JPH0240680Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、長尺定盤鏝に係るものである。

（従来技術） 従来の鏝はいずれも小さいもので、片手で操作
しうる程度のものであつたから、背の届かぬ高所
は、脚立を用いていた。

また、大面積のところは、能率的に間に合わな
いので、手近にある細長の木片を用いたりしてい
た。

（考案が解決しようとする課題） したがつて、広い面積のモルタル仕上のとき
は、その作業に適した道具はなく長尺木片などを
代用していたから、モルタル離れが悪いので、作
業の正確を欠き、かつ非能率であつた。

（課題を解決するための手段） 本考案はこの点工夫し、専用の長尺定盤鏝を新
規に工夫したもので、幅を１にしたとき長さは略
８〜20の割合であるアルミニウム製の細長い定盤
鏝にして、前記幅と長さの割合に形成された平板
１の片側に全長に亘り、隙間２おいて略状の持
ち手部３を一体的に設けた長尺定盤鏝の構成を考
案の要旨とする。

（実施例） 本考案の一実施例を図により説明すると、１は
アルミニウム製の細長い平板であり、その幅は好
適な実施例として略12cmであり、その長さは好適
には100cm〜180cmに形成される。即ち、幅を１に
したとき長さは略８〜20の割合に形成される。前
記の幅と長さの割合に形成されたアルミニウム製
の細長い平板１の片側には、略３cm程の隙間２を
おいて同様にアルミニウム製の略状の細長い持
ち手部３を一体的に設ける。

前記平板１、持ち手部３は、アルミニウムの押
出成形で製造され、所望の寸法に切断されるので
ある。

（作用） 次に作用を述べる。

前記平板１、持ち手部３、アルミニウムの押出
成形により製造される。これを、所望の寸法に切
断すると、出来上がる。

しかして、本考案は持ち手部３を両手で持ち、
平板１を流したモルタル面上を振つて均すと、全
体はアルミニウムの押出成形で軽いことと、持ち
易い持ち手部３が形成されていることと、従来の
単なる木片とは異なり、モルタル離れがよいこと
から、具合よくモルタルを均すことができる。

したがつて、大面積の壁とか床を一挙に均すこ
とができる。

（効果） 従来の鏝はいずれも小さいもので、片手で操作
しうる程度のものであつたから、背の届かぬとこ
ろは、脚立を用いていた。また、大面積のところ
は、間に合わないので、手近にある木片を用いて
いた。したがつて、広い面積のモルタル仕上のと
きは、その作業に適した道具はなく長尺木片など
を代用していたから、モルタル離れが悪く作業の
正確を欠き、非能率であつた。

しかるに、本考案は、幅を１にしたとき長さは
略８〜20の割合であるアルミニウム製の細長い定
盤鏝にして、前記幅と長さの割合に形成された平
板１の片側に全長に亘り、隙間２おいて略状の
持ち手部３を一体的に設けた長尺定盤鏝としたか
ら、持ち手部３を両手で持つので操作が容易であ
り、平板１を流したモルタル面上に当てがつて均
すとき、全体はアルミニウムの押出成形で軽いこ
とと、木片とは異なりアルミニウムのためモルタ
ル離れがよいことから、具合よくモルタルを均す
ことができ、大面積の壁とか床を、一挙に均すこ
とができる。また、アルミニウムの押出成形を切
断するだけで出来るから、極めて安価に提供でき
る効果も奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は底面図、第２図は斜視図、第３図は断
面図である。 符号の説明、１……平板、２……隙間、３……
持ち手部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 幅を１にしたとき長さは略８〜20の割合である
   アルミニウム製の細長い定盤鏝にして、前記幅と
   長さの割合に形成された平板１の片側に全長に亘
   り、隙間２おいて略状の持ち手部３を一体的に
   設けた長尺定盤鏝。