JPH0237653B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 電気装置１４のためのタンク１２の開口内に
取付けられるように構成された支え組立体３４と
前記支え組立体３４内に取外し可能に挿入するこ
とができるように構成されたバヨネツト組立体３
２とを含んでおり、前記バヨネツト組立体３２は
絶縁ロツド３６と前記絶縁ロツド３６の内端に回
路をブリツジするための導電性部材３８とを含ん
でおり、前記導電性部材３８は一対の接点４０，
４２を有しており、前記支え組立体３４は前記タ
ンク１２内に延在し前記導電性部材３８上に前記
接点４０，４２が配置されることができるように
複数個の開口５０，５２を有する筒形部分４６を
含んでおり、前記開口５０，５２を通つて延在し
前記筒形部分４６の軸線に向つて内方に弾性的に
偏倚されている複数の接触ボタン７０が設けら
れ、前記バヨネツト組立体３２によつて前記接触
ボタン７０が前記弾性的偏倚力に抗して外方に押
付けられているように構成されたバヨネツト形回
路遮断器にして、 前記接触ボタン７０は導電性の金属ばね材から
なるバンド６０；８２の形状をなし且前記支え組
立体の筒形部分４６上に装着された細長い接触バ
ンド２４，２５；８０上に担持されており、前記
接触バンド６０；８２は該バンドに沿つて且該バ
ンドの面内に一体的に形成された複数のフインガ
６２；８４，８６を有しており、前記フインガ６
２；８４，８６の各々はその自由端の近くで前記
接触ボタン７０の一つを担持し、前記接触バンド
６０；８２は前記筒形部分４６周りに多角形の形
状になるよう且該多角形の各辺上に前記接触ボタ
ン７０の一つが配置されるように曲げられている
ことを特徴とするバヨネツト形回路遮断器。

２ バヨネツト形回路遮断器に於て電気的接点と
電気的接続を保つための導電性接触バンドにし
て、 前記導電性接触バンド２４，２５；８０は導電
性の金属ばね材からなる細長いバンド６０；８２
と、前記細長いバンド６０；８２の軸線に沿つて
一体的に形成された複数のフインガ６２；８４，
８６と、前記フインガ６２；８４，８６の各々の
自由端上に装着された導電性ボタン７０とを含ん
でおり、前記細長いバンド６０；８２は多角形形
状になるように曲げられ該多角形の各辺上に前記
フインガの一つ６２；８４，８６が配置され且前
記ボタン７０が内方に突出するように構成されて
いることを特徴とする導電性接触バンド。

産業上の利用分野 本発明は、バヨネツト形回路遮断器に係り、よ
り詳細にはかかる回路遮断器に使用される接触バ
ンドに係わる。

従来の技術 ここで対象とする形式のバヨネツト形回路遮断
器又はヒユーズは回路遮断器という名称のE.A.
Linkの1959年12月22日付米国特許第2918557号に
一般的に示されている。この形式の装置では、回
路ブリツジング要素を有するバヨネツト組立体
が、タンク内に入れられた絶縁油内に浸漬された
変圧器への一次回路を完成するため、電気装置用
のタンク上に取付けられた支え組立体の中に差込
まれている。回路遮断器又はヒユーズと回路との
間の電気的接続は支え組立体上に取付けられた複
数部品からなる接触組立体により形成されてい
る。各接触組立体は複数個の接触部材と、支え組
立体を包囲し且接触部材を通して捩込まれている
バイアスばねとを含んでいる。接触部材は変圧器
負荷時の電流を流すのに十分な通電容量を有して
いなければならずまた開閉中のアークの影響に耐
えなければならない。これらの機能はしばしば30
年を越える装置の使用寿命期間を通じて保たれて
いなければならない。

本発明によるバヨネツト形回路遮断器又はヒユ
ーズは単一ピースの導電性金属材料から形成され
且支え組立体上の単一ユニツトとして組立てられ
た改良された電気的接触バンドを設けられていな
ければならない。接触バンドは自由端に接触ボタ
ンを有する複数個の接触フインガを設けられてお
り、導電性ボタンを回路遮断器又はヒユーズの電
気的接点と接触状態に保つため導電性銅材料の本
来有するバイアスを利用している。接触バンドは
方形に曲げられているので、四点のみで支え組立
体と接触し、それにより変圧器タンク内の誘電性
液体による接触バンドの冷却効果を増している。
接触バンドを支え組立体に取付けるため簡単なイ
ンターロツク装置が接触バンドの両端に設けられ
ている。本発明の変形された実施例では、接触フ
インガの長手方向軸線の方向を変えることにより
通電能力が増されている。この実施例では、接触
バンドの中心に設けられている横断面積を減ぜら
れた部分を通じての支え組立体への取付けのため
の接触バンドのヒンジ運動も改良されている。支
え組立体は、接触バンドの間の電気的クリープ距
離を増すため、各接触バンドに対してロケーテイ
ング・スカートを含んでいる。

実施例 図面特に第１図を参照すると、バヨネツト形回
路遮断器又は油中ヒユーズ１０がタンク１２上に
取付けられており、タンク内には電気装置即ち変
圧器１４が誘電性液体又は油１６の中に浸漬され
ている。高電圧ブツシング１８が変圧器タンクの
壁２０の上に取付けられており、バヨネツト形回
路遮断器又はヒユーズ１０上に設けられている一
対の電気接触バンドの一方に導線２６により接続
されている。他方の接触バンド２４は導線２２に
より変圧器１４に接続されている。バヨネツト形
回路遮断器又はヒユーズ１０は、図面に示されて
いるように、変圧器１４への一次導線を開閉する
べく高圧ブツシング１８と変圧器１４との間に直
列に接続されている。

一層詳細には、第２図、第３図及び第３Ａ図を
も参照すると解るように、バヨネツト形回路遮断
器又はヒユーズ１０は一般にバヨネツト組立体３
２及び支え組立体３４を含んでいる。バヨネツト
組立体３２は絶縁ロツド３６と、その内端に取付
けられた回路遮断器又はヒユーズの形態の回路ブ
リツジング要素３８とを含んでいる。回路ブリツ
ジング要素３８は接触バンド２４，２５の両側の
回路を閉じるのに用いられる一対の接点４０及び
４２を含んでいる。

本発明によれば、支え組立体３４は、タンク１
２内に設けられている開口４４に取付けられ得る
上側筒形部分４３と孔４８を有する下側筒形部分
４６とを含んでいる。二組のテーパ付き開口即ち
接触レセプタクル５０及び５２が、孔４８への連
通を形成するため、筒形部分４６の下端に設けら
れている。

バヨネツト組立体３２は、一次回路を開閉する
ため、支え組立体の孔４８の中を滑動可能であ
る。導線２２及び２６と接点４０及び４２との間
の電気的接続は電気的に導電性の接触バンド２４
及び２５により形成される。

この点に関して、第５図及び第６図を参照する
と、接触バンド２４及び２５の各々は接触バンド
の長手方向軸線に沿い切断又は打抜きされた複数
個の等間隔のカンチレバー型接触フインガ６２を
有する銅のような導電性金属ばね材料の細長い接
触バンド６０から形成されている。第５図に示さ
れているように、接触フインガ６２の各々はＵ字
形カツト６４により郭定されており、接触フイン
ガの全ては接触バンドの平面内に配置され且接触
バンド６０の長手方向軸線に対して同一の方向に
延びている。孔６５が接触フインガ６２の各々の
自由端に設けられている。位置決め孔６６及び６
８が、孔６８の内縁の回りに設けられたフランジ
又はリツジ６９を有する接触バンドの各端に設け
られている。接触バンドは、第６図に示されてい
るように、接触フインガ６２の一つを方形の各辺
に位置させて方形を形成するように曲げられてい
る。接触フインガの自由端は方形の各辺のほぼ中
央に位置している。接触フインガ６２とバヨネツ
ト組立体上の接点４０又は４２との間の電気的接
触は接触フインガ６２に取付けられた導電性のボ
タン７０により形成されている。各ボタン７０は
一端に突起７２を、また他端にテーパ付き接点７
４を含んでいる。突起７２は接触フインガ６２の
端に設けられている孔６５を通して差込まれてお
り、接触フインガ６２にボタン７０を取付けるべ
くリベツトされている。

接触バンドを接触レセプタクル５０，５２上の
所定の位置に保つための手段が支え組立体の筒形
部分４６に設けられている。このような手段は第
２図、第３図及び第３Ａ図に示されているように
二対のスカート７１及び７３の形態をなしてお
り、これらのスカートはそれぞれ接触レセプタク
ル５０及び５２の各側に取付けられている。スカ
ート７１及び７３は接触バンド２４と２５との間
の電気的間〓を増すための手段をもなしている。
筒形部分の下端に於けるスカート７３は気体流バ
ツフルとしても作用し、ハウジングの下端に於け
る気体が上昇して支え組立体３４の外面に移動す
るのを阻止する。

接触バンド６０のトルク強度を増すための手段
が設けられている。このような手段は、接触バン
ド６０の端部であつて筒形部分４６の反対側に設
けられた三角形状突起７５の形態をなしている。

接触バンド２４及び２５は、第２図及び第３図
に示されているように、接触レセプタクル５０と
整合するボタン７０によりスカート７１の間で突
起７５上に接触バンド２４を置き、且接触レセプ
タクル５２と整合するボタン７０によりスカート
７３の間で突起７５上に接触バンド２５を置くこ
とにより、支え組立体３４の筒形部分４６上に取
付けられている。孔６６及び６８は孔６６を通つ
て突出するフランジ６９により互いに整合してい
る。接触バンドの各々の両端は、接触バンド６０
の外側部分に外側で係合する任意の適当な手段に
よりフランジ６９を変形させることによつて互い
に取付けられている。ボタン７０の内端に於ける
テーパ付き接点７４は内方にテーパ付き接触レセ
プタクル５０又は５２を通つて筒形部分４６の孔
４８の中に突出している。

第２図及び第３図に示されているように、接点
４０及び４２は筒形部分４６の内径と実質的に等
しいかそれよりも僅かに小さい外径を有する。バ
ヨネツト組立体を筒形部分４６の中に差込む際、
バヨネツト組立体のテーパ付き端部５５はボタン
７０のテーパ付き接点７４と係合しこれによりボ
タン７０及び接触フインガ６２は外方にカム運動
する。導電性の接触バンド６０の材料が本来有す
る偏倚力がボタン７０を接点４０又は４２と直接
に接触させる。それにより確実な電気的接触が接
触バンドと接点４０又は４２との間で得られてい
る。

第２図から解るように、組立ての際電気的接触
は接触バンド２４が接点４０と係合する前に接点
４２と接触バンド２４との間でなされる。回路
は、第３図に示されているように、バヨネツト組
立体が支え組立体内に完全に着座したときに完成
される。

第７図、第８図及び第９図を参照すると、通電
能力を増大すると共にヒンジ運動が一層良好に行
われるように変形された接触バンド８０が示され
ている。接触バンド８０は二対の接触フインガ８
４及び８６を有する細長い接触バンド８２の形態
の導電性金属ばね材料から形成されている。取付
け孔８８及び９０が前記のように孔９０の周りに
フランジ９２を有する接触バンドの各端に設けら
れている。孔９４は各接触フインガの端部に設け
られている。ボタン７０は前記のように各接触フ
インガ上に取付けられている。

接触バンドの通電容量を増大させるための手段
が設けられている。これは、一対の接触フインガ
８６のヒンジされた端の向きを変えて、各対の接
触フインガの自由端が接触バンドの中心に位置し
且ヒンジされた端が取付け孔８８の近くに位置す
るようにすることにより達成されている。それに
より、各接触フインガから接触バンドの両端への
電流経路が短くなつている。この配置では、接触
バンドの中心が負荷の大部分を担う必要がなくな
るので、接触バンドの横断面積の減少が可能にな
る。支え組立体への取付けのため接触バンドが広
げられ又は開かれる際の接触バンドのヒンジ又は
曲げを容易にして、接触バンドのサイドに於ける
歪みをなくすため、孔９６が接触バンドの中心に
設けられている。

【図面の簡単な説明】

第１図は変圧器に対する一次回路を完成するた
め大地レベルの変圧器タンクに取付けられている
バヨネツト形回路遮断器を部分的に断面で示す図
である。第２図はバヨネツト形回路遮断器の部分
断面図であり、支え組立体に部分的に差込まれた
バヨネツト組立体を示している。第３図は第２図
と同様の図であり、回路遮断器又ヒユーズ接点と
電気的に接続されている本発明による接触バンド
を有する支え組立体内に取付けられているバヨネ
ツト組立体を示している。第３Ａ図はハウジング
の一部分の斜視図であり、その接触バンド取付け
位置を示している。第４図は電気接触バンドの分
解斜視図である。第５図は方形に曲げられた電気
接触バンドの斜視図である。第６図は第３図の線
６−６に沿つて見た図であり、支え組立体上に取
付けられた接触バンドの一つを示している。第７
図は本発明による接触バンドの代替実施例の分解
斜視図である。第８図は方形に曲げられた接触バ
ンドの変形例を示す斜視図である。第９図は支え
組立体の横断面図であり、支え組立体上に取付け
られた接触バンドの変形された実施例を示してい
る。

１０……バヨネツト形回路遮断器又は油中ヒユ
ーズ、１２……タンク、１４……変圧器、１６…
…誘電性液体、１８……高圧ブツシング、２０…
…壁、２２……導線、２４，２５……接触バン
ド、２６……導線、３２……バヨネツト組立体、
３４……支え組立体、３６……絶縁ロツド、３８
……回路ブリツジング要素、４０，４２……接
点、４３，４６……筒形部分、４８……孔、５
０，５２……接触レセプタクル、６０……接触バ
ンド、６２……接触フインガ、６４……Ｕ字形カ
ツト、６５，６６，６８……孔、６９……フラン
ジ、７０……ボタン、７１……スカート、７２…
…突起、７３……スカート、７４……接点、７５
……突起、８０，８２……接触バンド、８４，８
６……接触フインガ、８８，９０……孔、９２…
…フランジ、９４，９６……孔。