JPH0232593Y2 - - Google Patents

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JPH0232593Y2
JPH0232593Y2 JP1986043727U JP4372786U JPH0232593Y2 JP H0232593 Y2 JPH0232593 Y2 JP H0232593Y2 JP 1986043727 U JP1986043727 U JP 1986043727U JP 4372786 U JP4372786 U JP 4372786U JP H0232593 Y2 JPH0232593 Y2 JP H0232593Y2
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JP1986043727U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は食品、薬品を収容する蓋付きのプラ
スチツク製容器に関する。
(従来の技術) 従来より毒物等の異物を混入する犯罪やいたず
らを防止するため、開蓋すると、容器にその根跡
が残るようにし、しかもほこり等の進入を防ぐよ
うにし、また蓋を取つて多数個の容器本体を重ね
た場合に下方の容器本体の側板内面に上方の容器
本体の側板外面が密着し、そのため容器本体を個
別化するときにくついてしまい、抜きとりにくく
なるのを防ぐようにした安全容器として第6,7
図示のものが知られている。これは口径より小さ
い径を底板10′とするプラスチツク製のテーパ
ー筒10の口縁10bへ爪部11を周設し、テー
パー筒10の周囲で、かつ爪部11の下方へ外向
鍔板12を設けるとともに折曲部分12′を形成
し、テーパー筒10の周囲で、かつ外向鍔板12
の下方へ凸状段部14を設け、またプラスチツク
製の蓋板20へ周側板21を下向きに形成し、周
側板21へ爪部11と係合する爪係止部22を周
設し、しかも周側板21の下端縁21′が外向鍔
板12の上面へ当接するように形成し、折曲部分
12′を舌片をもつて切り離し自在に形成し、凸
状段部14を帯状に形成し、帯状の凸状段部14
をテーパー筒10の全周へ形成したものである。
そして舌片から成る折曲部分12′を折り取り、
周側板21の下端縁21′をめくり上げ、爪部1
1と爪係止部22との係合を解いて開蓋し、テー
パー筒10内の食品や薬品を取り出すものであ
る。このため犯罪やいたずら等によつて開蓋後、
毒物等の異物を混入し、再び閉蓋して店頭へ戻し
ても、舌片から成る折曲部12′が欠落している
ため一旦、開蓋したことを視認でき、犯罪やいた
ずらを防止できるのであり、しかも爪部11と爪
係止部22との係合および周側板21の下端縁2
1′と外向鍔板12の上面との当接によりほこり
等の進入を防ごうとするものである。また多数個
の容器本体を積み重ねると、下方のテーパー筒1
0の口縁10bへ上方のテーパー筒10の凸状段
部14が乗るため、重ねたテーパー筒10,1
0,10……の側板間に隙間が生じ、密着せず、
テーパー筒10,10,10……を個別化すると
きにテーパー筒10が抜き取りやすくなるもので
ある。
(考案が解決しようとする問題点) 従来例の場合、折曲部分12′や舌片より成る
ため、外向鍔板12をテーパー筒10の周囲では
あるが、全周には形成できず、外向鍔板12と折
曲部分12′との境に隙間c,cが形成され、こ
の隙間cへ下から千枚通しやドライバーの刃先等
を差しこみ、舌片より成る折曲部分12′を折曲
げることなしに開蓋することが可能であり、同様
に外向鍔板12の上面へ当接しているだけの下端
縁21′へドライバー等を差し込んで蓋をこじあ
けることも可能であり、防犯効果が小さく、また
運搬、保管、展示等の作業中に前記隙間cへ針金
のような細いもの或いは薄いものを引掛けて舌片
を折つてしまうおそれがあり、さらに前記隙間c
を有し、かつ下端縁21′と外向鍔板12との単
なる当接では密閉効果が小さく、ほこり、空気等
の進入の余地があり、衛生上、不都合であり、し
かも内容物が変質するおそれがある。
また従来例では凸状段部14を帯状にしてテー
パー筒10の全周に設けるため、下方のテーパー
筒10の口を上方のテーパー筒10の凸状段部1
4が塞いでしまい、上下のテーパー筒10,10
の各側板間へ形成された隙間内の通気性が悪く、
テーパー筒10をより抜き取りやすくするために
は前記隙間を大きくする必要があり、その結果、
凸状段部14の高さHを大きくせざるを得ない。
そして凸状段部14の高さHを大きくするにした
がい、一定のスペースに積み重ねられる容器本体
の数は少なくなり、逆により多くの容器本体を積
み重ねようとすれば、より大きなスペースが必要
となる。
(問題点を解決するための手段) この考案は前述の不都合を解消するもので、す
なわち口径より小さい径を底板10′とするプラ
スチツク製のテーパー筒10の口縁10bへ爪部
11を周設し、テーパー筒10の周囲で、かつ爪
部11の下方へ外向鍔板12を設けるとともに折
曲部分12′を形成し、テーパー筒10の周囲で、
かつ外向鍔板12の下方へ凸状段部14を設け、
またプラスチツク製の蓋板20へ周側板21を下
向きに形成し、周側板21へ爪部11と係合する
爪係止部22を周設した安全容器において、外向
鍔板12をテーパー筒10の全周へ形成し、外向
鍔板12の内端へ嵌合溝13を周設し、嵌合溝1
3を形成する溝底板13′を部分的に薄肉して折
曲部分12′を形成し、周側板21の下端縁2
1′を嵌合溝13へ嵌脱自在に設け、また凸状段
部14を複数個の突片をもつて形成し、これらの
突片より成る複数個の凸状段部14,14,14
……を間隔をおいて配設したことを特徴とするも
のである。
(作用) 折曲部分12′を押し下げれば、溝底板13′の
薄肉部分が折れ曲がる。そして下端縁21′をめ
くりあげれば、爪部11と爪係止部22との係合
が解かれ、開蓋される。しかもテーパー筒10の
全周へ形成した外向鍔板12の内端へ嵌合溝13
を周設し、嵌合溝13へ周側板21の下端縁2
1′を嵌脱自在に設けたので、折曲部分12′を折
り曲げることなしにドライバー等で開蓋すること
ができず、また前記の嵌合溝13と下端縁21′
との嵌合、爪部11と爪係止部22との係合によ
り、ほこりや空気が進入しずらくなり、内容物の
変質しにくくなる。さらに第5図示のように複数
個のテーパー筒10,10……を重ねると、テー
パー筒10,10の側板10″同士が密着するこ
とがなく、隙間αができ、しかも複数個の突片よ
り成る凸状段部14,14の間隔14′が空気抜
きの作用をし、隙間αでの空気の流通がよく、重
ねたテーパー筒10,10から一方のテーパー筒
10を容易に抜き取ることができる。
(実施例の構成) 実施例はアイスクリーム等、食品用の容器であ
り、ポリエチレンで製した硬質の容器本体1と、
アルミ箔からなるシート状カバー3と、ポリエチ
レン製で、しかも容器本1よりは軟質の蓋2とか
ら成る。
容器本体1の主要部であるテーパー筒10は口
径Dより小さい径dを底板10′とするもので、
テーパー筒10の口縁10bを外方へ一体的に膨
出して爪部11を周設し、テーパー筒10の全周
で、かつ爪部11のやや下方へ厚さ2.5mmの外向
鍔板12を一体的に形成し、外向鍔板12の内端
へ深さ1mmの嵌合溝13を周設し、嵌合溝13の
うち、第1図Pで示す範囲のみ、深さを2mm、溝
底板13′の肉厚lを0.5mmにして折曲可能とす
る。よつて前記P以外の範囲の溝底板13′の肉
厚Lは1.5mm、つまり3×lであり、折曲不能若
しくは折曲困難とする。また外向鍔板12のう
ち、前記Pで示す範囲を折曲部分12′とし、当
該表面を粗面12″とする。さらにテーパー筒1
0の周囲で、かつ外向鍔板12のすぐ下に高さh
が1mmである6個の突片より成る凸状段部14,
14,14……を間隔14′をおいて周設する。
なお、容器本体1は一体成形によるものであ
り、この実施例ではテーパー筒10の縦寸aが64
mm、口径Dが60mm、底板10′の径dが49mm、底
板10′および側板10″の肉厚L′が1mmである。
またこの実施例ではシート状カバー3としてア
ルミ箔を用いるが、プラスチツク薄膜、紙等、他
のシート状のものであつてもよい。
さらに蓋2は蓋体20の周縁に周側板21が一
体的に形成されたキヤツプ状のもので、第3図示
のように周側板21の下端縁21′は閉蓋時に溝
底板13′上へ当接し、嵌合溝13へ嵌脱可能に
形成し、しかも周側板21の内向面を膨出して爪
係止部22を周設するものである。なお第4図示
のように周側板21の下端縁21′はP範囲の溝
底板13′上へは接触しない。
次に実施例の使用法を説明する。テーパー筒1
0内へアイスクリーム等の食品や薬品を入れ、口
10aをシート状カバー3で塞ぐとともにカバー
周縁を口縁10bへ公知の手段により熱着して一
重目の閉蓋をし、続いて蓋2をテーパー筒10へ
嵌着して二重目の閉蓋をする。このとき、口縁1
0bの全周にわたつて形成された爪部11へ爪係
止部22が係合し、周側板21の下端縁21′が
外向鍔板12の内端全周にわたつて形成された嵌
合溝13に嵌合し、しかも下端縁21′はP範囲
を除いた溝底板13′上に当接する。
次に閉蓋するには、まず折曲部分12′を第4
図矢印方向へ押す。このときP範囲の溝底板1
3′の肉厚lが小さいので、折曲部分12′、溝底
板13′が第2,4図点線のように折曲がり、こ
こに下端縁21′を開いて爪部11と爪係止部2
2との係合を解き、蓋2をテーパー筒10より外
して第1番目の開蓋をし、しかる後シート状カバ
ー3を剥離して第2番目の開蓋をする。
また、仮に犯罪者やいたずら者が蓋2を開蓋し
たとすると、前述のように折曲部分12′、溝底
板13′が折れ曲がり、弾性があつても完全に復
元することはなく、ある程度、変形しており、し
かも折れ曲がつた表面に白い傷がつき、誰かが開
蓋した根跡が残り、購買者、販売者は直ちに視認
することができる。逆に犯罪者やいたずら者はこ
の根跡を消すことができない。なお、シート状カ
バー3による二重の閉蓋状態、いわゆる二重ロツ
クのため、毒物等の混入に時間を要し、心理的に
もより混入しにくいと推定できる。
さらに第5図示のように複数個の容器本体1,
1を積み重ねると、下方の容器本体1の口縁10
bの上へ凸状段部14が乗り、容器本体1,1の
各側板10″,10″同士が密着することがなく、
隙間αができ、しかも複数個の突片より成る凸状
段部14,14の各間隔14′が空気抜きの作用
をし、隙間α内の空気は良好に流通し、このため
重ねた容器本体1,1から一方の容器本体1を容
易に抜き取ることができる。
(考案の効果) この考案はテーパー筒の全周へ形成した外向鍔
板の内端へ嵌合溝を周設し、嵌合溝を形成する溝
底板を部分的に薄肉にして折曲部分とし、周側板
の下端縁を嵌合溝へ嵌脱自在に設けるので、折曲
部分を折り曲げずにドライバー等で開蓋されるお
それがなく、防犯効果が大きく、しかも運搬、保
管、展示等の作業中に折曲部分を引掛ける不都合
もなくなり、また爪部と爪係止部との係合の他に
嵌合溝と周側板の下端縁との嵌合が成されるの
で、ほこりの進入を防ぐことができるとともに容
器内もほぼ真空状態に近づき、内容物の変質しに
くくなる。
さらにこの考案は凸状段部を複数個の突片をも
つて形成し、これらの突片より成る複数個の凸状
段部を間隔をおいて配設するので、複数個のテー
パー筒を重ねても下方のテーパー筒の口を上方の
テーパー筒の凸状段部が塞ぐような不都合がな
く、複数のテーパー筒の側板間へ形成された隙間
内の空気は前記複数個の凸状段部の間隔より流通
し、通気性が良好で、上方のテーパー筒を極めて
容易に抜きとることができ、また通気性が良好な
ためにテーパー筒の側板間を大きく形成する必要
がなく、ここに突片から成る凸状段部の高さを小
さくすることができ、その結果、一定のスペース
へより多くの容器本体を積み重ねることができ、
逆に多数個の容器本体を積み重ねても従来のもの
と比較してはるかに低くて足りる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の一部を切欠いた平
面図、第2図は同上の一部を切欠いた正面図、第
3図はA−A線で切断した部分拡大図、第4図は
B−B線で切断した部分拡大図、第5図は容器本
体を重ねた状態の一部を切欠いた説明図、第6図
は従来例の断面図、第7図は従来例の容器本体の
平面図である。 10……テーパー筒、10′……底板、10a
……口、10b……口縁、11……爪部、12…
…外向鍔板、12′……折曲部分、13……嵌合
溝、13′……溝底板、14……凸状段部、1
4′……間隔、20……蓋板、21……周側板、
21′……下端縁、22……爪係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 口径より小さい径を底板10′とするプラスチ
    ツク製のテーパー筒10の口縁10bへ爪部11
    を周設し、テーパー筒10の周囲で、かつ爪部1
    1の下方へ外向鍔板12を設けるとともに折曲部
    分12′を形成し、テーパー筒10の周囲で、か
    つ外向鍔板12の下方へ凸状段部14を設け、ま
    たプラスチツク製の蓋板20へ周側板21を下向
    きに形成し、周側板21へ爪部11と係合する爪
    係止部22を周設した安全容器において、外向鍔
    板12をテーパー筒10の全周へ形成し、外向鍔
    板12の内端へ嵌合溝13を周設し、嵌合溝13
    を形成する溝底板13′を部分的に薄肉にして折
    曲部分12′を形成し、周側板21の下端縁2
    1′を嵌合溝13へ嵌脱自在に設け、また凸状段
    部14を複数個の突片をもつて形成し、これらの
    突片より成る複数個の凸状段部14,14,14
    ……を間隔をおいて配設したことを特徴とする安
    全容器。
JP1986043727U 1986-03-24 1986-03-24 Expired JPH0232593Y2 (ja)

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JPS62159347U JPS62159347U (ja) 1987-10-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5946844B2 (ja) * 1975-05-29 1984-11-15 アクチ−ボラゲツト、ツイリスト−ル 包装容器の分離装置

Family Cites Families (2)

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JPS62159347U (ja) 1987-10-09

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