JPH0236668Y2 - - Google Patents
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- JPH0236668Y2 JPH0236668Y2 JP12826285U JP12826285U JPH0236668Y2 JP H0236668 Y2 JPH0236668 Y2 JP H0236668Y2 JP 12826285 U JP12826285 U JP 12826285U JP 12826285 U JP12826285 U JP 12826285U JP H0236668 Y2 JPH0236668 Y2 JP H0236668Y2
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、工作機の稼動的に刃具による金属材
の加工に伴なつて削り出され、該工作機のベツド
上に飛散した切屑を、該工作機の外部に搬送する
切屑処理装置に関するものである。
の加工に伴なつて削り出され、該工作機のベツド
上に飛散した切屑を、該工作機の外部に搬送する
切屑処理装置に関するものである。
[従来の技術]
従来工作機に用いられる切屑処理装置は、例え
ばベツド上の最低部に形成された案内溝及びベツ
ド側壁部の開口をもつ切屑案内部と、該ベツド側
壁部の開口に接続し、該開口より該ベツドの外側
に向つて伸びる水平部及び傾斜部をもつ切屑案内
筒と、駆動体をもち該切屑案内溝及び切屑案内筒
の水平部に配設されたチツプコンベアとで構成さ
れ、該工作機による金属材の加工に伴い、加工物
に対する工具の接触加工箇所に冷却および切削液
としてクーラントが噴流となつて吹付けられ、か
つ加工により工作機上の各部に飛散した切屑を、
ベツト上を流れる該クーラントの流によつて該ベ
ツド上の最低部の案内溝まで移動させて寄せ集
め、この切屑を該駆動体により回転するチツプコ
ンベアにより該第2案内筒に向つて押出し、かつ
該切屑案内筒の水平部と傾斜部を介してチツプボ
ツクスに搬出させている。該チツプボツクスは、
該チツプボツクス内の切屑が一定量に蓄積され又
は満杯になつた時点でリフト等により搬送され、
空のチツプボツクスと交換される。このチツプボ
ツクスは交換作業回数を抑えるため容量を大き
く、又小さな設置面積で済むように配慮されてい
る。このため、該チツプボツクスの深さを大きく
構成したり、該チツプボツクスをクーラントタン
クの上部に設置しているので、該チツプボツクス
の上部の開口部が高位置となつている。
ばベツド上の最低部に形成された案内溝及びベツ
ド側壁部の開口をもつ切屑案内部と、該ベツド側
壁部の開口に接続し、該開口より該ベツドの外側
に向つて伸びる水平部及び傾斜部をもつ切屑案内
筒と、駆動体をもち該切屑案内溝及び切屑案内筒
の水平部に配設されたチツプコンベアとで構成さ
れ、該工作機による金属材の加工に伴い、加工物
に対する工具の接触加工箇所に冷却および切削液
としてクーラントが噴流となつて吹付けられ、か
つ加工により工作機上の各部に飛散した切屑を、
ベツト上を流れる該クーラントの流によつて該ベ
ツド上の最低部の案内溝まで移動させて寄せ集
め、この切屑を該駆動体により回転するチツプコ
ンベアにより該第2案内筒に向つて押出し、かつ
該切屑案内筒の水平部と傾斜部を介してチツプボ
ツクスに搬出させている。該チツプボツクスは、
該チツプボツクス内の切屑が一定量に蓄積され又
は満杯になつた時点でリフト等により搬送され、
空のチツプボツクスと交換される。このチツプボ
ツクスは交換作業回数を抑えるため容量を大き
く、又小さな設置面積で済むように配慮されてい
る。このため、該チツプボツクスの深さを大きく
構成したり、該チツプボツクスをクーラントタン
クの上部に設置しているので、該チツプボツクス
の上部の開口部が高位置となつている。
[本考案の解決しようとする問題点]
従来の切屑処理装置は、チツプコンベアによつ
て押出す切屑を、工作機のベツド側壁部より、高
位置に上部開口をもつチツプボツクスまで搬送す
るため、該ベツドの側壁の開口部に接続し該ベツ
ドの外側に向つて伸びる水平部と、該水平部に連
結した傾斜部をもつ切屑案内筒を用いている。こ
のため、該切屑案内筒がベツドの側壁より大きく
はみだし大きなスペースをとる不具合がある。
又、該ベツドの側壁の開口部と該切屑案内筒の水
平部との接続部の隙間からクーラント回収通路を
構成する該水平部の外周下側の空間に切屑、切粉
等が入り、停滞し目詰まりを発生させ、クーラン
トのスムーズな流れを阻害させることがある。こ
の場合には該水平部にクーラントが滞留する。こ
のため切屑の傾斜部内での移動時に該切屑はクー
ラントを多量に付着した状態のままチツプボツク
スに送出される不具合を有する。又、クーラント
のスムーズな流れを維持するためには手作業によ
りクーラント回収通路内の切屑を取り除く作業が
必要となる。
て押出す切屑を、工作機のベツド側壁部より、高
位置に上部開口をもつチツプボツクスまで搬送す
るため、該ベツドの側壁の開口部に接続し該ベツ
ドの外側に向つて伸びる水平部と、該水平部に連
結した傾斜部をもつ切屑案内筒を用いている。こ
のため、該切屑案内筒がベツドの側壁より大きく
はみだし大きなスペースをとる不具合がある。
又、該ベツドの側壁の開口部と該切屑案内筒の水
平部との接続部の隙間からクーラント回収通路を
構成する該水平部の外周下側の空間に切屑、切粉
等が入り、停滞し目詰まりを発生させ、クーラン
トのスムーズな流れを阻害させることがある。こ
の場合には該水平部にクーラントが滞留する。こ
のため切屑の傾斜部内での移動時に該切屑はクー
ラントを多量に付着した状態のままチツプボツク
スに送出される不具合を有する。又、クーラント
のスムーズな流れを維持するためには手作業によ
りクーラント回収通路内の切屑を取り除く作業が
必要となる。
[問題点を解決するための手段]
本考案は上記従来の問題点を解決するため次の
ような手段を提供するものである。
ような手段を提供するものである。
即ち、本考案切屑処理装置は、ベツド底面に設
けられた溝状の第1案内部と、ベツド側壁部に形
成され、該側壁側が開口端となり水平方向に伸び
るとともに該開口端の反対側の底面に該第1案内
部が開口する凹部とを有する工作機械のベツド
と、 一端が該ベツドの該凹部の該底面に固定され、
壁部に多数の貫通細孔を有する円筒状の水平部
と、一方の端が該水平部の他端に連結し、他方の
端が斜め上方に開口する筒状の傾斜部からなる第
2案内部と、 該第1案内部および該第2案内部の該水平部に
案内されて回転し、切屑を該第1案内部より該第
2案内部に送り該第2案内部の該傾斜部開口端よ
り排出するチツプコンベアと、 該ベツドの該凹部の開口端に液密的に固定され
た流体通路とからなることを特徴とするものであ
る。
けられた溝状の第1案内部と、ベツド側壁部に形
成され、該側壁側が開口端となり水平方向に伸び
るとともに該開口端の反対側の底面に該第1案内
部が開口する凹部とを有する工作機械のベツド
と、 一端が該ベツドの該凹部の該底面に固定され、
壁部に多数の貫通細孔を有する円筒状の水平部
と、一方の端が該水平部の他端に連結し、他方の
端が斜め上方に開口する筒状の傾斜部からなる第
2案内部と、 該第1案内部および該第2案内部の該水平部に
案内されて回転し、切屑を該第1案内部より該第
2案内部に送り該第2案内部の該傾斜部開口端よ
り排出するチツプコンベアと、 該ベツドの該凹部の開口端に液密的に固定され
た流体通路とからなることを特徴とするものであ
る。
このように構成したことにより、第2案内部の
水平部をベツド側壁部に形成した凹部内に収容す
ることができ、該第2案内部の該ベツド側壁部よ
り突出する部分が短くなり該第2案内部を設置さ
せるためのスペースは小さなもので済む。又、第
2案内部の水平部と、ベツドの凹部底面との接続
部に隙間が形成されないので、流体通路に切屑、
切粉等が入りこまない。又、第1案内部の切屑が
第1案内部より第2案内部を介したチツプボツク
スに押出される途中で該切屑よりクーラントを分
離し、かつ該流体通路よりクーラントタンクに回
収することができる。
水平部をベツド側壁部に形成した凹部内に収容す
ることができ、該第2案内部の該ベツド側壁部よ
り突出する部分が短くなり該第2案内部を設置さ
せるためのスペースは小さなもので済む。又、第
2案内部の水平部と、ベツドの凹部底面との接続
部に隙間が形成されないので、流体通路に切屑、
切粉等が入りこまない。又、第1案内部の切屑が
第1案内部より第2案内部を介したチツプボツク
スに押出される途中で該切屑よりクーラントを分
離し、かつ該流体通路よりクーラントタンクに回
収することができる。
本考案の切屑処理装置は、工作機のベツドと、
第2案内部と、チツプコンベアと、流体通路とを
構成要素としている。
第2案内部と、チツプコンベアと、流体通路とを
構成要素としている。
構成要素のうち、チツプコンベアは、スクリユ
ウ式あるいはスパイラル式等基本的には従来と同
じものを利用できる。
ウ式あるいはスパイラル式等基本的には従来と同
じものを利用できる。
本考案の特色は、工作機のベツド、第2案内
部、流体通路にある。
部、流体通路にある。
工作機のベツドは切屑およびクーラントを案内
するための第1案内部と、後記する第2案内部の
水平部を位置させる凹部とを有する。該第1案内
部はベツド底面に設けられ溝状である。凹部はベ
ツド側壁部に形成され、該側壁部が開口端となり
該開口端よりベツド内側に向つて水平方向に伸び
るとともに該開口端の反対面の底面に該第1案内
部が開口している。該凹部は横向きで該開口端側
が軸方向に長く大きな径の円筒形で、該開口端の
反対面側が軸方向に短かく小さな径の円筒形とす
ることができる。又該凹部は鋳鉄製のベツド全体
を鋳造成形時に、同時に成形することができる。
するための第1案内部と、後記する第2案内部の
水平部を位置させる凹部とを有する。該第1案内
部はベツド底面に設けられ溝状である。凹部はベ
ツド側壁部に形成され、該側壁部が開口端となり
該開口端よりベツド内側に向つて水平方向に伸び
るとともに該開口端の反対面の底面に該第1案内
部が開口している。該凹部は横向きで該開口端側
が軸方向に長く大きな径の円筒形で、該開口端の
反対面側が軸方向に短かく小さな径の円筒形とす
ることができる。又該凹部は鋳鉄製のベツド全体
を鋳造成形時に、同時に成形することができる。
第2案内部は水平部と傾斜部とからなる。水平
部は円筒状で一端が該ベツドの該凹部の該底面に
固定され、壁部にクーラントを排出させるための
多数の貫通細孔を有する。傾斜部は円筒状で一方
の端が該水平部の他端に連結し、他方の端が斜め
上方に開口している。又、第2案内部は、該第2
案内部をベツド側壁部に装着するための押え板
を、該傾斜部と該水平部との境目近くの該傾斜部
に形成することができる。又、該押え板を取付ボ
ルトによつて該ベツド側壁部に装着、固定するこ
とによつて、該水平部の先端外周をベツドの凹部
の底にゴム製のシール材等を介して着脱自在に固
定することができる。この場合には、チツプボツ
クスの容量の変化に伴う該チツプボツクスの異な
る高さに対応して水平部に連結する傾斜部の角度
を種々変化させた第2案内部に取変え、かつ使用
することができる。
部は円筒状で一端が該ベツドの該凹部の該底面に
固定され、壁部にクーラントを排出させるための
多数の貫通細孔を有する。傾斜部は円筒状で一方
の端が該水平部の他端に連結し、他方の端が斜め
上方に開口している。又、第2案内部は、該第2
案内部をベツド側壁部に装着するための押え板
を、該傾斜部と該水平部との境目近くの該傾斜部
に形成することができる。又、該押え板を取付ボ
ルトによつて該ベツド側壁部に装着、固定するこ
とによつて、該水平部の先端外周をベツドの凹部
の底にゴム製のシール材等を介して着脱自在に固
定することができる。この場合には、チツプボツ
クスの容量の変化に伴う該チツプボツクスの異な
る高さに対応して水平部に連結する傾斜部の角度
を種々変化させた第2案内部に取変え、かつ使用
することができる。
チツプコンベアは第1案内部および第2案内部
の水平部に配設されており駆動体をもち、該駆動
体によつて、該第1案内部と該水平部に案内され
て回転することによつて切屑を該第1案内部より
第2案内部の水平部に送り、更に該第2案内部の
傾斜部より、後記するチツプボツクスへ排出する
ものである。
の水平部に配設されており駆動体をもち、該駆動
体によつて、該第1案内部と該水平部に案内され
て回転することによつて切屑を該第1案内部より
第2案内部の水平部に送り、更に該第2案内部の
傾斜部より、後記するチツプボツクスへ排出する
ものである。
流体通路は、第2案内部の水平部内で切屑より
分離し、該水平部の多数の貫通細孔よりベツド凹
部に流入したクーラントを、クーラントタンクに
導びくものである。該流体通路は、上部およびベ
ツドへの取付側の端部に形成された開口部と、ク
ーラントをクーラントタンクへ導入する流出孔を
もつ底部と、垂直な壁面からなる両側部及び他方
の端部とで形成されている。該流体通路は、第2
案内部の傾斜部の下位置に配設され、該ベツドの
凹部の開口端にシール材、取付ボルト等により液
密的に固定されている。
分離し、該水平部の多数の貫通細孔よりベツド凹
部に流入したクーラントを、クーラントタンクに
導びくものである。該流体通路は、上部およびベ
ツドへの取付側の端部に形成された開口部と、ク
ーラントをクーラントタンクへ導入する流出孔を
もつ底部と、垂直な壁面からなる両側部及び他方
の端部とで形成されている。該流体通路は、第2
案内部の傾斜部の下位置に配設され、該ベツドの
凹部の開口端にシール材、取付ボルト等により液
密的に固定されている。
[作用]
上記のように構成された本考案の切屑処理装置
によれば、第2案内部の水平部がベツドの側壁の
凹部に収容されており、工作機の加工作業時に発
生する切屑はクーラントと共に第1案内部へ流動
する。該第1案内部内の切屑は回動するチツプコ
ンベアによつて押出され第1案内部より第2案内
部の水平部内に移動する。水平部内でクーラント
が水平部の複数の細孔より凹部の内底部に流出
し、かつ前記切屑より分離して流体通路をへてク
ーラントタンクへ流れ込む。又、水平部内の切屑
はチツプコンベアによつて押出されつつ傾斜部内
を上方に移動し傾斜部の端部開口より、下位置に
セツトされたチツプボツクス内に落下する。
によれば、第2案内部の水平部がベツドの側壁の
凹部に収容されており、工作機の加工作業時に発
生する切屑はクーラントと共に第1案内部へ流動
する。該第1案内部内の切屑は回動するチツプコ
ンベアによつて押出され第1案内部より第2案内
部の水平部内に移動する。水平部内でクーラント
が水平部の複数の細孔より凹部の内底部に流出
し、かつ前記切屑より分離して流体通路をへてク
ーラントタンクへ流れ込む。又、水平部内の切屑
はチツプコンベアによつて押出されつつ傾斜部内
を上方に移動し傾斜部の端部開口より、下位置に
セツトされたチツプボツクス内に落下する。
[効果]
本考案の構成によれば、第2案内部の水平部を
ベツドに設けた凹部に位置させることができ、こ
の分、第2案内部の該ベツド外に突出する距離を
大巾に短縮することができる。これによつて工作
機に必要なベツド外部の付属装置の設置スペース
が少なくて済み、かつこの場合には余剰スペース
を有効に活用でき、工場内のレイアウト上都合が
よい。又、凹部はベツド鋳造時に同時成形でき、
又、精度も必要としないから加工の必要がない。
ベツドに設けた凹部に位置させることができ、こ
の分、第2案内部の該ベツド外に突出する距離を
大巾に短縮することができる。これによつて工作
機に必要なベツド外部の付属装置の設置スペース
が少なくて済み、かつこの場合には余剰スペース
を有効に活用でき、工場内のレイアウト上都合が
よい。又、凹部はベツド鋳造時に同時成形でき、
又、精度も必要としないから加工の必要がない。
又、本考案の構成によれば、クーラント回収用
の流通系路として第1案内部、水平部、該水平部
に形成された複数の細孔、ベツド側壁部に形成さ
れた凹部、該凹部に接続する流体通路が構成され
ており、該第1案内部および水平部内のクーラン
トの流れは、常時チツプコンベアの回転により切
屑が該クーラントの流れ方向に押出され常時移動
しているので該切屑とともにスムーズな移動状態
を保ち、かつ、水平部内のクーラントは切屑と分
離されて細孔より流体通路を介してクーラントタ
ンクへ回収され、クーラントおよび切屑が該第1
案内部および該水平部内に滞留することは皆無と
なる。
の流通系路として第1案内部、水平部、該水平部
に形成された複数の細孔、ベツド側壁部に形成さ
れた凹部、該凹部に接続する流体通路が構成され
ており、該第1案内部および水平部内のクーラン
トの流れは、常時チツプコンベアの回転により切
屑が該クーラントの流れ方向に押出され常時移動
しているので該切屑とともにスムーズな移動状態
を保ち、かつ、水平部内のクーラントは切屑と分
離されて細孔より流体通路を介してクーラントタ
ンクへ回収され、クーラントおよび切屑が該第1
案内部および該水平部内に滞留することは皆無と
なる。
[実施例]
本考案の切屑処理装置の実施例を第1図、第2
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
実施例の切屑処理装置は、ベツド10、第2案
内部20、チツプコンベア30、流体通路40と
を構成要素としている。
内部20、チツプコンベア30、流体通路40と
を構成要素としている。
ベツド10はベツド底面11に設けられた溝状
の第1案内部12とベツド側壁部13に形成され
た凹部14とを備えている。例えばベツド底面1
1に設けられた溝状の第1案内部12と、ベツド
側壁部13に形成され、該側壁部13側が開口端
131となり該開口端131よりベツド10の内
部に向つて水平方向に伸びるとともに、該開口端
131の反対側の底面141に該第1案内部12
が開口する凹部14とを有する。該凹部14は横
向きの円孔を使用できる。
の第1案内部12とベツド側壁部13に形成され
た凹部14とを備えている。例えばベツド底面1
1に設けられた溝状の第1案内部12と、ベツド
側壁部13に形成され、該側壁部13側が開口端
131となり該開口端131よりベツド10の内
部に向つて水平方向に伸びるとともに、該開口端
131の反対側の底面141に該第1案内部12
が開口する凹部14とを有する。該凹部14は横
向きの円孔を使用できる。
第2案内部20は円筒状の水平部21と、円筒
状の傾斜部22とで構成されている。該傾斜部2
2の一端221と該水平部21の他端とは連結さ
れている。該傾斜部22は筒状で他方の端222
が斜め上方に開口している。この他方の端222
の下位置には、後記するチツプボツクス60が設
置されている。又、該第2案内部20は該水平部
21を前記ベツド10の凹部14内に位置させた
状態で、かつ該水平部21はその一端211を該
ベツド10の該凹部14の該底面141にシール
材aを介して固定されている。例えば、傾斜部2
2の外周壁の上部の半円周に取付孔223を備え
た押え板224が溶着されており、該押え板22
4は取付ボルト70によりベツド側壁部13に固
定される。これによつて第2案内部20は固定状
態を確実に保持できる。又、水平部21は該凹部
14の該底面141に固定された一端211以外
の外周面と、該凹部14とで一定の環状の空間を
形成している。水平部21の壁部212には多数
の貫通細孔213が設けられており、該貫通細孔
213と該環状の空間と後記する流体通路40と
でクーラントの回収通路を形成している。
状の傾斜部22とで構成されている。該傾斜部2
2の一端221と該水平部21の他端とは連結さ
れている。該傾斜部22は筒状で他方の端222
が斜め上方に開口している。この他方の端222
の下位置には、後記するチツプボツクス60が設
置されている。又、該第2案内部20は該水平部
21を前記ベツド10の凹部14内に位置させた
状態で、かつ該水平部21はその一端211を該
ベツド10の該凹部14の該底面141にシール
材aを介して固定されている。例えば、傾斜部2
2の外周壁の上部の半円周に取付孔223を備え
た押え板224が溶着されており、該押え板22
4は取付ボルト70によりベツド側壁部13に固
定される。これによつて第2案内部20は固定状
態を確実に保持できる。又、水平部21は該凹部
14の該底面141に固定された一端211以外
の外周面と、該凹部14とで一定の環状の空間を
形成している。水平部21の壁部212には多数
の貫通細孔213が設けられており、該貫通細孔
213と該環状の空間と後記する流体通路40と
でクーラントの回収通路を形成している。
スパイラル式のチツプコンベア30は該第1案
内部12および該第2案内部210の該水平部2
1内に設置され、駆動体(図示せず、以下同様)
により回転する。かつ該第1案内部12および該
水平部21に案内されて回転し、加工作業に伴い
発生する切屑を該第1案内部12より該第2案内
部20の該傾斜部22の他方の端222より排出
するように構成されている。
内部12および該第2案内部210の該水平部2
1内に設置され、駆動体(図示せず、以下同様)
により回転する。かつ該第1案内部12および該
水平部21に案内されて回転し、加工作業に伴い
発生する切屑を該第1案内部12より該第2案内
部20の該傾斜部22の他方の端222より排出
するように構成されている。
流体通路40は桶を形成しており、該ベツド1
0の凹部14の開口端142にシール43を介し
てボルト43により固定されている。又該流体通
路40の底部44にクーラント流出孔45が設け
られている。該クーラント流出孔45の下側には
クーラントタンク50が設置されている。又、該
クーラントタンク50は上部に多孔質材よりなる
蓋51を備えている。該クーラントタンクク50
と第2案内部20との間には、該第2案内部20
から排出される切屑受けるチツプボツクス60が
設置されている。
0の凹部14の開口端142にシール43を介し
てボルト43により固定されている。又該流体通
路40の底部44にクーラント流出孔45が設け
られている。該クーラント流出孔45の下側には
クーラントタンク50が設置されている。又、該
クーラントタンク50は上部に多孔質材よりなる
蓋51を備えている。該クーラントタンクク50
と第2案内部20との間には、該第2案内部20
から排出される切屑受けるチツプボツクス60が
設置されている。
次にこのように構成された実施例の作用を説明
する。
する。
工作機の運転に伴いチツプコンベア30が駆動
体によつて回動する。ベツド10上で被加工物が
加工され、加工に伴う切屑がベツド10上に飛散
する。該切屑は、ベツド10上を底面に向つて流
動するクーラントによつて溝状の第1案内部12
に集められる。該第1案内部12内にクーラント
と共に導入した切屑は回動するチツプコンベア3
0と、該第1案内部12により案内され該チツプ
コンベア30の回動前進方向に押し出され、かつ
第2案内部20の水平部21より傾斜部22に案
内され該傾斜部22の端222よりチツプボツク
ス60内に落下、集積する。又、第1案内部12
より該水平部21内に流入したクーラントは該水
平部21の多数の細孔213より凹部14をへて
流体通路40内に導入し、該流体通路40の流出
孔45よりクーラントタンク50へ環流する。
体によつて回動する。ベツド10上で被加工物が
加工され、加工に伴う切屑がベツド10上に飛散
する。該切屑は、ベツド10上を底面に向つて流
動するクーラントによつて溝状の第1案内部12
に集められる。該第1案内部12内にクーラント
と共に導入した切屑は回動するチツプコンベア3
0と、該第1案内部12により案内され該チツプ
コンベア30の回動前進方向に押し出され、かつ
第2案内部20の水平部21より傾斜部22に案
内され該傾斜部22の端222よりチツプボツク
ス60内に落下、集積する。又、第1案内部12
より該水平部21内に流入したクーラントは該水
平部21の多数の細孔213より凹部14をへて
流体通路40内に導入し、該流体通路40の流出
孔45よりクーラントタンク50へ環流する。
このような本実施例によれば水平部21の一端
が凹部14の底面141にシール材aを介して固
定されているので切屑、及びクーラントは確実に
第1案内部12より第2案内部20に案内され、
かつ定位置に切屑を搬送、排出すると共にクーラ
ントをクーラントタンク50に環流させ得る。
又、第2案内部20の水平部21全体を、ベツド
10の側壁13に形成した凹部14内に収容させ
た構成であるので、第2案内部20の傾斜部22
が該ベツド10外部に突出位置する距離を大巾に
短縮させ得ることができ、必要スペースを小さく
することができる。
が凹部14の底面141にシール材aを介して固
定されているので切屑、及びクーラントは確実に
第1案内部12より第2案内部20に案内され、
かつ定位置に切屑を搬送、排出すると共にクーラ
ントをクーラントタンク50に環流させ得る。
又、第2案内部20の水平部21全体を、ベツド
10の側壁13に形成した凹部14内に収容させ
た構成であるので、第2案内部20の傾斜部22
が該ベツド10外部に突出位置する距離を大巾に
短縮させ得ることができ、必要スペースを小さく
することができる。
第1図は本考案の切屑処理装置の縦断側面図、
第2図は第1図における,線断面矢視図であ
る。 10……ベツド、12……第1案内部、20…
…第2案内部、21……水平部、22……傾斜
部、30……チツプコンベア、40……流体通
路、50……クーラントタンク、60……チツプ
ボツクス。
第2図は第1図における,線断面矢視図であ
る。 10……ベツド、12……第1案内部、20…
…第2案内部、21……水平部、22……傾斜
部、30……チツプコンベア、40……流体通
路、50……クーラントタンク、60……チツプ
ボツクス。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ベツド底面に設けられた溝状の第1案内部と
ベツド側壁部に形成され、該側壁側が開口端と
なり水平方向に伸びるとともに該開口端の反対
側の底面に該第1案内部が開口する凹部とを有
する工作機械のベツドと、 一端が該ベツドの該凹部の該底面に固定さ
れ、壁部に多数の貫通細孔を有する円筒状の水
平部と、一方の端が該水平部の他端に連結し、
他方の端が斜め上方に開口する筒状の傾斜部か
らなる第2案内部と、 該第1案内部および該第2案内部の少なくと
も該水平部に案内されて回転し、切屑を該第1
案内部より該第2案内部に送り該第2案内部の
該傾斜部開口端より排出するチツプコンベア
と、 該ベツドの該凹部の開口端に液密的に固定さ
れた流体通路とからなることを特徴とする切屑
処理装置。 (2) 第2案内部はベツドの凹部の底にシール材を
介して固定されている実用新案登録請求の範囲
第1項記載の切屑処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12826285U JPH0236668Y2 (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12826285U JPH0236668Y2 (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6235743U JPS6235743U (ja) | 1987-03-03 |
JPH0236668Y2 true JPH0236668Y2 (ja) | 1990-10-04 |
Family
ID=31023773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12826285U Expired JPH0236668Y2 (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0236668Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-22 JP JP12826285U patent/JPH0236668Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6235743U (ja) | 1987-03-03 |
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