JPH0233818Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は島台下方の樋に設置したパチンコ球研
磨装置の回転ドラムを案内スリツトに沿つて横方
向に着脱できるようにした支持フレームに関す
る。

パチンコ機群を配列した島台の下方には各パチ
ンコ機からの排出球を集めてリフトに導くための
樋が配設されているとともに、この樋の途中にパ
チンコ球研磨装置が設けられている。従来のこの
種研磨装置は箱型フレームの対向側板に設けた孔
に研磨ドラムの回転支軸を一体に組み付けて島台
内部に固設しているため、回転ドラムの修理、取
換えの際に支持フレームを含む研磨装置全体を取
外さなければならず、研磨装置の設置スペースが
せまいことと相俟つて着脱作業がきわめて困難で
あつた。

従つて、本考案の目的は島台内部に固定した研
磨装置から回転ドラムのみを容易に着脱できるよ
うにした支持フレームを提供することにある。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。１は両端を開口した筒体１ａの軸芯に回転支
持軸１ｂを取付けたパチンコ球研磨用の回転ドラ
ム、２は島台内部の樋３の途中に設置され、前記
ドラム１の支軸を回転自在に支持するフレームで
ある。

支持フレーム２は、樋３への球流通孔４を穿設
した前板２ａ及び後板２ｂをドラムの巾間隔を隔
てて対向させ、前板２ａ及び後板２ｂ間の少なく
とも左右いずれかの側面にドラム１を出し入れす
るための開放部５を設けた枠体からなり、前板２
ａ及び後板２ｂに、前記開放部５の端縁から中心
部に向けてドラム支軸１ｂの両端をフレーム２か
ら着脱するための案内スリツト６を形成してなる
もので、各スリツト６の近傍にはドラム１の支軸
１ｂを支持したピローブロツク７を固定するため
のブラケツト８を取付けてある。

回転ドラム１は支軸１ｂの両端を前板及び後板
のスリツト６，６に沿つて装入しながら開放部５
を介してフレーム２内に嵌装し、ドラム１の支軸
１ｂ両端をピローブロツク７を介してブラケツト
８に回転自在に支持させる。また、支持フレーム
２は前板２ａ及び後板２ｂの球流通孔４が島台の
下方に設置した樋と連通するようにして島台下方
にボルト等で固定する。尚、ドラム１の両端開口
はそれぞれ前板または後板の流通孔４と連通して
おり、かくして上流側樋のパチンコ球は、モータ
ー等の公知手段で駆動する研磨装置の回転ドラム
１を通過する過程で研磨され、下流側樋に給送さ
れる。また、図は省略してあるが、ドラム１はベ
ルトまたはギヤを介して公知駆動手段で回転する
ようになつている。

本考案は以上の構成になるので、ドラム１の修
理、取換の際はブラケツト８に固定したピローブ
ロツクを外し、ドラム１の支軸１ｂを案内スリツ
ト６に沿つて横方向に引き出し、ドラム１をフレ
ーム２の開放部５から取出すことができる。フレ
ーム２への組み付けはこの逆の操作業をすればよ
い。

従つて、本考案はフレームを固定したままでド
ラムを横方向に着脱できるので取換えの作業工程
が少なくなるだけでなく、特にスペースの限られ
た島台下方での作業が容易になり、労力の軽減、
作業能率の向上を計ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る支持フレームの透視図、
第２図は研磨ドラム及びピローブロツクの透視図
である。 １……研磨ドラム、２……支持フレーム、３…
…樋、４……球流通孔、５……開放部、６……案
内スリツト、８……ブラケツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 研磨用ドラムを回転自在に内蔵し、島台のパチ
   ンコ機群下方に配設した樋の途中に固設されるパ
   チンコ球研磨装置において、樋３との球流通孔４
   を有する一対の前板２ａ及び後板２ｂを対向させ
   た枠体の側面にドラム着脱用の開放部５を設ける
   とともに、該前板２ａ及び後板２ｂの開放側縁か
   ら中央部に向けて、研磨ドラムの回転支持軸１ｂ
   を着脱するための案内スリツト６，６を形成した
   ことを特徴とするパチンコ研磨装置の回転ドラム
   支持フレーム。