JPH0234651Y2 -

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【考案の詳細な説明】（考案の目的）本案は眼鏡枠ブリツジの一部に、折畳時のテン
プル係止用フツク部を構成させたものである。

普通の眼鏡枠は、テンプルを折畳んだとき第３
図の鎖線が示すように眼鏡枠本体の後方へテンプ
ルの耳掛部が膨れ上つてかさ張るため、ケースに
収めポケツトに入れた場合不体裁を招くという欠
点があつた。

本案は眼鏡枠のブリツジにフツク部を構成させ
てテンプル折畳時の係止を行なわせることによ
り、眼鏡枠のかさ張りをなくそうとするものであ
る。

（考案の構成）本案の構成を図面について説明すると、第１図
は本案テンプル係止部つきブリツジ第１実施例の
後面斜視図、第２図及び第３図は本案ブリツジに
テンプルを係止させた眼鏡枠の背面図及び平面図
である。

図面において、１は両端部２，２を左右レンズ
枠３，３に溶接、ろう付け等の手段で接着させた
線材のブリツジで、その中間部を後方へ引出した
後、下方（又は上方）へ折曲げてフツク部４を構
成させたもので、図中５，５はテンプルを示す。

第４図は本案第２実施例の後面斜視図で、ブリ
ツジ１１の中間部を上方へ折曲げてフツク部１４
を構成させてある。

第５図は本案第３実施例の後面斜視図で、ブリ
ツジ２１構成線材の接着部２２，２２の下方にパ
ツド足２３，２３を延長形成させたものである。

（作用、効果）本案第１、第２実施例によれば、テンプル５，
５を折畳んだとき、それらの中間部をフツク部４
に差込めば、テンプル５，５がしなつてレンズ枠
３，３の直後部迄引寄せられ（このとき左右レン
ズ枠３，３も反作用によりテンプル側にしなつて
中央への膨出部が低くなる。）折畳時のかさが低
くなる。

第３図において、T₁、及びT₂はテンプル５，
５を折畳んで、フツク部４を係止させたとき（実
線位置）及び係止させないとき（鎖線位置）のそ
れぞれの厚さで、前者は後者の約半分に縮小され
たことを示している。

第５図に示す第３実施例は、本案ブリツジの両
端延長部にパツド足を形成させたもので、このよ
うにすればブリツジとパツド足とは一工程で接着
でき、加工手間を省き得るのみならず、両者の構
造は相まつて補強される。

本案ブリツジは、前記のようにテンプル折畳時
の厚さが縮小されるのでケースは薄手のものでよ
く、ポケツトに収容したときも不体裁にならない
等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案テンプル係止部つきブリツジ第１
実施例の後面斜視図、第２図及び第３図は本案ブ
リツジにテンプルを係止させた眼鏡枠の背面図及
び平面図、第４図及び第５図は本案第２及び第３
実施例の各後面斜視図である。１：ブリツジ、２，２：両端部、３，３：レン
ズ枠、４：フツク部、５，５：テンプル。