JPH0235220Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は机の天板の前端縁に支持させて移動自
在にした、机に使用する物品の載台に関するもの
である。

(ロ) 従来の技術及び本考案が解決しようとする問
題点 従来、机の天板上に溝を設け、この溝を天板の
上面に重ねた天板と同形状の受台の下面に設けた
案内ローラーが移動する様にした机があるが、こ
の種のものは天板に溝が設けてあるから、芥が留
り易く為に受台の下面に設けた案内ローラーが移
動出来なくなつたり離脱したりすることがあるの
で、使用に支障を来たすことが間々あるものであ
り又、受台は天板として之に合致する様に重ねて
あるから、机の天板は単に受台の受板に過ぎない
ので天板としての機能を発揮することが出来ない
ものである。

本考案は従来品に斯る欠点があるので、物品の
載台を小型に形成し然も着脱自在に形成したか
ら、必要なければ取り外して天板の全表面を使用
することも出来るし、必要あれば取付けて物品を
例えばマイクロコンピユーター、其他事務用具を
載せて移動させる様にしても尚天板を天板として
広く使用出来る様にして、天板に溝を設けて傷付
けることなく然も、着脱を容易にせんとしたもの
である。

(ハ) 問題点を解決するための手段 本考案は従来、この種の物品に上記の様な欠点
あるに鑑み、天板上に重ねた物品の載台を必要な
範囲に於て出来るだけ小型に形成し、その前端左
右に天板の前端縁の嵌合部を設けて、物品の載台
と天板の前端縁の嵌込部とを一体的に形成して机
への取り付けと取り外しを容易にし、天板に天板
としての本来の機能を発揮させると共に天板上を
物品を移動させても尚、天板を広く使用出来る様
にしたものである。

(ニ) 実施例及び作用 本考案の実施の一例を図面に付き説明すれば下
記の通りである。

図中１は机、２は机の天板、３は物品の載台で裏
面に天板２上を移動出来る様にローラー４を取付
け、机の天板２の約６分の１の大きさとし、天板
２上を移動させても尚天板を天板として充分に使
用出来る様にしたものである。

５は物品の載台３の左右両前端に形成した嵌合
部で、この部分に天板２の前端部を嵌合するもの
である。

６は嵌合部５に天板２の前端縁の下面に設けた
案内溝７に対応させて設けた案内ローラー、８は
案内溝７の端部に設けたストツパーである。

本考案は上記の様に構成されているから、机に
使用する場合には物品の載台３の先端に設けた嵌
合部５に天板２の前縁を嵌合すれば、嵌合部５の
横辺に設けた案内ローラー６は天板２の前縁下面
に設けた案内溝７に案内されて左右に移動するこ
とが出来るから、之と一体的に形成した物品の載
台３は机の天板２上を左右に移動することが出来
るものである。然もこの物品の載台３は出来るだ
け小型に形成し、必要以上に大きくしていないか
ら天板２上を移動させても天板は天板として広く
使用出来るものであり、更に天板を広く使用する
必要がある場合は案内溝の端部に設けたストツパ
ーを取り外すだけで、物品の載台全部を机から取
り外すことも容易に出来るから便利に使用出来る
ものである。

(ホ) 考案の効果 本考案は上記の様に物品の載台を机に取り付け
ることも取り外すことも簡単に行なわれるから、
取り外して天板全部を使用する場合も、取付けて
例えばマイクロコンピユーター、其他事務用具を
載せて左右に移動させる場合も天板を天板本来の
機能に応じて広く使用出来るものであり、然も構
造が簡単で製作が容易であるから、机に使用する
物品の載台として大きな効果を発揮するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を実施した机の正面図、第２図
は第１図に示すＡ−Ａ線の断面図、第３図本考案
の一部切欠分解斜視図である。 図中、３は物品の載台。５は嵌合部。６は案内
ローラー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天板の前縁部上面に、下面に取付けたローラー
   により移動する物品の載台を設け、該載台の前端
   に天板の前縁部の嵌合部をコの字型に設け、且つ
   その下辺に机の天板の前縁部下面に設けた案内溝
   に対応させて案内ローラーを設けてなる机に使用
   する物品の載台。