JPH0236106B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の目的は歯磨装置を提供することであ
る。

歯科医療の業務において、歯に可能な最も良い
外観を与え、かつ患者に不快感を与える一時的に
ざらざらした部分を取り除くために、しばしば歯
を研磨することが行なわれる。このような研磨は
一般に適当な練り歯磨をつけた小さなブラシを用
いるか、機械用語でバフがけとして知られる作業
を行なう装置を用いることによつて達成される。

バフがけ装置は、重炭酸素ソーダのような粉末
を所定のレベルまで満たした容器、圧縮空気を導
入する空気入口導管及び空気と粉末粒子を運ぶ空
気出口導管を備えている。この第２の導管は混合
物を歯科技師によつて相互に保持される器具に運
び、これは磨かれる歯に予じめ計量した水と共に
空気／粉末混合物を噴射する。

この装置の使用は、歯科医が大多数の重炭酸ソ
ーダの供給を手で保持しなければならないことを
意味する。この物質が水を吸収するので、これは
ある期間の後使用し得なくなる。その上、容器へ
の再充填は、特に容器のシールに関して、しばし
ばかつ注意深く行なわねばならない複雑な作業で
あり、これは使用中にいくつかの圧力の障害を受
ける。

ここで論議した本発明は、粉末の湿気の作用を
除去し、また歯科医が使用するのに実際的でかつ
有効な一層簡単な装置を提供することによつてこ
れらの不都合を排除せんとするものである。

このため、容器と、圧縮空気の入口導管と、混
合物を圧力下の水と混合する手持ち器具に空気／
粉末混合物を送る出口導管を備える型の、本発明
による装置は、容器が装置を構成している他の要
素とは独立しており、また圧縮空気の入口導管及
び粉末と空気の混合物を送る出口導管の端部に気
密の要領で連結し得る点で従来の装置とは異な
る。その上気密の容器は、取付けられる前からあ
る一定量の粉末を含んでいる。

実際の観点から、開業医には粉末を充填棒した
容器が供給される。これらの容器は気密なので、
容器はその内容物が劣化する危険なしに使用前に
長期間保存し得る。容器が空になれば、使用者は
それを取り外して粉末を充填した新たな容器と交
換するだけで良い。

更に、容器は開業医が粉末のレベルを監視する
ことができるように透明な合成材料で作られるの
が有益である。またこの容器な製造コストが低い
ので、この種の容器は使い捨てし得る。

本発明の１つの設計的な特徴は、容器が貫通す
るようにされた少なくとも１つの肉厚の薄い部分
を有し、圧縮空気の入口導管と空気／粉末混合物
を送る出口導管を容器に接続することができるこ
とである。これらの薄肉部には、使用者が容器の
気密性を損なうことなく導管を接続することがで
きるように固定物が設けられる。

これらの薄肉部は各々は、容器それ自体と同じ
合成材料で作ることができ、あるいは接着剤によ
つて適所に保持されるアルミニウム、紙又はプラ
スチツクフイルムによつて被覆されるオリフイス
であり得る。

本発明の１つの主要な利点は、圧縮空気の入口
導管と空気／粉末混合物の出口導管がスタンドに
取付けられる単一の通気口内に設置され、またこ
れらの導管を容器の内部と連結しているオリフイ
スを含む容器基部の縦穴に連結し得るということ
である。

設計的な特徴は、スタンドの容器それ自体の両
者に関して、装置の気密性を維持するための手段
を包含する。

この機構は、それが導管を支持しているスタン
ドへの容器の簡単かつ迅速な組立てを可能にする
ので関心があり、２つの要素の適当な連結は、通
気口を縦穴に挿入し、また単に容器の薄肉部を打
ち抜いて通気孔を取付けることによつて導管を容
器に連結することにより達成される。

１つの設計の可能性において、２本の導管が通
気口を通して設けられ、空気／粉末混合物の出口
導管が中央にまたリング状のチユーブを形成して
いる圧縮空気の導管がその周りに同心に設置され
る。

１つの実施例によれば、パツキングがバヨネツ
ト装置上に作用するよう容器と通気口スタンドと
の間に設けられ、通気口の周りのリング状パツキ
ングは容器と通気口スタンドの両表面間に設けら
れている。

容器と通気口スタンド表面間の連結を改善する
ために、バヨネツト装置の傾斜部は、要素のいず
れかの他方に関する回転が両者を緊密に固着させ
るような要領で傾斜される。

いずれにせよ、本発明はこの装置の一実施例を
限定しない要領で示す添付図式図を参照して以下
の記載から容易に理解されるだろう。

図に示す装置は、円筒形状のスタンド２を備
え、これはその表面から突出している、それ自体
円筒形の通気口３を有する。この通気口は２本の
導管を含み、その一方は圧縮空気を送るチユーブ
５に連結される環状導管４であり、また他方は空
気／粉末混合物を送る中央の軸方向導管６であ
る。この導管６は空気／粉末混合物を手持ち器具
８に移送するチユーブ７に連結され、前記器具に
は他のチユーブ９を通して適当に調整した水のジ
エツトも供給される。

スタンド２の上面は、通気口３の周りにリング
状パツキング１０を有する。スタンド２はこのパ
ツキングのレベルで相互に直径方向に向き合つた
組合せ傾斜部１２を有し、これらは各々円周の
45°に亘つて延びている。

例えば重炭酸ソーダであり得る粉末を含んでい
る容器１３は、円筒形状であり、かつ透明な材料
で作られ、これは通気口３よりも僅かに大きな断
面で底部に開口している縦穴１６をもち、その基
部は貫通するようにされた薄い材料の区域１７に
よつて覆われる。

縦穴１６の高さに通気口３よりも僅かに低く、
従つて組立てた後、通気口の端部は容器の内側に
到達する。容器１５の底部には、その周囲１８の
周りに２つの直径方向に向き合つた断面の隆起１
８が設けられ、これらは各々スタンド２の傾斜部
１２に噛み合うよう設計され、45°に亘つて延び
ている。

容器１５は２つの部分から成り、これらは充填
後、例えば超音波溶着によつて相互に組立てられ
ることも注目すべきである。

実際の観点からは、オペレータは容器１３をス
タンド２の通気口３に取付け、次に連結するため
容器を適所に固定するようスタンドに対し容器を
約45°回転するだけ良い。

傾斜部１２と隆起１８が傾斜しているので、こ
の回転運動により、容器はその基部によりスタン
ドの上面にしつかりと取付けられることとなり、
リング状のパツキング１０により完全に気密のシ
ールを維持する。

開業医はこうして圧縮空気を容器１３に供給す
ることによつて装置を用いることができ、この空
気は粉末粒子を押し出しかつ空気／粉末混合物を
患者の口腔部に供給するような要領で手持器具に
混合物を送る。

前に示したように、ここに論議した発明は、内
容物のすべての悪化を防止するのに極めて有効で
ある、簡単な廉価な装置により、従来の技術をし
のぐ主要な改良を示す。この内容物は気密状態に
貯蔵され、またこれは使用者にとつて最も実際的
であり、使用者は容器を回すだけで簡単にこれを
取付け又は取り外すことができ、格別の注意を要
しないものである。

容器が透明であるという事実は、使用者は容器
内の内容物のレベルを監視しかつそのレベルが余
りに低くなつたとき容器を交換するのを可能にす
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による歯磨き装置の容器を取付
ける前の状態を示す斜視図、第２図と第３図はそ
れぞれスタンドの２つの縦断面図である。 ２……スタンド、３……通気口、４……リング
状導管、５，７，９……チユーブ、６……中央導
管、８……手持ち器具、１０……パツキング、１
２……傾斜部、１３，１５……容器、１４……粉
末、１６……縦穴、１７……薄い材料の区域、１
８……隆起。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 容器と、容器に圧縮空気を供給する入口導管
   と、水の高圧ジエツトが供給される手持ち工具に
   空気／粉末混合物を送る出口導管とを備える型の
   歯磨き装置において、容器１３が前記装置を構成
   している他の要素から独立しておりかつ圧縮空気
   を送る導管４と空気／粉末混合物を送出する出口
   導管６に気密なシールを維持して連結され、また
   容器が取付け前に気密状態に貯蔵されるある一定
   量の粉末を含んでいることを特徴とした歯磨き装
   置。 ２ 容器１３が打ち抜くことのできる少なくとも
   １つの弱化部１７を備え、圧縮空気の入口導管４
   及び空気／粉末混合物の出口導管６を、各導管と
   容器との間に気密のシールを維持して容器に連結
   する特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ３ 各弱化部が材料の肉薄部１７から構成される
   特許請求の範囲第２項に記載の装置。 ４ 各弱化部が加えられるカバーによつて作られ
   る特許請求の範囲第２項に記載の装置。 ５ 圧縮空気の入口導管４と空気／粉末混合物を
   送る出口導管６がスタンド２から突出する１つの
   通気口３内に設置され、通気口が容器の縦穴１６
   と係合するよう構成され、縦穴の底部には導管を
   容器の内側と連結するオリフイスが設けられ、ス
   タンドと容器との間のシールの気密性が維持され
   る特許請求の範囲第１項ないし４項の任意の１項
   に記載の装置。 ６ 通気口３を通して配置される２本の導管が同
   心に配置され、空気／粉末の出口導管６が中央に
   配置され、また圧縮空気入口導管４がその周りに
   リング状に形成される特許請求の範囲第５項に記
   載の装置。 ７ 容器１３と通気口３用のスタンド２との間の
   連結が、通気口を取り巻きかつ容器と通気口スタ
   ンド間の空間を満たす気密のリング状パツキング
   をもつバヨネツト装置１２，１８によつて達成さ
   れる特許請求の範囲第６項に記載の装置。 ８ 容器１３が合成材料で作られる特許請求の範
   囲第１項ないし第７項の任意の１項に記載の装
   置。