JPH023569Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、工事現場等において、伝達事項、注
意事項等の表示を行う表示板の取付枠に関するも
のである。

〈従来の技術〉 従来の表示板は、取付枠に固定されており、表
示板のみを取替えることは不可能であつた。

〈考案が解決しようとする問題点〉 そこで、本考案の目的とするところは、必要に
応じて所望の表示板と交換が可能な表示板の取付
枠を提供しようとするものである。

〈実施例〉 以下、実施例について詳細に説明する。

１は四方形の枠体で、対向する二辺の縦枠２，
２′の内側には、表示板３の対向する縦辺４，
４′が嵌合する断面コ字型の嵌合枠Ａ５，５′が対
向して固着されている。この嵌合枠Ａ５と嵌合枠
Ａ５′との間隔は、表示板３の横幅と等しく設定
されている。枠体１の対向する他の二辺の横枠
６，６′の内側には、表示板３の横辺７，７が嵌
合する断面コ字型の嵌合枠Ｂ８，８′が対向して、
横枠６，６′との間に空間部９，９′を介して設け
られている。この嵌合枠Ｂ８と嵌合枠Ｂ８′との
間隔は、表示板３の縦寸法より若干広く外れない
程度に設定されている。又嵌合枠Ａ５，５′およ
び嵌合枠Ｂ８，８′の各々の幅は、２枚の表示板
３，３が嵌合可能なように形成されている。１０
は支柱で、一端は枠体１の下方の横枠６′に固着
され、他端は基台１１に挿着可能になつている。

従つて、１枚目の表示板３は上方より両側部を
嵌合枠Ａ５，５′に嵌合させ、下方へ移動させて
下方の嵌合枠Ｂ８′に嵌合し、表示板３の上部を
撓ませて上方の嵌合枠Ｂ８に嵌合し、枠体１に取
付ける。２枚目の表示板３も上記と同様に取付け
る。上記と逆の操作をすれば、表示板３の取外し
が可能である。上方の空間部９に複数本の指を挿
入して枠体１の横枠９を握持すると、携帯が可能
である。尚、上記の実施例においては、枠体を縦
長形状とし、上下に空間部を設けたが、枠体を横
長に形成し、左右に空間部を設けることも可能で
ある。

〈考案の効果〉 本考案は、上記のように、表示板を着脱自在と
したので、設置状態にある枠体に対して、必要な
表示板を取付けることができ、交換も可能であ
り、又各嵌合枠の幅を２枚の表示板が嵌合可能な
ように形成したので、２枚の表示板を取付けて表
裏に異なる表示も行うことができ、更に空間部に
よつて運搬も容易である等の効果を有するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る表示板の支持枠の正面
図、第２図は第１図の一部分拡大縦断面図、第３
図は第１図の一部分拡大横断面図である。 １…枠体、２，２′…縦枠、３…表示板、４，
４′…縦辺、５，５′…嵌合枠Ａ、６，６′…横枠、
７，７′…横辺、８，８′…嵌合枠Ｂ、９，９′…
空間部、１０…支柱、１１…基台。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 四方形の枠体を形成し、この枠体の対向する二
   辺の内側に、表示板の二辺が嵌合する断面コ字型
   の嵌合枠Ａを各々固着すると共に、他の対向する
   二辺の内側には、上記表示板の他の二辺が嵌合す
   る断面コ字型の嵌合枠Ｂを上記枠体との間に空間
   部を介して各々設け、嵌合枠Ａ，Ｂの各々の幅を
   ２枚の表示板が嵌合可能に形成し、枠体の一辺の
   外側には、基台に挿着可能な支柱を固着したこと
   を特徴とする表示板の支持枠。