JPH0237604Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237604Y2 JPH0237604Y2 JP1983088384U JP8838483U JPH0237604Y2 JP H0237604 Y2 JPH0237604 Y2 JP H0237604Y2 JP 1983088384 U JP1983088384 U JP 1983088384U JP 8838483 U JP8838483 U JP 8838483U JP H0237604 Y2 JPH0237604 Y2 JP H0237604Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- pin shaft
- shaft
- spike
- tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 230000000241 respiratory effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、スパイクタイヤ埋込用スパイクピン
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術]
従来、氷結路を走行する目的としてタイヤのク
ラウン部に超硬合金のピンの一部を突出するよう
にスパイクピンを多数埋設したスパイクタイヤが
使用されており、舗装道路走行時にもタイヤを交
換する必要がない為、装着車輌が増大している。
ラウン部に超硬合金のピンの一部を突出するよう
にスパイクピンを多数埋設したスパイクタイヤが
使用されており、舗装道路走行時にもタイヤを交
換する必要がない為、装着車輌が増大している。
[考案が解決しようとする課題]
従来、この種のスパイクタイヤで舗装道路を走
行すると、スパイクピンがアスフアルトやコンク
リート等の路面を研削するようになり、路面の各
種表示を消失せしめる丈でなく、研削されたアス
フアルトやコンクリートの微粉が飛散して、その
塵埃に依つて呼吸器系の疾病を生じたり、地域が
汚損する問題を有していた。
行すると、スパイクピンがアスフアルトやコンク
リート等の路面を研削するようになり、路面の各
種表示を消失せしめる丈でなく、研削されたアス
フアルトやコンクリートの微粉が飛散して、その
塵埃に依つて呼吸器系の疾病を生じたり、地域が
汚損する問題を有していた。
本考案は上記問題に鑑み、氷結路面を確実に咬
持すると共に、一般道路走行時にはピンがタイヤ
の接地面内に埋没するようにし、且つ耐久性にす
ぐれたスパイクタイヤ埋込用スパイクピンを提供
することを目的とするものである。
持すると共に、一般道路走行時にはピンがタイヤ
の接地面内に埋没するようにし、且つ耐久性にす
ぐれたスパイクタイヤ埋込用スパイクピンを提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本考案におけるス
パイクタイヤ埋込用スパイクピンは、後端外周に
鍔部を周回した筒状の殻体内に、縦断面H状に形
成したピン軸を内装し、該ピン軸の後端外周を屈
曲張設した摺動端を前記殻体の軸孔に摺接すると
共に肩部をピン孔の内縁部に対向せしめ、軸孔と
ピン軸との間の筒状空室には高熱膨脹体を収容
し、且つ該高熱膨脹体の一端は前記筒状の殻体に
設けた段部に当接すると共に他端は該ピン軸の摺
動端に当接するようにし、更に該ピン軸の前端に
はピン端部材を嵌合固定する一方、該ピン軸後端
と前記殻体の底壁との間にはコイルスプリングを
設けるようにしたのである。
パイクタイヤ埋込用スパイクピンは、後端外周に
鍔部を周回した筒状の殻体内に、縦断面H状に形
成したピン軸を内装し、該ピン軸の後端外周を屈
曲張設した摺動端を前記殻体の軸孔に摺接すると
共に肩部をピン孔の内縁部に対向せしめ、軸孔と
ピン軸との間の筒状空室には高熱膨脹体を収容
し、且つ該高熱膨脹体の一端は前記筒状の殻体に
設けた段部に当接すると共に他端は該ピン軸の摺
動端に当接するようにし、更に該ピン軸の前端に
はピン端部材を嵌合固定する一方、該ピン軸後端
と前記殻体の底壁との間にはコイルスプリングを
設けるようにしたのである。
[実施例]
実施例について図面を参照して説明する。
第1図及び第2図において、スパイクピン1
は、硬質金属性の円筒状殻体2の後端部外周に対
して、鍔部4を形成した端盤3を周回嵌着して構
成した外形を有するものであり、斯く成る円筒状
殻体2内には縦断面H状に形成したピン軸9を内
装し、該ピン軸9の後端外周を屈曲張設した摺動
端8を前記殻体2の軸孔7に摺接すると共に、該
ピン軸9の肩部10をピン孔5の内縁部13に対
向せしめ、且つ該殻体2の軸孔7とピン軸9との
間に形成された筒状空室Aには熱膨脹性合成樹脂
等の高熱膨脹体11を収容すると共に、該高熱膨
脹体11はその一端が前記殻体2内に設けた段部
に当接し、他端が該ピン軸9の後端なる摺動端8
に当接するようにし、更に前記ピン軸9の前端に
は超硬合金から成るピン端部材6を嵌合固定して
一体的に構成すると共に、該ピン端部材6は殻体
2のピン孔5を介して該殻体2から1mm〜2mm程
度突出するようにしてある。
は、硬質金属性の円筒状殻体2の後端部外周に対
して、鍔部4を形成した端盤3を周回嵌着して構
成した外形を有するものであり、斯く成る円筒状
殻体2内には縦断面H状に形成したピン軸9を内
装し、該ピン軸9の後端外周を屈曲張設した摺動
端8を前記殻体2の軸孔7に摺接すると共に、該
ピン軸9の肩部10をピン孔5の内縁部13に対
向せしめ、且つ該殻体2の軸孔7とピン軸9との
間に形成された筒状空室Aには熱膨脹性合成樹脂
等の高熱膨脹体11を収容すると共に、該高熱膨
脹体11はその一端が前記殻体2内に設けた段部
に当接し、他端が該ピン軸9の後端なる摺動端8
に当接するようにし、更に前記ピン軸9の前端に
は超硬合金から成るピン端部材6を嵌合固定して
一体的に構成すると共に、該ピン端部材6は殻体
2のピン孔5を介して該殻体2から1mm〜2mm程
度突出するようにしてある。
また、12は上記ピン軸9の後端と端盤3の内
面間に弾装したコイルスプリングであり、前記高
熱膨脹体11の押圧に依り圧縮せしめられると共
に、路面からの押圧加重に抗する弾性力を有す
る。
面間に弾装したコイルスプリングであり、前記高
熱膨脹体11の押圧に依り圧縮せしめられると共
に、路面からの押圧加重に抗する弾性力を有す
る。
上記構成に成るスパイクピン1は第3図に示す
ようにタイヤaのクラウン部bのトレツドパター
ンの山部に対し、接地面Sからピン端部材6の突
出部が僅かに突出するように垂直に埋設してスパ
イクタイヤを構成するもの鍔部4に依り抜出を阻
止して成る。
ようにタイヤaのクラウン部bのトレツドパター
ンの山部に対し、接地面Sからピン端部材6の突
出部が僅かに突出するように垂直に埋設してスパ
イクタイヤを構成するもの鍔部4に依り抜出を阻
止して成る。
[作用]
上記スパイクタイヤaは氷結道路又は舗装道路
を転するに際してタイヤaのクラウン部bの温度
が氷結道路では比較的低温(10℃以下)に保たれ
るが、通常の路面や舗装道路では急に上昇し、高
温に成る。
を転するに際してタイヤaのクラウン部bの温度
が氷結道路では比較的低温(10℃以下)に保たれ
るが、通常の路面や舗装道路では急に上昇し、高
温に成る。
従つて、氷結道路では高熱膨脹体11の体積
(長さ)が小さくコイルスプリング12の弾性押
圧に依つてピン軸9が押し出され、ピン端部材6
がタイヤaの接地面Sから突出し(第1図参照)
氷結した路面を確実に咬持する。
(長さ)が小さくコイルスプリング12の弾性押
圧に依つてピン軸9が押し出され、ピン端部材6
がタイヤaの接地面Sから突出し(第1図参照)
氷結した路面を確実に咬持する。
次に、舗装路面の走行に際してタイヤaの温度
が上昇すると、高熱膨脹体11の熱膨脹に依り、
ピン軸9の摺動端8が押圧され、ピン軸9がコイ
ルスプリング12の弾性に抗して後退し、ピン端
部材6はタイヤaの接地面Sから埋没する(第2
図参照)ように成り、タイヤaの転動時に該ピン
端部材6が路面に当接することがなく、通常のタ
イヤと同様の走行が可能に成る。
が上昇すると、高熱膨脹体11の熱膨脹に依り、
ピン軸9の摺動端8が押圧され、ピン軸9がコイ
ルスプリング12の弾性に抗して後退し、ピン端
部材6はタイヤaの接地面Sから埋没する(第2
図参照)ように成り、タイヤaの転動時に該ピン
端部材6が路面に当接することがなく、通常のタ
イヤと同様の走行が可能に成る。
この状態から車輌が氷結路に侵入するとタイヤ
a及びスパイクピン1は冷却され、再び高熱膨脹
体11が収縮すると共にコイルスプリング12に
依りピン軸9が押し出され、ピン端部材6が接地
面Sから突出する。
a及びスパイクピン1は冷却され、再び高熱膨脹
体11が収縮すると共にコイルスプリング12に
依りピン軸9が押し出され、ピン端部材6が接地
面Sから突出する。
何れの場合も高熱膨脹体11は、筒状空室A内
においてピン軸9と略一体的な作動を行うもの
で、ピン軸9に負荷される横方向の力の一部は該
高熱膨脹体11を介して比較的広い接触面で殻体
2に伝達される結果、耐久性において優れたもの
となる。
においてピン軸9と略一体的な作動を行うもの
で、ピン軸9に負荷される横方向の力の一部は該
高熱膨脹体11を介して比較的広い接触面で殻体
2に伝達される結果、耐久性において優れたもの
となる。
[考案の効果]
以上述べたように本考案のスパイクタイヤ埋込
用スパイクピンはピン軸を後方から弾性体に依つ
て押圧すると共に、後退方向に伸びる高熱膨脹体
に依つてピン軸の先端を高温時にタイヤの接地面
下に埋没するように構成したものであるから、通
常の路面を走行するに際して路面の研削が無く、
従来のスパイクタイヤに依る問題を解消すること
ができると共に、耐久性に優れる等その利とする
ところすこぶる大なるものである。
用スパイクピンはピン軸を後方から弾性体に依つ
て押圧すると共に、後退方向に伸びる高熱膨脹体
に依つてピン軸の先端を高温時にタイヤの接地面
下に埋没するように構成したものであるから、通
常の路面を走行するに際して路面の研削が無く、
従来のスパイクタイヤに依る問題を解消すること
ができると共に、耐久性に優れる等その利とする
ところすこぶる大なるものである。
図面は本考案スパイクピンの一実施例を示すも
ので、第1図はスパイクピンの正断面図、第2図
は同ピン軸の後退した状態を示す正断面図、第3
図はスパイクタイヤの要部正断面図である。 1……スパイクビン、2……殻体、3……端
盤、4……鍔部、6……ピン端部材、8……摺動
端、9……ピン軸、11……高熱膨脹体、12…
…コイルスプリング、a……タイヤ。
ので、第1図はスパイクピンの正断面図、第2図
は同ピン軸の後退した状態を示す正断面図、第3
図はスパイクタイヤの要部正断面図である。 1……スパイクビン、2……殻体、3……端
盤、4……鍔部、6……ピン端部材、8……摺動
端、9……ピン軸、11……高熱膨脹体、12…
…コイルスプリング、a……タイヤ。
Claims (1)
- 後端外周に鍔部4を周回した筒状の殻体2内
に、縦断面H状に形成したピン軸9を内装し、該
ピン軸9の後端外周を屈曲張設した摺動端8を前
記殻体2の軸孔7に摺接すると共に肩部10をピ
ン孔5の内縁部13に対向せしめ、軸孔7とピン
軸9との間の筒状空室Aには高熱膨脹体11を収
容し、且つ該高熱膨脹体11の一端は前記筒状の
殻体2に設けた段部に当接すると共に他端は該ピ
ン軸9の摺動端8に当接するようにし、更に該ピ
ン軸9の前端にはピン端部材6を嵌合固定する一
方、該ピン軸9後端と前記殻体2の底壁との間に
はコイルスプリング12を設けてなるスパイクタ
イヤ埋込用スパイクピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8838483U JPS59192404U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | スパイクタイヤ埋込用スパイクピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8838483U JPS59192404U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | スパイクタイヤ埋込用スパイクピン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59192404U JPS59192404U (ja) | 1984-12-20 |
JPH0237604Y2 true JPH0237604Y2 (ja) | 1990-10-11 |
Family
ID=30218297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8838483U Granted JPS59192404U (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | スパイクタイヤ埋込用スパイクピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59192404U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58112809A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-05 | Kazutoshi Sugimoto | 低温時にタイヤ接地面より突出するスリップ防止用スパイク |
-
1983
- 1983-06-09 JP JP8838483U patent/JPS59192404U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58112809A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-05 | Kazutoshi Sugimoto | 低温時にタイヤ接地面より突出するスリップ防止用スパイク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59192404U (ja) | 1984-12-20 |
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