JPH023447Y2 - - Google Patents

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JPH023447Y2
JPH023447Y2 JP1985202694U JP20269485U JPH023447Y2 JP H023447 Y2 JPH023447 Y2 JP H023447Y2 JP 1985202694 U JP1985202694 U JP 1985202694U JP 20269485 U JP20269485 U JP 20269485U JP H023447 Y2 JPH023447 Y2 JP H023447Y2
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heat
felt
resin
resistant
needle
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JP1985202694U
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JPS62124911U (ja
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  • Belt Conveyors (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えばアルミ押出し成形品のクーリン
グ用クツシヨン材としてベルトに取り付け使用さ
れるニードルフエルトに関するものである。
(従来の技術) 従来、アルミ押出し成形品のクーリング用クツ
シヨン材として駆動ロールに掛張された駆動用ベ
ルトに耐熱クツシヨン材としてニードルフエルト
類を取り付け使用することは、実開昭58−187511
号、実開昭58−67807号、実開昭58−67812号など
で提案されている。
即ち、実開昭58−187511号では見掛密度が0.2
〜0.6g/c.c.で、表面硬度が30〜80゜度であるフエ
ルトが、又、実開昭58−67807号、67812号ではカ
ーボン繊維とアラミド繊維を用いたフエルトが
夫々開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の如きクーリングテーブル
用のニードルフエルトは駆動ベルトにボルトをも
つて取り付けられる必要があり、上記提案のニー
ドルフエルト類では使用に際し、フエルトに穴を
あけ、コンベアに取り付け使用中に次第にボルト
取付穴が拡大し、緩みを生じて微振動を惹起し、
安定性を失う傾向をもつている。
本考案は、かかる点に着目し、更に寸法安定性
の向上を図り、上記ボルト取付穴の拡大防止を図
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案の特徴とするところは、炭素繊維
アラミド繊維などの耐熱性繊維を成分とするニー
ドルフエルトに対し、更に寸法安定性を確実なら
しめるべく耐熱性樹脂を含浸賦与せしめた点にあ
る。
ここで、耐熱性樹脂はアクリル/シリカ、アク
リルシリコン、ポリイミド樹脂など既知の樹脂が
使用可能であり、これらはニードルフエルトを同
樹脂浴中に浸漬するなどによつて賦与される。
この場合、樹脂の含浸賦与量としては繊維100
に対し5〜20%、即ちB、C.5〜20%位である。
なお、ニードルフエルトとしては2500g/m2
4000g/m2で厚み8〜12mm位のものが好適であ
る。
特に本考案における耐熱温度範囲としては約
300℃〜450℃の範囲が求められる。
(実施例) 以下、更に添付図面を参照し、本考案の実施例
を説明する。
第1図、第2図は本考案におけるクーリングテ
ーブルベルト用の耐熱クツシヨン材として用いら
れるニードルフエルトの1例であり、図において
1はニードルフエルト、2はボルト取付穴で、ニ
ードルフエルト1は炭素繊維、アラミド繊維など
耐熱性繊維を主成分として形成された繊維ウエブ
に対し公知の手段によりニードリングを施すこと
によつて形成されている。
この場合、一般的には目付2500〜4000g/m2
もので、厚みとしては8〜12mm位である。
しかし、勿論、厳密な意味での限定を意味する
ものでないことはいうまでもない。
3は上記ニードリングの施されたフエルト1に
対し含浸付着された耐熱性樹脂層であり、アクリ
ル/シリカ、アクリルシリコン、ポリイミド系樹
脂などが好ましく、耐熱性の温度範囲は300℃〜
450℃までが望ましい。
そして、これらの耐熱性樹脂は余り多く含浸付
着してはフエルトの硬さが目立ち、クツシヨン性
に欠けるので好ましくなく、一方、余り少なすぎ
ては折角の寸法安定効果に欠けるので、通常、
B.C.5〜20%が実用的である。
次に本考案ニードルフエルトを使用し、従来の
ものと対比実験を試みたところ、次の如き結果を
得た。
即ち、炭素繊維70%、アラミド繊維30%にて
3000g/m2の繊維ウエブを作り、上下両面よりニ
ードリングを施し、フエルト化した後、該ニード
ルフエルトをアクリル/シリカ樹脂溶液に含浸
し、フエルト構成繊維100に対しB.C.15%の割合
で樹脂を付着形成した。
そして、次に上記得られた樹脂含浸ニードルフ
エルトについて、樹脂含浸を施さないニードルフ
エルトと物性を対比したところ、引つ張り強力に
おいて5%応力時、前者のものが後者に比較し、
2.5倍の強力を有していた。
そして、上記両フエルトについて夫々穴をあ
け、コンベアに取り付け、毎分5mの速度で実験
使用したところ、樹脂含浸のないものは5000回の
回動使用において稍、穴のゆるみが生じ、7000回
において微振動が見られたが、樹脂含浸の本考案
フエルトでは10000回に至るも未だ穴の緩みは認
められなかつた。
(考案の効果) 以上の如く本考案ニードルフエルトは耐熱性樹
脂を含浸せしめたものであり、これによつてフエ
ルトの強力が増大し、かつ外層におけるフエルト
を構成する繊維相互間の絡着性が向上して寸法安
定性が良好となり、ボルト取付穴を穿孔した際に
もボルト取付穴周辺の拡大が抑制され、穴の拡大
を防止してボルトの緩みを阻止し、長期安定使用
を図ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案クーリングテーブルベルト用の
耐熱クツシヨン材フエルトの平面図、第2図はA
−A同断面図である。 1……ニードルフエルト、2……ボルト取付
穴、3……耐熱性樹脂層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 炭素繊維、アラミド繊維等の耐熱性繊維から
    なる繊維ウエブをフエルト状にニードリング
    し、かつ更に耐熱性樹脂を含浸せしめてボルト
    取付穴の拡大を阻止せしめたことを特徴とする
    クーリングテーブルベルト用ニードルフエル
    ト。 2 耐熱性樹脂がアクリル/シリカ、アクリルシ
    リコン、ポリイミド系樹脂などから選ばれた樹
    脂である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    クーリングテーブルベルト用ニードルフエル
    ト。
JP1985202694U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH023447Y2 (ja)

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JPS62124911U JPS62124911U (ja) 1987-08-08
JPH023447Y2 true JPH023447Y2 (ja) 1990-01-26

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