JPS6054143B2 - 陰極外套を有するプラズマト−チのスタ−ト法 - Google Patents

陰極外套を有するプラズマト−チのスタ−ト法

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JPS6054143B2
JPS6054143B2 JP57089020A JP8902082A JPS6054143B2 JP S6054143 B2 JPS6054143 B2 JP S6054143B2 JP 57089020 A JP57089020 A JP 57089020A JP 8902082 A JP8902082 A JP 8902082A JP S6054143 B2 JPS6054143 B2 JP S6054143B2
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JP
Japan
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cathode
arc
plasma
mantle
nozzle
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JP57089020A
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JPS58205676A (ja
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晴雄 舘野
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/06Arrangements or circuits for starting the arc, e.g. by generating ignition voltage, or for stabilising the arc
    • B23K9/067Starting the arc

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Discharge Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は陰極外套を有するプラズマトーチのスタート法
に関し、詳しくは陰極棒の外周に配置した陰極外套を仮
想陰極とするプラズマトーチのスタート法に関するもの
である。
プラズマトーチによる工業材料の加工は、加工材への熱
影響が少いことも主要な特長となつている。
この特長は、小電流で集中度の高いマイクロプラズマト
ーチで最も発揮される。例えば、直径が0.1〜0.2
7rnというノズルで100OA/一〜350A/一と
いう高い電流密度のプラズマアーク(移行型作業)を発
生すると、金属箔から10wn程度の鉄板まで良質な切
断加工が可能となる。又、プラズマジェット (非移行
型作業)では、熱衝撃に弱いセラミック、ガラス或いか
燃焼し易い依料、木材、プラスチック等の加工も可能に
なる。狭搾ノズルと陰極棒から成る通常のマイクロプラ
ズマトーチの動作特性は、陰極棒の形状や狭搾ノズルと
陰極棒の相対的位置によつて影響をうけ、殊に狭搾ノズ
ルの直径が小さくなるほど敏感にその影響をうける。
更に重要な問題は、使用時間が経つにつれて陰極棒が消
耗、変形することであつて、そのため陰極棒の寿命が1
〜2時間と短いことである。本発明者は先に、このよう
な陰極棒に起因する動作特性の不安定性を除去する方法
を開発した(特許第663、311号)、その方法は陰
極棒の外周に陰極外套を設け、この陰極外套を仮想陰極
としてアークが発生させてトーチを操作することである
しかし、ノズルの直径が0.1〜0.2wrm程度に小
さいプラズマ外套内に陰極外套を設けると、そのような
マイクロプラズマトーチはスタートすることが可能とな
る。第1図は、陰極外套を有するプラズマトーチの”従
来のスタート法を説明するためのトーチの断面図と電気
回路図てある。
プラズマトーチは、陰極棒1と電気的に絶縁され且つそ
の外周に第1の環状通路2を形成し先端に第1のノズル
8を有する陰極外套4、及び陰極・外套4と電気的に絶
縁され且つその外周に第2の環状通路5を形成し先端に
第2のノズル6を有するプラズマ外套7から成り、第1
の環状通路2にスタート気流8を、第2の環状通路5に
プラズマ気流9をそれぞれ供給管10、11から流すよ
うに構成されている。
電源12の負端子は陰極棒1に接続され、電源12の正
端子はスイッチ13を経て陰極外套4及びスイッチ14
を経てプラズマ外套7にそれぞれ接続されている。なお
、図示していないが陰極外套4とプラズマ外套7は水冷
されている。
このように構成されたプラズマトーチは、次のようにし
て操作される。
(1)スタート気流8を流し、スイッチ13を閉じ電源
12を動作させる。
(2)電源12に内蔵した高周波発振器により、陰極棒
1と陰極外套4間にアーク15を発生させる。
(3)スイッチ14を閉じ、スイッチ13を開くとアー
ク15は陰極棒1とプラズマ外套7間に移行しアーク1
6となる。
(4)プラズマ気流9を流すと同時に若しくはその後で
スタート気流8を停止する。
この動作状態ては陰極外套内、すなわち第1の環状通路
2には気流が流れていない。
無気流中のアークはアーク入力と陰極外套内壁の冷却と
が平衡する。したがつて、トーチから放出されるエネル
ギーは第1のノズル3の下端とプラズマ外套7間のアー
ク柱の入力に依存する。しかも、プラズマ気流の通路は
冷却された陰極外套外壁とプラズマ外套内壁とで形成さ
れているので、消耗したり、変形したりすることはない
。このようにして陰極外套4は消耗や変形のない仮想陰
極を形成するのである。ところで、上述のスタート操作
において、第2のノズル6の直径を次第に小さくしてい
くと、アーク16の発生が困難となりスタート操作が殆
んど不可能となる。
スタート気流量1とトーチ内圧力(第1と第2の環状通
路2,5の圧力)Pは、第2のノズルの.断面積をSと
すると、10:)SXPT て表わされ、スタート気流量1を一定にすると、トーチ
内圧力Pは第2のノズルの断面積Sに反比例する。
第1のノズル3からスタート気流8によ一つて放出され
るプラズマ流はトーチ内圧力Pに比例して減衰し、第2
のノズル6に達する。従つて第1のノズル3と第2のノ
ズル6との間のプラズマ流による導電性はトーチ内圧力
が高い程低下する。このため、一定の断面積以下ではア
ーク15が移行してアーク16となることができず結局
トーチのスタートが殆んど不可能となる。通常、第2の
ノズル6の直径が0.2醜以下(この値は参考値であつ
て、ノズル長及び第1と第2のノズル間の距離によつて
変化する)になると、第2のアーク16は発生しなくな
り、スタート操作は不可能となる。このように、陰極外
套を有するプラズマトーチは、従来のトーチに比較して
多くの利点をもつにもか)わらず、プラズマ外套のノズ
ルの直径を小さくしたマイクロプラズマトーチの場合に
は、スタート操作が著しく困難或いは不可能になるとい
う問題があつた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、陰極外套を有す
るプラズマトーチのスタート操作を確実・容易にする方
法を提供することを目的とする。
この目的は本発明に従つてトーチ内のアークの移行前に
第2の環状通路で第2のノズル以外の個所からスタート
気流を排気してトーチ内圧力を低下させることにより達
成される。
以下、添付図面により本発明の詳細な説明する。
第2図は本発明を説明するためのプラズマトーチの断面
図と電気回路図の一例であつて、プラズマ外套7に設け
た第2の環状通路5に開く排気管17と排気バルブ18
以外のトーチの構成は、第1図の従来のトーチと同じで
ある。
本発明によるスタート操作は次のようにして行われる。
(1)スタート気流8を流し、バルブ18を開き第2の
環状通路5を排気し、スイッチ13と閉じ、電源12を
動作させる。
(2)電源12に内蔵した高周波発振器により、陰極棒
1と陰極外套4間にアーク15を発生させる。
(3)スイッチ14を閉じ、スイッチ13を開くとアー
ク15は陰極棒1とプラズマ外套7間に移行してのアー
ク16となる。
このようにしてプラズマトーチをスタートさせ、それか
らバルブ18を閉じ、プラズマ気流9を流すと同時に若
しくはその後でスタート気流8を停止させ、第2のノズ
ルからプラズマジェット24を加工片23に放出して作
業する。
こ)ではアーク15の発生前にスタート気流を排気した
が、アーク15の発生後にスタート気流を排気してもよ
い。いずれにしても第2の環状通路5で第2のノズル以
外の個所から排気してアークの移行前にはトーチ内圧力
を低下させればよいのである。非移行型作業について説
明したが、加工片23と電源±又の正端子をスイッチ2
2を介して接続しておき、このスイッチ22を閉じ、ス
イッチ14を開けばプラズマアークが陰極1の先端と加
工片23との間に確立されて移行型作業を実施できる。
第3図は特に移行型作業に適したトーチの構成と電気回
路の一例てある。
第2図の実施例と異なる第1点は、プラズマ外套7にお
けるプラズマ気流の供給管11とスタート気流の排気管
17を共用して一つの排気・供給管19とし、排気バル
ブ18と供給バルブ20をそれぞれ設けたことであり、
そして第2点は電気回路に補助電源21を付加したこと
てある。第1点によれは、第2図の実施例のようにプラ
ズマ外套7に新たに排気管を付加する必要がないのでト
ーチは第1図の従来構成のものでよい。
この場合、排気・供給管19は冷却を充分にしてスター
ト気流の排気による加熱を防ぐことが望ましい。第2点
はアーク16をパイロットアークとして常時発生させて
おきいつでも移行型作業を実施できるようにするためで
ある。
その操作に当つては、先ずスタート気流8を流し、バル
ブ18を開き第2の環状通路5を排気し、スイッチ13
を閉じて電源12によりアーク15を発生させる。
次にスイッチ14を閉じると補助電源21によりアーク
16が発生する。勿論アーク15を発生させてからバル
ブ18を開いて第2の環状通路5を減圧しそれから補助
電源21によりアーク16を発生させてもよい。排気バ
ルブ18を閉じスタート気流を止め、バルブ20を開い
てプラズマ気流9を流す。こ)でスイッチ13を開きア
ーク15を停止する。作業中スイッチ14は投入したま
)にしておけばアーク16はパイロットアークとして常
に存在している。このためスイッチ22を投入すればい
つでもパイロットアーク16により加工片23へ移行す
るプラズマアーク25をつくつて移行型作業をすること
ができる。作業を中断しなければスイッチ22を開くと
プラズマアーク25は消失し、パイロットアーク16の
みとなり移行型作業の再開に備える。補助電源を使用す
るこの方法は、補助電源21の電流では第1のアーク1
5が発生しない比較的太い陰極棒を使用できる利点があ
る。本発明は前述したように、プラズマ外套のノズルの
直径を小さくするマイクロプラズマトーチに特にその効
果を発揮するが、次のような場合にも利点が得られる。
陰極棒の偏位、変形、消耗等によつてスタート気流を流
した陰極外套内ののアークによる気体加熱効率が低下し
たとき、プラズマ外套のノズル6の直径が比較的大きい
ときでもスタート操作に失敗する。
このような場合にも本発明は有効確実にスタート気流を
行なわれることができるので、長時間の使用によつて陰
極棒が消耗、変形しても陰・極棒の手入れは不要である
という利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は陰極外套を有するプラズマトーチの従来のスタ
ート法を説明するためのトーチの断面図と電気回路図て
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 陰極棒、この陰極棒を包囲しその外周に第1の環状
    通路を形成し先端に第1のノズルを有する陰極外套、及
    びこの陰極外套を包囲しその外周に第2の環状通路を形
    成し先端に第2のノズルを有するプラズマ外套を備えた
    プラズマトーチのスタート法において、前記第1の環状
    通路にスタート気流を流し、前記の陰極棒と前記の陰極
    外套間にアークを発生させ、このアーク発生の前又は後
    に前記の第2の環状通路で前記の第2のノズル以外の個
    所からスタート気流を排気して前記の陰極棒と前記のプ
    ラズマ外套間にアークを発生させ、このアークの発生後
    にスタート気流の排気を止めることを特徴とするプラズ
    マトーチのスタート法。
JP57089020A 1982-05-26 1982-05-26 陰極外套を有するプラズマト−チのスタ−ト法 Expired JPS6054143B2 (ja)

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JPS58205676A JPS58205676A (ja) 1983-11-30
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