JPH0238183A - 動力舵取装置の操舵力制御装置 - Google Patents

動力舵取装置の操舵力制御装置

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JPH0238183A
JPH0238183A JP63189849A JP18984988A JPH0238183A JP H0238183 A JPH0238183 A JP H0238183A JP 63189849 A JP63189849 A JP 63189849A JP 18984988 A JP18984988 A JP 18984988A JP H0238183 A JPH0238183 A JP H0238183A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、動力舵取装置において油圧反力機構を東輌の
走行速度、操舵角度等に応じて制御し所要の操舵力を得
るための操舵力制御装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
自動車のハンドル操作力(操舵力)を軽減するための動
力舵取装置において、車輌の走行速度や操舵角度等の各
種走行条件に応じた操舵力制御を油圧反力機構により行
なう操舵力制御装置が従来から種々提案されている。す
なわち、車輌停車時や低速走行時には軽快な操舵操作を
行なえ、高速走行時にはハンドルに剛性感をもたせて直
進時の安定性を確保することが必要で、このような操舵
力制御を、動力舵取装置における入力軸と出力軸との間
を、反力油圧の大きさに応じて選択的に拘束する反力ビ
ストンで相対的に回動させたり拘束したすすることで行
なうものである。
ところで、この種従来の動力舵取装置における操舵力制
御装置としては、その反力油圧をポンプから流路切換弁
を介してパワーシリンダに至る主油圧通路通路の一部か
ら分流して用い、これをスプール/イルブなどによる反
力油圧制御バルブにより制御して反力ビストンを動かす
ための油圧反力室に導くようにした構成が最も一般に採
用されており、たとえば実開昭82−25285号公報
などに示したような構成によるものが知られていた。
〔発明が解決しようとするy1B〕 このような従来構成による操舵力制御装置によれば、主
油圧通路から油圧反力室に至る分岐通路の分岐部に対し
、油圧反力系へのゴミや異物の侵入を防ぐために圧油を
濾過するフィルタを設けることが一般に行なわれるが、
この場合にフィルタ形状やその配設構造等において問題
を生じていた。すなわち、上述した主油圧通路から油圧
反力室への分岐部は、第10図に示されるように、ステ
アリングボディ1に機械加工で穿設した竺油圧通路とな
る通路孔2とこれに交わるように穿設され油圧反力例の
分岐通路となる通路孔3とで構成され、前記七通路側通
路孔2底部側に、略々筒状を呈するフィルタ4を組込ん
で配設するような構成となっている。ここで、図中4a
 、4bは複数本の連結片4Cを介して連結されたフィ
ルタ4を構成する上、下一対をなすリング状枠体、4d
はこれらL、下枠体4a、4b間で連結片4c。
40間に跨がって筒状に設けられた網目部で、この網目
部4dを通して主通路(2)側の圧油が濾過されながら
、分岐通路(3)側へと導かれるようになっている。ま
た、図中5は通路孔2上部から差込まれて設けられる図
示しないポンプP側からの油圧配管接続用の入口ボート
用配管、6は前記主通路を構成する通路孔2底部側に連
続して形成され図示しない魔路切換弁を介してパワーシ
リンダPSに至る小径な流出側通路孔で、さらに図中2
aは前記通路孔2をドリル等による機械加TLで穿設す
る際に形成される通路孔底部のテーパ部である。
そして、このような従来構造によれば、フィルタ4を1
通路孔2底部側でそのテーパ@2alz側と前記入口ボ
ート用配管5の内方端との間の軸線方向長さの限られた
スペース内に配設しているため、フィルタ4自身の軸線
方向長さが制限され、ヒ、下のリング枠体4a、4b間
での軸線方向長さを確保できないために網目部4dによ
る濾過面積が小さくなり、必要とされる濾過能力を確保
できず、詰り等による交換等のメンテナンス作業を鎖繁
に必要とするという問題があった。また、このような濾
過面積の小さいフィルタ4によれば、網目部4d周囲で
通路孔3が開口する通路孔2の孔壁との間での容積空間
も確保できず、この部分で圧力損失が大きくなり、油圧
反力系への供給圧力が減少し、所要の油圧反力制御を行
なううえで問題となる等の不具合もあった。特に、この
ような圧力損失が大きくなると、フィルタ4内部圧力が
犬きくなるために、網目部4dが外側に変形し、さらに
外周側の容積が小さくなるという問題を招いてしまうも
のであった。
また、上述したように従来のフィルタ構造は、そのヒ、
下リング枠体4a、4bを通路孔2の内径と略々同一の
径寸法で形成し、これらを順次通路孔2内に圧入して押
込むことにより組込むという作業が必要で、下部リング
枠体4bを]二端部側から押付け−C組込む作業を行な
うため、フィルタ4が軸線方向において変形するどいつ
だ不具合を招き易いものであった。
特に、h+した油圧反力系での制御用スプールバルブ等
にあっては、通路系等が小径で詰りを生じ易いために、
ポンプからパワーシリンダに至る主油圧通路では問題と
はならない程度の大きさのゴミ、異物等の侵入をも確実
に阻Wすることが必要とされるもので、しかもこの油圧
反力制御系に金る主通路からの分岐部にフィルタを配設
するにあたって、」−述したようにI!!過面積を確保
できず、組付性の面でも問題となるといった軸線方向長
さの制限条件もあり、上述したような問題点を一掃し得
る何らかの対策を講じることが望まれている。
また、上述した油圧反力制御系における反力油圧制御バ
ルブとして、たとえば特開昭83−884E17号公報
等に示される構造のものが提案されており、このような
操舵力制御装置において油圧反力系への分岐部よりも下
流側の主油圧通路上にチ電−り部を設けることで、油圧
反力系に一定のプリセット圧を与えて直進走行時等での
舵取ハンドルに剛性感を与えることが考えられている。
そして、このようなチョーク部を上述した主通路りでフ
ィルタ配設部よりも下流側に設けることが従来から行な
われるが、この場合上述したようにフィルタ配設部では
軸線方向での長さ制限があるために、必要とするチョー
ク部を形成するにあたって問題を生じている。すなわち
、必要とされるチョーク部をフィルタ配設部よりも下流
側に設けると、フィルタに対しての高さ制限がより一層
厳しくなり、一方フィルタ長さを充分に確保すると、チ
ョーク部での長さを確保できないために、絞り量を大き
くすることが必要となり、主通路上での油圧の流れが乱
される等といった問題を生じるもので、これらの問題点
をも解決し得る対策を講じることも望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
上述した要請に応えるために本発明に係る動力舵取装置
の操舵力制御装置は、ポンプ側からの主油圧通路を構成
するボディ内に機械加工で穿設した通路孔底部側に配設
され通路壁に開口する油圧反力機構側の分岐通路への圧
油を濾過する網目部を周壁部に有する筒状フィルタを、
前記通路孔内に嵌挿される上、下一対をなすリング枠体
を有し、その下部リング枠体を上部側の外径よりも小さ
く形成するとともに、この下部枠体底部に内向きに傾斜
し通路孔底部に着底するテーパ面部およびこれに連続し
て通路孔下側の小径な通路孔内に臨む小径部を形成した
ものである。また、本発明によれば、筒状フィルタの内
部通路上で流出側に小径口によるチョーク部を、選択的
に形成するようにしている。
〔作用〕
本発明によれば、筒状フィルタを構成する下部リング枠
体を、通路孔内に遊嵌状態でト方から押込み、ヒ部リン
グ枠体のみを通路孔に圧入して組込むとともに、通路孔
底部のテーパ面に下部枠体側のテーパ面部を着底させ、
さらにその下側の小館部を通路孔下側に連続する小径な
通路孔内に臨ませて装着するもので、軸線方向長さの制
約の大きいスペース内にフィルタ網目部による濾過面積
を最大限に確保した状態で組込んで配設し得るもので、
またこのようなフィルタ下部にチョーク部を一体に形成
すると、ボディ側に対しての精度やスペースを必要とす
る穴穿は加工が不要となる。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本発明に係る動力舵取装置の操舵
力間W装置の一実施例を示すもので、これらの図におい
て、まず第3図ないし第5図を用いて全体を符号lOで
示す動力舵取装置におけるパワーステアリング本体部と
符号11で示す操舵力制御装置の概略構成を筒単に説明
すると、符号12は図示しない舵取ハンドル側に連結さ
れる入力軸(スタブシャフト)、13はこの入力軸12
の左端側にトーションバー14を介して連結されるとと
もに図示しない舵取リンク機構を構成するラック15と
噛合するビニオンを有する出力軸(ビニオン軸)で、こ
れら両軸12,13はその操舵方向に適宜回転操作され
る。ここで、これら両軸12,13間には、周知の通り
所定角度以上回動されて当接することで両輪間を連結す
るフェールセーフ機構が設けられている。
また、パワーステアリング本体部を構成する前記ボディ
l内で上述した両輪12.13には、回転式流路切換弁
16を構成するロータ17およびスリーブ1日がそれぞ
れ一体的に設けられ、その相対的な回転変位でオイルポ
ンプP、オイルタンクTとパワーシリンダPSの左、右
シリンダ室(C1、C2)との間の魔路切換えを行なう
ように構成されている。なお、このような回転式流路切
換弁16の構成およびその動作は従来から周知の通りで
、その詳細な説明は省略する。
20は魔路切換弁16を構成するロータ17およびスリ
ーブ18と一体的な人、出力軸12゜13間に設けられ
た操舵力制御装Mllの一部を構成する油圧反力装置で
、この油圧反力装置20は、出力軸13に設けられたフ
ランジ部に軸線方向に貫通して形成された複数のガイド
孔21と、このガイド孔21内で軸線方向にのみ摺動自
在に保持された複数個のポール2zと、これらポール2
2が係合する回転方向両側が傾斜面とされているポール
22と同数の係合凹部23を有し入力軸12に前記フラ
ンジ部の一側面と対向して設けられた反力受部24と、
前記フランジ部の他側面側に形成された油圧反力室25
と、この油圧反力室25内に前記入、出力軸12.13
と同軸上で摺動自在に保持され前記ポール22を反力受
部24の係合凹部23内に押圧し反力油圧に応じた拘束
力を入、出力軸12.13間に作用せしめるリング状の
反力ビストン26とによって構成されている。なお、2
7は油圧反力室25他端側をシールするために出力軸1
3外周にわずかな油密クリアランスをもって嵌装された
シール部材である。
このような構成において、車速等の各種走行条件に応じ
て適宜供給される反力油圧により軸線方向右側に移動さ
れる反力ビストン26右端部で出力軸13側のガイド孔
21内に保持されているポール22を押圧することで、
ポール22を入力軸12側の反力受部24の係合凹部2
3内に係入するように軸線方向に押圧し得るものであり
、これにより油圧反力による所要の拘束力が得られ、人
、出力軸12.13間での相対的な回転状態を適宜拘束
し、必要とされる操舵反力を得て適切な操舵力制御を行
なえる。すなわち、操舵時において入力軸12側が回転
されると、ポール22は係合凹部23のいずれか一方の
傾斜面に乗上げ、この傾斜量だけ軸線方向に移動し、こ
のときに反力ビストン26を押圧することによる反力が
操舵反力として入力軸lz側に伝達される。
なお、このような油圧反力機構20としては、本実施例
構造に限定されず、従来から周知の油圧反力機構を用い
てよいものである。
また、前述した操舵力制御装置ttを構成する油圧反力
制御機構30は、次のような構成とされている。すなわ
ち、この油圧反力制御機構30は、ボディl内の孔部3
0a内に嵌合して設けられたスリーブ31と、このスリ
ーブ31の軸孔内に摺動自在に設けたスプール32と、
このスプール32に連結されてこれを進退動作させるソ
レノイド33とを備えている。このソレノイド33は、
図示しない車速センサや操舵角センサ等からの検出信号
が入力されるコントローラによって通電電流が制御され
、スプール32の軸線方向での位置を制御するようにな
っている。ここで、このスプール32の外周部には、環
状溝とその左側のランド部とから構成した分配通路34
が形成され、そのランド部両側はテーパ面とされている
そして、ポンプPの吐出口に連通する供給通路35は前
記スリーブ31とスプール32との摺動面に開口してお
り、その開口を介して前記分配通路34の左側に連通し
ている。また、前記油圧反力室25に連通する反力通路
36は、前記供給通路35の左側で前記摺動面に開口し
、その開口を介して前記分配通路34の右側に連通して
いる。
さらに、スプール32には、前記分配通路34の左側位
置に排出通路37の一部を構成する環状溝38が形成さ
れており、反力通路36は、分配通路34のランド部の
左側部分を介してその環状溝38に連通される。なお、
排出通路37は、スプール32に形成した内部通路を介
してその右端部の低圧室39に連通し、さらにボディl
に形成した通路39aを介して前記流路切換弁16の低
圧側と連通し、タンクT側に接続される。また、スプー
ル32の左端部にも低圧室39bが形成され、この低圧
室39bもスプール32の内部通路を経て上述したタン
クTに連通している。
このような構成において、ソレノイド33が非通電状態
、たとえばエンジン停止時には、スプール32は、ソレ
ノイド33内の図示しないばねによって左端部ごに位置
され、この状態では、反力通路36と供給通路35との
間の流路面積が最大となるとともに、反力通路36と排
出通路39との流路面積は最小となっている。
そして、エンジンが始動された車輌の停七時または低速
走行時には、スプール32はソレノイド33によって右
端位置まで大きく移動され、このとき油圧反力室25へ
の供給側流路面積が最小となるとともに、排出側流路面
積が最大となり、油圧反力室25内の圧力が実質的に零
となり、油圧反力機構20からの操舵反力が最小となっ
て軽快なハンドル操作を行なえる。
また、車輌速度が増大すると、ソレノイド33によって
スプール32が徐々に左行し、その移動量に応じて油圧
反力室25への供給側流路面積が増大し、排出側流路面
積が減少するために、高速走行時にはハンドル側への操
舵反力が増大し、剛性感のある安定したハンドル操作を
行なえる。
さて1本発明によれば、第1図および第4図から明らか
なように、上述したポンプPからパワーステアリングP
S(回転式流路切換弁16)側に至る油圧通路を構成す
るステアリングボディl内に機械加工で穿設した通路孔
2底部側に配設されその通路壁〈開口する油圧反力機構
20(油圧反力制御機構30)に至る油圧反力側の分岐
通路3(35)への圧油を濾過する網目部40aを周壁
部に形成してなる樹脂製等による筒状フィルタ40を、
前記通路孔2内に嵌挿される上、下一対をなすリング枠
体40b、40cを有し、その下部リング枠体40cを
上部側(40b)の外径よりも小さく形成するとともに
、この下部枠体(40C)底部に内向きに傾斜し通路孔
底部に着底するテーパ面部40dおよびこれに連続して
通路孔下側の小径な流出側通路孔6内に臨む小径部40
eを形成したところに特徴を有している。
すなわち、本発明によれば、軸線方向長さが限られたス
ペース内に、濾過面積をできるだけ大きくして嵌挿して
配設するために、筒状フィルタ40を構成する上、下一
対のリング枠体40b。
40cのうち、下側(挿入端側)のリング枠体40cを
通路孔2よりも小径に形成するとともに、この種の通路
孔2底部側に形成される機械加工によるテーパ面2aに
着底させるようにこのテーパ面2aの角度に近似した角
度をもつテーパ面部40dを一体に設けている。そして
、このような構成を採ることにより、網目部40aによ
る濾過面積を、従来構造(第9図参照)に比べて同じ軸
線方向長さにおいて大きくすることができるとともに、
網目部40c外周側で通路孔2孔壁との間に形成される
空間容積を大きくすることができる。したがって、この
ような構成によれば、パワーシリンダPS側への通路孔
6とポンプP側からの接続用配管5との間で挟まれ輪線
方向に限られたスペース内に配設される筒状フィルタ4
0における濾過面積を増大させ、濾過性能を向上させ得
るとともに、フィルタ網目部40a外側の環状空間内の
容積を大きくして油圧反力系に送られる油圧の圧力損失
を従来に比べて必要最小限に抑えることができ、これに
より騒音等の発生を防ぎ、網目部40aの変形等を始め
とするシール性の問題も解消できる。
ここで、このフィルタ40の配設個所でのスペース問題
を、第1図を用いて簡単に説明すると、ボディ通路孔z
内には、ポンプP側からの接続用配管5が差込まれて接
続A7でねじ込み固定され、その係Iヒ膨出部5bを介
して臨むフレア部5aがフィルタ40配設スペースの上
限を決定する要因となる。また、通路孔2の下側に接近
する位置には、第3図中39aで示したタンク側への戻
り通路孔等が接近して穴穿けされることが多く、このた
め第1図に示したようにA、Bで示す寸法をおいて肉厚
を確保することが必要となり、下限が決定される。つま
り、通路孔2底部を図中Cで示す位aまで穴穿けすると
、通路孔同士が接近しすぎて肉厚が薄くなり、問題とな
る。
また、本発明によれば、上述した下部リング枠体40c
のテーパ面部40dに連続して小径部40eを形成して
おり、これを通路孔2に連続する小径な通路孔6内に軽
く圧入させ、ゴミ、異物等の油圧反力系への侵入を防ぐ
ように構成しているが、このような小径部40eの組込
みは従来のような大径な枠体を組込む場合に比べて容易
に行なえるものであり、その結果このフィルタ40の組
込み作業が比較的簡単にしかも適切に行なえる。すなわ
ち、この筒状フィルタ40の通路孔2内への組込みは、
その下部リング枠体40Cを、通路孔z内に遊嵌状態で
上方から押込み、上部リング枠体40bのみを通路孔2
に圧入して組込むとともに、通路孔2底部のテーパ面2
aに下部枠体40c側のテーパ面部40dを着底させ、
さらにその下側の小径部40eを通路孔2下側に連続す
る小径な通路孔3内に臨ませて装着するもので、軸線方
向長さの制約の大きいスペース内にフィルタ網目部40
aによる濾過面積を最大限に確保した状態で組込んで配
設し得るものである。
特に、本発明によれば、このフィルタ40の組込みにあ
たって上部リング枠体40bのみの通路孔2への圧入で
行ない、下部リング枠体40c側は通路孔2に対して遊
嵌状態とし、かつそのテーパ面部40dを通路孔底部の
テーパ面2aに押付けて着底させるように組付けるため
、圧入代が小さく、フィルタ40全体の変形を少なくす
ることでき、また軸線方向での位置決めも容易に行なえ
、組立性の面で優れている。ここで、本実施例では、第
1図等から明らかな゛ように、このフィルタ40内部で
下部リング枠体4Oc側に段部40fを形成しており、
この段部40fを下方に押込むことができる押込み部と
上部リング枠体40bの上端部を押圧する抑圧部とを有
する押付は治具等を用いれば通路孔2内への押込みが簡
単に行なえる。
さらに、本発明では、第1図から明らかなように、フィ
ルタ40の内部通路流出側である小径部40e内部側に
、ポンプPからパワーシリンダPSへの主油圧通路2を
絞り、反力油圧系に一定の圧力を作用させ得るチョーク
部41を小径口により形成するようにしている。すなわ
ち、前述した構成による操舵力制御装置1tllによれ
ば、直進走行時や高速走行中の操舵時において、油圧反
力制御機構30を介して油圧反力室25に所要のプリセ
ット圧を作用させることが、中立時の舵取ハンドルの剛
性感を確保するうえで望まれており、このため上述した
チミーク部41を、第5図等に示すように主通路途中に
設け、その上流側から分岐される油圧反力系に一定圧を
加えるような構成としている。その結果、油圧反力機構
20でのポール22に対し押付けられる反力ビストン2
4に所定のプリセット圧を作用させることで。
ポール22が反力受部の傾斜面の最も深い位置に押付け
られてその状態を維持するように構成し得るものである
このようなチョーク部41を、フィルタ40下部に一体
に設ける構成とすれば、従来ボディl側に機械加工で精
密な径寸法と長さ寸法を必要とするチョークを設ける場
合に比べて加工性等の面で優れており、しかもこのフィ
ルタ40の濾過性能を妨げることなくチョーク長さやチ
ョーク径を必要に応じて任意に設定でき、またこのチョ
ーク部41を別の個所に設ける場合に比べてコンパクト
化も図れる。特に、主通路側での油圧の瀉れを確保する
には、チョーク部41の内径はできるだけ大きく、軸線
方向の長さは長くすることが望ましく、このような点を
考慮して各部を設定するとよい。ここで、第1図に示す
実施例では、小径部4Oe内のチョーク部41に連続し
てボディ、1側の小径な流出側通路孔6をもチプーク部
として利用するようにした場合を例示しているが、これ
に限定されず、たとえば第6図に示すように、この通路
孔6側を大径に形成するとともに、小径部40e側(フ
ィルタ内部通路流出側)に必要とされる長さをもってチ
ョーク部41を形成してもよいことは勿論である。また
、このようなチョーク部41をフィルタ40内部通路の
流出側に形成する場合において、チョーク部41を主通
路の流出側にわずかではあるが徐々に拡径するようなテ
ーパ孔として形成すると、チョーク部41を主通路りに
設けることで問題となる騒音を抑制し得るという利点を
奏する。特に、この種のフィルタ40を樹脂成形品とし
て形成する場合には、成形金型の抜き勾配を一ヒ述した
テーパ孔形成に利用すると便利である。
また、ト通したチョーク部41を、樹脂製のフィルタ4
0により一体に形成する場合にあっては、流出側通路孔
6等に対しての圧入時に小径部40e部分が変形し、チ
ョーク?yA41の径寸法にばらつきが生じるという問
題を招く虞れもあり、これに対しての対策が必要とされ
る場合がある。
このような場合には、第7図に示すように、小径部40
eの通路孔6内に圧入させないように形成した小径部先
端部分にのみチョーク部41を形成するようにするとよ
い、また、第8図に示すように、通路孔6に対する圧入
部を、フィルタ40にインサート成形等で一体に形成し
た金属製リング体42によって構成し、その内部に前記
チョーク部41を形成するようにしてもよい、さらに、
第9図に示すように、工大変形されないように縮径して
形成した小径部40eの先端にチョーク部41を有する
金属製リング体42を一体成形してもよい。
なお、本発明は」:述した実施例構造に限定されず、各
部の形状、構造等を2適宜変形、変更することは自由で
ある。たとえば上述した実施例においては、油圧反力機
構20や油圧反力制御機構30による操舵力制御装at
iiとして概略構成を例示したが、本発明はこれに限定
されず、種々の変形例が考えられるものであり、また動
力舵取装置と1.ても種々の形式のものを用いてもよい
〔発明の効果〕
以り説明したように、本発明に係る動力舵取装置の操舵
力制御装置によれば、主通路となる通路孔底部側に配設
され通路壁に開口する油圧反力側分岐通路への圧油を濾
過する網目部を周壁部に形成した筒状フィルタを備えて
なり、この筒状フィルタを、通路孔内に嵌挿される一ヒ
、下一対をなすリング枠体を有し、その下部リング枠体
の外径を小さく形成するとともに、この下部枠体底部に
内向きに傾斜し通路孔底部に着底するテーパ面部および
これに連続して通路孔下側の小径通路孔内に臨む小径部
を形成するようにしており、さらに必要に応じてこのフ
ィルタ内部通路流出側にチョーク部を一体に設けるよう
にしているので。
簡単かつ安価な構成にもかかわらず、以下に列挙する実
用−ヒ種々優れた効果を奏する。
■軸線方向に限られたスペース内に配設される筒状フィ
ルタにおける濾過面積を、従来に比べて大きく取れる。
■フィルタ網目部外側に形成される環状空間内の容積を
大きくすることができ、油圧反力系に送られる油圧の圧
力損失を従来に比べて必要最小限に抑えることができる
■フィルタの組込みにあたってL部リング枠体のみの通
路孔への圧入で行ない、下部リング枠体側は通路孔に対
して遊嵌状態とし、かつそのテーパ面部を通路孔底部の
テーパ面に押付けて着底させるように組付けるため、フ
ィルタ自体の変形を少なくし、軸線方向での位置決めも
容易に行なえ、組立性の面で優れている。
■フィルタ下部にチョーク部を一体的に設けることで、
濾過性能を妨げることなくチョーク長さやチョーク径を
必要に応じて任意に設定でき、油圧反力側で必要とされ
るプリセット圧を、主油圧通路側での流れを害すること
なく得ることができるとともに、ボディ側への精度やス
ペースの要求される穴穿は加工を省略することも可使と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る動力舵取装置の操舵力制御装置の
一実施例を示す要部拡大断面図、第2図は筒状フィルタ
の概略斜視図、第3図は本発明を適用する動力舵取装置
のステアリング本体部および操舵力制御装置を示す概略
断面図、第4図はそのKV−■線断面図、第5図は油圧
回路図、第6図ないし第9図は本発明の変形例を示す概
略断面図、第10図は従来例を説明するための概略断面
図である。 l・・・・ステアリングボディ、2・・・・主油圧通路
となる通路孔、2a・・・・テーパ面、3(35)・・
・・油圧反力系への分岐通路、6・・・・小径な流出側
通路孔、10・・・・パワーステアリング本体部。 11・・・・操舵力制御装置、20・・・・油圧反力機
構、30・・・・油圧反力制御機構、40・−・・筒状
フィルタ、40a・・・・網目部、40b、40c・・
・・七、下一対のリング枠体、40d・・・・テーパ面
部、40e・・・・小径部、41・・・−チョーク部、
P・・・・ポンプ、T・・・・タンク、PS・・・・パ
ワーシリンダ。 第1 図 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポンプからパワーステアリング側に至る油圧通路
    を構成するステアリングボディ内に機械加工で穿設した
    通路孔底部側に配設されその通路壁に開口する油圧反力
    機構に至る油圧反力側の分岐通路への圧油を濾過する網
    目部を周壁部に形成してなる筒状フィルタを備えてなり
    、この筒状フィルタは、前記通路孔内に嵌挿して設けら
    れる上、下一対をなすリング枠体を有し、その下部リン
    グ枠体を上部リング枠体の外径よりも小さく形成すると
    ともに、この下部リング枠体の底部に内向きに傾斜し前
    記通路孔底部に着底するテーパ面部とこれに連続して通
    路孔下側の流出側通路孔内に臨む小径部とを形成したこ
    とを特徴とする動力舵取装置の操舵力制御装置。
  2. (2)請求項1において、筒状フィルタの内部通路流出
    側を、小径口によりチョーク部として形成したことを特
    徴とする動力舵取装置の操舵力制御装置。
JP18984988A 1988-07-29 1988-07-29 動力舵取装置の操舵力制御装置 Expired - Lifetime JPH06104456B2 (ja)

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