリユーを内蔵する最内外層用押出機、直径が38
mm、有効長さが950mmのフルフライト型スクリユ
ーを内蔵する中間層用押出機、フイードパイプ及
び三層用三重ダイを組み合わせた押出成型装置を
使用して、PET/ブレンド物/PETの三層パイ
プを溶融押出し、割金型内でプリブロー成形し
て、内径が27.7mm、長さが138mm、平均肉厚が3.5
mmの有底プリフオームを成形した。尚、このプリ
フオームの外層:中間層:内層の肉厚比は10:
1:10となる様に押出条件を設定した。 この有底プリフオームをそれぞれ赤外線ヒータ
で加熱し、遂次二軸延伸ブロー成形法で、軸方向
延伸倍率が2.0倍、円周方向延伸倍率が3.0倍とな
る様に延伸ブロー成形し、平均肉厚が約0.40mm、
内容積が約1の三層びんを合計9種類製造し
た。 また比較のために、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)だけを使用して上記と同一寸法の有
底プリフオームを成形し、次いで上記と同様にし
て同一寸法の二軸延伸ブローボトルを製造した。 これらのサンプルボトルについて、酵素ガス透
過度(Qo2)及び落下強度(f10)を測定し、結果
を第3表に示す。 尚、上記試験は下記の測定方法に従つた。 (i) 酸素ガス透過度、Qo2; 測定すべきボトル内を真空中で窒素ガスに置
換し、ボトルの口部をゴム栓で密封し、更に口
部とゴム栓との接触表面部分をエポキシ系接着
剤で覆つたのち、ボトルを温度が37℃、湿度が
15%RHの恒温恒湿槽内へ一定期間保存したの
ち、ボトル内へ透過した酵素の濃度をガスクロ
マトグラフで求め、次式に従つて酸素ガス透過
度、Qo2を算出した。結果はN=3の平均値で
ある。 Qo2=m×Ct/100/t×Op×A〔c.c./m2・day・atm〕 ここでm;ボトル内への窒素ガスの充填量
〔ml〕、 t;温槽内での保存期間〔day〕、 Ct;t日後のボトル内の酵素濃度〔Vol%〕、 A;ボトルの有効表面積〔m2〕、 Op;酸素ガス分圧(=0.209)〔atm〕、 (ii) 落下強度、f10; 一種類につき10本のボトルに一定重量の食塩
水を充填し、口部をキヤツプで密封したのち−
2℃の雰囲気中に二昼夜静置した。その後ボト
ルを20℃の気温で120cmの高さからコンクリー
ト面へボトル底面が当たるよう落下させた。落
下回数は最高10回迄くり返しおこなつた。10回
落下後破損しなかつたボトルの本数から次式に
従つて落下強度、f10を計算した。 f10=100×N−n10/N〔%〕 ここで、N;試験本数(=10)〔本〕 n10;10回迄の落下で破損しなかつたボトルの
数〔本〕。
[Table] Example 2 Each blend of polyester and EVOH used in Example 1 was used as an intermediate layer resin, and Example 1
An extruder for the inner and outer layers with a built-in full-flight screw with a diameter of 65 mm and an effective length of 1430 mm was used, using the PET resin used in the above as the resin for the inner and outer layers.
PET/blend/PET three-layer pipe is made using an extrusion molding device that combines a middle layer extruder with a built-in full-flight screw with an effective length of 950 mm, a feed pipe, and a three-layer triple die. Melt extrusion, pre-blow molding in a split mold, inner diameter 27.7mm, length 138mm, average wall thickness 3.5mm
A preform with a bottom of mm was molded. The thickness ratio of the outer layer: middle layer: inner layer of this preform is 10:
Extrusion conditions were set so that the ratio was 1:10. Each of these bottomed preforms was heated with an infrared heater and then stretch-blow-molded using a sequential biaxial stretch blow-molding method so that the axial stretch ratio was 2.0 times and the circumferential stretch ratio was 3.0 times. is about 0.40mm,
A total of nine types of three-layer bottles with an internal volume of approximately 1 were manufactured. For comparison, a bottomed preform with the same dimensions as above was molded using only polyethylene terephthalate (PET), and then a biaxially stretched blow bottle with the same dimensions was manufactured in the same manner as above. The enzyme gas permeability (Qo 2 ) and drop strength (f 10 ) of these sample bottles were measured, and the results are shown in Table 3. The above test was conducted according to the following measurement method. (i) Oxygen gas permeability, Qo 2 ; The inside of the bottle to be measured is replaced with nitrogen gas in a vacuum, the mouth of the bottle is sealed with a rubber stopper, and the contact surface between the mouth and the rubber stopper is sealed with epoxy. After covering with adhesive, the bottle was placed at a temperature of 37℃ and humidity.
After being stored in a constant temperature and humidity chamber at 15% RH for a certain period of time, the concentration of the enzyme that permeated into the bottle was determined using a gas chromatograph, and the oxygen gas permeability, Qo 2 , was calculated according to the following formula. Results are average values of N=3. Qo 2 = m×Ct/100/t×Op×A [cc/m 2・day・atm] where m: Amount of nitrogen gas filled into the bottle [ml], t: Storage period in the hot tank [day], Ct: Enzyme concentration in the bottle after t days [Vol%], A: Effective surface area of the bottle [m 2 ], Op: Oxygen gas partial pressure (=0.209) [atm], (ii) Drop strength, f 10 ; After filling 10 bottles of each type with a certain weight of saline solution and sealing the mouth with a cap,
It was left standing in an atmosphere at 2°C for two days and nights. The bottle was then dropped from a height of 120 cm at a temperature of 20°C so that the bottom of the bottle hit the concrete surface. The number of falls was repeated up to 10 times. The drop strength, f10 , was calculated from the number of bottles that remained undamaged after being dropped 10 times according to the following formula. f 10 = 100×N−n 10 /N [%] Where, N: Number of bottles tested (= 10) [bottles] n 10 : Number of bottles that were not damaged after being dropped up to 10 times [bottles].

【表】【table】

【表】【table】

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 (A) エチレンテレフタレート単位を主体とす
るポリエステルの層と、 (B) (i)テレフタル酸及び/又はイソフタル酸から
成る酸成分と、ビス(2−ヒドロキシエトキ
シ)ベンゼン又はこれと他のジオールとの組合
せから成るジオール成分とを主鎖中に含むポリ
エステル及び(ii)エチレン−ビニルアルコール共
重合体のブレンド物から形成された層とが、隣
接位置関係で設けられていることを特徴とする
積層構造物。
[Scope of Claims] 1 (A) a layer of polyester mainly composed of ethylene terephthalate units, (B) (i) an acid component consisting of terephthalic acid and/or isophthalic acid, and bis(2-hydroxyethoxy)benzene or A layer formed from a blend of (ii) an ethylene-vinyl alcohol copolymer and a polyester containing in its main chain a diol component consisting of a combination of this and another diol are provided in an adjacent positional relationship. A laminated structure characterized by:
JP5058085A 1985-03-15 1985-03-15 Laminated structure Granted JPS61211033A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5058085A JPS61211033A (en) 1985-03-15 1985-03-15 Laminated structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5058085A JPS61211033A (en) 1985-03-15 1985-03-15 Laminated structure

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61211033A JPS61211033A (en) 1986-09-19
JPH0242350B2 true JPH0242350B2 (en) 1990-09-21

Family

ID=12862919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5058085A Granted JPS61211033A (en) 1985-03-15 1985-03-15 Laminated structure

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61211033A (en)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61255956A (en) * 1985-05-09 1986-11-13 Teijin Ltd Thermoplastic resin sheet and container
US5037703A (en) * 1989-03-29 1991-08-06 Kuraray Co., Ltd. Multilayered structure

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61211033A (en) 1986-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3756547B2 (en) Polyethylene terephthalate-containing laminate
US3940001A (en) Recyclable plastic containers
EP0109305B1 (en) Laminates and their use in making containers
EP0117622A1 (en) Multi-layer plastic laminate structure
US4713296A (en) Laminate having good gas barrier properties with barrier layer of modified ethylene-vinyl alcohol copolymer
JP4265122B2 (en) Multilayer bottle
EP0118227B1 (en) Process for drawing plastic laminates
EP2683548B1 (en) Packaging and materials for making same
JPH0242350B2 (en)
JPH0243628B2 (en) PURASUCHITSUKUSEKISOKOZOTAIOYOBYOKI
JPH02229023A (en) Manufacture of multilayer stretch-molded vessel with intermediate layer arranged offset to inside surface side
JPH0160419B2 (en)
JPH0310499B2 (en)
JPH035309B2 (en)
JPH021670B2 (en)
JPS60157826A (en) Manufacture of multilayer drawn bottle
JPS6320691B2 (en)
JP2004168039A (en) Preform, its manufacturing method, and container produced by biaxially stretching the preform
JPH02113940A (en) Multilayer container
JP2601853B2 (en) Multilayer container
EP0143829B1 (en) Bonding compositions for polyester-poly(vinyl alcohol) laminates
JPS6040989B2 (en) resin laminate
JPH0377781B2 (en)
JPH01153444A (en) Hollow container
JPH0124629B2 (en)