JPH02381A - 光起電力素子 - Google Patents

光起電力素子

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JPH02381A
JPH02381A JP63292998A JP29299888A JPH02381A JP H02381 A JPH02381 A JP H02381A JP 63292998 A JP63292998 A JP 63292998A JP 29299888 A JP29299888 A JP 29299888A JP H02381 A JPH02381 A JP H02381A
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Japan
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film
type
semiconductor layer
type semiconductor
gas
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JP63292998A
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Inventor
Katsumi Nakagawa
克己 中川
Shunichi Ishihara
俊一 石原
Masahiro Kanai
正博 金井
Kozo Arao
荒尾 浩三
Yasushi Fujioka
靖 藤岡
Akira Sakai
明 酒井
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Original Assignee
Canon Inc
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/546Polycrystalline silicon PV cells
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の属する技術分野〕 本発明は、民住機器用電源及び電力用の太陽電池として
好適な改遷された光起電力素子に関する。 より詳細には本発明は、pin接合を用いた、特に短波
長光に対して高効率の光電変換効率を有する前記光起電
力素子に関する。 〔従来技術の説明〕 従来、民生機器用の電源、太陽電池等の光起電力素子と
して、シリコン(Si)や、ヒ化ガリウム(G a A
 s )等の単結晶基板中に不純物をイオン打ち込み又
は熱拡散させて形成するか、あるいはそうした単結晶基
板に不純物をドープした層をエピタキシャル成長させて
形成したpin接合を利用した光起電力素子が提案され
ている。しかしながら、これらの素子については、基板
として上述のような単結晶基板を用いていることから、
その製造コストはいきおい高くなり、その低減は困難で
あり、民生機器用の電源、あるいは、太陽電池として広
く普及するには至っていないのが実状である。 ところで、近年、非単結晶基板としてのガラス、金属、
セラミックス、合成樹脂等の安価な材質の基板上に、グ
ロー放電分解法によりアモルファスシリコン(以下、r
A−3iJと称す、)堆積膜を形成してなるpin接合
を利用した光起電力素子が提案されていて、それなりに
満足のいくものであって、低コストであることから、電
卓、腕時計等の限られた民生機器用の電源として使用さ
れてきている。 これらのpin型の光起電力素子においては、光電特性
のすぐれたA−3tがそのフェルミ準位がバンドギャッ
プ中央からやや伝導帯よりに位置し、n−i接合界面よ
り、p−i接合界面の電界が強いため光はp型半導体層
側より入射させるのが有利であると言われている。 その場合、p型半導体層中で吸収された光はp型半導体
層中に再結合中心となる欠陥が有する場合には殆んど光
電流に寄与しないので、p型半導体層はなるべく光の吸
収の少ない半4体材料で構成するか欠陥のないp型半導
体層を用意することが望ましい、現状ではpin型A−
3i系光起電力素子のp型半導体層を構成する材料とし
てはバンドギャップの広いアモルファスシリコンカーバ
イト(以下、rA−3iCJと称す。)又はバンドギャ
ップは狭いが間接遷移型半導体材料であるため吸収係数
が小さく、しかも100〜200人の厚さでは光の吸収
が一層少ない微結晶化シリコン(以下、[μC−3iJ
と称す、)が用いられてきた。しかしながら、A−3i
Cにおいては、炭素原子の割合を増すことによってバン
ドギャップを広げようとすると、バンドギャップが2.
1eV以上では急激にその膜構造の質が低下し事実上の
限界がある。 またμC−3iにおいても、バンドギャップが本質的に
は狭いので、ある程度の光の吸収は避けられない。こと
に短波長光の成分の割合が多い入射光の場合だと、光の
吸収は無視できないものとなる。 したがって、より高い光電変換効率を持つ光起電力素子
を得るためには入射光側となるp型半導体層を構成する
材料としてはバンドギャップのより広いp型半導体材料
を用いる事が必要となる。 さらにこのp型半導体材料は、非単結晶基板としてのガ
ラス、金属、セラミックス、合成樹脂等の上に直接に成
膜出来るばかりでなく、これらの非単結晶基板の上に堆
積されたi型の半導体層の上に該i型半導体層に悪影響
を与えることなく堆積できる必要がある。 一方、バンドギャップの広い半導体材料として、Zn5
e (バンドギャップ:2.67eV)やZnTe(バ
ンドギャップ:2.26eV)あるいはこれらの混晶で
あるZ n S e r−xT e x  (但し、Q
<X<1)が提案されていて評価されている。 ところがこうした半導体材料の膜は一般的には単結晶基
板上にエピタキシャル成長させることにより得られるも
のであり、as−grownの膜は例えばZn5eはn
型の伝導型を示し、ZnTeはp型の伝導型を示す。し
かしながら、これ等いずれの半導体材料も反対の伝導型
に制御することは困難とされている。さらに、エピタキ
シャル成長のためには高価な単結晶基板を用いる必要が
あることの他、基板温度も高温を要し、また成膜速度も
遅い、こうしたことから、安価なガラス、合成樹脂等の
耐熱性の低い材質のものを基板として使用することはか
なわず、実用化の面において問題が存在していた。もっ
とも、前記の半導体材料の膜をガラス、金属、セラミッ
クス、合成樹脂等の非単結晶基板上に堆積させる試みが
なされてはいるものの、得られる堆積膜は、膜中に各種
の欠陥を含むものであって、電気的特性の良好な薄膜は
得られていない、従ってドーピングにより伝導型を制御
することは極めて困難であった。また前記の堆積膜は再
結合中心が多く膜中で発生した電子が光電流に寄与しな
い等の問題があって、電気的特性の良好な薄膜を得るの
は困難であった。 ところで、Zn、Ss元素で構成されるアモルファス(
非晶質)膜に関しての提案は、公知文献にみることがで
きる。それらの文献としては、米国特許第421737
4号明細書(以下、「文献1」という、)、米国特許第
4226898号明細書(以下、「文献2」という、)
等がある。またZn5e化合物に関するものとして、特
開昭61−189649号公報(以下、「文献3」とい
う、)、及び特開昭61−189650号公報(以下、
「文献4」という。)等がある。 ところが文献1は、セレン(Se)、亜鉛(Zn)、水
素口1)及びリチウム(Li)を含有するアモルファス
半導体膜について言及してはいるものの、主体は、アモ
ルファスSs半導体膜にあり、ZnはLi、Hと同列の
添加物にすぎない、そして、Zn、Liについては、H
の場合と同様で、膜の固有の性質を変えることなくエネ
ルギーギャップ中の局在準位密度を減少せしめるための
ものである旨記載している。要するに、文献1において
のアモルファスSe中へのZnの添加は、積極的にzn
Se化合物を形成することを意図したものではない。因
に、文献1は、Zn5e化合物、Zn5e結晶粒の形成
について言及するところは全くない。また、Llの添加
についても、それがドーパントとして添加されるもので
はない。 文献2には、Se、Zn及びHを含有するアモルファス
半導体膜について記載するところはあるものの、文献2
の記載の主体は非晶質s1に係るものであり、Saはそ
れと化合物を形成するものとして記載していて、Znは
光導電性を増感する要素及びアモルファス半導体膜のエ
ネルギーギャップ中の局在準位密度を減少させるための
ものであるとしている。即ち、Zn及びSeの添加は、
Zn5e化合物を形成するためではない、因に、文献2
には、Zn5e化合物、Zn5e結晶粒の形成について
言及するところは全くない。 文献3及び文献4は、HR−CVD法(Hydro−g
en Radical As5isted CV D 
Method )によりZn5e膜を堆積形成するにあ
たって、膜堆積速度を高めて護膜の生産性の飛躍的向上
をはかるという内容のものであり、ノンドープのZn5
eで構成された堆積膜についての開示にとどまっている
。 このような背景にあって、所望の光電変換効率、特に、
短波長光に対して高効率の光電変換効率が得られ、民生
機器用の電源はもとより電力用の太陽電池として実用に
供し得る安価な光起電力素子の早期提供が社会的要求と
しである。 〔発明の目的〕 本発明は、太陽電池に代表される機器に用いられる光起
電力素子に係る上述の従来の問題を解決し、上述の社会
的要求を満たす、好適な光起電力素子の提供を主たる目
的とするものである。 本発明の別の目的は、非単結晶基板としてのガラス、金
属、セラミックス、合成樹脂等の安価な材質の基板上に
堆積形成した場合であっても、良好なpin接合を形成
し、入射してくる光、特にその短波長の成分を有効に光
電流に変換できる光起電力素子を提供する事にある。 〔発明の構成・効果〕 本発明者らは、まず太陽電池等用の光起電力素子の作製
に用いられるZn5e膜について上述の本発明の目的を
達成すべく鋭意研究を重ねることで、従来の諸問題を克
服した。即ち、Zn5e膜について、それに水素原子の
特定量を含有せしめ、且つ単位体積当りの結晶粒の割合
を所定値にコントロールした堆積膜(以下、rZnSe
:夏1膜」と称す。)を作製したところ、該堆積膜は、
ガラス、金属、セラミックス、合成樹脂等の基板であっ
ても、その表面に所望の状態で堆積することが出来、膜
中の欠陥が極めて少なく、必要量のp型のドーピング剤
(ドーパント)を所望状態に導入することができるため
にドーピング効率が高く、良好なp型の伝導型を有する
非単結晶質の膜であることの知見を、上述する実験結果
から得た。勿論、本発明に係わるこの非単結晶質の膜は
、n型の伝導型の1漠としてもドーピング効率が高く、
良好な膜質と特性を有するものを得ることが出来る。 本発明は、該知見に基づいて本発明者らが更なる研究を
行い、前記の非単結晶質の膜が優れた特性を有し、護膜
をpin接合の素子に使用する場合、該素子を所望の光
起電力を発生するものにする知見を事実として得て完成
するに至ったものである。 然るに本発明の骨子は、下記の光起電力素子にある。す
なわち、(イ)p型半導体層とi型半導体層とn型半導
体層との接合により光起電力を発生ずる光起電力素子で
あって、前記p型又はn型の半導体層の一方が、亜鉛原
子とセレン原子と少なくとも水素原子とで構成され、p
型又はn型のドーピング剤を含有し、前記水素原子を1
乃至4aLomic%の量含有し、単位体積当りの結晶
粒の割合が65乃至85容量%である堆積膜により構成
され、且つ、前記i型半導体層がシリコン原子と少なく
とも水素原子とフッ素原子の両方又は一方とからなる非
単結晶半導体材料、もしくはシリコン原子と少なくとも
炭素原子とゲルマニウム原子のいずれかと水素原子とフ
ッ素原子の両方又は−方とからなる非単結晶半導体材料
で構成された光起電力素子、(ロ)前記p型ドーピング
剤が周期律表第1族又は第■族の元素である光起電力素
子、そして、(ハ)前記p型ドーピング剤がリチウム原
子である光起電力素子にある。 本発明者らの行った上述の実験について以下に詳述する
。 〔実験〕 A、Zn5e  について、 素  を  したA  
中に  される 品   の 人の肛 +l)  跋料皇止盟 (i)基板として、厚さQ、5 ms、l 1nchφ
サイズの円形の低抵抗(抵抗率ρ=IO−’Ωc11程
度)のp型のSi−単結晶ウニバー上に、該ウェハーを
熱酸化法により1000℃の02ガス気流中で熱酸化処
理して約5000人のSiO□膜を形成せしめたもの及
び2.5 cm角のサイズの石英ガラス基板を用意した
。 (11)つぎに、前記二種の基板を同時に第2図に示す
公知の装置の基板ホルダー202の所定位置に並列させ
てセットし、第1表に示す成1模条件で該基板上にZn
5e:)l膜を形成して試料11m1〜12及び試料1
1hl’ 〜12’を作製した。 第 表 (山)ついで、Siウェハー上の試料N11l〜12を
半分に切断し、一方の切断部分のそれぞれについて、T
EM(i3過電子sJl微鏡)のホルダーに合わせて5
m−角のサイズに切断し、切断片を、l1厚で50鰭×
50錦のサイズのガラスの板面に堆積膜側を接面させて
該堆積膜側の部分が前記ガラス板の他面側から見えるよ
うにワックスを用いて固定した。 (iv)その後、HF、HNO,、CH3CO0H及び
水との混合溶液であって、就中のHFの濃度を水で調節
したものを用意し、前記(iii )で調製した試料を
、前記混合溶液により、Si−単結晶ウェハーからなる
露出部分をエツチング処理した。その際、エツチング速
度は、前記混合溶液中のHFの4度を変えることにより
コントロールした。 前記エツチング処理は、堆積膜側より光を当ててその透
過光の様子を観察し、Si−単結晶ウェハ一部分が完全
にエツチング除去されたところで終了した。 (v)かくして、エツチング処理の終えた試料について
、ワックスを有機溶剤(トルエン)で溶去し、堆積膜部
分をガラス板より外し、水洗して風乾し、5iO1膜上
のZ n S e : H膜からなる被検試料を得た。 (2)   記[11で  した    についての前
記+11で作製したSiウェハー上の試料1IkL1〜
12についての各被検試料をTEM (加速電圧:20
0keV)のサンプルホルダーに固定し、透過像を形成
し、その観察を行った。得られたi3過像にはZn5e
 : H膜に結晶粒領域が存在するところには格子の乱
れの非常に少ない格子像が見られた。さらに、この格子
像はznsa:Hlllのすべての部分に均一に分布し
ていた。 該格子像に基づいて、被検試料の一定面積当りに、どの
位の結晶粒領域の存在が見られるかを測定し、堆積膜に
ついての結晶粒領域の割合を容量%(vol、%)で算
定して評価した。 なお、その際、確認のため、X線回折を用いて結晶粒の
方位、結晶粒領域部分の大きさを測定し、それらの測定
結果も参考にした。 (3)  腹虫鬼旦1■盪定 (i)前記+1l−(i)で、石英基板上に作製した試
料Nal’ 〜12’ の試料を半分に切断し、それぞ
れの試料を真空チャンバーにいれ、室温より1000℃
まで加熱し、試料から放出される水素ガス(H)量を質
量分析計で定量した。標準試料として、Hを全く含まな
い条件で作製した試料に既定量のHをイオン打ち込みし
た試料を用いた。 (ii)また、前記TEM観察用の試料11m1〜12
を用いて、X、vIマイクロアナライザー(品性製作所
製、以下、” XMA”と略称する。)により、各試料
について堆積膜中のZn原子とSe原子の分布状態及び
元素組成分析を行った。その測定結果は第2表に示すと
おりであった。 以上の測定結果からして、試料−1〜12のすべてにつ
いて、堆積膜中においてZn原子とSe原子が均一に分
布していて、Zn原子とSe原子の組成比、Zn : 
Seは、はぼl:1であって化学量論的な関係を満足し
ていることがわかった。 第 表 (4)u 前記(2)及び(3)における測定結果を第5図にまと
めて示した。第5図に示す結果から、Zn5e rH1
ll中の水素原子(H)の含有量(atomic%)が
増加するにつれて咳膜中の単位体積当りの結晶粒領域の
割合が減少し、膜中の水素原子含有量が0、1 ato
mic%乃至I QaLomic%の範囲においては、
膜中の結晶粒領域の単位体積当りの割合は、90容量%
乃至40容量%の範囲であることが判った。 また、前記(1)の試料の作製において、H2ガス流量
を0.05 secm以下にした場合、形成される堆積
膜は大部分がZnで構成される膜になってしまい、また
H、ガス流量が251m以上の場合、堆積膜の形成がな
されなかった。 前記A−(1) −(ii )において石英基板上に成
膜した残りの半分の試料Nal’ 〜12′のそれぞれ
について、AIのくし形電極を蒸着し、膜の暗導電率を
測定し、その結果を第6図にまとめて示した。第6図の
結果から、電気伝導率σのAMI照射光下8時間後の変
化をみてみると、初期値σ。 に対して、8時間後の値σの比Δσ=σ/σ。でみた場
合の暗導電率の変化の割合は、膜中の水素原子(■()
の含有量が、8atomic%のところより急激に多く
なることが判り、また、datomic%以下では、光
照射による特性の変化がほとんどないことが判った。 つぎに、前記A −+11 (ii )において、St
ウェハー上に形成したSiOオ膜上に成膜したZn5e
:H膜の残りの半分の試料m1−12のそれぞれについ
て、A1の半透明膜を蒸着し、Aj!−3i−ウェハー
間にA1が負になるようなパルス電圧を印加した状態で
、1 n5ec程度のUV光の光パルスを照射しタイム
オプフライト法で、正孔(ホール)のドリフト・モビリ
ティを測定したところ、第7図のような依存性について
の結果が得られた。 第7図の結果から、膜中の水素原子含有量が0、5 a
tollic%未満ではホールのドリフト・モビリティ
は極めて小さい値であり、膜中の水素原子含有量がl 
atomic%から8ato+mic%の範囲では、大
きな値が得られることが判った。また、膜中の水素原子
含有量が、8atoa+ic%以上では徐々にではある
が、ドリフト・モビリティの値は減少することが判った
。 以上の結果から、膜中の水素原子含有量は、光照射に対
する特性変化の面からは、8 atomic%以下、好
ましくは4atomic%以下であり、ホールの走行性
の面からは、0.5 atomic%以上、好ましくは
l atomic%以上であることのそれぞれが判明し
た。 以上判明した事実を第5図の膜中の水素原子含有量と単
位体積当りの結晶粒領域の割合に徴して検討したところ
、Zn5e:Hで構成される膜中の、水素原子(H)の
含有量が1〜4atoa+ic%の範囲のものは、単位
体積当りの結晶粒領域の割合が65〜85容量%の範囲
であることが判明した。 こうしたことから、Zn5e:Hで構成される膜の電気
的特性は、膜中の水素原子(ト■)の含有量及び膜中の
単位体積当りの結晶粒領域の割合により左右されること
が判り、護膜が例えば太陽電池等のデバイスに好適に適
用し得る電気的特性を与えるものとして成立するために
は、11り中の水素原子(H)の含有量がl atom
ic%〜4 atomic%であること及び膜中の単位
体積当りの結晶粒領域の割合が65容量%〜85容量%
の範囲にあることの両要件を満足する必要があることが
判った。 (A)にLjCsHtを1.OX 10−”  sol
/winで使用する条件を付加した以外は前記Aにおけ
ると同様にしてSi−単結晶ウニバー上に形成したSi
n、膜上及び石英ガラス基板上にZn5e :H: L
i n−f!を形成せしめて、試料阻13〜24及び試
料11h13’ 〜24′をそれぞれ作製した。 (2)  試料患13′〜24′ (石英ガラス基板上
の堆積膜試料)のそれぞれについては、試料を半分に切
断し、切断した一方の試料部分の膜表面にAIのくし型
電極を真空蒸着法により蒸着させ、膜の暗導電率を測定
した。残りの切断部試料について、前記Aにおけると同
様の手法で膜中の水素原子含有量を測定した。 以上の測定結果を第8図にまとめて示した。 なお、図中、白丸(○)は成膜後、室内光以上の強い光
の照射履歴のないまま測定したZn5e:H:Li膜の
暗導電率の値を示し、黒丸(・)は、AM  1  (
100mW/c+J)を連続して8時間照射後に測定し
たZn5e:H:Li膜の暗導電率の値を示す。 また前記のAIのくし型電極を蒸着させた試料のそれぞ
れについて、熱起電力測定より伝導の型を求めたところ
膜中のI(含有量が0.25 ato+*ic%より大
きい試料においてはp型の伝導型を示した。 膜中のH含有量が0.08 ato+wic%以下の試
料では弱いn型の伝導型を示した。 (3)試料Na13〜24のそれぞれについて、前記A
の場合と同様の手法で、膜中の単位体積当りの結晶粒領
域の割合を観察したところ、膜中の水素原子含有量と膜
中の単位体積当りの結晶粒領域の割合との関係は、はぼ
ドーピングしていない膜と同じ関係がみられ、第9図の
関係曲線が得られた。 (4)第8図及び第9図の結果からするに、p型のドー
ピング効率のよい膜には、15容量%以上の非結晶粒の
領域が含まれていることがわかる。すなわちドーピング
効率のよい膜には15容量%以上の非結晶粒の領域が必
要であることがわかる。 すなわち、非結晶粒の部分が少ないと構造の柔軟性が不
十分となって、結晶粒間の界面の境界での構造緩和が十
分になされな(なり、その結果ダングリングボンド等の
欠陥が多くなってしまう。 そこにあってドーパントをドーピングすると、ドーパン
トは結晶粒界面に凝集するところとなり、結晶粒の内部
には入らず、膜中に導入されたとしても、所望の価電子
制御及び暗導電率の変位が行われなくなってしまう。 一方、ダングリングボンドが水素原子(H)でターミネ
ートされた15容量%若しくはそれ以上の割合で非結晶
粒が結晶粒界面若しくは結晶粒間隙に存在する場合には
、構造に柔軟性がもたらされ、結晶粒界での上述の欠陥
が減少するところとなる。こうしたことから、後述する
ように、ドーパントを添加した場合の暗導電率の変位、
すなわちドーピング効率は、非結晶粒の領域のない膜に
比べ格段に優れたものになる。なお、非結晶粒の領域が
15容量%未満である膜の場合、構造の柔軟性が不十分
であるため、基板から当該膜が剥離し易いものになって
しまう。 こうしたことからして、膜中に非結晶粒の領域が15容
量%以上の割合で存在することが必要であることが判っ
た。 (5)  前記+11におけると同様にして、試料11
に25〜36、試料11&L37〜48及び試料部49
〜60(SiO□膜上)、及び試料隊25′〜36′試
料11h37’ 〜48′及び試料11149″〜60
′(石英板上)のそれぞれを作製した。 試料魚25〜60のそれぞれについて、強い光を照射し
た履歴のないまま上述と同様の手法により暗導電率を測
定し、測定結果を第10図にまとめて示した。第10図
の結果からして、成膜条件によって暗導電率の値が大き
くばらつき、そのばらつきはH2ガス流量が大なる域で
特に大きいことが判った。 一方、試料部25′〜60′についての膜中の水素原子
含有量の測定結果及び結晶粒の領域の割合の観察結果で
は、はとんどばらつきがみられなかった。 そして、試料陽25′〜60’について、大きく暗導電
率がばらついたところは、■(2流量が30seca+
以上流した成膜条件のところであって、膜中の水素原子
含有量が4atomic%を越え、結晶粒の領域の割合
が65容量%未溝の膜であった。 以上の結果から、以下のところが理解された。 すなわち、非結晶粒の領域の膜中の単位体積当りの割合
が35容量%を越えると、結晶粒の電気的接触がとだえ
、伝導が主に非結晶粒の領域で決定されることとなり、
ために暗導電率が低くなる。 このことが原因してデバイスとしての応用範囲は結局は
せまくなる。 またドーピングしたドーパントによる価電子制御そして
暗導電率の変化が、結晶粒の領域と非結晶粒の領域とで
大きく異なるため、所望の価電子制御そして暗導電率の
変化が得られにくくなる。 すなわち、ドーピングしたドーパントが結晶粒のwI域
ではなく、非結晶粒の領域に導入される場合、特性に大
きなばらつきが生じてしまい、それにより所望の暗導電
率が得られなくなり問題となる。 また、第8図に示されるように強い光を照射すると、暗
導電率が大きく変わるところの理由は次のことからして
も理解される。すなわち、非結晶粒の領域が35容量%
を越える場合は、膜中の水素原子含有量が著しく大きい
、そのため経時変化、境界変化等にあって、膜中の水素
原子脱離が起り易くなるところとなり、また該脱離が起
ると、その結果は膜の特性劣化現象となって現われる。 以上のことからするに、Zn5e:H膜が再現性の良い
、そして安定した膜質の所望のものであるためには、膜
中の水素原子(H)含有量が4atomic%以下であ
り且つ膜中の単位体積当りの結晶粒領域の割合が65容
量%以上である必要のあることが判る。 (6)  前記illと同様の手法により成膜条件を種
々変化させて、石英ガラス基板上にZn5e:H膜およ
びZn5e:H:Li膜をそれぞれ形成し、上述と同様
の手法で膜中の水素原子含有量と膜中の結晶粒領域の割
合との関係、及び膜中の水素原子台を量と電気的特性(
AM−1照射下の導電率の変化の割合、ホールのドリフ
ト・モビリティ、暗導電率等)との関係について検討し
たところ、上述した実験より特定された膜中の水素原子
台を量および膜中の結晶粒領域の割合をほぼ満足してお
り、電気的特性と膜中の水素原子含有量には強い相関関
係が見い出され、膜中の水素原子含有量としてはl乃至
4atomic%が至適であることが判った。一方、こ
こで特定された膜中の水素原子含有量を満足する膜中の
結晶粒領域の割合としては、好ましくは65乃至85容
憧%であるが、より好ましくは70乃至80容量%であ
ることが望ましいことが併て判明した。 以上の実験結果に基づいて完成に至った本発明は、第1
には前述したように、亜鉛原子(Z n)とセレン原子
(Se)と少なくとも水素原子(H)とで構成されてい
て、前記水素原子を1乃至4aLomi’c%の量含有
し、単位体積当りの結晶粒の割合が65〜85容積(v
ol、)%である、Zn5e二Hで表現できる物質で構
成された優れた機能性堆積膜を少なくともp型半導体膜
として使用したpin接合光起電力素子に係るものであ
る。 そして本発明に係わる機能性堆積膜は、いずれも汎用性
に冨むものであり、用途に応じて、適宜の板状又は円筒
形の支持体に堆積されたものであることも、またそうし
た支持体上に形成された半導体の膜上に堆積されたもの
であることもできるものである。 本発明に係わるZn5e:H膜は、Zn原子とSs原子
を、両層子の組成比が化学量論比を満足して膜中に均一
な分布状態で含有していて、1〜4atomic%看の
水素原子を含み、且つ結晶粒領域と非結晶粒領域を有し
、該結晶粒領域が膜中に均一に分布していて該結晶粒の
膜の単位体積当りの割合が65〜85容量%であるとい
うものであり、構造及び組成について均一性に富むもの
である。 かくしてなる本発明に係わるZn5e:H膜は、膜全体
に発生する応力が望ましい状態に緩和されたものであっ
て、極めて優れた電気的及び機械的特性を具有し、且つ
支持体との密着性及び他の膜との密着性の優れたもので
ある。 更に、従来のZn5e膜にあっては、p型ドーパントの
導入が難しく、したがって当1亥Zn5e膜をp型の伝
導型のものにすることが困難であったところ、前述した
ように本発明においてはダングリングボンドが望ましい
状態に低減されていて、p型ドーパントの導入を可能な
らしめると共に該p型ドーパントの容易にして効率的4
人を許す前述のZn5e系膜、即ちZn5e:H膜を作
製することができたことから、優れたp型の半導体特性
を有し、且つ上述したように応力が望ましい状態に緩和
され、掻めて優れた電気的及び機械的特性を具有し、且
つ支持体との密着性及び他の膜との密着性に冨むp型の
Zn5e:H:Mp膜(但し、Ml)はp型ドーパント
を意味する。)膜がもたらされるところとなり、p型半
導体層への適用も可能となる0本発明のZn5e:H:
Mp膜については、就中のMp即ちp型ドーパントは!
A族の元素、即ち、Li、 Na、 K、  Rh、 
 rB族の元素、即ち、Cu、Ag又はV−A族の元素
、即ち、P、As、Sbの中から選ばれる任意のもので
あることができるが、中でもLi、P及びAsが好適で
ある。そして膜のMpの量は、pin接合用のp型半導
体層に適用する場合には好ましくは50〜I X 10
 ’ atomic ppIll、より好ましくは5X
10”〜l O’ atomic ppm、最適には1
03〜5 X l 03atomic ppa+である
。 ところで、前述のZn5e:H膜は、n型のドーパント
(以後Mnと記す。)も前記p型のドーパントの場合と
同様に容易に導入することができるものであって、それ
により優れたn型の伝導性の機能性堆積膜がもたらされ
n型半導体層への適用も可能である。その場合のMnと
しては、周期律表第111−B族の元素、即ち、B、 
AIl、 Ga。 In、第1V−B族の元素、即ち、Si、 Ge、 C
。 S n %第■−B族の元素、即ち、F、 Cj!、 
Br。 ■の中から選ばれる任意のものであることができるが、
中でも、Al、Ga、In、Bが好適である。 そして、上記の場合の膜中のMnの量はpin接合用の
n型半導体層に通用する場合は好ましくは50〜I X
 10’ atoa+ic ppm、より好ましくは5
 X 10” 〜l O’ atomic ppm、最
適には103〜5 X 10 ’ atomic pp
mである。 なお、本発明に於ける機能性堆積膜は上述したように膜
中の水素原子の含有量及び単位体積当りの結晶粒領域の
割合が両者について特定の範囲であることにより特徴づ
けられるものであるが、水素原子の含有量については、
それが1 stomic%より少ない場合にはダングリ
ングボンドの発生量が増加して望ましくなくなり、da
tomic%を越えると格子の乱れ、また、ボイドを発
生するところとなって、欠陥が増加し、いずれの場合に
あっても所望の特性等を有する堆積膜は得られない、ま
た、結晶粒領域の割合については、それが65容量%よ
り少ない場合には、電気的特性の向上に影響を与える因
子の1つである結晶粒の絶対量が減少し、それが85容
量%を越える場合には結晶粒同志が直接に接合するとこ
ろとなって、いわゆる結晶粒界(grain boun
dary)が形成され、格子不整合等による欠陥が発生
してしまって、いずれの場合についても所望の特性等を
有する堆積膜は得られない。 本発明に係わるZn5e:H:M膜(但し、Mはp型又
はn型のドーパントを意味する。)は、その組成及び構
造等について、特に水素原子の特定量を含有せしめ、且
つ単位体積当りの結晶粒の割合を所定値にコントロール
した堆積膜とすることによって、膜中の欠陥を極めて低
減でき、その電気伝導性は従来のznseM及びZn5
e:M膜に比較して大幅に改善されたものとなっている
。従って、該Zn5e:H:Mp膜はバンドギャップが
2.67eVと大きく、pin型光起電力素子のp型半
導体層の如く薄い場合には実質上光の吸収は極めて少な
く入射光の殆んどはn型半導体層にて吸収され、光電流
を大きく取ることができる。 同様に単一素子を複数積層したいわゆる積層型光起電力
装置の最も光入射側に位置し、短波長光を主として吸収
する、光起電力素子の場合も本発明のZn5e:H:M
p膜をp型半導体層として用いることによる効果は大き
い。 また、本発明に係わるZn5e:H:Mp膜は、膜の欠
陥が少ないために、仮に護膜に光が吸収されたとしても
、光吸収によって該膜中に発生した電子は、その再結合
の61!率が小さく、ある程度の拡散距離を持つので、
発生される光電流に寄与する。従って、本発明に係わる
Zn5a:H:Mp膜を用いた光起電力素子は、護膜の
バンドギャップが大きいことだけから期待される以上に
大きな光電流を出力する。 さらに、長波長光までも吸収することができるA−3i
Ge膜やpoly−3i膜をn型半導体膜として用いれ
ば、p型半導体層を構成するZn5e:H:MpHのバ
ンドボー1’フプと、n型半導体膜を構成する前記A−
3iGe膜又はpoly−3i膜のバンドギャップの整
合によって生ずる伝導帯のギャップの大きさによって、
即ち、いわゆるバンクサーフェスフィールド効果により
、n型半導体膜で発生した電子がp−1界面で逆拡散す
るのを防ぐことができ、大きな光電流の出力が期待でき
る。 かくの如く、その効果の起源としては種々のものが考え
られるが、いずれにせよ本発明の光起電力素子は大きな
光電流が取れその光電変換効率は従来より向上したもの
となる。この事から蛍光灯のように比較的短波長成分の
多い光源に対しても、白熱電球のように長波長成分の多
い光源に対しても、優れた光電変換効力が得られるので
本発明の光起電力素子は、民生機器用の電源として好適
である。 また、前述したように積層型とした場合には使用に伴う
特性の劣化は、実用上支障の無い程度に抑えられている
ことから、その優れた光電変換効率と相まって本発明の
光起電力素子は電力用としても好適である。 以下に本発明の前述のZn5e:H膜をp型半導体膜及
びn型及びn型半導体膜にA−3i:H:F、A−3i
:Ge:H:F、A−8i:C:H:F、poly−3
iを用いた光起電力素子の層構成の典型例を示すが、本
発明においてはp型又はn型の半導体層のいずれか一方
に本発明で云うZn5e:H:M膜を用いれば良いもの
であってp型Zn5e:H:MplII以外のp型半導
体膜を用いた場合、n型Zn5e:H:Mn以外のn型
半導体膜を用いた場合も含むものである。第1図(A)
及び(B)は、本発明の光起電力素子として本発明に係
わる機能性堆積膜を用いた場合の層構成の典型的な例を
模式的に示す図である。 第1図(A)に示す例は、支持体101上に電極102
、n型半導体層103、n型半導体膜104、p型半導
体層105、透明電極106及び集電電極107をこの
順に設けた光起電力素子100である。なお、本構成の
光起電力素子では透明電極106の側より光の入射が行
われる。 第1図(B)に示す例は、透光性支持体101上に透明
電極106、p型半導体層105、n型半導体膜104
、n型半導体層103及び電極102をこの順に設けた
光起電力素子100である0本構成の光起電力素子では
支持体101の側より光の入射が行われる。 上記2つの層構成例に於いては、n型半導体層とp型半
導体層の少なくともいずれか一方が本発明で云うZn5
e:H:M膜で構成されるもので、更にはp型とn型の
層とは目的に応じて積層順を入れ変えて使用することも
できる。 第1図(C)は、本発明の光起電力素子として本発明に
係る機能性堆積膜を用いた場合の層構成の典型的な例を
模式的に示す図である0本例は、支持体上101上に下
段、中段、上段と、3つの光起電力素子を積層したもの
で、n型半導体層103−1〜3、n型半導体膜104
−1〜3、p型半導体層105−1〜3を設け、透明電
極106の側より光の入射が行われる。 以下、これらの光起電力素子の構成について説明する。 叉得体 本発明に於いて用いられる支持体101は、単結晶質も
しくは非単結晶質のものであってもよく、さらにそれら
は導電性のものであっても、また電気絶縁性のものであ
ってもよい、更には、それらは透光性のものであっても
、また非透光性のものであってもよい、それらの例とし
て、Fe、Ni、Cr、Al、Mo、Au  NbTa
、V、Ti、Pt、Pb等の金属又はこれらの合金例え
ば真ちゅう、ステンレス鋼等が挙げられる。 これらの他、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボ
ネート、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ
アミド、ポリイミド等の合成樹脂のフィルム又はシート
、ガラス、セラミソクス等が挙げられる。 また、単結晶性支持体としてはSl、Go、C。 NaCj!、KCI、LiF、Garb、1nAs。 fnsb、GaP、MgO,CaF、、BaFz 。 α−Altos等の単結晶体よりスライスしてウェハー
状に加工したもの、及びこれらの上に同物質もしくは格
子定数の近い物質をエピクキシャル成長させたものが挙
げられる。 支持体の形状は目的、用途により平滑表面或いは凹凸表
面の板状、長尺ベルト状、円筒状等であることができ、
その厚さは、所望通りの光起電力素子を形成しうるよう
に適宜決定するが、光起電力素子として可iQ性が要求
される場合には、支持体としての機能が充分発揮される
範囲内で可能な限り薄くすることができる。しかしなが
ら、支持体の製造上及び取扱い上、機械的強度等の点か
ら、通常は、10μm以上とされる。 ■ 本発明の光起電力素子においては、当該素子の構成形態
により適宜の電極が選択使用される。それら電極として
は、下部電極、下部電極(透明電極)、集電電極を挙げ
ることができる。(ただし、ここで言う上部電極とは光
に入射側に設けられたものを示し、下部電極とは半導体
層をはさんで下部電極に対向して設けられたものを示す
、)これらの電極について以下に説明する。 (+)二D1ユ盪 本発明において用いられる下部電極102としては、上
述した支持体101の材料が透光性であるか否かによっ
て、光起電力発生用の光を照射する面が異なり(たとえ
ば支持体101が金属等の非透光性の材料である場合に
は、透明電極106側から光起電力発生用の光を照射す
る。)、その設置される場所が異なる。 第1図(A)のような層構成の場合には支持体101と
n型半導体層103との間に設けられる。 しかし、支持体101が導電性である場合には、該支持
体が下部電極を兼ねることができる。ただし、支持体1
01が導電性であってもシート抵抗値が高い場合には、
電流取り出し用の低抵抗の電極として、あるいは入射光
の有効利用の為支持体面での反射率を高める目的で電極
102を設置してもよい。 第1図(B)の場合には支持体101が透光性の材料が
用いられていて、支持体101の側から光が入射される
。従って、電流取り出し用の目的で下部電極102は、
支持体101より見て最上層に設けられる。 また、支持体101として電気絶縁性のものを用いる場
合には電流取り出し用の電極として、支持体101とn
型半導体層103との間に下部電極102が設けられる
。 電極材料としては、Ag、Au、Pt、Ni。 Cr、Cu、Aj!、Ti、Zn、’Mo、W等の金属
が挙げられ、これ等の薄膜を真空蒸着、電子ビーム蒸着
、スパッタリング等で形成する。また、形成された金属
薄膜は光起電力素子に対して抵抗成分とならぬように配
慮されねばならずシート抵抗値として好ましくは50Ω
以下、より好ましくは10Ω以下であることが望ましい
。 下部電極102とn型半導体層103との間に、図中に
は示されていないが、導電性酸化亜鉛等の拡散防止層を
設けても良い。該拡散防止層の効果としては電極102
を構成する金属元素がn型半導体層中へ拡散するのを防
止するのみならず、若干の抵抗値をもたせることで半導
体層をはさんで設けられた下部電極102と透明電極1
06との間にピンホール等の欠陥で発生するショートを
防止すること、及び薄膜による多重干渉を発生させ入射
された光を光起電力素子内に閉じ込める等の効果を挙げ
ることができる。 (11)上部?P4!i(’ I’ t  )本発明に
おいて用いられる透明電極106としては太陽光線や白
色蛍光灯等の光源を半導体層に効率良く吸収させるため
に光の透過率が85%以上であることが望ましく、光起
電力素子の内部抵抗が大きくなり性能を損なうことがな
いようにシ”−ト抵抗値は100Ω以下であることが望
ましい、このような特性を備えた材料としてSnO,。 ! ” ! Os r  Z n O*  Cd O+
  Cd z S n Oa +1、TO(I nzo
a +5n02 )などの金属酸化物や、Au、へ1.
Cu等の金属を極めて薄く半透明状に成膜した薄膜等が
挙げられる。透明電極は第1図(A)にあってはn型半
導体層lO5層の上部に積層され、第1図(B)にあっ
ては基板101の上部に積層されるものであるため、互
いの密着性の良いものを選ぶことが必要である。これら
の作製方法としては、抵抗加熱蒸着法、電子ビーム加熱
蒸着法、スパッタリング法、スプレー法等を用いること
ができ所望に応じて適宜選択される。 (iiiユ」1
【l掻 本発明に於いて用いられる集電電極107は、透明電極
106の表面抵抗値を低減させる目的で透明電極106
上に設けられる。電極材質としてはAg、Cr、Ni、
Ai’、Ag、Au、Ti。 Pt、Cu、Mo、W等の金属又はこれらの合金の薄膜
が挙げられる。これらの薄膜は積層させて用いることが
できる。また、半導体層への光入射光量が十分に確保さ
れるよう、その形状及び面積が設計される。 たとえば、その形状は光起電力素子の受光面に対して一
様に広がり、かつ受光面積に対してその面積は好ましく
は15%以下、より好ましくは10%以下であることが
望ましい。 また、シート抵抗値としては好ましくは50Ω以下、よ
り好ましくは10Ω以下であることが望ましい。 本発明に於いて提供される光起電力素子は、n型半導体
層もしくはn型半導体層の少なくとも一方がZn5e:
H膜により構成され、n型半導体層がA−3i;H:F
、A−3iC:H:F、A−5iGe:H:F、又はp
oly−5Lにより構成される。 土型主匪体1 本発明のpin型光起電力素子に於けるn型半導体層と
しては、光電特性の優れたlv族系半導体薄膜が好適に
用いられる。 具体的には、A−3i:H,A−3i:F、ASi:H
:F、A−3iGe:H,A−3iGe:F、  A−
3iGe  :I(:F、  A−3iC:H,A−3
iC:F、  A−8i C:H:F、  A −3i
GeC:I[、A−3iGeC:F、  A −3iG
eC:H:F等いわゆるアモルファスシリコン系半導体
薄膜、又、poly−3i:H。 poly−3i :F、poly−3i :H:F。 poly−3iGe:H+poly−3iGe:Fpo
ly−3iGe:II:F、poly−3iC:H,p
oly−3iC:F、poly−3iC:H:F、po
ly−3iGeC:H,polySiGeC:F、po
ly−3tGeC:II:F等いわゆる多結晶シリコン
系半導体薄膜が挙げられる。 以下、本発明におけるn型半導体層及びn型半導体層に
ついて詳しく述べる。 本発明の光起電力素子p型もしくはn型の半導体層のう
ち少なくとも一層には、上述した本発明によるZn5e
:H膜が好適なものとして用いられる。この点について
は以下に述べる検討結果により、更に明らかにされる。 すなわち、従来、比較的バンドギャップの大きい半導体
材料としてZnS、Zn5e、ZnTe、CdS、Cd
’s、ZnO等のn−vt族化合物半導体が注目されて
いた。しかし一般に採用されている堆積膜の形成方法で
はZnTe、Cd’reでは容易にn型半導体層を得る
事ができるものの十分に欠陥が減少していないため光起
電力素子として用いた場合、期待される程の光電流の改
善は見られなかった。 そこで、本発明者らは、pin接合型光起電力素子にお
いて、n型半導体層としてA−3i:II:F膜、po
ly−3i膜、A−3i:C:H:F膜、A−3iGe
 : H: F膜、n型半導体層としてはA−3i:H
:F膜を用い、n型半導体層として一般に採用されてい
る方法により堆積されたZnTe:Mo膜、CdTe:
Mo膜、Zn5e:Mo膜を用いた場合(「比較例(1
)」とする。)及び本発明によるp型Zn5e:■(:
Mo膜を用いた場合のそれぞれについて光起電力素子と
しての評価を短絡光電流(I s c) 、開放電圧(
Voc)により行った。 光起電力素子としての層構成は第1図(B)に示す層構
成とし、支持体には石英ガラス、透明電極にはスパッタ
法により形成したITO膜、下部電極には電子ビーム加
熱法により形成したAg薄膜を用いた。p型Zn5e膜
、p型CdTe膜、p型ZnTe膜はスパッタ法により
形成し、各半導体膜のドーパントは第3表中に示した。 第3表に評価結果を示す。 第全6結果により本発明のp型Zn5e:H:Li膜を
用いた場合は、比較例(1)のp型半導体膜を用いた場
合より、i型半導体が共通の半導体膜ならlscも大き
(Vocも高かった。 また比較例(2)として本発明のp型Zn5e :H:
Li膜を用い、i型半導体としてスパッタ法にて作製し
た水素もフッ素も含まないA−3t。 poly−3i、A−3iC,A−3iGeを用表 いた場合の効果も第a%示した。i層が水素もフ密な区
別のため本発明に用いる水素とフッ素の両方又は一方を
含む非晶質シリコン多結晶シリコン、非晶質シリコンの
炭素の合金、非晶質のシリコンとゲルマニウムの合金を
それぞれA−3i:H:F、poly−3i:H:F、
A−5iC:lI:F、A−3iGe:H:Fと表し、
比較例(2)の如き水素もフッ素も含まない場合を単に
ASi、poly−3i、A−3iC,A−5iGeと
記す。 以上の検討結果により、本発明に於いて提供される少な
くともp型Zn5e:H:Mpとi型ASi:H:F又
はpoly−3i:H:F又はA−3iC:H:F、又
はA−3iGe : H: Fを用いたpin型光起電
力素子は最も優れた特性を示すことが判った。pin結
舎で上記の亜鉛原子とセレン原子と少なくとも水素原子
とで構成されてp型又はn型のドーピング剤を含有する
堆積膜と上記i型の半導体の各堆積膜と組み合わせるこ
とのできるp型又はn型の伝導型を有する半導体として
は、通常、上記のi型の伝導型を有する半導体に必要に
応じて、各対応する材料の膜にドーパントを加えて、n
型又はp型にされる。例えばn型ドーパントとしては、
P、As、Sb。 Biなどの周期律表の■族元素が用いられる。p型ドー
パントとしては、B、Aj!、Ga、Inなどの周期律
表の■族元素が用いられる。 本発明において良好なpin接合を形成させる手段とし
てはn型半導体層の形成とn型半導体層の形成とp型半
導体層の形成は連続して行われるのが望ましい。具体的
には、同一の堆積膜形成装置において連続して形成する
か、もしくは、それぞれの層を刑責の装置をもって形成
する場合には、各堆積膜形成装置をゲートパルプを介し
て連結し、たとえば1つの堆積膜形成装置によりn型半
導体層の形成後、他の堆積膜形成装置へ該n型半導体層
の形成された基板を真空条件下に搬送して他の堆積膜形
成装置にてp型半導体を形成しその後さらに他の堆積膜
形成装置へ該n型半導体層及びn型半導体層を#RNし
た基板を真空条件下に搬送してその堆積膜形成装置にて
p型半導体を形成するようにすればよい。 ところで、本発明による前述のp型又はn型のZn5e
:H:M膜は下記の3つの方法のいずれかによっても効
率的に形成される。 即ち、 (1)Se原子を含有する原料ガスと水素ガス(H2)
を成膜室から独立した別個の活性化域に導入し、活性化
エネルギーをそれらガスに付与して励起種化してSeを
含有する前駆体(プリカーサ)と原子状の水素ラジカル
を生成せしめ、生成したそれら前駆体及び水素ラジカル
を含むガスを成膜室に導入し、それと同時併行的にZn
原子を含有する原料ガスを前記成膜室に導入し、両者の
ガスを前記成膜室内に配置されていて温度調節されてい
る基板表面を支配する反応空間で化学的相互反応せしめ
てZn5e:Hで構成された機能性堆積膜を形成する方
法。 (2)  基板の配置された成膜室の反応空間で混合が
なされるように、Se原子を含有する原料ガスと水素ガ
ス(oi及びZn原子を含有する原料ガスを導入し、高
周波電力を前記成膜室内に設置されたカソード電極に印
加して前記反応空間にプラズマを形成せしめて、そこに
導入された前記ガスを分解、重合、ラジカル化、イオン
化等させて化学的相互反応せしめてZn5e:Hで構成
された機能性堆積膜を形成する方法。 (3)  成膜室内に基板を配置し、該基板と対向し、
該基板との間に所定の空間を残す位置にカソード電極を
設置し、該カソード電極表面にターゲ7)たる多結晶Z
n5eを配置した成膜室に、Arガス及びFI2ガスを
4人し、前記カソード電極に高周波電圧を印加して前記
多結晶Zn5eをスパッタリングすると共に、前記空間
にプラズマ雰囲気を形成し、それにより前記ターゲット
から飛び出す原子状のSs及びZ n sそして、H2
ガスが前記プラズマにより励起されて原子状の水素にな
ったものを前記基板の表面近傍の空間で化学的相互反応
せしめてZn5e:Hで構成された機能性堆積膜を形成
する方法。 以上の(1)乃至(3)の機能性堆積膜をドーパントを
含有してなる半導体特性を存するものにすることは勿論
可能であり、特に、p型のドーパントをZn5e:H1
19中に含有せしめることが可能になり、それにより従
来製造することのかなわなかったp型の伝導型を有する
Zn5e : H:Mp膜の提供が可能である。その場
合、p型のドーパントを含有するガスを原料ガス又は水
素ガスと共にか、又は、独立して成膜室に導入すること
により、目・的が達成できる。勿論本発明に係わるZn
5e :H膜はn型とする場合には、n型ドーパントを
含有するガスを用いることによって、p型と同様にドー
パントの導入を計ることが出来る。 上記本発明の(11乃至(3)の方法の詳細を以下に説
明する。 世及び亜公1抜 Zn導入用の原料(以下、「原料A」という、)として
は、一般式:R−Zn(但し、Rは炭素原子数1〜4個
のアルキル残基を示す、)で表される、容易にガス化し
得るアルキル亜鉛化合物が好適に使用される。それらア
ルキル亜鉛化合物の具体例として、ジメチル亜鉛(DM
Zn) 、ジエチル亜鉛(DEZn)を代表的なものと
して挙げることができる。そして、これらのを機亜鉛化
合物は常温で液体状態のものであることから、使用に際
しては、Ar、He等の不活性ガスをキャリアガスに使
用してバブリングし、ガス化する。 また、Ss導入用の原料(以下、「原料B」という、)
としては、ガス状か又はガス化し得るセレン化水素(H
宜S e ) 、ハロゲン化セレン、−般弐R’−8e
(但し、R′は炭素原子数1〜4個のアルキル残基を示
す、)で表されるアルキルセレン化合物等を好適なもの
として挙げることができる。そして、前記ハロゲン化セ
レンの好適な具体例として六弗化セレン、また前記アル
キルセレン化合物の好適な具体例としてジメチルセレン
(DMSe)及びジエチルセレン(DESe)をそれぞ
れ挙げることができる。 これらの原料Bのうち、常温でガス状でなく液体状態又
は固体状態を呈するものについては、A r + He
等の不活性ガス又はH,ガスをキャリアガスに使用して
、バブリング、加熱昇華等してガス化する。 本発明の前記(11又は(2)の方法により前述のZn
5e:H膜を得るについては、■1□ガスが積極的に使
用される。 ところで、本発明の前記+11の方法における好ましい
態様は、ガス状の原料Bと共にH2ガスを活性化域に導
入し、活性化エネルギーを付与してそれらを励起種化す
るが、その際、原料Bがガス状のものでない場合、該活
性化域を、原料Bを前述の不活性ガス又はH2ガスを使
用してガス化すると共に、生起ガスを励起種化でき得る
構成にすることができる。 本発明の前記(1)の方法においては、H,ガスのみを
上記活性化域とは別個の活性化域に導入して励起種化す
ることも勿論可能である。 そして上記活性化エネルギーとしては、放電エネルギー
、熱エネルギー、光エネルギー等が適宜使用でき、これ
らのエネルギーを併用してもよい。 もっとも、原料Bの励起種化は、活性化エネルギーの使
用によるばかりでなく、適宜の触媒を使用して行うこと
もできる。 本発明の前記tl)又は(2)の方法により、p型又は
n型のZn5el(:Mll*を形成するにあたっては
、ガス状のp型又はn型ドーパントを与える原料物iF
(以下、「p型又はn型ドーパント原料」という、)を
、ガス状の原料A又は、ガス状の原料Bと共にか、H2
ガスと共にか、或いは独立に成膜室に導入することによ
って達成される。 上記p型ドーパント原料としては、ガス状か又は容易に
ガス化し得る化合物が好適に使用される。それらの例と
して、常温で液体であるプロピルリチウム(L i C
tl−17)、セカンダリ−ブチルリチウム[L i 
(see −C4Hq)]等の有機リチウム化合物、常
温で固体である硫化リチウム化合物(LizS)、窒化
リチウム(LisN)等の無機リチウム化合物が好適な
ものとして挙げることができる。これらの他、AsHi
 、PHz +PzHaASF3 、AsC11、PF
s 、PF:+ 、PC63S b H3、S b F
x等も好適なものとして例示できる。 n型ドーパント原料としては、前述のp型ドーパント原
料と同様常温で気体であるガスは容易にガス化されるも
のの中より目的に合わせて適宜選択されるものである。 具体的には、例えば、トリメチルアルミニウム[Az 
(CHI)3 ] 、トリエチルアルミニウム[Al1
(CgHs)s ] 、)リメチルガリウム[Ga(C
Hz)z] 、 )リエチルガリウム[Ga(CzHs
)+コ。 トリメチルインジウム[Ln(CHz)zコ、トリエチ
ルインジウム[In(Cz Ha)3 ] 、シボラフ
 (BzHJ、−E/ シラ7 (SiH4)、ジシラ
ン(SixHa)、モノゲルマン(G e Ha)、水
素化スズ(S n H4)、メタ7(CH4)、エタン
(czHa)、エチレン(czH4)、7−1−レン(
Czllg)、フン素(F2 ) 、塩素(CI、)等
が好適な原料として挙げることが出来る。 p型又はn型ドーパント原料として常温で液体であるも
のを使用する場合、原料A又は原料Bのところで述べた
ように、Ar、He等の不活性ガス又はH2ガスをキャ
リアガスとして使用してバブリングしてガス化して使用
する。また、常温で固体であるものの場合は、加熱昇華
炉を用意し、該炉において、Ar、He等のキャリアガ
スを使用して加熱、昇華によりガス化して使用する。 p型又はn型のZn5e : H:M膜を前記+11の
方法により製造する場合、ガス状の原料B及びH2ガス
と共に前記ドーパント原料を前述の活性化域に導入して
励起種化するようにするのがより効果的である。 本発明の前記[1)及び(2)の方法により、Zn5e
:H膜又はp型又はn型Zn5e:H:M膜を製造する
にあたっては、基板温度を好ましくは50〜600℃、
より好ましくは50〜500℃、最適には100〜40
0℃に調節して成膜操作する。もっともいずれの場合に
あっても、基板温度が50〜600℃の範囲では、特に
、水素ラジカル量又はH2ガス流量を変化させて成膜操
作する場合には、結晶粒と非結晶粒領域とが混在した堆
積膜が一般には得られる。 そして前記+11及び(2)の方法における他の成膜条
件の1つとして、成膜操作時の内圧が挙げられる。即ち
、内圧は好ましくはlXl0−’〜50Torr、、よ
り好ましくは5 X 10−”〜10 Torr、最適
にはlXl0−’〜5 Torrに設定されるのが望ま
しい。更に、ガス状の原料A、ガス状の原料B、水素ガ
ス、ガス状のp型ドーパント原料は、製造する膜につい
て予め設定した成膜流量条件に合致するようにマスフロ
ーコントローフ −4: ヨリ流量制御されなから成膜
室に導入され、前記内圧を保つよう成1模室内は排気さ
れる。 前記本発明の+11の方法において、成膜室に導入する
ガス状の原料Aとガス状の原料Bとの総流量と、原子状
の水素ラジカル量との割合は、原料A、原料Bの種類、
及び所望される機能性堆積膜の特性などで適宜決定され
るが、好ましくは1:10〜l:104、より好ましく
はl:25〜l:to3にするのが望ましい。 前記本発明の(2)の方法において、ガス状の原料Aと
ガス状の原料Bとの総流量と、水素ガス流量との割合は
、印加する高周波電力と内圧及び堆積膜中に含まれる水
素量と相関等により適宜決定されるが、好ましくば1:
20〜1:5X10’より好ましくはl:30〜1:5
×103である。 (9)■方法 この方法は、前述したように、スパッタリング手段を介
して、上述したZn5e:H膜、又は、p型又はn型Z
 n S e’ : H: M膜を製造する方法である
。 ターゲットとして、代表的には多結晶Zn5eが使用さ
れる。この他、Zn、Seの2つのターゲットを使用す
るようにしてもよい。ターゲットを高周波電力を介して
スパッタリングする際の好ましい態様ではH2ガスと、
A「ガス又は/及びHeガスとが混在するガス雰囲気を
形成し、該3囲気中で行う。 本発明の前記(3)の方法によりp型又はn型Zn5e
:H:M膜を製造する場合、前記ガス雰囲気中に所定量
の、fl+又は(2)の方法のところで述べたガス状の
p型又はn型ドーパント原料を混在せしめて前記スパッ
タリングを行い、成膜を行うようにする。 本発明の前記(3)の方法により所望のZn5e:H膜
又はp型又はn型Zn5e:H:Mlluを製造するに
あたっては、ターゲットと基板の間の距離、高周波電力
、基板温度、内圧、ガス流量に係る成膜条件が重要であ
る。まず、ターゲットと基板との間の距離は、使用する
装置の構成、規模により多少異なるが、一般的には、好
ましくは20〜100鶴、最適には40〜80軸である
。高周波電力については、ターゲ・7トの種類、サイズ
等により異なるところとなるが、一般的には、好ましく
は0.3〜7W/−1最適には0.8〜4W/−である
、基板温度については、上述の(11又は(2)の方法
におけると同様の温度範囲に設定する。また、成膜時の
内圧は、好ましくはlXl0−’−IX I Q−’T
orr 、より好ましくはlXl0−’〜IX 10−
z、Torrである。更に、H2ガスとA「ガス又は/
及びHeガス、及びp型ドーパント原料については、タ
ーゲットをスパッタリングして飛び出す原子状Zn及び
Se量との関係において、成膜室の反応域における前記
ガス雰囲気が所定量の水素原子(H)及び又は水素原子
CI+)とドーパン)(M)(即ち、H+M)を含むよ
うに予め設定した成膜条件に合致するようにマスフロー
コントローラーにより制御されなから成膜室に導入され
、前記内圧を保つよう成膜室内は排気される。 即ち、本発明において、原子状のZn及びSeの&S 
mと水素原子(■])又は水素原子(H)とドーパン)
(M)(即ち、H+M)との生成比率は、好ましくは1
0”:1〜t:1o’、より好ましくは10:1〜1:
10”、最適には5:1−1;50とされるのが望まし
い。 以上述べたように本発明の方法は、適宜の装置を使用し
て実施することができるが、それらの装置の代表的なも
のとして第2図乃至第4図のものを挙げることができる
。 すなわちまず、第2図は前記本発明の(1)の方法を実
施するについて好適な堆積膜形成装置例の模式的概略図
である。成膜室201内に置かれた基板カセット202
上に基板203が固定されている。基板203は温度モ
ニター204でモニターされつつ、赤外線ヒーター20
5によって輻射加熱される。基板カセット202は基板
搬送装置206によってゲートパルプ207を介して他
の成膜室213又はロードロック室212へ搬送される
。原料ガス(A)はガス導入管(A)208から成膜室
201内に導入される。原料ガス(B)及び水素ガスは
ガス導入管(B)209から導入され、活性化室210
において活性化手段211によって活性化され成膜室2
01内に導入される。 ここで、活性化手段とは直流、高周波、マイクロ波等の
電気的エネルギー、光エネルギー、熱エネルギー又は触
媒等の手段によって原料ガス(B)及び水素ガスを分解
、重合、ラジカル化、イオン化等し、原料ガス(A)と
原料ガス(B)及び水素ガスとの反応または、基板表面
における反応を促進する手段をいう。 また、成膜室内のガスはバルブ214を介して排気ポン
プ215によって排気され、成膜室内は所定の圧力に保
たれる。 第2図の装置を使用しての本発明のZn5e :H膜の
製造例を説明する。 まず、ガス導入管209より導入されたDESe等のS
eを含有する原料ガス(B)と水素ガスは活性化室21
0内において活性化手段211により付与される活性化
エネルギーにより活性化されてSsを含有する前駆体及
び原子状の水累ラジカルが形成される。 一方、別のガス導入管208より導入されたDEZn等
のZnを含有する原料ガス(A)は、ガス導入管208
からの放出口が活性化室210よりはずれた下流側にあ
るため、活性化手段であらかじめ励起されることなく、
ガス導入管208ψ放出口より成膜室201内に導入さ
れる。成膜室内においてZnを含有する原料ガス(A)
は、Hラジカルと化学反応をおこし、Znを含む前駆体
となる。 このように、成膜室内へ導入されたSeを含む前駆体、
Znを含む前駆体、及び水素ラジカルは成膜室内で化学
的相互作用を行い所望の水素含有量を有するZn5e:
H膜を形成する。 また、水素ラジカルは基板表面上での膜堆積反応にも関
与していると考えられ、堆積膜より不必要なアルキル残
基を取り除く作用、及びZn5e薄膜中のダングリング
ボンドを埋めるターミネータ−としての作用を発揮し、
膜中に取り込まれるところとなる。また反応室内でのZ
nを含む原料ガスと水素ラジカルとの反応、及びZnを
含む前駆体とSeを含む前駆体との反応及び水素ラジカ
ルの供給量を増加させるために必要に応じて、活性化手
段による付与エネルギー量を増加させること等により、
活性化室内の活性化エネルギーを成膜室内に引き出すこ
とも可能である。Zn5e:H膜中に含有される水素原
子(1()の量は、原料ガスとして導入する水素ガスの
流量、付与する活性化エネルギー量、成膜室内の圧力、
成膜室に対向して開口しているガス導入管208のガス
放出口と活性化室210との距離、及び基板温度を所望
の値に設定することにより制御することができる。また
、伝導型の制御を行うためには、原料ガス(A)又は原
料ガス(B)に前述したドーパント原料を加えればよい
。 また、第3図は前記本発明の(2)の方法を実施するに
ついて好適な堆積膜形成装置例の模式的概略図である6
本装置においては原料ガス(A)はガス導入管(A) 
308から導入され、原料ガス(B)及び水素ガスはガ
ス導入管(B)309から導入され混合され高周波電源
310から回路マツチングを介してカソード電極312
に印加された高周波電力によって発生したプラズマ中で
、分解、重合、ラジカル化、イオン化等されて反応し、
基板上303にZn5e:H薄膜が堆積する。さらに、
前述したドーパント原料を加えて流すことによりp型又
はn型にドーピングされた堆積膜を得ることができる。 さらに第4図は、前記本発明の(3)の方法を実施する
について好適な堆積膜形成装置例の模式的概略図である
。該装置において、カソード電橋412上にはZn5e
多結晶のターゲット413が貼合わされ、また、ガス導
入口408からArガス及びHtガガス導入されて、カ
ソード電極に印加された高周波電力によって発生したプ
ラズマ中で発生したArイオン及びHイオンによってタ
ーゲット413がスパッタされ基板403上にZn5e
:H[が堆積される。−またArガス及びHaガガス前
述したドーパント原料を混合して導入する事によってp
型又はn型にドーピングされた堆積膜を得ることができ
る。 本発明による前述のi型、p型又はn型のA−3i:H
:F膜、A−3iGe:H:F膜、A−3iC:H:F
膜、poly−3i膜は、前述のZn5eと同様の3つ
の方法のいずれかによって形成される。ここで上記4種
の膜のうちASiC:H:Fを例にとって述べる。 (11C原子を含有する原料ガスと水素ガス(H2)を
成膜室から独立した別個の活性化域に導入し、活性化エ
ネルギーをそれらガスに付与して励起種化してCを含有
する前駆体(プリカーサ)と原子状の水素ラジカルを生
成せしめ、生成したそれら前駆体及び水素ラジカルを含
むガスを成膜室に導入し、それと同時併行的にSi原子
及びF原子を含有する原料ガスを前記成膜室に導入し、
両者のガスを前記成膜室内に配置されていて温度調節さ
れている基板表面を支配する反応空間で化学的相互反応
せしめてA−3iC:H:Fで構成された機能性堆積膜
を形成する方法、又、ASiGe:H:F膜の場合には
C原子の代わりにGe原子を含む原料ガスを使用する。 A−3i:H:FlpJ又はpoly−3i:H:F膜
の場合にはSi原子を含有する原料ガス、水素ガス、及
びフッ素原子を含有する原料ガスを用いる。 (2)基板の配置された成膜室の反応空間で混合がなさ
れるように、C原子を含有する原料ガスと水素ガス(H
2)及びSi原子及びF原子を含有する原料ガスを導入
し、高周波電力を前記成膜室内に設置されたカソード電
極に印加して前記反応空間にグロー放電によるプラズマ
を形成せしめて、そこに導入された前記ガスを分解、重
合、ラジカル化、イオン化等させて化学的相互反応せし
めてA−3iC:H:Fで構成された機能性堆積膜を形
成する方法、又、A−3iGe:H:F膜の場合には(
11の場合と同様にC原子の代わりにGe原子を含む原
料ガスを使用する。A−3i:H:F膜又はpoly−
3t:H:F膜の場合には、前記のSi原子を含有する
原料ガス、水素ガス及びフッ素原子を含有する原料ガス
を成膜室に導入する。 (3)  成膜室内に基板を配置し、該基板と対向し、
該基板との間に所定の空間を残す位置にカソード電極を
設置し、該カソード電極表面にターゲットたる多結晶S
iCを配置した成膜室に、Arガス、HzガガスびFt
ガガスはHFガスを導入し、前記カソード電極に高周波
電圧を印加して前記多結晶A−3iCをスパッタリング
すると共に、前記空間にプラズマ雰囲気を形成し、それ
により前記ターゲットから飛び出す原子状のC及びSi
、そして、H2ガス、F!ガガスはHFガスが前記プラ
ズマにより励起されて原子状の水素及びフッ素になった
ものを前記基板の表面近傍の空間で化学的相互反応せし
めてA−5iC:H:Fで構成された機能性堆積膜を形
成する方法mA−3tGe:H:F膜、及びA−3i:
H:F膜とpoly−3i膜の場合にはそれぞれ同じ材
料のターゲットすなわち、多結晶5iGe及び多結晶S
iのターゲットを用いる。 以上のtl)乃至(3)の機能性堆積膜をドーパントを
含有してなる半導体特性を有するものにすることは勿論
可能であり、その場合、p型又はn型のドーパントを含
有するガスを原料ガス又は水素ガスと共にか、又は、独
立して成膜室に導入することにより、目的が達成できる
。 上記本発明の+11乃至(3)の方法の詳細を以下に説
明する。 現反び皿■1抜 Si導入用の原料(以下、「原料A」という。)として
は、ガス又は容易にガス化し得るハロゲン化又は水素化
シリコン化合物が好適に使用される。 それら化合物の具体例として、S i F4.5tzF
、。 S i Ha 、5izH6、S i HiFlを代表
的なものとして挙げることができる。そして、これらの
うち常温で液体状態のものは、使用に際して、Ar。 He等の不活性ガスをキャリアガスに使用してバブリン
グし、ガス化する。 ま′た、C導入用の原料(以下、「原料B」という、)
としては、ガス状か又はガス化し得る炭化水素、ハロゲ
ン化カーボンの化合物等を好適なものとして挙げること
ができる。そして、ハロゲン化炭素化合物の好適な具体
例としてCF、。 C,Fいまた前記炭化水素及びその化合物の好適な具体
例としてCHa 、CtHz 、CtHh 、C5Hs
。 CHt F 2をそれぞれ挙げることができる。 これらの原料Bのうち、常温でガス状でなく液体状態又
は固体状態を呈するものについては、Ar、He等の不
活性ガス又はH,ガスをキャリアガスに使用して、バブ
リング、加熱昇華等してガス化する。 本発明の前記(1)又は(2)の方法により前述のA−
3iC:H:F膜を得るについては、H2ガスが積極的
に使用される。 ところで、本発明の前記+11の方法における好ましい
態様は、ガス状の原料Bと共にH,ガスを活性化域に導
入し、活性化エネルギーを付与してそれらを励起種化す
るが、その際、原料Bがガス状のものでない場合、該活
性化域を、原料Bを前述の不活性ガス又はH2ガスを使
用してガス化すると共に、生起ガスを励起種化でき得る
構成にすることができる。 本発明の前記+11の方法においては、夏(2ガスのみ
を上記活性化域とは別個の活性化域に導入して励起種化
することも勿論可能である。 そして上記活性化エネルギーとしては、放電エネルギー
、熱エネルギー、光エネルギー等が適宜使用でき、これ
らのエネルギーを併用してもよい。 もっとも、原料Bの励起種化は、活性化エネルギーの使
用によるばかりでなく、適宜の触媒を使用して行うこと
もできる。 5iGe:H:Fli作製の場合にはGe導入用の「原
料B」としては、G e F a 、 G e Ha等
が用いられる。又、SL:H膜、poly−3illの
場合には、「原料A」は導入しない。 本発明の前記(11又は(2)の方法により、p型又は
n型のA−3iC:H:M膜を形成するにあたっては、
ガス状のp型又はn型ドーパントを与える原料物1it
(以下、「p型又はn型ドーパント原料」という、)を
、ガス状の原料A又は、ガス状の原料Bと共にか、Ht
ガガス共にか、或いは独立に成膜室に導入することによ
って達成される。 上記p型ドーパント原料としては、ガス状か又は容易に
ガス化し得る化合物が好適に使用される。 それらの例として、AS B3 、PH* 、PzH4
゜As Fs 、AsC1z +  PFs 1PF3
 *PC1z。 5bHs 、SbF3等も好適なものとして例示できる
。 n型ドーパント原料としては、前述のp型ドーパント原
料と同様常温で気体であるガスは容易にガス化されるも
のの中より目的に合わせて適宜選択されるものである。 具体的には、例えば、トリメチルアルミニウム[A 1
2 (CB3)3 ] 、トリエチルアルミニウム[A
ICzHs)z 1 、)リメチルガリウム[Ga(C
H:l) 、ll 、トリエチルガリウム[Ga(Ct
 Hs) zl、トリメチルインジウム[I n(CB
3)+ 1 、トリエチルインジウム[In(CzHs
)s ] 、ジボラン(BmH&)等が好適な原料とし
て挙げることが出来る。 p型又はn型ドーパント原料として常温で液体であるも
のを使用する場合、原料A又は原料Bのところで述べた
ように、Ar、+(e等の不活性ガス又はH!ガガスキ
ャリアガスとして使用してバブリングしてガス化して使
用する。また、常温で固体であるものの場合は、加熱昇
華炉を用意し、該炉において、Ar、He等のキャリア
ガスを使用して加熱、昇華によりガス化して使用する。 p型又はn型のA−3iC:H:M膜を前記(11の方
法により製造する場合、ガス状の原料B及びH2ガスと
共に前記ドーパント原料を前述の活性化域に導入して励
起種化するようにするのがより効果的である。 本発明の前記fl+及び(2)の方法により、A−3t
:H:F、A−3iGe:H:F、A−3iC:H:F
、poly−3i:H:F膜又はp型又はn型A−3i
:H:F:M、A−3iGe:El:F:M、A−3i
C:H:F:M、polySi膜を製造するにあたって
は、基板温度を好ましくは50〜600℃、より好まし
くは50〜500℃、最適には100〜400℃に調節
して成膜操作する。 そして前記ill及び(2)の方法における他の成膜条
件の1つとして、成膜操作時の内圧が挙げられる。即ち
、内圧は好ましくはlXl0−’〜50Torr 、よ
り好ましくは5×IO弓〜l OTorr。 最適にはlXl0−’〜5 Torrに設定されるのが
望ましい、更に、ガス状の原料A、ガス状の原料B1水
素ガス、ガス状のp型ドーパント原料は、製造する膜に
ついて予め設定した成膜流量条件に合致するようにマス
フローコントローラーにより流量制御されなから成膜室
に導入され、前記内圧を保つよう成膜室内は排気される
。 前記本発明の(11の方法において、成膜室に導入する
ガス状の原料Aとガス状の原料Bとの総流量と、原子状
の水素ラジカル量との割合は、原料A、原料Bの11R
1及び所望されるIm能性堆積膜の特性などで適宜決定
されるが、好ましくはl:10〜l:104、より好ま
しくはl:25〜1:103にするのが望ましい。 前記本発明の(2)の方法において、ガス状の原料Aと
ガス状の原料Bとの総?i量と、水素ガス流量との割合
は、印加する高周波電力と内圧及び堆積膜中に含まれる
水素量と相関等により適宜決定されるが、好ましくは1
:20〜i:5xto’より好ましくは1:3O−1=
5xlo3である。 班■立法 この方法は、前述したように、スパッタリング手段を介
して、上述したA−3tC:H:F膜、又は、p型又は
n型A−3iC1(:Fffffを製造する方法である
。ターゲットとして、代表的には多結晶SiCが使用さ
れる。この他、Si、Cの2つのターゲットを使用する
ようにしてもよい。 ターゲットを高周波電力を介してスパッタリングする際
の好ましい態様ではF2ガスと、F、ガス又はHFガス
と、A「ガス又は/及びHeガスとが混在するガス雰囲
気を形成し、該雰囲気中で行う。 本発明の前記(3)の方法によりp型又はn型A−5i
C:H:F:M膜を製造する場合、前記ガス雰囲気中に
所定量の、tl)又は(2)の方法のところで述べたガ
ス状のp型又はn型−ドーパント原料を混在せしめて前
記スパッタリングを行い、成膜を行うようにする。 本発明の前記(3)の方法により所望のA−3iC:H
:Fll又はp型又はn型A−3iC:H:F:M膜を
製造するにあたっては、ターゲットと基板の間の距離、
高周波電力、基板温度、内圧、ガス流量に係る成膜条件
が重要である。まず、ターゲットと基板との間の距離は
、使用する装置の構成、規模により多少異なるが、−船
釣には、好ましくは20〜100鵬■、最適には40〜
8011である。高周波電力については、ターゲ7)の
種類、サイズ等により異なるところとなるが、−喰的に
は、好ましくは0.3〜7W/c+a、i通には0.8
〜4 W / cnlである。基板tl度については、
上述の+11又は(2)の方法におけると同様の温度範
囲に設定する。また、成膜時の内圧は、好ましくはlX
 10−’−I X I O−’Torr 、より好ま
しくはlX 10−4〜I X 10−”Torrであ
る。更に、F2ガスと、F2ガス又はHFガスと、A「
ガス又は/及びlleガス、及びp型ドーパント原料に
ついては、ターゲットをスパッタリングして飛び出す原
子状Si及びCの量との関係において、成膜室の反応域
における前記ガス雰囲気が所定量の水素原子(+()、
又はフッ素原子(F)とドーパント(M)[即ち、(H
,F)+M]を含むように予め設定した成膜条件に合致
するようにマスフローコントローラーにより制御されな
から成膜室に導入され、前記内圧を保つよう成膜室内は
排気される。即ち、本発明において、原子状のSi及び
Cの総量と水素原子(I4)又はフン素原子(F)とド
ーパント(M) [即ち、(H,F)+M] との生成
比率は、好ましくはto”:t〜110’より好ましく
は10:I〜1:102、最適には5:1〜1:50と
されるのが望ましい。 以上述べたように本発明の方法は、適宜の装置を使用し
て実施することができるが、それらの装置の代表的なも
のとして前記Zn5e:Hと全く同様の第2図乃至第4
図のものを挙げることができる。 すなわちまず、第2図は前記本発明のfl+の方法を実
施するについて好適な堆積膜形成装置例の模式的概略図
である。成膜室201内に置かれた基板カセソ)202
上に基板203が固定されている。基板203は温度モ
ニター204でモニターされつつ、赤外線ヒーター20
5によって輻射加熱される。基板カセフト202は基板
搬送装置206によってゲートパルプ207を介して他
の成膜室213又はロードロック室212へ搬送される
。原料ガス(A)はガス導入管(A)208から成膜室
201内に導入される。原料ガス(B)及び水素ガスは
ガス導入管(B)2(19から導入され、活性化室21
0において活性化手段21.1によって活性化され成膜
室201内に導入される。 ここで、活性化手段とは直流、高周波、マイクロ波等の
電気的エネルギー、光エネルギー、熱エネルギー又は触
媒等の手段によって原料ガス(A)及び原料ガス(B)
及び水素ガスを分解、重合、ラジカル化、イオン化等し
、原料ガス(A)と原料ガス(B)及び水素ガスとの反
応または、基板表面における反応を促進する手段をいう
。 また、成膜室内のガスはバルブ214を介して排気ポン
プ215によって排気され、成膜室内は所定の圧力に保
たれる。 第2図の装置を使用しての本発明のA−3iC:H:F
膜の製造例を説明する。 まず、ガス導入管209より導入されたC t F b
等のCを含有する原料ガス(B)と水素ガスは活性化室
210内において活性化手段211により付与される活
性化エネルギーにより活性化されてCを含有する前駆体
及び原子状の水素ラジカルが形成される。 一方、別のガス導入管208より導入されたSi、F、
等のSiを含有する原料ガス(A)は、ガス導入管20
8からの放出口が活性化室210よりはずれた下流側に
あるため、活性化手段であらかじめ励起されることなく
、ガス導入管208の放出口より成膜室201内に導入
される。成膜室内において81を含有する原料ガス(A
)は、Hラジカルと化学反応をおこし、Siを含む前駆
体となる。 このように、成膜室内へ導入されたC及びFを含む前駆
体、Sl及びFを含む前駆体、及び水素ラジカルは成膜
室内で化学的相互作用を行い所望の水素含有量を有する
A−3iC:H:F膜を形成する。 また、水素ラジカルは基板表面上での膜堆積反応にも関
与していると考えられ、堆積膜より不必要なアルキル基
及び/又はF原子を取り除く作用、及びA−3iC:H
:FpH膜中のダングリングボンドを埋めるターミネー
タ−としての作用を発揮し、膜中に取り込まれるところ
となる。また反応室内でのSiを含む原料ガスとフッ素
ラジカル又は水素ラジカルとの反応、及びSi及びFを
含む前駆体とC及びFを含む前駆体との反応及び水素ラ
ジカルの供給量を増加させるために必要に応じて、活性
化手段による付与エネルギー量を増加させること等によ
り、活性化室内の活性化エネルギーを成膜室内に引き出
すことも可能である。A−3iC:H:Fll!中に含
有される水素原子(H)の量は、原料ガスとして導入す
る水素ガスの流量、付与する活性化エネルギー量、成膜
室内の圧力、成膜室に対向して開口しているガス導入管
208のガス放出口と活性化室210との距離、及び基
板温度を所望の値に設定することにより制御することが
できる。また、伝専型の制御を行うためには、原料ガス
(八)又は原料ガス(B)に前述したドーパント原料を
加えればよい。 また、第3図及び第4図は、それぞれ本発明の(2)及
び(3)の方法を実施するについて好適な堆積膜形成装
置の典型的1例を模式的に示す概略図である。第3.4
図において、301,401は成膜室、302.402
は基板カセット、303403は基板、304.404
は温度モニター305.405は赤外線ヒーター、30
6,406は基板搬送装置、307,407はゲートバ
ルブ、308.408,309.409は原料ガス導入
管、310.410は高周波電源、311,411はマ
ツチング回路、312.412はカソード電極、313
.413はロードロック室、314.414はバルブ、
315,415は排気ポンプ、316゜416は他の成
膜室、417はターゲットを夫々示している。 本発明の(2)の方法を実施するに適した第3図に示す
装置においては、原料ガス(A)及び必要に応じF2又
はHFガスはガス導入管(A)30Bから導入され、原
料ガス<8)及び水素ガスはガス導入管(B)309か
ら導入され混合され、高周波電源310からマツチング
回路311を介してカソード電極312に印加された高
周波電力によって発生したプラズマ中で、分解、重合、
ラジカル化、イオン化等されて反応し、基板上303に
A−3iC:H:F薄膜が堆積する。さらに、前述した
ドーパント原料を加えて流すことによりp型又はn型に
ドーピングされた堆積膜を得ることができる。 さらに、本発明の(3)の方法を実施するに適した第4
図に示す装置においては、カソード電極412上にはA
−3iC多結晶のターゲット413が貼合わされ、また
、ガス導入口408からArガス、■2ガス及びF2ガ
ス又はHFガスが導入されて、カソード電極に印加され
た高周波電力によって発生したプラズマ中で発生したA
rイオン及びHイオン及び/又はFイオンによってター
ゲット413がスパッタされ基板403上にA−3i 
C: HニーF膜が堆積される。またArガス及びHz
ガガス前述したドーパント原料を混合して導入する事に
よってn型又はn型にドーピングされた堆積膜を得るこ
とができる。 又、ターゲットとなる材料にH及び/又はFが含有され
ている場合にはArガス及び/又はドーパント原料を含
む原料ガスにてスパッタリングを行うことも可能である
。 なお、第2乃至4図における他の成膜室213゜316
.416としては、各半導体層を異なる成膜室において
形成する場合の他の成膜室が連結され、他の成膜室21
3,316.416における膜の形成方法は成膜室20
1,301,401における膜の形成方法と同じであっ
てもよいし、あるいは異なっていてもよい。具体的には
、例えば第2図における他の成膜室213として、第3
図における成膜室301又は第4図における成膜室40
1を連結することもできる。 〔実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明の光起電力素子について更
に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によりな
んら限定されるものではない。 大旌炭上 第1図(A)に示すpin接合型光起電力素子を第2図
に示す堆積膜形成装置を用いて、上述の本発明の方法(
llにより以下の手順で作製した。 50mmX50龍の大きさのステンレス製基板101を
不図示のスパッタリング装置内に入れ10−’Torr
以下に真空排気した後、AgをA「スパッタし、前記基
板上に下部電極102として約1000人のAg電極を
堆積した。この基板を取り出し、ロードロック室212
内にある基板搬送装置206上の基板力セラ)202に
下部電極102の堆積された側を図中下側に向けて固定
し、ロードロック室212内を不図示の排気ポンプで1
0−’Torr以下の圧力に真空排気した。この間、成
膜室201は排気ポンプ215により10−’Torr
以下の圧力に排気されている0画室の圧力がほぼ等しく
なった時点でゲートパルプ207を開け、基板搬送装置
206養成膜室201に移動した。 次に赤外線ヒーター205により基板温度が200℃と
なるように基板加熱を行った。基板温度が安定した時点
で、ガスボンベ234,235゜236より、下記の第
4表に示したガス(A)を、マスフローコントローラー
237.238,239によって制御しつつガス導入管
を、成膜室に流入300Wのマイクロ波電力を活性化室
210に投入し、成膜を開始した。3分間の成膜でn型
ASi:H:F:P膜103を形成した後、マイクロ波
電力の投入を止め、同時にガスの導入も止めて、排気ポ
ンプ215にて成膜室201内を10′□’Torr以
下に真空排気した。 次に、PH3の導入を止めた以外は、上述と全く同様の
方法及び手順を用いて、n型A−3i:H:F:PIJ
103上&:i型のA−3i :H:F膜104を成膜
した。成膜時間は30分であった。 第   4   表 ローラー218,240によって制御しつつガス導入管
209を介して活性化室210に導入した。 なお、図中、241〜248はガスの流路を切りかえる
ために設けられたパルプである。 次に排気パルプ214の開度を調節し、成膜室201の
内圧をQ、5Torrに保った。その後、2.45GH
zのマイクロ波発生装置211より、i型のA−3i:
H:F膜の成膜終了後は、再び排気ポンプ215にて成
膜室201内を10−’T orr以下に真空排気した
。 次いで、p型のZn5e:H:Li膜を以下のようにし
て成膜した。まず、ガスボンベ217に貯蔵されたAr
ガスをマスフローコントローラー219によって制御し
つつ、15secmの流量でデユワ−ビン222に貯蔵
された液体状態のDES e内に導入してバブリングを
行い、DESeによって飽和したA「ガスをガス導入管
209に導入した。導入されるDESeの流量は1.5
xlO−’mol/minとした。また、ガスボンベ2
16に貯蔵されたH2ガスをマスフローコントローラー
218によって15secmに制御しつつ、ガス導入管
209に導入した。次に上述した方法と同様の手順でデ
ユワ−ビン223に貯蔵されたDEZnを1. OX 
I O−’mol /winの流量で、さらに、上述し
た方法と同様の手順でデユワ−ビン224に貯蔵された
LiCzlltを]、 OX 10−’mol/win
の流量でガス導入管208より導入した。この時、キャ
リアガス八「の流量はそれぞれ53CCIIとした。な
お、D ES e 、  D E Z n 、  L 
i Cx Hqの導入量は、それぞれの液体を貯蔵した
デユワ−ビン222,223,224の外側においた恒
温水槽225,226,227中の恒温水の温度をヒー
ターでコントロールし、各原料液体の温度を調整するこ
とにより、設定した。なお、228〜230は温度制御
のための恒温水、231〜233はヒーターである。 以上のp型Zn5e:H:Li膜の成膜条件を第5表に
まとめて示す。 第   5   表 上記操作の後、直ちにマイクロ波発生装置211より4
00Wのマイクロ波電力を活性化室210に投入し、成
膜を開始した。 p型Zn5e:H:LiMの成膜終了後、排気ポンプに
て成膜室201内を10−’Torr以下に真空排気し
、基板搬送装置206をゲートバルブ207を介して、
I O−’Torr以下に真空排気されているロードロ
ック室212にもどし、冷却後n型及びi型及びp型半
導体層の堆積された基板を取り出した。該基板を真空蒸
着装置に入れ、10−’Torr以下に真空排気した後
、inとSnの金属片を重量比1:lでるつぼの中に入
れ、抵抗加熱法によりI X l O−’Torr程度
の酸素雰囲気中でITO薄膜を700人蒸大黒、透明電
橋106とした。この時基板温度は175℃であった。 冷却後、該基板を取り出し、透明電極106上面にパー
マロイマスクを置き、真空蒸着装置に入れ、I X (
0−’Torr以下に真空排気した後抵抗加熱によりA
gを約1.Oμm蒸着し、くしの歯状の集電型1107
を形成し試料Nllとした。 この試料阻1の特性を以下のようにして評価した。 (100mW/cd)を照射し、開放端電圧Voc。 AM−1光を400nmの干渉フィルターを通して照射
したときの出力、AM−1光を10時間照射して照射前
後の変換効率の変化△1を測定した。 測定結果を第26表(試料Na1)に示す。 また、別に、St単結晶ウつハー上に熱酸化法で形成し
たS i O,膜及び石英ガラス基板を用意し、それぞ
れの表面に上述した方法と同様の方法及び手順を用いて
n型半導体層としてのA−3t:H:F:P膜及びn型
半導体層としてのA−3i:H:F膜及びp型半導体層
としてのZn5e:H:Li膜を各々単独で形成した。 得られた堆積膜について、前述した方法に従って膜中の
水素原子含有量結晶粒領域の割合の測定を行った。測定
結果を第26表に示す。 失施拠1 次に第3図に示す成膜装置を用いて上述した本発明の(
2)の製造方法により第1図(A)に示した構造のpi
n接合型光起電力素子を作製した。実試料lの透明電極
106側よりAM−1光施例1に示した方法と同様にし
てステンレス)IE板101上に下部電極102として
のAg薄膜を蒸着したものを基板力セント302に固定
し、ロードロ、り室313より基板搬送装置306にて
成膜室301ヘゲートバルブ307を介して搬送後、成
り2室301の内圧を10−’Torr以下に保ちつつ
基板303を赤外線ヒーター305で300℃に加熱し
て表6に示したn型半導体層の形成条件で原料ガスA、
原料ガスBをそれぞれガス導入管308及び309より
成膜室301内に導入した。 第   6   表 排気パルプ314の開度を調節して成膜室301の内圧
を1. OTorrに保った。高周波電源310はマツ
チング回路311を介してカソード電極312に接続さ
れており、前記高周波電源310より13.56Mtl
zの高周波電力30Wを直ちに投入し成膜を開始した。 2分間の放電を行ってn型のA−5i:H:F:P膜1
03を成膜した後高周波電源のスイッチを切りガスの導
入も止めた。直ちに、成膜室の内圧を10−5Torr
以下に真空排気した後、再び第6表に示す原料ガスA、
Bを成膜室301内に導入し、内圧を1.0Torrに
保ちつつ、高周波電源310より高周波電力20Wを投
入し50分間の放電を行いn型ASi :H:F:P膜
103上にi型のA−3i: H: F膜104を形成
した。 その後、再び同様の手順で第6表に示す条件に72分間
(D放電テi型A−3i : H: Fllil O4
上にp型のZn5e :H:LiM105を形成した。 すべての成膜終了後、この基板を成膜室301よりロー
ドロック室313へもどして取り出し、実施例1に示し
たと同様の方法で透明電極106としてのITO19を
約700人成膜し、その上に集電電極107としてのA
gFi4膜を形成し、試料隘2とし、太陽電池特性の評
価を行った。評価結果を第26表に示す。 また別に、Siウェハー上に形成された5i02膜及び
石英基板を用意し、それぞれの表面に上記と同様にして
各半導体層の膜を堆積した。 得られたそれぞれの堆積膜について実施例1と同様にし
て、膜中の水素原子含有量及び結晶粒領域の割合の測定
を行った。測定結果を第26表に示す。 去旌五主 次に第4図に示す装置を用いて上述した本発明の(3)
の製造方法により、第1図(A)に示す構造のpin接
合型光起電力素子を作製した。 まず、実施例1に示した方法及び手順と同様にしてステ
ンレス基板101上にAgの下部電極102を堆積した
基板を基板カセット402に固定し、ロードロック室4
13より基板搬送機構306にて成膜室内401内へゲ
ートバルブ407を介して搬送した後、成膜室401内
を10−’Torr以下に保った。カソード電極412
上には多結晶Siのターゲン)416をあらかじ料ガス
を使用し、語表に示すn型半導体層の形成条件の下でガ
ス導入管408から成膜室401内に導入した。 第   7   表 iJF気バルブIll、Iの開度を調節して成膜室40
1の内圧を0.05 Torrに保らつつ、高周波電源
410よりマツチング回路411を介してカソード電極
412に高周波電力300Wを投入し成膜を開始した。 3分間の放電で、n型のA−3i:H:F’:P膜10
3を形成した後、放電を止め、直ちにガスの導入も止め
、成膜室内を10−’Torr以下に真空ポンプ415
にて真空排気した0次いで、第7表に示したi型半導体
層の形成条件でガスを導入し、圧力0.05 Torr
、放電パワー400Wで60分間成膜し、i型A−3i
:H:F膜104を形成した。 次に、Si多結晶ターゲットの代わりにカソード電極4
12上にZn5e多結晶のターゲット416が設置され
た以外は全く同様の構造を有する成膜室401へ基板を
搬送し、再び基板403ス導入管408から成膜室40
1内に原料ガスを導入し、排気パルプ414の開度を調
節して成膜室401の内圧を0.05 Torrに保ら
、1警手導体層の形成と同様の方法でカソード電極に高
周波電力300Wを投入し成膜を開始した。3分間の放
電で、p型のZn5e:H:Ll成膜03を形成した後
、放電を止め、ガスの導入も止め、成膜室401内を1
0−’Torrまで真空排気した。 すべての成膜終了後、この基板を成膜室401よりロー
ドロツタ室413へもどして取り出し、実施例1と同様
の方法で透明電極106としてのfTo膜700人と集
電電極107としてのAg膜を堆積し、試料Nn3とし
、太陽電池としての特性評価を行った。評価結果を第2
6表に示す。また別に、Siウェハー上に形成されたS
 i O2膜及び石英基板を用意し、それぞれの表面に
上記と同様にして各半導体層の膜を堆積した。得られた
それぞれの堆積膜について実施例1と同様にして膜中の
水素原子含有量及び結晶領域の割合の測定を行った。測
定結果を第26表に示す。 大土舅↓ 実施例1乃至3に示した光起電力素子の製造方法におい
ては、p型、i型及びn型の膜は、同一の製造方法によ
り作製されるものであるが、もちろんp型及びi型及び
n型半導体層の作製方法が互いに異なっていても良い。 以下にp型半導体層の作製方法とi型及びn型半導体層
の作製方法が異なる場合のpin接合型光起電力素子の
実施例について示す。 まず、ステンレス基板101上にAgの下部電極102
を1000人堆積した基板を第3図の基板カセット30
2に固定し、実施例2に示した方法及び手順にてn型の
A−3i:H:F:P膜103及びi型のA−3i:H
:F膜104を堆積した。堆積後、成膜室301をl(
I’Torr以下に真空排気し、ゲートバルブ307を
介してこの基板を第2の成膜室316内に基板搬送装置
306にて移動させた。ここで、第2の成膜室316と
しては第2図に示したのと同様の構造を有する堆積膜形
成装置がゲートバルブ307を介して連結されている。 引き続き、実施例1に示したと同様の方法で、i型A−
3i:H:F膜104上にp型Zn5e:H:Li膜を
連続して形成した。このようにして形成されたp型Zn
5e:H:Li膜上に、実施例1と同様の操作にて、透
明電極106としてのIT○膜と集電電極107として
のAgを堆積して試料患4とし、太陽電池としての特性
評価を行った。評価結果を第26表に示す。 また別に、Siウェハー上に形成されたStO。 膜及び石英基板を用意し、それぞれの表面に上記と同様
にして各半導体層の膜を堆積した。得られたそれぞれの
堆積膜について実施例1と同様にして膜中の水素原子含
有量及び結晶領域の割合の測定を行った。測定結果を第
26表に示す。 1旌1 n型半導体層としてA−3iGe:H:F:P膜を、i
型半導体層として5iCe:H:F膜を、p型半導体層
としてZn5e:H:Li膜を用い、第1図(A>に示
した構造を有するpin接合型の光起電力素子を形成し
た0本実施例において、n型のA−3iGe : H:
 F : P膜及びi型のA−5iGe:H:F膜の形
成方法としては、本発明の機能性堆積膜の製造方法(1
)に準じた方法を採用し、下記第8表に作製条件にてそ
の形成を行った。 第 表 実施例1と同様の操作にて作製した、下部電極としての
Ageが堆積されたステンレス製基板上101に、第8
表に示すn型半導体層及びi型半導体層の形成条件にて
、n型のA−3iGe:H:F:P膜及びi型のA−3
iGe:H:F膜を堆積し、ji i型A−3iGe:
H:F膜上に実施例1で形成したのと同様の操作及び条
件にてp型Zn5e:H:Li膜を積層しpin接合を
有する光起電力素子を形成した。ひき続き透明電極10
6としてのITO膜と集電電極107としてのAg膜を
実施例1と同様の操作にて堆積して試料醜5とし、太陽
電池としての特性評価を行った。 評価結果を第26表に示す。 また別に、Siウェハー上に形成されたS i Oz膜
及び石英基板を用意し、それぞれの表面に上記と同様に
して各半導体層の膜を堆積した。得られたそれぞれの堆
積膜について実施例1と同様にして膜中の水素原子含有
量及び結晶領域の割合の測定を行った。測定結果を第2
6表に示す。 人施斑互 n型のA−3iGe:H:F:P膜及びi型の八−3i
Ge:H:F膜の形成までは、実施例5と同様とし、p
型のZn5e:H:Li膜の形成以降は実施例2と同様
にして、第1図(A)に示した構造を有するpin接合
型光起電力素子を形成した。 得られた試料寛6についての太陽電池特性評価結果を第
26表に示す。 また別に、Siウェハー上に形成されたSi0g膜及び
石英基板を用意し、それぞれの表面に上記と同様にして
各半導体層の膜を堆積した。得られたそれぞれの堆積膜
について実施例1と同様にして膜中の水素原子含有量及
び結晶領域の割合の測定を行った。測定結果を第26表
に示す。 尖止舅工 n型のA−3iGe:H:F:P膜及びi型のA−3i
Ge : H: F膜の形成までは実施例5と同様とし
、p型のZn5e:)I:Li膜の形成以降は実施例3
と同様にして、第1図(A)に示す構造のpin接合型
の光起電力素子を形成した。 得られた試料陽7についての太陽電池特性評価結果を第
26表に示す。 失施週1 n型のA−8iGe:H:F:P膜及びi型のA−3i
Ge:H:F膜の形成は第3図の装置を用いて、第9表
に示した形成条件にて行い、p型のZn5e:H:Li
膜の形成以降を実施例1と同様の方法にて行い、第1図
(A)に示す構造のpin接合型の光起電力素子を形成
した。 得られた試料隘8についての太陽電池特性評価結果を第
26表に示す。 第   9   表 n型半導体層としてA−5t:H:F膜を、i型半導体
層としてA−3iC:H:F膜を、p型半導体層として
Zn5e:H:Li膜を用いて、第1図(A)に示した
構造のpin接合型の光起電力素子を各半導体層の形成
条件をかえて4種類形成した。なお、n型のA−3i:
H:F:P膜は実施例1乃至3にて形成したのと同様の
方法で形成し、i型のA−3iC:H:F膜の形成につ
いては、前述した製造方法+11乃至(3)において、
第10表に示す形成条件で行った。 また、p型のZn5e:H:Li1llについては、実
施例1乃至3と同様の方法及び条件で形成した。 得られた試料漸9〜阻12についての太陽電池特性評価
結果を第27表に示す、各試料の半導体層の製造方法の
組合せは第27表に示した通りである。 第   10    表 去覇韮」」− n型半導体層としてA−3i:H:F:P膜を、n型半
導体層としてpoly−3i  (H,F)膜を、p型
半導体層としてZn5e:H:Li膜を用いて、第1図
(A)に示した構造のpin接合型の光起電力素子を、
各半導体層の形成条件を変えて4種類形成した。なお、
i型のpoly−で行った。また、p型のZn5e :
 H: L i膜の形成は、実施例1乃至3に示したの
と同様の操作及び条件で行った。さらに、n型のA−3
i:H:F:P膜の形成は実施例1乃至3に示したのと
同様の標作及び条件を用いた。得られた試料隘13〜m
16についての太陽電池各試料の特性評価結果を第28
表に示す。 半導体層の製造方法の組合せは第28表に示した通りで
ある。 第11表 1で行ったのと同様の操作及び作製条件でp型半導体層
105としてのZn5e:H:Li膜を堆積した。ひき
続き、下記第12表に示す4!I類の組合せの作製方法
でi型及びn型半導体層104゜103を堆積した。 n型半導体層103まで形成された基板を成膜装置より
取り出し、その後抵抗加熱法にてAIを蒸着し、電極1
02を形成した。 第12表 ステンレス基板のかわりに、ガラス基板を用いて第1図
(B)に示した構造のpin接合型光起電力素子を作製
し実施例1と同様の太陽電池特性評価を行った。以下に
作製方法について述べる。 コーニング社製#7059ガラス基板101上に透明電
極106としてのITO膜をスパンタリング法で500
人成膜し、該基板を用いて実施例得られた試料−17〜
20について、これまでと同様の太陽電池特性評価を行
った結果を第29表に示す。 害範史土主 実施例1においてn型半導体層として用いたASi :
H:F膜のかわりにn型のZn5e:H:A1膜を用い
てpin接合型光起電力素子を形成した。なお、該n型
のZn5e:H:Aj!膜の形成を第13表に示した条
件で行った以外は実施例1と全く同様にした。 得られた試料hh21の太陽?!池時特性評価結果を第
29表に示す。 第   13    表 次に、第2乃至4図に示す装置を用い、上述した本発明
の[1)乃至(3)の製造方法により第1図(C)に示
した、いわゆるトリプル構造のpin接合型多層構成光
起電力素子を作製した。 基板101及び下部電極102は実施例1と同様の処理
を行ったものを用い、まず実施例5で実施したのと同様
の操作及び条件にてn型半導体層103−1としてのA
−3iGe:H:F:P膜、i型半導体[I Q 4−
1としてのA−3iGe:H:F膜、n型半導体層10
5−1としてのZn5e:H:Li膜を連続して堆積し
、下段のpin接合型光起電力素子を作製した。 次に、実施例1で実施したのと同様の操作及び条件にて
、n型半導体層103−2としてのASi :H:F:
P膜、n型半導体層104−2としてのA−3i:H:
F膜、n型半導体層1052としてのA−ZnSe :
 H: L i膜を連続して堆積し、中段のpin接合
型光起電力素子を作製した。 次に実施例9の製造方法(11で実施したのと同様の操
作及び条件にて、n型半導体層103−3としてのA−
5i:H:F:P膜、n型半導体層104−3としての
A−3iC:H:F膜、n型半導体層105−3として
のZn5e:H:Li膜を連続して堆積し、上段のpi
n接合型光起電力素子を作製し、最終的にトリプル構造
の光起電力素子とした。なお、各n型半導体層の膜厚の
みを堆積時間を調整することにより変化させ、下段のi
型A−3iGe:H:F膜は3000人、中段のi型A
−3i:H:F膜は4000人、上段の1型A−3iC
:H:F膜はtooo人とした。 次に、前記トリプル構造の光起電力素子上に実施例1と
同様にして透明型If!106及び集電電極107を作
製して試料磁22とした。その太陽電池の特性の評価結
果を第30表に示す。 大嵐炎上± 本実施例はn型半導体層として、スパッタリング法にて
形成されたZn5e膜を用いている。第1図(A)に示
すpin接合型光起電力素子において、基板101、下
部電極102の形成、及びn型半導体層104、p型半
導体層lO5、透明電極106及び集電電極107の形
成は実施例1と同様の操作にて行った。 n型Zn5e膜の形成は第4図に示した堆積膜形成装置
を用いて、第14表に示した条件にて行った。 第14表 n型Zn5eの作製条件 このようにして形成された太陽電池の太陽電池特性の評
価を行った。評価結果を第32表に示す。 災施斑上1 本実施例はn型半導体層として、プラズマCVD法にて
形成されたA−3iGe:H:F膜を用いている。第1
図(A)に示すpin接合型光起電力素子において、基
板lot、下部電極102の形成、及びi型半導体71
104、n型半導体層105、透明電極106及び集電
電極107の形成は実施例1と同様の操作にて行った。 n型A−3iGe:H:F膜の形成は第3図に示した堆
積膜形成装置を用いて、第15表に示した条件にて行っ
た。 このようにして形成された太陽電池の太陽電池特性の評
価を行った。評価結果を第32表に示す。 第15表 n型A−3iGe: H: Fの作製条件透
明電極106及び集電電極107の形成は実施例1と同
様の操作にて行った。 n型A−3iC:H:F膜の形成は第3図に示した堆積
膜形成装置を用いて、第16表に示した条件にて行った
。 第16表 n型A−3iC:H:Fの作製条件本実施例
はn型半導体層として、プラズマCVD法にて形成され
たA−3iC:H:F膜を用いている。第1図(A)に
示すpin接合型光起電力素子において基板101下部
電極102の形成及びn型半導体層104、p型半導体
層105、このようにして形成された太陽電池の太陽電
池特性の評価を行った。評価結果を第32表に示す。 叉施斑土工 本実施例はn型半導体層として、スパッタリング法にて
形成されたGaAs膜を用いている。第1図(A)に示
すpin接合型光起電力素子において基板101、下部
電極102の形成及びn型半導体層104、p型半導体
層105、透明電極106及び集電電極107の形成は
実施例1と同様の操作にて行った。 n型GaAs膜の形成は第4図に示した堆積膜形成装置
を用いて、第17表に示した条件にて行った。 このようにして形成された太陽電池の太陽電池特性の評
価を行った。評価結果を第32表に示す。 第17表 n型GaAsの作製条件 電力素子において、p型半導体層及びn型半導体層をZ
n5e:H:M膜で、n型半導体層をA−3i :Hで
構成した素子である。 i型の半導体層104の形成以外はすべて実施例12と
同様の操作にて太陽電池を形成した。 i型A−3i:H膜の形成は第3図に示した堆積膜形成
装置を用いて、第18表に示した条件にて行った。 第18表 i型A−3i:Hの作製条件本実施例は、第
1図(A)に示すpin型光起このようにして形成され
た太陽電池の太陽電池特性の評価を行った。評価結果を
第32表に示す。 大施■工主 本実施例は、第1図(A)に示すpin型光起電力素子
において、n型半導体層及びn型半導体層をZn5e:
H:MI14で、n型半導体層をA−3iGe : H
で構成した素子である。 i型の半導体層104の形成以外はすべて実施例12と
同様の操作にて太陽電池を形成した。 i型A−3iGe:H膜の形成は第3図に示した堆積膜
形成装置を用いて、第19表に示した条件にて行った。 第19表 i型A−3iGe:Hの作製条件本実施例は
、第1図(A)に示すpin型光起電力素子において、
n型半導体層及びn型半導体層をZn5e:H:M膜で
、n型半導体層をA−3i C: Hで構成した素子で
ある。 i型の半導体層104の形成以外はすべて実施例12と
同様の操作にて太陽電池を形成した。 i型A−5iC:H膜の形成は第3図に示した堆積膜形
成装置を用いて、第20表に示した条件にて行った。 第20表 i型A−3iC:Hの作製条件このようにし
て形成された太陽電池の太陽電池特性の評価を行った。 評価結果を第32表に示す。 実施■1ユ このようにして形成された太陽電池の太陽電池特性の評
価を行った。評価結果を第32表に示す。 ス1」LL上 本実施例は、第1図(A)に示すpin型光起電力素子
において、n型半導体層及びn型半導体層をZn5e:
H:M膜で、n型半導体層をASi:Fで構成した素子
である。 i型の半導体層104の形成以外はすべて実施例12と
同様の操作にて太陽電池を形成した。 i型A−3i:F膜の形成は第4図に示した堆積膜形成
装置を用いて、第21表に示した条件にて行った。 第21表 i型A−5i:Fの作製条件特性の評価を行
った。評価結果を第32表に示す。 l施貫11 本実施例は、第1図(A)に示すpin型光起電力素子
において、n型半導体層及びn型半導体層をZn5e:
H:M膜で、n型半導体層をA−3IGeC:Hで構成
した素子である。 i型の半導体層104の形成以外はすべて実施例12と
同様の操作にて太陽電池を形成した。 i型A−3iGeC:H膜の形成は第3図に示した堆積
膜形成装置を用いて、第22表に示した条件にて行った
。 第22表 i型A−3iGeC: Hの作製条件このよ
うにして形成された太陽電池の太陽電池このようにして
形成された太陽電池の太陽電池特性の評価を行った。評
価結果を第32表に示す。 夫侮桝又ユ 本実施例は、第1図(A)に示すpin型光起電力素子
において、n型半導体層及びn型半導体JiをZn5e
:H:M膜で、n型半導体層をp o I y  S 
i : Hで構成した素子である。 i型の半導体層104の形成以外はすべて実施例12と
同様の操作にて太陽電池を形成した。 i型poly−3i:H膜の形成は第4図に示した堆積
膜形成装置を用いて、第23表に示した条件にて行った
。 第23表 i型poly−3i:Hの作製条件このよう
にして形成された太陽電池の太陽電池特性の評価を行っ
た。評価結果を第32表に示す。 尖隻桝1↓ 本実施例は、第1図(A)に示すpin型光起電力素子
において、n型半導体層及びn型半導体層をA−5i:
H:F膜で、n型半導体層をZn5e:H:M膜で構成
した素子である。 n型半導体層は実施例1にて、n型半導体層は実施例1
2にて形成したのと同様の操作にて形成し、n型半導体
層は実施例1におけるn型ASi :H:Fの形成条件
にてPH,のかわりにBFz(Hzで3000ppa+
希釈)を55ccffl導入した以外は同様の操作にて
形成した。基板101、下部電極102、透明電極10
6及び集電電極107の形成は実施例1と同様の操作に
て行った。 このようにして形成された太陽電池の太陽電池特性の評
価を行った。評価結果を第33表に示す。 大皇拠l】 本実施例は、第1図(A)に示すpin型光起電力素子
において、n型半導体層をA−3iC:H:F膜で、n
型半導体層をA−3i:H:F膜で、n型半導体層をZ
n5e:H:M膜で構成した素子である。 n型半導体層は実施例1にて、n型半導体層は実施例1
2にて形成したのと同様の操作にて形成し、n型半導体
層は実施例16におけるn型A−5iC:H:Fの形成
条件にてPHffのかわりにBF、(H2で3000p
pm希釈)を3Qsccn導入した以外は同様の操作に
て形成した。基板lO1、下部電極102、透明電極1
06及び集電電極107の形成は実施例1と同様の操作
にて行った。 このようにして形成された太陽電池の太陽電池特性の評
価を行った。評価結果を第33表に示す。 尖施拠26 本実施例は、第1図(A)に示すpin型光起電力素子
において、n型半導体層をZnTe膜で、n型半導体層
をA−3i;H:F膜で、n型半導体層をZn5e:H
:M膜で構成した素子である。 n型半導体層は実施例1にて、n型半導体層は実施例1
2にて形成したのと同様の操作にて形成した。 p型ZnTe膜の形成は第4図に示した堆積膜形成装置
を用いて第24表に示した条件にて行った。 第24表 p型ZnTeの作製条件 基板101、下部電極102、透明電極106及び集電
電極107の形成は実施例1と同様の操作にて行った。 このようにして形成された太陽電池の太陽電池特性の評
価を行った。評価結果を第33表に示す。 犬1劃ト[L 本実施例は、第1図(A)に示すpin型光起電力素子
において、p型半導体層をGaP膜で、n型半導体層を
A−3i:H:F膜で、n型半導体層をZn5e:HA
M膜で構成した素子である。 n型半導体層は実施例1にて、n型半導体層は実施例1
2にて形成したのと同様の操作にて形成した。 p型GaP膜の形成は第4図に示した堆積膜形成装置を
用いて第25表に示した条件にて行った。 第25表 p型GaPの作製条件 基板101、下部電極102、透明電極106及び集電
電極LOTの形成は実施例1と同様の操作にて行った。 このようにして形成された太陽電池の太陽電池特性の評
価を行った。評価結果を第33表に示す。 ル較皿工 本比較例はp型本導体層105として、A−3i ; 
H: F : B膜を用いる以外は実施例1と同様の操
作及び条件にて光起電力素子を作製した。 p型半導体[105は第2図に示した装置において基板
温度200℃に保ち、SiF、ガス30scernとB
F、(SiF、にて3000ppmに希釈)ガス101
05eを混合してガス導入管20Bより流し、またAr
ガス250sccmとH,ガス30secmを混合して
、ガス導入管209より導入し、圧力’f: 0.2 
Torrに保ちつつマイクロ波型8211より200W
のマイクロ波電力(2,45GHz)を活性化室210
に投入して堆積した。成膜時間は3分間であった。得ら
れた比較用の素子としての試料患23の太陽電池の特性
評価結果を第31表に示す。 ル奴炭1 実施例1においてp型半導体層105を堆積する際に、
H,ガスを導入しなかった以外は、同様の操作及び条件
にて比較用の光起電力素子を作製して試料Na24とし
た。又、実施例1において、p型半導体層105を堆積
する際に、H2ガスの流量を200secmとした以外
は同様の操作及び条件にて比較用の光起電力素子を作製
し、試料阻25とした。各々の試料の太陽電池特性の評
価結果を第31表に示す。 比較用1 実施例5においてp型半導体層をtllfiするのにH
2ガスを導入しなかった以外は、同様の操作及び条件に
て比較用の光起電力素子を作製して試料隘26とした。 また実施例9の試料磁9において、p型半導体層を堆積
するのに、H2ガスを導入しなかった以外は、同様の畏
作及び条件で比較用の光起電力素子を作製して試料N1
127とした。 各々の試料の太陽電池特性の評価結果を第31表に示す
。 止較■土 実施例2及び実施例8において、それぞれ1型ji10
4の堆積時のみHzガガス導入せずにスパンターを行い
、それ以外の操作及び条件は全く同様にして比較用の光
起電力素子を2種類形成して試料11に28.29とし
た。n型半導体層104としてA−si膜及びA−3i
Ge膜を用いた場合の太陽電池特性の評価結果を第31
表に示す。 比較t5 実施例13の上段のpin接合型光起電力素子のp型半
導体層105−3のみを比較例1で用いたのと同じA−
3i:H:F膜にかえたトリプル構造の光起電力素子を
作製して、試料1m30とした。その太陽電池特性の評
価結果を第30表に示す。 〔各試料の特性評価結果〕 実施例!乃至27及び比較例1乃至5による各試料の太
陽電池特性評価結果を第26〜31表に示す。 光起電力素子としての特性評価項目は、AM−1,5光
照射(l OOmW/cd)下での開放電圧(Voc)
、短絡電流(Isc) 、450nmの干渉フィルター
を透過させたAM−1,5照射下での各素子の出力の相
対値(干渉フィルター透過光下での各素子の出力の比較
例1で作製された素子に対する相対値)があり、これら
の評価結果が示されている。 また、各光起電力素子を構成するのに使われたp型Zn
5e:H:Li膜が、本発明において特定された膜中の
水素原子の含有量及び結晶粒領域の割合に制御されてい
るかのlil認のために作製した各p型Zn5e:H:
Li膜中の水素原子の含有量及び結晶粒領域の割合の測
定値が示されている。 以上の結果において、実施例1乃至4のpkn接合型光
起電力素子は、n型半導体層、n型半導体層として、A
−3i:H:F膜が用いられ、p型半導体層として、膜
中の水素原子の含有量及び単位体積当りの結晶粒領域の
割合を特定の範囲に制御されたZn5e:H:Mpを用
いると、比較例1に示したp型半導体層にA−3t:H
:Fを用いた光起電力素子よりも、開放電圧Vocが高
く、短絡光電流1scが大きく、450nmの干渉フィ
ルターを透過させたAM−1,5光照射下での出力が高
い優れたものである事が判明した。また実施例5乃至8
においてはn型半導体層として、A−3iGe:H:F
膜が用いられ、実施例9の試料N11L9乃至阻12に
て、A−3iC:H:F膜が用いられ、又実施例IOの
試料隘13乃至隘16にてpoly−3Lの薄膜が用い
られ比較検討された。いずれもn型半導体層のバンドギ
ャップの大小に応じて変化はあるものの、総じてVoc
が高く、又はIscの大きい優れた光起電力素子である
ことが判明した。 実施例11においては、第1図(B)の構成の光起電力
素子とされ、n型半導体F!103、i型半導体Jil
104、p型半導体ji105が第1図(A)の場合と
逆の順序で積層されたが、実施例1、 5. 9. 1
0の場合と同様に優れた太陽電池特性が得られた。 実施例12においては、p型半導体層と同様にn型半導
体層にもZn5e:H:Mn膜を用いたが実施例1〜4
と同様に優れた特性が得られた。 これに対し比較例2.3では、p型半導体層としてのZ
n5e:H膜中の水素原子の含有量及び単位体積当りの
結晶粒の割合が本発明で規定した範囲外のものであった
ところ、Vocが低く、Iscが小さく出力の小さな、
本発明における実施例1.5.9において形成した光起
電力素子に比べはるかに特性の劣ったものとなった。 また比較例4では、n型半導体層として水素原子及びフ
ッ素原子を含まないA−3i膜、及びA−3iGe膜を
用いて光起電力素子を形成したところ、p型半導体層と
しては、本発明において規定された組成を有するZn5
e:H:Li膜を用いたにもかかわらず、実施例2及び
8に比べはるかに特性の劣ったものとなった。 実施例13及び比較例5における光起電力素子としての
特性評価項目は、AM−1,5光(100m W / 
d )照射下でのVoc、Isc、及びAM−1,5光
の連続照射前後の光電変換効率の変化量(△η/1.:
Δηは光電変換効率の変化量、η。 は初期の光電変換効率を示す、)とし、これらの評価結
果が表に示されている。 以上の結果より、実施例13のトリプル構造の光起電力
素子は、p型半導体層105−3にA−3i:H:F膜
を用いた比較例5のトリプル構造の光起電力素子に比べ
、Voc、Iscとも優れている事が判明した。光電変
換効率の変化量については実施例13における光起電力
素子の方が比較例5のそれに比較して小さく、一般に光
電変換効率の劣化は連続照射10時間以内において顕著
に起こり、その後の変化は極めて緩慢であることから、
連続10時間照射にて変化率の小さい実施例13におけ
る光起電力素子が初期特性が優れているばかりでなく、
長期間に渡って使用可能な、太陽電池として実用性の高
い光起電力素子である事が判った。 更に、実施例15〜18に於いては、第1図(A)の構
成の光起電力素子とし、p型半導体層105として本発
明のZn5e:H:M膜、n型半導体層104としてA
−3i:H:F膜が用いられ、n型半導体層103の組
成をかえた検討がなされ、実施例15ではZn5e膜、
実施例16ではA−3iGe:H:F膜、実施例17で
はASiC:H:F膜、実施例18ではGaAs膜が用
いられた。いずれも用いたn型半導体層のバンドギャッ
プの大小の影響は若干あるものの、総じてVocが高く
、又はIscの大きい優れた光起電力素子が得られた。 実施例19〜24においては、第1図(A)の構成の光
起電力素子とし、p型半導体層105とn型半導体[1
03とに本発明のZn5e:H:M膜を用い、n型半導
体層104の組成をかえた検討がなされ、実施例19で
は、A−3i:H119、実施例20では、A−3iG
e:Hli、実施例21では、A−3iC:H1l!J
、実施例22ではA−3t:F膜、実施例23ではA−
3iGeC:H膜、実施例24では、多結晶Si:H膜
が用いられた。 いずれも用いたn型半導体層のバンドギャップの大小に
応じた変化はあるものの、総じてVocが高く、又はl
scの大きい優れた光起電力素子が得られた。 実施例、25〜28においては、第1図(A)の構成の
光起電力素子とし、n型半導体層103として本発明の
Zn5e:H:M膜、n型半導体層104としてA−3
i:H:F膜を用い、p型半導体層の組成をかえた検討
がなされ、実施例25では、A−3i:H:F膜、実施
例26では、ASiC,:I(:F膜、実施例27では
ZnTe膜、実施例28では、GaP@が用いられた。 いずれも用いたp型半導体層のバンドギャップの大小の
影響は若干あるものの、総じてVocが高く、又はIa
cの大きい優れた光起電力素子が得られた。 〔発明の効果の概要〕 以上の説明したように、本発明の光起電力素子は開放電
圧(Voc)が高く、短絡電流(Isc)の大きく、さ
らに積層型とする事により、使用に伴う特性変化を極め
て小さくできる事から、電力用の太陽電池として、実用
性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)及び(C)は、本発明の光起電力
素子の層構成の典型的な例の模式図である。 第2図は、本発明の(11の方法を実施するための堆積
膜形成装置例の模式的概略図である。 第3図は、本発明の(2)の方法を実施するための堆H
IIlff形成装置例の模式的概略図である。 第4図は、本発明の(3)の方法を実施するための堆積
膜形成装置例の模式的概略図である。 第5図は、本発明の実験A(2)及び(3)における、
試料の結晶粒領域の割合と膜中の水素(H)含有量との
測定結果の関係についての説明図である。 第6図は、本発明の実験Bにおける膜中の水素含有量と
膜の導電率の変化の割合との関係についての説明図であ
る。 第7図は、本発明の実験Bにおける膜中の水素含有量と
正孔のドリフト・モビリティとの関係についての説明図
である。 第8図は、本発明の実験Cにおける膜中の水素含有量と
膜の暗導・電率との関係についての説明図である。 第9図は、本発明の実験Cにおける膜中の水素含有量と
膜中の結晶粒領域の割合との関係についての説明図であ
る。 第1θ図は、本発明の実験Cにおける成膜時の水素ガス
の流量と暗導電率との関係についての説明図である。 第1図について、 100・・・光起電力素子、101・・・支持体、10
2・・・電極、 103−1〜3・・・n型半導体層、 104−1〜3・・・n型半導体層、 105−1〜3・・・p型半導体層、 106・・・透明電極、107・・・集電電極、108
・−・n型A−3i半導体層、 109・・・i型A−3i半導体層、 110・・・p型A−3i半導体層。 第2図、第3図、第4図について、 201.301,401・・・成膜室、202.302
.402・・・基板カセット、203.303,403
・・・基板、 204.304,404・・・温度モニター205.3
05.405・・・赤外線ヒーター206.306,4
06・・・基板搬送装置、207.307,407・・
・ゲートパルプ、208.209,308,309,4
08・・・ガス導入管、210・・・活性化室、211
・・・活性化手段、212.313,409・・・ロー
ドロツタ室、213.316,416・・・他の成膜室
、214.241,242,243,244,245,
246,247゜248.249,250,251,3
14,414.・・・パルプ、215.315,415
・・・排気ポンプ、216・・・H2ガスボンベ、 217・・・Arガスボンベ、 234,2.35,236・・・ガスボンベ、218.
219,220,221,237,238,239・・
・マスフローコン)O−ラ− 222・・・DESeデユワ−ピン・ 223−AEZnデユワ−ピン、 224・・・TEAlデユワ−ピン、 225〜7・・・恒温水槽、 228〜230・・・恒温水、 231〜233・・・ヒーター 310.410・・・高周波電波、 311.411・・・マツチング回路、312.412
・・・カソード電極、 417・・・ターゲット。 第 図 (C) (A) 図(B) 第 図 第 図 膜中のH会有! (atomicZ) 第 因 膜中のH含有1(atomicZ) 第 図 膜中の水素2有ffi(atomicZ)第 図 0、001 0.01 0.1 膜中のH含有HatomicZ) 第 図 剣初Helil(atomicZ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)p型半導体層とi型半導体層とn型半導体層とが
    積層されてなるpin接合光起電力素子であって、前記
    p型半導体層又は前記n型半導体層のいずれか一方が、
    亜鉛原子とセレン原子と少なくとも水素原子とで構成さ
    れてp型又はn型のドーピング剤を含有し、前記水素原
    子が1乃至4atomic%の量含有され、単位体積当
    りの結晶粒の割合が65乃至85容量%である堆積膜に
    より構成され、かつ前記i型半導体層がシリコン原子と
    少なくとも水素原子とフッ素原子の両方又は一方とから
    なる非単結晶半導体材料で構成されたものであることを
    特徴とする光起電力素子。
  2. (2)p型半導体層とi型半導体層とn型半導体層との
    接合により光起電力を発生する光起電力素子であって、
    前記p型半導体層又は前記n型半導体層の一方が、亜鉛
    原子とセレン原子と少なくとも水素原子とで構成されて
    p型又はn型のドーピング剤を含有し、前記水素原子は
    1乃至4atomic%の量含有され、単位体積当りの
    結晶粒の割合が65乃至85容量%である堆積膜により
    構成され、かつ前記i型半導体層がシリコン原子と少な
    くとも炭素原子とゲルマニウム原子のいずれかと水素原
    子とフッ素原子の両方又は一方とからなる非単結晶半導
    体材料で構成されたものであることを特徴とする光起電
    力素子。
  3. (3)前記p型ドーピング剤が周期律表第 I 族又は第
    V族の元素であることを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項又は第(2)項に記載の光起電力素子。
  4. (4)前記周期律表第 I 族の元素がリチウム原子であ
    る特許請求の範囲第(3)項に記載の光起電力素子。
JP63292998A 1987-11-20 1988-11-18 光起電力素子 Pending JPH02381A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5310792A (en) * 1990-12-29 1994-05-10 Nippon Petrochemicals Company, Limited Thermoplastic resin composition and method for producing the same

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