JPH0235411Y2 - - Google Patents

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JPH0235411Y2
JPH0235411Y2 JP11085885U JP11085885U JPH0235411Y2 JP H0235411 Y2 JPH0235411 Y2 JP H0235411Y2 JP 11085885 U JP11085885 U JP 11085885U JP 11085885 U JP11085885 U JP 11085885U JP H0235411 Y2 JPH0235411 Y2 JP H0235411Y2
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plasma
valve
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annular passage
torch
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプラズマアーク又はプラズマジエツト
を利用して切断、溶接、マーキングなどを行うプ
ラズマ加工装置に関する。
〔従来の技術〕
プラズマアークトーチによる工業材料の加工
は、加工材への熱影響が比較的少いことなどもあ
り、種々な方面で採用されている。
先ず第2図により従来(特開昭58−205676号公
報)の小容量のプラズマアーク加工装置の一例を
説明する。
第2図において、プラズマトーチPTは、陰極
棒1と電気的に絶縁され且つその外周に第1の環
状通路2を形成し先端に第1のノズル3を有する
陰極外套4、及び陰極外套4と電気的に絶縁され
且つその外周に第2の環状通路を形成し先端に小
径の第2のノズル6を有するプラズマ外套7から
なり、第1の環状通路2にスタート気流8を、第
2の環状通路5にプラズマ気流9をそれぞれ供給
管10,11から流すよう構成されており、そし
てスタート気流8を第2の環状通路5を介して排
気するための排気管12と排気バルブ13が備え
られる。ここで電源14の負端子は陰極棒1に接
続され、電源14の正端子はスイツチ15を経て
陰極外套に夫々接続されている。
このように構成されたプラズマトーチPTは、
例えば次のようにして操作される。
(1) スタート気流8を流し、バルブ13を開き第
2の環状通路5を排気し、スイツチ15を閉
じ、電源14を動作させる。
(2) 電源14と関連する高周波発振器(図示せ
ず)により、陰極棒1と陰極外套4間にアーク
17を発生させる。
(3) スイツチ16を閉じ、スイツチ15を開くと
アーク17は陰極棒1とプラズマ外套7間に移
行してのアーク18となる。
このようにしてプラズマトーチPTをスタート
させ、それからバルブ13を閉じ、プラズマ気流
9を流すと同時に、若しくはその後でスタート気
流8を停止させ、第2のノズルからプラズマジエ
ツト19を加工片20に放出して作業する。ここ
ではアーク17の発生前にスタート気流を排気し
たが、アーク17の発生後にスタート気流を排気
してもよい。いずれにしても第2の環状通路5で
第2のノズル以外の箇所から排気してアークの移
行前にトーチ内圧力を低下させればよい。
以上、非移行型作業について説明したが、加工
片20と電源14の正端子をスイツチ21を介し
て接続できるようにしておき、このスイツチ21
を閉じ、スイツチ16を開けばプラズマアークが
陰極棒1の先端と加工片20との間に確立されて
移行型作業を実施できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしプラズマ外套7のノズル6の直径を小さ
くしたマイクロプラズマトーチの場合、ノズル6
の直径が小さいためにスタート気流によりプラズ
マトーチPT内の圧力が高まり、特にプラズマト
ーチPTの断面積がある大きさ以下ではその圧力
の上昇によりアーク17が移行してアーク18に
なることができず、結局トーチのスタートが殆ん
ど不可能になる。この問題点を解決するために排
気管12と排気バルブ13とが設けられている
が、プラズマ気流9をトーチに流すときは通常排
気バルブ13は閉じられているので、プラズマ気
流9がある一定流量以上の場合には、トーチ内の
圧力が急上昇することによりアーク18が消弧し
てしまうという問題点があつた。この場合にはプ
ラズマ気流9を十分に少量になるようニードル弁
で狭搾して再度最初からスタート作業を行わなけ
ればならなかつた。プラズマ加工作業の終了後、
作業者がプラズマ気流用の調整弁(図示せず)を
スタート時の流量に調整しておくか、スタート時
にこのような調整を予め行えば斯かるスタートミ
スは生じないが、実作業ではこのような調整を怠
るケースが圧倒的に多い。
〔問題点を解決するための手段〕
プラズマ気流をプラズマトーチの第2の環状通
路に供給する第1、第2の供給管を少なくとも備
え、第1の供給管にはスタート時に開かれてパイ
ロツトアークが消弧しない程度の流量のプラズマ
気流を流すための第1のバルブを設け、第2の供
給管には作業時に開かれて前記第1のバルブの流
量より実質的に多量のプラズマ気流を流すための
第2のバルブを備えている。
〔作用〕
スタート時にはトーチ内の圧力を急激に上昇さ
せないようプラズマ気流を狭搾する第1バルブを
開いてプラズマ気流をプラズマトーチの第2の環
状通路に供給し、実作業時には実質的に第2のノ
ズルの口径により決められる流量のプラズマ気流
を流す第2のバルブを開くので、加工作業に何等
悪影響を及ぼすことなく、スタートミスを無くす
ことができ、確実なスタートを保証することがで
きる。
〔実施例〕
第1図により本考案の一実施例を説明する。同
図において、第2図に示した記号と同じ記号のも
のは同様な部材をし、14′は補助電源、22は
プラズマ気流用の第1の供給管、23は電磁バル
ブ、24はニードル弁を示し、電磁バルブ23と
ニードル弁24は第1のバルブを構成する。また
25は第2のプラズマ気流用供給管、26は電磁
バルブ、27はニードル弁を示し、これら電磁バ
ルブ26とニードル弁27は第2のバルブを構成
する。
ここで第1のニードル弁24は、スタート時に
プラズマトーチPT内の圧力を高めすぎてアーク
18を消弧させることがないような適量のプラズ
マ気流を供給し得るよう調整されており、第1の
電磁バルブ23を開くことにより、第1のバルブ
は第1の供給管22を介して第2の環状通路5に
スタート用のプラズマ気流を供給するようになつ
ている。
次にこの装置におけるプラズマトーチPTの操
作の一例は次のようにして行われる。
(1) 先ずスタート気流8を流し、バルブ13を開
いて第2の環状通路5を排気し、スイツチ15
を閉じて電源14によりアーク17を発生させ
る。
(2) 次にスイツチ16を閉じると補助電源14′
によりアーク18が発生する。ここでスイツチ
15を開きアーク17を停止する。
(3) 次に排気バルブ13を閉じると共にスタート
気流8を止め、電磁バルブ23とニードル弁2
4とからなる第1のバルブを開いて、トーチ内
の圧力が急激に上昇しない程度のプラズマ気流
9を流す。
(4) 次にスイツチ21を閉じてプラズマトーチ
PTと加工片20間にプラズマアーク19を形
成し、プラズマトーチPT内の圧力がほぼ一定
に達した後、電磁バルブ26とニードル弁27
とからなる第2のバルブを開いて加工作業を行
う。この加工作業時においては第1のバルブは
閉じていても開いていてもよく、また第2の供
給管25からプラズマトーチPTに供給される
プラズマ気流9の流量は、通常プラズマトーチ
PTの第2のノズル6により決定されるよう流
すので、ニードル弁27は通常十分に開かれて
おり、従つてニードル弁27は必ずしも必要で
はない。
尚、補助電源14′を用いない場合についても
全く同様に適用し得る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、マイクロプラズマトーチのス
タート時においてプラズマ気流を流すとき、プラ
ズマ気流をアークが消弧しない程度の流量以下に
確実に制限してトーチ内の圧力の急上昇を防止し
ているので、プラズマ気流によつてアークが消弧
することはなく、従つてスタートミスをなくすこ
とができ、確実なスタートを保証できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるプラズマ加工装置の一
実施例を示す図、第2図は従来例を示す図であ
る。 PT……プラズマトーチ、6……第2のノズル、
8……スタート気流、9……プラズマ気流、12
……排気管、13……排気バルブ、14……電
源、14′……補助電源、15,16,21……
スイツチ、17,18……アーク、19……プラ
ズマアーク又はジエツト、22,25……プラズ
マ気流用の第1、第2の供給管、23,26……
第1、第2の電気バルブ、24,27……第1、
第2のニードル弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 陰極棒と、該陰極棒を包囲してその外周に第1
    の環状通路を形成し先端に第1のノズルを有する
    陰極外套と、該陰極外套を包囲してその外周に第
    2の環状通路を形成し先端に第2のノズルを有す
    るプラズマ外套とからなるプラズマトーチ、前記
    第1の環状通路にスタート気流を供給するための
    供給管、そのスタート気流を前記第2の環状通路
    から排気用バルブを通してプラズマトーチ外に排
    出するための排出管、プラズマ気流用バルブを通
    してプラズマ気流を前記第2の環状通路に供給す
    る供給管、及び前記プラズマトーチに電力を供給
    する電源からなるプラズマ加工装置において、プ
    ラズマ気流を前記第2の環状通路に供給する供給
    管を少くとも2つ備え、その一方の供給管にはス
    タート時に開かれてプラズマ気流を狭搾する第1
    のバルブを設け、前記他方の供給管には前記第1
    のバルブの流量より実質的に多量のプラズマ気流
    を流し得る第2のバルブを設けたことを特徴とす
    るプラズマ加工装置。
JP11085885U 1985-07-19 1985-07-19 Expired JPH0235411Y2 (ja)

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JP11085885U JPH0235411Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

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JPS6220777U JPS6220777U (ja) 1987-02-07
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JP2595066B2 (ja) * 1988-09-30 1997-03-26 株式会社日立製作所 プラズマガス溶接装置、および、溶接用トーチ

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JPS6220777U (ja) 1987-02-07

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